議 会 報 告 会 ~開かれた議会をめざして~ 報告会記録 日時 平成26年5月17日(土)    午後2時~午後4時10分 場所 市民プラザあくろす あくろすホール   開会 午後2時0分 ○小林副議長  それでは、ただいまから調布市議会議会報告会を開会いたします。  本日、司会進行をさせていただきます調布市議会副議長の小林市之でございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、まず議会報告会実行委員会委員長であります鮎川有祐議員より開会の御挨拶を お願いいたします。 ○鮎川市民への議会報告実行委員会委員長  皆様、こんにちは。議会報告会を開催するに当たりまして、実行委員会を組織させていた だきまして、実行委員長を務めさせていただきました鮎川有祐と申します。  本日は、調布市議会議会報告会に本当に大勢の皆様に御参加をいただきまして、まことに ありがとうございます。昨年に引き続き2回目の議会報告会となりますが、準備に当たりま しては28人全員の議員が政党、会派の枠を超えて、1つになって取り組んでまいりました。 しかしながら、2回目ということで、まだまだ至らない点もあろうかと思います。  また、本日御報告させていただきますのは平成26年度調布市一般会計予算についてであり ます。 800億を超える莫大な予算と数え切れないほどの事業について審査してきたところで ございますけれども、本日御報告させていただくのはそのごく一部となってしまいまして、 皆様には物足りなくお感じになられる方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、開か れた議会、そして市民の皆様に身近な市議会を目指して取り組んでおります調布市議会の取 り組みにつきまして、ぜひ皆様に少しでも御理解いただくことができましたら、我々として は何よりであります。  本日は、皆様から御意見をいただく場も設けております。きょう1日が皆様にとりまして そして我々議会にとりましても実り大きなものとなりますよう、そして何よりきょうをきっ かけに調布市政がさらなる発展を遂げることができますよう心から願いまして、開会の御挨 拶とさせていただきます。本日は限りある時間でありますけれども、どうかよろしくお願い いたします。ありがとうございます。 ○小林副議長  ありがとうございます。  続きまして、調布市議会・林明裕議長より御挨拶並びに議長報告をさせていただきます。 ○林議長  改めましてこんにちは。きょうは、本当に絶好の行楽日和にもかかわらず、数ある行事、 行き先の中から貴重なお時間を私どもの調布市議会の議会報告会に御参加いただきましたこ とを議会を代表して心より御礼を申し上げたいと存じます。  先ほど鮎川実行委員長からお話がございましたとおり、昨年に引き続いて今回で2回目で ございます。28名の議員、日ごろからみずからの主張、会派の主張等々議論を戦わせており ますけれども、議会という一定のルールの中でそれぞれ円滑に議論して、結果を導き出して いる次第でございます。きょうはその一端を御報告させていただくところでございますけれ ども、その前に既に大体御存じの方も多いかと思いますけれども、議会の流れとかその辺を 簡単に御説明させていただければと存じます。  調布市議会は、3月、6月、9月、12月の4回の定例議会と必要に応じて臨時議会を開催 させていただいているところでございまして、間もなく6月議会が迫っているわけでござい ますけれども、議会の1週間ほど前に告示と申し上げまして、議会を開催するよという通知 がございます。議案も配付されますけれども、その後、1週間の間に議会運営委員会等を経 て、開会にこぎつけるというわけでございます。  開会いたしますと、提出されました議案を本会議場におきまして上程と申し上げまして、 提出者からの提案理由の説明がされます。そして、それに際しまして提案理由の説明の後― きょう、4つの常任委員会から説明がございますけれども、総務、建設、文教、厚生、この 4つの委員会にそれぞれ所管ごとに付託という形で委員会に付託されます。こんな流れにな っております。  そして、上程が終わりますと、日をあけまして今度は委員会審査の前にそれぞれの議員各 自が市長、市政をただす一般質問という質問が行われます。これが大体3日ぐらい続くので すけれども、それが終わりますと準備日の後に委員会審査が始まっていくわけでございます。 委員会審査の中で、付託された議案を慎重に審査して、時には議員間同士で徹底的に議論し ながら、委員会としての結果を導き出してまいります。  その結果を本会議の最終日において再び委員会報告という形で委員長が本会議場において、 委員会ではこれこれこういう議論があったよということを経て、結果を報告させていただき ます。そして、それに対して各会派から議論、討論等が行われまして、最終的に本会議場に おいて採決を行って、そして調布市議会としての議案に対する結論を出していく、こんな流 れになっているわけでございます。  本日は、3月の定例議会、その翌年度、ことしの場合、26年度予算が3月の議会で審査さ れるわけでございまして、それは普通の定例会と違いまして、上程の後に市長の26年度にお けるいわゆる所信表明、基本的施策というものが発表されます。それに対して、我々議員が 各会派、そして1人会派の方の代表質問とそれぞれ質問が行われるわけでございます。それ に対する答弁、代表質問のこういったものが大体2日ぐらい続いてまいります。そのほかは 先ほど説明されたとおりでございますけれども、今回は3月の定例議会を中心にということ でございますので、3月の定例議会が2月28日から3月26日まで、会期が27日間にわたって 開催されておりまして、1年間の中で最も長い議会でございます。  後ほど説明されますけれども、予算総額が各常任委員会合わせて 807億 9,000万円、対前 年度比で 4.8%増の内容ということでございまして、調布市政の中で最大の予算となってお ります。この理由等については後ほど説明があるかと思いますけれども、それぞれ委員会の 中のことはこの後説明がありますけれども、本会議最終日におきまして、今回は市長が提出 した一般会計予算に対しまして、2人の議員からそれぞれ修正案が提出されております。そ して、本会議における1つが認証保育所等の保育料助成事業の助成額について、認可保育園 との格差を是正するには不十分だから、財政調整基金――これは市役所の貯金なのですけれ ども――からお金を一般財源、つまり予算の中に入れて助成額をふやそうという修正案です。 もう1つは、調布駅の南口に市が整備を予定しておりました自転車駐車場の整備委託料、事 業総額が18億 6,000万円なのですけれども、国等の補助金を得て市の負担が5億円程度とい うことでございましたけれども、課題が山積している中でこれだけの費用をかけて進めるこ とがよいのかということで、委託料 5,300万円余を全額減額して、財政調整基金、先ほど申 し上げました貯金に積み増すという、この2つの修正案が提出されたわけでございます。  結論といたしまして、2番目に申し上げました修正案、自転車駐車場の整備委託料の減 807億 3,600万円余という形に減額されて可決されたというのが今回の大きな特徴であろう かというように思っております。  この他詳細につきましては、この後、各常任委員長から委員会のメンバーとともに説明が あるかと存じますけれども、それぞれ日ごろからいろいろ議論しておりますけれども、皆様 方の中にどこまでしっかりとご理解いただけるかどうかは、なかなか時間もない中で難しい かと存じますけれども、その一端を少しでも御理解いただいて、これからの市政をまたしっ かりと見守っていただければと思っております。  本日は、限られた時間にはなりますけれども、よろしくお願い申し上げます。ありがとう ございました。 ○小林副議長  それでは、これより各常任委員会より議会報告をさせていただきます。  この議会報告、各常任委員会15分という形になっておりますので、よろしくお願いいたし ます。  なお、後ほどこの4つの常任委員会が終わった後に、皆様から御意見等をいただく時間も 設けてございますので、そのときはよろしくお願い申し上げます。  それでは、まず総務委員会、渡辺委員長、よろしくお願いいたします。 ○渡辺総務委員長  皆さん、こんにちは。それでは、総務委員会からの御報告をさせていただきます。  初めに、委員の紹介をさせていただきます。私の左から、伊藤学委員でございます。広瀬 美知子委員でございます。川畑英樹委員でございます。ドゥマンジュ恭子委員でございます。 そして、こちらが今御挨拶いただきました議長の林明裕委員でございます。そして、前のほ うでパワーポイントでこれから説明のときにいろいろさせていただくのが副委員長の内藤美 貴子委員でございます。そして、私、渡辺進二郎でございます。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  まず、総務委員会の所管部門ですが、行政経営部、総務部、市民部の3つの部と議会事務 局、選挙管理委員会、監査事務局、会計課を所管しております。  当委員会が市政で担当している主な分野は、歳入や税金に関すること、情報管理、防災、 防犯対策など、市政運営の基本に携わっております。各部ごとの担当分野につきましては、 後ほどお手元の資料をごらんいただければと思います。  次に、総務委員会の審査予算ですが、一般会計、歳入全般の予算では約 807億 3,634万円 で、これは調布市最大規模の予算額であり、前年度と比較して約36億 2,634万円、 4.7%の 増となっております。増額の主な要因ですが、歳入につきましてはこの後詳しく御説明させ ていただきます。  また、総務委員会所管の歳出では、人件費を含む 143億 4,040万円で、前年度と比較して 約 1,765万円、マイナス0.12%の減額となっています。減額の主な要因は、25年度には参議 院議員選挙や都議会議員選挙が行われたことが要因となっています。  委員会審査では、予算審査に関して活発な議論が行われましたが、特に歳入全般や市税収 入に関することと防災対策の推進について、2つのテーマを御報告させていただきます。  まず1つ目の歳入全般や市税収入に関することについて御報告させていただきます。こち らは、平成19年度からの一般会計当初予算の推移です。予算額は年々増加傾向となっていま す。歳入予算のうち、市税収入はおおむね 420億から 430億円台で推移しております。  こちらの円グラフをごらんください。平成26年度の歳入予算、約 807億 3,600万円の内訳 ですが、市税収入が約 430億円、歳入全体の約53%を占めています。  