令和5年度第2回調布市社会教育委員の会議 議事録    1 日 時  令和5年7月4日(火)午後1時40分から午後3時00分まで 2 会 場  調布市教育会館3階301研修室 3 出席者  10人 篠﨑議長,宮下副議長,進藤委員,田村委員,新田委員,原田委員,平澤委員,福田委員,宮嵜委員,毛利委員 4 傍聴者  2人 5 事務局   社会教育課長,社会教育課職員4人 6 議 題 (1) 議長及び副議長の選出について (2) 社会教育委員の職務等について (3) 協議事項   ア 調布市立図書館協議会委員の推薦について   イ 社会教育関係団体の登録(新規)について (4) 報告事項    令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1回役員会及び第1回拡大役員会について (5) その他   ア 東京都市町村社会教育委員連絡協議会の交流大会について   イ 次回日程 7 議事録 (1) 議長及び副議長の選出について    議長に篠﨑委員,副議長に宮下委員が決定した。    ――篠﨑議長挨拶    ――宮下副議長挨拶 (2) 社会教育委員の職務等について  事務局から配付資料の法律や条例,規則等をもとに,社会教育委員の職務について説明した。   (3) 協議事項   ア 調布市立図書館協議会委員の推薦について  ○篠﨑議長   議題について,事務局に説明を求める。  ○事務局   資料に沿って説明。   ――図書館協議会委員は引き続き進藤委員が務めることとなった。      イ 社会教育関係団体の登録(新規)について ○篠﨑議長  議題について,事務局に説明を求める。 ○事務局  資料に沿って説明。社会教育関係団体として新規登録して問題ないものと考えているが,どうか。 ○篠﨑議長  それでは何か意見のある委員はいるか。 ○福田委員  目的は子どもの育成とのことだが,概要の方で,指導員,審判員の育成との記載がある。子ども達は指導員や審判員にはならず,空手を習っているということか。事業内容としては,大人達が指導できるための活動をしているということか。 ○事務局  子どもたちについては,空手道への精進を目的として活動をしている。 ○福田委員  では,大人達は指導できるような活動をしているということか。構成員としては,大人も子どもも会員になっているということか。 ○事務局  会員は3歳以上というルールで運営している。 ○福田委員  承知した。 ―他に意見なし― (4) 報告事項    令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1回役員会及び第1回拡大役員会について   配付資料のとおり,事務局から報告した。 ○篠﨑議長  一般社団法人全国社会教育委員連合は各地で会議を行っており,それが大会に繋がっていく。コロナから脱出し,オンラインを減らしている。一昨年,去年,参加者が少なかったが,今後はコロナの影響も薄くなっていくものと思っている。 (5) その他 ア 東京都市町村社会教育委員連絡協議会の交流大会について ○篠﨑議長  東京都市町村社会教育委員連絡協議会の交流大会について,宮下副議長に説明をお願いする。 ○宮下副議長  東京都市町村社会教育委員連絡協議会とは,東京都の26市町村の社会教育委員から構成されている団体である。令和5年度調布市が会長市となっているため,さまざまな行事を開催する必要がある。12月9日土曜の午後に文化会館たづくりくすのきホールにて交流大会を行う。昨年度から準備を進めているところである。全体の流れとして,第一部が表彰等の式典,各ブロックの研修会の活動報告を行う。全部で5ブロックあり,各ブロック10分程度で報告し,50分かかる。第二部に研修会を行う。調布市が会長市として企画する。昨年度策定した調布市社会教育計画を題材として,社会教育活動に関するパネルディスカッションを行い,教育学の研究者である鈴木眞理先生を講師としてお招きし,パネルディスカッションのコーディネーターと講演をしていただく予定でいる。  まず,調布市社会教育計画を紹介し,それに関して,鈴木先生も含めて数名のパネラーで,パネルディスカッションをする。その後,フロアに参加している他市の社会教育委員の方も含めて全体のディスカッションを行おうと考えている。第二部全体の長さが75分程度。最後の講師の話を30分とすると,その前の社会教育計画の紹介,パネルディスカッションは 45分程度になる。短い時間なので,事前に十分な準備が必要となる。  社会教育計画の今日の意義と役割,調布市としてのメッセージを伝えることができれば,他市で社会教育活動が活発になるきっかけとなるかもしれないし,社会教育計画を策定しようとする自治体も出てくると良いと思う。  社会教育委員のメンバーからパネラーを決めたい。調布市社会教育計画を読み直したが,現在の調布市が抱える問題について,社会教育的にどう対応していくのか方向性がよく示されている。