令和4年度第1回調布市スポーツ推進審議会議事録(要旨) 日 時 令和4年5月25日(水) 午後6時30分 会 場 教育会館 301研修室 ○事務局  本日はお忙しい中,皆様お集まりいただきましてありがとうございます。今回から,これまでのA委員の御退任に伴いまして,新たにE委員に御参加いただくことになりました。皆様,どうぞよろしくお願いいたします。  E委員から一言御挨拶よろしいでしょうか。 ○E委員  調布第五中学校のEと申します。どうぞよろしくお願いします。初めてなので,分からないことばかりですが,教えていただければと。勉強させてください。よろしくお願いします。 ○事務局  ありがとうございました。それでは,今から令和4年度第1回調布市スポーツ推進審議会を開催いたします。本日の開催に当たりましては,調布市スポーツ審議会条例第7条の規定により,参加人数が半数以上ということで会議は成立しておりますので,御報告いたします。  それでは,早速議事の進行を会長,よろしくお願いします。 ○会長  皆さん,改めましてこんばんは。よろしくお願いいたします。  まず傍聴者は。 ○事務局  今日はいらっしゃっておりません。 ○会長  では,議題に入る前に配付資料の確認ということで,2枚ですか。事務局,御確認いただけますか。 ○事務局  お手元にあります次第と,カラー横刷りのスポーツ推進計画についての資料。最後,事業の後で御紹介になりますけれども,事業のチラシになります。皆様,お手元にございますでしょうか。 ○会長  よろしいですか。2枚あるかと思います。では,それを資料として進めていきたいと思います。  毎日のように,コロナの感染者が気になりながら数字を見ているのですけれども,何とか3,000人台に入りましたが,早く1,000人以下,3桁に落ち着かないかなと思いながらいるのです。なかなか一気には減っていかない。ただ,心配していた連休明けで,もっとリバウンドするのではないかという思いがあったのですけれども,それはなかったようで,都立学校についても,部活動とかそういったものは平常に戻してよいという通知が出たようです。ただ,子どもたちが着替えをする更衣室の密を避けることとか,部活などでは,お弁当を食べるときに黙食,孤食への注意は相変わらず生きているということでした。  先日,近くの都立学校に別の用件で訪問して,副校長先生としゃべってきたのですけれども,4月に入って一番気を使ったのは3年生の修学旅行。今の3年生は,1年生の入学式辺りからほとんど大きな行事ができていないので,何とかできるこの時期にということで,本来ですと3泊を1泊,ないしは最大2泊,そんなことで何とかやってきましたと笑顔でおっしゃっていましたけれども,子どもたちにすれば,ちょっとかわいそうかなということでした。  それでは,早速議題に入っていきたいと思います。  まず1番目,スポーツ推進計画について。事務局からよろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,皆様,お手元にカラー横刷りの資料を御用意いただければと思います。  まず,詳細の説明は吉野からさせていただくのですけれども,その前といたしまして,前回3月の審議会でも計画について御説明させていただいたところですが,新年度に入りまして,事務局でいま一度計画について検討を重ねていく中で,計画の策定期間や内容について,前回よりも大きく方向転換させていただく形になっております。  といいますのも,我々,来年度からの新基本計画,新基本構想に合わせた形でのイメージを持っていたのですけれども,策定の期間だとか内容も,あくまでも方針を示すようなものという形で今まで考えていたところです。これまで,我々も相当な数の事業を東京2020大会のレガシーを見据えた形で行ってきた中で,たくさんの関係団体とか競技団体との連携,あとはいろいろなノウハウを蓄積したものを今後何年も,残念ながら事務局は同じメンバーで事業を実施することができないもので,今まで培ってきたものをきちんと計画として残すことで,市のスポーツ振興の機運を継続させよう,定着させようというところで,改めてもう少しパワーアップした計画にしていこうではないかという話になったところでございます。なので,皆様,そういったところをぜひ御理解いただきまして,新たな計画の策定について,皆様にも御協力いただくところは変わりなくですけれども,これからの説明を聞いていただければと思いますので,よろしくお願いします。  では,吉野からお願いします。 ○事務局  よろしくお願いします。吉野と申します。私からスポーツ推進計画について御説明いたします。  前回,令和3年度第4回審議会におきまして,令和4年度中に審議会で調査,審議を重ねて,パブリックコメントを経て,令和4年度内に策定する方向で検討していることを御報告させていただきました。その後,市側でも人事異動等で体制が変わる中で,市の次期基本構想ですとか,基本計画の策定に向けた動き等を踏まえながら,計画の基礎となる市民ニーズの把握のための基礎調査の実施や庁内検討スケジュールなど,実務的な観点からより検討を深めてまいりました。我々としては,こうした検討を踏まえまして,令和4年度と5年度の2か年で計画を策定する方針で考えております。  本日は,そうした方針の転換を前提に計画策定に向けた今後の取組の大枠について御説明します。お手元の資料の調布市スポーツ推進計画について,を御覧ください。  初めに,1,スポーツ推進計画の位置づけです。既に御承知おきとは思いますが,スポーツ基本法の第10条において,地方公共団体は国のスポーツ基本計画を参酌して,その地方の実情に即したスポーツの推進に関する計画を策定するよう努めるものとされており,調布市スポーツ推進計画は,こうした法律に基づいて策定するものであります。  調布市では,平成19年から国体の開催年である平成25年まで7年間を計画期間として,調布市スポーツ振興計画を策定し,当該計画にある基本的な考え方に基づいてスポーツの施策を進めてまいりました。今回策定するスポーツ推進計画につきましては,その前身である調布市スポーツ振興計画の第2期版なるものでありまして,市の最上位計画である調布市基本計画の個別計画として,スポーツ行政のビジョンを示すものでございます。  なお,具体的な事業につきましては,基本計画に掲げるスポーツ施策に基づき展開していくものといたしますので,こちらの審議会では,計画の議論はもとより,次期基本計画に関する調査,審議とリンクしながら検討を進めてまいります。  次に,2番,策定に当たっての基本的な考え方です。大きく4つございます。  1つ目は,先ほど御説明したように,次期基本計画におけるスポーツ施策の方向性等を踏まえることです。  2つ目は,ラグビーワールドカップ2019や東京2020大会を契機として,これまで市でアクション&レガシープランという計画に基づいて様々な施策を展開してまいりました。そこで言われたレガシーを継承,発展させて,スポーツの振興を図る内容とすることとなっております。  3つ目が,東京2020パラリンピックのレガシーを継続,発展させて,共生社会の充実を図る内容とすることです。  4つ目は,ラグビーワールドカップや東京2020大会といった大規模国際大会の市内開催はもとより,新型コロナウイルス感染症の影響ですとか,DXと言われるデジタルトランスフォーメーションなどの急速な技術革新に伴う市民生活の影響など,市を取り巻く環境の変化ですとか社会潮流を捉えながら,スポーツの振興に関わる現状と課題を把握して,市のスポーツ振興に関する基本的な考え方を示していくこと。  この4点について基本としながら検討を進めてまいります。  次に,今後の取組等についてです。冒頭でも御説明いたしましたが,推進計画は,令和5年度の策定を目指して2か年にわたって各種取組を推進していきます。  計画策定のイメージといたしましては,この資料の右側中段に書いていますけれども,市側で庁内検討を進めながら,テーマやたたき台などを審議会に報告させていただきまして,それに対して皆様から様々な意見を頂戴しながら素案の作成を進めてまいります。  