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ページ番号:14227
掲載開始日:2025年5月9日更新日:2025年5月9日
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鉄道敷地 文化発信ゾーンの紹介
鉄道敷地の調布駅から布田駅間に整備した緑道(文化発信ゾーン)は、調布市ゆかりのアーティストの作品や桐朋学園大学の学生が制作した音楽など、調布の文化・芸術を感じられるゾーンです。文化発信ゾーンで楽しめる「絵画」と「音楽」をご紹介します。
絵画(イーゼルモニュメント)
調布市にゆかりのある4名のアーティストの作品を展示しています。(敬称略)
黒木 ユタカ
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。鳥瞰図による街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や雑誌連載、広告などで幅広く活躍。影絵や線画アニメーションによる映像作品を多数制作。
(展示作品)
- 「多摩川鳥瞰図」
- 「調布感!超俯瞰図」
- 「深大寺初詣」
中川 平一
1964年から市内の各小学校に勤務しながら近隣の風景を描き始め、現在も市内各所で絵を描き続けている。平成27年に調布市市政功労賞(芸術・文化)受賞。令和5年に作品171点を調布市郷土博物館に寄贈。
(展示作品)
- 「布田駅にて」
- 「京王相模原線上り」
Mariya Suzuki
東京在住の絵描き。スケッチブックを持ち歩き日々の写生で自分の生活の足跡を残している。見る人が、そこに思いがけないポジティブな感情や記憶、つながりを見いだしてくれるとき、喜びを感じる。
(展示作品)
- 「仙川駅、もうすぐ冬」
- 「色づく葉、にぎわう味の素スタジアム」
新目 惠
調布市生まれ。装画のイラストレーション、広告やテキスタイルなど多岐に手掛ける。近年はイラストレーション制作のほか、デザイナーとしても活動をしている。
(展示作品)
春夏秋冬の植物たち
音楽遊具
調布市と相互友好協力協定を締結している桐朋学園大学の学生が制作しました。季節ごとに変わる音楽をお楽しみください。
ミュージックボール
春
- 使用楽器:ピアノ、フルート、マラカス
- 制作者のコメント:緑が豊かな自然に恵まれた調布市の春をフルートで表現した。ピアノはリズミカルに明るさを、そしてマラカスがおどけたような合いの手を入れる。
夏
- 使用楽器:ピアノ、クラリネット
- 制作者のコメント:夏の暑さに負けないで、快活に公園で遊ぶ子どもをイメージした。
秋
- 使用楽器:ピアノ、オーボエ、グロッケンシュピール
- 制作者のコメント:神代植物公園や水生植物園の静かな秋の気配を音楽で表現した。
冬
- 使用楽器:ピアノ、ファゴット、グロッケンシュピール
- 制作者のコメント:冬の深大寺にはいつも人の温かさを感じる。ファゴットに寄り添うグロッケンシュピールで温かさを表現した。
ジャンプストーン
春
- 使用楽器:シロフォン、マリンバ、ウッドブロック
- 制作者のコメント:調布市の鳥「メジロ」をイメージした。マリンバ、シロフォンなど、鍵盤打楽器を中心に使用し、多摩川や自然の豊かな調布市を表現した。
夏
- 使用楽器:ボンゴ、コンガ、アゴゴベル
- 制作者のコメント:打楽器が音楽の中心である南米の音楽スタイルを元にした曲。リズムが強調されていて、子どもたちが跳ね続けたくなるような音楽をイメージした。
秋
- 使用楽器:トムトム、巫女鈴、おりん、木魚
- 制作者のコメント:ゲゲゲの鬼太郎や妖怪を意識した和風の曲。邦楽器である木魚と巫女鈴を使用した。一定の木魚のリズムの周りに、はじめは点のように存在するトムトムと巫女鈴が、終わりにかけて激しさと一体感を増していくイメージで作曲した。
冬
- 使用楽器:グロッケン、ヴィブラフォン
- 制作者のコメント:調布市で秋から冬にかけて見られるダイヤモンド富士をイメージした。高い音域の楽器で冷たい空気感を演出した。グロッケンとハイハットが交互に演奏するが、一定のテンポの中で、入れ替わるたびにリズムの感じ方の異なるフレーズを奏でる。
オーディオセンス
春
- 使用楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、トイピアノ
- 制作者のコメント:軽く元気で活力を感じさせるイメージをピチカートで表現した曲。トイピアノはオルゴールをイメージし、子どもたちの耳に残るメロディーになるよう作曲した。
夏
- 使用楽器:ヴァイオリン、チェロ、コントラバス
- 制作者のコメント:調布市の花「百日紅(サルスベリ)」がテーマ。百日紅は花弁の数が6.7.8枚と決まっておらず、色も様々で小さな花がいくつも集まっている。そのイメージを明るいテンポ感のある曲にした。
秋
- 使用楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、十三絃箏、打楽器(桶胴太鼓、締太鼓、鉦鼓、スレイベル)
- 制作者のコメント:ピチカートだけを使い、日本の江戸時代のわらべうた「通りゃんせ」をメロディーとして引用した。子どもたちに自国の伝統的な音楽に触れてもらいたいと考えた。
冬
- 使用楽器:ヴァイオリン、チェロ、コントラバス
- 制作者のコメント:調布市の木「クスノキ」がテーマ。クスノキは一年中青々しく葉をつける力強い木であり、秋から冬にかけて黒い実をつける。そのことから、大きく成長していく様子をゆったりとしたメロディーと分厚い弦楽器アンサンブルで表現した。また、クスノキには防虫効果のある樟脳という物質があり「厄除け」の意味で神社によく植えられているので、メロディーに日本伝統音楽の律旋法を使った。
制作の様子
作曲専攻及び作曲副専攻の学部生、大学院生の計7人を中心に、学生自らが音源のコンセプト、楽器編成、演奏者などを企画・決定し、制作していただきました。