令和8年度 第1回 調布市生涯学習推進協議会 会議録 1 日時  令和8年9月17日(木)午後3時〜午後4時 2 場所  調布市役所5階特別会議室 3 出席者 3 出欠 (1) 出席 生涯学習推進協議会委員(敬称略) (会長)菅原 育子 (副会長)水戸 和幸  宇井 修  榎本 和江  平澤 和哉    山口 博之 事務局 松谷文化生涯学習課長  石戸谷課長補佐  中垣主任 (2) 欠席委員  佐藤 美菜子  島田 早苗  田島 誠  矢幡 秀治 (3) 傍聴希望者 0名 次第1 委員紹介  ・各委員より自己紹介   次第2 会長及び副会長の選出 ・事務局より以下の資料について説明   調布市生涯学習推進協議会条例(資料3) ・会長及び副会長の選任 次第3 (1) 調布市生涯学習推進協議会について (2) 前回(第13期)調布市生涯学習推進協議会答申と市の取組について (3) 調布市の生涯学習施策の評価・振り返りについて  ・事務局より以下の資料について説明   第1回 調布市生涯学習推進協議会(第14期)(資料4) 会長 ありがとうございます。ただいま、第13期協議会の答申内容や、その後の市の取組、市民意識調査の結果についてご説明いただきました。内容について、ご確認やご質問等がございましたらお願いいたします。本日は盛りだくさんの内容でしたが、委員の皆様はそれぞれ事業の実施や市民活動に関わっておられるお立場でもありますので、そうした視点からでも結構です。ご意見等ございましたらお願いいたします。 委員1 ご説明ありがとうございました。 第13期まで続いているということで、改めて継続的な取組であることに感心いたしました。 前回、第13期の答申が令和5年頃だったかと思いますが、その際に実施されたアンケート結果を拝見すると、今回と共通して「情報発信の充実」という課題が挙げられていました。 資料7ページには現在の取組が掲載されていますが、この3つについては以前から実施されていたものも含まれているように見受けられます。 この間で新たに始めた取組があったのか、あるいは今後新しい取組を進めようとしているのか、そのあたりについて教えていただければと思います。 事務局A 答申をいただいてからおよそ4年程度が経過しておりますが、その間、市ではさまざまな生涯学習関連の情報発信に取り組んでまいりました。 例えば、7ページにあります生涯学習情報コーナーにおける相談対応や、地域コミュニティサイト「ちょみっと」への講座情報の掲載などを継続して実施しています。 そのほかにも、コミュニティFMである調布エフエムにおいて、「生涯学習・市民活動のススメ」という番組を毎週日曜日に放送しており、10分程度の枠の中でサークル紹介などを年間50回以上実施してまいりました。また、市公式XやLINEなどのSNSも活用しながら情報発信を行っております。 このように情報発信の充実には取り組んできたところです。例えば、生涯学習情報コーナーにおける相談件数ですが、調布市の事務報告書に掲載していますが、令和5年度863件、令和6年度830件、令和7年度755件と、やや減少傾向にあります。そのため、引き続き情報発信には力を入れていかなければならないと考えております。ただし、最近はご自身でインターネット検索をしたり、生成AIなどを利用して情報収集される方も増えていると実感しています。そうした社会状況の変化も踏まえながら、これからの情報発信の在り方を考えていく必要があると感じております。 以上です。 委員1 ありがとうございます。 委員2 私は大学で市民向け講座を担当しておりますが、資料8ページに掲載されているサイエンスカフェや研究者との交流イベント、小学生向け工作クラブなどを実施しています。参加者アンケートで「何を見て知りましたか」と尋ねると、最近はイベント情報をまとめているサイトやAIなど情報集約している様子があります。 おそらくホームページ情報が自動的に集約されて、興味がある方のところに届いているのだと思います。 そのような仕組み自体は便利ですが、第三者のサービスに頼っている面もありますので、「調布市としてこういう取組をしています」ということが分かる発信の仕方も必要だと思います。 ただ、逆に情報を出し過ぎると「情報が多過ぎる」「通知が多い」と感じる方もいますので、そのバランスは非常に難しいところだと思います。 委員3 私も情報発信については、どの分野でも必ず課題になると感じています。 先ほどの市民意識調査を見ると、市報ちょうふによる情報取得がかなり高い割合を占めていました。SNS全盛の時代と言われていますが、市報のような媒体も依然として重要なのだと思います。