市税の内訳としては、個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税などがあります。 次に多いのが国庫支出金で、約 128億円、その次が都支出金の約99億円となっています。こ れらは、事業の実施に対し、国や東京都からもらう負担金や補助金のことでございます。次 に、譲与税・交付金は約43億円で、国や東京都が徴収した税の一部が地方公共団体に交付さ れるもので、地方消費税交付金や利子割交付金などがあります。次の市債はいわゆる市の借 金で、公共建築物の整備や道路整備などを行うための資金調達をしています。その他は、使 用料、手数料、負担金、繰入金などでございます。  次に、こちらの歳入予算の状況の表は、昨年25年度予算と比較した表でございます。市税 は、税制改正や個人所得の増などにより約6億 7,000万円の増となっています。また、国庫 支出金と都支出金は、ともに歳出の事業費の増加に伴い、前年度から増となっております。 譲与税・交付金は、景気回復の兆しがあることや消費税率の引き上げに伴う地方消費税交付 金の増により、約8億 7,000万円の増となっております。市債は、中心市街地の整備費など の増加に伴い、前年度からの増となっています。そして、合計では前年度から約36億 2,600 万円、4.7%の増となっております。  委員会審査では、各委員からさまざまな質問や意見があり、活発な議論が行われました。 具体的な内容を幾つか申し上げますと、歳入では市税に関する内容として、今後の市税徴収 や税収見込みについて、第七機動隊宿舎移転による税収への影響や固定資産税の推移などに ついての質疑がありました。また、譲与税・交付金に関しては、消費税率引き上げに伴う地 方消費税交付金の見込み額などについての質疑がありました。その他市の貯金である基金に ついては、残高が減少してきており、市民サービスの安定性や災害時対応の観点から、財政 調整基金への積み増しを求める意見が出されました。  次に、防災対策の推進について御報告させていただきます。  東日本大震災から3年が経過しましたが、首都圏においても、今後30年以内に70%の確率 で大規模地震が発生すると言われています。しかしながら、地震等災害対策は喫緊の課題と なっております。災害対策の基本は、自助、共助、公助による自分たちのまちは自分たちで 守るということですが、市としては公助の対策では特に備蓄や被災者支援などに重点を置い た検討が進められています。災害時においては、衣食住の確保は生きていく上で非常に必要 でございます。特に食(水・食料・トイレ)、住(寝る場所)、非常に不可欠なものでござ います。現在、国では1週間分の備蓄を推進していますが、4人家族の1週間分の備蓄を並 べてみるとこれだけの量になります。  調布市の避難所は、小・中学校と大町スポーツ施設の29カ所で、アルファ米や粉ミルクな ど2種類の食料と水が 800人分で3日分の備蓄がされています。アルファ米は、総勢で23万 6,650人分、粉ミルクは各避難所に16缶が備蓄されています。水については、飲料水が不足 する事態に備え、給水拠点が設置され、また、たづくりには井戸水を飲めるようにろ過装置 が設置されました。災害時には1日当たり最大6万 7,000人分、 200トンの水を供給するこ とができるようになっています。  委員会審査では、備蓄における現状の課題として、食物アレルギー対策やトイレの確保に 関して質疑、要望が出されました。食物アレルギー対策については、アレルギー対応粉ミル クや子どもなどの配慮が必要な方への対応のための備蓄の確保は進んでいるかとの質疑に対 して、担当部署からはワカメ御飯のアルファ米やアレルギー対応粉ミルク、アレルギー対応 が必要なことを知らせるビブスを備蓄。ドゥマンジュ委員が今身につけているのがビブスで ございます。食物アレルギーを持つ方が自分の食べられないものを記入し、このビブスを身 につけることで周囲への理解、協力を求めることができます。  また、このように各避難所に備蓄されている食料、場所、数量、原材料を一覧にされたも のをホームページで公表しているなど、さまざまな対策を講じているとの答弁がございまし た。委員からは、食物アレルギー対応資機材の備蓄を確保するとともに、実際に避難所等で 適切な対応が可能となるよう、市民への周知、啓発に努めるとともに、マニュアルなどの整 備を行うようにとの意見が出されました。  また、トイレ対策では、これまでの災害ではトイレ問題が非常に重要な課題となっていま す。市の備蓄している組み立てトイレは準備に時間がかかり、避難者数を考えると数量も足 りていない。どう対応していくのかという質疑がありました。担当部署からは、各避難所に 備蓄されているトイレ数の現状から、避難所におけるトイレ対策の重要性は理解しており、 対策の推進が必要と考えているとの答弁がございました。  委員からは、簡易トイレは学校などのトイレを利用できるため、数の確保が容易である、 経費も安価ですぐに使用できるため、簡易トイレの備蓄をさらに進めてほしいとの要望がご ざいました。このように洋式トイレにかぶせて使用することができます。  また、東京都被害想定見直しに対応する備蓄量の確保や冬の気候対策、医療救護所対応な ど、さまざまな視点からの対応や充実を図るべき、どのように取り組むかとの質疑がありま した。担当部署からは、5カ年計画で食料品の確保を行っているが、新規にストーブを備蓄 し、毛布、アルミックシート、レジャーシート等を確保している。医療資機材としては、医 師が使用している医療7点セットを備蓄。使用期限に伴う更新や再消毒など、適正な管理に 努めている。歯科医療セットについて増強しているとの説明がございました。委員からは、 段ボールベッドなどの寒さ対応も含め、備蓄資機材の確保に努めること、医療資機材等資機 材の適切な管理に努めることなどの要望がございました。  今後の防災対策として、被災者の早急な生活再建支援を実施するための被災者支援システ ムの導入、防災対策に女性の視点を反映するため、防災会議における女性委員の確保や避難 所運営の管理責任者には男女両方を配置すること、防災情報を市民に提供するために、防災 情報メールのPRや災害情報の発信方法の工夫、避難所が確認できるアプリの活用、要援護 者の避難支援として、移送体制や市民への共助の働きかけなどについての意見が出されまし た。また、安否確認方法では、集合住宅における先進事例として、震災直後には無事ですと 書かれたプレートを玄関のドアに張って、安否確認をしていく取り組みについての提案がさ れました。  以上で総務委員会からの報告を終わらせていただきます。 ○小林副議長  それでは、総務委員会の皆さん、御苦労さまでした。  続いて、文教委員会、福田委員長、よろしくお願いいたします。 ○福田文教委員長  それでは、改めまして皆さん、こんにちは。文教委員会からの御報告をさせていただきます。  まず初めに、委員の紹介をさせていただきます。そちらのほうから、武藤千里副委員長です。 雨宮英雄委員でございます。鮎川有祐委員でございます。今、パソコンの操作をしております 井上耕志委員でございます。本日、司会をさせていただいております小林市之委員でございま す。最後に、田中久和委員でございます。私が委員長をさせていただいております福田と申し ます。  それでは、御報告をさせていただきます。 (パワーポイント)  文教委員会は、教育部と生活文化スポーツ部、主に2つの部を所管しております。また、生 活文化スポーツ部は、産業振興や農政も所管しております。  文教委員会の審査予算ですが、教育部全体の予算額は人件費を除き53億 7,700万円で、前年 度に比べて約1億 2,000万円、 2.0%の減額となっております。また、産業振興を含む生活文 化スポーツ部全体の予算額は人件費を除き約29億 1,700万円で、前年度と比較いたしまして約 6,300万円、 2.2%の増額となっております。増額の主な要因は、所管しております文化施設、 コミュニティー施設、スポーツ施設を維持保全するための補修整備費となっております。  委員会審査では、今年度から新規に導入されます各中学校へのヘルメットの配備、これは約 607万円ですが、これらなどについて平成26年度の予算に関しまして、4日間にわたり活発な 議論が行われました。  本日は、ことし4月から新たに始まりました調布駅前広場を活用したマルシェの開催につい て、公共施設が老朽化していく中での教育施設の充実について、そして平成24年に起こりまし た食物アレルギーの再発防止について、以上3点のテーマについて御報告をいたします。  まず初めに、調布駅前広場のマルシェの開催について御報告いたします。  京王線の地下化によって生み出された調布駅前広場の活用策として、今年度から月1回のペ ースで調布マルシェが開催されることになりました。マルシェとは、フランス語で市場の意味 であります。第1回目といたしましては、ことしの4月26、27日に市内外の38店が出店し、正 確な数字は把握できておりませんが、少なくとも2日で 5,000人以上の来場者がありました。  まず、委員からは、調布駅前広場の現状に関する質問がありました。それに対し答えといた しまして、来年度から本格的な整備工事に着手するということを伺っているが、この1年に限 り整備工事に着手するまでの間、この貴重な土地空間を活用し、にぎわいの創出、回遊性の向 上につなげていくとの答弁がありました。  今後、マルシェをどのように展開していくのかとの質問に対しまして、マルシェの展開は定 期的に開催していくということが重要。4月は26、27日に開催するが、6月から11月までの間 は第1土日曜日に開催していきたいと、毎月開催していくことが委員会審査の中で明らかにな りました。  出店する店舗についての質問で、案内チラシを見る限り、調布のお店の紹介がない。市民の 市民による市民のためのイベントとは言えないのではないかと疑問点も指摘されました。これ に対し理事者からは、今回のマルシェに関して、市内事業者は3店舗でありますが、洗練され たお店を調布駅前広場での展開によってにぎわいを創出していこうという狙いがある。マルシ ェはこの機会だけにとどまらないので、今現在、市内で活動されている、あるいは市内のお店、 農家の方々との連携の中でイベントを開催していきたい。いろいろな団体が駅前広場を活用し て、にぎわい、回遊性の向上につなげていくとの答弁がありました。  