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掲載開始日:2024年1月31日更新日:2024年1月31日
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ちょうふ八景
ちょうふ八景とは
調布市には多摩川や神代植物公園などの豊かな自然の恵みに加え、深大寺、布多天神社など由緒ある寺社も多く、さらに実篤公園・武者小路実篤記念館などの見どころも随所にあります。
「ちょうふ八景」は、昭和60年に調布市が市制施行30周年を迎えたことを記念して、公募により選ばれた市内の見どころをまとめたものです。
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深大寺と神代植物公園
深大寺 武蔵野の水と緑と寺と蕎麦
豊かな緑と湧き水に恵まれ、武蔵野の原風景を色濃く残す一角に立つ、関東屈指の天台宗の古刹です。
江戸時代に書かれた縁起によると、天平5(733)年に満功上人が開創したといわれています。
平成29年に国宝に指定された「銅造釈迦如来像」(白鳳仏)や国の重要文化財である梵鐘など貴重な寺宝を安置しています。
門前には名物の深大寺そばの店とみやげもの店が並び、3月3日・4日のだるま市は大変な賑わいとなります。
所在地
調布市深大寺元町5-15-1
交通アクセス
- 調布駅北口から
京王バス(11番のりば)深大寺行き「深大寺」下車 徒歩1分
吉祥寺駅、三鷹駅または杏林大学病院行き「深大寺小学校前」下車 徒歩5分
または小田急バス(12番のりば)吉祥寺駅または三鷹駅行き「深大寺入口」下車 徒歩8分 - つつじヶ丘駅北口から京王バス深大寺行き「深大寺」下車 徒歩1分
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都立神代植物公園
武蔵野の面影が残る広さ48万平方メートル余りの広大な公園です。もともとは苗圃でしたが、戦後、神代緑地として公開された後、昭和36年に神代植物公園と改められ、都内唯一の植物公園として開園しました。
園内には、花園と、芝生広場や雑木林そして大温室や植物会館があり、植物は約4800種、10万株にのぼります。
平成28年には大温室がリニューアルオープンし、珍しい熱帯の植物が集められ、彩り鮮やかな花々を鑑賞できるようになりました。
水生植物園は、昭和60年に開園しアシ、オギ、マコモ、アヤメなど多くの種類の水辺の植物が観察できます。
園内の一部は、「国指定史跡深大寺城跡」となっています。
所在地
調布市深大寺元町5-31-10
電話
042-483-2300
開園時間
午前9時30分から午後5時まで(本園の最終入園は午後4時まで、水生植物園の閉門時間は午後4時30分)
(注)休園は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料(括弧内は団体料金)
- 一般・大人500円(400円)
- 65歳以上 250円(200円)
- 中学生 200円(160円)(注)都内在住・在学の中学生は無料
- 小学生以下無料
交通アクセス
- 調布駅北口から
京王バス(11番のりば)深大寺行き「神代植物公園」下車
または小田急バス(12番のりば)吉祥寺駅または三鷹駅行き「神代植物公園前」下車 - つつじヶ丘駅北口から
京王バス深大寺行き「神代植物公園」下車
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調布不動尊と國領神社の千年乃藤
常性寺(調布不動尊)
常性寺は鎌倉時代の創建といわれ、もとは多摩川沿いにあったとされましたが、慶長年間(1596から1614)に現在地に移築されたと言われています。本堂のほか、境内には不動堂、薬師堂があり、とくに不動堂には成田山不動尊の分神をまつり、布田のお不動さんとして、広く近在の人々にも信仰され、毎月28日の不動尊縁日には護摩たきを行っています。
所在地
調布市国領町1-2-8(常性寺)
交通アクセス
京王線布田駅下車 徒歩2分
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國領神社(千年乃藤)