一方で、学校を通じたチラシ配布などは以前ほど機能しなくなってきているようにも感じます。そのため、これまで進めてこられたSNSもさらに工夫して活用する必要があるのではないでしょうか。例えば、検索や表示に引っかかりやすくなるタグ付けなどもありますし、今はそれ以外の仕組みもいろいろあります。また、事業によって対象者が異なるので、ターゲットごとに情報の出し方を工夫することも必要ではないかと思います。結果的には口コミが一番強かったりするのですが、その口コミにつながるための仕掛けづくりも大事だと思います。 委員4 市民の立場からお話ししたいと思います。地域デビュー推進委員会は20年近く活動していますが、情報発信についてはいつも課題になっています。地域デビューしませんか、ボランティアしませんかと個別に案内しているのですが、参加者の方からは、「どこへ行けば何があるのか分からない」、「一元化された入口はないのですか」という声をよくいただきます。市役所へ行けば何でも分かると思っていたら、実際にはさまざまな部署や施設に分かれていて、「やっとここにたどり着きました」という方も少なくありません。特に転入してきた方は、どこに何があるのか全く分からない状況だと思います。また、私自身もそうでしたが、定年前までは仕事が忙しく、市報を見ることはほとんどありませんでした。市報が重要な情報源だというデータはありますが、私自身が読むようになったのは定年後です。そう考えると、定年前後の世代にどう情報を届けるかも重要な課題だと思います。例えば企業と連携して、定年退職前のセミナーなどで地域活動や生涯学習の情報を届けることも考えられるのではないでしょうか。私も会社員時代、退職前セミナーを受けましたが、お金や年金の話ばかりで、「その後どう楽しく生きるか」という話はほとんどありませんでした。そういう機会と生涯学習や地域活動を結び付けることも考えられるのではないかと思います。 イベントを開催してもチラシが埋もれてしまうので、口コミも含めたさまざまな工夫が必要だと感じています。こうした協議会では、それぞれの分野の知恵を出し合うことが大切だと思います。 委員5 私も同じように感じています。私自身も仕事をしていた頃は市報を見ることがほとんどありませんでした。文化協会の中でも世代によって情報の取り方が全く違います。若い世代は何か習い事を始めるにしても、まずSNSで検索します。「ここに良い先生がいたので来ました」という方もたくさんいます。一方で、高齢の方の団体はSNSが苦手で、紙媒体でないと情報が届きません。同じ文化活動の中でも世代によって大きな違いがあると感じています。また、情報は出せば良いというものではなく、そもそも興味を持ってもらわないと見てもらえません。情報に気付いてもらうきっかけづくりも課題だと思います。今は情報量が多過ぎて、かえって選べなくなっている面もあります。 会長 そういう意味では、市が提供する何らかのプラットフォームがあると、一つの入口になるのではないかと思いました。情報があったとしても、参加したくても参加できないという課題もあると思います。 委員4 地域デビュー事業のイベントを開催していた際に、たづくりを会場として「ぜひ来てください」と案内していたのですが、「遠くて行けません」「足が悪いので移動が難しい」といった声を何度かいただきました。その際、「公民館や地域福祉センターなどで開催してもらえれば参加しやすい」というお話をいただくこともありました。テーマを絞って実施する必要はあると思いますが、公民館は公民館で独自の事業を実施していますし、その辺りの整理も必要なのかなと感じています。「何がどこで実施されているのか分からない」ということに加えて、「たづくりまでは行けない」という声もあります。もちろん福祉センター等で開催するにも会場確保など様々な課題がありますし、実現できることとできないこともありますが、録画した講座を視聴できるような仕組みがあっても良いのではないかという話もよく聞きます。大きなイベントを一度実施するのも大切ですが、小規模でも身近な場所で接する機会を増やしていくという地道な取組も重要なのではないかと感じています。大学で開催される講座などは魅力的ですが、大学まで足を運ぶこと自体が難しい方もいますので、もう少し地域に近い形でできないかと日頃感じています。 委員2 私の経験になりますが、以前は大学だけで実施していた講座でも、ここ2、3年は西部公民館など市内各地で開催する機会が増えてきました。たまたまかもしれませんが、似たテーマの講座を別の場所でも開催してほしいという声をいただくことがあり、「向こうで評判が良かったので、こちらでもお願いしたい」といったこともあります。