また、イベントの開催方法、開催場所について、市内商工会等、あるいは地域の商店などに も理解を得られないと、継続はできない、新しい調布、新しいイベントによってうちも頑張ろ うと市内の皆さんに思っていただくことも大事だ、これまで苦労して市役所前の中庭でイベン トをやってきた方もいらっしゃるわけで、その方々にも配慮し、スムーズに着手できるよう頑 張ってもらいたいという意見もありました。  次に、2つ目の学校施設の整備、充実について報告いたします。  主に議論となったものは、校庭の芝生化について、特別教室の空調設備について、給排水管 の施設整備について御報告いたします。  調布市は、平成22年に既に全小・中学校の耐震補強を終了しております。そして、同じ年の 3月に公共施設維持管理計画を策定し、学校施設の改修など計画的に行ってまいりました。一 方で、老朽化に対する対策が急がれる施設などの課題もあり、委員会でもさまざまな質疑がな されました。  まず、校庭の芝生化についてであります。  現在、市内では既に8カ所の学校の校庭が芝生化されています。この校庭芝生化の維持管理 などの課題、学校教育における活用状況について質疑がありました。校庭の芝生化は、今年度 の場合、滝坂小学校で一部芝生化、約 2,700万円が予算化されました。その内訳は、芝生を植 えるだけでなく、水はけをよくするための排水施設、またはスプリンクラーの整備などで、対 象面積は約 1,000平方メートル、財源は 100%東京都の補助金であります。また、教育活動に ついては、芝生を活用した運動体験を実施しているとのことでありました。  管理の課題につきまして、年間の維持管理費は7校で 649万 5,000円ということでありまし た。導入当初は、冬になると芝が枯れてしまうなどなど、さまざまな問題がありましたが、夏 芝、冬芝の植えかえをするなど、試行錯誤を重ね改善してきているとのことであります。また、 地域のボランティアによる草刈りなどの実施と専門業者による保守点検を行い、維持管理をし ているとのことでありました。委員からは、地域の専門家、造園業者などとの連携について提 案があり、答弁で効果的な取り組みであるとの見解がありました。  次に、特別教室の空調設備についてであります。  調布市では、普通教育のエアコン設置は平成23年に完了しており、特別教室についても順次 進めていますが、現時点で 150教室が未設置であります。委員会では、厳しい中でも前倒しを して進めてほしいとの要望が出され、質疑では残り全ての特別教室に設置した場合、1教室約 550万円から 600万円で合計約8億円から9億円の費用が必要とのことでありました。平成30 年までの基本計画の中で整備できるよう、今後協議していきたいとの回答がありました。  次に、給排水管などの施設整備についてであります。  小・中学校の校舎の多くは、築30年から40年以上たつものがほとんどで、壁の老朽化など見 てわかる施設の老朽化だけでなく、給排水管や配電設備など見えない部分の施設の老朽化も大 きな問題となっております。今年度の予算でも計画を前倒しして、給排水管の整備費を計上し ておりますが、実態に追いつかない現状があります。引き続き予算化の努力と保守点検の徹底 が求められました。学校の施設整備は、子どもたちの学習環境にとっても欠かせないものであ ります。教育予算全体の引き上げが必要ではないかとの意見も出されました。  最後に、3点目の給食アレルギーの再発防止について御報告いたします。  調布市では、平成24年12月、市内の小学校に通う女子児童が学校給食の際、アレルギーのあ る食物を食べてしまい、アナフィラキシーショックで亡くなってしまうという大変痛ましい事 故が起こってしまいました。市では、この事故を受け、慈恵第三病院とのアレルギー専用ホッ トラインの開設や連絡手段として、各学校にPHSを配布、食器のトレイ、色分けなど、さま ざまな安全対策を講じてきました。また、教育委員会では、事故を風化させないために、毎年 事故が起こった12月をいのちと心の教育月間とし、食物アレルギーについての理解を深めると ともに、命を大切にする道徳教育の充実にも取り組んでおります。  今年度の予算には、学校給食専門嘱託員報酬約 300万円とアレルギー対策事務費約 700万円 が計上されております。質疑の中で、学校給食専門嘱託員について、委員からどういった効果 を狙って今回配置するのかとの質問がありました。それに対し学務課からは、学校現場、医師、 保護者との連携を強固なものにするためには事務職員だけでは難しい、特に専門的な知識を有 する人に幅広く活躍してもらうことが狙いであるとの答弁がありました。また、委員からは、 せっかくこういう専門の方が配置されるのだから、より的確な形で活躍していただけるよう、 指導室のほうでもアレルギー給食担当について積極的な登用を含め検討していただきたいとの 要望がありました。  また、先ほど紹介いたしました慈恵第三病院とのホットラインの実績については、昨年9月 以降、小・中学校合わせて13件の利用実績があったことが委員会審査の中で明らかになりまし た。また、エピペンの使用についても議論が交わされました。  学校給食の食物アレルギーに関して、ある意味先駆的な取り組みをしている自治体として、 エピペンの使用についてどういう見解を持っているのかという委員の問いに対し、慈恵第三病 院との連携で研修、シミュレーションをさせていただいたおかげで、教職員も積極的にエピペ ンを打つというところが深まってきた。ただ、意識を高く持ち続けることが必要であるので、 引き続き研修なども含め重要な案件の1つとして捉えていきたいとの答弁がありました。また、 ほかの委員からも、先生がエピペンを打つかどうかためらっている間にも状況は進行していく、 よりためらわないような取り組みを今後とも続けていただきたいとの要望がありました。最後 に、担当部長が再発防止について責任の重大さを改めて痛感している、全力で再発防止に取り 組んでいきたい、事故を風化させず、取り組みも形骸化しないよう取り組んでまいりたいとの 発言がありました。  なお、採決の結果、平成26年度調布市一般会計予算、文教委員会所管部門につきましては、 全員異議なく原案了承と決定いたしました。  以上で文教委員会からの報告を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○小林副議長  御苦労さまでございました。  続いて、厚生委員会の皆さん、前へお願いいたします。厚生委員会の橘委員長、よろしく お願いいたします。 ○橘厚生委員長  皆様、こんにちは。これより厚生委員会の報告をさせていただきます。  初めに、委員の紹介をいたします。私、委員長の橘正俊でございます。鈴木宗貴副委員長です。 元木勇委員です。宮本和実委員です。井桶匡利委員です。須山妙子委員です。高橋祐司委員です。 以上7名でございます。どうかよろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  厚生委員会の審査予算額は約 410億でありました。その中身は、民生費全般と衛生費の一部、 教育費の一部でございます。民生費は、主に福祉と子育て、あるいは高齢者支援といったものに 支出される費用であります。また、衛生費は健康増進や環境保全等に支出される費用であります。  厚生委員会は、高齢者や障害者等の暮らしを支援、また健康づくりを推進する福祉健康部と将 来を担う子どもたちの支援や青少年の育成を支援する子ども生活部、この2つの部署を所管して おります。  平成26年度の調布市の一般会計は約 807億 3,600万円でありました。そのうちの約48%、半分 近くを民生費が占めております。この民生費が厚生委員会の所管となるわけであります。  そして、こちらのグラフですけれども、黄色い部分が民生費であります。年々ふえているのが わかろうかと思います。  今議会におきまして、厚生委員会のほうでは敬老金条例が変更になりました。また、保育園に 関する陳情が提出されました。そのようなことから、本日は調布市敬老金条例についてと保育園 待機児童問題について、この2つを中心に報告させていただきます。  まず初めに、敬老金であります。  こちらは、敬老金の実績と今後の見込みをグラフにしたものであります。平成16年度、この当 時は75歳以上の方に一律 5,000円を贈呈しておりました。その後、対象年齢、また金額の見直し が行われました。平成17年度の予算は 2,897万、それが平成25年度の予算は 4,517万、平成17年 度に比べて 1.5倍となっております。今後、このままの推移でいきますと、平成36年、約10年後 には 8,000万以上となって、さらに今の 1.8倍予算がふえていくだろうと、このように予測され ております。  ほかの自治体におきましては、既にこのようにふえ続ける敬老金制度を見直したり、あるいは 制度自体を廃止する自治体もあるとのことであります。調布市では、昨年12月の第4回定例会に おきまして、敬老金対象年齢と金額見直しをする条例が提出されました。これまでは長寿をお祝 いする年齢、77歳喜寿、80歳傘寿、88歳米寿、それぞれの記念する年齢に対しまして 5,000円、 あるいは1万、2万という金額が贈呈されてきたわけでございます。そして、今回見直し案とし ましては、80歳、90歳、 100歳、この年齢を対象に、80歳と90歳には 5,000円、 100歳の方には 1万円と、このような案が出されてまいりました。  委員会では賛成と反対、意見が大きく分かれました。賛成意見としましては、このような高齢 化が進む中で、ある程度はやむを得ない面もあるのではないかと。今回、そういった面で削減さ れた予算は、高齢者の見守り事業の拡充、あるいはサポーター事業に充当されると聞いている。 そういった面で、高齢者のためにより有効に使われるんであれば理解もできる、そういった意見 がありました。一方、反対意見としましては、この改正案を提出するまでのプロセスに問題があ るのではないか。あるいは、もっと多くの市民の声を聞くべきである。関係団体、老人会、ある いは民生委員さんにもっと丁寧な説明が必要ではないかとの意見がありました。  こうした議論を踏まえ、採決の結果、賛成少数で否決されたわけであります。私たち厚生委員 会は、行政側から出された敬老金見直しの議案に対し、再度多くの市民の意見を聞き、慎重に検 討すべきであると行政側に要望し、否決したわけであります。  そして、今議会におきまして、再び敬老金の見直しの条例改正が議案として提出されました。 前回は80歳、90歳、 100歳でありましたけれども、今回の議会では80歳、85歳、90歳、100歳と、 80歳と90歳の間に85歳の方を入れる、そういった案でありました。  今回の委員会では反対意見はなく、全員が賛成でありました。