○事務局(宍戸)  では,皆様,ちょっとお時間が早いのですけれども,おそろいになられましたので,ただいまから第14期調布市立図書館協議会委員委嘱式を始めさせていただきます。  初めに,新型コロナウイルス感染拡大防止対策といたしまして,マスクの着用をお願いしておりますので,御理解いただきますよう,よろしくお願いいたします。  また,体調が優れない方がいらっしゃいましたら,事務局まで遠慮なくお申し出いただきますようお願いいたします。  改めまして,本日はお忙しい中,御出席いただきまして,誠にありがとうございます。  そして,第14期調布市立図書館協議会の委員就任を御快諾いただきましたこと,併せてお礼申しあげます。  ここで教育長から皆様に委嘱状をお渡しするところではございますが,新型コロナウイルス感染防止の観点から,今回は机上配付とさせていただきました。あらかじめ御了承ください。  それでは,教育長の大和田からごあいさつを申しあげます。 ○大和田教育長  改めて皆さん,こんにちは。教育長の大和田でございます。どうぞよろしくお願い申しあげます。  このたびは,図書会協議会委員,皆様,お引き受けいただきまして,誠にありがとうございます。この協議会は,図書館の運営に関しまして,館長の諮問に応じるほか,図書館のサービス等につきまして,館長に意見を述べる機関として平成7年に発足して以来,今期で14期目となります。これまでも協議会からは,調布市立図書館の運営やサービスにつきまして,様々な御意見をいただいております。皆様方にもぜひ同じような形で様々な視点から御意見をいただきたいと考えているところでございます。  調布市の図書館でございますけれども,昭和41年に開館した後,中央図書館1館と10の分館から成る図書館網を構築いたしまして,いつでも,どこでも,だれでも気軽に利用できるということを基本方針としてやってまいりました。しかしながら,昨年度,新型コロナウイルスの影響によりまして,図書館サービスにつきましても様々な課題が発生しております。この点につきましても今後の図書館サービスの在り方等,皆様方から様々な御意見をいただきたいと考えているところでございます。  これから2年間の任期でお願いしておりますけれども,様々な視点からの御意見をお寄せいただいて,調布市立図書館のさらなる発展に皆様方のお力添えをいただきたくお願い申しあげて,私からのごあいさつといたします。2年間,よろしくお願い申しあげます。 ○事務局(宍戸)  それでは,ここで委員の皆様の紹介を自己紹介でお願いしたいと思います。お手元に名簿を配付してございます。その名簿順でお願いします。  なお,今日,進藤様からは欠席の御連絡をいただいております。  それでは,星野委員,お願いいたします。 ○星野委員  こんにちは。私は調布市教育委員会指導室の教育支援コーディネーターの星野由美子と申します。  図書館事業とは畑違いのところにいるような感じがするのですが,校長職時代に学校の中で本を読む環境作りをしておりました。どういうことかといいますと,朝の水曜日のおはよう読書,金曜日には年間各学級10回以上の保護者読み聞かせ,それから読書月間とか読書旬間では,学級担任以外の先生方が読み聞かせをするサプライズ読書を実施したりして,子どもたちがおはよう読書で自分で読む好きな本以外の様々なジャンルの本に出会える機会を作りたいということからそういうことを始めておりました。  たまたま校内研究で長らく表現力の育成,書くことを研究しておりましたので,学校図書館とか地域の図書館からたくさんの資料をお借りして,授業に役立てることができました。今各学校で実施しています,基になっている学習指導要領なのですけれども,その中には学校図書館を活用して授業改善に生かすということが明記されているのです。そういうことから,思考力,判断力,表現力を培う,子どもたちにそういうことを培うインフラとしての機能が学校図書館にあるのではないかと考えております。  この図書館協議会のことはあまりよく分からないので,どれほど意見を言えるかどうか分かりませんけれども,どうぞよろしくお願いします。 ○松田委員  調布市立杉森小学校で家庭科と3年生と4年生の図書を担当しております松田恵子と申します。よろしくお願いします。 ○江竜委員  明治大学付属明治高等学校・中学校で司書教諭をしております江竜と申します。  個人的に自分自身も調布市民ですので,公共図書館も使わせていただいておりますし,調布市図書館からはいつも学校図書館にも資料を送っていただいて,とても活用させていただいております。今後ともよろしくお願いいたします。 ○稲留委員  稲留と申します。  稲留という名前は東京にはちょっと珍しいのですけれども,これは薩摩の名前で,父親は鹿児島出身,母は青森の出身で,多分食い詰めて東京に出てきてということだと思うのですが,就職してからは転勤族で,サラリーマンをやっておりまして,各地を回っておりました。  現在は,社会教育の関係者と書いてございますけれども,公民館の方でぼちぼちやっておりますので,その関係でこちらに参加させていただいております。よろしくお願いします。 ○乙竹委員  アカデミー愛とぴあの会員の乙竹正善と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  アカデミー愛とぴあは,読書会を初め,多くの生涯学習サークルを運営しております。私は太平記,歴史小説,万葉集,漢詩,漢文,論語のサークルを受講しております。これから皆様に教えていただきまして,勉強していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  そうしましたら,列をこちらに変わらせていただいて,加藤委員,お願いします。 ○加藤委員  4年前にこちらの深大寺小学校のPTA会長を務めておりました加藤和歌子と申します。  現在は学校評議員と保護司を兼任しております。高校1年の息子と中1の娘がいるのですが,高校1年の息子は,3日に1度はこちらの図書館にお世話になって,私よりも図書館の関係は大分詳しいかなと思っているのですけれども,家庭面での図書館の在り方とか,なぜか家族で話すことがよくあるので,またいろいろ勉強させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○松澤委員  私も第一小学校の元PTAの会長をしておりまして,現在は第一小学校地区協議会の会長をしております松澤和昌と申します。よろしくお願いします。  家はこの本当にすぐ近く,歩いて5分ぐらいの調布銀座というところで代々洋服屋をやっております。調布生まれ調布育ちですので,どうぞよろしくお願いいたします。 ○栗田委員  栗田真由子です。  図書館とは本当に畑違いのところで勤めております。地域包括支援センターちょうふの里サブセンターというところに勤務しております。  地域包括支援センターは,介護保険上に位置付けられたセンターになります。高齢者とその御家族の総合相談窓口センターでもあります。センターには,私は社会福祉士なのですけれども,社会福祉士,保健師,看護師,主任ケアマネジャーと,それぞれの専門性を生かして,介護のみならず,保健,福祉,健康,すべてにおいて相談を受けております。  図書館は高齢者の居場所の1つだと思っております。図書館からも気になる高齢者がいるのだけれどもという報告も受けております。今後も高齢者の福祉と図書館は切っても切れない関係かと思っております。この協議会について,私が何の役割ができるかというところはまだまだ見えていないところなのですけれども,よろしくお願いいたします。 ○野末委員  野末俊比古と申します。  現在は青山学院大学,駅伝で頑張っているところです。そこで教員をしております。教育人間科学部というところにおります。専門が図書館情報学と教育情報学ということで,普段一生懸命働いております。今は大学で図書館長も拝命しておりまして,給与は全然変わらないのにこき使われている状態でございます(笑声)。  私個人としては,調布深大寺に在住しておりまして,多分加藤さんの2個か3個前の深大寺小学校のPTAの会長を私はやっていて,松澤さんとはそのころからのお付き合いかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○坂本委員  坂本と申します。  図書館の点訳ボランティアの点訳くすのきというところに参加させていただいております。  昔から図書館が大好きで,このような会に参加させていただいて,また勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○野口委員  八洲学園大学というところで教員をしております野口久美子と申します。  子どもの読書とか学校図書館が研究テーマで,大学の方では司書養成にかかわっております。  私の勤めている大学は通信制の大学でして,社会人学生さんが多く在席しています。やはりそういった方々が学習を進めるに当たっては公共図書館の役割がとても大きいというところで,うちの学生さんも調布市立図書館を使っている方々が複数いると伺っているので,やはりそういう学びに貢献できる図書館というところも考えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  ありがとうございました。  ここで教育長は公務により退席させていただきます。 ○大和田教育長  よろしくお願い申しあげます。      (大和田教育長退室) ○事務局(宍戸)  それでは,続きまして,ここで職員の紹介をさせていただきます。  初めに,管理職です。教育部副参事兼図書館長の柏原でございます。 ○柏原館長  柏原でございます。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  主幹の小池でございます。 ○小池主幹  小池です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  副館長兼資料係長の長崎でございます。 ○長崎副館長  長崎です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  次に,係長職です。調査支援係長の野口でございます。 ○野口係長  野口です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  児童サービス係長の森でございます。 ○森係長  森です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  図書館サービス係長の河内でございます。 ○河内係長  河内です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  続きまして,利用支援係長の海老澤でございます。 ○海老澤係長  海老澤です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  地域サービス係長の加藤でございます。 ○加藤係長  加藤です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  続きまして,事務局の紹介をいたします。庶務係の吉田でございます。 ○吉田主事  吉田です。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  同じく庶務係の菊でございます。 ○菊主事  菊と申します。よろしくお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  最後に私,庶務係長・宍戸と申します。よろしくお願いします。このメンバーで2年間お世話になります。皆様,どうぞよろしくお願いいたします。  これをもちまして第14期調布市立図書館協議会委員委嘱式を終わります。  引き続き,これから令和3年度第3回調布市立図書館協議会を開会いたします。  まず初めに,図書館長の柏原から開会のごあいさつを申しあげます。館長,お願いします。 ○柏原館長  改めまして,こんにちは。館長の柏原と申します。  実は私,この3月をもちまして,市の職員を定年退職いたしまして,再任用の職員ということで,この4月から図書館に着任しております。正直申しまして,まだ毎日右往左往しているような状況でございますけれども,非常に優秀な職員に支えられながら,何とかやっているところでございます。今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。  本日は本当に御多忙中のところ,調布市立図書館協議会に御出席を賜りまして,誠にありがとうございます。新しい任期,協議会第14期ということになりますが,半数のメンバーが代わってございます。そういった中でのスタートとなってございますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  そういった状況でございますので,まず図書館協議会とは何かということを若干お話しさせていただきます。この図書館協議会というのは,図書館法の第14条に公立図書館に図書館協議会を置くことができるという規定がございます。こちらを根拠といたしまして,さらには調布市の調布市立図書館条例第9条におきまして,具体的な設置が規定されているところでございます。その任務というのは,先ほど教育長からのごあいさつにもありましたけれども,図書館の運営に関し,館長の諮問に応じるとともに,図書館の行う図書館方針について館長に意見を述べる機関とされております。  実は,この数年,館長から諮問をして答申をいただくということはやってございません。そのため,図書館の事業とか図書館サービスの内容等について,貴重な御意見とか御助言を様々いただいてきたという経過をたどってきております。  もちろん図書館運営につきまして,重要な事項が生じましたときには適宜諮問をさせていただいて,答申をいただくということもあろうかと思っておりますけれども,現時点では,その予定はございませんので,引き続き図書館サービス等につきまして,それぞれの御経験等も踏まえながら,あるいはお考え等も踏まえながら,貴重な御意見を賜れればと思っているところでございます。またそういったことにつきましては,後ほどの議題の中でもお話をさせていただきたいと存じます。  もう一つ,やはり申しあげておかなければいけないと思ったのは,図書館に限ったことではないのですけれども,新型コロナウイルスの関係でございまして,行政サービスがいろいろな制約を受けてまいりました。特に今年の8月ごろは感染状況が大変なことになっておりまして,本当に今後どうなっていくのか不安を感じたような状況でございました。  調布市立図書館といたしましても,市の方針も踏まえながら,まずはできるだけの感染症対策を行っていくということと,一方では,サービスの提供についても,可能なところは一部制限を加えたりしながら,できるだけの提供を行っていこうということで取り組んでまいりました。現在は感染状況も非常に落ち着いてきている中で,順次サービスを再開したり,あるいは制限緩和も行いながら図書館の運営を行っているところでございます。  10月24日には東京都が設定しているリバウンド防止期間も終了するのかなという見通しを持ちながら,調布市立図書館といたしましても,座席数を少し制限したり,おはなし会等のイベントは少し人数を制限したり,そういったことをやりながら,基本的には通常の運営に戻していきたいと,現時点では考えているところでございます。  また,調布市立図書館の特徴といたしましては,市町村立の図書館といたしましては,予算規模であるとか,蔵書数であるとか,利用実績が非常に高い図書館であります。また,それ以外にも例えば利用支援サービス,いわゆるハンディキャップサービスにも力を入れているとか,あと,調布市のまちづくりで大きな柱となっております映画の関係,「映画のまち調布」と言ってございますけれども,そちらの関係から映画の資料をほかの図書館には例がないほど多数の資料を所蔵しているとか,そういった特徴も有してございます。  今日この会の後,御希望される委員の方には館内の見学も予定してございますので,そういった特徴も見学の中で触れていただければと思っているところでございます。  いずれにいたしましても,これからの2年間,図書館協議会の委員の皆様方にも御協力いただきながら,一層すばらしい調布市立図書館というものを作り上げていきたいと思っておりますので,御協力をお願い申しあげまして,私からのあいさつとさせていただきます。  以上でございます。 ○事務局(宍戸)  それでは,本日の定足数の御報告をいたします。  先ほど御報告いたしましたが,進藤委員から欠席の御連絡をいただいております。つきましては,ただいまの時点で11人出席されておりますので,調布市立図書館条例施行規則第17条第1項の規定による定足数に達しております。  なお,本協議会でございますが,議事録の公開をしております。毎回速記の業者の方に同席していただいておりますので,御了承ください。  審議に先立ちまして,本日の案件について,非公開とすべき議題があるかどうかをお諮りいたします。こちらに次第がございます。議題を御覧いただいたとおり,本日の議題は非公開とする理由は特にないと思われますが,御異議ございませんでしょうか。よろしいですか。      (「異議なし」の声あり)  特に御意見がないので,御異議はないものと認めます。  また,本日の傍聴者の定員ですが,会場の関係で3人までとしています。今日,傍聴者お1人いらっしゃると聞いています。御案内させていただきます。      (傍聴者入室)  そうしましたら,本日の資料の確認をさせていただきます。皆様,お手元に資料の御用意をお願いいたします。  テーブルの上に協議会の次第と名簿,あと差し替えの資料が1部ございます。  それ以外に,資料1「令和2年度版数字で見る図書館活動―概要と統計―」。  資料2は,A3の2つに折っている紙,「調布市立図書館雑誌収集等に関する方針」。  資料3といたしましては,「音訳者の表彰について」,こちらは差し替えさせていただきます。  資料4が,じろの載っている「調布市立図書館令和3年度利用者懇談会」,A4の両面です。  資料5といたしましては,薄いオレンジ色の「図書館だより2021秋No.260」。  資料6といたしましては,ちょっと小さいバージョンですが,同じようにこういったオレンジ色の「中学生にすすめる本2021」。  資料7といたしましては,黄色い小さい冊子です。「このほんよんで!第2版追録版」です。  資料8,A4のぺら紙,「じろとえがこう本のおえかきたいかい」。  最後,資料9です。黄色いA4の「親子で楽しむわらべうた」。  資料は以上でございます。皆さん,すべておそろいでしょうか。過不足等ありましたら挙手をお願いします。――大丈夫ですか。  そうしましたら,早速議題に入らせていただきます。最初の議題ですが,次第に沿っていきますと,「委員長及び副委員長の選任について」でございます。調布市立図書館条例施行規則第15条の規定に基づきまして,委員長及び副委員長は委員が互選することとなっております。  まず,委員長についてでございますが,どなたか立候補していただける方はいらっしゃいますでしょうか。 ○柏原館長  それでは,事務局からせん越ではございますけれども,もしいらっしゃらなければ,私,館長から前回も委員長をしていただいております野末委員を推挙させていただきたいと思っているのですが,いかがでございますでしょうか。      (賛成者拍手) ○事務局(宍戸)  ありがとうございます。皆様から賛成の拍手をいただきましたので,野末委員を委員長に決定させていただきます。  では,委員長が決まりましたので,ここからは野末委員長に進行をお願いしたいと思います。野末委員長,恐れ入りますが,委員長席にお願いします。  引き継ぎの前に皆様に1つお願いがございます。御意見など発言される場合は,委員長の指名を受けてから御発言くださいますようお願いします。  そうしましたら,これからの進行について,委員長,お願いします。 ○野末委員長  それでは,御指名いただきまして,拍手もいただきましたので,せん越ながら務めさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  この手の協議会ではおおむねいわゆる学識経験者という立場で進行を務めることが多いのが慣例でございますので,本来であれば,皆様にお願いするべきところかと思うのですけれども,何とか役に立つように進めてまいりたいと思っております。  前期から引き続きということになりますので,前期と同様になるべく皆さんが発言しやすいように緩やかにというわけではないのですが,日本語で言うと和やかにですかね,なるべく進めてまいりたいと思っております。  しかしながら,この協議会,先ほども館長,あるいは教育長からもありましたとおり,調布の図書館の運営について我々が意見を出して調布の図書館をよりよくしようということでは,事務局も含めて全員の思いが一致していると思っておりますので,ぜひ皆さんと一緒に考えて意見を交わしていければと思っております。  議事録は残さなくていいのですけれども,大体こういうところはここにペーパーがあって,こういうことをしゃべりましょうということが書いてあるのですが,それによりますと,本日は途中に休憩を入れて換気をしながら進めてまいります。今感染がかなり抑えられていますけれども,まだ油断できない状態だと思いますので――どのぐらいのタイミングで休憩するのですか。 ○事務局(宍戸)  皆様が疲れないタイミングで,随時入れていただければと思います。 ○野末委員長  承知しました。では,皆さんから息苦しいとかそういうことがありましたらおっしゃっていただければ換気しますので,よろしくお願いします。  続きまして,副委員長の選出に入りたいと思います。まず,立候補していただける方がいらっしゃったらお手を挙げていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。――特にいらっしゃらないようですので,私から前期に引き続きということになりますけれども,野口委員を推挙いたしたいと思います。皆様にお諮りいたします。副委員長に野口委員をお願いすることについて,賛成の方は拍手をお願いします。      (賛成者拍手)  ありがとうございます。こちらには挙手と書いてあるのですけれども,やはりここは拍手かと思いまして。では,野口委員,引き続きよろしくお願いいたします。  