そのため、施設同士や団体同士のネットワークづくりを進めながら、同じテーマをさまざまな場所で展開していくことも一つの方法ではないかと思います。確かに大学へ来ていただく方が運営上はやりやすい面もありますが、参加者の立場からすると必ずしもそうではありません。開催場所の工夫という視点は重要だと思います。 事務局A それでは会場に関する情報について補足させていただきます。市内には社会教育施設として利用できる施設が複数あります。地域福祉センターは市内に10か所あり、会議室や研修室、施設によっては調理室なども備えています。また、市民プラザあくろすやブランチ調布、文化会館たづくりがあります。さらに、地域が運営するコミュニティ施設として「ふれあいの家」があり、自治会等が管理していますが、部屋を借りて活動することができます。そのほか、公民館が東部・北部・西部の3館あります。 会長 市として、「なるべく小規模に地域ごとで実施する」といった明確な方針があるわけでしょうか。 事務局A 事業内容や対象者に応じて適切な会場を選定しているのが実情です。また、市の取組として出前講座があります。これは行政の仕事や基本計画、防災対策などについて、市職員が地域へ出向いて説明するアウトリーチ型の事業です。令和7年度は124件実施しております。一定人数が集まることが条件ではありますが、地域へ出向いて実施する取組も行っているということでご紹介させていただきます。 委員5 会場の話になりますが、団体では「活動したくても会場が取れない」という声が多いです。例えば合唱など音楽活動の場合、それなりの設備が整っている施設でなければ活動が難しいのですが、その数が足りず、市内で確保できないため狛江市など市外へ行って練習場所を探している団体もあります。その意味では、場所の確保というのは非常に重要な課題だと思います。 委員4 一つの可能性として、民間施設の活用もあるのではないかと思います。以前、高齢者向けの活動で薬局の会議室を利用したことがありました。企業によっては会議室を地域に貸し出しているところもあります。大学も含めて、セキュリティや費用の問題はあると思いますが、企業や民間施設の空間を活用できれば、会場不足の解消につながる可能性があるのではないでしょうか。 委員3 子どもの活動という観点からお話しと、私たちは公共施設を利用していますが、CAPSの近くにある福祉施設の一つでは、建て替えの際に地域住民へ貸し出す部屋が整備されました。そうすると自然に子どもたちも集まり、地域の方々もそこを拠点として活動しています。そうした地域施設も活用できるのではないかと思います。また、コロナ禍を経て、現在増えていると感じるのがハイブリッド開催です。現地参加する方もいれば、オンラインで参加したい方もいます。そうした形式を取り入れることも有効ではと思います。さらに、障害のある方が参加しやすい環境という視点も大切です。誰でもトイレがあったり、段差がないこと、エレベーターがあることなど、アクセシビリティに配慮した会場選びが必要だと思います。 委員4 学校施設についても、小学校など身近な場所が活用できれば良いと思います。さらに最近は空き家の増加も話題になっていますので、費用面など課題はありますが、そういった場所の活用も一つの可能性ではないかと思います。 事務局B 音楽活動の会場不足、民間施設の活用、学校施設の利用など様々なご意見をいただきました。学校施設については、音楽室を含め校舎内施設の利用となるため、防犯面やセキュリティ面からハードルが高い部分があります。一方で、公共施設だけでは予約状況や利用条件など様々な制約がありますので、民間施設の活用という視点は参考になると感じました。事務局としても把握していない事例をご紹介いただきましたので、今後の検討の参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 会長 ありがとうございます。第13期の取組の振り返りという観点で議論いただきましたが、こちらについてはよろしいでしょうか。 委員3 別の会議でも「参加したくても、参加につながる仕組みがないと難しい」という話が出ていました。例えば子育て支援や見守りなどの仕組みがあることで、参加しやすくなる場合もあります。 事務局A まさに委員ご指摘のとおりです。市民意識調査の中でも、託児スペースのような支援を求める意見はありました。たづくりには保育室がありますし、地域施設でも子どもが遊べるスペースを整備している事例があります。また、事業そのものの中で親子が一緒に参加できる内容を取り入れている取組もあります。