とはいえ、今回も議員間での議 論が行われまして、前回は改正までの手順に問題があったのではとか、もっと多くの市民の方の 意見を聞くべきではとの意見があったわけであります。そして、今回はアンケート調査を実施し たり、老人会、また民生委員さんとの意見交換をしたということであります。また、職員がふれ あい給食の場に出向き、直接高齢者の方の意見を聞くなど、今回はしっかり手順を踏まえてきた のではないか。そして、民生委員さんとの意見交換の中で80歳と90歳の間に85歳を加えてもらい たいという要望があったそうで、それを今回取り入れた、そういった点を評価したいというよう な意見がありました。このようにして、私たちはこれからも行政から出された議案に対ししっか りチェックし、そして市民のためによりよい制度となるよう議論してまいりたいと思っておりま す。  今回大きく削減された敬老金の予算は、高齢者の緊急通報システムの拡充、あるいは見守りネ ットワークシステムの啓発・広報、そしてあんしん未来支援事業等、高齢者対策の拡充のために 使われますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  次に、保育園の待機児童問題であります。  長く続いてきた日本の経済情勢の中で、各家庭の経済状況も大変厳しくなりました。保育園に 入れて働きたい、働かなければならない、だけれども、入れない、このような状況であります。 こちらは、一昨年度、テレビにも出ました保育園に入れなかった杉並区の主婦の皆さんが区役所 に嘆願書を出しました。同じように大田区でもそのようなことがありました。このように保育園 の待機児問題、大きな社会問題であると認識しております。  調布市においても、保育園の待機児問題は重要な問題であります。こちらは、調布市の待機児 童数の推移であります。年々ふえ続けておりまして、平成23年度、24年度と少し減 288名という ことで、過去最高の待機児になってしまったわけでございます。  一方、施設の数、保育園の数でありますけれども、こちらのほうは毎年度ふやし続けておりま す。特に平成25年度におきましては8施設ふやしたのですけれども、それでも昨年度よりも80人 ふえてしまったというような状況であります。保育施設をふやせばふやすほど申し込み人数もふ え、待機児もふえてしまったという状況になってしまいました。  こういった背景にはさまざまな要因があると思われますけれども、1つには共働き世帯が非常 にふえているという社会的現象にあると思います。こちらのほう、調布市におきまして平成25年 度の待機児 208名でありました。その中で52世帯の家庭が両親がフルタイムで働いている、お父 さん、お母さんが朝から晩まで1日、2人が働いているという家庭でありました。構成比で前年 度25%。それが平成26年度になりますと、待機児 288人中 117の御家庭が両親がフルタイムで働 いている家庭であったというデータが出ております。構成比も昨年度25%から40%と非常に高く なっております。  こちらのグラフは、2013年、厚生労働白書の資料であります。赤い線が共働き世帯、青い線が 専業主婦世帯であります。こちらの赤い線と青い線、1996年ごろを境にこの位置が逆転しており ます。そして、2000年ごろを境にして、その差が大きくなっていくのがわかろうかと思います。 いわゆる共働き世帯がどんどんふえ、専業主婦世帯が減ってきているというような現象。これは 全国的な現象であります。そうはいえ、調布市におきましても保育園の待機児が一日も早く解消 するよう、私たち厚生委員会としても全力で取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろ しくお願いいたします。  待機が多いのは保育園だけではありません。これは、ことしの3月26日、読売新聞の記事であ ります。特養待機52万人ということで、特別養護老人ホームのあきを待っている方がここ数年で 10万人ふえているという記事の内容でありました。調布市においても同じような状況であります。 平成22年におきましては、特養の待機を待っている方が 423人でありましたけれども、平成25年 は 485人と62名ふえております。まだまだ施設が足りないというのが現状であります。  そういった中で、特別養護老人ホームらくえん深大寺、こちらが開所しました。場所は佐須町、 定員78名うちショート8名分を含んでおります。この施設がこの5月から開所しましたことをこ の場をおかりして報告させていただきます。  一昨年、京王線が地下化になりました。今後、線路跡地を初め駅前の整備が行われていきます。 今、調布のまちが大きく変わろうとしております。子どもを育てやすいまち、高齢者が安心して 住み続けられるまちを目指し、厚生委員会一丸となって取り組んでまいりたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。 ○小林副議長  厚生委員会の皆さん、御苦労さまでした。  それでは、最後に建設委員会。皆さん、前のほうへお願いいたします。建設委員会の小林充夫委 員長さん、よろしくお願いいたします。 ○小林建設委員長  皆様、こんにちは。建設委員会から報告させていただきます。  初めに、委員の紹介をさせていただきます。委員長をやらせていただいております小林充夫でご ざいます。よろしくお願いいたします。副委員長の清水仁恵委員でございます。大須賀浩裕委員で ございます。漁郡司委員でございます。雨宮幸男委員でございます。大河巳渡子委員でございます。 最後になりましたけれども、平野委員がこちらで操作しております。 (パワーポイント)   5,000円で、建設委員会所管分の予算が人件費を除き、環境部40億 6,800万円、都市整備部93億 1,600万円であります。また、特別会計としては、下水道と用地があり、下水道特別会計が31億 2,800万円、用地特別会計が5億 5,600万円となります。また、陳情に関しましては、提出者より取 り下げ願があり、本会議で了承されましたので御報告を申し上げます。  次に、建設委員会所管の主な内容を若干説明いたします。環境部は、ごみ関連事業と公遊園・緑 地保全、地球温暖化、環境保全、放射能、大気汚染、都市美化事業など、また都市整備部は、京王 線地下化に伴う駅前広場の整備を初め線路跡地の利用の問題や駅前再開発事業等、またまちづくり 事業として道路の整備、橋の耐震化、用地買収、交通対策として自転車駐輪場やミニバス等を審査 いたしました。また、中心市街地等特別委員会が設置されておりますが、審査内容については重複 する部分もありました。特別委員会の審査内容については、市議会のホームページをごらんいただ ければと思っております。  それでは、建設委員会は役割分担をしておりますので、審査内容につきましては副委員長の清水 仁恵委員より報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○清水建設委員会副委員長  皆様、こんにちは。副委員長を務めております清水仁恵です。 (パワーポイント)  皆様、前方画面をごらんください。左下の部分、本日の報告事項、こちらの5つの項目に沿いま して報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、環境部に関することから、再生エネルギーを利用した公共施設の屋根貸しによる太陽光発 電事業について御報告申し上げます。  調布市では、地球温暖化防止に向けて温室効果ガスの削減に取り組んでいます。さきの東日本大 震災を機に、災害対応の観点からも急速に検討されてきた事業でもあります。市営住宅や児童館、 図書館、せんがわ劇場など、市内34の公共施設の屋根を非営利型の株式会社である調布まちなか発 電株式会社という会社に市が貸して、調布まちなか発電株式会社が太陽光パネルを公共施設の屋根 に設置いたしました。  太陽光によってつくられた電気は、1キロワット当たり36円の固定価格で売電されます。今後20 年にわたりこの事業が行われる予定ですが、売電することにより約15年程度で太陽光パネルの設置 費用が回収できる見込み。その費用が回収できた後は、調布市に譲渡されることとなっています。  では、なぜこの調布まちなか発電株式会社がこの事業を行うことになったかということですが、 調布まちなか発電株式会社はプロポーザル方式で選定されました。前方画面をごらんください。こ ちらがプロポーザル方式の図です。建設委員会では、この事業に対し太陽光パネルの設置された施 設の発電量の見える化の提案、市役所庁舎に発電量を掲示するなど、全体の発電量が市民にわかる 仕組みの構築の要望等の意見がありました。  また、再生エネルギーの普及や取り組みを教育の視点からも学習できるよう、教育部との連携も 求めました。現在、環境部の事業とは別に、市内の学校4校が太陽光発電を行っており、今年度、 新たに3校で整備が予定されています。環境部での屋根貸し事業には学校は含まれていません。そ の理由もただしましたが、教育部門が補助金を活用して設置を考えていることや学校設備の老朽化 問題によりすぐに対応することが困難であるため、諸問題解決の後に積極的に設置していきたいと の回答を得られました。  次に、深大寺・佐須地域の環境資源保全活用について御報告いたします。  今年度、環境部の主な事業として、深大寺地域環境資源活用事業費が予算化されました。事業費 予算は 2,300万円余、そのうちの75%が東京都の農業・農地を活かしたまちづくり事業補助金です。 具体的な事業として、井戸や啓発看板の設置、フェンス改修、植栽、水路整備、水道調査が挙げら れます。  寺・佐須地区PRの提案があり、都市農業を守ることは調布の自然環境を守ること、全体のまち づくりが有効に進んでいく体制を求める意見や中心市街地のまちづくりに特化しそうな雰囲気があ るが、環境の面からも全市域をカバーし、将来を見据えた事業推進を求める意見もありました。  そのほか、ハード事業が多いけれども、援農支援をまちづくりにつなげるソフト事業をどう考え ているのかとの質疑があり、市からは都市計画、農業政策、環境政策の部署が共同していくため、 話し合いの場を持ち進めているとの説明がありました。  都市整備、農政、環境とあるが、相互の計画の関連や相違点が見えないとの指摘に、工夫してわ かりやすいものにできるよう検討したいとの意欲的な答弁を得られました。  一方で、深大寺全体の環境問題について、全体像が見えにくいとの指摘もあり、深大寺地域を基 本計画の取り組みの中で完成形を見せたい、市全体の環境保全への取り組みをどうするか、事業の 優先順位も考えながら検討していきたいとの説明がありました。  