○事務局(宍戸)  それでは,時間にはちょっと早いのですけれども,皆さんおそろいになったということで,令和4年度第1回調布市立図書館協議会を開始いたします。  本日は,御多忙の中,御出席いただきまして,誠にありがとうございます。  初めに,御来場の皆様におかれましては,新型コロナウイルス感染拡大防止対策といたしまして,ソーシャルディスタンスの徹底と,開催中のマスクの着用をお願いしておりますので,御理解いただきますよう,よろしくお願いいたします。体調がすぐれない方や,気分の悪くなった方がいらっしゃいましたら,事務局まで遠慮なくお申出いただきますようお願いいたします。  また,今回は,Zoomを使用したオンライン会議を並行して実施しておりますため,カメラにて撮影を行っております。御了承ください。  開会に先立ちまして,当協議会委員の退任がございましたので,まず御報告させていただきます。松田恵子委員におかれましては,3月の末日をもちまして御退職されたということで,当協議会の委員を退任されております。よろしくお願いいたします。  続きまして,令和4年4月1日付けで図書館の人事異動がございました。その御報告と担当職員の紹介をさせていただきます。  初めに管理職です。4月1日に着任いたしました,教育部副参事兼図書館長の髙橋でございます。 ○髙橋館長  4月に図書館長に着任いたしました髙橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  主幹兼副館長の小池でございます。 ○小池副館長  小池です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  副主幹兼資料係長の長﨑でございます。 ○長﨑副主幹兼係長  長﨑です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  副主幹兼利用支援係長の海老澤でございます。 ○海老澤副主幹兼係長  海老澤です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  次に,係長職です。地域サービス係長の加藤でございます。 ○加藤係長  加藤です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  図書館サービス係長の河内でございます。 ○河内係長  河内です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  児童サービス係長の森でございます。 ○森係長  森です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  調査支援係長の野口でございます。 ○野口係長  野口です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  続きまして,事務局の紹介をさせていただきます。  まず,庶務係の吉田でございます。 ○吉田主事  吉田です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  本日,Zoomのカメラ操作を行っております庶務係の菊でございます。 ○菊主事  菊でございます。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  最後に私,庶務係長・宍戸と申します。よろしくお願いいたします。  次第に沿って進めていきます。  まず,図書館長の髙橋から御挨拶申しあげます。 ○髙橋館長  改めまして,こんにちは。4月から図書館長に着任いたしました髙橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  若干,私の自己紹介をさせていただければと思います。  私は,調布生まれ,調布育ちでございまして,調布市役所に就職したという職員でございます。当時住んでいましたのは,入間町という調布の中でも東側,狛江と世田谷寄りの地域でありまして,小学校は若葉小学校,中学校は第四中学校に通っていました。  若葉小学校のすぐそばには図書館の若葉分館もございまして,子どものころから授業中に図書館に出向いて本を読んだり,そのような活動も学校の中ではありましたし,学校のすぐ近くに図書館があったということで,『ズッコケ三人組』とか,そのようなものをよく読んでいた思い出があります。  今までは,教育部の中でも,どちらかというと学校教育の部署におりまして,当時,星野委員が校長先生をやっていらしたということでお付き合いをさせていただいていたり,進藤委員も親の会ということで様々な御意見をいただいたりということで,今までお世話になった方々とまた御一緒させていただきながら,図書館の運営,改善等に努めていければと思っているところです。  何分,図書館の職員については,図書館の仕事を長くやっている職員が多いものですから,私などはまだまだ新米でございまして,職員の意見を広く聞きながら,図書館の事業活動ですとか,職員に対して整備とか,そういったところに尽力してまいりたいと思っております。  この図書館協議会につきましては,そういった面で様々な御意見をいただきながら,図書館の活動をよりよくしていくというところで非常に重要な位置付けを持っている会議だと私も思っております。ぜひ忌憚のない御意見をいただければと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。   ○事務局(宍戸)  それでは,議題に入る前に,本日の資料の確認をさせていただきます。皆さん,お手元に資料の御用意をお願いいたします。  まず,資料1,「令和3年度第4回調布市立図書館協議会議事録(案)」です。  続きまして,資料2が「令和3年度調布市立図書館事業報告」。  資料3,「令和4年度調布市立図書館事業計画」。  続きまして,資料4,A4ぺらの紙です。「図書館電算システム更新の進捗状況について」。  次が同じくぺらのA4の紙で,資料5,つげ義春展「つげさんの『調布巡礼』(仮題)」について。  続きまして,資料6がピンクの冊子になっております。「図書館だより2022春No.262」。  続きまして,青い小さい冊子になっています。資料7,「1年生にすすめる本2022年3月」。  資料8です。やはり小さい冊子で緑のもの,「子どものほん」。  資料9ですが,A4横の紙,じろが写っている「ちょうふすごろく」。  また本日,報告事項が1件追加されておりますので,式次第と資料10を机上に配付させていただいております。本日,Zoomにて御参加いただいております委員の皆様におかれましては,後日資料を送付させていただきます。  資料自体は以上ですが,すべておそろいですか。過不足,乱丁,落丁等ありましたら挙手をお願います。――すべておそろいのようでしたら,野末委員長に進行をお願いしてもよろしいでしょうか。 ○野末委員長  改めまして,皆さん,今年度もよろしくお願いいたします。  コロナも落ち着いてきたと言っていいのかちょっと分からないのですけれども,とはいえ,感染者は相当数出ています。  