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ページ番号:13335
掲載開始日:2024年11月8日更新日:2025年9月22日
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闇バイトは犯罪!
闇バイトとは
- SNSやインターネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるなど甘い言葉で募集しています。
- 応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など、犯罪組織の手先として利用され犯罪者となってしまいます。
- 市では闇バイト対策として、若者向けに冊子を作成し、市内在学の中高生に配付しました。(令和7年3月発行)
闇バイト対策冊子(調布市、調布市教育委員会、調布警察署)(PDF:6,552KB)
闇バイトに手を出さないために
- アルバイトを探すときは「高額」「即日現金」「高額即金」「簡単高収入」「リスクなし」「ハンドキャリー」「書類を受け取るだけ」「行動確認・現地調査」等の言葉を使った募集は、犯罪実行者募集である可能性が高いので、注意してください。楽をして大金を稼げるアルバイトは存在しません。
- 応募時に匿名性の高いアプリのインストールを求められる場合や、運転免許証や顔写真等の個人情報の送信を求められるものは、闇バイトの可能性があります。
- 怪しいと思ったら、友人や家族、警察に相談してください。
一度でも闇バイトをしてしまうと…
- 一度「闇バイト」に応募してしまうと、やめたいと思っても、応募のときに送った身分証明書や個人情報から「家に行く」「家族に危害を加える」と犯罪組織から脅されて逮捕されるまで加担させられてしまいます。
- 逮捕されたあとに待ち受けるのは懲役や被害者への損害賠償です。もちろん犯罪グループは助けてくれません。闇バイトは使い捨てです。
闇バイト事例集
ケース1
楽に稼げると思い、個人情報を渡してしまった。
スマートフォンにて、「高額」「簡単高収入」の文字を発見し、身分証明書の写真を送付してしまった。
後日、スマートフォンに「強盗をしろ。住所を把握している。指示に応じないと、家族がどうなるかわかるよな。」などと脅迫の連絡が来た。
強盗に加担してしまい、凶悪な犯罪者として、逮捕されてしまった。
ケース2
お金に困っていたし、危険ではなさそうだと思い、闇バイトに申し込んでしまった。
荷物を運ぶ簡単な仕事だったため、再度闇バイトに申し込んだ。
スマートフォンに「次はお金を盗む仕事をして下さい。報酬はプラスで10万円です。相手は悪いことをして稼いだお金なので、警察に通報できません。ご安心ください。」とメッセージが来た。
引き受けて大丈夫だと思い、引き受けてしまい、逮捕されてしまった。
ケース3
仲間や先輩に誘われて、断り切れずに引き受けてしまった。
先輩から、「高収入のアルバイトをしないか?ちょっとヤバいけどどうせ捕まらないし、未成年ならバレても大丈夫だから。」と誘われて断れなかった。
ほかの仲間もやっていて、自分だけ断れないと思い、犯罪に手を染めてしまい、全員逮捕されてしまった。
闇バイトに申し込んでしまったら…すぐ相談!
犯罪に加担させられる可能性に気づいた段階で、速やかに110番通報もしくはお近くの警察署、相談窓口(警視庁総合相談センター、ヤング・テレホン・コーナーに相談してください。
警察では、闇バイトに応募した人とその家族を保護するなどの対応をしています。勇気をもって相談しましょう。
調布警察署管内にお住まいの方
調布警察署
電話:042-488-0110
警視庁総合相談センター(外部リンク)
相談内容に応じて相談窓口等をご案内します。
電話:#9110又は03-3501-0110
警視庁ヤング・テレホン・コーナー(警視庁少年相談係)(外部リンク)
電話:03-3580-4970
市の闇バイト対策の取組
調布警察署と連携し、中高生が「闇バイト」などの犯罪に巻き込まれないために、夏休み前の令和7年6月から7月にかけて、啓発活動を実施しました。
市立中学校での啓発活動
すべての市立中学校で、朝学活中や給食中における校内放送と下校時の生徒への呼びかけを実施しました。
また、職場体験に参加した第三中学校では、校内放送用の台本を生徒自らが中学生目線で考え、発表をしました。他人事ではなく自分のこととして考えることで、より伝わる啓発活動を実施しました。
市内都立高校での啓発活動
都立調布南高校で、終業式の時間で防犯講話を実施し、学生の闇バイトに関する危険性への理解が深まりました。
若者を犯罪集団から守る実演式講話
第五中学校にて、「若者を犯罪集団から守る実演式講話」として、プロの劇団員による演劇を行い、闇バイトについての教育を実施しました。
全国で発生している強盗・強盗殺人などの凶悪事件をはじめとするトクリュウ(匿名・流動性型犯罪グループ)による犯罪の手口や、それらの犯罪に一般人が加担してしまうきっかけなどをプロの劇団員による演劇を通して、中学生にわかりやすく伝えました。
日常の中に闇バイトの危険性が潜んでいて、誰でも被害者や加害者になり得るということが十分に伝わる講話でした。