続きまして、都市整備部に関する報告です。  皆様も御存じのとおり、さきに市内18カ所の踏切が撤去され、人や車、緊急車両などの南北の移動 がスムーズになりました。こちらが現在の調布駅の様子。現在、駅前広場がイベント開催に暫定利用 できるようになりました。今後、右のグラフィックス図のように変貌を遂げる予定です。  続いて、布田駅の様子です。  続きまして、国領駅の様子をごらんいただきます。  京王線地下化事業は、今年度で全て終了しますので、これから鉄道敷跡地地上部分がどうなるのか ということが大きなテーマとなっています。  ここでは、京王線が地下化したことによって生み出される地上部の鉄道敷の跡地利用について御報 告してまいります。  画面をごらんください。この図は、敷地跡地の利用計画、ゾーニングです。昨年5月に調布市、京 王電鉄、東京都の3者によって合意が図られたもので、京王電鉄が使用するエリア以外は全て調布市 が使用することとなっています。見えにくいのですが、この図のオレンジ、緑、青色の部分に当たり ますが、調布市は都市公園、緑道や生活道路、自転車等駐輪場などとして使う予定です。  調布市が利用する部分の土地は、現在、京王電鉄の所有ですので、今後、どのように調布市が使用 していくのかということが建設委員会だけでなく市議会全体での焦点ともなっています。これら一連 のことに関しましては、市議会全員協議会や中心市街地基盤整備等特別委員会におきましても議論、 審議がされております。  鉄道敷跡地の買収予算は、来年、平成27年度から計上される予定ですので、今回の審議対象予算に は含まれておらず、建設委員会では踏み込んだ議論にはなりませんでした。今後、調布市と京王電鉄 は基本協定を締結する予定ですが、市民と議会の理解や合意を得るよう丁寧な対応を求める意見があ りました。市が買収予定の鉄道敷跡地の端部、鉄道の地下と地上の接続部分についてのみ、現在点滅 しているところのみ公租公課分を充て、福祉施設エリアと防災施設エリアに一部変更した利用計画に するとの説明がなされました。  続きまして、調布駅南地下駐輪場について御報告いたします。  画面をごらんください。こちらは、調布駅周辺における自転車等駐車場整備予定のマップです。こ ちらの写真のように、特に調布駅周辺に放置される自転車は多く、恒常的な問題となっています。今 後、市内の駐輪場は全て有料化される方向です。  今回の建設委員会では、これから整備が予定されている、今点滅しています調布駅南地下駐輪場に ついての議論となりました。小田急電鉄や東急電鉄は、鉄道事業者が駐輪場を整備しているのに、ど うして調布市は鉄道事業者のかわりに約35億円もの膨大な税金を投入して駐輪場をつくってあげるの か、市民対象の説明会で約19億円かかる説明がなぜなかったのか、納税者である市民に対してどのよ うに説明責任を果たそうとしているのか、駐輪場を市がつくるのか、鉄道事業者につくっていただく のか、市民に問うべきではないのか、駐輪場に防災機能を持たせることはできないのか、収容台数が 1,900台になった理由はなどの質疑がありました。また、調布駅南口地下に埋設されている東京電力 の高圧線について、現状や移設の可能性、議会への情報提供のあり方について質疑がなされました。  最後に、市街地再開発事業について御報告いたします。  現在、調布駅周辺では、中心市街地活性化事業の中核事業として3つの市街地再開発事業が進めら れています。  画面をごらんください。こちらが調布駅北側パルコ側に位置しております調布駅北第1A地区、続 きまして、こちらが第1B地区になります。それから、調布駅南側、市役所側に位置しています調布 駅南口東地区が該当します。  建設委員会では、これらの再開発事業の進捗状況や予算計上額の関係について質疑があった後、主 に南口東地区の再開発事業について質疑が集中しました。  口東地区再開発内駐輪場として整備予定の地下部分、約 1,000平方メートルについて1億 7,500万 円、またその内装工事費用が 9,600万円であることから、合計2億 7,200万円であることがわかりま した。  ここでの地下駐輪場計画についても、委員からは駅前の一等地に駐輪場でよいのか、どういう検討 の結果、駐輪場になったのかと説明を求める意見がありました。それに対して、市として調布駅周辺 に 7,800台の駐輪場を確保する計画があり、それを分散配置する中で公共として持っている権利を活 用することになったとの説明がありました。  一方で、2階に位置しています市が利用権利を保有する床、約 500平方メートルについては、内装 費を含み2億 4,000万円余であることが明らかになりました。この2階の床については、当面は約 200平方メートルのスペースが1室、約 100平方メートルのスペースが2室とした内装費を見積もって いるとの説明でした。この部分に何を配置するかなどの検討過程についての質問に、都市整備部からは、 行政経営部とのやりとりという説明だけであったため、委員から意思決定過程や議会とのキャッチボー ルがないと厳しい指摘がなされました。さらに、質疑を深める中で、庁内や議会から出されている要望、 例えば子育て支援機能を持たせるなど、そのようなものを踏まえて集約し、議会へも適時適切な情報提 供を行うという回答を得ることができました。  以上をもちまして建設委員会からの報告を終了させていただきます。御来場の皆様、御清聴賜りあり がとうございました。 ○小林副議長  建設委員会の皆さん、御苦労さまでございました。  長時間にわたりまして、各常任委員会からの御報告を拝聴いただきまして、ありがとうございます。  この後、皆様から御意見をいただきたいと思いますが、会場レイアウトの変更、あるいはトイレ休憩 ということで、5分間ほど、この時計で20分から再開させていただきます。また、この時間を利用して、 アンケートの御協力もよろしくお願いいたします。  それでは、5分間の休憩をさせていただきます。よろしくお願いいたします。    午後3時15分 休憩        ――――――――――― ―― ―――――――――――    午後3時20分 開会 ○小林副議長  それでは、これより皆様より御意見を頂戴したいと思いますが、一人でも多くの方に御意見をいただ きたいと思います。きょうは60名を超える方にお越しいただいていますので、大変恐縮ですが、お1人 様おおむね3分程度にまとめて御意見を頂戴できればと思います。また、発言をいただく際に、お住ま いの住所、○○町のお名前誰々ということでお願いいたします。  それでは、挙手にてお願いをできますでしょうか。遠慮なく。はい、では、そちらのワイシャツの方。 マイクが行きますので、お願いいたします。 ○(入間町)  入間町の○○と申します。第2回の議会報告会ありがとうございます。お疲れさまでした。  昨年、議会基本条例ができて、それでこの議会報告会が始められたわけですけども、まだいろいろ議 会改革は積み残しがたくさんあると思うんですね。この1年間ずっと見ていたんですが、そんなに活発 にやられていなかったんじゃないかというふうに思いますが、この間、どれぐらい頑張られたんでしょ うというのを1つお尋ねしたいと思います。議会基本条例もまだオープンなものがあって、政治、議会 の倫理条例ですか、このような部分がつくられていないと思います。  それから、この報告会もできたら、年1回、去年と同じパターンで今回もなされていますけども、2 回、4回とふやしていただきたいなと思います。今回も、パワーポイントを見ますと平成26年第1回の 定例会の報告というような感じですけども、年4回やられてはいるわけですから、全体についてやるべ きだと思います。だから、今回が第1回の定例会の報告であれば、次は6月議会が終わったらその後に 第2回、9月になれば第3回。少なくとも半年に1回、9月の決算議会の後にもう一回やるぐらいの元 気さを出していただきたいと思います。  それから、議会と市長側、行政との二元代表制になっているわけですね。それで、そのチェック機構 がどこまできちんと議会がやっているかというところも、きょうそれなりに見せていただきましたけど も、まだまだ厳しいところがあると思うんですね。どっちかというと、昨年、ある方が、議会の報告会 じゃなしに行政の報告会ではないかというふうに批判的に言っていましたけども、今回もその延長線上 かなというふうに思います。  一例を挙げれば、例えば先ほどの敬老お祝い金ですか、あれは金額の表が書いてありました。従来ど おりであればここまで伸びますと。最後、新しい案にすればこうなりましたと、金額ベースのところで そういうものも示すべきだと思います。  それから、保育の件についても、杉並区の例、一応あれが目立つ話ですので、調布市はずっと頑張っ てきているわけですけども、ただ、潜在需要に追いついていないという形で、保育総合計画をつくった ときから私なんかは不十分だと思っていますけども、この計画、1年、2年と進んできています。それ と現在の実態が合っているのか合っていないのか、そういう計画との乖離を議会がきちんとチェックす べきじゃないかと。そういうものをぜひここで報告していただきたいというふうに思います。  それから、あと民生費なんですが、国の総務省のところで決まっているんでしょうけども、民生費が 全財政の48%となっています。ここはもう少し細分化した形で内訳を示して、それぞれがどう推移して いくかというところを示していただかないとよくないんじゃないかと思います。それは行政についても ですね。きょうも行政の方がたくさん出席されていますけど。  それから、あとこの会議で御報告を丁寧にしていただいたんですが、意見を述べる時間はやっぱり半 分ぐらいはとっていただきたい。双方向のものにしていただきたいと思います。多分、この後、皆さん 意見を出しやすくなったんじゃないかと思います。 ○小林副議長  そろそろまとめてもらえますか。よろしいですか。 ○(入間町)  あと細かい各項目ありますけども、それははしょらせていただきます。よろしくお願いします。 ○小林副議長  ありがとうございます。今後の議会改革等々、積み残しの部分、あるいは今後の報告会の方向性等々、 細かい点もありますので、まず、議長のほうからよろしくお願いいたします。 ○林議長  御意見ありがとうございます。昨年に引き続き御来場いただきまして、ありがとうございました。  私のほうから基本的なところだけお答えさせていただきまして、あと所管の委員会からコメント等あ りましたら、お話をしていただきたいと思っておりますけども、議会改革代表者会議は、平成25年3月 末に結論を出しましたけども、最終的には平成25年5月末まで会議は32回にわたって行われました。