ただ,以前のように,深刻な状況になるということはもう聞かなくなっているので,どのように付き合っていけばいいかということがちょっとずつ分かってきたのかなと理解しています。全国の大学や学校や公共の図書館も,どういう形で運営すればいいかということが大分見えてきたような印象を持っています。  年度が変わりまして,髙橋新館長を迎えて,新しい体制で進めてまいりたいと思います。忌憚のないところを皆さんに御意見いただきながら進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは,最初に定足数の確認をお願いいたします。本日の出席委員について,事務局から御報告をお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  それでは,本日の定足数の御報告をいたします。  本日,御出席されている委員の皆様9名様と,Zoomで参加されている方2名様,ただいまの時点で11名出席されておりますので,調布市立図書館条例施行規則第17条第1項の規定により定足数に達しております。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。定足数に達しているということですので,このまま引き続き進めてまいります。  審議に先立ちまして,本日の案件について非公開とすべき議題があるかどうかをお諮りいたします。議題を御覧いただくとお分かりのとおり,特に非公開とする理由はないと思われますが,御異議はございませんでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。では,異議ないものと認めて,このまま進んでいきたいと思います。  本日の傍聴希望者の有無について,事務局からお願いします。 ○事務局(宍戸)  御報告いたします。  本日,傍聴の希望者はいらっしゃいませんでした。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。希望者はいらっしゃらないということなので,このまま会を継続して審議に入ってまいります。進行によりますけれども,本日も中程で一度換気の時間を取るようにいたしたいと思います。  では,議題第1号「令和3年度第4回調布市立図書館協議会議事録(案)の承認について」です。こちらの資料は,事前に開催通知と併せて我々委員は送付を受けております。皆さんには御確認いただいているかと思いますが,お気づきの点,修正を要する点がありましたら御発言をお願いいたします。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。それでは,この後,事務局は署名の手続を進めていただければと思いますが,前回の署名が松田委員だったのです。松田委員は,先ほど報告がありましたけれども,御退職に伴って退任という形を取っておりますので,代わりに私が署名をするということで代えさせていただきます。  では,議題の第1号は以上でございます。  続きまして,議題第2号「令和3年度調布立図書館事業報告について」です。こちらは髙橋館長からお願いいたします。 ○髙橋館長  それでは,私から令和3年度調布市立図書館事業報告について説明させていただきます。資料番号2番をお願いいたします。おめくりいただきまして,1ページに事業報告の概要を記載しておりますので,御覧いただければと思います。  上段のところ,調布市立図書館は,中央図書館及び10の分館から成る図書館システムを構築し,いつでも,どこでも,だれでも気軽に利用できる図書館を目指して活動しているところでございます。  一方で,2段落目以降に記載しておりますが,令和3年度も新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして,図書館は令和3年4月28日から5月11日までの緊急事態宣言期間中は,午前9時から午後5時まで中央図書館及び分館とも所定のカウンターで予約資料の貸し出し事業のみを実施したところでございます。  その後,宣言が延長となりまして,5月12日から31日までは,利用時間を30分以内,座席の使用を不可という条件で,午前9時から午後5時までを開館ということで,部分的に事業を拡大したところです。  その後,6月1日からは通常開館に戻しましたが,リバウンド防止期間開始となった10月1日から24日までは1時間以内の利用をお願いし,基本的対策徹底期間となった同月25日からは,利用時間の制限を行わずに,通常の開館といたしました。  こうした運営に併せまして,感染拡大防止のため,おはなし会,各種講座,講演会等の事業を中止せざるを得ない状況となりましたが,その中でも実施することができた事業も多くございました。  2ページから9ページにかけまして,図書館の各事業の実施結果を記載してございます。表の右側など網掛けをしている部分は,感染症対策のため中止した事業となってございます。  それでは,事業の主なものについて若干御紹介いたします。  2ページの大きな2番の児童サービス関連事業におきましては,第3次調布市子ども読書活動推進計画に基づきまして,記載の乳幼児向けブックスタート事業を初め,3ページ,4ページに記載のとおり,乳幼児,小学生向けのおはなし会や,児童館や子ども発達センターなどへの出張おはなし会,それから小・中学校との協力事業など,一部中止した期間などはありましたが,記載のとおり実施することができました。  4ページの大きな3番,調査支援サービス関連事業におきましては,記載の「まちゼミ」支援の展示。  それから,5ページに記載の映画のまち調布シネマフェスティバル関連として,出張映画資料室やコラボ展示などを実施いたしました。後ほど野口係長から詳しく報告させていただきます。  それから,5ページ,大きな4番,利用支援サービス関連事業におきましては,点訳者養成講座を一部通信学習ですとか,リモート研修にするなど工夫をしながら実施することができました。  それから,6ページであります。大きな5番,ボランティア関連事業,大きな6番,地域情報化関連事業につきましては,残念ながら中止となりましたが,7番,成人対象事業におきましては,文芸講演会や読書会,俳句大会などの多くの事業を実施することができました。  最後に,9ページをお願いいたします。大きな9番,令和3年度図書館利用状況につきましては,コロナ禍においても工夫をしながらサービスの提供をさせていただいた結果,令和2年度と比較いたしまして,登録者数,予約数,貸し出し冊数ともに増加し,貸し出し冊数は約45万冊の増となる239万冊余となりました。  令和4年度もコロナ禍という状況はいまだ続いておりますけれども,市民の学習拠点としての図書館の役割を果たすべく,サービスの向上や利用者の増に努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございました。それでは,昨年度の活動の振り返りということになろうかと思いますが,皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。挙手にてお知らせください。