◆地域活動情報紙1面◆ 「多摩・島しょ地域力の向上事業助成金」対象事業 ★紙面上では市外局番042の表記を省略しています★ 地域活動情報紙Vol.8 自治会特集号 平成25(2013)年1月20日 発行:調布市 内容に関するお問合せは 生活文化スポーツ部協働推進課 〒182-8511 調布市小島町2-35-1 電話:481-7036,7122/FAX:481-6881 Eメール:komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp あなたも自治会の活動に参加してみませんか? 自治会は地域の皆さんのご協力のもと、生活環境の向上、福祉、防災・防犯などよりよい地域を目指して様々な活動を行っています。 2、3面は三つの自治会の具体的な活動紹介、4面は協働推進課からのお知らせです。 自治会ってどんな活動をしているの? 安全・安心なまちづくり  たくさんの自治会が防災・防犯の取組を実施しています。  主な活動として、防災訓練やパトロールなどが挙げられますが、その他にも防災施設の見学や救命措置の講習会など、様々な啓発活動が行われています。  災害や事件・事故はいつ起きるか分かりません。  いざという時のために、普段からご近所の方々と顔の見える関係を作っておくことが大切です。  防犯についての講習会を開き、地域の防犯意識の啓発を行っています。(上佐須自治会)  防災意識が高まっている昨今では、防災訓練を行う自治会も増えています。(多摩川住宅ト号棟団地管理組合法人) あたたかいまちづくり  近年では「無縁社会」という言葉が生まれるほど、人と人との繋がりが希薄になっています。  ご近所の方々とふれあい、良好な人間関係を築くことであたたかい地域を作り上げていくことができます。  様々なレクリエーション活動をはじめ、盆踊りやバーベキュー大会などの親睦を深めるための活動が実施されています。    お祭りを通じて、地域の皆さんにふれあいの場を提供しています。(多摩川親交自治会)  たくさんの参加者で賑わう農業体験の様子です。  子どもたちも楽しそうに土に触れています。(深大寺北町山野自治会) きれいなまちづくり  住み心地の良いまちにするために、環境美化活動を行っている自治会もあります。  皆さんで地域清掃や花壇整備に取り組むと、まちが快適で綺麗になるだけではなく、皆さん自身も清々しい気持ちになることでしょう。  また、クリーン作戦などの大規模な清掃活動に自治会単位で参加している場合もあり、自治会は地域の美観保持に大きく貢献しています。  自治会によって花壇の整備が行われています。  地域の環境美化でも、自治会は大きな役割を果たしています。(大町自治会) 開かれたまちづくり  地域の皆さんが情報を共有することはまちづくりを行う上でとても重要です。  回覧板や掲示板は、様々な情報を伝達するのにとても有効です。(行政情報を地域に周知する回覧や掲示には市からの謝礼金があります。詳しくは4面をご覧ください。)  また、広報紙やホームページを活用し、地域で役立つ情報を発信している自治会もあります。  ホームページを開設し、透明な自治会運営に尽力しています。  自治会の情報、地域の役立つ情報が盛りだくさんです。(二本松自治会)  広報紙を発行して、地域の情報を発信しています。  この広報紙では、自治会に新たに加入した方の紹介もしています。(深大寺元町一丁目自治会) ------------------------------------------------------------------------------ ◆地域活動情報紙2面◆ ★紙面上では市外局番042の表記を省略しています★ あたたかいまちづくり ラジオ体操を通じて、ぬくもりのある地域に! 入間町一丁目自治会 「子どもたちにはエネルギーをもらうし、『また来年も頑張ろう!』っていう気にさせてくれるんですよ。」 「毎朝6時30分から始めています。最初は1ヶ月くらいの期間限定だったんですけど、参加者から期間の延長を望む声が出て、今の形式にしました。」と語る高橋会長。 平成18年から自治会でラジオ体操を続けられてきました。 5月の連休明けから10月の中旬まで実施されています。 夏休みの期間は地区の子ども会と共同で開催していて、子どもたちも大勢来るので、総勢130人くらいの参加者で広場も埋まってしまうほどの盛況ぶり。 子どもたちには専用の出席表を作って、参加した日にシールを貼ってあげているとのこと。 取材にうかがった日も子どもたちがシールを貼ってもらうために長い列を作っていました。 また、自治会の方々は「こうやって集まることで地域の人同士のふれあう機会が増えるんです。」声を揃えて仰っていました。 毎朝挨拶を交わして、顔を合わせて、体を動かすことで、地域の絆ができあがっていくのだと思います。 また、ラジオ体操のリーダーを務める副会長の元部さんのお話によると、足が悪いお年寄りの足の調子が良くなったりと、思わぬ効果があるようです。 最後に高橋会長はこんなエピソードを話してくれました。 「夏休みに来てくれた子どもたちのうち、何人かは夏休みが終わっても来てくれるんです。中には、道を歩いている時に『ラジオ体操のおじさんだー!!』と声をかけてくれる子もいます。 子どもたちにはエネルギーをもらうし、『また来年も頑張ろう!』っていう気にさせてくれるんですよ。 それは本当にやりがいを感じる瞬間ですね。」 