策定の過程では,スポーツ基本法で定められる手続として,教育委員会へも意見を伺いながら,また,基礎調査の段階で市民アンケートですとか,素案へのパブリックコメントなど,市民参加も図りながら策定していくイメージです。  それでは,具体の内容について御説明します。  まずは,既にこれまでも意見交換されていると伺っていますが,こちらの審議会におきまして,スポーツ行政を取り巻く潮流や課題について御議論いただきながら,計画の方向性について調査,審議をお願いできればと思っております。  次に,市を取り巻く社会潮流や国,都の動向等の把握はもとより,市民ニーズ等を幅広く把握していくために,アンケート等による基礎調査を実施するとともに,関係団体等へのヒアリングを実施いたします。  また,庁内の検討におきましては,我々スポーツ振興課が事務局となりながら,そこにとどまらず,もう少し幅広い視点からスポーツ施策を検討すべく,例えば福祉ですとか,教育ですとか,他部局を巻き込みながら組織横断的に検討してまいります。  最後に,計画策定のスケジュールイメージです。全体としては,こちらに記載してあるとおりですが,計画の策定,公表は令和5年度末,つまり令和6年3月となる想定です。現在の審議会委員の皆様の任期は,令和5年9月30日となっていますので,できればその任期前の9月末までに計画の素案を作成できればと考えております。  具体的なスケジュールについては,今後もう少し詰めた中でお示ししていきたいと思いますので,よろしくお願いします。  私からの説明は以上です。 ○会長  ありがとうございました。大分可視化されて,具体的なイメージが湧いてきたと思うのですけれども,何か委員の方々から御質問とか確認はございますか。――1つ確認してよろしいですか。基本計画は来年度スタートですね。自分の頭の中には,これに合わせてスタートするのかなと頭の中にイメージがあったのですけれども,それは1年ずらしてもいいということで,当然庁内ではまとまっているということですね。今年を入れると2年間になるかと思うのですけれども,そこを実際に動かしていくのは,今までのを継続していくという考え方でいいですか。 ○事務局  そういう形になります。 ○会長  そこでやりながら,次への計画はいろいろな調査も踏まえていくと。 ○事務局  はい。 ○会長  心配事とか何かございませんか。大きく変わってパワーアップするということは,当然出すものは出すということで。 ○事務局  前回の審議会でも御意見いただいたように,見る人が分かるものという形での概要版的な,イメージで分かるものはもちろん作らせていただくのと,あとは計画として,それはほぼ市側,事務局側がしっかり持っていくもので,2つパターンを作らせていただこうかなと思っています。  だからといって,審議会の回数を年間12回にしますとか,そういう話ではなくて,基本的なペースは変わらずに,我々で会議に出すときは,なるべく議論しやすい形で出させていただいて,いただいた御意見をまた取りまとめてという形でやらせていただきながら,ぜひ皆さんには,それぞれのお立場から率直な御意見をいただきながら進めていきたいと思っております。 ○会長  では,今,資料の説明があったわけですけれども,もう一回自分なりに御理解いただいて,確認をすべきところもあるかと思うのですが,いかがですか。  例えば,H委員は,スポーツ推進委員の立場も含めていかがですか。 ○H委員  まだ全体をしっかりと把握できていないところが自分自身ありまして,求められたことに関して意見を出していくことは心得ているのですけれども,どんな方向の話になっていくのかというのがイメージできないのです。 ○事務局  あまり皆さんが身構える必要はなくて,これまでもテーマに絞って障害者スポーツの振興をどう思われますかとか,そういうテーマを我々が御提示させていただきながらお話し合いいただいたと思うのですけれども,あくまでも事務局として幾つか策定していく中で,こういった案を出そうと思います,いかがでしょうかというところに御意見をいただくというイメージなので,皆さんで計画を書くとか,そういう話では全くないので,そこは御心配ならさらず,恐らくスポーツ推進委員会の皆様とか,SHC倶楽部の皆様とか,関係している諸団体の方にはヒアリングという形を別途調整させていただくようになると思いますので,そういったところでもぜひ御協力をというところです。 ○H委員  安心しました(笑声)。 ○会長  左側の上段の1番のところに,少し薄い,現行の基本計画におけるスポーツ施策の位置づけというのがあって,今現在は14―1,14―2,14―3と大きく3つの柱があるわけです。ここのところが5年度からのものにより具体的に入ってくるという形になりますね。 ○事務局  はい。 ○会長  今までも,市民の方々が汗を流す,スポーツができる環境をいかに整えていくか。今現在あるものをいかに回収しながら使い勝手よくするかとか,テニスコートなども倍率が高いのだけれども,どうしようかとかいろいろなこと。それから費用です。使用料金についての改定についても,今までの歴史では話し合ってきているかと思うのです。  それから,ライフステージに応じたということの中で,いわゆる共生社会,パラの遺産をつなぐということですけれども,これも大きな柱としてこれから出ていかなければいけない。パラと言っても,高齢者社会になっていけば,みんなそちらのほうがより主になることもあり得るのだろうと思うのです。  I委員,そちらを絡めて何か御質問とか心配なところを挙げてください。 ○I委員  今,障害者スポーツからパラスポーツへという形で名称がどんどん変わっていくということがあって,パラスポーツというとパラリンピックの種目というイメージがまだまだあるので,それだけではないというところをどう進めていくかもあると思いますし,前にも言ったのですけれども,障害当事者,高齢者の方もそうですが,日常的に運動する場所というか,機会を具体的にどうつくっていくかが大事かなと思っています。  どうしても障害者スポーツイコール健常者が体験をするところしか見えていない部分があるので,いかに当事者が日常的にどう体を動かすかというところもあってもいいのかなと思います。夏のラジオ体操で,障害を持っている人たちが一緒になってやっているというイメージがあるといいかなと思います。 ○会長  ありがとうございました。各団体とか関連のところからおいでいただいている委員の方々ですので,そこのところを本音で要望,あるいは困り事なども出していただいたほうがいいかと思うのですが,その辺,F委員は何かございますか。 ○F委員  議題2のスポーツの潮流といいますか,この2年間でいろいろなことを体験して,想像していなかったような事態になってしまって,活動ができないことが我々クラブにとってこれほど厳しいことだというのはよく分かったので,では,どうしてこうなったのかと考えると,活動する場所を室内だけに求めていたり,天気がいいときだけしかできない。全天候型のものだとか,場所を変えるだとか,やり方を変えるとかしないと,我々の総合型のスポーツクラブは動いて息をしているような感じの活動をしているので,止まってしまうと苦しくなってくるというのがまずあるのです。  ここで何回も話しているのですけれども,調布市のスポーツをする場所,特に屋内の体育館については2か所,総合体育館と大町の体育館。あと,西調布体育館は体育館とはなかなか言いづらいですが,市民の数に対して少し少ないという気はしています。では,これをどうするのかという施策もここで提案できればと考えています。 ○会長  ありがとうございました。どうしても14―1に戻っていくのですけれども,その辺も含めてG委員から何かございませんか。 ○G委員  私は,いつも体育館が少ないと言っていますけれども,コロナの感染症がこの2年広まっていて,去年,おととしは,緊急事態宣言でほとんど行動ができなくなったときに,私は武蔵境通り沿いに住んでいるのですが,思い起こすと,あそこをマラソンしている人がいっぱいいた。