國領神社は昭和38年、八雲台小北裏にあった第六天社と現在地にあった神明社を合祀して新社殿を造営し遷座しました。境内の大木の藤は初夏5月に華麗な花を咲かせ、「ちょうふ八景」のひとつに選ばれています。
所在地
調布市国領町1-7-1
交通アクセス
京王線布田駅下車 徒歩5分
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四季の多摩川と花火
四季の多摩川
多摩川は山梨県塩山市地先の笠取山にその源を発し、東京都の西南部を流下して、東京湾に注いでいます。その流域面積は約1,240平方キロメートル、幹線流路延長は約138キロメートルにおよびます。多摩川は玉川とも書かれ、名のように清澄で豊かな流れの川でした。古くは万葉集の東歌に玉川の武蔵の里の布さらし風景が詠まれています。
昔から人々の暮らしを支えた多摩川は、近世、近代を通じて飲み水や農業用水として大切な役割を果たしてきました。また、奥多摩地方から材木の筏流しなどが行われ、大正期には調布に筏宿がおかれました。鮎漁もさかんで、江戸幕府にも毎年献上され、明治ごろからは鵜飼漁が行われました。
大正5年に京王線(調布駅から多摩川原駅(現在の京王多摩川駅)間)が開通、昭和2年に京王閣が完成すると多くの観光客が調布の多摩川に訪れるようになりました。
花火
調布の風物詩となった多摩川での花火は、昭和8年に始まりました。戦争や京王相模原新線建設工事によって2度の中断がありましたが、昭和57年に「調布市花火大会」として復活しました。多摩川の夜空をバックに繰り広げられる音と光のショーは、年々スケールアップし、今や都内でも大きな行事の一つにまで発展しました。
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実篤公園と記念館
実篤公園
白樺派を代表する作家の武者小路実篤が、昭和30年から死去する昭和51年まで住んだ屋敷跡を調布市が記念公園として昭和53年に開園したものです。公園は約5,000平方メートルで、園内は木立の中に湧水と大小の池があり、武蔵野の面影を色濃く残しています。四季折々にさまざまな花が楽しめ、また小規模ながら秋の紅葉は特にすばらしく、散策には絶好です。
所在地
調布市若葉町1-23-20
武者小路実篤記念館
記念館は調布を終焉の地とした武者小路実篤の業績を顕彰して、昭和60年10月に開館しました。
実篤が晩年の20年間を過ごした邸宅は、「実篤公園」として昭和53年から一般公開されてきましたが、記念館は実篤没後、遺族から寄贈された資料を中心に展示、公開するとともに、関係資料の収集、保存、研究などを行うことを目的として、公園の隣接地に設置されたものです。
文学、芸術、思想など日本の歴史に大きな足跡を残した武者小路実篤の業績の数々を、できるだけわかりやすく紹介するよう努めています。また、現在、所蔵している資料を多くの愛好者に公開するため、月ごとにテーマを決めて展示替えを行うほか、春・秋には特別展、講演会などを開催しています。なお、観覧室は自由に利用できます。
所在地
調布市若葉町1-8-30
電話
03-3326-0648
開館時間
午前9時から午後5時
(注)休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
入場料
大人200円 小中学生100円 65歳以上無料
交通アクセス
京王線仙川駅またはつつじヶ丘駅下車 徒歩10分
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近藤勇の史跡と野川公園
近藤勇生家跡
新選組局長の近藤勇は、天保5年(1834)多摩郡上石原村辻(現在の調布市野水)の宮川久次郎の三男(幼名宮川勝五郎)として生まれました。そして15歳で天然理心流近藤周助に入門、翌年に理心流の目録を得て周助の養子となり近藤姓を名のることになりました。
当時、宮川家の屋敷は、人見街道と小金井に通じる辻にあり、面積約7,000平方メートル、建物は母屋165平方メートルのほか蔵屋敷など数棟、木々や竹が茂っていたといいます。昭和18年の戦時中に調布飛行場に隣接しているため取り壊され、現在は屋敷の東南隅に勇が産湯に使った井戸が残るのみですが、生家跡を市史跡として保存しています。
道路を隔てたところには、天然理心流5代目を継いだ近藤勇五郎(近藤勇の長兄の子)が開き、山岡鉄舟が命名した道場「撥雲館」があります(立ち入り禁止、外観の見学のみ可)。