いかがでしょうか。どんなことからでも。進藤委員,どうぞ。 ○進藤委員  前回オンラインで参加させていただいて,御挨拶をしていなかったので,ちょっとだけいいですか。  社会教育委員の会議から推薦されて出ております進藤美左と申します。私は,真ん中の子に障害がありまして,調布心身障害児・者親の会の会長をしております。そこから出ているわけではないのですけれども,ハンディキャップサービスなどに大変興味があります。5年ぐらい前,図書館協議会にも出ていたのですが,菊池さんとバトンタッチで推薦されて,また出てまいりました。今後ともよろしくお願いいたします。  昨年度の事業について1点お聞きしたいのですけれども,4ページ,2番の最後,小・中学校との協力事業です。調布特別支援学校ではおはなし会等実施されていると思うのですが,市内の特別支援学級ではそういう活動をされていないのか。または,例えば布絵本をお貸ししているとか,そういうことがあるのかをお聞きしたいと思います。 ○野末委員長  ありがとうございます。森係長,お願いします。 ○森係長  市内の特別支援学級については,学校からもし依頼があればおはなし会などはすると思うのですが,特に今のところ,そういった御要望がないので,あれば行うというところです。 ○進藤委員  私が前にこちらに出ていたころは,コロナなどかけらもないころだったのです。そのころはやっていたか,またはこちらに来ていただいていたという特別支援学級の方向けの何か取組があったように記憶しているのですが,それはコロナだからなくなってしまったということなのでしょうか。最近はないということなのですね。 ○森係長  それに向けて特に何かをするということは,学校からも依頼がないのでありません。コロナ禍で,学校の児童が団体で図書館に来られないという状況が続いておりまして,特別支援学級だけでなく,ガイダンスで小学3年生が図書館に来るのですけれども,そういったところも図書館に来られなくなり,学校も授業数の関係で忙しくて,こちらから出張へ行くのも学校の事情でなかなか難しいことがあり,そういった事情で回数は減っているのかなと思います。 ○進藤委員  以前は3年生の中に入ってくるのではなくて,学級だけで来て図書カードを作ることもあると聞いていたのですが,移動してこちらに来ていただくのも難しくなっているのだと思うのです。図書館と縁があまりなくなってしまうのがとても残念だと思います。感想だけしかないのですが。 ○森係長  学校もプログラムが組みにくい状況があるのかなとは感じています。 ○進藤委員  ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。行くことはできますということだけでも伝わっているといいなと思います。  ほかにいかがでしょうか。――私からよろしいですか。コロナの問題は非常に大きいと思うのですけれども,最終ページにある利用状況の部分です。昨年度に比べて今年度貸し出しが増えたのは,皆さんの印象でも構わないのですけれども,滞在するよりは借りて帰るという利用の仕方が増えているということでしょうか。それがこの数字に表れているという解釈で合っていますかということを都度お伺いしたいのです。河内さん。 ○河内係長  滞在してゆっくりお座りになって本を読んだり,調べたりという方はもちろん今もいらっしゃるのですが,大多数が予約をなさったり,お目当ての本をさっと借りてさっと帰っていくという利用に皆さん変わっているのかなと思います。  今年のゴールデンウィークや土日なども,お子さん連れの方がすごく増えていて,とてもたくさん借りて帰られるのですが,昔に比べると,長くいて,ずっとお母さんが読み聞かせをしているというよりは,ある程度選んだら帰っていくという印象があります。分館の利用も予約をして,予約の本を借りて帰るという印象です。 ○野末委員長  利用者がコロナに対応した使い方を工夫しているという感じがします。ありがとうございます。  ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○野口委員  4ページの3番で,「まちゼミ」支援というのが挙がっているのですけれども,これ,もしかしたら調布ではおなじみなのかもしれませんが,「まちゼミ」という取組がどういうものなのかを教えていただけますでしょうか。 ○野末委員長  ありがとうございます。そう言えばそうかもしれないです。最近「まちゼミ」の話はあまりしていないかもしれないので。では,野口係長,お願いします。 ○野口係長  こちら,市役所産業振興課主催の講座ですけれども,商店街の方たちが自分の得意な分野でちょっとした講座を開かれるというようなところで,図書館の協力としては,その講座内容に合わせた本の紹介のリストをお作りして,支援しているところです。 ○野末委員長  ということになります。松澤委員,補足されますか。 ○松澤委員  私は商売をやっているもので,「まちゼミ」に参加したことはないのですけれども,何年か前からいろいろな商店主さんが講座をやるのです。自分のお店でやったりしてもいいのですけれども,それは商売に直接結びつくものではなくて,趣味のお話であったり,いろいろな話をしてお客さんに来てもらう。無料でやるのですけれども,材料がかかる場合は材料費を取るのですが,そうやって一人でも多くの方に商店街に足を運んでもらうという意味でやっていて,その中で必要な資料として,図書館さんで本を貸していただいたりという形でやっていると聞いております。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。野口委員,ということなのです。 ○野口委員  分かりました。すごく面白そうな取組だなと思いまして,ある種のビジネス支援にもつながっていく可能性を秘めていると思いましたので,またほかの展開も見られるといいなと思いました。ありがとうございます。 ○野末委員長  どうぞ,お願いします。 ○小池副館長  今,ビジネス支援という言葉が出たので,補足ですけれども,もともと「まちゼミ」を7~8年前ぐらいから取り組んでいる人たちがいて,それを調布でもやろうという話になった。そのときに,さっき松澤委員がおっしゃったように,今までは商店主さんが自分のお店の商品のこととか,サービスとか,自分の趣味のことを語ってまず呼び込みができるのではないかというのをやっていて,そこに図書館とコラボしたらいいのではないかという話が起こりました。  それはなぜかというと,ビジネス支援ということで,図書館が絡んだほうがいいという話を十何年やってきているのですけれども,その中にこういう取組に図書館も絡んでいくと面白いのではないか。それは何かというと,図書館には資料があるからと。図書館の資料をゼミの中に持ち込んだら役に立つだろうということで発案があったので,調布でまずやってみたと。  実は調布がやる前に,ほかの図書館もやっていたことがあるのですが,そこで図書館も絡むようになってきて,コロナのことがあって中断していたけれども,ほぼ毎年一,二回ずつはやってきているというのが経過です。  今,タイトルを正確に申しあげられませんけれども,このことについては本が2冊ぐらい出ています。