昔はあまり広くなく,歩道も狭かったのです。自転車がすれ違うのも大変だったのに,今はすごく広くなって,自転車側と歩道側と道路が広い。  体育館もそうですけれども,あのように道がすごく広く整備されることによって,コロナで自宅待機の人たちが走っていたり,歩いている人たちがすごく多いと感じたので,体育館もさることながら,道も整備されていくことが運動しやすい,走りやすい,子どもたちも自転車で走りやすいので,そういうのも大切だなというのは,ここ2,3年感じました。  それと,FC東京さんのように,NTT東日本ももう少し市民と関わっていけたらいいなとすごく願っています。武蔵野の森スポーツプラザとかで大会があれば,FC東京さんみたいな形で調布の枠かあると,NTT東日本の実業団チームにとっても,調布にとっても,お互いに根づく気がします。そうあったらうれしいなと思います。 ○会長  今,G委員から出た道路,日本の道路はまだまだ車優先的で,本来は人のための交通環境をもう少し大事にしてもいいと思います。ヨーロッパに行かれた方の話を聞くと,自転車,あるいは人が優先という文化があると聞きますので,本当に大事なことだろうと思います。  もう一つ,どこかで皆さんの御意見を聞きたいと思うのですけれども,ニュース等々でお聞きになっている学校の運動部活動,今後これに文化部も続けてやると言っているのですが,地域へ出す,地域移行という話が出ています。そういったところで,1つはH委員たちが関わっているスポーツ推進委員さんたちの活用が言われていますし,E委員のほうの学校と直に,もう来年度辺りから関わって出てくると思うのですが,その辺の御意見をいただけますか。 ○E委員  私も初めてで,どういう話をしていいのか分からないところがありますけれども,学校の立場として,今,中学校年代のスポーツは非常に重要だというのは誰もが分かっているところです。今まで中学校年代のスポーツは,各学校でお願いしますというこれまで日本でずっと培ってきた文化が,令和5年度から3年間かけて,学校ではなくて地域に移っていく時期になってきています。  教育委員会との矢印があるので,どういう関わり方をしていただけるのか,皆さんの意見を聞きながら連携して,中学生たちのよりよい環境整備をどのようにしていくのか。ほかの自治体の話も聞かなければいけないですし,調布市としてどのようにやっていくかを検討していかなければいけない時期に来ていることだけは間違いないと思いますので,情報を聞きながら,そのお話ができたらいいのかなと今感じたところです。 ○会長  中学校の顧問をやっていらっしゃる先生方も当然賛成の方もいらっしゃるし,何で人の懐に手を突っ込むのだという御意見の方もいらっしゃると思うのです。いろいろなところで意見のやり取りしながら,また深めていければと思います。  同じことをC委員は,民間のスポーツ関係者として市民スポーツの在り方ですとか,学校部活動の地域移行についてお考えとか,業界で話になっていることがもしあれば教えていただけますか。 ○C委員  私はスポーツクラブで働いて18年ぐらいになるのです。昔は地域密着であるはあるのですけれども,建物に来ていただいた方だけという形ではあったのですが,最近は,特に学校側とか教育委員の方から,プールの実習をしてほしいとか,老朽化が大分進んでいて,学校は予算とかもあると思うので,その辺でしっかり出しながらやっていくのか,それとも民間のスポーツクラブにあるプールを利用してやっていくのかとか,そういった話はここ2,3年すごく増えてきていて,保育園,幼稚園もそうですけれども,ぜひ来てほしいとか,そういったものがすごく多いというのは肌感としてあります。  私の調布店でいくと,まだ進んでいない部分はあるのですけれども,神奈川県とか柏にも店舗があるのですが,そちらの店舗ではもう既にそういったものが始まっていて,連携していたり,そういった部分もあるというのが現状です。ですから,今後また増えていくのかなというのは感じております。 ○会長  そのテーマは次のテーマのところで話をしたいと思います。もう一回市のスポーツ推進計画に戻したいと思うのですけれども,下のスケジュールを御覧いただくとおり,今年度,また来年度の9月末日ぐらいを一応の目途として,ここの中での意見はまとめていきたいと思っております。  右上,策定体制のイメージということで,市長,市がトップにあって,庁内検討,それからスポーツ振興課が事務局になって市をまとめる。いろいろな資料を私たちスポーツ審議会にも出していただいて意見交換をしていく。先ほどありましたけれども,教育委員会とも協議を詰めていくということですけれども,これについては,このままずっと続けていけるわけですね。 ○事務局  はい,そうです。 ○会長  下のほうの市民アンケートは,毎年1回実施されているのですね。 ○事務局  市として市民調査はやっているのですけれども,ここにある市民アンケート調査というのは,この計画策定のために独自に行うものになります。イメージとしては今年度の年末に向けて秋ぐらいに実施したいと思っていますので,そのときにもまた実施に向けて皆様から御意見いただければと考えております。 ○会長  いつも市民を対象にしているアンケートというのは成人だけですね。 ○事務局  ランダムに郵送して,あれは行政経営部が行っている市民意識調査というもので,そこでもスポーツの調査項目があるのです。ただ,全体的な項目の中ではすごくわずかな項目なので,実際にもう少し市民ニーズをとなったときに,体育館の利用者アンケートとか,そういうところも一応とっているのですが,改めて独自のものを考えていきたいと思っています。 ○会長  時々思うのですけれども,これから大人になっていくであろう中学生,高校生ぐらいの年代の人たちの御意見もつかむような時代ではないかと勝手に思ったりするのですが,その辺についてもまた皆さんで意見交換できればと思います。  あともう一回,ここの推進計画についてのことで何か御質問,御意見はございませんか。どうぞ,お願いします。 ○E委員  去年,自分が着任したばかりのときに,11月の祝日に調布市民スポーツまつり,あれは今年もあるのですか。 ○事務局  はい。今年は10月10日のスポーツの日に,味の素スタジアムで行う予定です。 ○E委員  すごくよかったなという印象があったので,今年もあるといいなというのと,サッカーやダンスがあったのですけれども,種類がもっと増えるといいのかなとちょっと思ったので。ありがとうございます。 ○事務局  昨年度は,コロナ禍で何とか開催をというので,ブースをかなり絞って,事前申込み制でやったのですけれども,コロナ前は,味スタのコンコースも含めて,人工芝もかなりのブースを集めて,2万2,000人いらっしゃっていたようなものなので,またぜひそういう形でできるようになりたいと思います。ありがとうございます。 ○E委員  ぜひ見に行きたいなと思ったので。 ○会長  ありがとうございました。ほかはいかがでしょうか。  例えば,繰り返しになりますが,スポーツ環境の整備ということで,5年度以降,市で何か考えていらっしゃるものは具体的にございますか。 ○スポーツ振興課長  基本は今ある施設の運営になってくると思っているのですが,一方,去年,おととしとコロナ禍での運営で,例えば市民プールについては開設できなかったというのが2年続いたというのが今あるところです。  ただ今年,コロナでの2年間を経て,いろいろな経験といいますか,我々もノウハウを蓄積してきたところでもあります。いかに今後,コロナと共存しながらスポーツを止めない形で運営していくかというところは考えているところですので,市民プールについても開設に向けて検討しているところでもございます。そのほか,総合体育館,大町スポーツ施設,西調布体育館等々もそうですし,コロナがあっても,なるべく止めないような形で,市民の方にスポーツをしていただく環境は整えたいと思っております。