議員提出議案第11号 核兵器廃絶に向けた具体的な国際対話(賢人会議)の充実を求める意見書提出について 上記の議案を提出する。 平成29年9月14日 提出者 調布市議会議員 平野 充 賛成者 調布市議会議員 渡辺 進二郎 同 橘 正俊 同 内藤 美貴子 同 須山 妙子 核兵器廃絶に向けた具体的な国際対話(賢人会議)の充実を求める意見書 本年7月、核兵器禁止条約が国連で採択され、核兵器を違法化する厳しい国際規範が誕生した。この条約を実のあるものとするためには具体的な軍縮の歩みを着実に進めなければならなく、それには、核保有国と非保有国との真の対話が欠かせない。日本政府が設置した核保有国と非保有国の有識者からなる「賢人会議」が本年11月27、28日の両日に被爆地の広島市にて開催されることは大きな意味を持つ。 この「賢人会議」は同会議の座長を務める白石隆・前政策研究大学院大学長を含む日本人6人と、核保有国の米国やロシア、中国、フランス、非保有国のオーストラリア、ドイツ、カナダ、そして、核兵器禁止条約賛成国のエジプト、ニュージーランドの外国人計16人の有識者や被爆者で構成されている。ついては、日本がこれら各国の“真の橋渡し”役となり、被爆の実相を共有し、「核のない世界」実現に向けた実効性ある提言をまとめ、2020年に開催が予定されている核拡散防止条約(NPT)再検討会議に反映させられるよう強く求めるものである。 1 賢人会議において「核のない世界」実現に向けた実効性のある提言をまとめること。 2 賢人会議での提言を2020年開催の核拡散防止条約再検討会議に反映させること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成29年9月 日 調布市議会議長 田中 久和 提出先 内閣総理大臣 外務大臣