○事務局(金中)  それでは,おそろいのようですので,令和5年度第2回調布市立図書館協議会を開始いたします。  本日は,御多忙の中,御出席いただきまして,誠にありがとうございます。  初めに,御来場の皆様におかれましては,体調が優れない方や気分の悪くなった方がいらっしゃいましたら,事務局まで遠慮なくお申し出いただきますようお願いいたします。  なお,今回もZoomを使用したオンライン会議を並行して実施しておりますため,カメラにて撮影を行っております。御了承ください。  それでは,開会に先立ちまして,図書館長の髙橋から御挨拶申しあげます。 ○髙橋館長  皆様,本日は今年度第2回目の図書館協議会に御出席を賜りまして,誠にありがとうございます。本当に暑中お見舞い申しあげますと,キャンディーズみたいなことを言いますけれども,本当に暑い日が続いておりまして,体調の管理が本当に大事だなと思う昨今でございます。  前回の図書館協議会が5月18日だったかと思いますけれども,その後の動きということで若干お伝えさせていただきたいと思います。  6月1日から調布市のコロナの対応方針が新たに示されて,職員のマスク着用の自由化が示されたところでございます。小・中学校でもマスクを外して教育活動が進められていると聞いておりますが,図書館は不特定多数の方がいらっしゃるということもあって,職員は自由化になったのですが,着用している職員がまだまだ多いのかなという状況がございます。  それと併せて,6月1日から図書館利用者の窓口に設置しておりましたビニールカーテン,パーティションといったものを撤去させていただきました。それ以降,利用者の方からの声なのですけれども,割と話しかけやすくなったとか,明るくなったとか,どちらかというと好意的な御意見をいただいているということで,あまり否定的な意見はないのかなと思っております。前回の協議会でも,江竜委員さんからパーティションを外したら利用が倍増になったというお話をいただいたかと思うのですが,比較的好意的な意見が多いのかなと私も捉えています。うちの図書館の利用が倍増したかどうかは分からないのですが,利用は比較的増えてきているのかなという印象を持っているところです。  今,コロナは比較的はやっている時期ではあります。今日で小・中学校の1学期が終業したということになろうかと思います。小・中学校では学級閉鎖なども出たりということも聞いておりますので,今比較的はやっている状況ではありますが,図書館の運営は何とかできているかなと思ってございます。引き続き感染対策をしっかり行いながら,図書館運営に努めていければと思っております。  それで,本日の議題の中で,図書館の施設整備についてという議題を挙げさせていただいております。これは,これから3つの図書館分館の新築,移転整備を進めていくということで,今準備を進めているところです。今後図書館としては,新しい施設にどういった要素を加えていくべきか,こういった図書館整備のあり方について方針がそもそも必要ではないかという議論になりまして,できれば施設整備の方針を策定した上で,今後必要な分館整備を進めていければと思っているところです。  これまで50年使用してきた図書館であります。新築してまた50年使うということも想定しながら,我々としては近隣自治体で行っているサービスですとか整備状況を参考にしながら,今回,案を作ったところでもあります。本日はその案の説明をさせていただきければと思っておりますので,忌憚のない御意見をいただければと思っております。  また,この図書館協議会の委員の皆様の今期の任期が来月末でいったん終了という形になっております。そういった意味では,今期の任期中の会議は今日が最後ということになりますので,併せて様々な御意見を賜れればと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  私からは以上です。 ○事務局(金中)  それでは,議題に入る前に本日の資料の確認をさせていただきます。お手元に資料の御用意をお願いします。  資料1,「令和5年度第1回調布市立図書館協議会議事録(案)」。  次に,本日配付となりました資料2―1,「調布市公共施設マネジメント計画個別施設の状況・方向」。  資料2―2,「宮の下分館整備に関する住民アンケート調査」。  資料2―3,「調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方(案)」。  資料3,「2023夏休みにすすめる本」。  資料4,「図書館だより2023夏№267」。  資料5,「市内高等学校との連携について」。  資料は以上ですが,すべておそろいでしょうか。過不足,乱丁,落丁がありましたら挙手願います。――それでは,野末委員長,どうぞよろしくお願いいたします。 ○野末委員長  よろしくお願いします。マスク自由化と言いながら,皆さんマスクしているので,マスクしました。  30秒だけ雑談をしますと,私の勤務先である教職員側も学生も,半分まではいかないですが,もうマスクなしの空気になってきていますが,コロナは確かに出ています。そんな重い症状ではない,風邪の少ししんどいものぐらいで戻ってくるのですけれども,確かに増えているのではないかと思います。  あと,特に学校の先生方はそうだと思うのですけれども,お子さんとか小さい子どもは,別の感染症がかなりはやっているみたいですね。私の妻の職場が子どもの施設なので,夏によく聞くのが一気に押し寄せてきているという感じです。皆さんもお気を付けいただければと思っております。  では,始めてまいりたいと思います。令和5年度第2回調布市立図書館協議会を開催いたします。  まず,定足数の確認をします。本日の出席委員について事務局から報告をお願いします。 ○事務局(金中)  本日の定足数の御報告をいたします。進藤委員におかれましては,欠席との御連絡をいただいております。,つきましては,ただいまの時点で11人出席されておりますので,調布市立図書館条例施行規則第17条第1項の規定による定足数に達しております。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。定足数に達しているということですので,引き続き進めてまいります。  審議に先立って,本日の案件について非公開とすべき議題があるかどうかお諮りします。議題を御覧いただいたとおり,本日,特に非公開とする理由はないと思われますが,御異議ありませんでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。では,御異議ないものと認め,先に進めてまいります。  次に,傍聴希望者の有無について,事務局からお願いします。 ○事務局(金中)  傍聴希望者はいらっしゃいませんでした。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,いらっしゃらないということですので,このまま継続し,審議に入ります。  では,議題の第1号「令和5年度第1回調布市立図書館協議会議事録(案)の承認について」です。こちらは事前に送付を我々は受けております。御確認いただいているかと思いますが,お気づきの点,ございますでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  いつも丁寧に作っていただいてありがとうございます。では,この後,事務局は署名の手続を進めてください。前回の指名が加藤委員ですか。後日署名をお願いいたします。  では,議題の第1号は以上です。  続きまして,議題の第2号「調布市立図書館の施設整備について」です。こちらは海老澤副館長から御説明をお願いします。 ○海老澤副館長  それでは,私から調布市立図書館が今後予定,計画している分館の整備等につきまして御説明させていただきます。資料2―1を御覧ください。  調布市では,令和5年2月に「調布市公共施設マネジメント計画」を作成いたしました。これは,図書館を含む市全体の公共施設について,今後のあり方や方向に基づく具体的な取組内容を定めたもので,この計画に基づき各施設の整備を行っていくととしております。  資料2―1は,図書館部分を抜粋したものです。計画では,令和5年度から12年度までをⅠ期,13年度から20年度までをⅡ期,21年度から28年度までをⅢ期とし,それぞれの時期において取組内容を定めております。  図書館関連として,Ⅰ期で国領分館,宮の下分館,緑ケ丘分館,若葉分館,染地分館の5館と,高架下資料保存庫が整備や整備の検討を行う対象となっております。  これらの整備を行うに当たり,調布市立図書館として基本的な考え方を整理する必要が出てまいりましたので,現在,図書館で施設整備方針を作成しているところでございます。  