検索

キーワード検索

閉じる

緊急情報

緊急情報

現在、情報はありません。

トップページ > 観光・文化・スポーツ > スポーツ > デフリンピック > もっと知りたいデフリンピックと聴覚障害者とのコミュニケーション(市報ちょうふ特集一覧)

印刷

ページ番号:15892

掲載開始日:2025年10月20日更新日:2025年12月10日

ここから本文です。

もっと知りたいデフリンピックと聴覚障害者とのコミュニケーション(市報ちょうふ特集一覧)

 

100周年を迎えるデフリンピックが日本で初めて開催され、市内ではデフバドミントンが京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)で行われました。
大会をより楽しむため、デフリンピックや聴覚障害、覚えておきたい手話などを毎月紹介しました。

教えて!手話を使ってコミュニケーション(市報令和7年10月5日号)

手話は独自の語彙、文法と文化を持つ言語の1つです。手話にも方言や地域による違いがあり、世界各国にもそれぞれの手話があります。

日本の手話

日本手話と日本語対応手話があり、文法や使われる場面に違いがあります。
日本手話は手話特有の語彙や語順、文法があり、手指だけでなく顔の部位や体の動きも重要な文法です。ろう者のコミュニティの中で広く使われています。
日本語対応手話は音声言語の日本語の語順に沿った形で表現します。主に中途失聴者とのコミュニケーションに使われています。

国際交流の場で使われる手話

各国の手話をもとにして作られた国際手話が共通言語となっています。世界中から選手が集まるデフリンピックでも使われます。

デフアスリートに届ける新しい応援スタイル「サインエール」

きこえる・きこえないにかかわらず、全ての人がデフアスリートに想いを届けることができるよう、目で世界を捉える人々の身体感覚と日本の手話言語をベースに創られました。サインエールを覚えて、会場でデフアスリートへ応援を届けましょう。

詳細は、TOKYO FORWARDホームページ(外部リンク)を参照

ページの先頭へ戻る

教えて!聴覚障害者とのコミュニケーションの方法(市報令和7年9月5日号)

聴覚障害者と会話しているイラスト

聴覚障害者とコミュニケーションを取る時は、相手・場面・環境などによって方法を使い分けたり、いくつかの手法を組み合わせてみてください。
特に、相手が望む方法を聞き、尊重すること、理解できているかを相手に確認しながら話を進めることが大切です。また、望む方法での対応が難しい場合は、どのような方法ならば可能なのか、確認し合ってみましょう。

手話

手や上半身全体の動きを使って伝え、目で見ることで会話します。
ポイント:手話が分からなくても、相手の表情や口の動きに注目する。身振り手振りやジェスチャーなどで意思疎通をする。

筆談

紙に書く、スマートフォンやタブレット、パソコンに文字を入力して伝えます。
ポイント:文章は短く、箇条書きにする。要点を明記する。難しい言葉や専門用語を避ける。

口話

口元の動きを見て言葉を理解します。
ポイント:正面を向き、ゆっくり話し、はっきりとした口の動きを意識する。

要約筆記

話の内容をリアルタイムで要約し、文字で伝えます。
ポイント:スマートフォンやタブレット、パソコンの音声認識アプリも活用する。

手話通訳者

手話通訳者が手話を日本語に、日本語を手話に訳します。
ポイント:適度に間をとりながら、聴覚障害者の顔を見て話す。早口にならないようにする。

手話を使ってみよう!

「がんばれ」

両手で拳を作り2回上下する。

がんばれの手話のイラスト

ページの先頭へ戻る

聴覚障害当事者に聞きました!どうしているの?日常生活とコミュニケーション方法(市報令和7年8月5日号)

普段は一般企業に勤務しながら、調布市社会福祉協議会の手話講習会講師としても活躍する石川秋雄さんに伺いました。

手話で話してくれた石川さんの写真手話でのインタビューの様子

いつから耳が聞こえないのですか?

生まれつき聞こえません。120デシベルの音(ジェット機のエンジン音と同レベル)がようやく聞こえる程度で、聴覚障害の中でも重い方です。

普段どのようにコミュニケーションを取りますか?

手話のできない聴者と話す時は、基本的には筆談です。私からは声で話しかけ、相手には紙に書いてもらうことが多いです。

筆談以外にも、スマホに文字を入力する、ジェスチャーや身振り、実物を指さすなどさまざまな方法があります。みなさんが聞こえない人と話す時は、その時々の状況や相手によってコミュニケーションの方法を変えると良いかと思います。

日常生活で不便なことや役立つ物はありますか?

以前は、例えば宅配便が届いてもインターホンが聞こえなかったり、再配達依頼の電話ができず受け取れないことが多々ありました。今はスマホのアプリを使用して受け取りがスムーズになりました。他にもスマホやパソコンの文字ツールが日常生活に役立っています。すぐに電話が必要な時は電話リレーサービスを使うこともあります。

生まれた時から耳が聞こえませんので、私にとっては聞こえないことが普通なのです。

市民の皆さんにメッセージを

みなさんが聞こえない人と話す時、手話通訳者の方を見がちですが、手話で話している聞こえない人の顔を見てほしいです。私たちが使う日本手話は、音声言語の日本語と完全に対応するものではありません。手話の単語や文法を覚えるだけでなく、ぜひ私たちが実際に使っている手話を見て、話して、学んでくだされば嬉しいです。

笑顔で手話で話す様子

ページの先頭へ戻る

もっと知りたい!デフリンピック(市報令和7年7月5日号)

「デフ」とは? どんな選手が出場する?

「デフ」は英語で「耳がきこえない」という意味です。デフリンピックはきこえない・きこえにくいアスリートを対象とした、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催する国際総合スポーツ競技大会です。補聴器を外した状態で、55デシベルの音がきこえない(普通の声での会話がきこえない程度)選手が出場します。今大会も70から80カ国3000人の選手の出場が見込まれています。

開催頻度は? 日本の成績は?

オリンピックと同じように4年に1度、開催されます。1924年にパリで行われた第1回大会に始まり、今年は100周年となる記念の大会です。
前回大会で日本は、過去最高30個のメダルを獲得しており、今大会もメダルラッシュが期待されます。

デフリンピックの特徴は?

オリンピックとほぼ同じルールで、全21競技が行われます。音がきこえない選手のために、ランプや旗を使用するなど視覚による情報保障がなされていることが特徴です。
また、コミュニケーション手段として国際手話が使われます。

手話を使ってみよう!

「デフリンピック」

両手の親指と人差し指で輪を作り3本の指を広げます。合わせた輪を、手を返してまた合わせます。

デフリンピックの手話の画像

ページの先頭へ戻る

関連リンク

調布市手話言語条例・調布市障害者の多様な意思疎通に関する条例

ダウンロード

このページに関するお問い合わせ

調布市福祉健康部障害福祉課 

電話番号:042-481-7094・7089・7135

ファクス番号:042-481-4288