子育て中の方々が参加しやすい環境づくりは、生涯学習分野においても重要な課題であると認識しております。今後の検討課題の一つとして考えていきたいと思います。 会長 子育てを始める時期や定年退職を迎える時期というのは、地域とつながる大きなきっかけだと思います。そうしたライフイベントのタイミングをうまく捉えて、生涯学習や地域活動につなげていくことは非常に重要だと感じます。 委員1 参考までに申し上げますと、全国にボランティアが運営する「おもちゃ美術館」があり、私も数か所見学したことがあります。木のおもちゃを中心にした施設で工夫された施設です。ボランティアによる運営が行われているのですが、親子連れが自然に集まり、お母さん同士の交流も生まれています。そうした取組を調布でも活用できれば、子育て世代が地域とつながるきっかけづくりになるのではないかと思います。どこかと連携しながら実施できれば面白いのではないでしょうか。 事務局B 今のおもちゃ美術館のお話は、子どもたちが集う場というだけでなく、ボランティア活動の場という視点も含まれていると思います。学んだことを生かしたり、地域の中で活躍できる場の創出という意味でも非常に参考になる事例だと感じました。事務局としても調べてみたいと思います。 委員1 ホームページを見ると、「おもちゃ博士」のような資格を取得する仕組みもあるようです。活動のやりがいや生きがいにもつながっているようで、参加されている方は高齢者の方が比較的多い印象でした。もちろん若い方もいらっしゃいますが、保育士の経験がある方なども参加されていて、そうした方々が活躍できる場になっています。高齢者の方が社会とつながるきっかけとしても非常に良い仕組みではないかと思います。 会長 ありがとうございます。それでは次の議題に移りたいと思います。議題3の「生涯学習分野における社会動向」と「アンケート案」について、事務局から説明をお願いいたします。 次第3 (4) 生涯学習分野における社会動向について (5) 生涯学習に係るアンケート(案)・関係団体ヒアリング(案)について  ・事務局より以下の資料について説明   第1回 調布市生涯学習推進協議会(第14期)(資料4)   各参考資料 会長 ありがとうございます。アンケートはこれから実施ということですが、設問内容についてまだ修正は可能でしょうか。 事務局A はい。デジタルで実施する部分もありますので、本日の議論を踏まえて修正することは可能です。印刷等もまだ間に合いますので、ご意見をいただければ反映したいと考えています。 会長 それでは、アンケート案も含めてご意見をいただければと思います。次回はアンケート結果の速報を基に議論することになりますので、本日の意見は重要になると思います。 委員3 19ページの教育振興基本計画に「女性活躍に向けたリカレント教育の推進」という記載があります。リカレント教育は学び直しというイメージがありますが、生涯学習とはどのように整理されているのでしょうか。 事務局A リカレント教育やリスキリング、生涯学習については関連する概念ですが、それぞれ少し意味合いが異なります。リカレント教育とは、社会人になった後も必要に応じて学び直しを行い、知識や技能、教養などを継続的に身に付けていくことを指します。一方、リスキリングは仕事で必要となる新しいスキルを習得することを意味します。生涯学習は、それらも含めた、より広い概念だと考えています。教育基本法では、生涯学習について、「国民一人一人が、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことができる社会」という理念が示されています。そのため、生涯学習は非常に広い概念として捉えていただければと思います。 委員5 生涯学習は本当に幅広い概念ですよね。アンケートを受ける市民の方にとっては、もう少し具体的に示さないと分かりにくいのではないでしょうか。資料10ページには比較的具体的な説明がありますが、同じような説明をアンケートにも入れる予定でしょうか。 事務局A 前回も「生涯学習とは」という説明を記載していたのですが、正直なところ分かりにくかったのではないかと感じています。「生涯学習」という言葉自体が少し堅い印象を与えている面もあります。例えば趣味やボランティア活動も含まれるということが十分伝わっていなかった可能性がありますので、アンケート回答者に適切に理解していただけるよう工夫していきたいと考えています。ただ、表現を変え過ぎると経年比較が難しくなる面もあります。市民意識調査と今回のアンケートで説明が大きく異なると、結果の比較がしづらくなると思います。