1枚飛びまして,資料2―3をお願いいたします。調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方として作成している案となります。  順番に御説明いたします。  まず,(1)読書・調査活動への支援についてです。  こちらは,資料閲覧スペース,幅広い資料,学習支援機能の提供と,現在,調布市立図書館が提供している機能を引き続き提供していくということを表明しております。  次に,(2)積極的な児童・青少年サービスの提供についてです。  アの「青少年が来館したくなる図書館づくり」については,利用の落ち込みが顕著となっている10代のYA,いわゆるヤングアダルト世代の利用促進を意図し,記載しているものになります。アプローチの1つとして,YAコーナーの設置を考えており,現在,内部で検討を進めているところです。  イの「子どもたちにとって安全で安心な居場所の提供」,エの「地域の小・中学校との連携」についてですが,従来のサービスに加えまして,近年増加傾向にある不登校児童・生徒に対する支援事業の1つである訪問型支援「みらい」という取組が調布市にございます。こちらは,心理士やスクールソーシャルワーカーといった支援員が,不登校児童・生徒の自宅や公共施設などで,悩み事の相談やお子さんに応じた学習の支援を行うというものですが,この取組と連動した公共施設として図書館が場を提供するということをも視野に入れております。  次に,(3)ICTを活用したサービスの提供についてです。  こちらは,現在多くの図書館で導入されている蔵書管理方式であるICタグを活用し,サービスを提供することを意図したものになります。ICタグを導入することで,職員と対面せずに予約本の受取ができる自動予約棚や,複数の本をまとめて貸出し処理することができる自動貸出し機の設置など,非接触型サービスの提供や効率的な図書館の運営を行うことが可能となると考えております。  次に,(4)文化創造・コミュニケーションの場としての図書館についてです。  社会教育施設は,近年,地域活性化やまちづくりの拠点等の役割も強く期待されるようになっており,住人の学習と活動を支援する機能を一層強化することが求められています。そこで,アからウに記載の内容を通して,コミュニケーションの活性化を促進していくということを意図しております。  次に,(5)持続可能な図書館についてです。  こちらは,当然のことではありますけれども,ユニバーサルデザイン,また省エネルギーに配慮した設計を行い,人にも地球にも優しい図書館施設を目指すということを記載しております。  最後に,(6)利用者ニーズに応える図書館についてです。  ほかの項目にも通じるところですが,技術革新や社会情勢の変化などにより,図書館に求められるものは少しずつ変化しております。この変化するニーズを捉え,利用者が求めるサービスを図書館運営に反映していく必要があります。施設整備においても,利用者が求めるニーズを反映していくことを意図し,本記載をしております。  このほか,今現在図書館を利用されていない方に対する利用促進の取組を引き続き継続していくということも併せて最後に記載しております。  以上が調布市立図書館施設整備に向けた基本的な考え方の案となります。委員の皆様におかれましては,本考え方の方向性や抜けている視点などについて御意見,御助言を賜ればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  なお,資料2―2については,宮の下分館整備に当たって,近隣の小・中学校,住民の方々にアンケート調査をさせていただく予定としておりますが,そちらの概要となります。  私からの説明は以上となります。 ○野末委員長  ありがとうございます。最初に確認させてください。資料2―3の基本的な考え方について,今日は主に御意見をいただきたいということだと思うのですが,これはいつぐらいに固めるとか,いったん固めて見直しながら維持していくものなのか,見通しみたいなものはありますか。 ○海老澤副館長  いつまでに固めるというのは,現在はまだ具体的に考えていないのですが,必要に応じて随時見直しはかけていきたいと思っております。 ○野末委員長  分かりました。資料2―1にあるように,かなり長期的な話です。だから,恐らく今日は基本的な考え方を御意見いただいて,また図書館で検討いただいて,必要に応じてブラッシュアップしていくということだろうと思います。  では,委員の皆さんから御意見,あるいは御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。どんなことでも大丈夫です。お願いします。 ○八島委員  今,(2)のイとエで,みらいとの連携というお話があったのですけれども,不登校とか,家から出るのが嫌だとか,教室に入れないというお子さんが今すごく増えていて,みらいができて,まだ現場でもそんなにすごく活用できていないのですが,ちょっと外に出る機会があったり,家でないところに出て自信がついたり,楽しいところができたらとてもいいことだなと思って伺っていたのです。例えば昼間に来て,何かおはなし会があるとか,具体的にどんな感じで活用されるのかなと思って,お伺いしたいと思いました。 ○海老澤副館長  実際のところ,まだそこまで細かいことについての検討は行っていないのですけれども,みらいというものが始まりまして,自宅へなかなか伺えないところとかを,公共施設を使ってやっているということなのですが,指導室で公共施設自体を手当てするのがいろいろ大変という話も聞こえておりますし,図書館として新しい機能を持たせるに当たりまして,そういった場所を提供することも1つ考えられるのではないかという,本当にまだ案の状態でございます。 ○野末委員長  お願いします。 ○星野委員  今,みらいの訪問型支援は,小学校も中学校も始めているのですけれども,本来は家庭に訪問するという約束でお母様と子どもがいるところに訪問するという形なのですが,中には家庭へ来ることにどうしても抵抗のある方がいて,では,その方はどうするかというと,現在は児童館を借りたり,学習以外の運動ということで,公園で一緒に活動したりすることもあるのですが,雨の日は行くところがないというので,児童館と調整して,その時間は児童館を貸してもらえませんかと言って借りたりしています。  だから,そこに図書館という新たなスペースができるということは,活動の幅がまた広がるし,いい試みだなと思っていますので,もしみらいが図書館も活用できるということがはっきりと打ち出されると,担当の方は,その場所も視野に入れて活動が広がるので,そこは進めていただいたほうが,実際の活動はもう始まっているので,助かるかなと思います。 ○髙橋館長  ありがとうございます。私も指導室にいた職員でもありますので,学校教育分野の課題に対する取組に,何か社会教育分野としても連携できることがないかなといった視点を持って,この間指導室とも話をしてきています。  例えば,中・高生とかティーンの世代が集まりやすくなるような施設という視点で,図書館にはYAコーナーが比較的多いのですが,日中は学校に皆さん行かれているので,それほど利用されないということもあり,その時間を使って,例えばそういったみらいで指導が必要なお子さんに使っていただくということで,相乗効果が期待できるといった面もございますし,学校教育と社会教育の連携というところで何か取組ができないかなというところで,そういった視点も加えられたらなと考えております。そういった御意見をいただけると,本当にありがたいなと思います。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。今日は御意見をどんどん出していただいて……お願いします。 ○栗田委員  栗田です。1つ御質問させてください。  資料2―2の住民アンケート調査なのですけれども,これ,調査対象が宮の下分館近隣の小学校,中学校の児童・生徒とその保護者ということなのですが,そこだけですか。 ○髙橋館長  これ,実は皮切りということで考えておりまして,我々としても,今後50年この施設を使っていくということを視野に入れながらということもあり,まずは若い子どもたちから意見を聞いていきたいと考えて,まずは学校と連携してこういったアンケート調査ができないかなということで,期間が今日からになっています。  詳しく申しあげると,五中の生徒にはアンケート募集のチラシをもう配布したところなのですが,小学校のお子さんと保護者向けには,今週の土曜日から学校安全・安心メールを通じてアンケート調査のフォームを送信したいと考えています。  