安全・安心なまちづくり 独自に防災訓練を実施し、意識づくりを進めています。 ~多摩川住宅ト号棟団地管理組合法人~ 多摩川住宅では、号棟ごとに自治組織が構成されていて、各棟でネットワークが築かれています。 ト号棟では管理組合が自治会機能を持って活動しており、その主催事業である防災訓練の様子を見学しました。 開会時に伊藤理事長から、「去年訓練に参加したから今年はもう大丈夫、と思うのではなくて、一年に一回は防災について考える日を作って、毎年新たな気持ちで訓練に参加してほしい。」という挨拶がありました。 また、訓練の終了後には参加者の皆さんにアルファ米と豚汁が振る舞われました。 初期消火の訓練の様子です。 火事を周りに知らせて、消火器を噴射します。 架空のシチュエーションを想定しての通報訓練も行われました。 訓練当日は晴天に恵まれ、大勢の方が参加されました。 毛布で担架を作って、負傷した人や動けない人を運び出す訓練です。 「人を運ぶ」ということは、想像以上に大変な作業のようです。 そもそも自治会って何? 「自治会」とは、より良い地域を目指し、同じ地域に住む人たちが自主的に運営している自治組織です。(管理組合が自治会機能を持っている場合もあります。) 戸建て住宅が多い地域や、団地・マンションなどの集合住宅、商店街など、地域によって様々な形態で存在し、「~町内会」や「~自治会」など様々な呼称があります。 いくつかの自治会が集い、連合会を作って活動している場合もあります。 なぜ、自治会が必要なの? 最も一般的な自治会の役割は「みんなが安心して暮らせる地域」をつくることです。 そのための第一歩として、ご近所の方々との接点を持ち続けることはとても有効です。 ご近所の方と挨拶を交わし、顔見知りを増やすことで、あなた自身の手でお住まいのまちを「ぬくもり溢れるまち」へと変えていくことができます。 自治会を中心とした日頃からのご近所付き合いは、色々な事に役立ちます。 ・地域の方々の目があることで、防犯面でも効果的です。 ・大規模災害などの緊急時には、迅速な対応ができます。 ・回覧板や掲示板などで、地域の情報をより詳しく知ることができます。 自治会に加入されていない皆さんへ 自治会は、お住まいの地域をより良くしていくための組織です。 自治会に加入される場合、もしくは新たに自治会の設立をお考えの場合は、協働推進課までご相談ください。 自治会についてのお問合せ 協働推進課 地域コミュニティ係 Tel:481-7122 Fax:481-6881 E-mail:komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp ------------------------------------------------------------------------------ ◆地域活動情報紙3面◆ ★紙面上では市外局番042の表記を省略しています★ 安全・安心なまちづくり 地域全体で子どもたちを見守っています! 布田南部自治会 毎朝子どもたちの登校を見守っている山本会長にお話を伺いました。 小学校前の道路で、児童の登下校を見守る活動をされていますよね。 山本会長 防災や高齢化は地域での対応が必要ですし、子どもたちの成長を地域で見守っていくことも重要です。 登下校の見守りはだいぶ前からやっているのですが、今では布田南部自治会だけでなく、地域全体で毎日行っています。 というのも、平成23年に布田小学校区にも地区協議会が設立されたんです。 「布田小地区ハッピータウン協議会」という名称なのですが、その地区協議会で帽子を作ったので、地域の連帯感を高めるためにも、見守りに参加する団体はみんなでその帽子をかぶってはどうかと提案しました。 ピンク色のかわいい帽子で、すごく目立つんですよ。 これをかぶっていることで、子どもたちも地域の人だと認識してくれます。 見守り活動にしてもそうですが、多くの自治会が人手不足に悩んでいます。 「自治会の活動をしたくない」という人も大勢います。 そういった問題にはどう対応されていますか? 山本会長 イベントに来てくれた方の中から、新たに活動に関わってくれそうな方を探して声をかけています。 私自身、自治会の方に声をかけられたことが地域活動に関わるきっかけでした。 大変なこともありますが、それを苦労とか義務みたいには考えず、楽しさを見つけながら取り組むようにしています。 自治会長になったらなったで、そこからは楽しく活動した方が良いじゃないですか。 平日は仕事で参加できなくても、休日には一緒に活動してくれる方もいますし、みんなができる範囲で力を合わせています。 では、最後になりますが、活動をされる中で一番やりがいを感じるのはどんな時ですか? 山本会長 登校の見守りでも、子どもたちを見送った後、道のゴミを拾って歩くんです。 不思議なもので、日増しにゴミが少なくなってくるんですよね。 ゴミが落ちてない場所にはあんまりゴミを捨てないから。 そういう発見もそうだし、いろんな人とも出会えるわけですから、やっぱりとても大きなことです。 自治会のメリットって、道で出会ったときにニコッと笑顔で挨拶できる人が多くなることだと思うんです。 それは何より素晴らしいことじゃないですか。 編集を終えて 今回の地域活動情報紙Vol.8は「自治会特集号」ということで、自治会の活動に焦点を当てて編集しました。 編集に当たって、市内の全自治会に対してアンケートを実施し、その回答をもとにいくつかの自治会に取材や写真提供などをお願いしました。 