表現の改善は必要ですが、継続的な比較ができるよう工夫していきたいと思います。 委員1 そうだとすると、この協議会は非常に広い意味での生涯学習全体について議論する場という理解でよろしいのでしょうか。 事務局A そのとおりです。広い意味での生涯学習を対象としております。 委員1 私も今回改めて文部科学省の定義を調べたのですが、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、企業内教育、趣味など、非常に幅広い活動が含まれています。そう考えると、「過去1年以内に生涯学習をしましたか」という質問に対して、該当しない人が多くなるのは少し不思議な気もします。むしろ最初に「どのような活動をしましたか」という設問を置き、その積み上げで生涯学習の実施状況を把握する方法もあるのではないかと思いました。 事務局B 市民意識調査については全庁的な調整が必要になりますが、今回のアンケートについては、そのような項目立てについても検討したいと思います。 委員1 アンケートについて感じたことですが、アンケートは誰に聞くのかが大事だと思っています。前回の市民意識調査では、3,000人に配布して1,300件の回答があったとのことでしたが、調布市の人口は約24万人ですので、割合としてはそれほど大きくないようにも感じます。もちろん統計的な考え方はあると思いますが、もう少し回答数を増やせないかなという印象があります。紙で配布する方法には限界があると思いますが、今回のLoGoフォームのような仕組みは非常に良いと思います。ただ、フォームを用意するだけではなく、そこへ導く工夫も必要ではないでしょうか。例えば費用の問題はありますが、商店街や大型商業施設に協力いただいて、アンケート回答者に何らかの特典があるような仕組みができれば回答数は増えるかもしれません。京王電鉄さんや地域の事業者と協力して実施するといった方法も考えられるのではないかと思いました。思いつきレベルではありますが、回答数を増やす工夫はあってもよいと思います。 事務局A まずLoGoフォームについて補足させていただきます。LoGoフォームはQRコードを読み込むことでインターネット上のアンケート画面へアクセスし、そのまま回答できる仕組みです。市でも最近さまざまなアンケートで活用しております。一方で、市民意識調査は無作為抽出により3,000人へ配布する調査であり、一定の手間と費用をかけて実施しているものです。今回のアンケートについては、それとは別の位置付けになります。市民意識調査については令和7年度調査結果を本日資料としてお示ししておりますが、今年度も実施予定ではあります。ただし、今回の答申スケジュールとの関係で、今年度調査結果をどこまで反映できるかについては時間的な制約があります。できる限り周知には努めたいと考えていますが、率直に申し上げて今回は限界もあります。一方で、今回いただいたご意見は今後の生涯学習推進協議会でも活かしていきたいと考えています。今回の答申スケジュールはかなりタイトな状況でもありますので、次期以降はもう少し腰を据えて分析や調査ができる体制についても検討していきたいと思います。 事務局B 前回、第13期協議会で実施したアンケートは、調査期間はおおむね1か月程度で、市ホームページやLINE等でも周知を行いました。結果として483件の回答がありました。内訳は、Web回答139件、紙回答(持参・FAX等)344件でした。配布先は、国際交流協会(現:国際交流センター)、文化協会、大学、地域デビュー推進委員会などの団体のほか、公共施設等でも配布しました。今回も期間は短いですが、より効果的な場所へ協力依頼を行いながらアンケートを実施していきたいと思っております。 会長 今回のアンケートは、市民全体を対象とするというよりも、すでに生涯学習に取り組んでいる方や、関心のある方を中心にご意見をいただくということでしょうか。 事務局A 市報やLINEでも公表するので、不特定多数の方が回答できるようになっています。 委員1 配布先についてですが、これから1か月の間に市内で生涯学習関連の催しやイベントもたくさんあると思います。例えば地域のイベントや講座など、人が集まる場で配布できれば回答数も増えるのではないでしょうか。そういう機会を活用するのも一つの方法かなと思いました。 事務局A 生涯学習は非常に幅広い分野ですので、主催者もさまざまです。まずはお願いできるところから協力をお願いしていきたいと思っています。我々が把握している範囲で、できるだけ幅広く声掛けを行いたいと考えております。 会長 ヒアリングについても伺いたいのですが、地域団体というのは具体的にはどのような団体を想定されているのでしょうか。 