「まちゼミ」で検索すると関連本が出てきますので,もし御関心があるようでしたら,それを御参照いただければなと思います。その本の中には,調布の図書館とのコラボも先行事例として紹介されています。  取りあえず以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。たしか毎年チラシを配っていますね。趣味のものとか結構面白いのがあります。  ほかにいかがでしょうか。      (「なし」の声あり)  それでは,後で戻っていただいても結構ですので,いったん先に進むこととさせてください。ありがとうございます。  それでは,議題第3号に移ります。「令和4年度調布市立図書館事業計画について」です。今度は今年度の話ということで,髙橋館長からお願いいたします。 ○髙橋館長  それでは,引き続き私から,令和4年度調布市立図書館事業計画につきまして説明させていただければと思います。資料3をお願いいたします。  事業計画案をめくっていただきまして,1ページから4ページに,事業計画を立てる上での基本方針を記載してございます。この方針につきましては,毎年大きく変わることはございませんが,懸案事項等ございましたら,その点を書き加えるなど,随時更新をするものとなってございます。  なお,令和4年度の計画におきましては,令和3年度に引き続きまして,1ページの下段のところに,新型コロナウイルスへの対応に関する記述を盛り込んでございます。  1ページ上段に記載のとおり,調布市立図書館は,これまで社会状況の変化や,それに伴う法令等の整備など,新たな課題へ対応していくことを前提としながら,1ページの中程にあるとおり,中央図書館及び10の分館から成る図書館システムを構築し,先ほどの事業報告でも申しあげましたが,いつでも,どこでも,だれでも気軽に利用できることを基本に運営を行ってきております。  また,図書館の役割として,地域の情報拠点としての役割を果たすとともに,市民の知る,学ぶ場としての図書館機能が充実するように,本を貸し出す,あるいは閲覧していただくだけでなく,様々なサービスや事業を展開しております。  そのため,2ページから4ページにかけまして記載しておりますように,図書館運営体制,図書館資料の提供,図書館資料の収集・保存,児童サービスの充実,調査支援サービスの充実,利用支援サービスの充実,分館を中心とした地域サービスの充実,市民の身近な図書館としての事業の充実等々,以上9つの観点から方針を掲げまして,方針を具現化する主要な事業について,5ページ以降に記載している造りとなっています。  この2年程でございますが,新型コロナウイルスの影響もございまして,先ほどの事業報告でも触れましたが,活動の自粛を余儀なくされ,計画したとおりに事業が実施できている状況ではございません。  令和4年度につきましても,先行きが不透明な面もございますが,この2年間で得たノウハウなども生かしつつ,状況に応じて工夫を凝らしながら,この事業計画に基づきます運営や事業等に取り組んでまいりたいと考えております。  令和4年度におきましては,例年にない新たな取組等を予定しております。まず御紹介させていただきますが,計画案の10ページ,(9)番でございます。つげ義春展の開催とございます。こちらは,調布在住の漫画家・つげ義春氏の功績を顕彰して,市民に広く紹介する展示事業を実施するという内容でございます。こちら,後ほど報告事項の中で,その概要につきまして,もう少し触れさせていただければと思います。  次に(10)番,施設整備の関係でありますが,染地の分館が地域福祉センターの改修工事などに併せまして,老朽化対応の大規模工事を行わせていただくということでございます。佐須分館につきましては,今年度,改修工事に向けた設計を行う予定となっております。  最後に,11ページのところ,(11),図書館電算システムの更新でございますが,現在使用しております図書館業務の根幹となる電算システムや機器の更新を行う予定となっております。  さらに,次の(12)番,高架下資料保存庫の資料運搬・保管でありますが,中央高速道の耐震化工事に伴いまして,その高速道の下にある図書館の資料保存庫が今後除却される予定となっております。今年度内にその倉庫に保管している書籍や資料等を民間の倉庫会社へ委託して運搬,別に保管する予定とさせていただいております。  簡単でありますが,説明は以上となります。 ○野末委員長  ありがとうございます。今度は今年度の計画についてでございます。では,委員の皆さんから御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。どなたからでも,何からでも結構です。稲留委員からお願いします。 ○稲留委員  10ページ,(9)番のつげ義春展の開催です。面白そうな話ですけれども,私,実は公民館にも顔を出しているのですが,そちらでもいろいろな展示会をやっているのです。せっかくこれだけやるのでしたら,例えば公民館とも連帯したり,そういった広がりを考えるようなことをなさってもよろしいのではないかと思って,できるかどうかは別として思い付きましたので,発言させていただきました。 ○野末委員長  ありがとうございます。館長,コメントなさいますか。 ○髙橋館長  展示事業の細かい内容については,まだ決定していないところもあるのですけれども,図書館だけでできるものと,例えばこの会館を管理している財団さんですとか,公民館みたいな関連施設などとも,どこまで連携ができるかというところも含めて,今いただいた御意見を参考にしながら,企画展の内容についてはこれから詰めていきたいと思っております。ありがとうございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。ぜひ連携をうまく進めていただければと思います。進藤委員,お願いします。 ○進藤委員  コロナになってから3年目ということで,もう既にこの質問をされていて,お答えいただいているものかもしれないと思うのですが,ブックスタートについて,乳幼児健診が一部,かかりつけのお医者さんでやってもいいとなっていて,集団健診に来ない方がいらっしゃると聞いています。今後,それはそのままなのか,それとも集団健診の場でこういう取組をされる方向になっているのか。つまり,ブックスタートで配布している本の数が減っているのかということを伺いたいのです。 ○野末委員長  ありがとうございます。つまり,集団でない形の健診への対応ということですね。これは森係長からでよろしいでしょうか。 ○森係長  ブックスタートでお配りしているものは,主に健康推進課の方から依頼いただいて配布させていただいております。配布の数については,特に減っているという印象はないです。ただ,個別で健診していることは知らなかったので,今後どうなっていくかですが,もしそういった場合は,健康推進課を通じて広く配布ができるといいかなと思います。 ○進藤委員  集団健診に来るかは選んでもいいと思うのですけれども,これがなくなってしまうともったいないとかねがね思っていて,どうなっているのかなと思っています。