それでは,以上で議題のア「委員長及び副委員長の選任について」ということで,こちらの議題を終えたいと思います。  では,議題のイに入ります。「今期の調布市立図書館協議会の進め方について」,お諮りしたいと思います。こちらはまず,柏原館長から御説明をお願いいたします。 ○柏原館長  議題はこの協議会の進め方ということになっておりますが,進め方というほどのおおげさなものではなくて,今後どのようなことにつきまして,皆様方から御意見を賜りたいかということで,資料は準備してございませんけれども,調布市立図書館の現状と今後の展望を踏まえながら口頭で御説明させていただきたいと思っております。  まず前提となりますところで調布市のまちづくりにかかわるところでございますけれども,市では現在,令和5年度からのまちづくりの指針となる市の総合計画,いわゆる基本構想と基本計画の2つから成るものでございますが,そちらの策定に取り組んでおります。特に基本計画と言われるものにつきましては,令和5年度から令和8年度までの4年間の具体的な施策や事業を位置付けていく内容となります。図書館といたしましても,新たな事業に取り組んでいくとか,多額な予算を要することを考えていくとか,そういったものにつきましては,計画にしっかりと位置付けをしていく必要がございます。  そのためにどのような事業等を図書館として考えていかなければならないのか,計画策定の進捗のどこかのタイミングで皆様方に策定状況を御報告するとともに,御意見等をいただければと考えているところでございます。  それから計画策定ということに関しましては,図書館独自で策定しております計画として,「子どもの読書活動推進計画」というものがございまして,これは調布市の基本計画の期間に合わせて策定することになっております。現在,調布市立図書館では,第3次の推進計画に基づいて取組を進めているところでございますけれども,第4次の計画策定に向けまして,今後いわゆる子どもの読書という観点からどのような取組を行うべきなのかについて御意見を賜るとともに,この計画につきましては,計画書の記述内容につきましても,いろいろと御意見を頂戴したいと思っているところでございます。  こちらも今,策定の準備を進めているところでございますので,ある程度のものができてきましたら,皆様方にお諮りして御意見を賜りたいと思ってございます。  次に,図書館運営につきまして,重要な役割を担っております電算システムでございます。こちらも実は先ほど申しあげた調布市の長期計画では,今年の10月から新システムを稼働させる予定になってございました。ところが,新型コロナウイルスの影響によりまして,市の財政状況が非常に厳しい状況になっておりまして,いわゆるシステムの更新を1年先送りして,1年間は再リースで対応しています。今のところ来年の10月から新システムが稼働できればということで,予算の見積もりその他を今ちょうど着手しているところでございます。  いわゆる電算システムにつきましては,利用者の利便性のみならず,新たな図書館サービスともかかわってくることがあり得ます。そういった意味で,新システムの中で,何か付加すべき機能があるのか,あるいはそれに関連するサービスの展開とかがあるのか,そういった視点からもまた御意見をいただく機会を作りたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  あと,図書館の施設的な面を申しあげますと,どこの施設も古くなっている課題というのはあるのですが,それだけではなくて,調布市立図書館の場合,実は今後5,6年の間に3つの分館を恐らく更新,いわゆる移転,建て替えみたいな形でやることが想定されております。  ちょっと具体的に言いますと,都営住宅の建て替えに伴いまして緑ケ丘分館,小・中学校の一体的な施設整備と機能の複合化という視点から,今,市の東部地域におきまして,若葉分館の建て替えといいますか,学校施設の建て替えの中で図書館も入れていくというようなこと,それからあと,今度は西部地域の方になりますと,新たな敷地を市として取得予定でございまして,そこに宮の下分館を移転させるようなことも想定がされているところでございます。  これらの3館の分館につきましては,14期の協議会の任期中におきまして,新たに竣工ということにはならないのですけれども,当然,検討その他は進めていく期間になってございますので,こちらの方も適宜状況を報告させていただいて,御意見等賜れればと思っているところでございます。  そのほか,日ごろの事業でありますとか,図書館運営の在り方につきましてとか,適宜御報告させていただく予定でございますので,そちらにつきましても忌憚のない御意見をいただければと思ってございます。  私からは,進め方という形とはちょっと違うかもしれませんけれども,今後そういったことで議論をお願いしたいということで説明をさせていただきました。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○野末委員長  ありがとうございます。確認ですけれども,この図書館協議会は,法律上はというか,条例上は館長の諮問を受けて,その諮問に対して議論をして答申を返すというパターンと普段の図書館サービス,図書館活動について意見を述べるという後者のパターンで進めるというように理解してよろしいですよね。 ○柏原館長  そういうことです。 ○野末委員長  その中でも図書館側として,この事項については,特に積極的に意見交換を行いたいというところが今館長から御説明があったところだと理解しています。ですので,次回以降になるのかと思いますけれども,また議題としてそういったものを挙げていただくことになるのですよね。そのように受け止めました。ありがとうございます。  そこを確認した上で,皆さんから今の館長からの進め方というか,この協議会の特に検討していきたい事柄について,皆さんから御意見,あるいは御質問をお受けしたいと思います。御発言される方は恐縮ですが,挙手をした上で御発言をお願いいたします。いかがでしょうか。どうぞ,松澤さん。 ○松澤委員  1つお聞きしたいのです。今,3つの図書館が新しくなるということだったのですが,個人的には緑ケ丘とか若葉は場所が分かるのですけれども,宮の下分館はつつじケ丘でしたか。今の場所がどこに移動するということなのですか。 ○野末委員長  館長,お願いします。 ○柏原館長  宮の下分館というのは,東部ではなくて西部の方になりまして,昔,機動隊があったところから近いところなのです。 ○松澤委員  飛小の先。 ○柏原館長  そうです。小学校の近くなのですけれども,今,機動隊がなくなりまして,その敷地全部ではないのですが,一部を市が取得予定になってございます。そちらの中で再整備をしたいという形で現在検討が進められておりまして,新たな形で分館ができる形になろうかと想定しているところです。 ○野末委員長  ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。これは大体時間の目安が書いてあるのですけれども,今,大分余裕のある状態ですので,皆さん,発言いただいても大丈夫です。お願いします。 ○稲留委員  この厚い,「数字で見る図書館活動」の13ページに今の分館の一覧があるわけですけれども,これをぱっと見ると,今,更改対象になったものよりも古いものとかその前後のものがずらっと並んでいますよね。ということは,この3か年に3分館の建て替えが終わったとしても,まだしばらく続くという感じがするのですけれども,どんなものなのでしょうか。 ○野末委員長  建て替えや改築ですね。いかがでしょう。 ○柏原館長  まず3分館につきましては,恐らく令和9年ぐらいまでの間に建て替えになるのではないかと想定してございます。ただ,分館は10館ございまして,実は今回建て替えになるような分館よりも古い分館もございまして,施設的には非常に課題も抱えているのですけれども,やはり建て替えということになりますと,お金もかかりますし,建て替え期間中のサービスをどうするのかとか,そのようなことも検討しなければならないのかなと思っております。  今,調布市では,公共施設マネジメント計画というものの策定に取り組んでおりまして,こちらは今後の二十数年間にわたる公共施設の再配置も含めた計画になると聞いておりますけれども,その中で,特に今後の10年間は具体的にどこの施設をどうするというものを出したいと聞いておりますので,その中に恐らくこの図書館の分館の整備とかが入ってくるかと思われます。  では,ほかの分館はどうするのかということになりますと,具体的な位置付けまではいかなくても,公共施設マネジメント計画の中で考え方を示していくということになろうかと思っております。答えになっているかどうか分からないのですけれども,そのような状況でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。では,今館長からお話がありました。また,その後,質疑で確認しましたけれども,そういった方向性に基づいて,今後,今期の協議会も進めてまいりたいと思います。  それでは,議題のイを終了いたします。  この後,報告事項が続きます。恐らく,これは一連で報告していただくのがよろしいかと思いますので,一度ここで換気をしておきましょうか。ちょっと早いかもしれないですけれども,短い休憩を少し挟んで。3分ほど換気の時間を取らせていただいて,前の時計で40分再開ということにさせてください。  では,一旦休憩と換気をさせていただきます。      (暫時休憩) ○野末委員長  それでは,40分ということで,一応換気をしたということにさせていただきまして,協議を再開いたしたいと思います。  先ほど館長のあいさつにもありましたけれども,今日は通例よりも少し早めに終えて,希望の方には館内の案内の機会を設けていただくということになっておりますので,この後,報告事項ですが,手際よく進めてまいりたいと思います。  それでは,議題のウの報告事項です。9件ありますので,前半と後半に分けて,それぞれ御説明いただいて御意見,御質問をその後にまとめて行うという形にしたいと思います。  まず(ア)「『令和2年度版数字で見る図書館活動』について」,こちらは小池主幹からお願いいたします。 ○小池主幹  では,私からは,「数字で見る図書館活動」について説明させていただきます。一応持ち時間は3分とありますけれども,若干長めになることをお許しください。というのは,さっき館長からもありましたように,半数の方が交代されていて,新しい方もいらっしゃるということですので,調布の図書館の概要という意味もありますので,少し見るポイント辺りをお話ししたいと思っています。  調布の図書館は昭和41年,1966年に開館しており,当時からある意味科学的に運営をしようという発想がありまして,そこが数字ということにあります。ですので,活動目標みたいなものや,活動成果みたいなものを数字で見ていこうという発想がもともとありましたので,名前がこういう「数字で見る図書館活動」というようになっていると理解していただければと思います。  ですので,今,図書館のホームページにも,正直見にくいですけれども,昭和41年の活動からこれが載せてあります。最近のものは載っていないので,ちょっとあれですけれども,あと,こういう形で紙で印刷されたものも保管され,図書館の方で見ていただくことができますので,御関心がありましたら御覧いただければと思います。  まず表紙をめくっていただいて,ページ付けしていませんけれども,調布市立図書館の基本方針及び運営方針というページが1枚あります。先ほど教育長からもありましたように,いつでも,どこでも,だれでもというのが図書館のキャッチフレーズのようにしておりまして,それを実現するために,どのようなところにポイントを置いて運営していくかということがここに記載されています。後ほど御確認いただければと思います。あと,目次を挟みまして,調布市の概要やら図書館の概要やらということで記載させていただいています。  令和2年版という意味では,特徴的なのは,新型コロナウイルス感染症があるということで,図書館活動が従来とは大きく変わったということが1つ。もう一つは,若葉分館の状況,環境がよくないということで,休館をして改善に努めたということを記録させていただいています。  ページでいくと新型コロナのところなので,ちょっと後ろの方になりますが,120ページ辺りから新型コロナ感染拡大ということで,臨時休館をしたり,運営を少し制限したり,サービスを制限してきたということをここに記録してあります。正確には年度で言えば令和元年からなので,この冊子の1つ前の版の3月ぐらいから実際には始まっていたことですけれども,図書館が全面的に休館したり,再開してからも本の受け渡しを少し制限させてもらったり,そういうことをしています。  どうしても印刷の関係で写真写りがうまく出ていませんけれども,121ページ辺り,中央図書館の状況ですが,文化会館たづくりの1階の部分で本の受け渡しをしたということを入れてあります。それが1つです。  それから休館する,あるいはなかなか来館していただけないというところの中で,電子書籍とかそういうことの対応はできておりませんけれども,おうちでとか,図書館に来館しない状況の中で本を選んだり,本のことを考えてもらえるようなということで,いろいろな紹介のものをホームページ上に載せたりしてきたということがあります。  それから125ページのところなのですけれども,若葉分館が昨年休館しているときに改めて点検したところ,資料やら施設やら館内がかなり傷んでいる。正直言って湿気が強いところですので,中で本が傷んでしまったり,書架とか壁とかが傷んでいるということが分かったもので,その改善のためには空調をよくしなければいけないだろうということで,空調機器の更新といいましょうか,取り替えだとか増強だとかを行うため,約4か月休館して対応させていただいたということになります。その辺りの様子を書かせていただいているということが例年とは違うことになっております。  この冊子の位置付けと,去年の事業としての主なところを説明させていただいて,この説明の報告にさせていただきたいと思います。また後ほどもし何かありましたら御質問いただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。  それでは,続きまして,報告事項(イ)の「調布市立図書館雑誌収集等に関する方針について」です。こちらは資料係長としての長崎副館長からよろしくお願いします。 ○長崎副館長  御説明させていただきます。今年度,調布市立図書館雑誌収集等に関する方針というのを作成しました。この経緯でございますけれども,先ほど主幹が御説明しました「数字で見る図書館活動」の104ページをちょっと開いていただけますでしょうか。蔵書管理状況,資料選定,収集体制という項目になります。  調布市立図書館では,中央図書館と分館と1つのシステムとして資料の収集,選定を行っています。