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掲載開始日:2025年4月15日更新日:2025年4月15日
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(4月10日発表)「HOPPYEARTHPROJECT」と「ゼロカーボンシティ調布」の連携に関する協定を締結
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
連携協定を締結しました
「HOPPY EARTH PROJECT(ホッピー・アース・プロジェクト)」を展開するホッピービバレッジ株式会社と、ゼロカーボンシティをめざす調布市は、両者連携し、共に取り組むことにより、それぞれのプロジェクトの充実・強化を図り、脱炭素社会、資源循環型社会及び自然との共生の実現を目指すため、令和7年3月28日に連携協定を締結しました。
連携事項と主な取組
- 脱炭素社会の実現に関すること
「HOPPY EARTH PROJECT」(市に1000冊の冊子を恵与)を市の主催イベントや環境学習等に活用 - 資源循環型社会の形成に関すること
リターナブルびんの回収率向上によりリユース促進、環境に配慮した製品の普及啓発 - 自然との共生に関すること
多摩川における外来種防除活動など、生物多様性の保全、自然との共生に向けた活動 - 1から3に係る市民・事業者への環境配慮行動の促進に関すること
地域や学校での環境学習等の実施、ホッピーミーナの脱炭素経営セミナーの開催 - その他「HOPPY EARTH PROJECT」と「ゼロカーボンシティ調布」の推進に関すること
連携協定に対するメッセージ
ホッピービバレッジ株式会社代表取締役社長 石渡 美奈 氏
弊社は、昭和45年に全国で唯一の生産工場を、創業の地赤坂より調布市多摩川に移転致しました。以来、半世紀以上にわたり、関東圏を中心として全国にいらっしゃるお客様が手にされるホッピーを全て調布市で生産し、調布市からお届けしています。50余年、市内の様々なイベントにも参加の機会を頂戴し、おかげさまで、市民の皆様より「ホッピーは調布市の誇りだ」とのお言葉をいただけるまでとなりました。真にありがたく、ここまで大事に思って下さっている調布市様に、微力ながらもう一歩踏み込んだ形でお役に立てることはないかと思いあぐねておりましたところ、弊社が2022年2月に立ち上げました「HOPPY EARTH PROJECT」と、調布市様の「ゼロカーボンシティ調布」実現に向けての取り組みが更なるご縁のきっかけとなり、奇跡的にも連携協定締結の運びとなりました。
地球という星が、後世の子孫たちの代まで半永久的に、安心して安寧に暮らせる唯一無二の素晴らしい星となることを目指し、今、ここから地球のために私たちでできることを、共に手を取り合って推進していく所存です。
どんなことも1人では決してなし得ない。志を共にする仲間があってこそ、大きな危機や困難も乗り越え、叶えたい未来を叶えられると信じています。
調布市から東京都へ、日本へ、世界へ。市民の皆様にもご理解とご協力をお願いしながら、真にサステナブルでウェルビーイングな環境や社会が実現する為の活動を、徹底的に追求してまいります。
調布市長 長友 貴樹
昨年の世界の平均気温は、観測史上最高となった一昨年の記録をさらに更新し、最も暑い一年になりました。我が国を含め世界各地において激甚化・頻発化している自然災害の状況を見ても、気候変動による影響が、より身近にかつ、ますます深刻になっていることを感じさせます。
こうした中にあって、脱炭素社会の実現、資源循環型社会の形成、自然との共生に向けて、市は、基礎自治体として主要な役割を果たしていく必要があります。
現在、市内の二酸化炭素排出量の約8割を、家庭や事業所といった民生家庭・業務部門が占める中、市は、市議会と共に、令和3年4月に、市民や事業者など多様な主体と力を合わせて、2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ調布」を宣言いたしました。
また、ホッピービバレッジ株式会社は、1970年に調布市多摩川に工場を移されて以降、50年以上にわたり、市内で製造業を営まれております。ホッピーは全国の飲食店に出荷され、市のふるさと納税の返礼品でも大変な人気商品となっています。
気候変動対策においても、地球温暖化が及ぼす影響を人類の危機と受け止め、全社を挙げて脱炭素化を経営上の重要課題と位置付け、「HOPPY EARTH PROJECT」と冠した脱炭素経営に取り組まれています。
今回、ホッピービバレッジ株式会社と市が連携し、共に取り組むことにより、それぞれのプロジェクトを一層充実させ、市民・事業者の環境に配慮した行動の促進につなげて参ります。
ホッピービバレッジ株式会社について
1905(明治38)年に港区赤坂で創業、1948(昭和23)年にホッピーを開発し製造販売を開始、1970(昭和45)年に調布市多摩川に生産工場を新設移転し、ホッピーや調布びーる、深大寺ビールなど全製品を調布市内で製造し、全国に出荷しています。
ホッピーの容器は、製造販売当初から現在に至るまで"ガラスびん"で製造しています。ガラスびんは、地球の地殻に含まれる天然素材で作られているので、地球にやさしく環境を汚染しません。
飲食店で使用されているホッピーのリターナブルびんは、自治体の協力のもと回収されたのち、工場内で洗浄され、検査後に再び中身を詰めて製品として再使用(平均20回、5年程度使用)されています。
リユースすることで、その都度ガラスびんを製造する必要がなく、製造に要するCO2排出量の削減および、天然資源やエネルギーの節約、ごみ排出量の削減に繋がります。ガラスびんは3Rに最適の容器です。
「HOPPY EARTH PROJECT」について
ホッピービバレッジ株式会社は、2022(令和4)年2月から、“小さくても、できることを。地球温暖化防止を、始めましょう。”をスローガンに、地球温暖化が及ぼす影響、個人が実践できる取組や自社の取組を46項目にまとめ、世界に発信するプロジェクトとして「HOPPY EARTH PROJECT」を展開しています。
「ゼロカーボンシティ調布」の実現に向けて
市内における二酸化炭素排出量の約8割は、住宅やビルなど建築物における化石燃料に由来するエネルギー消費に起因しています。2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ調布」の実現のためには、家庭や事業所における脱炭素化の促進が必要となっています。
市民や事業者等の多様な主体と連携・協働によるオール調布体制で、「ゼロカーボンシティ調布」の実現に向けた取組を推進しています。