議事録 開会 <事務局> ただ今から,令和4年度第1回調布市自転車等駐車対策協議会を始めさせていただきます。本日はご多忙の中,ご出席を賜り誠にありがとうございます。 会長に議事進行をお願いするまでの間,本協議会を所管する交通対策課自転車対策係の服部が進行させて頂きます。よろしくお願いします。 まず初めに,本協議会の意義について説明します。本協議会はお手元に配布した条例の抜粋版にありますように調布市自転車等の駐車対策の総合的推進に関する条例 第11条にあります自転車等の駐車対策に関する重要事項について調査・審議するため市長の付属機関として設置されています。協議会は市長の諮問に応じ総合計画に関すること,自転車等放置禁止区域の指定・変更及び解除に関することなどの諮問案件の審議等をお願いしています。 委員の挨拶 (出席委員の紹介及び挨拶) 会長挨拶 皆さんおはようございます。会長の伊藤です。どうぞよろしくお願いします。本日はお忙しい中,お集まり下さり本当にありがとうございます。関係機関の皆様そして商店会のみなさま方には,日頃から市政にご協力いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。2年ぶりということではありますが,駐輪関係の内容について,ご報告させて頂きたいと思っております。  ここ何年かでずいぶんまちの様相が変わり,特に調布駅周辺において変わってきたと思っています。これからも令和6年度までに京王線の跡地の整備を終了させるということで,まずは駐輪場を整備させていただいて,これまで課題であった放置自転車対策を進めてまいりました。その結果,今は前に比べるとそのあたりの所は解消されてきたのかなと思っています。今後については,市役所の西側の映画ゾーンといいまして映画のまちにマッチしたような整備や,トリエC館の北側から鶴川街道までは、水木ゾーンということで整備を進めさせていただいて,順次水木先生のイメージキャラクターなどを設置して歩いて楽しめるようにしてまいります。さらに布田・国領方面は,緑道として令和6年度までに完成させたいと考えております。  また、調布駅前広場については,順次工事を進めていき,令和7年度までに駅前ロータリーやイベント広場を完成させていきたいと考えております。課題としては,駅前広場を東西に走っている自転車については,「自転車を降りて押して歩いて下さい。」と言っても中々上手くいっていない。そこを今後どうするかというのが課題で,実証実験も繰り返し行っており,自転車も歩行者も安心して安全にみんなが歩けるようにすることが課題であり、しっかりと対応していきたいと思っています。今申し上げましたように,街づくりは進んでおりますので,皆様方からも駐輪対策について色々なご意見を頂きながら,対策をとっていきたいと思っています。  今日は,「調布駅の東急ストア前の駐輪場について」と「シェアサイクル」ということで現在民間事業者が,市内にかなりの数のポートを設置していることもあり利用者も多くいることについて報告させていただきます。快適に,安全で事故のないような形で自転車対策を進めていきたいと思っていますので,忌憚のないご意見頂きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。 協議会の定足数についての報告 事務局より,本日の欠席者は4名,出席者が11名であることから,定足数に達していることが確認された。 情報公開について 当協議会では議事録の作成と傍聴者の受け入れについて全委員の賛成により了承された。 事務局より,本日の傍聴希望者はなしと報告された。 議題 報告事項第1号 路上自転車駐車場の新規設置及び料金体系について (事務局より資料1,参考資料の説明) 質疑応答 <伊藤会長> ご意見・質問等をお受けします。いかがでしょうか。 <A委員> 東急前については,駐輪場の設置前でかなりの数の自転車が停まっていますけれど,説明資料の中で計画台数が80台とありました。実際に現状の台数に対して、この80台で間に合うのかどうか確認したいのですがいかがでしょうか。 <事務局> 本日の配布した資料には掲載しておりませんが,今年の5月に実施した自転車利用実態調査の中で,停車自転車の台数を時間帯ごとカウントしました。