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掲載開始日:2023年1月6日更新日:2023年1月6日
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令和4年度 第6回雑木林ボランティア講座の実施報告
雑木林ボランティア講座は、調布に今も残る里山の風景や雑木林を市民と市が協働で保全していくためのボランティア養成講座であり、市内の雑木林の維持管理に役立つ知識や技能を習得します。
今回は、令和4年12月3日(土曜日)に行われた、第6回雑木林ボランティア講座「市内樹林地見学バスツアー・ワークショップ」の様子を報告します。
なお、今回のバスツアーは3年振りに実施しました。
バスで布田崖線緑地(凸凹山)へ移動
始めに、調布市役所からバスに乗車し、布田崖線緑地(凸凹山)に移動し、講師の富沢 貴様(富沢造園)や凸凹森の会の方から説明を受け、見学を行いました。
この布田崖線緑地は、毎月第4日曜日の午前中に凸凹森の会の方々が保全活動に取り組んでいます。なお、凸凹森の会では子どもを対象とした流しそうめんやスイカ割りなどのイベントも実施し、緑地内にはイベント時に撮影した写真を多数掲示しています
布田崖線緑地見学の様子
竹林の様子
イベント写真の掲示
若葉町3丁目緑地へ移動
次に、バスにて若葉町3丁目緑地に移動し、若葉の森3・1会の方から説明を受け、見学を行いました。
若葉町3丁目緑地は第1緑地、第2緑地、第3緑地に分かれており、第1緑地及び第2緑地は若葉の森3・1会(原則、毎月第1日曜日の午前中に活動)の方々が、第3緑地は若葉緑地の会(毎月第2日曜日と次の木曜日の午前中に活動)の方々が保全活動に取り組んでいます。
若葉の森3・1会の方からは、若葉町3丁目緑地で遊ぶ子どもが多くなったことや土の流失を止める取り組みに苦慮している話を伺い、時には、緑地から流れた土を戻す作業も行っているとのことで、その大変な作業によって緑地が保全されていることが分かりました。
若葉の森3・1会の方からの説明
若葉町3丁目緑地見学の様子
入間町1丁目緑地へ移動
次に、徒歩にて入間町1丁目緑地に移動し、入間・樹林の会の方から説明を受け、見学を行いました。
入間町1丁目緑地は、原則、毎月第3日曜日の午前中に入間・樹林の会の方々が保全活動に取り組んでいます。
入間・樹林の会の方からは、緑地における落葉、枝の越境への対応など、隣接する民家に注意を払いながら共存していくことが大切であることを伺いました。
集合写真
ワークショップの実施
最後に、入間地域福祉センターに移動し、ちょうふ環境市民会議の方をファシリテーターに、「どのような雑木林にしたい」等をテーマとしたワークショップを行いました。
受講者の皆様からは「子どもが遊べる場所にしたい」、「散歩を楽しめる場所にしたい」、「落葉樹が多い場所にしたい」、「看板やSNSを通じ、雑木林に関する情報発信を充実したい」、「昆虫・植物・野鳥・星空等の観察会を行う場所にしたい」、「老齢木や大木を更新したい」等、様々な意見をいただきました。
ワークショップの様子
発表の様子
最後に、全6回の雑木林ボランティア講座について、受講者の皆様から感想を伺いました。
「市内の雑木林をこのまま残したい気持ちが強くなった」、「雑木林を保全するために多くのボランティアの方が活動していることを初めて知った」、「樹木を保全することが大変であることを痛感した」、「ボランティアと行政が連携し、雑木林を保全することが大切であると感じた」といった感想をいただきました。
ご参加された皆様、お疲れさまでした。