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ページ番号:16223
掲載開始日:2025年11月28日更新日:2025年11月28日
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令和6年度下水道事業会計決算の概要
事業の概要
「調布市下水道ビジョン(計画期間:令和3年度から令和12年度)」に基づき、災害に強い都市基盤の整備及び安定的な下水道事業経営の推進とともに、市民等の下水道事業への理解を促進するため、主に以下の6事業を展開しました。
1.浸水対策
- 令和元年東日本台風の再度災害防止に向け、実施主体の狛江市と連携し、大規模ポンプ施設等整備の基本設計を実施しました。
- 浸水対策のマスタープランとなる雨水管理総合計画の策定(令和7年度予定)に向け、浸水要因の分析や段階的な浸水対策の目標設定を検討しました。
2.地震対策
令和6年1月に発生した能登半島地震での被害状況を踏まえ、上下水道の一体的な耐震化の視点を加えた「調布市上下水道耐震化計画(下水道)(計画期間:令和7年度から令和11年度)」を策定しました。
3.老朽化・劣化対策
- 「調布市下水道ストックマネジメント計画(計画期間:令和3年度から令和7年度)」に基づき、管更生工事・マンホール蓋交換工事や点検・調査を実施しました。
- 管路施設の維持管理業務の一部に包括的民間委託(複数業務を一括して複数年度契約する官民連携手法)を導入し、業務を効率化しました。
- 国が推進する官民連携方式(ウォーターPPP)の令和9年度からの導入可能性を検討しました。
4.仙川汚水中継ポンプ場の自然流下化
仙川汚水中継ポンプ場の自然流下化工事が竣工し、ポンプ場の機能不全リスクが解消されました。
5.下水道事業の財政マネジメント向上に向けた取組
- 「調布市下水道事業経営戦略2025(計画期間:令和7年度から令和16年度)」を策定しました。
- 「調布市下水道事業経営戦略改定検討に係る専門委員会」において、経費縮減策と併せて適切な下水道使用料水準への見直しが不可欠との結論を得ました。
6.市民の水防災意識向上及び下水道事業理解促進の取組
西調布駅周辺にデザインマンホール蓋を設置する等、市民の下水道への関心を高めるさまざまな取組を進めました。
財務の概要
令和6年度の収益的支出の総額(消費税抜)は43億6400万円余、資本的支出の総額(消費税込)は22億6100万円余となりました。
経営状況については、当年度純利益が3300万円余となり、令和2年度決算からの当年度純損益の累計額である当年度未処理欠損金は3400万円余となりました。
また、令和6年度末時点における財政状態については、資産合計額303億7700万円余のうち、現金預金残高が20億7800万円余、負債合計額271億5800万円余のうち企業債残高が95億2900万円余、繰延収益が163億6600万円余、資産合計額から負債合計額を差し引いた資本合計額が32億1800万円余となりました。
決算の概要の詳細は、ダウンロードファイルをご覧ください。
決算書は、関連リンクより「議案第74号:令和6年度調布市下水道事業会計決算の認定について」をご覧ください。