ただ,残念ながら新たに体育館をとか,そういったところまでなかなか至っていないのが現状でございます。 ○会長  以前ちょっと話題になった市民球場のところは何か今動きはあるのですか。 ○事務局  課長が言ったように,今はまだ既存の施設をどう維持して整備していくかというところになります。 ○スポーツ振興課長  スポーツ施設全般が老朽化している中で,今後施設をそのまま更新していくのがいいのか,また形態を変えて新たなスポーツができるような形にしたほうがいいのかといったところは,市民の皆様の意見を聞きながら我々も考えていくべきかな,そういう時期に来ているかなと思っています。  市の公共施設全般について,今後どう管理運営していくかという計画も行政経営部でつくるところではございます。そういった中にスポーツ施設もしっかりと位置づけをしながら,スポーツ施設を今後どう運営していくかを決めていきたいと思っています。 ○会長  分かりました。ありがとうございました。  もう一回確認ですが,左側の策定に当たっての基本的な考え方が4つ示されていますけれども,これが核になるかと思います。ここの点について何か御質問とか御意見はございませんか。市の次の基本計画にリンクさせることが1つ目。2つ目がラグビーワールドカップ2019,東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承・発展。3つ目がパラリンピックレガシーでの共生社会の充実。4つ目が,コロナ等も含めて環境の変化で学んだことをいかに活用していくかということだと思うのですけれども,よろしいですか。      (「なし」の声あり)  では,こういったことを,これから1年半近くかけて,いろいろなところで私たちも意見を出させていただくと思いますので,それぞれの立場で何かありましたら,情報を集めておいていただければと思います。   それでは,本日の議題2,次第を見ていただきますと,スポーツを取り巻く潮流などについてということで,それぞれの立場で感じるスポーツのこと,今後のスポーツ施策に取り入れていくべきことの2つ,非常に抽象的なことなので,司会進行が難しいのですけれども,いろいろ要望,御意見等もぜひ出していただければと思います。また1人一言,二言ずついただくつもりでおりますので,いかがでしょうか。 ○事務局  今御説明を差し上げたように,今後恐らく計画の内容だとか,計画の具体内容に入る前に,新しい基本計画の情報について皆様と共有していきながら,テーマを絞ってやっていきたいと思っています。  今後は,テーマがかなり絞られた形での議論になる中で,今までここ数回,自由に皆さんの御意見を出し合うような時間がなかなか取れていなかったかなというところもありますし,また今日,E委員も初めていらっしゃったということもありますので,ぜひ皆様のそれぞれのお立場,例えば今こういうことをやっていますという情報の共有も含めて,いろいろな御意見だとか情報をいただければと考えています。  E委員に先ほど御挨拶いただいたのですけれども,皆様も所属とお名前をぜひE委員にお話しいただいてもよろしいですか。そこの辺りを皆様にも御紹介いただきたいと思います。 ○会長  では,今事務局からありましたので,私から一言ずつ身分を明かしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  会長をやっています菊山直幸です。よろしくお願いします。もともと調布七中と神代中学校で校長職を務めて9年ほど御厄介になって,そのままずっとここに残っています。  昨日もある会で名刺を出して,「府中に住んでいるのに何で調布なの?」という質問が出てくるのですけれども,ある面で,私は違う立場からいろいろな意見も言えるし,2つの市の取組なども比較できるかなと思いながらお話をさせていただいています。  E委員とは,お互い中学校の教員,校長ということで一緒にいたものですから,いろいろお話をさせていただいています。保健体育科です。どうぞよろしくお願いします。  では,G委員から。 ○G委員  Gといいます。調布のバドミントン連盟に所属していまして,実は中学生のバドミントンの指導にずっと関わっています。先生はどちらの……。 ○E委員  今,五中ですけれども,前は七中の校長もやっていたので。七中は放課後,バドミントンを結構盛んにやっていたと思います。 ○G委員  五中さんはないのですけれども,ほかの中学生の生徒さんたちとは何年か年代を重ねつつ関わらせていただいていました。よろしくお願いします。 ○H委員  スポーツ推進委員から来ておりますHと申します。  私自身は,スポーツ推進委員を6期11年目になるのですけれども,スポーツ推進委員というのは,調布の小学校20校ございまして,そこから代表が1名ずつ出ております。ですので,小学校とは非常にコンタクトがあるのですが,中学とはなかなか接点がないというところで,これからクラブ活動の地域化に関しては,中学校とも連携していかなければいけないのかなと思っています。よろしくお願いします。 ○I委員  Iと申します。よろしくお願いします。  私は障害者スポーツという関係で来ております。所属が東京都障害者スポーツ協会で,今そこの本部に勤めています。東京には障害者専用のスポーツセンターが北区と国立の2か所ありまして,入ったときは障害を持っている人たちのスポーツの現場にいて,一緒にやっていました。なので,障害を持っている人たちのスポーツについてという形で意見をさせていただいています。よろしくお願いいたします。 ○C委員  Cと申します。よろしくお願いします。  すぐそこの甲州街道沿いにあるメガロスというスポーツクラブの副支配人をやっている者です。会員制のクラブなので,調布は主には大人の方を中心にやっていたのですけれども,昨年4月に体育とスイミングの子どもスクールを入れさせていただいていて,今,大人とお子さんの両方をやっているクラブになっております。よろしくお願いします。 ○F委員  初めまして,Fと申します。  私は,NPO法人調和SHC倶楽部の専務理事をさせていただいております。大分前ですけれども,七中さんには,バドミントンの陣内さんと組んでいた森さんという方ですが,しばらくの間,文科省の事業を介して講師を派遣させていただいたり,先ほどお話しした地域に部活が移管されていくとなると,相当お金もかかって大変だと思います。でも,スポーツ選手のセカンドキャリアを考えると,そういうところに行って,開かれた部活動というのは今後必要になってくると思うのです。これは私立,高校とかもそうですが,そういうところでいじめも少しなくなるのではないかなと,いいように考えています。ただ,いかんせんお金がかかるのではないかというのを心配しています。  我々総合型のスポーツクラブは,学校に行く前の子から,上は80後半の方もいらっしゃいます。いつでも誰でもという形でいろいろなスポーツ,あとは絵を描いたり,英会話したりという人もいますので,一度来てみてください。よろしくお願いします。 ○D副会長  Dと申します。所属は電気通信大学で教員をやっています。  あとは,私自身が調布市民で,調布に住んで24年目になるのですけれども,人生で一番長く住んでいるまちになりました。調布は映画のまちで有名ですけれども,これにスポーツのまちとか,健康増進のまちとなるといいなと思っています。  電気通信大学と調布市は長く提携を結んでいるのですけれども,最近になっていろいろなプロジェクト,大きなプロジェクトも一緒になってやっています。それまでは大学が調布市に何を貢献しているかというと,ショートカットで大学の中を市民が通るというのが一番ぐらいで(笑声),この2年はコロナの接種会場になったので,市には大分貢献したのかなと思いますけれども,本当は,例えば健康増進,あるいはスポーツのイベントで提携ができるといいなと思っているところです。まだそうはなっていないので,いろいろなことで提携ができるといいなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○スポーツ振興課長  改めまして,スポーツ振興課長を務めます小栁です。  