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掲載開始日:2025年8月10日更新日:2025年8月10日
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(8月10日発表)調布基地跡地留保地活用を含む連携協定の締結「調布市とFC東京、地域に根ざした共創の新拠点づくりへ」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
調布市とFC東京、地域に根ざした共創の新拠点づくりへ
調布市(市長:長友貴樹)と東京フットボールクラブ株式会社(代表取締役社長:川岸滋也/以下、FC東京)は、2025年8月10日付で「包括連携に関する協定」を締結いたしました。
本協定は、地域におけるスポーツ振興や青少年の健全育成、健康・福祉、防災、地域活性化などの分野において相互に連携・協力し、地域社会の持続的な発展と賑わいの創出を図ることを目的としています。
また、本協定には、調布基地跡地留保地(調布市西町、味の素スタジアムの南東に近接する国有地)を活用した、FC東京の新たな練習場拠点整備に関する項目も含まれており、2028年度第1四半期の供用開始を目指し、今後、協働して計画を具体化してまいります。
調布市とFC東京は、これまでの取り組みの延長線上に、より一層の連携を重ねながら、地域とともに歩む新たな拠点づくりに取り組んでまいります。
(注)調布基地跡地留保地の活用(用地取得等)に向けては、財務省との協議等が必要になります。
イメージ図施設概要(想定)
- 所在地:東京都調布市西町(約6ha)
- 活用目的:スポーツ振興/育成強化拠点/地域交流/防災機能
- 主な施設整備(想定):天然芝・人工芝フィールド、テニスコート、広場、その他施設(管理棟、園路、駐輪場、防災備蓄スペース等)など
これまでの経緯
調布基地跡地留保地の活用については、調布市が平成20年3月に調布基地跡地留保地利用計画を策定し、「防災・スポーツレクリエーション機能を有する公園」としての活用を目指すこととしておりましたが、これまでの間、実現に至っていませんでした。
こうした中で、留保地に隣接する味の素スタジアムをホームスタジアムとするFC東京から、調布市と連携して留保地を活用した施設整備を行うことについての打診があり、以降、双方での意見交換等を行って参りました。そして、本年6月に、FC東京から調布市に対して、留保地を活用した具体的な取組の提案が示されました。
FC東京からの提案を踏まえた調布基地跡地留保地の活用
調布市としては、このFC東京からの提案内容は、留保地利用計画に沿うものであり、かつ、調布のまちの魅力向上につながるものと捉えています。加えて、FC東京と調布市は、平成11年(1999年)のクラブ創設と同時に双方の連携関係をスタートさせ、以来、市内におけるスポーツ振興をはじめ、青少年の健全育成や地域振興など、多岐にわたる分野での連携事業の実績を重ねる中で、強いパートナーシップを築いてきており、この度提案のあった連携による取組は、今後において更なるまちの活性化等を進める観点からも望ましいものと考えています。
調布市は、これらのことを総合的に勘案し、FC東京との連携による留保地の活用は、調布のまちづくりに多面的な効果をもたらし、まちの付加価値をさらに高めるまたとない機会になると考えています。そのため、この機を捉え、留保地を活用した施設の整備を含む多分野にわたる包括的な連携協定を締結いたしました。このことを念頭に、FC東京からの提案内容を踏まえ、留保地の活用による施設整備の実現に向けた市の方針を、「基本的な考え方」として整理いたしましたので公表します。ただし、本考え方における国有地(留保地)の取得に関する調布市と財務省との協議等が未了であることから、当該国有地の取得は現時点では仮定です。
今後の主なスケジュール(想定)
2025年度(令和7年度):協定締結、基本計画の策定、市民参加等
2026年度(令和8年度):用地取得、基本設計・実施設計、開発手続き
2027年度(令和9年度):造成工事、施設整備工事
2028年度第1四半期(令和10年度):供用開始(予定)
長友貴樹 調布市長コメント
「このたび、FC東京との包括連携協定締結に至りましたことを大変嬉しく思っております。
調布市は、これによりこれまで長期にわたり築いてきた両者の強固なパートナーシップをさらに発展させ、まちづくりにおける多面的な効果の創出につなげてまいります。
また、調布市とFC東京が共同で実現を目指す調布基地跡地留保地の活用については、わが市にとっても同エリアの有効利用によりスポーツ振興に留まらない複合的な恩恵がもたらされるものと確信しております。調整事項はなお多岐にわたるため、現在もさまざまな観点における協議を両者間で継続しておりますが、実り多き成果が期待される本プロジェクトの実現に向け、みなさまのご支援、ご協力をいただきながら取組を進めてまいりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。」
川岸滋也 東京フットボールクラブ株式会社代表取締役社長コメント
「このたび、調布市と包括連携協定を締結できましたことを、大変光栄に思っております。
FC東京は、これまでも調布市と深い関係を築いてまいりましたが、本協定を通じて、地域とクラブがさらに一体となり、未来を共に描いていけることを心から嬉しく感じております。
なかでも、調布基地跡地留保地の活用は、FC東京にとって大きな挑戦であると同時に、地域社会に開かれた新しいスポーツのかたちを創造する機会でもあります。育成・強化に加え、防災や福祉、まちづくりとも連携した多機能な拠点整備を通じて、地域の皆さまにとって「必要とされる存在」となることを目指します。調布市と力を合わせ、このプロジェクトを一歩ずつ丁寧に、そして確実に形にしてまいります。今後とも、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
本件に関するお問い合わせ
(調布基地跡地留保地(国有地)に関すること)
行政経営部企画経営課
電話:042-481-7368、メール:kikaku@city.chofu.lg.jp
(FC東京との連携に関すること)
生活文化スポーツ部スポーツ振興課
電話:042-481-7496、メール:sports@city.chofu.lg.jp