議 会 報 告 会 〜開かれた議会をめざして〜 報 告 会 記 録 日  時  令和 4 年11 月18日(金) 場  所  オンライン開催 調布市議会   開会 ○丸田副議長  皆様、こんにちは。ただいまより調布市議会第16回議会報告会を始めさせていただきます。  私は、副議長の丸田絵美でございます。まず、私からは、今回の報告会での流れについて説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、実行委員長より御挨拶をさせていただき、次に、小林議長より令和4年第3回調布市議会定例会で審議されました決算について報告をさせていただきます。  続いて、4つの常任委員会にてそれぞれ審議されたことを各常任委員長より順次報告させていただきます。  それでは、調布市議会第16回議会報告会実行委員会委員長より、開会の御挨拶をさせていただきます。大野祐司委員長、よろしくお願いいたします。 ○大野市民への議会報告実行委員会委員長  皆さん、こんにちは。議会報告実行委員長の大野祐司です。  調布市議会では、市民の皆様に分かりやすく開かれた議会を目指すとともに、市民の皆様への情報提供と情報の共有化を図るため、平成25年から合計15回、議会報告会を開催してきました。  令和2年の議会報告会は、コロナウイルス感染症拡大で状況が見えず、市議会だよりに掲載する形としました。  令和3年度と令和4年5月に行われた3回の議会報告会は、コロナウイルス感染症拡大が収まらない状況であったものの、会場を設けず、議場システムを使ってオンライン配信と録画配信する形で御視聴いただく形式といたしました。  今回の第16回議会報告会は、本年5月の15回同様、録画配信することとし、9月に開催された市議会第3回定例会の内容を中心に、令和3年度の決算概要について、議長報告の後、総務委員会、文教委員会、厚生委員会、建設委員会の4常任委員会の審査経過と結果についてなどを御報告させていただきます。  それでは、第16回議会報告会をよろしくお願いいたします。 ○小林議長  皆さん、こんにちは。調布市議会議長の小林市之でございます。調布市議会の議会報告を御覧いただきまして、ありがとうございます。  調布市議会では、市民の皆様に信頼され、より分かりやすく、開かれた議会を目指し、様々な議会改革の取組の1つとして、議会報告会を開催しております。  先ほど、大野実行委員長の挨拶にありましたように、今回も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、オンラインでの配信といたしましたことに御理解をいただきたいと思います。  さて、令和4年第3回定例会では、議会改革に関する取組として、令和3年度一般会計決算に対する総括的な質疑を試行実施いたしました。質疑は、会派単位で一問一答を原則として、本会議場中央の質問者席で会派の代表者が行いました。全9会派、全ての会派から質疑があり、令和3年度決算について市長の考えをただしました。  それでは、私からは各常任委員会からの報告に先立ち、9月5日から28日までに開催した第3回定例会の概要について報告をいたします。  この定例会では、主に令和3年度の決算に関して、どのような事業にどれだけの税金が投じられ、どのような成果があったのか、そうしたことを各常任委員会において審査をし、次年度の予算へ、いかに反映していくのか議論を重ねてまいりました。  令和3年度は、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応として、市民の安全の確保と、市民生活や子どもたち、地域経済への支援に取り組みました。  そして、令和2年10月に発生をした東京外かく環状道路本線トンネル工事現場付近での陥没事故に関しまして、調布市議会は、引き続き地域住民の安全確保と不安解消に向けて、事業者には誠実な対応と迅速な情報提供に努めるよう強く要望してまいりました。  それでは、令和3年度調布市一般会計決算の概要について説明をいたします。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和3年度一般会計歳入決算は 1,094億 5,700万円でありました。  歳入では市税、これは皆様からの税金であります個人市民税、固定資産税、法人市民税、都市計画税などで、収入全体の約4割を占めております。  