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ページ番号:7742
掲載開始日:2023年12月19日更新日:2024年4月16日
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フェーズフリーの取組
フェーズフリーとは
フェーズフリーとは、身のまわりにあるモノやサービスを、日常はもちろん、非常時にも役立てることができるようにするという考え方のことです。
防災用品のほとんどは、普段はしまっていて使わず、非常時のみに取り出して使いますが、フェーズフリーの考えを取り入れたものやサービスは日常のいつもの生活で便利に活用できるのはもちろん、非常時のもしもの際にも役立ちます。
市の計画におけるフェーズフリーの位置付け
調布市基本構想(第3節 まちづくりの潮流と課題)
5 防災・減災のまちづくり(抜粋)
日常的に使用・提供している、教育・スポーツ・環境分野等における施設機能や市民サービス、システム、エネルギー等を、平常時だけでなく非常時においても利活用できるよう整備するフェーズフリーの考え方に基づくまちづくりに取り組む必要があります。
調布市基本計画(第2章 5つの重点プロジェクトと施策の推進、成果向上の視点)
第2節 施策の推進、成果向上の視点
市は、本基本計画に位置付けた各施策の推進及び成果向上に加え、横断的連携による相乗効果を視野に、基本構想におけるまちづくりの社会潮流や課題を踏まえた「デジタル技術の活用」「共創のまちづくり」「脱炭素社会の実現」「フェーズフリー」の4つの視点から、先進的な取組やモデル事業等を抽出しつつ、共有しながら取組を推進します。
調布市公共施設等総合管理計画改訂版(第3章 公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針)
3 公共施設マネジメントにおける基本方針
基本方針2 適切な維持管理・運営の推進(抜粋)
8 防災機能の強化
災害時に避難所となる学校施設等については、非構造部材の耐震対策や避難所機能の向上等を計画的に進めます。
なお、施設を整備する際には、日常的に使用している機能等を災害時にも活用していく、フェーズフリーの視点に基づく整備を検討します。
市におけるフェーズフリーの取組
調布市フェーズフリーアドバイザー
フェーズフリーの視点を踏まえた施策の推進を図るため、調布市フェーズフリーアドバイザーを委嘱しています。
佐藤 唯行(一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事)
任期 令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
毎月、基本計画に位置付けた30の施策における取組について、アドバイザーからアドバイスをいただき、検討を進めています。
日常時及び非常時における庁用車の活用
市で庁用車として活用しているプリウスPHVは、日常時はガソリン使用を抑えて、地球環境に配慮した利用ができる一方で、非常時には電源として利用できる点がフェーズフリーです。
令和5年度調布市総合防災訓練・防災フェアでの啓発
令和5年11月11日(土曜日)に開催された調布市総合防災訓練・防災フェア「調布であそぼーさい・まなぼーはん」において、デジタルスタンプラリーの景品とともに、フェーズフリーの啓発チラシを配付しました。
折り畳みエコバッグは、日常時はお買い物袋やお出かけの際のトートバッグとして利用できるとともに、非常時は食料品などを持ち出せる災害時持出袋として利用することができます。
手ぬぐいは、日常時は汗拭きタオルや枕カバーとして利用できるとともに、非常時はマスクや三角巾として利用することができます。
調布ケ丘地域福祉センター改修工事に伴うロビーレイアウトの変更
調布ケ丘地域福祉センターの改修工事に伴い、ロビーのレイアウト変更及び応接セットの入れ替えを行いました。
これまでのロビーは、マッサージチェアが中央に配置され、応接セットも重く、移動が困難なものでした。
ロビーをより柔軟に活用できるよう、改修工事に併せて、マッサージチェアを窓側に配置し、応接セットを高さも調整できるキャスター付きのテーブルと軽量な椅子に入れ替えました。
ロビーの備品を容易に移動、可変させることができるようになったことから、打ち合わせや懇談など日常的な用途に応じて、利用者がレイアウトなどを簡単に変更できるようになったほか、災害時にはロビーを福祉避難所の記載台や受付スペースにするなど、有効活用することもできるようになりました。