その結果を踏まえて,計画台数を設定いたしました。 <伊藤会長> 調査の結果現状の台数について,具体的に事務局の方から報告をお願いします。 <事務局> 調査では,一番多く停められていた時間帯が午前11時台で86台となっております。朝の10時から夜の8時まで調査した結果の平均台数が約50台となっており,80台の計画台数で概ね収まるのではないかと考えております。 <A委員>  そうすると,80台の設置台数であれば,放置自転車が解消されると考えてよいのですね。 <事務局> 先程説明したとおり調査日の最大は86台ですが,今回の設置及び適正利用の周知ということでまかなえるのかなと考えています。 <A委員> たぶんあそこは,買い物利用客が30分ぐらいで入れ替わると思いますので,了解いたしました。有難うございます。 <伊藤会長> 他に意見はないですか。例えば料金設定で段階にこういうふうに上げていく方がよいとか意見があれば伺います。また,安全対策についても意見があれば伺いますがいかがでしょうか。 <B委員> 安全に関して言えば自転車については,歩道を通行する場合には,歩道が自転車通行可であれば自転車は車道側を通行することが可能であります。かつ車道寄りを通行してもらうというのがあります。今回の路上自転車駐車場を設置する箇所については,この自転車設置スペースがありまして,車道寄りの方に自転車が通行して頂くことを考えて,当然歩行者の方が,ここに限らず常に歩行者の方がいれば,自転車は徐行してすぐ停められる速度にすべきです。したがって,この歩道に限らず一緒だと思いますのでこの3メートルという歩道幅があれば,歩行者が多いときは,ゆっくりと徐行して走行することは変わらないので,幅員と歩行者の交通量にもよりますが,3メートルもあれば、私個人的には広いなと思いつつも,一時的に多い時には自転車利用の方はゆっくりと走っていただくもしくは押して歩くことなどが必要であり,また副市長も気にされていたように全体的にキャンペーンを通じて市民の方に伝えて,より安全な歩道を走る時や車道を走る時などの色々な注意喚起が出来ればと思っているところです。 <伊藤会長> どうも有難うございます。同じように交通安全の面からC委員何か意見はありますでしょうか。 <C委員> 私自身北側なので,あまりこの南側の東急ストア前は利用していないのですが,時間帯によっては,歩行者がいる場合,特に土日などは多いですよね。自転車を利用している方には気を付けていただければいいのかなと思います。 <事務局> 補足ですが先程説明した自転車利用実態調査ですが,平日と休日の両方調査しておりまして,東急ストア前に関しては,休日の方が自転車の利用が多いことも把握しております。今回説明した路上自転車駐車場を設置すれば,放置自転車対策にもなりますし,さらに歩行者への安全性など色々な面で解消されていくのかなと考えております。 <伊藤会長> 料金体系についても,最初の60分が無料ということで買い物客のほとんどの方がそれ以上は駐輪しないということなので,なるべくそれでおさまって次の買い物をする人は,駐輪場に新たに駐車するという考え方です。長い時間駐車しないという考え方です。これについては,駅前の買い物利用の方を対象としており,通勤・通学の方は,ほかの定期利用の駐輪場があるのでそちらを使用するように住み分けができるという考え方ですよね。 ほかに意見や質問はないようなので,次の議題に移ります。 報告事項 第2号 シェアサイクルの事業 について (事務局より資料2,参考資料の説明) 質疑応答 <伊藤会長> ご意見・質問等をお受けします。 <A委員> 利用料金についてですが,こちらの参考資料ですと15分70円,最大12時間1,000円となっているのに対し,資料2の説明資料だと30分130円、延長15分ごと100円、最大12時間1,800円と説明されていたのだが,よく分からない。どちらが正解なのか教えてほしい。 <事務局> 今年の4月に料金改定がありまして,その現行料金がこちらの資料2に記載しております。こちらの参考資料に記載している料金は,報告書を作っている段階での料金であり,昨年度まではこちらに記載している料金を使用しておりました。現行はご説明させていただいた料金となっております。 <伊藤会長> 他にご意見やご質問はありますか。 