次に、市が実施する事業に伴う国や都からの補助金等であります国・都支出金ですが、これは新型コロナウイルス感染症対策としての特別定額給付金がなくなったことに伴い、前年度から大幅に減となりました。  続いて、次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和3年度一般会計歳出決算です。  目的別の経費を多い順に見ていきますと、社会保障関係の経費を含む民生費です。総額 535億円余となり、前年度に続いて第1位となりました。主な増加の要因は、新型コロナウイルス感染症対応に係る給付事業費や待機児童対策として、保育園運営費などの子ども施策などに充てられる予算で、支出全体の約5割を占めております。  次に、総務費が前年度比 245億円余の減となり、 123億円余となっております。これは、歳入と同様に、特別定額給付金がなくなったことによるものであります。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和3年度の一般会計決算の歳出を4つの常任委員会ごとにまとめたものです。  総務委員会 167億円余、文教委員会 142億円余、厚生委員会 594億円余、建設委員会                                                                               117億円余です。先ほどの民生費と総務費を主に所管する厚生委員会と総務委員会で全体の4分の3を占めております。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  続いて、令和3年度の決算収支です。  歳入では、左から令和3年度 1,094億円余、その右の2年度が 1,264億円余で、表の右端にありますように、前年度と比べると 170億円余の減です。  次に、歳出ですが、令和3年度 1,021億円余、2年度は 1,206億円余であり、 184億円余の減となりました。  これらは、これまでも説明してきましたが、令和2年度に実施した特別定額給付金がなくなったことによるものです。  そして、下の段の繰越財源を差し引いたものを実質収支といいますが、令和3年度が67億円余で、前年度と比べ13億円余の増という結果です。この実質収支の67億円余が次年度への繰越金となり、将来の負担に備えた基金への積立てなどに活用されます。  これで資料を終わります。  この決算に対し、総務、文教、厚生、建設の4つの各常任委員会に分かれ、それぞれの所管の事項について審査を行い、全ての委員会で原案認定と決しました。本会議では、各委員長の報告の後、各会派による討論を経て採決を行い、賛成多数で認定しました。  討論の概要と本決算に対する賛否の態度については、11月5日発行の市議会だより第                                                                               251号を御覧ください。  以上で令和3年度調布市一般会計決算の概要について報告を終わります。ありがとうございました。 ○狩野総務委員長  皆様、こんにちは。総務委員長の狩野でございます。ただいまから総務委員会の報告を行います。  初めに、委員を紹介いたします。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  画面の写真は総務委員会のメンバーで、右から阿部草太委員、井上耕志委員、坂内淳委員、伊藤学委員、小林市之委員、そして清水仁恵副委員長、委員長の狩野です。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  総務委員会では、行政経営部と総務部、市民部及び会計管理者、監査委員、選挙管理委員会に関する事項を所管しています。  令和4年第3回定例会開催の総務委員会では、13本の議案を審議、条例改正9件と令和4年度一般会計補正予算(3号と4号)、令和3年度国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算が全会一致で可決、認定されました。さらに、令和3年度一般会計歳入歳出決算が賛成多数で認定されましたので、各議案に対して議論されました主な内容を報告いたします。 (パワーポイント)  初めに、全会一致で可決されました令和4年度一般会計補正予算(第3号と4号)についてです。  第3号では、新型コロナウイルス対応の取組として、物価高騰に伴う市民生活支援と市内事業者支援をコロナ交付金と市独自財源で、さらに子ども・子育て支援の取組やコンピューターゲームなどのeスポーツ交流機会モデル事業、ふるさと納税返礼に係る事務費などを計上しました。  第4号では、国の補正によるオミクロン株対応ワクチン接種事業費の増額と高齢者インフルエンザ接種費の増額、国による価格高騰緊急支援給付金で非課税世帯1世帯に給付する5万円を計上しました。 (パワーポイント)  次に、同じく可決されました条例改正の9件ですが、うち8件は地方公務員法の改正により、市の職員の定年が2年に1歳ずつ、60歳から65歳まで段階的に引き上げられることによる関連条例の改正です。  60歳を超えての管理職についてと、定年延長に伴う給与についての質問がありました。市役所内の働き方にどのような影響が生じるか注視していく必要があり、様々な意見や要望がありました。 (パワーポイント)  続いて、令和3年度一般会計歳入歳出決算です。  ここでは質問や意見が多岐にわたりましたので、それぞれ簡単に御報告いたします。  まず、公共施設関連では、深大寺・佐須地区の原風景についての質問があり、以前、深大寺・佐須地域環境資源保全活用計画が策定され、市は、この地域の豊かで貴重な環境資源の保全や活用に向けた取組を推進するとしておりました。しかし、重要な役割を担う調布市公共用地取得活用等検討委員会が昨年度一度も開かれていないことから、同委員会に諮るということと併せ、取組についての要望がありました。  さらに、京王多摩川駅周辺と総合福祉センター移転計画については、利用者や地域住民からも受け入れて喜ばれる施設にするため、今後も利用者、関係団体の意見聴取、スケジュール等の説明を行うよう要望がありました。  デジタル行政の推進では、調布市と契約しているシステムベンダーとの関係やセキュリティーサービスレベル、人材の育成と確保、システム改修についてなど、多岐にわたる質問があり、セキュリティーの確保、さらにシステムの安定的稼働を担保し、人材育成や確保に努めていくとの答弁がありました。 (パワーポイント)  次に、調布飛行場についてです。  離陸後の飛行ルート及び時間外飛行についても、東京都に随時注意を呼びかけるべきとの委員の要望に対して、四者協の枠組みである諸課題検討協議会において検討、協議を続けていくとの答弁がありました。  また、自家用飛行機分散移転の取組においては、東京都が分散移転場所として大島空港に格納庫を造り、さらに昨年の12月に、大島空港に給油施設を造るための工事が発注されましたが、入札不調になったことが市に連絡がなく、強く東京都に対して要望を出したとの答弁があり、今後、東京にしっかりと確認していくとのことでした。  続いて、選挙に関する件です。  成人式の選挙啓発の取組、若年層の選挙の投票率向上に向けての質問や、選挙キャラクターである、めいすいくんへの要望があり、行政からは、成人式を貴重な機会だと捉え、引き続き若年層の啓発に努めていくとの答弁がありました。  そして、パブリックコメント手続や公民連携、市民参加についての今後の課題と、市民団体に対する接し方、育て方、連携についての質問と要望がありました。  最後に、消防団についてですが、昨年の総務省通知を受けて、本年4月1日で改正しました調布市消防団に関する条例を踏まえた消防団の処遇改善の取組について大いに評価するとの意見があり、同時に、団員確保や環境づくりの取組についての質問もありました。  その他、防災につきましては、多くの市民の皆様の安全・安心を担う事項であるため、多くの質問がありましたが、時間の関係により割愛をさせていただきます。 (パワーポイント)  本件、令和3年度の決算認定につきましては、審査において意見が分かれ、討論が行われました。  反対討論の要旨は、コロナ変異株による断続的な感染拡大の対応等のための財源対策は、おおむね適切に行われたが、令和3年11月に外部からの指摘で発覚した外環道事業に関する情報公開請求での個人情報漏えい問題について真相の究明が不十分で、事実関係を明らかに検証すべきというものでした。  一方、賛成討論の要旨は、令和3年度は、感染症対応として市独自に市民生活や地域経済支援に機動的に取り組まれ、高く評価。