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掲載開始日:2025年9月5日更新日:2025年9月5日
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世界で11億人の若者に難聴リスク
ヘッドホン・イヤホン難聴を予防しましょう
ヘッドホン・イヤホン難聴とは
スマートフォンの普及により、ヘッドホンやイヤホンを使い、大きな音量で音楽などを聞き続けることにより、音の振動を脳へ伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れて起こる難聴です。
少しずつ進行していくために初期には自覚しにくく、そして失った聴覚は戻りません。
WHO(世界保健機関)では、10億人以上もの世界の若者たち(12から35歳)が、個人用オーディオ機器、バー、音楽イベント、スポーツイベントなどによる難聴のリスクにさらされているとして警鐘を鳴らしています。
予防のために
耳の健康を守るために、次のことに注意しましょう。
- 音量を下げたり、連続して聞かずに休憩を挟んだりする。
- 大きな音を聞く時間を減らす。
- 騒音下でも音量を上げずに済むように、ぴったりフィットした「ノイズキャンセリング機能」により周囲の騒音をカットできるヘッドホン・イヤホンを使用する。
- 音量制限や監視機能のついたスマートフォン・ヘッドホンなどを使うか、音量を確認できるアプリなどを使用し、平均80デシベル未満に抑える。
WHO(世界保健機関の推奨)は大人は80デシベル以下、子どもは75デシベル以下でそれぞれ週40時間までとしています。
80デシベルとは、走行中の電車内、地下鉄の車内、騒がしい街頭、 救急車のサイレンの音のレベルです。
聞こえのセルフチェックをしてみよう
日常生活で難聴や聞こえにくさを実感したら、放置せず「オンライン聴覚検査」を受けてみるのも一つの方法です。
NHKきょうの健康加齢性難聴 最新技術でここまで改善 「聞こえをセルフチェック!」(外部リンク)