他の区や市でもこのシェアサイクル事業は行っておりまして,調布市は他の区市に比べて需要は多い方なのか。そのような比較データはあるのか。 <事務局> 今年の5月のデータでは,一番需要が多いのが府中市で,調布市は2番目に多くなっており,同じシェアサイクル事業を導入している自治体の中では利用されている割合が高いと考えています。 <伊藤会長>  市単位でやると市内で完結しなければならないけれど,民間の事業者がやっていただけると,府中市とか三鷹市とか狛江市や武蔵野市とか広範囲で色々な事業展開ができるということで非常にありがたいと思います。今回シェアサイクル事業を締結している民間事業者であるオープンストリートに協力していただいていることは,そういった面でも需要が増えているような気がします。  一つ課題としてあげるならば,深大寺観光地つまり神代植物公園や深大寺などのお寺の傍にもう少しサイクルポートが多く設置されると,調布駅からの深大寺に行って戻ってくるルートが大分確保されるのではないかと思います。それと本日出席されている京王電鉄さんには申し訳ないかもしれないが,バス以外の深大寺行きルートが少ないのではないかという課題があるということも聞いておりますので,ぜひサイクルポートの設置を検討していただきたい。 <A委員> 今の話ですが,料金のシステムが長時間にならないように短時間に設定されているという話ですが, 会長が話をしたように例えば深大寺でおそばを食べたり、あるいは神代植物公園などに立ち寄り観光の方が長時間滞在することになります。その時に料金を特別価格にして調布市独自の観光特別価格が設定されれば,結構自転車を利用することになるのかなと思いました。 <事務局> 料金システムについて補足いたします。他の自治体ですが,さいたま市では,商工関係と協力しクーポンを設定することにより実際に割引等で活用している例があります。 <伊藤会長> お店を利用するとシェアサイクルで少し割引等するという意味でクーポンを設定しているのか。 <事務局> その通りです。割引もしくは利用料金の軽減ということで設定しています。例えば「15分無料で乗ることが出来ます」とかのサービスをやっている自治体もあります。 <D委員> 先程の資料で言いますと4ページになりますが,シェアサイクルの利用者のアンケート結果について買い物での利用が多いとのことですが,今使っていない方でも観光・レジャーと併せて,買い物などで利用したい人が多いという状況です。また,今後この事業を拡大していく,さらに利便性を向上させて知っていただくためには,まずステーションの数を増やしてしていくことが一つの鍵になると思っています。そういう意味では,まだ余白的なところも踏まえ,また今後ぜひ調布駅前商店街の皆さまとも少しお話をさせていただきながら,例えば,買い物利用のお客さんが増えるというような意味合いで商店街側にもメリットがあるようであれば,もちろん場所のご提供の相談もしなくてはいけないところではあるのですが,商店街の中に少しステーションと言っても小規模のステーションの設置は可能でございますので,ぜひその辺のところはまたご相談をさせていただきたいと思いますので宜しくお願いします。 <伊藤会長> 3年でかなりの実績があるということで,今後もこの先活用が広がっていく可能性があると我々は思っておりますので,また気が付いたことがあれば,事務局に連絡をいたただければと思います。  以上で本日の議題はすべて終了いたしました。ご協力ありがとうございました。閉会にあたり事務局から連絡事項はありますか。 <事務局>  本日頂いたご意見を参考に「路上自転車駐車場の料金設定」につきましては,今後条例改正に向けて手続きの方を進めさせていただきたいと思います。また,シェアサイクル事業につきましても引き続き,利用促進のためにステーションの設置や広報等で市民の方々に周知をしていきたいと思っておりますので宜しくお願いいたします。  最後に本日の議事録につきましては,10月末頃にホームページでの公表を予定しておりますので 後日お送りする議事録(案)についてご確認をお願いいたします。以上になります。 <伊藤会長> ありがとうございました。本日は大変お忙しい中,協議会にご出席いただきましてありがとうございました。これをもちまして本日の協議会を閉会させていただきます。 閉会 以上