「安全・安心のまちづくり」「あたたかいまちづくり」から三つの自治会の活動を取材しました。 それぞれ、日常的にふれあいの機会を設けている取組、マンションコミュニティでの防災に関する取組、一つの自治会だけではなく、地域の連携のもとで行われている取組です。 また、紙面の関係上、掲載する活動をやむを得ず選ばせていただきましたが、ここでご紹介した自治会以外にもたくさんの自治会が地域の為に活動しています。 インタビューや写真提供を快諾していただいた自治会の皆さま、そしてアンケートに回答していただいた全ての自治会の皆さま、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。 --------------------------------------------------------------------------------- ◆地域活動情報紙4面◆ ★紙面上では市外局番042の表記を省略しています★ 協働推進課からのお知らせ 調布市自治会連合協議会をご存知ですか? 「調布市自治会連合協議会」とは… 調布市自治会連合協議会は、市内の自治会間での連携・親睦を深めるための自治会の連合体です。 市とともに、自治会への加入促進や、自治会の新規設立のサポートに取り組んでおり、公共施設などでこのようなポスターを見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。 「市民の自治意識の高揚と地域社会の発展、福祉の増進に寄与すること」を目的として活動しており、平成24年末時点で175の自治会が加盟しています。 加盟することで、他の自治会との活発な情報交換が可能になります。 地域総合防災訓練を開催しました! 平成24年11月25日(日)、市立多摩川小学校にて調布市自治会連合協議会主催の総合防災訓練が開催されました。 避難訓練のほか、応急救護訓練や消火訓練、ポンプ車による放水体験や煙体験、備蓄倉庫の見学など、バラエティ豊かな内容でした。 自治会で地域活動を行う時にはぜひご利用ください! 私たちがサポートします!! 自治会の活動に対して様々な支援制度があります! 自治会として活動されている場合、協働推進課では以下のような支援を行っています。 1.行政協力謝礼金 市では発行物の回覧・配布などを自治会にお願いし、行政情報の浸透を図っています。 そこで、回覧等の協力依頼に応じていただいている自治会には、行政協力謝礼金をお支払いしています。 また、行政情報をはじめとした様々な情報の収集・伝達がスムーズになりますので、マンション等の管理組合でも、自治会機能を持っている場合は、ぜひ協働推進課までご相談ください。 行政協力謝礼金額表 書類提出期間 謝礼金額 4月1日~5月31日 1世帯あたり年額200円 6月1日~12月31日 1世帯あたり年額100円 ※書類の提出時期により、金額が異なります。 2.自治会等施設設置事業助成金 自治会の集会施設等の新築、増築、改築、修繕に対して助成します。 助成金額は工事費用(消費税額除く)の65%となります。 集会施設等に対する助成基準 区分 内容 助成金の限度額 新築 ・新たに集会施設等をつくる場合 ・現在の集会施設等の全部を除去して新しく作る場合 600万円 増築・改築 ・既にある集会施設等の床面積を増加又は減少させる場合 ・集会施設等の一部の改造工事をする場合 300万円 修繕 ・集会施設等または付帯設備の補修をする場合 300万円 ※助成金を申請する場合は、当該事業に着手する年度の前年度の8月末日までに協働推進課にご相談下さい。 ただし、緊急を要する場合は申請書の提出期限に関わらず、ご相談下さい。 3.掲示板 協働推進課では、掲示板の設置・修繕・移設・撤去のご相談を受け付けています。 様々な情報を地域に提供する手段として掲示板ををご活用ください。 ※東京都の事業助成についてもご紹介できます! 自治会についてのお問合せ ●協働推進課 地域コミュニティ係 電話:481-7122 FAX:481-6881 Eメール:komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp 地区協議会に参加してみませんか? 「盆踊り大会や防災訓練をしたいけど、人手が足りない」 「スタッフが高齢化して活発な活動ができない」 そのようなお悩みを抱えている場合、お住まいの地域の地区協議会と一緒に活動していくこともできます。 地区協議会は、おおむね小学校区をひとつのコミュニティエリアとして、自治会や消防団、PTAや健全育成などの地域の活動団体や地域住民を横糸で結んだネットワーク組織です。 ※平成24年12月末日現在、13の小学校において設立されています。 こんなお悩みに対しては… 「地域で盆踊り大会や防災訓練を実施したいけど、自治会の役員も高齢化が進み、若者の協力も得られないので難しい。」 実施したい事業などがある場合、自治会から地区協議会に提案していただくと、事業に参加する団体を募ったり、地域にお知らせするなど、様々なかたちでご協力できます。 ぜひ、ご活用ください! 地区協議会についてのお問合せ ●協働推進課 参加協働推進係 電話:481-7036 FAX:481-6881 Eメール:komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp