令和7年度 第4回調布市環境基本計画策定委員会 議事要旨 1 日時  令和8年1月9日(金)14:00〜16:00 2 場所  文化会館たづくり10階1002学習室 3 出席者   【委員】   江尻 京子(調布市廃棄物減量及び再利用促進審議会 会長)   奥 真美(東京都立大学 都市環境学部 都市政策科学科 教授)   高田 秀重(東京農工大学 農学部 名誉教授)   市川 優(調布市環境保全審議会委員)   岡部 和平(ちょうふ環境市民会議 理事)   田中 敏夫(農業従事者(深大寺・佐須地域))   大野 秋司(アフラック生命保険株式会社 総務部 環境経営推進課長)   黒坂 かおり(東京ガス株式会社 東京西支店 共創推進グループ)   渡部 完治(調布市商工会 会長)   梶山 剛史(調布市立中学校長会 会長(調布市立調布中学校 校長))   並川 直人(東京都立農業高等学校 校長)   窪田 秀文(調布市環境部長) 4 次第  1 報告事項  次期環境基本計画・次期地球温暖化対策実行計画策定に向けたスケジュール  2 協議事項  (1)次期環境基本計画(案)について  (2)次期地球温暖化対策実行計画(案)について  3 その他    次回の調布市環境基本計画策定委員会について 5 配布資料  資料1 次期環境基本計画・次期地球温暖化対策実行計画策定に向けたスケジュール  資料2 次期調布市環境基本計画概要版(案)  資料3 次期調布市環境基本計画本編(案)  資料4 次期調布市環境基本計画(案)に関する環境基本計画策定委員会と環境保全審議会でいただいた主なご意見と考え方  資料5 基本理念・目指す環境の将来像の検討経過  資料6 次期調布市地球温暖化対策実行計画概要版(案)  資料7 次期調布市地球温暖化対策実行計画本編(案)  資料8 次期調布市地球温暖化対策実行計画(案)に関する環境基本計画策定委員会と環境保全審議会でいただいた主なご意見と考え方  参考資料 次期地球温暖化対策実行計画の副題及び目指す将来像について 1 報告事項  (1)次期環境基本計画・次期地球温暖化対策実行計画策定に向けたスケジュール (委 員 長)・次期環境基本計画・次期地球温暖化対策実行計画の策定に向けたスケジュールについて,ご意見・ご質問はありますか。 (意見・質問なし) 2 協議事項  (1)次期環境基本計画(案)について (江尻委員)・本編と概要版が対比するように構成して欲しい。例えば本編の掲載ページを概要版の項目に記載するなどすれば,わかりやすくなると思うので,工夫をしていただきたい。 ・また,本編の目次と第1章から第6章について,概要版のタイトルと同じにすれば,分かりやすくなるのではないか。 (事務局)・いただいた意見のように対応する。概要版の見出しと本編の目次の統一というところでは,目次と順番が異なっているということか。 (江尻委員)・異なってはいないが,対応が分かりづらくなっている箇所があると思う。 (事務局)・本編と概要版の対応のところで,わかりづらいところもあると思うので,最終の段階では調整をしたい。 (大野委員)・理念も将来像もよく考えられていると思うが,読み手である調布市民や事業者のことを考えると,もう少し言葉の置き換えが必要な箇所もあると思う。 ・例えば,「全ての生き物が共存する」というところで言えば,調布市の人から見た時に,「人と自然が共に生きる」と言葉も考えられる。 ・「将来世代に引き継いでいく」も市民からすると,「繋いでいく」「継承する」という表現になるかと思う。 ・「持続可能な地域社会の存続を図り」についても,「地域社会の未来を支える取組を進めていく」言い方もできるかと思う。 ・調布市民や事業者が読んだ時のことを考え,必要に応じて言葉を変えていけばより良いかと思う。 (事 務 局)・基本理念や将来像は事務局としても色々と詰め込んでいるが,最終調整の段階で,今一度表現の方は考えたい。 ・計画本編の基本理念や将来像について掲げたところで,その考え方を文章の中で補足していくことや工夫をしながら,最後にまとめあげていきたい。 (委 員 長)・2‐2「公害のない環境の維持」ところで,「公害」という用語が何回も出てくるが,公害というのはある特定の事業者あるいは特定の発生源から汚染物質が出て,それが社会に対して影響を与える状況かと思う。 ・20世紀はそのような状況であったが,21世紀は広域に存在する汚染や市民自体が汚染源になり,特定の汚染源を対象にしない時代になってきている。 ・公害というよりは「汚染」という言葉に置き換えたら良いかと思う。公害と言うと古い概念であり,特定の事業者に対して対策を取ればそれで解決するわけでもないので,「環境汚染」のように広い表現にしたらいいかと思う。 ・次期に向けても結構なので,検討をしていただきたい。 (事 務 局)・次期計画で修正が間に合うかわからないが,その次の計画では意見を忘れずに反映させていきたい。 (奥委員)・公害というのは環境基本法上の定義が明確になっている。大気汚染や水質汚濁など,いわゆる典型7公害と言われるようなものを通して,最終的に被害が生じた状態を公害と言っている。 ・被害の発生に至らないように対策を講じていくという意味で「公害のない」という表現を使っているのであれば,趣旨として間違いではない。 ・今日的な不特定多数に起因する問題も含めて公害という概念に含まれるので,そのような趣旨が分かるように表現していただければ,用語自体は決して間違いではない。 ・環境汚染や環境破壊というものを,法律上は環境への負荷という言葉を使っているが,そういったものを抑えていくということによって,被害のないようにしていくことが分かれば良いかと思う。 (事 務 局)・調布市の状況としては,工場から発生する公害よりも,市民生活から出る騒音・振動,化学物質などの問題も認識している。 ・今回の計画でも,市民が見て分かりやすいような形でコラムなどで訴えるよう表現したいと思う。 (委 員 長)・コラムのような形で,公害の考え方や法律上の概念を定義すると,全体として読みやすくなるかと思う。 (岡部委員)・資料3の35ページ「施策の方針1-1 水と緑の保全・再生」で「雨水の河川への流出抑制を図る」が記載されており,主な事業のところで「道路等への透水性舗装の導入」とあるが,屋外駐車場の流水も問題になると思う。 ・屋外駐車場の流水は「等」の中に入っているのか分からない。考慮した方が良いのではないか。 (事 務 局)・屋外駐車場については,敷地面積に対して雨水の浸透施設を設けるようにしている。雨水管理総合計画も作っているが,下水道だけでの排水が難しいものについては,民間の方に協力をしていただくことを考えている。 (委 員 長)・64ページの市民ワークショップからの意見で,人工芝がマイクロプラスチックの発生源になっているという懸念も示されたが,施策で反映しているものはあるのか。 ・調布市民として人工芝が使われていることは残念であり,65ページに「国・東京都と連動した対応の実行」とあるが,人工芝の問題についても,国や東京都と連携することになると思う。それが伝わるように工夫をしていただきたい。 ・66ページのところで香りの「香害」についても意見が挙がっている。防虫剤や合成洗剤あるいは,合成洗剤の柔軟剤等の香料を含む製品の使用量が過度にならないように留意するとともに,他人への香料などの暴露に配慮するような内容を入れると良いかと思う。 (事 務 局)・事務局でもマイクロプラスチックに関しては,課題になっていると認識している。 ・人工芝については費用対効果の問題もあるが,庁内で取組ことは入れさせていただき人工芝に限らずマイクロプラスチック問題について,市全体として取り組んでいける形で表現したい。 ・市民・市民団体の表記については,委員長のご指摘のとおり追記したい。 (大野委員)・21ページのところで,「子ども向けの環境イベントで学びの場を提供しています」という説明があるが,環境フェアの様子だけになっている。 ・色々な活動をされていると思うので,ぜひボリュームアップしていただきたい。 ・93と94ページでも事業者・市民・市民団体に期待される役割が書かれているが,より具体的に書いていただけると,事業者として計画を読む機会になると思う。 (事 務 局)・実際に活動はしておりこのことを計画書で伝えていくことは大事かと思う。紙面の都合を勘案しながら,反映すべきところは反映したい。  (2)次期地球温暖化対策実行計画(案)について (黒坂委員)・資料7について,災害時のレジリエンスの記載がないと感じた。第6章の88,98,102ページについて文言の追記の提案をする。 ・88ページの右側にある「事業者に特に期待する取組」のところで,6項目の最後に次の追記をしていただきたい。「災害時の持続・継続計画にも資するガスコジェネレーションシステムやガス空調の分散型エネルギーシステムの導入を検討する」98ページは2点の提案がある。1つ目は項目の変更で「自家消費型太陽光発電と蓄電池及びコジェネレーションなどの導入拡大」にして,追記で「停電時にも電力と熱を供給できるコジェネレーションシステムや空調を維持できるガスヒートポンプエアコンなど,災害に強い分散型エネルギーシステムの導入を検討し,避難所の機能維持やエネルギーセキュリティの向上」にしていただきたいと思う。 ・2点目は右側で,脱炭素化以外に期待できる波及効果ということで,1つ目の文言の中で,「災害時でも電力の使用が可能に(防災点の強化)」とあるが,こちらについては,太陽光と蓄電池が中心に書かれているため「災害時でも太陽光・蓄電地に加えてコジェネレーションシステムなどを活用することで,長時間に渡り電力使用が可能に(防災拠点の強化)」という形での修正を提案する。 ・102ページの左側Aで,最後の方に「地域内で賄う仕組みの検討,構築」とあるが,その文言の後に「その際に比較的に強いとされるインフラ網などを活用し,コジェネレーションシステムの構築を検討」と修正していただきたい。 ・波及効果という表現が多数入っており,市民や事業者の皆様の協力が必要不可欠であると思っているので,積極的に広報活動に力を入れていただきたい。 (事 務 局)・太陽光に関しては,レジリエンスのことを触れているページが別のところにまたがってしまい分散されている資料なので頂いた意見を踏まえて,もう少し目立つような形で掲載したい。 ・コジェネレーションシステムやGHPのお話をいただき,市内の小中学校でGHPエアコンをかなりの数の設置をしているため,GHPの実績を紹介する方法も考えられる。 ・地域エネルギーシステムの分散に関しては,新しく検討するテーマであるため,いただいたご意見についてエネルギーの有効利用の一環として重要な部分であると思うので,検討を進めていきたい。 (委 員 長)・災害時に強いというのは,これは非常に良い市民への訴えになる。 ・住んでいるマンションでも太陽光パネルを導入することになったが,1番住民の気持ちを動かしたのは,災害時に停電になってもスマホの充電ができることであった。 ・温暖化対策というところではなかなか動かずに災害時に強いというレジリエンスを売りにして,市民の方に対策を進めていくようにされたら良いかと思う。 (市川委員)・地球温暖化対策実行計画の本編の方も,大変分かりやすくなって,楽しい内容になったと思う。 ・気になったことは,「教えて!完熟ゴヤたん教授」のコラムで,完熟ゴヤたんに髭が生えて,年輩の男性を思わせる外見と言葉遣いで登場した点。SDGsの5の目標「GENDER EQUALITY」の視点からも,完熟ゴヤたんは他のページ同様,変装をしたりしないでよいと思う。 (事 務 局)・いただいた意見を踏まえ,全体的な伝え方について考える。 (江尻委員)・107ページのコラムのところでふじみ衛生組合のことを中心に書かれているが,このページだけ文字が多いため,整理した方が良いかと思う。 ・「事務事業」という言葉は,市民にとってわかりづらいのではないか。 ・ビン,カン,古紙,古布に関しては,調布市の場合はふじみ衛生組合ではなく,野川のクリーンセンターで処理している。この絵では,わかりづらいのではないか。 (事 務 局)・ふじみ衛生組合で処理をしているものをベースに載せているが,実際は調布市クリーンセンターが中間処理場となっているため,そこは工夫をさせていただき,分かりやすい表現にしたい。 (委 員 長)・調布市全体でのリサイクルの仕組みが分かるような図を新たに作られる方が良いかもしれない。 ・資料の2の8ページで「焼却で発生する温室効果ガスの排出量」の数値が出ているが,基準値と目標値で減っている。この数値は,三鷹市と合わせたものなのか,調布市独自のものか。 (事 務 局)・調布市のみである。 (奥委員)・資料7の15ページで「省エネ法の改正」の内容を入れていただいているが,資料がコピぺで分かりづらい。制度の概要を正確に伝える上では,単なるコピペではなく,見やすくすることが必要ではないか。 ・東京都の太陽光発電の設置義務化が調布市内において,どれぐらいの影響・効果をもたらすのかというところは試算されていると思うが,住宅トップランナー制度での影響は試算されているか。 (事 務 局)・東京都の制度に関しては,17ページにあるが,住宅の全てではなく,設置率は85%ぐらいで戸建て住宅,集合住宅の一部という計算になるため,それらを計算すると,新築の5割くらいが対象になると想定し試算を行っている。 ・国のトップランナー制度を考えた時に,どのくらいの制度の効果が出ているのかということに関して,対象となる事業所などの情報がなかなか集められないので,仮定に仮定を重ねての計算で試算を行っている。 ・可能な限りさらに試算の制度を上げて,検討をしてまいりたい。 (奥委員)・国交省に個別に聞きに行くと,教えてくれると聞いている。そのような方法も行っていただきたい。 (委 員 長)・資料6の7ページの再エネ電力への切り替え促進で,エネルギーが地産できるもので試算したという説明があった。これは非常に良いと思う。 ・エネルギーは地産地消であるべきだと思うので,地産地消でやる方向で試算して,「ポテンシャルもあります」というあたりをアピールできたら良いと思う。 (事 務 局)・別ページに記載しているが,どのページを見てもそのことがわかるよう,今後精査したい。 (大野委員)・ゴヤたんのコーナーでは,難しい言葉を分かりやすくすると良いと思って読んでいた。説明では小学生が読めるという話も出ていたが,誰に読んでもらうためのコーナーか考えると変わってくるかと思う。ターゲットが誰かというのを考え,このコーナーをうまく使うと非常にいい冊子になると思う。 ・太陽光発電についても,自分にもメリットがあり,まちにも貢献できることが伝わると「やってみよう」という気になるのではないか。 (事 務 局)・環境基本計画は行動していただくための計画というところが大事だと思っている。 ・いただいた意見は参考にさせていただきたい。 その他 (事 務 局)・第5回目の策定委員会は3月の中旬から下旬頃予定している。 ・ゼロカーボンワークショップの最終回を3月1日に予定している。ご都合が合えば,参加していただきたい。 以上