この4月からスポーツ振興課長ということで,この審議会の場ではいろいろな立場の皆様の意見を日々勉強させていただきながら,今後のスポーツ振興を進めていきたいと思っています。  私もスポーツをするのが好きで,野球をずっとやってきてというところで,今も調布の軟式野球,早朝野球をやりながら,あと,子どもの少年野球を教えながらとか,土日は結構いっぱいいっぱいの状況になったりしておりますけれども,スポーツを楽しみながらというところで,土日のスポーツがあるから平日の仕事も頑張れると感じているところです。皆さんそれぞれスポーツの楽しみ方があるかと思いますが,それぞれにとっていいスポーツ振興ができたらと思っております。よろしくお願いします。 ○事務局  スポーツ振興課スポーツ振興係長の宮島でございます。  私は,スポーツ振興課に来て,気づけば6年目という一番古株になってしまったというところで,目立ったスポーツは,結局スポーツ振興課に来てから何らやっていないのですけれども,自分が振興している立場でもありますので,平成29年に来たときよりは,体を動かすことの大切さは感じていて,愛犬の散歩とか,土日はとにかく歩き回ったりして,健康診断の脚点で,脚の筋肉量が増えたというのは,ここ5年間やってきた成果です。  この審議会では,皆様にすごく助けられながら,私としてはこの会議がすごく楽しみと言っては失礼ですけれども,いろいろな御意見を伺いながら,すごく勉強になる場だなと思って非常に楽しく参加させていただいておりますので,引き続き計画の策定という大きな山場がありますが,ぜひ御協力いただければと思います。よろしくお願いします。 ○事務局  スポーツ振興課の吉野と申します。よろしくお願いします。  私はオリンピック・パラリンピック担当をずっとやっていまして,オリ・パラ畑が長くて,市のオリ・パラ担当で丸4年やっていました。実はその前に,東京都のオリンピック・パラリンピック準備局に派遣されていまして,2年間やっていたので,合計6年間オリ・パラ畑にいて,今回スポーツ振興課で,スポーツ行政7年目ということで,そういう意味では長いところです。  私自身もスポーツ,野球をずっとやっておりまして,実は課長と同じチームです。野球部と早朝野球で一緒のチームでございますので,スポーツも大好きです。 実は,東京都に行く前に教育委員会におりまして,そのときにE委員も教育委員会にいて,御一緒させていただいた御縁もあります。  オリ・パラ担当として,スポーツの振興というよりは,大会をどうやって成功させるかという観点の仕事が多かったように感じています。そこで培ったと言ったらあれですけれども,いろいろな団体の方といろいろな調整をさせていただいたり,大きな大会を開く上で,こういうことが大事なのだとか,いろいろなことを学んでまいりましたので,今後それらを調布のスポーツ振興に還元できるようにしたいと思いますので,こういった場でもいろいろ勉強されていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○事務局  スポーツ振興課の佐藤と申します。よろしくお願いします。  私もスポーツをずっとやっていた人間で,小学校の頃から今もずっとサッカーを続けていて,特に学生時代は部活で汗を流した記憶があるので,そこには強く思いがあります。社会人になってからも細々とテニスを続けていたり,そういった形で少しスポーツに関わっていたりもします。  あとは,ちょっと余談ですけれども,妹が中学校の体育教師をやっている関係で,特に部活動の指導を頑張っているというのをよく聞いていたので,先ほどもお話にあったような,部活動が移行されるなどというのは,個人的にもすごく興味があるところです。  こういった立場になりますが,ここで私も勉強させていただければと思っております。よろしくお願いします。 ○会長  ありがとうございました。E委員もサッカーですので,また何かで盛り上がってくれるといいですね。  本題に戻ります。とにかく今それぞれのお立場で,あるいは個人的でも構わないと思うのですけれども,スポーツに対する期待ですとか,スポーツの持っている力ですとか,まだまだなくならない体罰も含めてけがの問題。私もちゃんと確認はしていないのですが,つい数日前に長野で放課後,中学生が投げた砲丸が頭に当たって頭蓋骨骨折というニュースがあったようです。「またか」という感覚になるのですけれども,そういったいろいろなことを含めて,それから先ほどの部活動の地域移行,市民スポーツの活性化を含めて何か考えていること,悩んでいること,あるいは質問したいこと,それぞれ出していただければと思います。よろしくお願いします。  では,C委員,スタートでいいですか。 ○C委員  今,メガロスが取り組み始めたものがありまして,子どものほうは,「こどもみらいプロジェクト」というのを当社で行っていて,先ほどちょっとお伝えした,お店から出て近隣の小学校にイベントに行ったり,そういったものは大分動いているのですけれども,大人の部分でそういったものがなかったので,今,「カラフルプロジェクト」ということで,そういったものを取り入れてやっていくような話になっています。  これはキックオフミーティングを始めたぐらいの話なので,まだ全然具体的には動いていないのですけれども,若者の意見を聞くと,恋活イベントをこちらが主催としてやって,例えばランニングの企画をした上で男女で行ってもらって,休憩がてらフリートークタイムをやって,最後には,帰ってきたら携帯の電話番号を交換して,あとはこちらとして特に関与することはない。スポーツとはかけ離れているようですけれども,うちを通してそういうイベントというのは今動き始めているので,何か面白いなというのがあります。  あと,若者から出てきたのは,コスプレが結構流行っているようで,そういうイベントをやったらどうかとか,古い人間からすると,スポーツでちゃんと呼んで,そういったことを提供するのが王道の考えだったのですが,きっかけはスポーツでなくてもいいのではないかということで,いろいろ場を提供するために,どうやったら来てもらえるかというので,確かに若者の考えは面白いなというのが結構あったので,今そういうものが動き始めているのが現状です。 地域密着というところで,そこからスポーツを通してというのもあるのですけれども,地域の方に還元できるというか,場所の提供だったり,こちらとして力になれるものが民間としてできたらいいのかなという発想から,そういったものが……。今後どうなっていくかは,まだ具体的には分からないのですけれども,この間,キックオフミーティングに私も参加して,こういうのもあるのだな,ちょっと面白いなというのを感じたので,いろいろな世代の意見を聞くというのはすごく重要かなと思います。  ちょっとかけ離れてしまったかもしれないですけれども。 ○会長  ありがとうございます。また何かありましたら,後で教えてください。 ○E委員  部活動のことが気になるというか,今まで先生もずっと日本中体連の専務理事もやられていましたから,中学校のスポーツ文化で部活動というこんな便利なものはなかったわけです。諸外国と比べても,こんな低コストで子どもたちがスポーツできて,試合も全部チームとしてやれるという,そんな当たり前のことが当たり前でなくなり,教師がスポーツを教えるということから,地域に移行していくことになるのはほぼ決定と考えています。令和5年度から本格的に地域移行をやっていく。  土日はもう教員が見ないというモデルとして始めている自治体もあるようですので,どういう指導者を集めるのとか,そのために一体幾らかかるのとか,そんな課題がある中で,まだ全然見えないのが現状で,学校現場は相変わらずの部活動をやっているわけです。今,教員が何の疑いもなく一生懸命頑張っていますが,もうすぐ先にはそんな時代ではなくなろうとしている。  