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掲載開始日:2024年3月26日更新日:2024年3月26日
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令和5年度 調布市立第七中学校「出前授業」実施報告
令和5年度(3学期) 調布市立第七中学校で出前授業を実施しました。
実施の背景
市は、若者から高齢者まで幅広い世代に向けた、多様な主体と連携した消費者教育の推進に取り組んでいます。
こうした中、令和4年4月の民法改正により、18歳から一人で有効な契約ができる一方、保護者の同意を得ず締結した契約を取り消すことができる年齢が18歳未満であることを踏まえ、若年者への消費者被害防止・救済のための「消費者教育」の充実が求められています。
令和4年度、調布市消費生活センターへの相談件数は、20歳未満の相談者では、「インターネットゲーム」が上位にきています。契約に関する知識や経験が不足する若者は、内容を十分に理解することなく契約を結んでしまうこともあります。トラブルに巻き込まれないためにも、事前にその原因となる事例を知っておくことが重要です。
こうしたことから、市は、消費者教育推進法に基づき、教育機関と連携し、様々な機会を捉えて啓発に取り組んでおり、その一環として、市立学校における出前授業を推進しています。
今後も、消費者被害の未然防止には、繰り返しの啓発活動が重要なことから市教育委員会と連携を図りながら「自ら考え行動する」自立した消費者の育成に資する消費者教育の充実を図る取組を進めていきます。
実施日
令和6年3月8日(金曜日)
実施場所
調布市立第七中学校
対象者
中学3年生 156人
内容「ネットのトラブルこんなときどうする?」
ワークシートで契約の基本知識を学ぶ
契約の成立時期や、契約と約束の違い説明しました。
中学生に身近なインターネットトラブルとして「オンラインゲーム」の高額課金と「ワンクリック請求」の事例を取り上げ、トラブルになった原因と解決方法を学びました。
生徒全員でロールプレイを実施
相談員が作成した「有料サイトに登録しちゃった」というタイトルの台本を使い、生徒が、友達同士、有料サイト業者、ナレーターに扮し、対処法を生徒自身で考えてもらいました。
消費生活センターに相談を!
最後に「困ったことが起きたら一人で悩まず消費生活センターにまずは相談しましょう」と調布市消費生活センターの電話番号、全国共通の番号である「消費者ホットライン」188を紹介しました。
調布市消費生活センター
電話相談 電話042-481-7034
消費者教育推進大使の「チー坊」もかけつけました!
アンケート結果
回答 | 人数 |
---|---|
よくわかった | 60 |
だいたいわかった |
20 |
どちらともいえない |
2 |
少しむずかしかった | 0 |
むずかしかった | 2 |
回答 | 人数 |
---|---|
受けたい | 15 |
別の内容であれば受けたい | 45 |
受けたくない | 7 |
わからない | 17 |
自由意見(抜粋)
- 今回学んだことを忘れずにこれからの生活に活かしていきたい。
- 動画などあり、理解しやすかった。
- これから起こることもあるかもしれないから、消費生活センターという場所を知っておくだけでも安心できると思った。
- グループでのロールプレイが楽しかったし、とても分かりやすかった。改めて契約について気をつけて行動しようと思った。
- 改めて知らないサイトにはアクセスしない方がいいことを学んだ。
- 契約について曖昧だったところがなくなりました。
- また別の内容でもやってほしいと思いました。