それは皮切りでございまして,その後,第三小地区,飛田給小地区,多摩川小地区も入るのかなという感じではありますが,その辺りの地区協議会にも少しお話を伺う機会をつくれたらなと思っておりますので,そちらはもう少し先を予定していきたいなと考えています。  以上です。 ○栗田委員  ありがとうございます。ここのエリアは,自治会とか老人会が結構活発な地域でもあるので,公民館さんとかに置かれても,結構回答があるのかなというイメージができていて,そういった新しく何か施設ができるのに自分がアンケートに答えた,そういうのに何か携わったというのが住民の方への意欲にとてもつながるのかなと思ったので,もしよろしければ,お願いします。 ○髙橋館長  近隣の施設にもアンケート調査に関する用紙などチラシを置かせていただくことも検討していきたいと思います。ありがとうございます。 ○栗田委員  よろしくお願いします。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。お願いします。 ○松澤委員  松澤です。それに伴ったことかもしれないのですけれども,ここを見ていますと,宮の下保育園の移転先で,第七交通機動隊の土地とあります。たしかがけ下で,あの辺,水害とかその辺がどうなっているのかなというのが1つ心配で,すぐ前に飛田給小学校もあったりするのです。  それともう一つ,そこそこ広さがあると思うので,全体的にどういった施設で,どういう形のものをつくろうとして……。多分そこに入ってくると思うのですけれども,そういう計画とかはある程度あるのでしょうか。お教えいただければと思うのです。 ○髙橋館長  今後の公共施設の整備とか維持保全といったものは,この資料2―1にある調布市の公共施設マネジメント計画に沿いながら進めていくことになっています。  この計画の基本的な考え方なのですけれども,基本原則として,今の既存の公共施設の総床面積を大きく増やさない,現状維持で進めていくというのがあります。ですので,私どももそういった基本原則を基にしながら進めるようにはなっております。ただし,これまで私どもがつくってきた図書館の分館につきましては,昭和40年代後半から50年代に建築したものでありまして,公共施設の考え方がかなり古い,もう古くなってしまっているもので,例えばトイレの整備についても,今はだれでもトイレをつくったり,トイレに付随して授乳室を設けたり,トイレの個室自体も比較的広く整備していくようになっているのですが,そうした場合に,現状の面積のままトイレとか,書架と書架の間の通路,これも車いす対応で,車いすが回転して使えるようにと考えますと,より通路を広くしたりという必要もありますので,そういったオープンスペースといいますか,必要な設備みたいなところをリニューアルすると考えると,どうしても今までの面積だけではなかなか整備が……。では,蔵書を減らせばいいのかといいますと,図書館の機能そのもののあり方が失われることにもなりますので,我々としては,必要な部分については,必要な面積をどうしても確保したいということは,財政当局といいますか,そういった部門と協議をしていくことになっていくのかなと思います。  こういったアンケート調査を取るというのも,今の市民の方,利用者の方がこれからどういうサービスを図書館に求めていくのか,求めたいのか,それを反映してこれから50年使っていく施設をつくるべきではないかということも考えていますので,予算的な面とか面積的な要件とかはあるのですけれども,なるべく市民の意向に沿った形の施設をできる限り求めていくということを追求していきたいなと考えています。  以上です。 ○松澤委員  ありがとうございました。基本的に図書館が中心の施設をつくるということで,それ以外は……。多分地区協さんなどが入ってくると,防災の話が絶対出てくるのです。防災の避難所だという話も絶対出てくる。なので,あとは地域の方と意見を交えて,それに沿うような形になっていくとは思うのですけれども,地域の方の意見がぜひ取り入れられるような施設で,地域の人たちが有効に使える施設,図書館だけという見方ではなくて考えていただけたらいいなと思います。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがですか。お願いします。 ○稲留委員  まず,取りあえず2点。  まず1点は,質問と言えば質問なのですけれども,1番の調査活動への支援ということで,幅広い資料の提供とございます。方針ですから極めて抽象的な言い方だと思いますけれども,例えば調布の図書館で,具体的にどういった方面の資料を厚くするのか。超一流の学者が研究に来るわけではないと思うので,その辺,どうやって資料の範囲を見極めていくのですか。これからの話かもしれないけれども,どうされるのかなと自分なりに整理ができないので,方針でもあればと。  もう一つは,4番目の文化創造・コミュニケーションの場としての図書館なのですけれども,ア,イ,ウを見ていくと,私も公民館に結構出入りしているのですが,公民館とほぼ同じような感じの事業ではないかと思うので,その辺の切り分けなり,連携なり,どうお考えになっているのか,その2点についてお聞かせいただきたい。 ○海老澤副館長  ありがとうございます。まず,幅広い資料の提供というところですけれども,従来,調布の図書館で行ってきたところは,市立の公共図書館として必要な範囲といいますか,研究者の方だけが御利用いただくような専門書ということではなく,普通の住民の方がレクリエーションですとか,趣味に使えるようなものというのももちろん幅広く必要ですし,かといって,広く浅くではないですけれども,調べものに必要なものが全くないということですと,ある程度の調査研究には対応できませんので,そういったものをある程度の深さといいますか,多少の専門的な,大学生,大学院生が使えるぐらいの資料を集めたりですとか,そういう意味で幅広く。  あと,中庸といいますか,公共図書館としてはいろいろな幅広い意見が載っているものを集めなくてはいけませんので,反対意見のある資料ですとか,賛成意見のある資料を両方とも置いておいて,それを読んだ方が御自身なりに消化して,どう捉えていただくか,そういうことを提供する必要がありますので,そういった意味で,いわゆる専門図書館のように深く追求したものというわけにはいかず,ある程度の深さもありつつ,いろいろな方の要求を満たすものを集めなくてはいけないという,なかなか難しいところではあるのですけれども,いわゆる市立の公共図書館として必要だと思われるところについて,従来も提供してきたというところもございますし,今後もそこの姿勢については変わらずやっていくように考えております。  こちらは施設整備に向けた考え方になりますので,こういったことをうたわせてはいただいていますけれども,具体的には調布市立図書館の資料の収集方針なども策定しておりまして,ホームページなどにも公開しておりますので,そういったものに基づいて,私どもの図書館では資料の選定収集を行っておりますし,今後もそこのところについては,変わらずにやっていきたいと考えております。  もう一つの文化創造・コミュニケーションの場としての図書館というところですが,今御指摘のように,確かに公民館ですとか,今新しく幅広く,生涯学習施設のようなところで,こういったこともたくさんなされてきておりますし,特に地方の公共施設ですと,そういった生涯学習施設と公共図書館が一体となってこういう運営をしているところなどもございまして,ここまでが図書館ですとか,ここまでが公民館といったところではなくて,幅広く住民の方たちが求める場をいろいろな形で提供する施設が求められているところもございますので,図書館としても,調布の場合,現在もちろん公民館などございますけれども,公民館の方たちとも連携できるところはもちろんしていきたいと思っております。  正直申しあげまして,例えば今度新しく考えている宮の下分館で,先ほど館長が申しあげましたように,特別大きな建物が建てられるわけではございませんので,こういったことは考えておりますけれども,専用のお部屋ができるとか,そういうことは今考えにくいところもございます。将来的に求められているいろいろな形で対応できるような形,図書館ですとか,公民館ですとか,いろいろな施設と連携し合いながら,フレキシブルに活動していけるようなことを考えていけたらと思いまして,いろいろ盛り込んでしまっている感はあるかもしれませんけれども,こういったことも考えている,現状ではそういうところでございます。  もし何かありましたら,また引き続き御意見をちょうだいできればと思いますので,よろしくお願いします。 ○野末委員長  ありがとうございます。お願いします。 ○江竜委員  今の1番の読書調査活動への支援と,3番のICTを活用したサービスの提供が関係するのかどうかという質問で,つまり今,電子ブックとかデータベースとかあります。あまり大きなスペースが取れないのであれば,辞書・辞典系のデータベースを入れる予定があるのかとか,電子書籍を取り入れることによって,読書とか調査活動の幅広さみたいなのを出す予定があるのかというのが,このウの利用者向けインターネットサービスの充実に含まれているのかどうかということを教えてください。 ○野末委員長  お願いします。 ○海老澤副館長  ありがとうございます。こちらは,将来的には含んでいくことはもちろん考えているところですけれども,正直申しあげまして,現状で電子ブックの導入というのは,お金がかかる割にはあまり魅力的なコンテンツがないということで,図書館にもそういったものは入れないのかという御要望はちょうだいするのですが,実際に入れたよその自治体の話などを聞いてみますと,初めは皆様,やはり物珍しさで御利用があるけれども,どうしてもコンテンツにあまりいいものがないということで,本当にいっときで,あとは収束していて,ほぼ利用がないという話も聞いておりまして,現状では,予算をかけてそれだけやるということについて,まだ時期尚早かなと思っているようなところはございます。  あと,データベースにつきまして,中央図書館では現状でも利用しておりまして,調査,調べ物についてかなり利用できるということは私どももよく理解しているところですけれども,こちらも予算的にはかなり大きな金額になってしまいますので,将来的にはもちろんどこの分館でもこういったものが利用できればいいと考えておりますが,全館に全部導入するというのは,今のところなかなか難しいかなと思っております。ただ,ICTを活用することに関しましては,将来的にもちろんそういうところも視野に含んでとは考えておりますので,引き続きまた予算を獲得しながら,そういったところもやっていければなと思っております。  以上です。 ○野末委員長  どうぞ。 ○江竜委員  今,中央図書館に入っているので,たしかジャパンナレッジ…… ○海老澤副館長  データベースですか。 ○江竜委員  データベース。 ○海老澤副館長  データベースで今入っているのが,新聞のデータベースで,朝日新聞のヨミダスと,読売新聞のヨミダスと,日経テレコンと,マガジンプラスと,大宅壮一のあれと,百科事典のジャパンナレッジ,あと法律のデータベース,D1-Lawの7種類です。 ○江竜委員  新聞のデータベースは置いておいてという感じなのですけれども,調査活動として,ジャパンナレッジは確かに幅広く百科事典や専門事典などが入っているのですが,小学生には使いづらい。中学生がということになると,今度は2番に関係するのですけれども,旧ポプラディアネットが今,MottoSokka!というのになっている。今お金がないという話だったので,今後という話にはなると思うのですけれども,たしか自治体向けとか,公共図書館向けの料金とかもあったと記憶しておりますので,子ども向けの調査用データベースみたいなものも幾つか入っていると助かるのではないかなと思ったので,ちょっと今後の検討の中に入れてくださいというお願いでした。 ○海老澤副館長  ポプラディアは以前検討したことがあったのですが,予算的に入れなかったということがありまして,今,ほかにもおっしゃったように,たしか先日も何か違う子ども向けのデータベースの情報が来ていたかと思いますので…… ○江竜委員  多分,5年前だったらろくに使わないという話だったと思うのですけれども,今,1人1台配られた時代と考えると,利用は物すごく増えるのではないかとか,とても助かるレベルが異なってくるのではないかと思われたので,言っています。 ○海老澤副館長  ありがとうございます。確かに時代は変わっているというところがあるわけですね。参考にさせていただきます。ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。――「ここで10分休憩を取りたいと思います」とシナリオに書いてあるのですけれども,まだいいですよね。  ほかにいかがですか。お願いします。 ○稲留委員  ちょっと抽象的な話なのですけれども,子どものことは言われているけれども,こういうところであまり老人のことは考えられたことがないと。私も既になって久しいのですけれども,まだ子どもと同居していたり,奥さんと一緒にいるところはまだいいのですけれども,最近いろいろなことを見聞きしていると,独身のそれなりの人が多くて,お母さんかお父さんがいて,2人だけで住んでいるというところには文化的な手が全然差し伸べられていないのではないかという気がして,そういった方に図書館に来てもらう。これは公民館がやっていますけれども,公民館に来てもらうとか,そういうことを考えなければいけないのではないかという気がしているのです。  要するに,社会から孤立化しがちになってしまっているのではないかということなのです。結構多いのです。私の友達などでも,自分の息子がまだだとか,できる女の人なのだけれども,結婚しないとか,そういうのが多いので。そういった人たちに何か手を伸べる方法は,まだ若ければいいけれども,どんどんこうなっていくと,いろいろ問題が出てくるのではないかと。青少年とどこに行っても聞きますけれども,そういったことについて心配してくれるところはほとんどないのではないかという気がしているのです。図書館がやるべきかどうかというのは若干ありますけれども,そういう視点でいろいろなサービスとか,公民館の活動なども含めて考えてもいいのではないかという気がちょっとしているので,御検討いただければと思います。 ○海老澤副館長  ありがとうございます。確かに今おっしゃられましたように,こちらに年配の方向けのということでの文言はうたっていないのですけれども,実を申しあげますと,現状,図書館の御利用の方は年配の方のほうが多いという状況がございます。  50年前に図書館の分館網をつくったときに,子どもが1人でも行ける範囲で図書館をつくるということで10館の分館をつくったのですけれども,現状では御年配の方で,徒歩以外の交通手段のない方が近くの分館でいろいろ資料を読んだり,雑誌や本を毎日のように読んでくださるような方も現在増えておりまして,分館はそんなに遅くまではやっておりませんけれども,午前中の御利用ですとか,そういったところはかなりの割合で年配の方が増えておりまして,図書館を居場所という形で御利用いただいている方も多くいらっしゃいます。  地域の福祉の場の職員なども,図書館へ毎日行くことで元気を保っている年配の方もいるという話も聞いておりますし,そういう公共施設としての居場所として図書館が求められているというのはすごく感じておりますし,そちらについても,もちろん今後も継続していくというところは考えておりますけれども,現状では,逆に子どもというのは,中間層の子ども。小さなお子さんは親御さんと一緒に図書館に来てくださるのですけれども,どうしても10代少し大きくなってしまうと,塾ですとか,学校ですとか,部活ですとか,いろいろ忙しくなってきてしまって,なかなか図書館から離れていってしまう。そこで今後,図書館を大人になってからまた使っていただけるようになるまで,図書館の利用をつないでいただきたいという視点に立って,今,YAの世代の人に働きかけを行っていきたいと考えているのですが,もちろん現状,御利用いただいている御年配の方ですとか,まだなかなか図書館に足を運んでいただけない方もたくさんいらっしゃると思います。  現状の図書館はバリアフリーになっていない,それこそ50年前の建物で,保育園の2階にあるために,階段を上らなくてはいけない,それがハードルになってしまっているという話もいただいておりますので,今回のこういう施設整備に当たりましては,バリアフリーを考えながら,今まで利用していただいていない年配の方も当然視野に入れて考えております。こちらの文言には入っておりませんけれども,考え方としてまた整理していきたいと思いました。今伺いまして,確かに全く御存じない方が御覧になると,そういう印象をお持ちになるのだなということが分かりましたので,また引き続き検討させていただきたいと思います。どうもありがとうございます。 ○稲留委員  私も最近行っていませんけれども,時々行くと,確かにお年寄りが圧倒的に多いです。ただ,横のコミュニケーションが取れているとはとても思えない感じがするし,中には寝ている人がいたりする。そういうのではなくて,単に来てやるのも1つの生きがいになって問題ないと思うのですけれども,横のコミが取れるようなことが図書館でできないかなという気がします。 ○海老澤副館長  まさに先ほどおっしゃっていただいた,コミュニケーションが取れるということは,せっかく来てくださった方同士ですとか,あとそれこそ世代を超えて,お子さんとそういう方が交われるとか,公民館以外に図書館でもそういうことができればいいなと考えているところではあります。いろいろな御意見をちょうだいしまして,ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。  私からもよろしいですか。もちろんこれがすべての分館で実現するということではない,十分に実現できるかどうかはもちろん分からないのですけれども,ただ,こういったことをなるべく取り入れながら考えていくということは非常に重要だなと思っています。特に(6)に,ニーズに応えるというところはとても重要で,先ほどアンケートをなさるということなのですけれども,アンケート,あるいはふだんの利用者の様子であるとか,普段の利用者の様子であるとか,そういったもの,あるいは市民の皆さん,それから地域地域にある課題みたいなものを積極的に図書館から見出して,それに対応していくというところが多分大事なのだなと思うのです。  それに当たって,(5)の持続可能な図書館というところがあるのですけれども,大体図書館は,建物を建てて50~60年使うのです。だから今,日本全国で建て替えが行われているのですけれども,一方で,30年ぐらいのところで改築する図書館も結構多いのです。ですので,持続可能なということで言えば,もう一項目付け加えたほうがいいのか,10年,20年たつと改築,リノベーションが必要。だから,リノベーションがしやすいような施設がとても重要な感じがします。50年,60年そのままというわけにはいかない。実際ここもそうですよね。ほかのところもちょっとずつ変えていくと思うので,それがしやすいような設計というのがある。  建築屋さんが変に凝って,丸とか四角とかごちゃごちゃやるのは使いにくいのです。変なところに構造壁があったり,柱があったりということがある。特に図書館の場合は,資料を置くスペースだと耐火が必要なので,そう簡単に改築もできないのです。だから,その辺りもきちんと見越してやらなければいけないので,そこはぜひうたっておいたほうがいいかなと思いました。  あとは,皆さんからいただいた御意見を基に,文言を少し整理したり,それぞれにちょっと解説を加えたり,補足説明を加えたりして,少しこれを拡充していっていただくのがいいのかなと今思いました。  先ほどの資料2―1を見ると,⑥と書いてあるものは4館ある。これは令和13年度ぐらいから,もしかすると改築したり,移転したり,建て替えたりというのができるかもしれないということだと思うので,それまでも定期的に見直していけばいいのかなと思います。  私からはちょっと雑駁なコメントですけれども,そんな感じです。よろしくお願いします。  では,皆さんからよろしいですか。今日メインの議題はほぼこれなのですけれども,大丈夫ですか。どうぞ。 ○髙橋館長  ちょっと補足なのですけれども,この基本的な考え方,2―3の資料なのですが,これは実は中央図書館も含めて私どもでは考えていまして,この中央図書館もたづくりができたときに設置されて,実はもう28年,先ほど委員長におっしゃっていただいたようなリノベーションが必要なのではないかと私自身思っていまして,公共施設マネジメント計画上ですと,ESCO事業に基づく改修などと位置付けられているのですが,それだと光熱費を省エネした分だけしか改修しないみたいなところもありますので,中央図書館の機能全般を含めて,そろそろ30年近くなる建物であります。検討していきたいということも考えていますので,そこも想定しながらこれをつくっていきたいなと思っています。  分館の施設でこれだけの要素を全部盛り込むというのはなかなか厳しいところがありますので,こういう要素を踏まえて,できる限り管理していく。中央図書館では,できればこれぐらいの要素は全部盛り込みたい,そのように考えておりますので,御承知おきいただければと思います。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。  では,休憩を取りましょう。ちょっと換気します。3時再開でお願いします。      (暫時休憩) ○野末委員長  では,再開してまいりたいと思います。  では,報告事項に移ります。本会は報告事項が3件ありますので,まとめて御説明いただいて,後でまとめて質疑に入ることにしたいと思います。  まずは報告事項ア「夏休みにすすめる本について」です。こちらは森係長からお願いします。 ○森係長  では,資料3を御覧ください。夏休みにすすめる本のリスト,こちらは毎年夏,7月7日に発行しているものになります。  調布市立小学校教育研究会図書館研究部の小学校の先生方と共同で作成しているリストになりまして,学校を通して市立小学校の児童全員に配布しております。掲載された本については,全館の館内で展示しております。こちらは小学生向けのリストなのですけれども,中学生にすすめる本のリストは8月に発行予定しております。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。  では,報告事項イ「図書館だより2023夏号」について,それから報告事項ウ「市内高等学校との連携について」,2件まとめて河内係長からお願いします。 ○河内係長  図書館サービス係の河内です。まずこちら,「図書館だより2023夏号」№267号について御報告いたします。  今回の号の特集は,第4次調布市子ども読書活動推進計画です。昨年度,こちらの協議会でも御意見をいただきまして,パブリックコメントを実施して策定いたしました。この計画の目標や取組を分かりやすく説明しております。このほかにも,中央図書館,市内10館の分館を結んで資料の搬送を行っているメールカーの説明の記事ですとか,「夏休みにすすめる本2023」や,FC東京選手の「私のすすめるこの一冊2023」についての記事も掲載しております。関口宣明さんの執筆されている「郷土の歴史と伝承」の掲載もございます。市内図書館ではバックナンバーも配布しておりますので,よろしければお持ち帰りになって,ゆっくり御覧になってください。  続きまして,資料5,「市内高等学校との連携について」,御覧ください。スライドショーを出していただくのですけれども,御覧いただいていますのは,神代高等学校の美術科専攻の1年生が,昨年度,授業で製作したマナーアップポスターを展示している様子です。今も中央図書館の4階と5階をつなぐらせん階段に展示しております。今年は9月24日まで中央図書館で展示しておりまして,かなりたくさんの作品,らせん階段が2通路あるのですけれども,すべてにくまなく貼ってあるような形でつくっていただいています。中央図書館の展示後は,市内各分館でも展示を行います。  こちらも御覧いただきながら,資料5番の説明をさせていただきます。令和5年度より10代,ティーンズに向けたサービスの充実と利用の促進を目指し,調布市立図書館YAサービス検討スタッフが発足しました。YAとはヤングアダルトの略で,子どもと大人の中間の独特の配慮を要する10代の読者や利用者のことを指します。  今後,各館へのYAコーナーの設置ですとか,YA対象資料の収集,対象向けのイベントの実施などを検討してまいります。検討に当たっては,市内の高等学校との連携が必須と考えまして,働きかけを増やしていく予定です。  これまでの連携の内容や今後の予定を御紹介します。1番にあります神代高等学校との連携については,こちら御覧いただいているマナーアップポスターに加えまして,図書委員お勧めの本のリストや,リストに掲載された本の展示を過去に行いました。コロナ禍で中断しておりましたが,今後再開の予定です。以前の展示の様子を「図書館だより2018夏号」より抜粋してこちらに掲載しております。  こちらの資料の裏に行っていただきまして,2番の調布南高等学校は,昨年度から団体貸出しを実施しております。また,「図書館で利用カードを作りませんか?」というチラシを昨年夏休み前に全校配布させていただきました。  3番の明治大学附属明治高等学校・中学校は,先日見学させていただきまして,図書室を拝見させていただきました。今後生徒の皆さんに作成いただいたポップを借用させていただいたり,関連展示をさせていただく予定です。よろしくお願いいたします。  4番のドルトン東京学園中等部・高等部では,団体貸出しや調べ学習への協力をしております。  また,5番の調布北高への見学も行いました。  複数の学校でのビブリオバトルも見学させていただきまして,改めて高校生の本に関する熱量を肌で感じました。