では,その受け皿はどうなっているのかというのがすごく気になって,教育委員会に任せていても全然進まないのは先生が一番御存じなところだと思うので,地域スポーツから発信していただいたり,課題はどうなっているのというのを教育委員会につつかないと,多分物事が動かないのではないかというのを心配しています。  今,中3などはそろそろ部活の引退も近づいていて,一生懸命やっているのですけれども,うちの学校もバスケ部がこの前負けてしまって引退したりということが,今当たり前にまだやっていますが,近い将来,それが当たり前でなくなってくる。先生のほうが情報をお持ちかもしれませんが,どうしていくのだろうというのが私たちが一番気にしているところです。  中学校年代のスポーツに関しては,本当に大事な時期だと思うのですけれども,その時期にどのようにスポーツに親しませていくのかなと。私が現役のうちに形になるのかなとちょっと心配しています。  以上です。 ○H委員  我々の時代,かなり昔ですけれども,中学の大会は中学校だけが集まってやっていたと思うのです。今の中学生のいろいろな種目の大会は,やはり学校単位なのですか。プライベートチームが一緒に出てくるというのは…… ○E委員  大変いい質問をいただきました。先生が一番詳しいと思うのですけれども,これまで中学校は,中体連が主催して全国,関東なり,東京都なりでやってきたのが,ちょっと前の新聞報道ですが,中体連が学校単位以外を認めますということを出しました。そのことに対しての動きがまだちょっとよく分からない,明確ではないのです。  サッカーなどは,中体連のサッカー部よりもクラブチームのほうが強かったりして,クラブチームに行けない子が中体連に入ってくるみたいな風潮がここ10年ぐらいあるのですけれども,そんな中で大会をやったら,当然クラブチームが勝ってしまう。学校部活動がどんどん衰退していってしまうところも狙っているのかどうかちょっと分からないですけれども,今は学校単位だけです。でも,来年度からはという感じですか。 ○会長  来年度の全国大会は日本中体連が認めようと。ただし,都道府県大会とか地区の大会までは言っていないのです。でも,上がやれば下もそうなっていくと思います。 ○E委員  まだ今年度までは,少なくとも学校単位だけでやっています。 ○D副会長  それはどういうチームでも認められますか。 ○E委員  どういうチームが許されて,どういうチームが許されないかというのは分からないです。 ○会長  日本中体連という組織が全国大会を主催してやるのですけれども,その下に,先ほどおっしゃった関東ブロックとか九州ブロック大会があります。その下に都道府県大会と3層になっているのです。日本中体連が関わっているのは全国大会だけなのです。これについては,来年度からクラブチームの参加も認めましょうということになっていきました。ただ,何の設計図もないのです。だから,どういう人がやったらいいか。  私たちが心配しているのは,誰がそのチームを,例えばクラブというサッカーチームができましたと。クラブというのは本当に正しい指導者がいて,きちんと保険に入って,ルールを守って練習しているのかという審査がないのです。そういったこともきちんとやらないと,学校だけ縛られていて,こっちは何でもいいというのはおかしいだろうという言い方をしているのですけれども,その辺の設計図が今のところ何もない状況です。ただ,日本スポーツ協会は,資格を取った指導者にしてほしいということは言っています。   現状はそんなところで,5年,6年,7年かけて全国で土日の部活は地域へ出しましょう。その後,平日も地域にやってもらうようにしましょう。先ほどおっしゃったみたいに,受け皿があるかどうか。今,F委員が関わっていらっしゃるようなスポーツクラブが全国で3,000ちょっとです。これも多種目をやっているところもあったり,バスケットならバスケットだけのクラブがあるので,多様な形があります。  それから,自分がすごく心配しているのは,経済格差,地域格差がもろに出てきてしまう。だから,都会は指導者に大学生がいたり,御退職された方々がいらっしゃるので,何とか受け皿になるにしても,地方に行けば行くほど,日中の3時,4時から6時,7時ぐらいまでの一番いいところを見てくれる人はまずいないでしょうと。今現在,調査をかけているのですけれども,指導者がいないというのがほとんどです。その辺のところで,先ほど何人いらっしゃるのですかと聞いたのは,スポーツ推進委員の活躍をスポーツ庁は期待しているのだけれども,今の業務だってかなり手いっぱいやっていらっしゃる委員がたくさんいらっしゃる中で,部活動に関わることがどこまでできるのかという心配をしています。 ○E委員  ちなみに今,調布市でも部活動指導員を時給で採用していただいて,まだ数はそんなにいないのですけれども,その部活動指導員は,これまで教員しかなれなかった顧問になれるのです。顧問になると引率もできるし,監督もできるのですけれども,時給1,600円とか1,700円です。放課後の部活動は1日2時間程度です。土日も3時間程度ということは,それだけで生きていける給料には当然ならないわけで,そういう人たちがたくさんいないと成り立たないのです。 ○G委員  人材派遣会社をつくって指導者を。 ○会長  実際に去年,NPOを立ち上げたのですけれども,そんなことも少し想定しています。 ○I委員  クラブというのは,例えばA中学校のクラブ活動をほかの誰かが…… ○会長  自由です。ただし,今,日本中体連が言っているのは,1つのスポーツクラブからAチーム,Bチーム,Cチームと子どもがたくさんいるからといって3チームの参加は認めない。1つのクラブからは1チームだけというH則にしています。学校でもそうです。大きな学校だからといって,例えば野球部が100人いるから8チーム出しますというわけにはいかない。1校1チームというのは同じように考えているみたいです。  これから2年間ちょっとで設計図を作って,調布の場合は学校が8校あるわけですから,そこでどうやっていくか。下手すると,例えば五中の生徒が,ふだんはスポーツクラブでバレーボールをやっています。こちらの子たちは学校の部活でバレーボールをやっています。これが大会では同じ学校の生徒が戦うことになる。今までは絶対あり得なかったこと。そんなところでまた人間模様が変わったり,変な生徒課題が出てくる可能性も想定しなければいけない。  今は部活の中で,例えばあってはいけないけれども,いじめとかトラブルがあっても,とにかく学校の先生方がそこに入って生徒指導します。でも,今度それを見てくれる人がどこにいらっしゃるのかということも不明なところがある。行政側としては,スポーツ振興課がこれを担うようになると思います。 ○E委員  どういうビジョンがあるのかを知りたいです。今,スポーツ庁の方で毎月のように会議をやられているのですけれども,その情報を見ても本当によく分からない。海外はどうしているのだろうとか,そういうのを参考にしないと難しいかもしれないです。 ○会長  これがもう間もなく製本になってくるであろう提言です。前回の意見で各団体,全国知事会とか町村会議から提案を出しています。この中で私が見たときには,全国町村議会議長会が出されているのがそうだろうなと。これが心配というのがいっぱい出ているのです。  時間の関係で次に行きます。F委員から何かスポーツ全般のことでお願いします。 ○F委員  我々のクラブというのは,クラブチームではなくて,勝つためだとか,強くなるために日々やっているわけではないわけです。運動といっても,我々のクラブに入って何かをしたいという人が来たり,この種目があるから私たちのクラブに来て――今,運動種目で14プラスアルファ,文化種目とか健康種目があって,フラダンスをやったり,よさこいのチームがあったり,多種多様にありますので,その中でまた新たな趣味を見つけていただいているので,そういうところで入り口の低いところを目指して我々は活動しているわけです。  その中でも小学校の教室という形で,今は子どもたちのバドミントン,ネオホッケーはこの間全国優勝しました。