4年間の計画となっているが,時代の変化もあり,4年のうちに変わっていくところもあると思う。次期の計画にむけて,見直す視点も考えないといけない。  調布市社会教育計画の11ページ以降に,4つの目標,下位目標,具体的な施策が記載されている。子どもを地域で育てるということについて,地域での子育て支援,地域と学校の連携の推進,青少年の育成という下位目標がたてられている。例えば,地域と学校の連携の推進ということを考えると,働き方改革が叫ばれている学校教育の側がカバーする範囲を限定しようとしている。子どもの教育の点からいえば,カバーできなくなる部分について,社会教育への期待がある。田村委員や福田委員もこの分野で活躍されている。こういう問題について,委員の背景を意識しながら,調布市社会教育計画の目指すところ,実現されるべき事柄,不足する事柄,率直な意見をもらうことができないか考えている。  15ページには,目標2多様な人々の社会参加を図る学びとして,下位目標として,障害のある人や,国際交流,差別や偏見のない社会について記載がある。多様な人々が,調布市で居心地よく暮らすことも大事だが,それ以上に,市民,当事者として地域活動や社会教育に参加する。様々な施策で実現する。さらに,これから力を入れる必要が事柄について記載されている。進藤委員はこの分野で活躍されているので,率直に発言いただければと思う。  なお,一つの考え方として述べているので,必ずこのとおりにやるという話ではない。  目標3学びを通じたまちづくりとして,公民館の活動等が記載されている。  目標4学び合いのネットワークを築くとして,コロナの影響の元,新たなネットを活用したコミュニティの在り方が模索されている。Wi-Fiの整備について,調布市はこれからだと思うので,整備を進めるとともに,活用して社会教育活動を振興していく必要がある。委員の立場として,意見を貰えたら,考えを深めるきっかけになると思う。  交流大会でのディスカッションは30分程度しか時間がない。  意義のあるものとするためには,事前に打合せ,議題の絞り込みが必要だと思っている。社会教育計画策定に参加した委員からはその立場で発言をしてもらいたい。新任の委員は,白紙の状態なので,批判も含めて意見を言ってもらいたい。  まとめるが,交流大会の研修会の内容だが,全体で75分である。まず私から10分程度で調布市社会教育計画を説明する。パネラーと鈴木先生にも加わってもらい,パネルディスカッションを15分か20分。その後,フロアの参加者を含めたディスカッションを15分か20分。ディスカッションの最後に篠﨑議長にコメントをもらい,その後に講師の鈴木眞理先生から講評,意見,社会教育委員へのメッセージを話してもらいたいという想定を考えている。  会場準備は委員全員で行うが,司会,影のアナウンス,受付,会場案内等の役割分担の詳細は9月の会議にて,再度話し合いたい。調布市社会教育委員には,当日全員に協力してもらいたい。都合が悪い方は申し出て欲しい。役割について立候補があればお願いしたい。もしなければ,後の調整は,議長,副議長に一任してほしい。以上である。 ○田村委員  パネルディスカッションということだが,4つの目標から,それぞれ4人をパネラーとするのか。 ○宮下副議長  時間が限られるため,それは難しいと考えている。2つか,3つの話題で,パネラーも2人か3人を考えている。 ○田村委員  講師のコーディネーターも含めて,2人,3人ということか。 ○宮下副議長  そうである。必要に応じて,それ以上の人数もありうる。 ○田村委員  パネラーをやってもよい。ただ,専門が子どもと地域の連携なので,そのことについては話せるが,それ以外のことは話せないかもしれない。 ○宮下副議長  鈴木先生からコメントも貰う予定である。議長や私がフォローできれば,高まるかと思う。 ○田村委員  会場の人からの質問もあるため,4人の方が良いと思う。 ○篠﨑委員  進藤委員は何か意見あるか。 ○進藤委員  多様な人々の学び,外国人の人について,時間が非常に短いので難しいと思う。何を言ったら良いか。 ○篠﨑議長  専門的なことだけ,コメントしてもらうのが良いということか。 ○進藤委員  具体的な取り組みを説明している時間がないと思う。そうだとしたら,何を話せばいいのか。むしろ,コミュニティスクール等,テーマを一つに絞った方がよいのではないか。 ○篠﨑委員  毛利委員は何か意見あるか。 ○毛利委員  研修会に参加してもらい,何かお土産というか,すぐうちでもやってみようと思ってもらえるか考えた。調布市社会教育計画は多岐に渡るため,これをすぐには難しいと思うので,実践,参考になりそうな部分を,絞った内容で話す方が良いかもしれない。 ○宮下副議長  毛利委員が考える,何かいいテーマはあるか。 ○毛利委員  目標4の学び合いのネットワークを築く。PTAの役員も担い手がいない。地域活動も担い手がいないと聞く。社会教育に関してもなかなか新しい団体が出てこない。