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,今年度,そこも少し確認していただけるといいかなと思います。なるほど,個別でもいいとなっているのですね。  ほかにいかがでしょうか。――では,私から1点だけ。冒頭の方針の最後に,新型コロナのことは今年度も当然うたわざるを得ないと思うのです。それに対応して,具体的に,今年度コロナ対応だから何か特別なことをするとかということがあるのかどうかということです。つまり,割と平常運転に近づいてきているのか,まだ特別な体制をしいて,特別な準備をする状況にあるのかということ,ちょっと雑駁な質問ですけれども。髙橋館長,お願いします。 ○髙橋館長  今,まさに今週末まで東京都のリバウンド警戒期間が設定されていて,その後,それが解除になるのか,改めてまた延長になるのか,予断が許される状況ではないかと思いますが,社会的には,通常に戻そうという動きが非常に大きくなってきているのかなと感じております。  ただ一方で,感染者数も下がってはいるけれども,下げ止まり感も出ているみたいなところもありますので,先行きの見通しをしっかり持った中で,こういう対応しようというはっきりとした打ち出しができない難しさなども感じているところです。  可能な限り,リバウンド防止期間が解除されれば,今,図書館の中でも座席を間引きしたり,一つずつ空けて座っていただく取組などもしているのですが,そういったところは少しずつ解除していく方向かなと思います。  その一方で,感染がまた拡大して,いろいろな制限が加わってきますと,昨年度からもそれに柔軟な対応という形で,今回このようなZoomを使ったハイブリッドの会議運営もその1つであろうかと思いますけれども,そういったところを柔軟に対応できればいいなと思っているところです。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。予断を許さないと言えば許さないので,昨年度の報告の中で実施できなかったものもあるわけです。今回はよくても,また今後,同様の状況があることも考えられるので,代替手段というか,どういった形で実現が可能になるのかということも,少し長期的な視点で考えておいていただくといいかなと思います。  今回,この会議もこうやってハイブリッドでできているわけです。例ですので,そうしてほしいというわけではないのですけれども,利用者懇談会も試しにZoomでやってみようかとか,そういったことも,図書館に限りませんが,もしかすると,これから世の中としてそういう対応が求められる時代が来るかもしれないので,そういったところを選択肢の中で考えておいていただければなと思います。 ○髙橋館長  職員からもいろいろ話が出るのですけれども,マスクの着用についての利用者の方の意見といいますか,個人個人のお考えも様々出てきているようでして,我々としては,利用者の方にはマスクの着用をお願いしているところですが,途中で外される方もいらっしゃいますし,それに対して,直接その方に注意できないから職員に注意してほしいという懸念をされる方もいて,利用者の方々の気持ちも1つにまとまっている感じでもないので,社会的にコロナのこれからの生活様式を,今まで制限された生活が慣れてきている中で,それをまたどう戻していくのかというのも1つ難しさを感じている部分ではあります。 ○野末委員長  マスクはなかなか難しい問題です。過渡期かなと思います。ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。  それでは,もしありましたら,後ほどでも戻っていただいても結構ですので,この議題をいったんここまでにしたいと思います。  手元のメモには,そろそろ休憩を入れることになっています。ここで換気のための休憩を挟みます。どうしましょう,2分ぐらい,3分ぐらい? ○事務局(宍戸)  5分でいいですか。 ○野末委員長  分かりました。では5分で。あの時計で55分再開でまいりましょう。では,換気のために休憩をさせていただきます。      (暫時休憩) ○野末委員長  それでは,再開したいと思います。  では,引き続き議題4,報告事項に移ってまいりたいと思います。4の報告事項のア「次期図書館電算システムについて」です。小池副館長からお願いします。 ○小池副館長  資料4をお願いいたします。図書館電算システム更新の進ちょく状況でありますけれども,先ほどの事業計画でも触れておりますが,次期電算システムということで,今準備を進めています。3年前にも一度,この話題をしたかと思うのですけれども,そのときは,更新を去年10月に計画していますというお話をしたかと思います。新型コロナの流行だとか財政状況を加味しまして,この9月まで1年間延長することにしています。今年度は,改めて更新をかけようということでやっているところですけれども,大きく3つ紹介したいと思います。  今回導入を予定するのは,現在使っているシステムのバージョンアップみたいなものと考えております。引き続き同じものを使うと考えていただいて結構かなと思います。  変更点といいましても,現在使っている機能は基本的に継続できる予定でおりますので,今職員が使っているほう,また利用者が使っている部分についても基本的には同じでいく予定です。ただ,新規として,ほぼ内部的な話ではあるのですけれども,書影の表示をしようとか,アクセスログの解析やQAボットの導入,機械朗読の導入,読書相談の導入,ビデオ会議・チャットシステムの導入などを予定しているということです。  少し細かく申しあげると,書影とは何かというと,本をオンラインで買ったりする人を見たことがあるかと思うのですが,今,インターネットで何か検索をすると,本の表紙みたいなものが見えることがあると思うのです。あの情報が,今調布の図書館のシステムでは表示できていないのですけれども,あれが表示できるようにしていきたいということで今考えています。これは,図書館の中にある端末からも,御自身でインターネットを見ていただくときにもということです。100パーセントということはないのですけれども,なるべく表示したいと。業界用語かもしれませんけれども,書影と呼ばれています。表紙絵と言ってもいいかもしれないです。  それから,アクセスログというのは,内部的な話ですけれども,ホームページにどのように利用者がアクセスしてきているかということを解析するソフトを入れることで,どんな時間帯に,どの辺りから接続してきているかとか,同じホームページの中でも,これを見たら次にどこに行っていると。逆なのです。このページに来る前にどこにいたかというのを見ていくということで,ホームページの構造が適当なのかどうかを分析できるということです。  QAボットは,最近,AIお問い合わせみたいなのがよくあります。最近,人が応対しないで,聞きたいことはまずここに書き込んでくださいというと答えてくれるようなシステムです。これも図書館の利用について,例えば図書館が閉まっているときは電話応対できませんけれども,ある程度のことは応対できるようになるとか,そんなことを今考えているということです。  