お っしゃられたとおり、最後の議会倫理規定については、まだそこは制定されていないわけでございます けども、この1年間においても議会運営委員会の中で、この倫理規定においてどういう文案がいいだろ うかということで、各会派に持ち帰りながら、断続的に協議を進めているところでございます。  あと、議会改革について、その後はどうだというお話が冒頭あったと思いますけども、今現在、議会 改革代表者会議の結論を得て議会基本条例ができ上がって、 127項目に及ぶ改革案が今実施されつつあ るわけでございまして、一定程度の検証期間が必要だろうと。検証した上で再び協議していこうという ことを皆さんと話し合っているところでございます。  さらには、改革は進めていくことは進めていかなくてはならないわけでございますので、どちらかと いうと、前回ちょっと取り残されたというか、手をつけられなかったICT改革、この辺の部分につい ては、私個人、議長としては手をつけてまいりたいと思いますし、実はこの6月議会の前、4月の会派 代表者会議だったですか、各会派から提案があれば、5月いっぱいに提案を出してもらいたいというお 話をさせていただいておりますので、間もなく5月末になりますけども、その辺を集約した上で、手を つけてまいりたいと思っております。  理想としては、今年度いっぱいである程度具体的に道筋を立てて、来年度予算に生かしながら、具体 的には来年度から実施できるような形で、来年度は実は改選期でございますけども、改選後、生かして まいるような流れになっていければいいなというふうに私は思っておるところでございます。  あと、報告会をもっと開催すべきだというお話がございました。これについては、議員の中からもさ まざまな御意見があります。まず、去年1回目やりました。ことしは予算の報告、そして9月の決算の 報告、2回やろうかという意見もありましたけども、ことしもう一度これをやってみて、その検証を経 て、もう一度皆さんと集まって考えようということになっておりますので、少なくとも今後1回が複数 回になる可能性は十分あるのかなというふうに思っております。  あと、市長と私ども議会は二元代表制というお話でございました。おっしゃるとおり、今、地方分権 の流れも加速しておりまして、市長の権限というものもますます強大になってきておりますし、私ども も同じように議会としても条例の制定権、改廃権等もありますし、チェック機能をしっかりと高めてい かなくてはならないことは十分承知しているところでございます。  したがいまして、議員間もいろいろと皆さんで研修等も行っておりますし、昨年の例を挙げますと、 町田市の会計課の職員をお呼びして、公会計制度についての研修制度とか、そういった形で共通の認識 を持って前に進めていくところは前に進めていこうという、一歩一歩ではございますけども、努力もし ているところでございます。  あとは、敬老金ですか。この敬老金については、御意見もいただきましたので、委員会のほうからこ の後お答えというか、見解をいただきたいと思いますし、保育のほうも、これは厚生になるのかな、見 解はいただきたいというふうに思っております。あと、民生費についてもうちょっと細分化して、内訳 も示しながら今後の推移も示すべきだという御意見でございましたので、御意見は御意見として受けと めて、今後の委員会に反映させていくことになるのかどうかも含めて、委員長のほうからお答えをいた だきたいと思っております。  いずれにしても、市民の皆様との双方向の意見の会という御意見も最後ございました。ただ、この議 会報告会の場合は市長の会と違いまして、議会の場合、議員28名、8会派ありますけども、主義主張、 極端な話、イデオロギーも含めてさまざまな考え方がございます。議員個人の意見を述べる場としては ちょっとふさわしくないなと思っておりますけども、可能な限りなるべく意見交換ができるように考え てまいりたいというふうに思っております。  私のほうからはとりあえず以上でございますけども、橘委員長、御見解でも結構ですし、お願いでき ればと思います。 ○橘厚生委員長  敬老金に関しまして、改正後の金額も明示するべきではないかと。それと、保育計画との乖離がどう なのか、その辺をしっかり示すべきではないかと。それと、民生費も細分化をして、もっとわかるよう な中身というような御意見をいただきました。ありがとうございました。ごもっともだと思っておりま す。今後の本会の参考として、次回こういったことも発表できるような中身にしてまいりたいと思いま すので、よろしくお願いします。 ○小林副議長  ありがとうございます。  続きまして、では、前の手を挙げている方。今マイクが行きますので、よろしくお願いいたします。 ○(八雲台)  八雲台の○○ですが、今の厚生委員長の説明では何かわからないんですけど、今回の平成26年度の予 算案では結局どうなったんですか。現状維持だったのか、それとも改正案が通ったのか、それとも新し い改正、今回の案というのが通ったのかわからない。それで、そもそも市長からはどういう案が提案さ れたのかという点。それで、議会の中で…… ○小林副議長  済みません、○○さん、敬老金の話ね。 ○(八雲台)  そう、敬老金の話。 ○小林副議長  敬老金の話です。 ○(八雲台)  市はどういう方向にしたいのか、それとも議会の中ではどの党がどういう案でどういう議論をしたのか というのがちょっと知りたいんですけどね。 ○小林副議長  それでは、橘委員長、よろしいですか。 ○橘厚生委員長  今議会におきましては、こちらに、80歳、85歳、90歳、 100歳、これが85歳を加えて提案されてきて おりまして、この金額が載っておりません。先ほど言われていましたけども、 1,660万です。 ○(八雲台)  その前に、もう一回、最初から言って。今までの案で、最初の改正案が市長から出された。 ○橘厚生委員長  それは去年の12月ですね。12月議会で、今まで平成25年度が 4,800万かかっていたのが、それを改正し たいということで、80歳、90歳、 100歳の年齢の方に限定したいということで、そのときは 1,128万の予 算でした。このときに議員間では、民主党の議員の方はこの方向でいいんじゃないかというような御意見 でありました。自民党、公明党、共産党さんのほうはもうちょっと議論をして、また市民の方の声も聞く べきじゃないかというようなことで多数決をしまして、否決になりました。その後、行政のほうも再度ア ンケート調査をしたり、あるいは関係団体のところに意見を聞きに行って、そして、今回85歳を加えた案 を出してきたわけでございます。そして、その金額が 1,660万。前回は 1,128万でした。85歳の方が加わ ったので 1,660万になりましたけども、これに関しては全員異議なく賛成というようなことで。 ○(八雲台)  ということは、85歳がふえただけで異議なく? ○橘厚生委員長  ええ。 ○(八雲台)  何なのその85歳。85歳がふえた分が何なの。何で95歳がないの。 ○橘厚生委員長  95歳になりますと、いろいろな面で介護とかそういったものを受けていまして、1つは敬老金、お祝い 金の意味もありますけども、高齢者の方の見守りとかそういったものも、これを配ることによってできる というようなことで。ただ、95歳になりますと、ほとんどの方が介護認定とかいろいろ受けていますんで、 95歳はいいんじゃないかという説明でありました。ただ、80歳と90歳は…… ○(八雲台)  ちょっと待って。説明じゃなくて、議会報告会だから議会の考え方を聞きたいわけよ。 ○橘厚生委員長  私どもも、高齢者の数がどんどんふえていっていますので、そういった面では、85歳におきまして、こ の年齢の方に限定するというようなことで、この予算を急激にふやさないためにも妥当じゃないかという ような議会としての意見であります。 ○林議長  さまざまな意見があって、結果的にこの案で結論が出たというふうに御理解をいただければと思ってお ります。正直言って各会派それぞれ意見があります。それぞれ意見が出ましたけども、詳細については市 議会だよりにも載っていますし、ホームページにも載っていますし、それぞれの委員が、今、委員長がま とめてお話ししたとおりでございますので、きょうのところはこの辺で御理解をいただきたいというふう に思っております。 ○小林副議長  はい、そちらの後ろの方、お願いします。 ○(深大寺東町)  調布市の深大寺から来ました○○です。 ○小林副議長  深大寺何町でしょう。 ○(深大寺東町)  東町です。 ○小林副議長  東町の○○さんですね。ありがとうございます。 ○(深大寺東町)  今、お二方の話の中で共通しているのは、私も同じことを言いたいんですが、ここに私、きょう、市議会 だよりを持ってきたんですよ。ここにずっと書いてあるのは市長から出された提案、それから議員から提案 されたもの、全部で37件と書いてある。これに基づいて、何号議案に対してこれを説明しますというふうに 言っていただければ理解しやすいんです。今の敬老金のことは幾ら見ても何号議案かわからないんですよ。 あなた方の説明は、市が出したんです、市がこういうことを出したのに対して賛成でした、反対でした。で すから、本当に皆さんの説明は、自分たちが知っているだけに、自分たちが説明すればみんなわかってくれ るだろうと思ったら大間違いで、市民としては市議会だよりとホームページしかわからないんですよ。です から、対立軸ではないんですが、市長さんの議案はこういうことがありましたから、これについて説明しま す。37件やったら大変ですから、その中でポイントをつかんでいただければいいんです。  それから、もう1つ言いたいのは、議員提出議案というのがあるんですね。特に大事なのは自衛権の問題 とか、再稼働の問題とか、これが賛成だ、反対だ、あるんですが、こういうことに対しても、ぜひお話をい ただきたいというふうに思っております。  ですから、御尽力は大変だと思うんですが、1時間10分ぐらいの説明の中、それから我々が40分ぐらいの 質疑応答の中で全部網羅するのは非常に難しいと思いますけれども、ちょっとその点をこれからの問題点と して解決していただきたいと思います。  以上です。 ○林議長  ありがとうございました。貴重な御意見として受けとめさせていただきたいと思います。なお、参考まで に、市議会だより、これのことだと思うんですけども、市議会だよりの案件に対する議員の個人個人の態度 が記されたのは、実は市議会だより 217号からでありまして、これまでもさまざまな市民の方から同様の御 意見をいただいた上で、市議会の中で広報委員会を中心に、少しでも改善しようということでこういう形に なったこともあわせて御理解いただければと思いますので、そのほかの意見については貴重な御意見として 受けとめさせていただければと思います。