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ページ番号:15264

掲載開始日:2025年7月26日更新日:2025年7月26日

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調布飛行場周辺地域における小型航空機墜落事故から10年を迎えての市長メッセージ(令和7年7月26日)

調布飛行場周辺地域における小型航空機墜落事故から10年を迎えての市長メッセージ

平成27年7月26日に調布飛行場を離陸した自家用飛行機が富士見町の住宅地に墜落・炎上し、事故に巻き込まれた市民が死傷するという、あってはならない事故が発生してから、10年となりました。改めてこの重大事故の発生を重く受け止めるとともに、事故でお亡くなりになった方の御冥福を心よりお祈り申しあげる次第です。

事故の当日午前11時頃、猛暑の中、調布飛行場を離陸した自家用飛行機が大量の燃料を積んだ状態で近郊の住宅地に墜落しました。事故の一報を受け、私は現場に急行し、墜落した飛行機が住宅の庭に突き刺さり、すさまじい火柱に包まれているという、現実のものとは思えない状況を目の当たりにしました。現場では消防署や消防団の方々が既に到着し懸命の消火活動が行われていました。その時の光景は、今なお鮮明に私の脳裏に焼きついており、生涯消え去ることはないでしょう。

市は、事故発生直後から、調布飛行場周辺の地元市である三鷹市、府中市と連携し、東京都に対して、事故被害者への対応はもとより、調布飛行場の万全な安全対策や厳格な管理運営に関する取組の徹底に加え、事故発生前から一貫して求めてきた調布飛行場に常駐する自家用飛行機の分散移転の早期実現など、調布飛行場に関する様々な課題への更なる対応を強く求めました。

地元3市や市議会等からの要望を受け、東京都においてその後、被害者の生活再建支援に関する取組や、調布飛行場の運営に当たってのルールの見直しを含めた安全確保や適正な管理に関する取組などの対応が図られました。しかしながら、事故の発生から10年を経た今なお、自家用飛行機の分散移転について、1機たりとも成果が得られていないことは、極めて遺憾であると言わざるを得ません。この分散移転は、改めて言うまでもなく、調布飛行場の都営空港化に際して、東京都が地元市に対して約束した前提条件の一つです。これまでも地元3市で連携しながらその取組の推移を確認するとともに、折に触れて、あらゆる方策の検討及び実行を申し入れております。このような状況に鑑み、今後も市は、自家用飛行機の分散移転の実現について、可及的速やかな対処を東京都に継続して求めて参ります。

事故後10年が経過する中、市は今後も、市民の生活を守る基礎自治体の責務として、調布飛行場に関する諸課題の解決に取り組んで参ります。あわせて、東京都に対しては、今後もあのような重大事故があった事実を決して風化させることなく、事故後の対応状況を含む調布飛行場に関する歴史的経過を引き継ぐ中で、万全な安全対策や厳格な管理運営に関する不断の改善を強く要望して参ります。

令和7年7月26日
調布市長 長友 貴樹

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