担い手不足の解決やネットワークをどのように築いていくべきか,気になるところである。 ○篠﨑委員  他の委員は何か意見あるか。新田委員はどうか。 ○新田委員  時間が短いので何かできるのか,あまりつめこんでも良くないのでは。  2つか3つくらいが良いと思う。調布市社会教育計画に関するパネルディスカッションはつまらないのでは。従前の社会教育計画を継続した内容になっているので。パネラーの専門的な持論を各自述べて,講師に講評をもらう。調布市社会教育計画には,根本的な財源の議論が抜けてしまっていると思う。 ○篠﨑委員  平澤委員はどうか。 ○平澤委員  20分という短い時間で,いろいろと盛り込むことは難しい。ターゲットを絞るべき。もし統計やアンケート等があれば,何が課題であるかを調べた後に,そのことについてテーマを絞るのが良い。私達がこれを話した方がいいかな,というよりも,周りの人達が,何が欲しいのかに関する資料があれば,それに基づいて決めるのが良いのではないか。 ○篠﨑委員  宮嵜委員はどうか。 ○宮嵜委員  健全育成推進地区委員会においてもコミュニティスクールは話題になっている。どういう形になるのか関心が高い。学校の教員は多忙であり,連携をとるための打合せに時間がとられているのではないか。大学の教育は,コロナでオンライン等を使うことが一般的になり,少し楽になったところがある。立場的に私はコミュニティスクールが気になっている。 ○篠﨑委員  原田委員はどうか。 ○原田委員  やるならば,面白いものが良いが,なかなかイメージができない。参加者のニーズ把握も難しいのであれば,調布市が伝えたいことをやるのでも良いと思う。 ○進藤委員  調布市の社会教育の活動の事例の話をしてはどうか。西部公民館で子育てセミナーの講師をした。お母さんが10人くらい参加。子どもに障害があるので,その中で,学校の先生とどう関わったか,PTAでどのようにしたか,地域の人と良い関係を作る,仲間がいることが支えになったという話をした。自分の子に障害,障害の疑いがある親同士で,そういう話をしたことがなかなかない。話すことで,次第に,親同士のきずなが深まる。繋がることで自分達が支えられる。昨年の子育てセミナーの参加者は,その後,サークルを作った。これは,社会教育の原点であると思う。そのお母さん達は,PTAの役員等もやるようになっていく。繋がって子ども達を支えようという形になっていく。担い手を育てる一つの可能性が公民館にあるのではないか。そういう事例を出してはどうか。  以前,社会教育委員の研修会に参加した時に思ったのだが,学校を中心としたコミュニティ,自治会はないという市町村も結構あった。調布市は学校を中心としたコミュニティが残っているので,特殊かもしれない。コミュニティスクールの導入の話になった時に,調布市は有利かもしれない。調布市の普通の話が他市には参考になる可能性がある。子育てセミナーはコロナ禍でも行っていた。 ○篠﨑議長  全国の社会教育委員がいろいろな活動をしているが,同じものはない。生の委員の活動を聞いたりしながら,各自悩みながら探して活動をしているのが現状である。しっかりと形にしようとすると,つまらないものになる。調布市は社会教育計画を何度も作ってきていて,全国大会でも,驚かれたり,自分の自治体に持って帰りたいという声を掛けられる。皆どうしたらいいかわからないところもある。そのような時に社会教育計画は指針になる。ただ,社会教育計画をテーマにすると陳腐なものになる可能性もある。 ○宮下副議長  今日の話合いの中で,テーマが2つ出てきたと思う。一つは,地域学校協働本部,コミュニティスクールについて,学校教育と社会教育の関係をこれからどうやって作っていくか。もう一つは障害や国際関係含めて,地域の子育て,いかに人同士のつながりのネットワークを作り出していくか。この2つを中心としながら,また,さらに加えていく形でも良いと思うが,先程進藤委員が紹介してくれた,公民館での参加者の話をしてもらってもいいし,まとめて,進藤委員が話す形でもよいと思う。それぞれの地域での社会教育活動の事例の話をしながら,具体的な社会教育の活動という形で話を振ってもらうと,議論が深まるのではないかと思った。 ○篠﨑議長  本日の会議でパネラーを決めたかったが,ひとまず保留とする。それでは,テーマを絞ることは,私と宮下副議長とで相談する。また,パネラーについては,議長と宮下副議長に一任してもらうということにしたい。次回の会議で,お知らせする。 ○事務局  宮下副議長の説明にもあったが,都市社連協は社会教育委員の集まりである。都市社連協の交流大会については,事務局としてもお手伝いはするが,基本的な部分は社会教育委員から打ち出していただく形となる。 (5) その他 次回の日程は, 令和5年9月5日(火)午後1時30分,教育会館301研修室での開催を予定している。   4 閉会 ○宮下副議長  挨拶 ○篠﨑議長  それでは,閉会とする。 ――― 以上 ――― 1