資料とか雑誌すべて購入できればいいのですけれども,何分にも予算が限られていますので,何らかの方針を作っていかなければならないということで収集方針を作っております。  その中で,平成24年3月に調布市立図書館資料の収集・保存・除籍に関する基本的方針として改訂したものがございます。全体の資料収集をそこで決めまして,その下の中に資料方針一覧として新聞収集,視聴覚資料収集,映画資料収集,マンガ資料収集,ハンディキャップサービス資料収集,一般図書収集に関する方針,地域資料に関する方針,児童資料に関する方針等ありました。その中で,雑誌に関する方針がこれまでなかったということで,令和2年度から図書館内で検討してきました。このたび,このような状況で収集方針ということで策定させていただき,公表させていただいたという形でございます。  内容としましては,先ほど申しましたようにすべての雑誌を購入できればよろしいのですけれども,なかなかそうはいかない。かといって,雑誌の一つ一つにこういうものを購入する,購入しないと文言にするのはなかなか難しい中で,一般の市民の方からどうしてあの資料は購入しないのというような疑問というか,質問を受けました。そうした中で,いわゆる一般的な雑誌を収集するというようなことを文書化しておかないとその説明になりませんので,このたびこうした形で方針として出させていただいたという形になります。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○野末委員長  ありがとうございます。  それでは,続きまして,報告事項の(ウ)「音訳者の表彰について」です。こちらは海老澤係長からお願いいたします。 ○海老澤係長  利用支援係の海老澤です。  資料3を御覧ください。本日,一部差し替えということで机上に配付させていただいたものになります。  調布市立図書館では,資料をそのままの形で読むことが困難な方のために,耳で読書をするための録音図書というものを作成しております。この作成に御協力いただいている音訳者のお1人が,このたび第51回朗読録音奉仕者感謝行事というものにおいて,文部科学大臣賞を受賞されましたので,御報告させていただきます。  この朗読録音奉仕者感謝行事というものは,視覚障害者の教育の向上に尽力される奉仕者の功績に対して,感謝の意を表するためということで,公益財団法人鉄道弘済会と日本盲人福祉委員会が共催で行っている事業になります。  1957年に開始されまして,当初は点訳の方の奉仕者の顕彰行事として始まったものですけれども,1971年からは,対象を朗読録音奉仕者という形に移行し,録音図書の質的向上と奉仕活動の啓発を目的として行っているものになります。  令和3年度,今年度は第51回ですが,こちらの朗読録音奉仕者表彰というものは,厚生労働大臣賞がお1人,文部科学大臣賞がお1人,全国表彰が7人,校正奉仕者・DAISY編集奉仕者というものを含んで,関東甲信越地区表彰の方が27名と1団体ということで表彰されております。  通常ですと,例年,こちらの感謝行事の集いというものがありまして,大臣表彰の方及び全国表彰の方は弘済会館という鉄道弘済会が持っているビルで全国から集まった受賞者の方に対して贈呈を行うという行事を行っているのですが,今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって,この集いが中止となりましたので,推薦箇所から贈呈してほしいということで,調布市において贈呈を行います。  毎年,こちらの表彰が行われておりまして,他にも今まで調布で受賞された方もいらっしゃいます。今回もほかに全国表彰の方お1人,朗読録音奉仕者奨励賞をお2人の方が受賞されまして,今年度の受賞者は4人という形になりました。今までに表彰された方は延べ28人です。平成22年に厚生労働大臣賞を受賞された方もお1人いらっしゃいまして,大臣賞は今回お2人目となります。  裏に被表彰者の種類及び選考基準等を書かせていただきましたけれども,長くやっていらっしゃること,朗読録音奉仕をしていただいて,その成果といいますか,録音図書の作成時間数が多い方という形で表彰されており,大臣賞を受賞されるのは,毎年お1人ずつという形になっております。  今回,このような形で御報告させていただいておりますが,調布市立図書館では,ほかにも多くの方々の御協力をいただきまして,点訳,布の絵本の制作や提供,宅配サービスなど,いろいろな活動を行っております。今後も市民の方の読書活動が充実していくような利用支援サービスを引き続き行っていきたいと思っております。  私からの御報告は以上になります。 ○野末委員長  ありがとうございます。  続きまして,報告事項の(エ)「『利用者懇談会』について」,(オ)「『図書館だより2021秋号No.260』について」,2件とも河内係長からお願いいたします。 ○河内係長  図書館サービス係の河内と申します。よろしくお願いいたします。  まず,資料4を御覧ください。「調布市立図書館令和3年度利用者懇談会」,今回はテーマを「コロナ禍の図書館活動を振り返って」というもので,第1回,第2回と2回行います。内容については同じものですが,会場と日時が違います。第1回は11月18日木曜日14時から15時までで,調和分館の会議室で行います。2回目は11月25日木曜日14時から15時までで,こちらは中央図書館のある,調布市文化会館たづくりの1001学習室で行います。  こちらの利用者懇談会は,平成13年度から開催しているもので,図書館の運営により多くの利用者の方の御意見を反映させるために申し込みをいただいた方にお集まりいただいて,開催しております。  第1部,第2部とありまして,今回は「コロナ禍の中の図書館活動を振り返って」というテーマです。第1部では,テーマを設けて図書館の方でこういった活動をしていますという内容を御説明申しあげまして,第2部では集まっていただいた皆様方の懇談及び今年度の図書館の活動計画,前年度の活動報告を行っています。  例年,2時間行っているのですけれども,コロナ禍ということで,ちょっとまだ長くするのが不安なこともありまして,時間を1時間に短縮して,定員も少なくしています。昨年度,開催できなかったものですので,短い時間,少ない人数でもぜひ今年度開催したいと思っています。皆様方ももしお時間,御都合がつきましたら,ぜひ御参加いただければと思います。まだ定員に余裕がございますので,こちらの方にお声をおかけください。  続きまして,資料5「図書館だより2021秋号」について御説明申しあげます。  こちらは年に4回発行しております図書館だよりで,昨年度はコロナウイルス感染拡大防止のために1回だけお休みしまして,2020夏・秋合併ということで,年3回しか発行できなかったのですが,今回は夏号が発行できまして,今年度2回目,秋号を発行いたしました。  今回の特集は,深大寺分館と神代分館が開館50周年を迎えているということで,その記事を載せております。ほかにも「図書館職員のおすすめミステリ」ですとか,いろいろな記事が載っておりますので,ぜひ御覧になってください。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,ここでウの報告事項の前半ということで,ここまでの報告事項の(ア)から(オ)まで皆さんから御意見,御質問をお受けしたいと思います。どの項目からでもどんなことからでも結構ですので,御質問,御意見のある方は挙手をお願いいたします。  