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ページ番号:16152

掲載開始日:2025年11月14日更新日:2025年11月14日

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(11月14日発表)深大寺 大般若転読会と特別儀式「深大寺 磬(けい)」お里帰り

(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

秋の深大寺に響く「音の法要」700年ぶりの音色の響演

東京都調布市深大寺は、令和7年11月23日(祝日・日曜日)に、600巻におよぶ経本を空中に翻しながら祈願する「大般若転読会(だいはんにゃてんどくえ)」を行います。
今年は、仏具「磬(けい)」が深大寺にお里帰りしたことを記念し、700年ぶりに「磬」を打ち鳴らします。ダイナミックな法要の中に「磬」の音色が響く祈りの空間、そして歴史的にも貴重な瞬間をぜひご取材ください。

日時

令和7年11月23日(祝日・日曜日)午後1時から

場所

天台宗別格本山 深大寺(東京都調布市深大寺元町5-15-1)

法要

大般若転読会と特別儀式(音具による祈り)

備考

メディア取材用撮影スペースあり

大般若転読会(だいはんにゃてんどくえ)とは

約600巻に及ぶ「大般若経」を転読(ページを繰り広げ、声を発して読む作法)することで、読誦の功徳を広大に広める法要です。経巻を繰る音や僧侶の声が響き合い、荘厳で迫力ある「祈りの音空間」を生み出します。

今年だけの特別儀式「深大寺 磬(けい)」700年ぶりの音色

今年は、大般若転読に加え、読経の合図などに打ち鳴らす仏具「磬」の音色を用いた特別儀式を実施いたします。

  • 鳴り響く音そのものを祈りとして届ける
  • 日常では耳にすることのない仏具の音が連なる

この一瞬にしか立ち会えない「音の法要」として、皆様に体感いただける特別な機会です。

深大寺「磬」の重要性

磬とは、読経の間に、木魚のように撞木しゅもくで打って鳴らす仏具。「深大寺 磬」は銅製で、幅約25センチ、高さ約10センチ、重さ約1キロ。表に1対のクジャクがかたどられている。裏には「武州深大寺 深沙王堂」「文永四年 丁卯ひのとう」などと文字が鋳造され、この年に深大寺で造られたことがわかります。
彫りが柔らかく、平安時代の特徴を備えているという。寺の開創の地に立ち、水神を祀る鎮守社の深沙大堂で使われたとみられています。
(注)鎌倉時代の「磬」は大変希少なものとされています。

  • 鎌倉時代の年紀銘を持つ磬はごく僅かしか残されていない中で、1267年(文永4年)の基準作として重要。
  • 「深大寺」の寺名が記される最古の資料
  • 文永4年に深大寺の深沙王堂があったという事実が分かる

「深大寺 磬」は、経緯は不明だが寺を離れ、永らく神奈川県相模原市善勝寺(高野山真言宗)がお守りしていました。数十年前より、両寺は対話を重ね、交流を続けてきました。善勝寺住職が柦徒と話し合いを重ねた結果、令和7年4月20日の深大寺住職の晋山式で「還帰(元にあった場所に戻す意)式」が執り行われ、深大寺に磬が戻ることとなりました。

深大寺について

東京都調布市にある約1300年の歴史を持つ、天台宗別格本山の寺院。都内では浅草の浅草寺に次ぐ古刹。
隣接する都立神代植物公園とあわせて、武蔵野の自然に囲まれた美しい散策地です。また、この地は湧き水が多く、江戸時代より名物の「深大寺そば」の店舗が並び、情緒ある風景が広がります。
東日本最古の国宝仏である「釈迦如来像」(2027年、国宝安置「白鳳院」竣工予定/建築:隈研吾氏)や、東京都指定有形文化財である日本最大の肖像彫刻「元三大師像」(次回御開帳は2034年予定)など多くの文化財なども所有しており、新宿から40分ほどとは思えない、自然豊かで落ち着いた雰囲気の場所として多くの観光客が足を運びます。

  • 天台宗別格本山 深大寺
    所在地:東京都調布市元町5丁目15-1
    山主:張堂興昭

このページに関するお問い合わせ

調布市行政経営部広報課 

電話番号:042-481-7301・7302

ファクス番号:042-489-6411

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