ぜひ未来を背負う若い世代に図書館へ足を運んでいただくためにも,今後さらに様々な連携を深め,どんなサービスが提供できるかというのを考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,報告事項アからウまで,順番は問いませんので,御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。どうぞ。 ○江竜委員  この夏休みにすすめる本なのですが,時々,もう売られていない本が入っていて,確かに図書館研究部の先生とかが選ばれて図書館にはある。例えば,この『ツバメ号とアマゾン号』はあるのだけれども,シリーズ全巻をそろえようとすると,どこかの1巻は絶版で手に入らないとか,そういうことがあるので,これは小学生だからあれですけれども,私の学校みたいに,中学生用向けとかが出たときに,さあ買ってみようかなと思ったときに図書館にそろえられるので,可能であれば入手できる本にしていただくと助かりますというお願いでした。 ○野末委員長  はい,お願いします。 ○森係長  御意見ありがとうございます。毎年これを発行するときに,一応品切れはチェックしています。ここに載っていないシリーズのものについては,そこまでチェックできていないのですけれども,あと『はなびのはなし』というのを隔年で1・2年生は載せておりまして,こちらがたしか品切れなのです。図書館で蔵書冊数がたくさんあるということで,この時期にしか紹介できないということで載せているものも確かにあるのですが,ぜひ買って読んでもらいたいものもたくさんありますので,こちらは配慮していきたいと思います。ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。  私からいいですか。高校との連携はとてもよいと思います。市立と都立だったりすると,行き来がなかなかしづらいこともよく聞くのですけれども,ぜひ積極的に進めていっていただければなと思っています。  この後どういったプランがあるかとか,具体的なものでなくてもいいのですが,このようにやっていきたいということが図書館としてあれば,あるいは高校側からこんなリクエストがあるとかということがあれば,ちょっと教えてもらいたいのですけれども,いかがでしょうか。お願いします。 ○髙橋館長  私は先日,都立調布北高校を訪問させていただきました。今年度から私どもの図書館の中にYAスタッフ担当を設けまして,積極的にこういったティーンズ世代への働きかけ,連携を深めていこうということで立ち上げて,今スタートしたところです。  都立調布北高校では,図書委員の皆さんのビブリオバトルを見学して,その後,さっきの分館整備の話ではないですけれども,調布市立図書館でもみんなが行きたくなるようなYAコーナーをつくりたいのですが,意見をもらえないでしょうかという話をさせていただいたら,みんなすごく意見をくれるのです。図書委員の皆さんと創作部の皆さんと意見交換させていただいて,生徒さんたちが考えるお勧めの本を調布市立図書館で展示してもらえるとうれしいとか,そのことで同じ世代の人たちにお勧めの本が広がっていく,読書推進につながるような働きかけになる,そのようなことも考えているということをお互いに話し合いさせていただいたり,創作部の子たちは,図書委員の子たちが考えたお勧めの本に挿し絵を付けて紹介するみたいな,そこでまたコラボレーションができるみたいな,そのようなその場での話合いが結構盛んに行われて,すごくいい連携ができそうだなという感触を得て帰ってきたみたいなところもあります。  これは高校との連携ではあるのですが,できれば中学校とか,そういったところでも同じような取組が今後できればいいなと考えているところです。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。もちろん高校の図書館,図書室と市立の図書館で役割が違いますから。でも一方で,特に中・高生は本を読まないし,図書館に来ないというのは公立図書館の全国共通の悩みですけれども,コーナーをつくってもなかなか来ないので,いろいろイベントを仕掛けてみたりして苦労しているのですが,こうやって図書館から出向いていって,先方にも協力してもらうというのは,利用にもきっとつながるでしょうし,とても重要なことかなと思います。  利用者協働と最近よく言いますけれども,大学だと大学の図書館の運営に学生がかかわるというのはよくやって,広がってきていますが,もちろん高校とか中学校だと図書委員が運営にかかわっています。だけれども,市立図書館は,利用者が図書館の作り手に回るとかそこまで――もちろん友の会とか,ボランティアさんとかはいるのですが,それを越えてなかなかないのですけれども,今伺ったように,高校生とかが棚を作ってみたりとか,そういうところは,実はとても重要なこれからの取組になるのではないかと思うので,ぜひ積極的に進めていただいて,中学校とか小学校とかでも全然いいと思います。利用者なのだけれども,図書館を作り手とか運営側にもかかわってもらうようになっていく。同世代がやった棚はみんな見に来ます。これはあちこちで証明されています。  すみません,ちょっと余分なことを申しあげました。皆さんからほかにいかがですか。お願いします。 ○野口委員  野口です。高校との連携についてというところで,ヤングアダルトサービス検討スタッフが発足したというのはとても明るい材料で,今後,発展が期待できるなと思っています。  図書館のウェブサイトに,ヤングアダルトサービスのページがないと思うのですけれども,ヤングアダルトのページを作ることも検討していただけたらなと思っています。マナーアップポスターですとか,本のポップの展示とか,せっかく館内で行っていて,そのときだけで終わってしまってはもったいないので,活動の蓄積という意味でも,ヤングアダルトのページにやってきたことをアーカイブするというか,こういう活動を蓄積していますという記録を残していっていただきたいなと思います。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。 ○森係長  これからどういった形でサービスを進めていこうかというところを検討している中なのですけれども,ウェブサイトも,中・高生の方に入り口としては,こんなサービスをやっているのだというのをそこから見られると思うので,ぜひ作っていけたらいいなと思っています。御意見ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○江竜委員  以前の調布市の図書館計画みたいな中にもSNSの活用というのがあったかと思うのです。ウェブサイトを作るときには,海外の図書館などはもう既にやっていますけれども,ツイッターは最近駄目ですが,インスタグラムとか,そういうものの活用も考えていただけると,恐らく生徒は今,ホームページを見ないことと。インスタかなという気がするので,SNSの活用を考えてみてください。 ○野末委員長  どうぞ。 ○髙橋館長  本当におっしゃるとおりだと思います。実は8月から調布市立図書館の公式ツイッターを始めようかという話もあるのですが,先生がおっしゃったように,今ツイッターが大分右肩下がりになってしまって,この時期,あまりタイミングがよくないなと思ったりしているのです。インスタでも,またスレッズという新しいサービスが展開されてきていますので,様々なSNSの活用を図っていきたいと思っております。御支援,御指導をよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○江竜委員  私は海外の図書館をインスタでかなりフォローしているのですけれども,この時期,夏休みに入ったので,児童サービスのネタがすごい流れてくるとか,子どもが本の紹介をしている動画がインスタのリール動画で流れてきたり,とても面白いなと思うときがあるので,ツイッターよりインスタかなという気もします。 ○髙橋館長  ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。利用者の年齢層とか性別とか少し差があるので,ターゲットに合わせて使っていくといいと思います。ツイッターはちょっと微妙ですけれども,ユーザー数はまだ相当あるので。  ほかによろしいですか。――ありがとうございます。  では,ここで報告事項を終了としたいと思います。ありがとうございました。  では,4のその他,「2年間の活動の振り返りと今後の図書館の展望について」です。今期のメンバーでの協議は今日が最終回ということで,その2年間の振り返りということです。  