先ほど小池主幹からもありましたけれども,新任の委員の方もいらっしゃいますので,この際何でも,どんなことでも,そもそもという話でもよろしいかと思いますので,自由に発言いただければと思っております。いかがでしょうか。どうぞ。 ○稲留委員  音訳者の表彰についてなのですけれども,これは非常に結構なことだと思うのですが,1971年に対象を点訳から朗読の方に移行したと書いてあるということは,点訳の方はやめてしまったということですよね。その辺の理由とか。 ○海老澤係長  これはあくまで鉄道弘済会というところがやっているものなので,詳しい事情は分からないのですけれども,現在は点訳の方は顕彰していないということだそうです。現在は音訳図書の普及啓蒙活動を目指して賞しているというような形で案内はあるのですけれども,私も気にはなったのですが,点訳の方は今はしていないようです。 ○稲留委員  それは鉄道弘済会と盲人福祉委員会が朗読に限って表彰事業をやっていて,調布市の図書館もそれに乗っかっているということなのですか。 ○海老澤係長  乗っかっているといいますか,全国の図書館ですとか,福祉団体などに向けて,こういった方々の推薦依頼というのが発出されております。こちらの方にも届きまして,推薦をさせていただいたということです。 ○稲留委員  点訳については来ないということなのですね。 ○海老澤係長  あれば私も推薦したいと思っているのですけれども,点訳は顕彰事業自体を今ここはやっていないようなのです。 ○稲留委員  分かりました。 ○野末委員長  ありがとうございます。関連してなのですけれども,これは非常に名誉なことというか,御本人ももちろんそうなのですが,調布の図書館としても,このような人の活動があってこそのことだと思うので,調布の図書館の館内に何か受賞しましたとか,そういうものを展示というのですか,案内して市民の皆さんに知っていただくというようなことは何かお考えでしょうか。 ○柏原館長  実は今回大臣表彰を受賞されたということで,明日なのですけれども,大臣表彰の方,岩本さんと市長,教育長との懇談の機会を設けさせていただくとともに,市の広報課も取材していただきまして,11月の市報で記事が写真付きで出る予定になってございまして,広く市民の方にも周知したいと思ってございます。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。すばらしいと思います。ほかに皆さん,いかがでしょうか。どんなことでも結構です。特に「数字で見る図書館活動」を初め,資料がなかなか膨大ですので,どこという細かいところはなかなか難しいかもしれませんが,そもそもという話でも結構ですので,もしおありでしたら。  では,私から。先ほど来あるように,コロナの影響で活動が少しイレギュラーになったところがあるかと思うのですけれども,先ほど休み時間にちょっと雑談もしたのですが,今,調布の感染状況も落ち着いていて,全国的にもまあまあ落ち着いてきているのだろうと思うのです。ここから先の図書館としての見通しというのですか,通常にどんどん戻していくのか,あるいはしばらくこの体制でいくのかとか,その辺りの見込みというのですか,検討状況というのですか,少し披露していただけるといいかなと思っておりますが,いかがでしょうか。お願いします。 ○柏原館長  先ほどの御説明の中でも私からちょっと申しあげたのですが,10月24日でリバウンド防止期間が終わるということで,基本的には調布市全体も通常に戻していきたいということで考えているようです。図書館におきましても,今はなるべく1時間以内の滞在にしてくださいとか,閲覧席も半分にしているとか,そのような制限をしておりますけれども,いきなり完全にフルオープンという形ではなくて,席もさらに緩和してもう少し増やしていくとか,あと1時間以内というものについては撤廃していこうとか,そのような姿勢でしばらくやっていこうと思っております。  今後の感染状況にもよりますけれども,いずれはやはりフルオープンの形に戻していきたい。ただ,そのタイミングについては,やはり今後また第6波といううわさもいろいろと流れておりますので,そういった感染状況を見据えながら,また,市の方針がどうなるかということも踏まえながら判断していきたいと考えております。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。段階的に様子を見ながらということですね。ありがとうございます。皆さんからいかがでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  では,一旦先に進ませていただきます。後ほどでも結構ですので,もしありましたら戻りますので,そのときにおっしゃっていただければと思います。  では,引き続きまして,報告事項の後半に参ります。報告事項の(カ),(キ),(ク),(ケ),4件まとめて参りたいと思います。報告事項(カ)「『中学生にすすめる本2021』について」,(キ)「『このほんよんで!第2版追録版』について」,(ク)「『じろとえがこう本のおえかきたいかい』について」,(ケ)「『子どもの本に親しむ会』について」,こちら4件まとめて森係長からお願いいたします。 ○森係長  児童サービス係の森と申します。  まず,「『中学生にすすめる本2021』について」,資料6になります。こちらのリストですが,毎年内容を新しくして発行しています。こちらに掲載された図書については,各図書館で展示しています。「中学生にすすめる本」とありますけれども,大人の方が展示の本を手に取っている姿がとてもよく見られます。  次の「『このほんよんで!第2版追録版』について」は,資料7となります。「このほんよんで!」というものを調布市立図書館で発行しています。「このほんよんで!」というのは,乳幼児に向けたお勧めの本を掲載したリストになりますが,「このほんよんで!」自体は初版が昭和60年に発行しておりまして,平成22年に第2版を発行しています。今回お配りした資料7については追録版として,「このほんよんで!第2版」以降に出版された作品の中でお勧めしたい本を載せています。  近年は赤ちゃん向けの絵本などが多く出版されていまして,また,赤ちゃんへの読み聞かせについてもとても関心が高まっていますので,今回の追録版については,新しく出版された本の中でも特に赤ちゃん向けの本を中心に掲載しています。こちらは各図書館で無料で配布しているものになります。  次に,「『じろとえがこう本のおえかきたいかい』について」ですが,資料8となります。この「おえかきたいかい」は中央図書館で実施したイベントになりますが,この紙に自分の好きな本のことを絵に描いてもらって,中央図書館に提出していただき,それを中央図書館の子ども室で掲示するというものをしておりました。  7月20日から8月31日までこちらの紙を配布して絵を募集し,9月26日まで館内で掲示していました。64枚の応募がありました。これら提出した絵には,後日,調布市立図書館の公式キャラクター,じろからコメントを付けて館内で掲示してもらえるということで,この紙を提出してくれた子どもが後日コメントを楽しみに図書館に来館してくれたり,ほかの子の絵を見て,私もこの本,知っているとか,この本,私も読んでみたいなとか,また自分ももう一回絵をかいてみたいなというような会話をしている子がいました。  こちらは,コロナ禍で思うように外出できない子どもたちに読書と図書館利用を楽しむイベントになったかと思います。  次に,「『子どもの本に親しむ会』について」は,資料9となります。「子どもの本に親しむ会」は毎年開催している講演会です。