事務局A 地域団体としては、地区協議会や自治会を想定しています。地区協議会は小学校区単位で構成され、地域のさまざまな団体が参加している組織です。自治会についても、地域の運営や課題解決に取り組まれている団体になります。ただし、現時点では具体的にどの団体へお願いできるかが確定しているわけではありません。期間も限られているため、ヒアリングできるかどうか調整中の段階です。ただ、学んだことを地域で生かすという視点は、これまでの基本計画や国の方針にも関わるテーマですので、できるだけ調整を図りたいと考えています。 委員4 ヒアリングというのは、このアンケートをそのまま聞くということではなく、団体としての意見を聞くのでしょうか。 事務局A アンケート内容を軸にしながら、生涯学習全般についてお話を伺う想定です。どちらかというと自由意見をいただくイメージです。団体としての立場からのご意見も含めて伺いたいと思っています。 委員4 一つ分からなかった点があります。今回のアンケートでは、「学んだことを生かす」という項目が新たに入っていますが、この「生かす」とは何を想定しているのでしょうか。私は、生涯学習というのは自分自身のために学ぶものという印象があって、その先に何かを求められているようにも感じました。そこが少し分かりづらかったです。 事務局A 確かに、その点は少し説明不足だったかもしれません。例えば、英会話を学んだ方が、その知識を国際交流活動で生かしたり、防災を学んだ方が地域の防災活動へ参加したりといったことも考えられます。学んだことが学びで終わってしまうのではなく、その先につながる場や機会があれば良いのではないか、という問題意識があります。国の考え方の中にも、人口減少社会や地域の担い手不足といった課題を背景として、学習成果を地域で生かすという視点があります。ただし、行政がどこまでそれに関与するのかという難しさもあります。学んだことを発表する場や、生かす場をどの程度用意するべきなのかも含めて考えていきたいと思っています。 委員4 そうすると、この設問は問2-1の近くにあった方が分かりやすいかもしれません。 事務局A ありがとうございます。設問構成については、ご意見を踏まえて見直したいと思います。 委員3 前回のアンケートとの比較も行うと思いますが、その結果は公開されていますか。 事務局A 申し訳ありません。本日は資料としてご用意できておりません。前回のアンケート結果は、第13期生涯学習推進協議会の答申資料としてホームページで公開されています。次回、今回のアンケート結果をご報告する際には、第13期との比較も併せてお示ししたいと思います。 委員1 問2-1の「生涯学習で学んだことをどのように生かしていますか」という設問についてなのですが、私はこの質問をよく受けるのですが、正直に言うと少し違和感があります。「生かそうと思って学んでいるわけではない」という人も多いと思うんです。むしろ、「学んだことで生活がどう変わったか」「周囲との関わり方がどう変わったか」という聞き方の方が実態に近いのではないでしょうか。例えば、生活が豊かになった、人とのつながりが増えた、新しいことに挑戦するようになったといった変化であれば答えやすいと思います。 事務局B ご指摘のとおりだと思います。現在の設問ですと、地域活動などの公共的な活動を前提としているように受け取られるかもしれません。一方で、ウェルビーイングや自己実現、生活を豊かにすることも生涯学習の大切な目的です。そうした観点が伝わるよう、設問を工夫したいと思います。 委員4 私も最初に読んだ時に、何を求められているのか少し分かりませんでした。説明がないと誤解する方もいるのではないかと思います。 事務局A 本当にそのとおりだと思います。行政的な聞き方になってしまっていたと感じています。生涯学習は本来自らの学びであるはずなのに、アンケート全体として公共的な成果を求めるような構成に見えていた面もあったと思います。本日の議論を踏まえて、設問や説明について調整したいと考えています。 委員2 「生かす」と「活かす」どちらを使うのでしょうか。 事務局A ありがとうございます。行政では「生活に生かす」という表現を多く使いますが、市民の皆さんにとっては「活動に活かす」といった表現の方が分かりやすいかもしれません。そのあたりも含めて見直しをしたいと思います。 次第4 その他 ・事務局より、次回協議会の日程調整、その他事務連絡を報告 会長 以上を持ちまして、令和8年度第1回調布市生涯学習推進協議会を閉会とさせていただきます。長時間にわたりありがとうございました。 ―了―