あと,機械朗読というのは,実際に使えるかどうかはあれですけれども,本の漢字仮名交じりではなくて,本当にテキストデータがあるものがあれば,それを音声合成で読みあげるソフトがあるので,それを導入してみようということです。今のところテスト的というか,青空文庫とか著作権フリーみたいなものがあるので,それは使えるということですが,仮に調布の図書館でやるとすれば,調布が持っている資料で著作権処理的な部分で問題がないものをやってみるとか,さっきのQAボットではないですけれども,図書館の利用案内を読み上げるとか,そういうことができるのではないかと考えています。使い方を今研究しているところです。  あと,読書相談というのは,図書館で職員が利用者からのお問い合わせに答えるときに,どのように調べたらいいかということを支援するようなシステムでということです。  あと,ビデオ会議・チャットシステムというのは,分館とかあちこちに職員,スタッフがおりますので,そこでの会議ができるようなものを今導入しようかと考えているところです。今調整を始めているところです。  あと,今の段階では,10月を切替えのタイミングと考えていたのですけれども,今,本当に物の調達ができないということで,パソコンにしろ,何にしろ,なかなか手に入らなくなってきているので,少し後ろ倒しで,今度の1月を目標に今準備を始めているところです。  説明としては以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。ずれ込んでも今年度中ですものね。電算システムの更新について,御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。――では,私から。最後のところですけれども,調達が難しいので,ちょっとずつ後ろにずれていると。あちこちからそういう話を聞くのですけれども,厳しいですか。 ○小池副館長  パソコンのたぐいが難しいと言われています。いわゆる半導体不足もあるでしょうし,いろいろなものの部材が流通しなくなっているのは新型コロナのときからずっと言っていて,ニュースで見ていてもなるほどなと思いますけれども,そういうことが一番の原因のようです。どこかで組み立てるための部品が集まらないとか,出来上がったものを輸送することができないとか,そういうことが一番大きいようです。  調布の図書館は端末を140台ぐらい使っている。実は結構な台数のパソコンを持っているので,それを集めるのが結構大変ということです。 ○野末委員長  何を気にしたかというと,これをうまく1月でいければいいですけれども,またずれ込むのではないかという懸念もあるかもしれないしということと,時期がずれても業務に支障は出ないかというのをお伺いしたかったのです。 ○小池副館長 1月に目標を定めているのは,今使っているOSの関係もあって,逆に言えば1月がリミットですので,そこで切替えが行われるのは,ある意味必須になっています。  仮に,そこでも何台か間に合わないということがあれば,後から入ってくる分,業務に支障があることは当然想定されますが,今のところ何とか集めようかなというところでは努力しているところです。 ○野末委員長  分かりました。ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。お願いします。 ○稲留委員  無知をさらけ出すようですけれども,私は図書館電算システムをほとんど知らないのですが,昔の図書カードみたいなものはないわけですね。 ○小池副館長  はい。 ○稲留委員  もう一つは,借りに来る人にカードを出していますけれども,それも全部ファイル化されているということなのでしょうね。 ○小池副館長  おっしゃっているカードというのは,1つは目録ということで,本があるかないかとか,そういうのを調べるのは全部コンピュータで処理できるので,それは使っていません。  それから,2つ目の利用カードは,お一人お一人に1枚ずつお渡しするのは変わらないです。これが将来どうなるかというのは,もちろんいろいろな議論があって,マイナンバーカードに統一したほうがよろしいのではないかとか,そういうのもあって,幾つかの図書館では実際始まっていますけれども,いずれにしても,図書館固有の番号を作っておかないと,事実上管理ができないので,何らかのカードかどうかあれですが,その人に図書館用の利用番号を渡すというのは必要になっていきます。今のところ,それをほかのカードと一緒にすることは考えていないですけれども,もしかしたら,そういうことも起こるかもしれないということです。 ○稲留委員  その関係でもう一つですけれども,例えば私が時々借りていると。そうすると,稲留個人が借りたという記録は当然持つわけですね。つまり,AさんならAさんという個人がどういう本を借りたかというのはデータとして残るのだけれども,残しているのか,残してはいけないものなのか。ただ,実際に期日の管理などは,そういうシステムのお手伝いをして借りないと面倒くさいですから,そういうのは多分おやりだと思うのですけれども,その辺も教えていただけたらと思います。 ○小池副館長  図書館の考え方としては,借りている間はだれが借りているかが分からないと,今おっしゃったように,例えば返してくださいとか,そういう連絡をするために絶対必要なことなので,借りている間は情報が分かるようにします。お返しになったらば,借りた本が何だったかというのは全部消してしまいます。  サービスとしては,読書記録ということで自分で設定しておいていただければ,自分の借りた本を確認することはできるようにしていますけれども,図書館から調べることはできないようにしています。 ○稲留委員  個人情報の関係ですね。 ○小池副館長  そうです。個人情報,読書の秘密を守るということです。 ○稲留委員  ありがとうございました。 ○野末委員長  ありがとうございます。だれがどんな本を読んだのかというのは,大きく言うと思想・信条の自由に関わることなので,利用者自身が希望した場合で,かつシステム上可能な場合を除いては,全国どこの図書館でも,返却になった瞬間にその記録は消える。図書館の人はそれを調べることはできないということになります。しかも,今何を借りているかということですら,捜査令状がない限りは,だれが来ても開示しない,御家族でもしないというのは,多分全国的にそういう運用になっていると思います。非常に重要な論点だと思います。ありがとうございます。 ○乙竹委員  本の検索ですが,書名で検索する場合,本と全く同じ名前でないと出てこなくて,「ありません」という表示になるのですけれども,全く同じでなくても,大体関連しているものがぱっと出てくると索引しやすいと思うのですが,その辺……。 ○小池副館長  今度のシステムで,利用者が使うほうには,こういう本ですかというサジェスチョンを出す機能はないのですが,さっき申しあげた読書相談の導入には,そういうあいまい的なものも少し入れられるかなということでは聞いていますので,その技術を使えば,おっしゃっているところが出てくる可能性はあります。  