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掲載開始日:2025年8月5日更新日:2025年8月5日
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生活ひとくちメモ「分電盤の点検商法に注意」
相談事例
契約している電力会社を名乗る人から、「分電盤の点検に伺いたい」と電話があった。訪問され、点検後に「分電盤が古いので漏電する可能性がある。火災になるかも知れない。危険なので交換したほうがいい。」と言われた。不安になり、約20万円の分電盤の交換工事を契約した。念のため電力会社に問い合わせたら「この業者は当社とは関係ない」と言われた。解約したい。
アドバイス
分電盤の点検商法は、分電盤の点検を持ち掛けて不安をあおり、その場で設備交換のための高額な契約をさせる手口です。分電盤の点検は、電力会社や委託された業者が法令に基づき、4年に1回以上の頻度で行い、その点検日時は事前に書面で案内しています。
事例のように点検日時を電話で知らせることはなく、訪問した点検作業員がその場で設備交換などの契約を勧誘することはありません。また法令に基づく点検の場合には調査員証の携帯が義務付けられているので、調査員証の提示を求めましょう。なお、交換工事は電気工事士の資格が必要です。
安易に点検を依頼せず、点検をした場合でもその場ですぐに契約はしないようにしましょう。点検するために訪問した業者と契約をしてしまっても、クーリング・オフができる場合があります。
対応に困ったときには、消費生活センターに相談してください。
(「生活ひとくちメモ」市報ちょうふ令和7年8月5日号)