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ページ番号:15805

掲載開始日:2025年10月3日更新日:2025年10月3日

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(10月2日発表)武者小路実篤記念館 秋の特別展「細川護立(もりたつ)と武者小路実篤」

(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

調布市制施行70周年・実篤記念館開館40周年・武者小路実篤生誕140年記念

旧熊本藩細川家16代の当主で、細川護煕(もりひろ)元首相の祖父に当たる護立(1883-1970)は、子どもの頃体が弱く、病気で2年休学したことで、実篤や木下利玄、志賀直哉らと学習院の同級となり、高等学科を同じ年に卒業します。彼らは共に美術に高い関心を持ち、晩年まで親しく交友しました。

会期

令和7年10月25日(土曜日)から12月7日(日曜日)

展示の注目ポイント

パトロン護立、実篤に屏風を描かせる

実篤が初めて手がけた屏風は、作品のみならず制作背景を伝える往復書簡や写真が現存し、2人の親密さを生き生きと今に伝えてくれます。屏風の礼状で、護立は「神融筆暢(こころとけ ふでのぶ)」と、伸び伸びとした筆遣いを絶賛しました。

「苦しいときは神だのみ」

「白樺」や新しき村の運動を充実させようと全力投球し、自転車操業を続けた実篤にとって、資金力のある護立はまさに「苦しい時は神だのみ」的な存在。たびたび借金を申し込み、護立もまた実篤への応援は惜しまなかったことが書簡からうかがえます。ただし、時には交渉不成立も…?

君と僕の間だから、今までの恩は御礼を言うのも変

度重なる借金にも関わらず、実篤は全く悪びれることがありませんでした。その率直な物言いが護立を面白がらせたのかもしれないのですが。今月は経済的に困っていないからと珍しく「進呈」された油彩画「鶴見岳の図」は護立愛蔵品です。

共通の趣味は、美術 

細川護立と言えば、美術好きの人には、近代日本有数のコレクターであり、目利きとして知られています。実篤との交友も、美術品を抜きにしては語れません。ポール・セザンヌや白隠禅師といった共に愛好した芸術家への思いを添えて、生涯にわたる信頼関係の軌跡をたどります。

展示解説

  • 日時
    11月1日(土曜日)、12月5日(金曜日) 午後1時30分から45分間程度
  • 解説
    石井めぐみ(本展覧会担当学芸員)
  • 申し込み
    不要。時間までに展示室へ。

問い合わせ

一般財団法人調布市武者小路実篤記念館

このページに関するお問い合わせ

調布市教育委員会教育部郷土博物館 

電話番号:042-481-7656

ファクス番号:042-481-7655

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