よく言われるのが,自分が思っている本の名前と,図書館が思っている本の名前が微妙にずれていると,機械は正直なので,一致していなければ「ありません」と言ってしまいますけれども,微妙にずれているものを,人の間違いの傾向から,これではありませんかと出すことは技術的には可能なので,恐らくそういうことはできていくのだろうと思います。若干入ってくるかもしれませんけれども,今回はそこまで思い切った改善はしていません。 ○乙竹委員  分かりました。 ○野末委員長  ありがとうございます。表記の揺れみたいなものはある程度吸収しているわけですね。 ○小池副館長  表記の揺れは,もともと目録の中で起こることだから,今はやりの言葉で言えば検索エンジン,索引の取り方と言語処理をどうしていくかで,内側ではやっています。異体字もある程度は検索するようにしていますけれども,完全ではないです。そこは図書館で目録の世界です。 ○野末委員長  あとは言語処理の世界ですね。「シミュレーション」と「シュミレーション」とか,そういうところはある程度吸収していると思います。ありがとうございます。  ほかにいかがでしょうか。補足しますか。 ○河内係長  できれば,皆さんからグーグルのように書名を入れると,「もしかしたらこちらではないですか」という表示が出ませんかと聞かれるのですが,図書館には古くからの本がいっぱいあって,古いデータがすべて整備されてきていないので,「こんなもの」というのにぴったりのものを結びつけにくいです。ホームページのトップ画面の「かんたん検索」という大きな枠があります。そちらになるべく切った単語を入れていただきますと,アンド検索をしてくれます。書名をだらだらと入れますと,「○○が」なのか,「○○で」なのかが覚え間違いでうまくヒットできないのですけれども,かんたん検索の中に覚えている単語を入れていただくと,そこからシリーズ名でしたり,本タイトルでしたり,そういうところから当てはまるものをヒットさせてくるので,ヒットするものが多くなると思います。是非お使いいただければと思います。 ○野末委員長  ありがとうございます。検索の問題はなかなか難しくて,ちょっとだけ雑談になりますけれども,自分の大学の研究で,AIを使って検索したらどうなるかというのをやっているのですが,うまくいくケースとうまくいかないケースがあって,我々が思うとおりにAIが判断してくれるところまではまだいっていないです。ですので,今,河内係長からあったように,我々がちょっとした工夫でカバーするほうが,今のところは少し効率がいいかなという感じがします。雑談でした。ありがとうございます。  ほかはいかがでしょうか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございました。では,いったんこの議題を終了として,次に進みたいと思います。  それでは,以降,報告事項がイからクまでございますので,3つずつに区切って報告をいただいて,御意見,御質問をお受けするという形にしたいと思います。以降6つあるので,3,3に分けていきたいと思います。  まず報告事項のイ「つげ義春展示会「つげさんの『調布巡礼』」について」です。こちらは髙橋館長からお願いします。 ○髙橋館長  それでは,私から令和4年度の事業でございます,つげ義春展の概要について説明いたします。資料番号5番をお願いいたします。  つげ義春氏につきましては,令和2年,2020年2月にフランスで開催されたヨーロッパ最大の漫画の祭典「第47回アングレーム国際マンガ祭」で特別栄誉賞を受賞された漫画家の方であります。  右下の囲みのところに,本年4月5日の市報に記載させていただいたところでございますが,今年の3月には文化庁の機関である日本芸術院の会員に選出されるなど,作品の芸術性が内外で高い評価を受けていらっしゃるという方でございます。  調布市立図書館では,漫画につきましては,重要な文化としてとらえておりまして,平成7年から本格的に収集を開始しているところでございますが,特に調布市ゆかりの作家につきましては,重点的に収集をさせていただいておりまして,つげ義春氏につきましても,その主要な作家の1人ととらえてございます。  つげ氏は,長年調布市にお住まいの方で,調布を舞台に描かれた作品も多くあるということ。それから,調布をロケ地として映画化された作品もございまして,「映画のまち調布」とも親和性の高い作家でございます。よって,調布在住の漫画家・つげ義春氏の功績を顕彰するとともに,市民に図書館で収集しておりますつげ氏の資料等,幅広く紹介する展示事業を実施していきたいと考えてございます。  展示会の会期等につきましては,記載のとおり1月ということでございまして,その会期に向けてこれから準備を進めていく予定をしているところでございます。  説明は以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。続きまして,報告事項のウ「『図書館だより2022春No.262』」について」です。河内係長からお願いします。 ○河内係長  資料6番を御覧ください。図書館だより2022年春号,No.262号について御報告いたします。  今回の号の特集は,ヤングアダルト向けのサービスの御案内です。調布市立図書館では,中高生に向けて様々なサービスを行い,利用促進を行っております。例えば,毎年,「キラリ! 輝く1冊 中学生にすすめる本」というお勧めの本のリストを作成し,市内図書館で配布しております。  また,中学生の記者が編集する中学生向けの小冊子「ぶちねこ便」を毎月発行しております。この冊子は,昭和59年から続いているものです。  また,ヤングアダルト向けの資料展示も各館で行っております。中高生だけではなく,大人の方の利用も増えております。  「図書館だより」は,そのほかにも令和3年度子どものほんに親しむ会や利用者懇談会の報告,関口宣明氏執筆の「郷土の歴史と伝承」の掲載もあります。  コロナウイルス感染拡大の影響で,令和2年度ほどではありませんけれども,様々な制約があった令和3年度でしたが,各館で工夫をしながらイベントなども行いました。その様子も小さくではありますが,掲載しております。  市内図書館ではバックナンバーも配布しておりますので,よろしければお持ちになってゆっくりと御覧ください。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。続いて,報告事項のエ「『1年生にすすめる本』について」です。森係長からお願いします。 ○森係長  資料7となります。こちらは毎年4月に,市内の公立小学校に通う1年生全員に,学校を通して配布しているリストになります。過去,図書館でもこちらに掲載した本の展示などをしており,毎年よく借りられているものとなります。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,イ,ウ,エの報告事項について,皆様から御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  私としては,じろの小さいのが親子だと思っていたら,親子でなかったことがこれで分かって,なかなか衝撃を受けております。  もし何かありましたら,戻っていただいて差し支えありませんので,いったん先に進むことにしたいと思います。  