2020 STEP FORWARD 2020年に向けた調布市の取組 東京2020オリンピック競技大会 2020年(平成32年)7月24日(金)から8月9日(日) 東京2020パラリンピック競技大会 2020年(平成32年)8月25日(火)から9月6日(日) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会,ラグビーワールドカップ2019に向け調布市は取組方針を定めました(平成28年7月) 世界最大級のスポーツイベントが,2年連続で調布市において開催されることは,とりわけ次代を担う子どもたちにとって,スポーツの役割の重要性や平和の尊さを実感するとともに,明るい希望と夢を抱いて世界に目を開く絶好の機会となります。 基本的な考え方 東京2020大会,ラグビーワールドカップ2019を契機として,東京2020組織委員会の「アクション&レガシープラン2016(平成28年7月)」において掲げた「5本の柱」の考え方を踏まえた5つのテーマをもとに,スポーツ振興をはじめ,産業・観光振興,文化振興,国際交流,平和施策,青少年の健全育成,教育・福祉の充実など,調布市基本計画や調布市総合戦略と連動した様々な角度からの取組を,東京都と東京2020組織委員会,近隣市,関係団体など多様な主体と連携・協働し,市のまちづくりへの効果とレガシーを創出し,多摩地域全体の振興につなげていく。 取組の視点1 東京2020大会,ラグビーワールドカップ2019の円滑な開催に向けた支援 開催地の地元市として開催支援に取り組み,にぎわい創出や市民の安全・安心の確保,来街者のおもてなしなどの環境整備を推進 取組の視点2 大会の機運醸成とスポーツ・文化・福祉健康・教育の振興 機運醸成を図るとともに,市民のスポーツへの関心を高め,芸術・文化振興,福祉健康の充実,子どもたちに明るい希望と夢を与える機会をひろげる 取組の視点3 大会後のレガシーを創出し,調布のまちの発展と多摩地域全体の振興につなげる 多様な主体と連携・協働し,かけがえのない感動と記憶を残すとともに,調布市における有形・無形のレガシーを創出し,多摩地域全体の振興につなげる 3つの視点を踏まえた5つのテーマによる取組 スポーツ・健康づくり,産業・観光振興,まちづくり,文化・国際交流・平和,教育・青少年の健全育成 調布市で開催が予定されているオリンピック・パラリンピック競技 東京スタジアム(味の素スタジアム) ■7人制ラグビー 競技概要 1チーム7人の選手からなる2つのチームが,楕円形のボールを持って走り,パスやキックなど,相手陣のインゴールまで運ぶ(トライ),あるいはH型のゴールポストの間にボールを蹴り入れて(ゴール)得点を競います。15人制のラグビーと同じフィールドを使って,7分から10分ハーフで試合が行われます。 ポイント・見どころ 7人制の最大の特色は,少ない人数でボールを大きく動かすパスが重要になり,ボールのハンドリング技術,走るスピード,広いフィールドを少人数でプレーする体力が15人制以上に求められます。広いフィールドを少ない人数でカバーするため,ボールが大きく動き,スピードと俊敏性,ハンドリングスキルが勝敗のカギとなります。トライシーンも多く,エキサイティングで流れるようなプレーが見どころの競技です。 ■サッカー 競技概要 1チーム11人で,ボールに手を触れることなく,足で蹴るなどして相手チームのゴールへ入れ,得点を競います。 ポイント・見どころ 男子は23歳以下の年齢制限あり(注)。個性的なタレントを持つ次世代のスーパースターの活躍に注目です。女子は年齢制限がないため,ワールドカップと並ぶ世界最高峰の戦いが繰り広げられます。 (注)各チーム3名まで23歳以上のオーバーエイジ枠あり ■近代五種 競技概要 1人の選手が1日に全く異質の5種類の競技に挑戦し,限界に挑む競技です。フェンシング(エペ)・水泳(200メートル自由形)・馬術(障害飛越)・コンバインド(射撃5発+ランニング800メートルを4周)で競い合います。 ポイント・見どころ 「静」と「動」が混同する全く異なる種目の流れの中で求められる各種の力(集中力,調整力,瞬発力など)をどのように発揮できるかがポイントとなります。選手ごとに得意・不得意があり順位変動も大きく,最後の最後まで目が離せません。 (注1)水泳・馬術・射撃・ランニングは,東京スタジアムで開催予定 (注2)フェンシングは,武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)で開催予定 武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称) ■バドミントン 競技概要 ネットを挟んでシャトル(羽根)をラケットで打ち合う競技で,1ゲーム21点マッチ方式で3ゲーム行い,2ゲーム先取で勝利となります。男女別のシングルス(1対1)とダブルス(2対2),男女ペアで競技するミックスダブルスがあります。 ポイント・見どころ シャトルを打った時と相手に到達する時の速度差がポイント。狭いコート内で相手を動かし,相手が取れないところへシャトルを落とすための駆け引きに注目です。 ■車椅子バスケットボール 競技概要 すばやく動くことができ,回転しやすい専用の車椅子に乗ってプレーするバスケットボール。1チーム5人,コートの広さ,ゴールの高さなどは一般のバスケットボールと同じですが,一部のルールは車椅子で行うという特徴に合わせて決められています。 ポイント・見どころ 障害の程度により選手に「持ち点」を与え,試合中にコートの上にいる5人の選手の合計点が14点以下になるよう定められています。選手どうしが接近して車椅子がぶつかり合うことがたびたびあり,迫力満点の競技です。 Q オリンピック・パラリンピックっていつ始まったの? A 第1回オリンピックは1896年のアテネ大会,第1回パラリンピックは1960年のローマ大会です。1964年の東京大会は,アジアで初のオリンピック開催となり,“パラリンピック”という愛称が初めて名付けられた特徴的な大会となりました。そして,2020年は東京で56年ぶり!2度目の開催はアジアで初となります! Q 2020年に向けて調布市はどう変わる?! A 東京2020大会では,調布市で5つの競技開催が予定されています。2020年に向けて,競技会場となる武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)や,調布駅前に多摩地域最大級のシネマコンプレックスを含む複合商業施設が完成するなど,まちは大きく変わっていきます。この世界最大級の大会開催を契機にスポーツ振興をはじめ,産業・観光,文化,教育など,あらゆる分野で素敵なレガシー(遺産)を調布のまちに創っていきましょう! Q 2020年に向けて何かしたいなぁ… A 東京2020大会時,大会運営に従事する大会ボランティアを組織委員会が,国内外からの観光客へ観光・交通案内をする都市ボランティアを東京都が,それぞれ2018年夏頃から募集開始予定です。調布市でも,各種イベント開催のほか,気軽に始められる地域活動の情報を発信していますので,ぜひ一緒に大会を盛り上げましょう!  コラム オリンピックが目指すもの オリンピックがもつ根源的な考え方をオリンピズムといい,「スポーツを通じて,若い人々がフェアプレーの精神の下に体と精神を鍛錬し,文化や国の違いなど,様々な差異を超えてお互いに理解し合い,友好を深めて,世界平和に貢献していこう」とする理念です。 五輪で有名なオリンピック・シンボルは,1914年近代オリンピックの父クーベルタンによって作られました。左から青,黄,黒,緑,赤で彩られた五つの輪は五大陸を表しており,世界中の人々がオリンピックを通して友情を育み,協力し合って結ばれることを表現しています。また,この輪の五色とオリンピック旗の背景の白の六色の組み合わせによって,世界中のほとんどの国旗が描けることから,これらの色には「世界は一つ」という意味が込められています。 パラリンピックの価値 パラリンピックは,障害のある人々が参加する世界最高峰の国際競技大会で,オリンピック終了後,同じ会場を使って開催されます。国際パラリンピック委員会は,パラリンピックの価値として,『勇気・決断力・平等・鼓舞』の4つを掲げています。パラリンピックスポーツを通じて,障害者も健常者もともに生きる社会を創出することが究極のゴールなのです。 調布市 行政経営部 オリンピック・パラリンピック担当 電話:042-481-7368・9(政策企画課)