ありがとうございました。 ○小林副議長  それでは、ほかにございますでしょうか。そちらの前の方。 ○(柴崎)  柴崎2丁目の○○と申します。  先日、市長と語るふれあいトーキングですか、あれと今回の議会報告会、2回たまたま出席させていただ きました。ふれあいトーキングは、市長さんが、あるいは行政の方が市民の声を拾い上げたいということで、 比較的わかりやすかったんですけども、議会報告は、議会チェック機能として、的確な表現はわからないん ですけど、議会らしい少しとんがったというか、ひっかかるような報告があってもいいのかなと。つまり、 議会らしい表現で市民にアピールするというところがあってもいいんじゃないかなというふうに、ちょっと 抽象的ですけど、感想を持ちました。  それからもう一点、ぜひここでお話ししたいのが1点ございまして、市民の住環境に関することだと思う んですけども、最近皆さんもスマホとかお持ちだと思いますけど、高速でデータが動画なんかもどんどんす かすか出るというような便利なツールが出ていますけど、その裏には、携帯の基地局というのがどんどんど んどん非常に急速な勢いでふえているんですね。  実は、私の住んでいるところはライオンズヒルズ調布つつじヶ丘というところなんですが、はけの崖線の 中間部分のところに建っているマンションなんですけれども、そこの途中に、目の前に3階建てのアパート がありまして、そこに、今まで皆さんごらんになっているような、ここからも見えますけど、高い建物の上 にある不格好なアンテナが目の前にある日突然立ちました。我々に対して何の説明も受けていませんでした。 そういうことが起きちゃうということが、私のうちもそうなんですが、カーテンをあけると目の前にアンテ ナがあるんですよ。しかもすごく至近距離ですね。何の説明も受けないというのはやっぱり異常なことで、 そういう意味で、6月の議会に私たちは陳情をして、考えていただきたいと、条例等で関係する部分のとこ ろについての追加、あるいは改正とかというふうな形でお願いしようというふうに考えておりますけども、 調布でもそんなことが起きているということをぜひ考えていただきたいというふうに思います。  住民の中には電磁波の過敏症の方もいらっしゃいますので、実は私、個人的なことを言うと、そのところ には小さなアンテナが前からあったんですよ。今度新しい大きなアンテナと2つできるんですけど、まだ電 波が出ていないんですけども、前のアンテナを試しに電波の強さを調べてみたら、それなりに、確かに総務 省の基準には到達していないけども、でも、無視できないくらいのレベルの電磁波が当たっているというこ とがわかりまして、最近、ちょっと過敏になっているのかもしれないんですけど、うちの家内なんかも、窓 際のほうに行くと耳鳴りがする。それで、奥に行くとそれがおさまるというようなことも、それが気のせい なのかもしれないんですけど、わかりませんけど、私は何とも言えないんですけども、ただ、そういうこと もありますので、みんな心配しているということもございますので、ぜひ御出席の方々とか議員の皆さんに 御理解いただいて受けとめていただければうれしいと思います。  ちょっと長くなって済みません。ありがとうございました。 ○小林副議長  ありがとうございます。1つは、市長が開催しているふれあいトーキングとこの議会報告会の違いというか、 ふれあいトーキングは、市長は予算も当然持っていますし、市民の皆さんから言われたことを、自分がはいと 言えば進んでいく。ところが、なかなか議会側は予算もないわけで、その予算をどうチェックし、市民の皆さ んに役立つものかどうかをやるのが議会で、市民の皆さんに御理解をいただく、こういう機会を始めて2回目 ですので、これからもしっかりとわかりやすい説明等をしながら、やらせていただければなというふうに思っ ております。  また、先ほどの電磁波関係については、6月議会に陳情を出されるということで、各議員もしっかりと勉強 してまいりますので、よろしくお願いします。議長から何かありますか。よろしいですか。  それでは、ほかにございますでしょうか。はい、そちらの女性の方、お願いいたします。 ○(国領町)  国領町に住んでおります○○と申します。  現在、私は1歳8カ月の娘を育てていて、本日も託児をお願いしてこちらに参加しているんですけれども、 待機児童のお話がありましたけれども、私は今求職中の身でして、認可保育園なんて夢の話で、認証保育園も 今10園近くあき待ちで申し込みをしている状況です。認証保育園の助成額増額も検討されているというお話も あったんですけれども、本当に認証保育園にも入れない状況で、再開発に伴って、今駅前にマンションもどん どん建設されてきて、これからどんどん保育園を必要とする家庭がふえてくると思うんですけれども、具体的 にどう対応していただけるのかなという本当に具体的なお話を聞きたいです。 ○小林副議長  ありがとうございます。それでは、議長のほうからお話をさせていただきます。 ○林議長  多分お気持ちは十分伝わりましたし、議員全員、その辺は深く受けとめております。先ほど厚生委員長のほ うから少し説明があったんですけども、市としても、議会としても、これまで、言いわけがましくなりますけ れども、努力はしてきていることは間違いないんですけども、定員をふやしていくと潜在需要を掘り起こして いくのか、先ほどおっしゃられたように、潜在需要の見込みとか把握の仕方がよくないのかもしれませんけれ ども、議会側もその辺の捉え方とかチェックの仕方が甘い部分は十分反省していかなきゃいけないかもしれま せんけども、この後、厚生委員長もお話しされると思いますけども、議員全員、その辺は十分把握はしている つもりでおります。  殊今春、改めて待機児童が最大になってしまった関係で、行政側とも今、議会側とも折衝しておりまして、 イレギュラーな形なんですけども、直近の6月の定例議会に認可保育園を新たに増設する議案を提出される予 定とも伺っておりますし、並行して小規模保育施設とかそういったものも市内の各所に今設けるように努力を しております。お気持ちに応えるように、一生懸命私たちも努力をしてまいりますので、本当に、目の前で改 めてそういうお話を聞きますと、多分、議員一同、改めてその辺は心を新たにしたと思いますので、御理解を と言うつもりはございませんけども、頑張ってまいりますので、よろしくお願いしたいというふうに思ってお ります。  厚生委員長のほうから何かございますか。特にない。 ○小林副議長  今、議長のほうから話がありましたように、当初2園補正でと考えていたところが、こういう状況ですので、 プラス3園ということで、5園を今行政は検討しているということでございます。そうしますと、待機児 288 ですが、 300から 400入れるような形を、増員できるような形で、待機児ゼロというのは大変難しいですけれ ども、何とかして皆さんの御期待に沿えるように、私ども議会もバックアップしていきたい、こんな思いでご ざいますので、どうか頑張ってください。よろしくお願いします。 ○(国領町)  認証保育園の増設の予定はないんですか。 ○小林副議長  認証についても、スマート保育とか、そういう小さな単位でのものもつくる形になっていますので、そうい うところも含めてふやしていこうというふうに考えていますので。これは今年度中というか、来年度スタート という形になりますけれども、これからしっかりと私たちも皆さんの声を反映していきたい、こんなふうにも 思いますので。 ○(国領町)  今現在、小規模保育にも申し込んでいるんですけれども、うちの娘はアレルギーを抱えておりまして、それ で、小規模だとアレルギー児は1園につき1名しか受け入れられないというお話を聞いて、それも枠も埋まっ てしまっているということだったので、アレルギー児の枠をふやしていただけたらということも思います。 ○小林副議長  わかりました。また終わった後でも個別的に、厚生委員長、話をしっかり聞いてあげて、その辺のこともお 願いをしたいと思います。  そのほかにどうですか。こういう機会ですので、遠慮なく。2回目はちょっと待っていただいて、ほかの方。 では、こちらの前の女性の方、お願いいたします。 ○(富士見町)  きょうはありがとうございました。私、本当に小学生みたいで、市議会とか…… ○小林副議長  済みません、御住所とお名前を。済みません。 ○(富士見町)  済みません。富士見町の○○と申します。  議会とか市長さんのお仕事とか、本当に実際のところを知らずにここまで来て、それで、議会のほうに時々 傍聴させていただいたりして、やっと少し見えてきたかなということで、きょう、御質問の中でもかなり生活 というものをすごく抱えて、皆さん問題を持ちながらこの市の中で集っているんだなというのを、この議会報 告会の中でもすごく切々と今感じていて、そういうことを感じる大事な場なんだなっていうのを今改めて私も 感じているところなんですね。  市議さんたちもいろいろ調べたり、それからそれを実現させたりするためにいろんなことをまちの中でなさ っていて、忙しいのは本当にわかるんですけれども、先ほど話が出ましたけれども、4回議会があったらば、 全部傍聴することってなかなかできないので、ぜひこういう機会に、どんな具体的な話を議会の中で、あるい は市長さんがどんな問題を皆さんに投げかけているのかというのをこういうふうに話していただけると、私な んかもともと全く情報がないので、その中で改めて、ああ、すごく私たちに近いことを皆さんやってくださっ ているんだなというのを本当に感じているんです。お世辞でなく。  だから、大変だとは思うんですけれども、ぜひ4回やっていただくと。それから、もっと多くの市民の方に この話を聞いてもらえると、市民の人がもっと市議会に声を寄せたり、市長さんに声を寄せたりできる機会、 それから、今の保育園の問題みたいに自分が抱えている問題をもっと切々と具体的に皆さんに寄せられる機会 になると思うので、大変なことだとは思うんですけども、ぜひよろしくお願いしたいなと本当に切に思いまし た。  以上です。 ○小林副議長  ありがとうございます。では、議長のほうから。 ○林議長  本当に貴重な御意見として受けとめさせていただきまして、これからに生かしてまいりたいと思います。本 当にありがとうございました。 ○小林副議長  ほかにございますでしょうか。どうぞ。では、柴崎から来られた。 ○(菊野台)  私は調布市菊野台3丁目から伺いました○○と申します。  