サービス公社の運営に関しては、地域社会の発展に寄与する取組を。個人情報の不適切な取扱い事案は、再発防止に向け徹底を。歳入の収納率が平成元年度以降で最高になった点は大いに評価。災害備蓄品のアルファ米の個食化、消防団の処遇改善の取組についても評価し、認定。今後も感染症拡大防止、市民生活、地域経済支援に尽力をというものでした。  本件については、採決の結果、賛成多数をもって原案了承と決しました。  以上、資料を終わります。  総務委員会では、今後も市民の皆様の安全・安心の確保とサービス向上を図るため、さらなる検討をしてまいります。ありがとうございました。 ○鈴木文教委員長  こんにちは。文教委員長の鈴木宗貴です。それでは、文教委員会の報告を始めさせていただきます。  初めに、委員の紹介をさせていただきます。  資料を御覧ください。 (パワーポイント)  左から、委員長鈴木宗貴、平野充副委員長、大須賀浩裕委員、丸田絵美委員、岸本直子委員、木下安子委員、澤井慧委員です。 (パワーポイント)  今回の報告事項は、地域経済対策費についてと通学路関係事務費についての2件です。 (パワーポイント)  地域経済対策費の概要です。  プレミアム付商品券事業は、事務費を含めて24億 3,600万円余、20%のプレミアムが付与され、第1弾では8万冊、第2弾では12万 4,000冊が発行されました。  キャッシュレス決済事業は、事務費を含めて1億 8,400万円余、ペイペイの利用で20%のポイントが付与されました。ポイント付与額は1億 6,200万円余です。  なお、来月12月1日より2月14日までで、ペイペイだけではなく、ドコモ、楽天、auの4つの事業者が利用できるキャッシュレスポイント還元事業が行われます。 (パワーポイント)  この御報告では、委員からの文書をそのまま記載しています。  地域経済対策費全般について。  令和3年度は計9回の補正予算を組み、プレミアム商品券とかキャッシュレス決済などがあったが、なぜ商品券なのかということも指摘しつつ、事業者への直接支援をしてほしいという要望もしてきた。今回の補正予算では、国費を活用した物価高騰に対する支援を行うが、事業者が求めていることについては、地域経済対策会議などで事業者の意見を聞き、販路拡大や経済を回すことだけにシフトすることなく、支援拡充を要望する。 (パワーポイント)  プレミアム付商品券の事業費とキャッシュレス決済について。  プレミアム付商品券の事業費とキャッシュレス決済についての市の考え方、費用対効果を問う。また、釣銭換金の手数料が小規模事業者に負担と聞いている。キャッシュレス化の促進については。  令和3年度のプレミアム付商品券事業やキャッシュレスポイント事業も評価している。ただし、今はキャッシュレスポイントなどデジタル化する中で、セーフティーネットを張らないといけない。デジタルに不利な状況の人たちが取り残されないよう行政としてどのような考えを持っているのか。 (パワーポイント)  キャッシュレス決済について。  キャッシュレス決済システムでは、同じ業者のインフラを使い続けるベンダーロックインについての対応はどのように考えているのか。ベンダーロックインとは、特定の事業者を利用し続けなくてはならなくて、他社へのサービスの切替えが困難な状態であることを表す用語です。  キャッシュレス導入支援で57件の導入があったとのこと。引き続き商工会とも連携して、しっかりと着実に進めてもらいたい。 (パワーポイント)  プレミアム付商品券事業について。  市が掲げる目的は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民生活への支援と併せ、市内消費喚起による事業者の支援及び地域経済の回復、活性化へつなげるとある。そのため、全ての市民がアクセスできる事業でなければならないと考えるが、1冊1万円ではコロナの影響を受けていても排除される市民がいるのではないか。目的の明確化と効果検証を引き続き求める。国からのコロナ対策給付金を含め、大きな税金を充てるため、議会にも事業実施報告をするべき。 (パワーポイント)  2件目の報告、通学路関係事務費についてです。  防犯カメラについて。  市内における児童・生徒に対するわいせつ事件や声かけ事案は、今年で17件発生している。学務課所管分で具体的に防犯カメラ等を確認する事例はどれほど発生しているのか。