令和7年度 第3回調布市環境基本計画策定委員会 議事要旨 1 日時  令和7年10月8日(水)10:00〜11:50 2 場所  文化会館たづくり12階大会議場 3 出席者   【委員】   江尻 京子(調布市廃棄物減量及び再利用促進審議会 会長)   高田 秀重(東京農工大学 農学部 名誉教授)   市川 優(調布市環境保全審議会委員)   岡部 和平(ちょうふ環境市民会議 理事)   大野 秋司(アフラック生命保険株式会社 総務部 環境経営推進課長)   黒坂 かおり(東京ガス株式会社 東京西支店 共創推進グループ)   渡部 完治(調布市商工会 会長)   並川 直人(東京都立農業高等学校 校長)   鈴木 克昌(調布市生活文化スポーツ部 産業振興担当部長)   窪田 秀文(調布市環境部長) 4 次第  1 報告事項  (1)第2回調布市環境基本計画策定委員会・第2回調布市環境保全審議会実施結果について  (2)調布市次期環境基本計画・地球温暖化対策実行計画策定に向けたワークショップ第2回開催報告について  (3)調布市環境未来座談会(学生ワークショップ)開催報告について  2 協議事項  (1)現行環境基本計画の課題及び次期環境基本計画の施策体系について  (2)現行地球温暖化対策実行計画の課題及び次期地球温暖化対策実行計画の施策体系(案)・ロードマップの検討について  3 その他     次回の調布市環境基本計画策定委員会について 5 配布資料  資料1 次期環境基本計画策定スケジュール  資料2−1 第2回調布市環境基本計画策定委員会結果  資料2−2 第2回調布市環境保全審議会結果 資料3 調布市次期環境基本計画・地球温暖化対策実行計画策定に向けたワークショップ第2回開催報告  資料4 調布市環境未来座談会(学生ワークショップ)開催報告  資料5 次期環境基本計画の施策体系(案)  資料5参考 次期環境基本計画 基本目標策定参考資料  資料6−1 次期地球温暖化対策実行計画の施策体系・ロードマップ(素案)検討状況  資料6−2 次期地球温暖化対策実行計画の施策体系(案)詳細  資料6−3 CO2排出削減量の積算内訳について   〈議事内容〉 1 報告事項  (1)第2回調布市環境基本計画策定委員会・第2回調布市環境保全審議会実施結果について  (2)調布市次期環境基本計画・地球温暖化対策実行計画策定に向けたワークショップ第2回開催報告について  (3)調布市環境未来座談会(学生ワークショップ)開催報告について (高田委員長) ・調布市環境未来座談会の参加者は農業高校の生徒が多かったと思うが,もとから,環境への関心が高い生徒かと思う。農業高校以外の高校の生徒には声をかけたのか。あるいは,集まった人がたまたま農業高校の生徒であったのか。 (事 務 局) ・調布市環境未来座談会の開催に当たり,市報や調布市ホームページで募集を行った結果,先ほど紹介したようなメンバーに参加の表明をいただいた。 (江尻委員) ・(対面式)ワークショップの方の年代層はどのような感じであったのか。 (事 務 局) ・調布市環境未来座談会に参加された世代よりは,二回りくらい上かという印象である。環境や環境活動に関しても,高い意識を持っている方であると認識している。 (江尻委員) ・(対面式)ワークショップの参加者は,環境や廃棄物に関心があり,すでにそのような活動をされている方なのか,あるいは,いわゆる「一般市民」の方なのか。 (事 務 局) ・活動をすでにされている方が半数以上かと認識している。それ以外の一般の方でも,意識は高い方かと考える。 ・ある程度意識を持った方が大半であったと認識している。 2 協議事項 (1)現行環境基本計画の課題及び次期環境基本計画の施策体系について (大野委員) ・第六次環境基本計画が策定されたが,そこでは@「ウェルビーイングの向上」,A「経済循環と環境保全の両立」などについて,方針が示されたように思う。 ・次期環境基本計画の中では,その考え方を入れていくのか。もし,組み込んでいくのであれば,どの辺りに入れることを想定するのか。 (事 務 局) ・ウェルビーイングの考え方としては,「生活の質の向上」につながると思うが,緑環境,水環境を良くしていくところに当てはまると思う。 ・経済については,地球温暖化対策のところで,二酸化炭素排出の経済効果を外需ではなくて内需に向けることを考えている。 ・基本目標3「ゼロカーボンシティが実現するまち」で,関連性を持たせていければと考えている。 (岡部委員) ・3ページ施策の方針1-1「水と緑の保全・再生」のところで,雨水の浸透,貯留について書かれているが,集中豪雨に際にオーバーフローすると,河川の方を汚してしまう可能性がある。内水氾濫ということも考えると,「貯留」という意味の目的や必要性を書いた方が良いと思う。 ・4ページ「A緑の保全・創出」で「創出」という言葉は良く聞こえるが,今後緑を増やすのは難しく,維持を中心にした方が現実的ではないか。 (事 務 局) ・方針1-1「水と緑の保全・再生」のところでの指摘かと思うが,雨が降った時に河川に流れ込む量を考えながらも抑えられるということで「貯留」という言葉を入れていきたいと思う。その他の基本目標でも貯留という言葉があるので,「再掲」という形で対応したい。 ・調布市で緑を増やすのも難しいと思うが,維持と書くと「このままでよいのか」という話にもなるので,緑の質の向上という意味も含めて「創出」という言葉を使いたい。 (高田委員長) ・雨天時に下水が下線に越流し,汚染された水が流入する懸念もある。水質についても調査を行い,問題であれば対策を講じる必要があるのではないか。 (事 務 局) ・調布市の下水道は,家庭から出る生活排水と雨水が一緒に下水道管に流れる「合流式」を採用している。合流式については,一定の雨水量までは下水処理場で処理できるが,一定量を超える場合にオーバーフロー分を川に流すことになる。 ・合流式下水道は構造上,下水が川に流れる場合があるため,そういったところも踏まえ,対策できることを検討したい。 (高田委員長) ・実際に,野川のはけ口の直下に黒い水が淀んでいる状況もあるので,実態調査も含め,目標として入れる方法も考えられるかと思う。 (黒坂委員) ・17ページ施策の方針3-1「二酸化炭素排出の削減」のところで,家庭部門における削減が必要であるとのことだが,家庭部門の排出量はどのような状況か。 ・18ページのA「再生可能エネルギーの導入拡大」について再生可能エネルギー由来の電力購入の割合の目標を達成していないとのことだが,市民の購入の割合というのはどういう状況なのか。 (事 務 局) ・「再生可能エネルギー100パーセント電力の家庭における普及状況」に関しては,市民意識調査等で把握をしている状況にある。計画策定にあたってのアンケートでは,普及状況が3パーセントであったので,そのくらいの割合かと考える。 ・家庭部門の排出量は,後の地球温暖化対策実行計画でも扱うが,調布市のCO2排出量に占める民生家庭部門の割合は,約50パーセントとなっている。 (市川委員) ・施策の設定理由が3本の柱で一覧となっており,分かりやすくなった。基本計画の全体像のうち,5「学び合い行動し合う共創のまち」も赤い色で目立っていて,重点が置かれたことが分かりやすくなった。 ・前回,高田委員長が言われたことに関連して,大気中を漂う微細なプラスチックのことについても触れられたら良いように思う。 ・商業や政治的な宣伝を行う際の「音」についての配慮も,触れられたらいいように思う。 (事 務 局) ・香りの害やマイクロプラスチックについても,新たな計画でどのように触れていくか検討したい。 ・また,音についても市民からいろいろな意見があり,次期計画でどこまで扱うかも検討したい。 (高田委員長) ・大気汚染についても「香りの害」を入れて,実態把握と必要な意識調査を行うということを目標に入れられると良いかと思う。 (黒坂委員) ・近隣自治体では,学校の授業のコマを使って環境教育を行っているので,是非とも教育委員会を巻き込んで,次世代の子どもたちのための環境教育を行えればと考える。 (事 務 局) ・学校との連携を図りながら,環境教育を進めていきたい。 (鈴木委員) ・緑の創出・保全はテーマとして挙がっているが,所管課と意見交換などしながら,進めていただきたい。 (事 務 局) ・実際に,農地の公有地化の取組も行っている。担当課とも連携しながら進めていきたい。 (江尻委員) ・買った物に対して,どうするかの記載はあるが,提供されたものが何なのかということが書いてあると良いかと思う。 ・市民がお店に行って,そのやり取りの中でごみ減量をしていくと,まさにリデュースかと思う。その部分を考えていただけると良いかと思う。 (事 務 局) ・ワークショップでも,ごみの発生抑制につながる意見があった。行政としても,事業者への働きかけをするとともに,市民に分かりやすい発信や取組を考えたい。 (高田委員長) ・プラスチック削減に向けて前向きな活動をしている事業者に,「インセンティブを与える」「店を広報する」というようなことをこの施策の中に入れ込んだら良いかと思う。 ・マイクロプラスチックの話も出たが,マイクロプラスチック汚染の深刻化を避けるためにも,市の事業で人工芝の使用を控えることも考えられる。 (事 務 局) ・マイクロプラスチックや関連する施策の検討を行いたい。   (2)現行地球温暖化対策実行計画の課題及び次期地球温暖化対策実行計画の施策体系(案)・ロードマップの検討について (市川委員) ・環境基本計画と地球温暖化対策実行計画の関わりが分かりづらいので,施策体系12ページの基本方針3と5を入れ替えた方が,基本計画の施策体系と同じような並びになるのではないかと思う。 (事 務 局) ・地球温暖化対策実行計画は考え方としては,1番〜4番が二酸化炭素排出削減に直接つながる「緩和策」になっている。そして,最後に適応策ということで,今起きている影響に対してどういう手当てをしていくのかといった構成になっている。 (事 務 局) ・環境基本計画(案)1ページにある「ゼロカーボンシティが実現するまち」では,「B地域でのエネルギー資源の循環」というのが隠れていた。今回の意見も踏まえて,さらに整理をして参りたいと考えている。 (大野委員) ・基本方針5にある「熱中症対策・ヒートアイランド対策の推進」のところで,事業者との連携の話を入れていただきたい。 (事 務 局) ・民間事業者との協力は重要であると思うため,事業者との連携について,検討したい。 (高田委員長) ・資料6-1の21ページの下の方に「再エネの導入拡大」があり,新設と既存住宅の設置の2つがあるが,その削減量や割合は資料6-3で見るという理解でよいか。 (事 務 局) ・資料6-3の部分では,民生家庭部門の脱炭素化の@のウ「再エネの導入拡大による削減」のところに記載している。 ・再生可能エネルギー電力は,現時点では削減量の試算を行っていない状況にある。再生可能エネルギーの試算を行うほど,導入している家庭は多くない現状がある。 (高田委員長) ・他の地域で再生可能エネルギーにて発電し買い取ったとしても,日本全体の温暖化対策にはつながらないと思う。再エネ導入を増やす施策というものを考えていただきたい。 (鈴木委員) ・産業振興担当の部署としては,商工会や様々な商店街の方々とお話しする場面もあるので,ゼロカーボンの取組の情報を提供していただき,さらに強化ができればと考えている。 (高田委員長) ・資料6-2,44ページに「資源循環の推進」があるが,マイボトルを使用しペットボトルを使用しなくなった時のCO2削減の試算は行われているか。 (事 務 局) ・具体的にどのぐらいのCO2発生量が減るかとう試算は行っていない。分別が行われることによる目安を作っているが,ペッドボトル1本単位でのCO2削減量は表していない。 (高田委員長) ・リサイクルすればそれで解決と市民の方が思ってしまないように,まずは発生抑制が必要で,事業者との協力が必要であることを示した方が良いと思う。 (市川委員) ・多摩川自然情報館や太陽光発電設備がある施設の効果的な利用について,示されていると良いと思う。 (事 務 局) ・多摩川自然情報館は太陽光パネルをつけているので,基本方針2-2「公共施設の率先的な再生可能エネルギー導入」の中で取り上げるとともに,現状と課題のところでも詳しく写真で紹介したい。 以上