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ページ番号:212
掲載開始日:2015年10月21日更新日:2015年10月21日
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想定・首都直下大地震ドキュメント(地震から24時間・調布市の1日)
首都直下地震直後の24時間
首都直下の大きな地震が発生し、調布市においても時間の経過とともにその被害が明らかになっていく。
万が一のとき、市や市民の、地震発生から24時間の活動を続けていくのかを具体的に想定し、より現実的に備えていただくための24時間ドキュメントです。
当ドキュメントは、下記ダウンロードから閲覧ができます。
目的
首都直下地震が発生し、最も混乱すると考えられる直後の24時間。
その時の行政や市民の動きを想定することで、より現実に即した対応ができるように、このドキュメントを作成しました。
概要
ある年の冬の夕方、平日の午後6時に多摩地区を震源とするマグニチュード7.3の地震が起こり、調布市では震度6弱の揺れを観測。市内6か所からの火災、複数の交通事故や道路の交通障害、約700棟の建物倒壊、ライフラインの一部途絶が時間を追って襲いかかります。
時間ごとに刻々と変化する状況を織り込み、市役所における初動態勢、職員の動きや災害対策本部の設置、各部署の動きを調布市地域防災計画に沿って想定し、その場面ごとの課題や改善点を抽出しました。
併せて、住民対応についても、市内に住む4人家族の母親を中心に、家族との連絡の不通、通勤・通学中の家族の被災等、実際に起こり得る出来事について記載しました。
市の動きについては、危機管理担当部長の目から見た全体像を、小説風にまとめました。
効果
このドキュメントは、ただ読んでもらうのではなく、市民、事業所、学校等、それぞれの立場で「自分(達)はどうなるのか。」を想像し、被害を減らすためにはどんな準備をしたらいいのか、事前に話し合うべきことは何か、災害時はどのように行動したらよいのか、などの対策を具体的に進める一助としていただければと考えています。
発行日
平成27年10月20日(火曜日)
参考
当ドキュメントの表紙にある「居安思危」は、孔子が編集した史書「春秋」の注釈書「春秋左氏伝」にある句です。全体を日本語にすると、次のような意味になります。
- 平時から災害が起きたときのことを考えていよう。
- 災害が起きたときのことを考えていれば、災害が起きたときの備えができる。
- 災害のための備えがあれば、本当に災害が起きても大丈夫。