うちはたまたま練習場所があったので,優勝したのではないかと思うのです。でも,子どもたちは喜んでいました。とにかく,入ってくる人たちが入りやすいのが第一段階で,それを基にうまくなっていきたい人は,また違うクラブに行く人もいるのです。例えば,卓球だったら,もっと強いチームに行ったりする方もいて,うちはどんどんうまいところに行ってくださいという形でやっています。  バドミントンも小学生まではあるのですが,その先が18歳からのカテゴリーになってしまうのです。その間,中・高生で部活に行くと,ラケットが振れないとか,シャトルを打たせてもらえなくて,時間があるとうちのクラブに来て打ちたいという子も実際にいるのです。ただ,初めてやる子と,例えば70歳過ぎのベテランさんがやると,ラケットが当たるというので怖がる子たちもいるので,そこは中で分けてやっていただいたり,幅広い年代の中で,皆さんが試行錯誤しながらやっています。  この2年間,できないスポーツもあって,離れた方もかなりいるのです。私はインディアカというスポーツをやっているのですが,大分減りました。健康のためにやっていたのですが,半年以上できなくなると,体を動かすのが怖いといって離れた方がいらっしゃるし,今までマイナースポーツの割には結構人数がいたのですが,ほかの市の大会に行っても閑散としていて,スポーツでも運動もそうですが,コロナ禍でも少しずつ継続することが多分一番大切なのかなと思いました。 ○会長  ありがとうございました。確かに学校の教育なども全部そうだと思うのですけれども,ゼロというのは再開が厳しいでしょうね。では,G委員からお願いします。 ○G委員  E先生が話されていた部活の地域に移行するというのは,大分前から話されていましたね。今回は具体的に2年後となっていますけれども,その頃から中学の顧問の先生から,「私たち顧問だけど,ほとんどできないので,誰か指導者はいませんか」みたいなことが体育協会を通じて依頼があって,その辺りから地域に少しずつ委ねられているという話は聞いていたのです。  ここに来て,すごく具体的な話をさっきお聞きして,バドミントンしか知りませんけれども,東京は3時,4時からの練習が一般の若い子たちは難しいので,定年された方で昔結構やられていた方とか割といらっしゃるので,うまく回せるような気がちょっとはするのです。あとはお金とか対価がうまく伴っていけば,ちょっとは明るい兆しがあるような気はします。この先,私たちより下の年代は,大人になっても一生懸命スポーツ,バドミントンを続けている人がいっぱいいて,各年代で割と人材がいるので,うまくルール作りができれば,地域に下りていってもうまく回ると思っていますが,大変ですね。  あともう一つ,さっきCさんが話されていたコスプレの話で,私,この間たまたま田舎のほうでマラソン大会を見たのです。普通のマラソンの中に何人かコスプレというか,かぶり物とかをして走っている人がいて,応援もコスプレしている人がいて,やはり盛り上がります。だから,そういったのも地域で盛り上がるにはすごくいいと思います。 ○会長  ありがとうございます。東京マラソンでもいますから。では,H委員,お願いします。 ○H委員  今の話に関係するのですけれども,私は出身が長野なもので,小布施マラソンという真夏にやるハーフマラソンがあります。それは順位とは別に,コスプレ賞という賞があります。皆さんそちらに集中される方がいて…… ○G委員  コスプレで順位がつくということですか。 ○H委員  コスプレで走り終わって,投票で。ちゃんと賞品も出る,そんなものがあります。  ここの題目にあるスポーツの潮流ということで言いますと,今2つ気になっている1つは,去年の会議でも出ましたけれども,eスポーツです。最近eスポーツがかなり普及しているというのが実感としてありまして,特に若い方,高校生などのかなり大きな大会がある。それと,お年寄りのぼけ防止を目的として,民間の企業もそういうところにどんどん入ってきて,eスポーツの合宿ができるようなホテルもあります。引きこもりとかそういうこととの兼ね合いで,eスポーツのいい悪いというのはなかなか難しいところではありますが,使い方によってはいろいろあるのではないか。  eスポーツはゲーム感覚も必要なのでしょうけれども,それが体を動かすこととつながっていくようなものになっていけば,よりよいかなというのは1つ感じています。  もう一つは,オリンピックでかなり新しい種目が増えてきていますけれども,毎朝8チャンネルで達人を紹介するコーナーがあって…… ○事務局  キラビトですか。 ○H委員  キラビトを見ていると,すごくいろいろな面白いのがあるのだなと。この間見ていたのは小学生なのですが,ただただキャッチボールを何分間にどれだけできるかとか,パルクールは皆さん御存じだと思いますけれども,そういったいろいろなものが出てきていますが,個人的な競技がちょっと多いのかなという印象を持っています。  以上です。 ○会長  ありがとうございました。面白い鬼ごっこではなくて,何か取り組んでいらっしゃる? ○H委員  スポーツ推進委員では,スポーツ鬼ごっこというのを今小学生に普及しようとして一生懸命頑張っているところです。 ○会長  かなり面白い,子どもたちが乗ってくるような。 ○H委員  そこがまだ読めていないのですけれども,鬼ごっこが流行る波があるのです。去年の夏休みに子どもたちが何もできないからというので,朝,ラジオ体操をやったのですけれども,そこに遊びの時間というので鬼ごっこをやろうと言って,今どんな鬼ごっこがいいのと言ったら名前を言ってくれたのですが,結局普通の鬼ごっこだったのです。今それが面白いと。バナナ鬼だとか,氷鬼だとか,いろいろなものがはやったのですけれども,今は鬼ごっこがいいと。 ○事務局  この間,NHKで阿佐ヶ谷姉妹のバラエティー番組があったのですけれども,そこでスポーツ鬼ごっこを紹介されていて,川口市で地域の子どもたちがすごく熱中していて,足が遅くても頭で考える,チームで作戦を立てるので,すごく面白いという紹介がされていました。 ○C委員  「逃走中」とか,ああいうのは子どもたちがよく言っています。運営上,安全面とかは必要だと思うのですけれども,話題としてはすごく……。子どもたちが引きつけられるというとテレビの影響が大きいと思うので,「逃走中」とか,そういうのを入れるといいのかもしれないです。 ○会長  ありがとうございました。先ほどH委員が,eスポーツについては確かにいろいろなところで出てくる。その辺は,電気通信大の出番がないのですか。こういうスポーツと実際のスポーツをつなぐとか。 ○D副会長  そういうことに関わっている先生がいると思います。でも,学内でクラブができたりはまだ聞いていないです。以前も言いましたけれども,これしかうちが全国制覇するのはないと思います(笑声)。そういうのが好きな学生は多いと思いますけれども,クラブにはなっていなくて,いずれどうかは分からないですが,今のところは。 ○会長  では,最後,I委員,お願いします。 ○I委員  今,「逃走中」が出ましたが,自分のいとこが番組を作っているのです。しかも調布に住んでいるので。「逃走中」でディレクターみたいなのをやっているのがいて,ちょっと喜ぶと思います(笑声)。ハンターは基準がいろいろあるみたいです。  自分の立場でいくと,昨年2020が終わった後にレガシーという言葉がテーマになって,今,東京都とかでもいろいろやろうということで,今度,東京レガシーハーフマラソンというパラのところを走ってまた戻るというところで,1万5,000人を上限にして,そのうちの1割の1,500人を障害者でと。ハーフマラソンというと,逆に障害者にとって高いところかなと。フルマラソンを走っている人は,ハーフマラソンというといいかなとなるのですけれども,そのハードルの高さは少し感じていて,どのように周知していこうかというところもあります。  あとは,今,東京都障害者スポーツ大会を今,真っ最中でやっています。