建設部の都市整備部の方に本来はお聞きするべきなのか、議長さんにお聞きするべきなのかわかりませんけ れども、私どもは柴崎駅を利用しているものでして、この柴崎駅のことにつきまして、今、都市整備部のお話 は、全て地下化に伴うお話を聞いて、国領とか布田とか調布の駅前が非常に整備されてきました。私ども柴崎 に住んでいる者といたしましては、何台も通り過ぎる電車をただただ見詰めて、そして朝の通勤時にはほとん どあくこともなく、ただただ待っている状態。駅としての機能を果たすべく広場もなく、バスが柴崎駅に入っ てきてくれて、病院とかそういったところにも行きやすくなるような、そういった広場も欲しいと私どもは願 って、皆様からの強い要望とともに準備委員会というものをつくって、そして1万 4,711名の署名運動をして きました。市長も一生懸命私どもの話に耳を傾けたような形はとってくださいましたが、話を聞いているよう な状態だけで、その先は一歩も進むことがなく、ただただ私どもはあんぐりと、ほかの駅が開発されていくの をただただ見ている状況におります。そして、私どもも少なからずとも税金を払っている身といたしまして、 税金というのは公正に使われてこそ納得するものであって、こんな話をほかのところに住んでいらっしゃる方 々はどのようにわかっていただけるのかなと思いました。  そして、この議会報告会に出まして、私は初めてわかったんですが、ひとえに市長の一声が全てを左右する ようなお話を聞きまして、議会の皆様の前でどれだけ話をしても通じないのかななんて思ったりして、ちょっ と愕然としているところです。4時にあと2分ぐらいしかございませんが、どうか議員の皆様、この状況をぜ ひ、私どもが痛切に思っている気持ちを酌んでいただきまして、市長に、ぜひそこに住んでいる者の声を聞い てもらえるようにお話をしていただきたいと思って、きょうはこの議会のお話を聞きにまいりました。どうぞ よろしくお願いいたします。 ○小林副議長  ありがとうございます。では、議長からお願いします。 ○林議長  貴重な御意見ありがとうございました。柴崎駅、つつじヶ丘、あの周辺は、さかのぼれば京王線連続立体交 差事業を計画する段階で、東京都が事業主体でございますので、踏切対策基本方針というものを何年か前に示 されたときに、柴崎駅の部分は柴崎駅西側の3・4・7号線、金子団地の地下道とか、ほかのところで車等は 処理をして云々ということで現行の形になってしまっているわけなんですけども、柴崎の置かれている現状と いうものは、議会全体の大きな課題というか、問題意識は皆さん持っております。  ○○様の御意見は改めて議会のほうでしっかり受けとめさせていただいて、今後の議会審議の中でしっかり と声を上げていくなり、生かさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○小林副議長  ありがとうございます。ほかにございますでしょうか。じゃ、一番後ろの男性の方。 ○(仙川町)  仙川町2丁目の○○です。  調布市に流れている川のことについてなんですけど、野川が三鷹市から調布市に入ると非常に雑になるんで すよね。汚くなっている。仙川も散歩道として決して景色がきれいじゃない。ぜひとも環境部に、川というの は散歩道としてすごく大事なところなので、もうちょっときれいにするように。深大寺ばっかり集中しないで、 そこら辺も気を使っていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○小林副議長  ありがとうございます。時間もあれですが、もう一人ぐらいどうでしょうか。――済みません、今、議長か ら答えます。 ○林議長  ありがとうございます。野川にしろ仙川にしろ、調布の貴重な財産であり資源でありますので、その辺のこと をしっかりと受けとめて、議会審査で、所管もおりますけれども、しっかりメモしておりますので、声を上げて いきたいと思いますので、何とぞ御理解いただきたいと思います。ありがとうございました。 ○小林副議長  後ろの方、はい、どうぞ。最後でよろしいですか。ほかの方、よろしいですか。――じゃ、最後ということで よろしくお願いいたします。 ○(染地)  最後に済みません。簡単に背骨だけお話ししますが…… ○小林副議長  済みません、住所とお名前をお願いします。 ○(染地)  染地の○○といいます。  最初、まず質問をさせていただきますが、ここ数年間の人口の推移、ふえているのか減っているのか。あるい は予算もふえているのか減っているのか。これが調布市を見るのに私ども素人には一番判断がしやすいです。そ れの今、ここに資料があるかどうかわかりませんが、わかる範囲で教えていただけましたら、判断の資料にした いと思います。 ○小林副議長  それでは、議長のほうから。正確な数字はまたあれですが、答えさせていただきますので。 ○林議長  ありがとうございます。そんなにスーパーコンピュータみたいな頭じゃないんで、正確な数字までは――あり がとうございます。いいものが来ました。人口は、調布の場合は少しずつ今ふえています。調布市のほうで出し ている人口推計では、23万人ぐらいをピークにということになっていますけども、今22万 3,004人お住まいでご ざいますけれども、いわゆる15歳から65歳と言われるような生産人口の方の流入というのが、調布の場合結構ふ えておりまして、それに伴って、先ほどおっしゃられたような保育園の応募をされる方、そして小学校、中学校 に入られる方というのがふえている関係で、保育園は先ほど申し上げましたとおり、つくってもつくっても。小 学校も中学校も増築、増築というような状況でございます。全国的にはちょっと珍しいんですけども。  予算もそれに伴いましてふえているのが現状でございまして、先ほどお話しさせていただきましたとおり、本 年度予算は 800億円を超えておりまして、対前年度比から四、五%ふえていますから、これまで過去最高の予算 になっている次第でございます。よろしゅうございますか。 ○(染地)  ざっとしたところ、率ではどのくらい……。 ○林議長  率ですか。 ○(染地)  ふえた率。簡単で。 ○林議長  前の画面をごらんいただければおわかりのとおりでございますけども、一般会計の規模は対前年度比で 4.7% 増ですね。ちなみに、24年度…… ○(染地)  結構です。わかりました。 ○林議長  よろしゅうございますか。済みません。 ○(染地)  それで、私の頭では、人口がここ5年、10年の間に22万からずっときて23万には到達していないと思うんです ね。現状もそうだろうと思います。これ、人口が伸びないということは発展していないということなんですか。 ○林議長  人口は伸びているんです。微増なんです。少しずつふえているんです、今。 ○(染地)  少しずつふえている? ○林議長  はい。 ○(染地)  微々たるものでしょう。 ○林議長  参考までに、ここ26年度も含めて過去5年ぐらいを申し上げますと、22年度が22万 757人、23年度が22万 1,445人、24年度が22万 2,132人、25年度が22万 3,163人、26年度が22万 3,600、やはり少しずつふえてい るんです。 ○(染地)  22万そこそこきているわけなんですね。 ○林議長  はい。少しずつふえている状況ですね。 ○(染地)  ふえているうちに入らないと思う。それで、私どものエリアは、産業がないんですよ。山もなければ海も ない。産物もない。こういうまちが何で発展していくことができるかというと、観光でありスポーツであり、 そういうふうなもののことだと思うんですけれども、手っ取り早いのは、今言いました観光だとかスポーツだ と思うんですね。  それで、観光の面で深大寺に昔からの毛利家の出城があります。これ 7,000坪あるんですよ。深大寺のお寺 の真ん前ですけれども、昔から眠ったままなんです。これの目を覚ましてやろうと思って、あそこに温泉も出 ることですし、観光等を利用してホテル業界とタイアップして温泉ホテルを建設しようかともくろんだんです。 市議会の一部の方にも話をしましたんですけども、進んでいるうちに建築法にひっかかっちゃった。高層ビル はだめだと。10メートルから12メートルぐらいの高さでないと建築が認められないという建築法。そういうの にひっかかっちゃうと、2階や3階建てのホテルをつくったってだめだろうと市議会の方もおっしゃいました。  それで、大きな壁にぶち当たって、今、ちょっと思案中でございますけども、壁に当たってでんぐり返りす るんだったら、進歩はないんですね。役所の方々でよく気がつくんですが、壁に当たったら後戻りする。壁を 越えようとしないんですね。壁を越えるということは非常に危険があるわけです。成功して当たり前、失敗し たら切腹ものであります。だから、従来のことをずっとやっていくのが無難。定年になって、退職金をとって、 年金で暮らせばいいですけども、それでは市は発展いたしません。壁を越えることは非常に大事なことで、今 の安倍総理なんかは憲法と向かい合って進もうとしております。 ○小林副議長  ちょっと趣旨が外れてきましたので、○○さん、ありがとうございます。お時間も限られておりますので、 貴重な御意見としていただきながら、また市議会のほうに議長への手紙等々もいろんなところに配架しており ますので、ぜひお寄せいただいて、皆さんの声を議会全体で受けとめさせていただきたいというふうに思って おります。  大変長時間にわたりまして進めてまいりましたが、時間の限りがございますので、これで報告会を終了とさ せていただきたいと思いますけれども、最後に、議会報告会実行委員会副委員長の井上耕志議員より閉会の御 挨拶をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○井上市民への議会報告実行委員会副委員長  本日は大変お忙しいところ、第2回目となります調布市議会議会報告会のほうにお集まりいただきましてあ りがとうございました。  今まで皆様方からいただきました御意見、それから本日、受付のほうでお配りをさせていただきましたアン ケートのほう、記載をいただきまして、それらにつきまして、私たち実行委員会のほうでまとめさせていただ いて、議会全体のほうできっちりと皆様の御意見ということで受けとめてまいりたいというふうに思っており ます。  我々議会がこれから28人一丸となりまして、より身近な市議会の運営が行われるように努力してまいりたい と思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。  それでは、以上で第2回目の調布市議会議会報告会を終了とさせていただきます。本日は大変お忙しいとこ ろありがとうございました(拍手)。   閉会 午後4時10分