【8】 No.1705 令和4(2022)年2月20日 【9】 特集 ●調布市立学校給食60周年 これまでもこれからも安全でおいしい給食を  市は学校給食を通じて食育を推進するため、市立小・中学校全校に栄養士を配置し、食の指導などを行っています。全ての小学校に給食室があり、各小学校で給食を作って、できたての給食を子どもたちに提供し、中学校には親子調理方式といって、小学校で調理した給食を届けています。  市立深大寺小学校の管理栄養士 安齋亨さんに、コロナ禍においても安全でおいしい給食を提供し続ける工夫などを伺いました。 問い合わせ/学務課電話481-7476 深大寺小学校では、第七中学校の給食と合わせて1日約1080食も調理しています。 ◎深大寺小学校給食室に潜入! ◇午前7時 調理開始 小学校用・中学校用と分けながら素材を切っていきます。 きちんと温度を測ることも大切です。 朝早くから大量の食材を調理していきます。 とても大きな鍋で調理するから一度に大量に調理できます。 ◇午前11時 クラスごとに取り分けます 中学校へ/トラックで第七中学校に運びます。中学校へGO! ◇午前11時45分 給食完成! この日の献立/カレーライス、ささみのセサミフライ、コーンサラダ、牛乳、ミルメーク 安全や衛生面を考慮して各クラスの当番に渡すまで見守ります。 各クラスへ/順番に少人数ずつ配膳します。 ◇午後0時30分 いただきます! 今は班を作らずにみんな前をむいて黙食しています。 調理が終わったら/使用した鍋や調理台などを丁寧に、徹底的に洗います。 深大寺小学校の給食調理員のみなさんです。 給食を通して、「食は大切」「食は楽しい」と感じてもらいたいです。 こんな食育も/一人一台貸与されているタブレット端末を使って給食の写真を撮影。家に帰った後、家族と給食の話をするきっかけを作っています。 ●給食を通じた食育の取り組み ◎地産地消を推進  「地産地消」とは、地元でとれた農産物を地元で食べる取り組みです。  市内でも、1年を通してさまざまな農作物が収穫されます。また、姉妹都市である木島平村からは、おいしい米やきのこ、果物などが届きます。学校給食では、これらの安全で新鮮な食材を積極的に取り入れることで、農業や食への関心を高め、食の大切さを考える機会づくりに取り組んでいます。 ◎S&Aと連携(注)「School&Agriculture」の略  市内の農家と学校が協力し、安全で栄養豊富な地場野菜を学校給食で活用するために活動している組織です。深大寺小学校には井上さんと杉本さんが野菜を提供しています。 ◇井上雅義さん談  新鮮な野菜を食べた子ども達からおいしいと言ってもらったり、苦手だった野菜が食べられるようになったという声を聞くと、とてもうれしいです。 ◎シェフズランチ  市内農家の井上さんの畑で収穫したタアツァイやかつお菜を使って、和食料理人の舘野雄二さんが考案した特別メニューを学校給食として提供しました。この日の給食室では、朝早くから調理員の方が、舘野さんからのアドバイスをもとにひとつひとつ丁寧に調理しました。 ◇シェフズランチとは  一般社団法人ChefooDo(シェフード)の活動の一環で、食文化の創造を目指す一流のシェフたちが、学校栄養士、調理員とともにメニュー作りから調理までを行うことで、子どもたちに本物の味を体験させ、食事への関心を高める機会を提供しています。 ●最先端技術で栽培した食材を給食に活用した取り組み  市立若葉小学校では昨年11月に、市内のNTT中央研修センタで最先端技術を使って栽培されたトマトを使った給食を提供しました。  先端技術の拠点であるNTT中央研修センタでは、ローカル5Gの実証実験の1つとして、農業用ロボットの機体制御・映像伝送によるトマトの栽培に取り組んでいます。詳細は市ホームページをご覧ください。 ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 20日号/2月20日から28日 職員インタビュー、「見て、聞いて、知って、行ってみよう」など 放送時間/毎日正午から、午後4時から、8時から(各30分)(注)特集番組により、放送時間が変更になる場合があります ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日/午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)、5時30分から(5分) 土曜日/午後5時30分から(5分) 日曜日/午後3時30分から(5分) (注)特集番組により、放送が休止・時間変更になる場合があります。 調布FMの放送は、インターネットでも聴くことができます。詳細は調布FMのホームページをご覧ください