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掲載開始日:2025年4月24日更新日:2025年4月24日
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(4月22日発表)武者小路実篤記念館 「春の特別展「実篤の肖像」」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
武者小路実篤生誕140年 春の特別展「実篤の肖像」
調布市制施行70周年・実篤記念館開館40周年記念
志賀直哉ら白樺同人をはじめ、夏目漱石や芥川龍之介、高村光太郎、佐藤春夫や久米正雄ら文学者が著した印象や人となり、高田博厚や関野凖一郎、芸術家が絵画や彫刻に表現した肖像、田沼武能や林忠彦、坂本万七、吉田純ら写真家が撮影したポートレイト、家族から見た父としての姿など、様々な「実篤の肖像」を一挙に紹介。
90年の生涯で数多くの作品と業績を残した「武者小路実篤」という人物を、生誕140年を機に今一度とらえ直す機会とします。
会期
令和7年4月26日(土曜日)から6月8日(日曜日)
大注目! 富山県外、初出品
高志(こし)の国文学館所蔵の岸田劉生「武者小路実篤像」(1919年3月27日)(図版左上)は当館で初出品であるだけでなく富山県外初出品。日本近代洋画を代表する画家・岸田は、実篤との出会いを「第二の誕生」と言うほど強い影響を受け、公私にわたり親しい間柄でした。
実篤が新しき村を創設し、小説「友情」を執筆した頃に描いた鉛筆画で、若き日の意志の強さが表れています。
実篤が油彩画を描き始めた最初期の作品
たましん美術館所蔵の実篤「自画像」(キャンバス・油彩)も当館初出品。
1927年9月の制作で、自ら「最初の油エ」と書き添えた「南瓜」を同月2日に完成させていることから、最初期の油彩画としても重要です。
展示解説
- 解説:佐藤 杏(本展覧会担当学芸員)
- 日時:5月9日(金曜日)、6月1日(日曜日)午後1時30分から 45分間程度
- 申込み:不要。時間までに展示室へ。
コーナー展示1. リレー展示「実篤記念館の40年」
当館は1985(昭和60)年10月、実篤生誕100年の年に開館しました。今年度開催する各展覧会の中にコーナーを設け、実篤記念館の40年を振り返ります。
コーナー展示2. 深大寺所蔵の実篤作品を初出品
現存する日本最大の肖像彫刻・元三大師像(東京都指定有形文化財)の大開帳にあわせ、調布の古刹・深大寺が所蔵する実篤の書で、王維の漢詩を引用した「鹿柴(ろくさい)」を初出品します。
問い合わせ
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
- 住所:〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
- 電話 03-3326-0648
- Eメール:kinenkan@mushakoji.org
- ホームページ:https://www.mushakoji.org