せっかくの機会ですので,皆さんから2年間を振り返って,この協議会について,あるいは調布の図書館について,さらに広く図書館一般について,皆さんの思うところ,お感じになったところをお話しいただければと思います。  最初に私からでいいですか。以降,名簿順で行きましょうと書いてあるのですが,席順です。最後にオンラインの加藤さんと野口さんからということにしたいと思います。  私からですけれども,私からは簡単に2つ。  1つは,調布の図書館というのは,とてもいい図書館なので,基本的なサービスをものすごくきちんとやっているということで,全国的に見ても,とてもハイレベルな図書館なのです。ただ,我々はそれを普通に使っているので,当たり前に思ってしまっているのですけれども,そこはなかなか伝わり切れない。調布の人がほかの自治体の図書館を使い比べるわけではないので,それはそうですよね。  ですので,サービスのよさというか,レベルの高さみたいなものが,特に図書館にまだ足をあまり運んでいない市民の皆さんに伝わっていくといいなと思っています。だから,いわゆる広報とかPRということになるのかもしれないですけれども,この図書館協議会も,一方ではそういう役割があると思うので,これからそういったところにもぜひ力を入れていただきたいし,我々も協力できることはしていきたいなと思っています。  2つ目は,この協議会についてです。皆さん,2年間本当にありがとうございました。この図書館協議会は,いろいろな自治体であるところとないところがあるのですけれども,調布はそれをかなり昔からきちんとやっていて。テーマを決めて,そのテーマだけをディスカッションするところもあるのです。諮問を受けて答申を返しますみたいなところがあるのですけれども,調布はそうではなくて,こうやって和気あいあいと,その時々のテーマ,トピックを率直に意見交換ができる,とてもいい協議会のあり方だと個人的にはとても思っています。もちろんテーマがあれば,それを受けて,そのテーマについてディスカッションしてまとめるということは以前もやったことがあるのですけれども,それはそれで,必要なときにはそれをやるのですが,このいい文化はこのままぜひ継続していっていただければなと思っています。委員の皆さんも協力的で,とてもよい協議会だったと思います。  2つ簡単にと言いながら,長くなってすみません。私からは以上です。  では,星野委員から順番にまいりたいと思います。 ○星野委員  今期の協議会は今日で最後ということで,私も今回で最後ということで御挨拶したいと思います。  本当に何も知らないでこの協議会に参加して分かったのは,いろいろなことを考えて市民の皆さんにサービスとか,本を利用してほしいとかという思いをたくさん抱えて,それを提供して,話し合って,実現の方向に向けているのだなということは入ってすごくよく分かりました。ただ,外にいると,こんなにたくさん頑張っていることが意外と見えてこないのです。そこがすごく残念だと思ったので,今度は協議会には参加しませんけれども,図書館でこんなことをやっているよとか,行ってみたらいいよということは個人的に宣伝していきたいと思いますので,よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○野末委員長  では,八島委員,お願いします。 ○八島委員  私は前任者の退職による途中からの参加だったのですけれども,図書館の裏でこんな会議をしているなんて全く知らなくて,すごくびっくりして,大変社会勉強になりました。  学校では図書館ガイダンスとか,資料の貸出しとか,いつもお世話になってありがとうございます。それから,図書館研究部でも毎年新しい本の紹介とかしていただいてお世話になっています。  先ほどの不登校の話なのですけれども,具体的に今,校内にいるお子さんを思い浮かべて,個別の指導時間を用意しても,個別のお部屋を用意しても,お母さんと2人きりでいられるのだよと言ってもなかなか来られないお子さんにとって,図書館独特の心地よさがあるのではないかと。家から出て,世の中とか社会の中に来ているのだけれども,とても静かな場所で,干渉されない。私は頑張って外に出て,ここに来たけれども,1人でいられるみたいな,ある一定のお子さんたちにとっては,すごくいやすい場所なのかなと思って,図書館に行くというのをあたかも第一の目的に見せながら,そのお子さんとか保護者の方にとって出られる機会になればいいなと思って,好きな折り紙の本とかお料理の本を見に行くでもいいし,何かのお話の特集の展示をしていたよでもいいし,おはなし会みたいな何かイベント的なものでもいいし,居場所としてとてもいいかなと思いました。  あと,明日から夏休みですけれども,読書カードに地域の図書館も利用してみましょうねみたいなことは書いたのですが,中学年ぐらいになると,ちょっと自慢げに「図書館に行ってきました」というお子さんもいて,中学年ぐらいになると,それが少し格好いいことなのかなと思っている子もいたりして,そこを教員の側としても,それは格好いいねとか,とても興味深いねみたいなことをもうちょっと発信して,地域の図書館も利用を促進していけるような,こちらが価値付けをしていきたいなと思い,教員側も選書とか,読書指導とか,勉強させていきたいなと思っていますので,またどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,江竜委員,お願いします。 ○江竜委員  今期はコロナに振り回された面もありまして,自分自身は大丈夫だったのですけれども,コロナの生徒がすごく多いので,皆さんにうつしてはいけないと思ってZoomで参加させていただくことも多くありました。でも,このようにハイブリッドにしていただいたおかげで,一度も欠席することなく参加することができて,本当にありがとうございました。お手数かけました。今後も多分こういうことがあるかと思うので,しばらくは続いてしまうのかなと思います。  このコロナの間に,自分の図書館も大変でしたけれども,調布市の図書館の方々が頑張っているお話とかを協議会で聞いて,自分も頑張ろうと思うことができましたので,まだもう少し続くと思いますが,お互い頑張っていきましょうというのが1つあります。  もう一つは,さっきの資料5にもありましたが,本校の図書館に来ていただいて本当にありがとうございました。意見交換とかできてとても楽しかったですし,うちもポップを作ったり,本の表紙を作ったりとかしているものを図書館さんに展示させていただけるということなので,とても楽しみにしています。これからよろしくお願いいたします。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,稲留委員,お願いします。 ○稲留委員  稲留でございます。2年間お世話になりました。私は図書館の本を借りたりしたことはあるのですけれども,内側で皆さんがこれだけ頑張っているというのはほとんど知らなかったと。点字のことは家内がやっていたので,ちょっとは知っていたのですけれども,それでもこれだけ幅広く,いろいろな方面に御努力されているので,私自身も本当に知らなかったなという反省と,皆様方の御検討というか御努力に,尊敬,感謝している感じがします。これからもぜひ頑張って,私ももう一回やるという話がありますので,お付き合いさせていただきますが,よろしくお願いします。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,乙竹委員,お願いします。 ○乙竹委員  私も知らなかったのですけれども,図書館の人は本当にきめ細か対策を打って,本当にすばらしい活動をなさっているということが,この会に出席してよく分かりました。皆さん,本当によくなさっているなと感心しました。  それから,私が利用する側として,調布の図書館にない資料などを求めたときも,よその図書館から求めてくれて,調布の図書館はすばらしいなと。皆さんのおかげで本当に利用しやすいということで感心しております。  あと,私は愛とぴあに入っているのですけれども,愛とぴあの読書会も図書館さんのお世話によって50年ぐらい続いておりますので,それも併せてお礼を申しあげたいと思います。  皆さん,よくなさっているということで感心して,本当に勉強になりました。これからもよろしくお願いいたします。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,松澤委員,お願いします。 ○松澤委員  皆さん,本当に大変お世話になりました。  私事ですが,昨年10月の,この協議会をやるちょうど2日前に母が他界しまして,その後ずるずる2回続けてお休みさせていただいたり,御迷惑をおかけしたのですけれども,そんな中,コロナで皆さんがいろいろ御苦労されていて,学校などもそうなのですが,運動会ができないとか,いろいろなことがあったり,地域の会議もパソコンを使ってやったり,いろいろなことがあって,デジタル化が急速に進んだように感じるのです。  