今年度は「親子で楽しむわらべうた」というテーマで,0,1,2歳のお子さんとその保護者の方や,あとはわらべうたに関心のある方を対象に講演会を実施します。  毎年この講演会は,大人の方を対象にした講演会なのですけれども,今年度は,コロナ禍で赤ちゃん向けのおはなし会が図書館で実施できなかったことや,あと子ども連れで出かけられる場所がないという声もよく聞きますので,そういったこともあり,赤ちゃんと楽しめる内容を今回企画しました。  この講演会は既に定員に達しているため,募集は終了していますけれども,職員も参加しますので,職員がこの講演会で覚えたわらべうたを図書館のおはなし会で実演するなどして,市民の方に伝えていければいいかなと思います。  中央図書館では,この講演会に関連して,わらべうたの本の展示を行っております。  以上です。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,ただいまの報告,(カ)から(ケ)まで,あるいはその前にさかのぼっていただいても結構ですので,御意見,御質問をお受けしたいと思います。御発言される方は挙手をしてお願いいたします。いかがでしょうか。  場つなぎで私から。このお絵かきは応募はどのぐらいあったのですか。 ○森係長  64枚応募がありました。イラストとなると結構苦手だなと思って,ちょっとどうかなと思ったのですけれども,皆さん,結構楽しんで,すごく小さい子もかいてくれたかなと思います。 ○野末委員長  それだけ集まると結構壮観,1か所に並べて掲示ですよね。 ○森係長  子ども室の本棚の上にずらっと並べて掲示をしました。 ○野末委員長  ありがとうございます。なかなかいい企画ですよね。大人版を予定はしていますか。 ○河内係長  大人版は「夏休み大人の宿題」読書感想画募集と銘打ちまして,絵を募集しました。お子さんほど集まらなかったのですけれども,集まったものを5階のらせん階段の上の部分と5階の新聞架の上の部分にはってあります。油絵でかいたものや,水彩画もあります。ぜひ御覧になってください。もし腕に自信のある方がいらしたら,まだ飾れますので,是非ご応募お待ちしています。 ○野末委員長  ありがとうございます。いろいろな方が参加される,図書館にかかわる機会がちょっとでも増えていくといいなと思いましたので,大人は私,知らずに今御質問したのですが,既になさっていたとは大変失礼しました。  ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○松澤委員  まちゼミというのがありまして,まちゼミは各商店街,商店主がいろいろな人を集めて,自分の商売の話をするのではなくて,自分の趣味の話だったり,そういうもので集めて,お客さんに来てもらうという,コロナであまりやっていなかったというのもあるのですけれども,ちょっと前に,図書館が協力して参考になる本をそちらに持っていくというのがあったかと思うのですが,最近,その辺のことは何かされているのですか。 ○野末委員長  お願いします。 ○野口係長  調査支援係の野口です。  昨年度は,コロナのために開催が中止になっていたのですが,今年度は,まず11月の中旬くらいにプチゼミということで,全体規模ではないのですけれども,計画されておりまして,ちょうど今そのブックリストを作るのを依頼されております。なので,11月になりましたら,図書館の方でも展示する予定です。本格的には2月に予定されているようです。  以上です。 ○野末委員長  どうぞ。 ○小池主幹  補足すると,11月1日から始めるということなのですけれども,地域限定になっていて,柴崎,つつじケ丘,仙川,東側というか,あちらの方で取り組んでいるところがまずスタート。先ほどあったような,市全体に呼びかけていくというのは2月に行うということで,商工産業の関係でもあるので,市としては,そちらの方にかかわる。図書館は両方かかわるということで,今準備をしているところです。  もう一つは,いわゆるまちゼミというものが広がってきているので,今回11月に急遽というのは,相模原から始まり,京王線沿線の幾つか実践しているところで同時にやろうということで,駅ポスターが掲出されているかまだ確認していないのですけれども,一緒に,同時に沿線でやりましょうということで,京王電鉄の方に駅ポスターを掲示するという話ですので,それに合わせる企画になっていて,そこに図書館も協力するということになっているという状況です。 ○野末委員長  ありがとうございます。ちょっとずつ元に戻りつつある。まちゼミはいい企画ですものね。  ほかにいかがでしょうか。      (「なし」の声あり)  それでは,今日は今期としては初めてということで,ちょっと皆さん遠慮がちだったかなと思っておりますが,また次回以降,調布の場合にはあらかじめ議題と資料も送付していただけますので,今回の内容についてでも次回でも結構ですので,御意見,御質問がありましたら,いただければと思っております。  それでは,以上で報告事項を終了とさせていただきます。  議題はあらかじめ用意されているものは以上でございます。皆様から何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。それでは,事務局から連絡事項をお願いいたします。 ○事務局(宍戸)  事務局から連絡事項,3点ございます。  まず1点目です。次回,第4回図書館協議会の開催日程についてですが,次回は令和4年1月20日木曜日,第3木曜日の午後2時から,会場はこちらの同じ部屋,9階研修室を予定しております。詳細については,改めて御連絡をさせていただきますが,ここに御出席の皆様の御都合がよろしければ,1月20日木曜日に確定したいと思うのですが,皆さん,いかがでしょうか。よろしいですか。      (「異議なし」の声あり)  そうしましたら,次回,1月20日木曜日,この会場でとさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  2点目です。本日の協議会の議事録署名委員の指名がございます。本協議会では,輪番制によりまして指名を行ってまいります。先ほど皆様の机上に配付しましたこちらの名簿によりまして,委員長と副委員長,それから欠席の方を除いて順番にお願いしてまいります。今回は一番初めですので,星野委員にお願いしたいと思います。星野委員,よろしいでしょうか。 ○星野委員  はい。 ○事務局(宍戸)  ありがとうございます。それでは,星野委員,よろしくお願いいたします。  最後,3点目ですが,本日,先ほども御案内いたしましたが,閉会後に中央図書館内の見学を予定しております。普段なかなか入れないところも御案内させていただきます。御希望の方がいらっしゃいましたら,館長が御案内いたしますので,この場でお待ちいただければと思います。  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。それでは,皆様には議事進行に御協力いただきまして,ありがとうございます。今日は,今御案内がありましたように,この後,館長による館内ツアー,恐らくバックヤードも含まれているのですね。 ○柏原館長  ええ,バックヤードも。 ○野末委員長  ということですので,ぜひ皆さん,御参加いただければと思います。  それでは,令和3年度第3回調布市立図書館協議会,以上で終了いたします。どうもありがとうございました。                             ――了――