また、総合防災安全課とのすみ分けは。 (パワーポイント)  防犯カメラの設置については、教育として前向きに、ここ何年かの間に計 160台に及ぶ設置をしたことは評価している。今後の防犯カメラのランニングコストについては、電気料金など、教育として毎年計上していくことになるのか。 (パワーポイント)  まちの中に防犯カメラをたくさん設置するのは、監視社会という感じがして抵抗を感じる。画像を誰が何の目的に使うのかも気になる。防犯カメラの設置の目的は、学校や地域が連携して行う登下校時の見守り活動を補完するものとされているが、抑止効果を狙っているとの理解でよいか。 (パワーポイント)  通学路の安全について。  学区境目の通学路の安全に懸念。特に学区をまたいで通学する児童・生徒もいる。学区境については、学校ごとのPTAパトロールからも外れることが予想される。安全確保を要望。  ブロック塀について。  危険な塀は、当初29件から6件となったとのこと。一日も早くゼロになるように、所有者にアプローチを続けるよう要望する。 (パワーポイント)  全般について。  指定校変更に関し、中学校の学校選択制について、2018年に中学校の学校選択制に関する検証報告書があるが、既に4年たっている。事務報告書でも3か年の分を見ると、多くて 291人(申請年度令和3年度)、いつも 300人前後の指定校変更がある。国の35人学級実施や市の新基本計画、コロナ対策など、その後、新たに加味される条件も多い。以前の検証では、生徒、職員からも支持されているが、新しい情勢の下でかつての課題が解決されたかどうかを検証しなければいけない時期ではないかと考える。学校選択制度に関する再検証を要望。  資料を終わります。  これで文教委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤厚生委員長  皆様、こんにちは。厚生委員会委員長の内藤美貴子でございます。  これより、厚生委員会からの御報告をさせていただきます。  画面を御覧ください。 (パワーポイント)  初めに、委員の紹介をさせていただきます。左から順に、私、委員長の内藤美貴子、大野祐司副委員長、佐藤尭彦委員、橘正俊委員、宮本和実委員、武藤千里委員、元木勇委員です。どうぞよろしくお願い申し上げます。 (パワーポイント)  本日は、特に活発な議論があった児童虐待防止、総合福祉センターの移転、独り暮らし高齢者への支援策の3点について御報告いたします。 (パワーポイント)  初めに、児童虐待防止についてです。  これまで事業団に運営委託してきた児童虐待防止センターを、令和3年度から市直営にしました。委員からの、直営化によってどのような効果があったのかという質問に対して、直営化で人件費が約 600万円増額したが、専門職の安定確保、住基台帳の確認、関係機関との情報共有などがスムーズになったとの答弁がありました。 (パワーポイント)  また、通報から48時間以内の訪問ができているのかとの質問に対して、時間がかかってしまうこともあり、職員体制の充実をしたい。また、児童相談所と違い、法的措置が取れないので、家族が拒否すると介入が難しいとの答弁でした。 (パワーポイント)  多摩児童相談所へのアクセスが悪いが、対応はとの質問に対し、答弁では、国領のすこやかに児相職員が来て面談することもある。また、新たに調布への児童相談所の誘致の希望が上がっているのかとの質問に対しては、市としての対応を検討しているとの答弁がありました。 (パワーポイント)  さらに、コロナ禍において家事、育児支援が重要。一般のベビーシッター事業とは区別して周知するべきとの質問に対し、指摘を受けて冊子等は改善。今後も周知に努めるとの答弁がありました。  こんにちは赤ちゃん事業は、虐待防止対策としても効果的。全戸訪問を徹底すべきとの質問に対しては、訪問拒否への対応が課題との答弁がありました。 (パワーポイント)  続いて、総合福祉センターは、令和7年に京王多摩川駅前に移転する予定になっています。そのことについても多くの質疑がありました。 (パワーポイント)  委員からは、京王多摩川駅へのアクセスが悪い。京王多摩川駅のバリアフリー化といった課題の指摘がありました。答弁では、無料のシャトルバスを検討する。エスカレーターの設置や駅2階とセンターを結ぶ通路の整備は、技術的、構造的に難しいことが挙げられました。 (パワーポイント)  また、調布駅前に残す機能について、委員からは、若者の居場所である「ここあ」はどうなるのか。市役所との連携のために相談機能を残すべきとの質問がありました。答弁では、「ここあ」は新施設へ移行する見込み。相談、交流、集会の機能は調布駅前に残す予定とのことでした。そのほか、グリーンホール建て替えの際、福祉スペースを確保するべきとの要望がありました。 (パワーポイント)  次に、独り暮らし高齢者への支援策についてです。  独り暮らしの高齢者、高齢者のみの世帯が増加し、高齢者が地域で安心して暮らせる取組が喫緊の課題となっています。 (パワーポイント)  人感センサーは、自宅の室内に人の動きを感知するセンサーを設置し、12時間室内で人の動きが感知されない場合に、異常事態を通報する安否見守りシステムです。委員からの、令和3年度のセンサー事業者変更により、どのくらい費用が削減されたのかとの質問に対し、1台の設置費用が6万円から 1,000円程度までに削減されたという答弁がありました。  また、慢性疾患の有無や年齢といった設置要件が変更されているので、周知を徹底すべきという要望がありました。 (パワーポイント)  ほかには、委員より、徘回高齢者の早期の身元確認を可能にするための身分証明書等はどうしているのかという質問があり、アイロンで高齢者の服に貼り付けるネームシールを用意し、地域包括支援センターで配布しているとの答弁がありました。 (パワーポイント)  最後に、ミニバスのバス停に日よけを設置してもらいたい。コロナ禍で外出の機会が減り、心身の状況が低下している。今後は地域の老人クラブやふれあい給食等の取組のさらなる充実を図るべきという要望がありました。  画面を終わります。  以上、報告を終わります。ありがとうございました。 ○川畑建設委員長  皆さん、こんにちは。ただいまより令和4年度第3回定例議会におきまして、建設委員会で審議された事項について御報告させていただきます。  画面を御覧ください。 (パワーポイント)  初めに、委員の紹介をいたします。私は、委員長を務めさせていただいております川畑英樹でございます。続きまして、副委員長の雨宮幸男副委員長、写真の左側から時計回りに、委員の榊原登志子委員、西谷徹委員、渡辺進二郎委員、須山妙子委員、古川陽菜委員、以上7名です。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  建設委員会は、環境部、都市整備部の2つの部で構成されており、今定例会では、令和3年度一般会計歳入歳出決算を中心に審議されました。  この報告会では、時間も限られておりますので、特に活発な議論がなされ、多くの意見が出された項目について御報告させていただきます。 (パワーポイント)  初めに、環境部についてです。  環境部の令和3年度決算額は50億 8,000万円余となり、前年度との比較では6億 1,300万円余の減となりました。  環境部では、環境保全、塵芥収集、資源物収集、緑化推進など、環境全般について審議され、特に多く意見が出された環境保全事業費について御報告いたします。 (パワーポイント)  地球温暖化対策については、公共施設の屋根に太陽光パネルを設置しての事業では、多摩川自然情報館の電力を補う取組の成果について質問があり、多摩川自然情報館における年間の電力消費量の規模としては小さいが、二酸化炭素が排出しない電気を導入するという仕組みを導入したことで意義があったと答弁がありました。  路上喫煙禁止区域のパトロールについては、パトロールの成果などについて質問があり、喫煙マナーが市民へ浸透してきている一方で、調布駅での声かけによる消火率が低いことが問題に上がり、今後の対策として、職員もその時間帯に回るような形を取りながら、周知に努めることを確認いたしました。  たばこのポイ捨てに関しては、駅周辺のマナーアップ清掃のたばこのポイ捨て本数についても話題に上がり、マナーアップ清掃を行っている2つの駅以外でも、ポイ捨ての本数の実態把握が必要ではないかという意見が出され、アプリシステムのような、できるだけ費用をかけない形で集計できるよう検討したいと答弁がありました。  また、ほかの委員から、たばこのポイ捨てで過料を取るという受動喫煙防止条例をつくってはいるが、実際は条例が機能しなくなるのではないかと懸念。