商売をやっていると,キャッシュレス化ということで,あまり現金を使わずにということがあるのですけれども,先ほどちょっとお話があった御年配の方たちというのは,キャッシュレス化が難しいのです。ペイペイはどうやって登録するのから始まったりというのもあって,そういう方たちに,先ほどお話になった,どうやってPRするかというのが非常に難しくて,小学校などは運動会の日にちを分けて,学年に分けてやるようになってすごい評判よくて,今後そうなるだろうという意見もあるし,保護者からもそういう意見が多いみたいなのです。ただ,昔ながらの一緒にやる運動会もどうなのという考えの方もいるし,その辺がこれから1,2年で,デジタルだけが急速に進むのか,アナログを取り入れるかというのが選ばれるときになると思うのです。  今回,実はお祭りの新聞折り込みしようと思ったら,新聞を取っている人がすごい減ってしまって,折り込みはできるのですけれども,前と同じ枚数でやったら,それこそかなり広範囲にまかないとというぐらいになってしまって,新聞を取らなくて,デジタルで見る人が増えたからという意見もあるみたいなのです。  ただそんな中で,調布の市報は大分前からDMで直接配っているから,新聞関係なく調布全世帯にまかれるのです。それは年配の方がよく見ているのです。昔は市報なんてと思っていたのですけれども,今は逆に,そういう紙の媒体がお年寄りとか年配で見る方が多いので,そういうのも利用価値があるなと思って,例えば図書館なども,市報の中に枠を取ってもらって,図書館のいろいろなことをPRしたりするのも,たまにやるのではなくて,定期的にやる。月2回だから,年に24回ぐらい出しているのですものね。あれ,紙の媒体で,すごいいいなと。昔はばかにしていたけれども,今は重宝しているぐらいになっているので,そういうのもデジタルとアナログとの共存をこれから考えていったらすごいいいなと。商売的にもどうなるのだろうと思っているので,その辺もまた図書館のあり方と一緒に考えてきたいと思いますので,またよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,栗田委員,お願いします。 ○栗田委員  私も初めての図書館協議会さんで,よく分からずにここに座っていたのですけれども,地域包括支援センターという高齢者の総合相談窓口にいる中で,図書館は本当に心地いい場所なのです。やはり人と人はコミュニケーションを取るべきだとか,孤独がよくないとか,孤立化とか言われるのですけれども,孤独がよかったり,1人でいることを心地いいと思う人もたくさんいて,そういった方が心地よくいられる場所が図書館だと私は思っています。  計画の中でもお話があったのですけれども,ハード面で調布の図書館はすばらしいのですが,階段が難所でなかなか上がれなくなる。でも,この先5年間で新しくなっていく,高齢者の居場所がまた新たにできるということは,調布にとっては本当に財産だな,高齢者を元気にするなと思っていますので,ぜひ今後も計画どおり進むことを望んでおります。ありがとうございました。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,坂本委員,お願いします。 ○坂本委員  大変お世話になりました。私も30年ぐらい前に越してきて,まず図書館がすごく充実しているなと。それは大変うれしく思って,ずっと利用させていただいております。また,点訳に参加させていただいているのですが,そちらの環境もすばらしくよく整えていただいて,活動ができやすいようにしていただいて,大変感謝しております。  あと,この協議会に参加させていただいて,今までは利用するだけだったのですけれども,こんなに施策があったり,御苦労があったり,大変勉強になりました。  あと,今これだけのサービスがあるので,使っている人は使っている。話題にも上ったのですけれども,そういうところが課題かなと思います。  あと,今デジタル化が進んでいるので,図書館も少しずつどのように変わっていくのかなというのを期待しながら,そのようになれば,また利用させていただく楽しみがあるなと考えております。ありがとうございました。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,オンラインで加藤委員,お願いします。 ○加藤委員  本日はそちらに参加できなかったのですけれども,ちょっといろいろとありまして,そちらの現場になかなか行くことができなかったのですが,毎回新しいいろいろな試みとかを報告いただきまして,実は私よりも,うちの母ですとか,高校生の息子が毎日のように図書館を利用している中で,裏で図書館のこれからのあり方とかを会議しているなどというのは,私も思ってもみなかったので,2年間大変勉強になりました。  今日の前段の部分でも,わくわくするような新しい試みも報告いただいたのですけれども,うちの母を見る限り,行くところがないなというときに,少しほっこりするような場所が図書館だと言っていたので,高齢者の方にはそんなポジションが図書館にはあるのかなと思いますし,高校生の息子は,今年受験生なのですけれども,自習室を毎日利用させていただいている中で,少し気分転換に図書館を利用させてもらっているということで,全世代に受け入れられるような調布の図書館でいいなと思いましたので,また今後ともよろしくお願いいたします。失礼します。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,野口委員,お願いします。 ○野口委員  私も木曜日の夕方に授業を入れてしまっている関係で,ずっとZoomで参加させていただいていました。  授業の中でも,調布の図書館のことをしょっちゅう紹介していまして,協議会の委員だから,関係者だからということではないと断りながらいろいろ紹介させていただいていて,本当に基礎基本が徹底されているお手本のような図書館だなと思っています。  どうしても予算に限りがあるという中で,どこにリソースを投入するのかということを,5年先,10年先を見据えて議論していく必要があるのだろうなと,本日の会議を拝聴させていただきながら思ったところです。  例えば,ギガスクール構想で,子どもたちが普通にタブレットを使って情報収集するようになってきている中で,それに対して図書館はどう向き合っていくのかとか,あとヤングアダルトサービスの話も本日ありましたけれども,図書館に来てもらうという発想をいったん置いて,非来館型サービスなどという言い方を今されていますが,図書館に行かなくても情報にアクセスできるとか,何か活動に参加できるようなことも発想を変えて何か検討していく段階に来ているのだろうなと感じております。  どこを維持して,どこを発展的に変えていくのかという議論をこれからもしていっていただけたらなと思っております。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。  皆さんありがとうございました。以上で2年間の振り返りというか,まとめということで,幾つか次の期への宿題もいただいたと思っておりますので,ぜひそれは次の期に引き継いでまいりたいと思います。  では,以上で本日の議題はすべて終了です。皆さんから何かありますでしょうか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  では,事務局から連絡事項をお願いします。 ○事務局(小林)  連絡事項が2点ございます。  まず1点目になります。来期の協議会の委員候補の方におかれましては,本日,委員候補者履歴書をお持ちいただきまして,誠にありがとうございます。本日お持ちでない方につきましては,本日お渡しさせていただきました返信用封筒にて,後日御返送をお願いいたします。  続いて,2点目になります。本日の協議会議事録署名委員の指名でございます。名簿順によりまして,今回は松澤委員にお願いしたいと思いますが,よろしいでしょうか。 ○松澤委員  はい。 ○事務局(小林)  ありがとうございます。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,委員の皆様には議事進行に御協力いただきまして,ありがとうございます。  これをもちまして,令和5年度第2回の協議会及び今期の協議会の終了となります。皆さん,本当にありがとうございました。お疲れさまでした。                             ――了――