引き続いて,報告事項のオ「『子ども読書の日』」の取組みについて」です。同じく森係長からお願いします。 ○森係長  「子ども読書の日」が4月23日になっておりまして,そちらの日の取組として,まず資料8,「子どものほん」というリストを発行しております。こちらは幼児,低学年,中学年,高学年向けと4種類ございまして,掲載されている本を各図書館の館内で展示しております。リストは毎年発行しているものですが,前年に発行された本の中から図書館でお勧めしたい本を選んで紹介しています。  あわせて,資料9,「ちょうふすごろく」というのを子ども読書の日の取組として館内で配布いたしました。こちらは令和2年度に作成したものでして,作成したきっかけが新型コロナウイルスの感染拡大で,そのときに図書館の事業が中止となったり,縮小となっておりまして,その代わりということではないのですけれども,自宅で子どもたちが楽しく遊んだり,学んだりできるように,こちらのすごろくを作成して,ホームページで公開したものとなりまして,今年度,館内で配布したというものになります。  今回,こちらの協議会では配布しておりませんが,すごろくに載せた各名所についての解説を図書館ホームページでも公開しております。現在でも図書館ホームページで見られるようになっております。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,報告事項のカ「映画のまち調布シネマフェスティバル2022『出張! 映画資料室』の報告について」です。こちらは野口係長からお願いします。 ○野口係長  映画のまち調布シネマフェスティバル2022の一環として,「出張! 映画資料室『さあ,映画を見にいこう~調布の映画館今昔~』」を開催しましたので,報告いたします。  開催期間は令和4年2月26日土曜日から3月6日日曜日まで,文化会館たづくり2階南ギャラリーにて開催しました。調布の映画館を主なテーマに,調布映画劇場,調布銀映のあった当時の調布市の地図や映画館の年表,パルコ調布キネマ,シアタス調布の関連資料を展示しました。  また,日活でも活躍され,昨年亡くなられました撮影監督・前田米造氏の追悼展示,映画のまち調布賞の関連展示も行いました。  展示に関連して3月5日に,「映画人が語る旧日活・大映村の日々」と題して,調布市文化会館たづくり8階映像シアターにて,トークイベントを行いました。旧日活・大映村の会の会長・山根久幸氏とシネマフェスティバル実行委員長の佐伯知紀氏をお招きし,旧日活・大映村での生活や,撮影監督・前田米造氏との思い出なども語っていただきました。  展示の来場者数は462名,トークイベントの来場者数は40名,配信申込者数は20名でした。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。では,報告事項の最後,報告事項キ「調布市立図書館染地分館の臨時休館について」です。加藤係長からお願いします。 ○加藤係長  では,机上配付させていただきました資料10を御覧ください。  染地分館は施設改修工事のため,今年の8月1日から令和5年3月31日まで,今年度いっぱい休館させていただきます。調布市染地地域福祉センターと染地分館両方という形になりまして,給排水を含むトイレの改修が一番大きな工事になると聞いています。  あとは,電気設備や外壁,あと屋上の防水,内装等の改修工事で,かなり大規模な工事になりまして,昨年は,6か月ぐらいの工事と聞いていたのですけれども,今年に入ったら8か月に延びておりまして,今ばたばたとその準備を始めております。  期間中はブックポストも使えず,お近くの利用者には大変御迷惑をおかけしますけれども,御理解いただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,ただいまの報告オ,カ,キ,あるいはイ,ウ,エにさかのぼっていただいても結構です。御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。――私から1つだけよろしいですか。さっきのシネマフェスティバルのギャラリーの入場者数はどうやって数えたのですか。だれでも入れるけれども,入り口でカウントしたということなのですか。 ○野口係長  今はコロナ対策なので,たづくり自体が入場のときにお名前を書いていただいているので,そちらでカウントさせていただいております。 ○野末委員長  なるほど,分かりました。コロナでカウントしていたので,今回の入場者数がはっきりわかったということですね。その時期にしては結構な人数かなと受け止めました。ありがとうございます。  ほかにいかがでしょうか。Zoomのお2人もよろしいですか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。それでは,よろしければここまでで,全体を通して何か追加で御意見,御質問がおありでしたらお受けしたいと思いますが,よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。それでは,特にということですので,これで報告事項及びすべての議題を終了としたいと思います。  特に追加で議題,あるいは取り上げておきたいことがありましたら,御発言いただければと思います。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。それでは,以上といたしますので,事務局から連絡事項をお願いします。 ○事務局(宍戸)  そうしましたら,事務局から連絡事項が2点ございます。  まず1点目です。次回,令和4年度第2回調布市立図書館協議会の開催日程についてですが,次回の予定が令和7年7月21日木曜日午後2時から,こちらの会場,9階研修室を予定しております。詳細につきましては,改めて御案内させていただきますけれども,もし皆様の御都合がよろしければ,7月21日木曜日に確定させていただきたいのですが,御都合はいかがですか。御都合が悪い方はいらっしゃいますでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。そうしましたら,7月21日を第2回の開催日程とさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  続きまして,第2点目です。本日の協議会の議事録署名委員の指名でございます。名簿の順番によりますと,今回は江竜委員になるのですけれども,江竜委員にお願いしてもよろしいですか。 ○江竜委員  はい,大丈夫です。 ○事務局(宍戸)  ありがとうございます。それでは,江竜委員,よろしくお願いいたします。  事務局からは以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,委員の皆様には議事進行に御協力いただきまして,ありがとうございます。スムーズに進められたかと思います。  これをもちまして,令和4年度第1回調布市立図書館協議会を終了といたします。どうもありがとうございました。                             ――了――