そこで知的の大会がありますけれども,知的障害の人たちの大会というと,昔は今でいう特別支援学校の先生方が中心となって,知的の子どもたちにスポーツの場をということで,すごく一生懸命やっていて大きくしていったのです。ただ最近,先生方も働き方改革があって,土日で大会のお手伝いをお願いしますと言っても,校長先生からの許可がなかなか下りないとか,参加するほうも,今までは教員がたくさん連れてきてくれていたのですけれども,それがなかなかできなくなって,教育委員会にもこちらから働きかけようかと。時代が動いていることによって,大会運営のやり方が変わってきているというのが最近困っているところです。  あとは,最近,特別支援学校の子が重度化していまして,そうでない子たちは普通の学校にいる。ただ,その中で体育の先生が,あなたは見学という形でレポートにしてくださいというところも現状あると聞いています。そうすると,その子たちが体を動かすきっかけがどうなのだろう,と思っているところです。 ○会長  ありがとうございます。確かに学校現場ですと,振替をちゃんと与えるだけの人材がいればかなうのですけれども,そこをなかなかうんと言えないところみたいです。時間を食ってしまいましたけれども,ありがとうございました。またいろいろなところで,それぞれ持っていらっしゃる意見をぜひ出せるような時間も取りたいと思います。  では,議題3,事務局ございますか。 ○事務局  では,皆様,お手元のチラシを御覧いただければと思います。  6月19日に武蔵野の森総合スポーツプラザのメインアリーナで行います車いすバスケットボールのイベントになります。こちらは車いすバスケットボール連盟と調布市と武蔵野の森総合スポーツプラザの3者の連携事業ということで,今年度初めて行うものになります。きっかけといたしましては,2020大会,パラリンピックのときに,武蔵野の森総合スポーツプラザが車いすバスケの会場となったと。そのときに,本来であれば子どもたちの観戦事業を実施するべきところではあったのですが,コロナ禍でできなかったこともあり,調布市としても,プロのバスケットボールの観戦機会をぜひつくりたいということと,連盟としても,ある意味レガシーである地で競技の普及を目指したい,プラザとしても,地域に根差した形の障害者スポーツの振興をやりたいといういろいろな思いがありまして,実施するものになります。  今回は,NO EXCUSEと千葉ホークスという,天皇杯でも決勝を争うような有名チームがわざわざエキシビションマッチで来ていただける。そちらの観戦できる機会があるものと,両チームに所属しております銀メダリストの香西選手,川H選手のスペシャルトークショー,あとは来場した方,先着にはなってしまうのですが,バスケットボール体験会を実施する予定になっております。こちらは無料でして,当日どなたでもいらっしゃれるものになりますので,ぜひ皆様も御興味あればと。あと,これ実は今年度だけではなくて,継続して毎年行っていこうというところで,3者は今,調整を重ねながら非常に頑張っているところでございますので,御承知おきください。  以上でございます。 ○会長  ありがとうございます。この件について御質問とかございますか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  ぜひ継続していただくのがありがたいかと思います。  ありがとうございました。心配していたのですが,いろいろな角度から御発言いただきまして,ありがとうございました。事務局としてもまとめていただいて,また何かのときに活用していただければと思います。  では,次回以降のことについて,事務局,何かございますか。 ○事務局  前回,一旦今年度の予定でお見せした審議会の開催予定もあったのですけれども,その計画をもう一度再構築していく中で,時期は恐らく今年度の後半部分が多くなります。ただ,現在進行中で計画している新しい基本計画について,庁内でも意見照会等があるかと思いますので,そのタイミングでもし開催できれば,皆様にも御覧いただきながら意見をいただきたいと思っています。次回は夏頃というところで,まだ具体的な日程はお示しできないのですが,またメール等で調整させていただきますので,よろしくお願いいたします。 ○会長  皆さん心配だった部活動のことなども,これから教育委員会と詰められると思いますので,もしもこの会が力になるようなことがあれば,また声をかけていただいて,皆さんそれぞれの立場で言っていくと思いますので。  では,本日のところ,ここまでの審議でよろしいでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございました。では,いつものようにD副会長にまとめていただきます。 ○D副会長  まとめというか,情報共有の1つとしてのお話をさせていただこうかと思います。  先ほどの部活動の話に関連するのですけれども,私は専門が陸上競技で,陸連の指導員養成委員会の委員もやっているのです。そちらでも土日は地域に移行するという話を受けて,指導員の有資格者を増やそうということを考えているわけです。今までの資格だと,ジュニアコーチとコーチという陸連の資格があるのですけれども,これを取るのはそれなりに大変なのですが,1万5,000人の有資格者が目標だと言っているのです。今までの倍か倍をちょっと超えるぐらいになるのです。急にそんな増やすというのは,取るほうが大変なので,スタートコーチをつくって,今年から始まるのです。スタートコーチは1日の講習で取れるのです。  そんなので意味があるのかということもあるのですけれども,簡単に取れますので。ですが,資格を持っているのは意味があって,資格がある人でないとそういう指導はできませんよという地域の問題です。調布市がもしそのように決めたら,そういう人でないと指導ができないということになります。かつ,その人が何か問題を起こした場合は,資格の停止とか剥奪というペナルティーをつけることができる。そういうことができるので,非常に意味があるのです。資格を持っているから大丈夫ということはないのです。資格を持っていても,駄目な人は駄目というのはありますが,十分条件ではないけれども,必要条件にするのに意味があって,そういうことを陸連ではいち早く考えています。  ほかのスポーツはどうか分からないのですけれども,サッカーなどはその資格がもともとちゃんとなっているので,あれなのですが,それが全てのクラブでそのようになるのであれば,やっていくべきなのだろうし,資格を出しても,雇うほうがその資格と関係なく雇ってしまえば関係ない話になってしまうので,地域もそういうことを考えてやっていく必要があるのだろうと思います。  我々が子どものときだと,うちの小学校にはソフトボールのチームがありましたけれども,パン屋のおじさんが教えていました。人はいい方だったと思うのですが,昭和の時代なので,今だったらすごく問題になるようなこともいっぱいやっていたはずです。今はそれはまずいということも当然たくさんあるので,そういう最低限のことを1日の講習でちゃんと受けていただいて,それで資格を出すということを陸連では始めました。雇うほうも,ぜひそういう方を雇って――それだけで雇うわけではないです。それプラス人間も見ていただいて雇うほうにぜひ持っていっていただければと思います。  以上です。 ○会長  ありがとうございました。こちらにもスタートコーチというのがあります。教員免許を持っている人たち云々と。これでも1万5,000円ぐらい費用がかかったり,何年かすれば更新講習を受けなければいけないといったことが出てくる。  文句だけ言っていてもしようがないので,どうやったらいかにうまくいくか,子どもたちが幸せになってくれるということが基本だと思いますので,それぞれのところでまた御意見をいただければと思います。  今日はここまででよろしいですか。では,ちょっと時間をオーバーしてしまいました。申し訳ありません。ありがとうございました。                                  ――了――