所在地
調布市野水1-6-8
電話
042-481-7656
交通アクセス
JR三鷹駅から
小田急バス(6番のりば)榊原記念病院、朝日町三丁目または車返団地行き「野川公園入口」下車 徒歩1分
近藤勇墓所(龍源寺)
龍源寺は、正保元年(1644)に府中高安寺第4世家山東伝が開創したといわれています。開基は三鷹市の大沢村周辺をひらいた箕輪将監です。
門前には近藤勇の胸像と天然理心流の石碑が、本堂手前には左右対になった樹齢300年と推定される大銀杏があり、本堂の裏手の墓地には東京都指定旧跡の近藤勇の墓があります。
所在地
三鷹市大沢6-3-11
交通アクセス
JR三鷹駅から
小田急バス(6番のりば)榊原記念病院、朝日町三丁目または車返団地行き「龍源寺」下車 徒歩1分
都立野川公園
豊かな水と緑に恵まれた、面積約40.3万平方メートルの広大な公園です。
前身は国際基督教大学のゴルフ場で、周辺の神代植物公園・武蔵野公園・多磨霊園・調布飛行場などの緑地を含めた、「武蔵野の森構想」のもとに整備が行われ、昭和55年に開園しました。
園内を流れる野川の北側は昔、古多摩川が武蔵野の台地を削り取ったため出来た河岸段丘で、「国分寺崖線(ハケ)」と呼ばれています。
この一帯は自然保護区域となっており、野鳥や昆虫、そして野草の観察も楽しめます。また、カルガモやコサギなども訪れます。
園内にはクヌギ(櫟)、コケラ、ケヤキ(欅)などの雑木林や、緑豊かな芝生広場、テニスコートやゲートボール場、アスレチック、バ-ベキュー場などの施設もあります。
所在地
調布市野水1・2丁目、三鷹市大沢2・3・6丁目、小金井市東町1丁目
電話
0422-31-6457(野川公園サービスセンター)
交通アクセス
調布駅北口から
京王バス(14番のりば)武蔵小金井駅南口行き「野川公園一之橋」下車
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糟嶺神社と明照院
陵山といわれる小高い丘を二分して老樹に囲まれた高所に糟嶺神社、低所に明照院があります。
糟嶺(かすみね)神社
糟嶺神社は農業の神・糟嶺大神(かすみねのおおかみ)を祀るかつての村社であり、社殿は多摩郡の四つの墳陵の一つといわれる、高さ3.94メートル、根廻り127メートルの墳陵の上に建っています。境内約3500平方メートルは解放され、社屋の一部は集会所として利用されています。
所在地
調布市入間町2-19-13
電話
03-3308-6576
交通アクセス
- 調布駅南口から
京王バス(2番のりば)つつじヶ丘駅南口または成城学園前駅西口行き「明照院前」下車 - つつじヶ丘駅南口から
京王バス調布駅または狛江ハイタウン折返場行き「明照院前」下車 - 仙川駅から徒歩20分
明照院(みょうしょういん)
明照院は16世紀中旬に開かれた天台宗の寺で正面に提灯のさがる本堂のほか、観音堂、えんま堂そして整備された庭には地蔵尊・六地蔵巡拝供養塔などがあります。
所在地
調布市入間町2-19-12
電話
03-3300-8979
交通アクセス
- 調布駅南口から
京王バス(2番のりば)つつじヶ丘駅南口または成城学園前駅西口行き「明照院前」下車 - つつじヶ丘駅南口から
京王バス調布駅または狛江ハイタウン折返場行き「明照院前」下車 - 仙川駅から徒歩20分
布多天神と市
布多天神社は、少彦名命(スクナヒコナノミコト)と菅原道真を祭神としており、神社の本殿や太閤秀吉の制札、狛犬は市の指定文化財になっています。
また、毎月25日にある例祭では神楽の奉納が行われ、参道には市が立ち並び、天神の市として親しまれています。
所在地
調布市調布ケ丘1-8-1
電話
042-489-0022
交通アクセス
京王線調布駅下車 徒歩5分
関連リンク
上石原若宮八幡とはけの緑
上石原若宮八幡の名は応神天皇の御子、仁徳天皇がお祀りされていることから付けられました。総檜造りの本殿は、こけらぶき一間社流造り、そして全体にわたる精巧な彫刻がみごとで、優美で格調高いものであり、市の指定有形文化財に登録されています。神社の周辺は「はけの緑」に覆われ、上石原鎮守の森は、古くから里人が自慢したといわれる景観です。
所在地
調布市下石原3-5-1
電話
042-489-0022(布多天神社)
交通アクセス
京王線西調布駅下車 徒歩6分