過料を取らなくても済むような方法も考えてほしいと要望が出されました。 (パワーポイント)  続きまして、都市整備部について御報告いたします。  都市整備部の令和3年度決算額は52億 5,100万円余となり、前年度との比較では4億                                                                               2,800万円余の減となりました。  都市整備部では、都市景観、都市整備、地区整備、住宅対策、道路管理、交通対策など多岐にわたり審議され、都市整備部の審査の中で特に多く意見が出されました2つの項目について御報告いたします。 (パワーポイント)  都市計画管理事務費の審議の中で、調布銀座地区の開発事業や京王多摩川駅前の地区整備事業、柴崎のまちづくりとしての都市計画道路の整備、多摩川住宅ホ号棟の外周歩道のバリアフリーについてなど、各地域の整備事業についての意見が多く出されました。  京王多摩川駅の整備については、新設道路ができる東側は無電柱化し、南側及び西側の市道は道路の端に寄せると答弁がありました。  柴崎の都市計画道路については、連続立体交差事業の開発として整合性を図りながら、柴崎の北側の一部を先行取得したので、歩道の安全確保対応を進めながら行うとの答弁がありました。  多摩川地区整備に関しては、多摩川住宅ホ号棟の整備に併せ、多摩川沿い以外の歩道を下げるセミフラット化の整備を進めるということになっており、ほかの地区では、埋設物、水道、ガス、電気などの図上調査を行っているとの答弁があり、今後のまちづくりに期待する審議が行われました。 (パワーポイント)  道路維持費の審議の中で、道路陥没、空洞調査について活発な意見が出されました。令和2年10月18日、東京外かく環状道路本線トンネル工事現場において道路の陥没が発生し、相次いで地中での空洞が確認され、現在も対応が続いております。本年もトンネル工事とは異なる場所での小規模な道路陥没が発生しており、道路の安全確保について活発な質疑が行われました。  まず、現在行われている調査法と現状の質疑がありました。平成26年度からレーダーにより路面下の空洞を発見する路面下空洞化調査を行っている探査車が通れるところは一通り走った。ある程度、空洞箇所を把握し、そこを埋め戻し、安全な状態にするというサイクルで続けていると答弁がありました。  委員からは、調査結果をどう活用するかだ。従来の改修保全だけではなく、予防保全も考えるべきとの質問があり、行政からは、空洞調査による予防保全が重要であり、さらに陥没が起きてからの事後保全についてもLINE通報システムを活用し、迅速に対応したいとの答弁がありました。  さらに、陥没の原因は古い水道管などが挙げられるのではとの質問に、陥没の原因は、上下水道、地下埋設管路の破損に関わるものが34%と最も多い旨の答弁があり、中心的に調べる必要があるとの意見が付されました。  建設委員会の令和3年度一般会計歳入歳出決算につきまして、賛成多数にて決算認定と決しました。また、用地特別会計は、全会一致で認定されました。 (パワーポイント)  最後に、建設委員会に付託されました陳情、狭隘道路の整備に関する陳情につきましては、全会一致で採択されました。  御報告を終わります。  資料を終わります。  以上で建設委員会の議会報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○丸田副議長  本日は、議会報告会を御視聴いただきましてありがとうございました。  本日の報告会につきましても、これまで同様にアンケートの御協力をお願いいたしております。このままウェブから送信していただいても結構ですし、郵送やファクスなどでお寄せいただいても構いません。恐れ入りますが、令和4年12月18日までにお寄せいただけましたら幸いです。  今後につきましても工夫を凝らした分かりやすい報告会を目指してまいりたいと思っております。ぜひアンケートに御協力をいただき、御意見をお寄せくださいますようお願いいたします。  調布市議会が、より開かれた活気ある議会となるよう、議員一同、一層の努力をしてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  以上をもちまして、第16回議会報告会を終了いたします。ありがとうございました。   閉会