第2回 調布市食物アレルギー事故再発防止検討委員会 議事要旨 ■日時 平成25年4月24日(水) 午後6時30分~ 午後9時10分 ■場所 総合福祉センター2階201会議室 ■出席者19人 伊藤俊克委員,赤澤晃委員,海老澤元宏委員,笹本和広委員,田中健次委員, 塚越博道委員,小森美奈子委員,濵田賀津子委員,小寺浩二委員,松田秀男委員, 田代和正委員,小杉茂委員,大島振一郎委員(代理人),山本雅章委員, 宇津木光次郎委員,村木尚生委員,高橋和男委員,秋國光宏委員,小坂力委員 ■欠席者0人 ■顧問 副市長 小林 一三  教育長 海東 元治 ■傍聴者 44人(報道関係者を除く) ■事務局  教育部 塩足次長  教育部学務課元木課長補佐,内田係長,加藤主査,宮崎主任,安倍主事 ■内容  議事 (1) 食物アレルギー対応者への給食の誤食事故について (2) 事故防止検討部会報告 (3) 緊急対応検討部会報告 主な意見等 ガイドラインについての意見 ・調布市独自のマニュアルを作るのではなく, 文部科学省の「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン (平成20年3月)」(以下「国のガイドライン」という。) に準拠して,足りない部分を調布市として補うものを作るとすべき。 ・この委員会で保育園まで所掌を広げるのは無理がある。 保育所,保育園も基本的には国のガイドラインをきちんと読んで,準拠すればいい。 6月末を考慮すれば学校給食に絞るべき。 ・国のガイドラインに基づく対応を基本とし, 不足等があればそれを補うマニュアルを考えるべき。 「独自」をやめることにより全国的な取り扱いとなる。 したがって「調布市立学校食物アレルギー対応マニュアル(暫定版)」 (調布市教育委員会学務課)をたたき台とする進め方はしない。 ・国のガイドラインを補うためには何が必要か。今までなぜできていなかったか。 しっかり子部会で議論をすべき。 ・文部科学省から出ているマニュアルがあるのに, さらに調布で独自のものを作ると,混乱する。 ・国のガイドラインに準拠するのが一番簡単な対応で,調布市が複雑な対応をやめるべき。 ・再発防止するためには,管理指導表の徹底運用, そしてガイドラインに準拠することが全ての根本で,管理指導表を徹底運用するには 医療的な知識をもった人間も入っていかないと難しいのでは。 アドレナリン自己注射薬についての意見 ・エピペンを打つタイミングは, 症状が1段階程度で「打つ」という指導は難しい面がある。 ・調布は「打て」と方針を出すのか,法の観点が踏み込めないのであれば, 2段階程度のシンプルな表を示すことがとても大切なことになる。 ・打つリスクより,打たないリスク。 ・エピペンの保管に関しては,国のガイドラインにはないので 決めてあげないといけない。 ・エピペンを打つタイミングに関しては,個別対応プランを作ってどのグレードで打つか 親と確認する。緊急時対応表を作ることもガイドラインに書いてある。 それにしたがって行えば何か事故が起きたときも,きちんと正当性がとれる。 校内に委員会でも確認すべき。 管理指導表,除去についての意見 ・医師会との体制作りは短期にはできない。中期的な課題である。 ・相模原市では,管理指導表のコスト(文書料)を市が負担している。 ・管理指導表に関しての改善策は、医師会と共同作業していくのが 非常にシンプルで,全部のスタートだと思う。 ・医師会と連携して管理指導表を正し 学校の食物除去対応を本当に必要な人だけに行うべき。 ・複雑な給食の対応をやめて単純にすることが肝心。 牛乳アレルギーに対して「飲用牛乳除去」「乳製品を食べない」 「乳を含むもの完全除去」などの3段階の複雑な対応をすべきでない。 対応をしているなら,直ちにやめるべき。 「乳を含むもの完全除去」という単純な対応とすべき。 研修等についての意見 ・保護者のほうも知識を高めて,理解できる機会を与えるべき。 ・教育委員会,学校,保護者と風通しがいい体制が望ましい。 進め方についての意見 ・本部会から子部会への指示事項, 本部会での決定すべき事項があいまいな進め方である。 はっきりしたほうがいい。 ・本部会には各部会長が委員としている。本部会の議論はしっかり伝わる。 部会からの報告に適宜指示や宿題を本部会で出して解決策を検討していただく。 部会で決められないことは本部会で決定すべき。