市報ちょうふ 【1】 No.1803 令和7年(2025年)11月20日号 調布市は市制施行70周年 CONTENTS(主な内容) 令和6年度の決算状況…3 戦争体験手記や資料など提供のお願い…4 市民課業務窓口の見直し…4 特殊詐欺の約8割が国際電話から…12 ●擁壁(ようへき)やがけがある あなたの家の周りは大丈夫?  台風や集中豪雨などによる土砂災害を未然に防ぐため、家の周りの擁壁やがけの点検をしましょう。 二段擁壁になっていませんか(注)擁壁が上下二段に分かれて構造が異なるもの 擁壁から水がしみ出ているところはありませんか 擁壁に膨らみは見られませんか 樹木の根や、ツタなどが擁壁に悪い影響を与えていませんか 擁壁上部から水がしみ出していませんか 目地に沿った亀裂は見られませんか 水抜き穴はありますか 擁壁に亀裂が入っているところはありませんか 地盤沈下は起こっていませんか ◎専門家に相談してみませんか?(無料)  ご自宅に擁壁やがけがある方が、擁壁などの状況把握や今後の対策などの検討を相談できるよう、市が無料で専門家を派遣します。  擁壁などについて心配なことがある方は、ぜひご利用ください。 詳細は2面をご覧ください ●手をつなぐ樹(475) 人生の小春  厳しい冬の寒さが到来する直前に、どうして春のような穏やかな暖かさにつつまれる日々が存在するのだろう。私は、自分の誕生日の時期であることに多少の思い入れがあることも自覚しつつ、毎年小春のころの心地よい気候に身を委ねることを無上の楽しみとしている。  ただし、そのような思いは必ずしも若いころからのものではない。齢(よわい)を重ねるにしたがって徐々に感じるようになってきたものだ。そして今、何の変哲もない小春日和のもとでのそぞろ歩きの際に、やはり心の安寧あってこその人生だなあなどと至極当然のことにしみじみと感じ入ったりする。それをわが世の黄昏の心境かなどと揶揄(やゆ)されれば確かにそうかもしれないと認めるにやぶさかでない。だが、いずれにしても恵まれた天候のもとでの散策が、長年の身過ぎ世過ぎで疲弊した心身に深く染み入る癒しをもたらしてくれることは本当に有難い。  異常な猛暑に見舞われた今年は例外だが、本来日本では緯度に恵まれて四季が鮮明であり季節の移り変わりがはっきり実感できるがゆえに、その変化はときに人の一生にもたとえられる。  ならば、誕生から成長期を春、情熱的な青春を夏、落ち着いた充実期を秋、淡々と来し方を振り返る時期を冬とすれば、小春はどのような位置づけになるだろうか。  このうえなくうららかな日和に至福を感じながら、短い期間なるがゆえのその貴重さを人生になぞらえてみたりもしている。 調布市長 長友貴樹 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告)電話042-300-3131 市報の配布を中止したい、配布が必要ない場合は 上記の市報ちょうふ配布コールセンターへ 市報ちょうふは、市ホームページでもご覧いただけます 令和7年第4回調布市議会定例会は11月28日(金曜日)開会の予定です(議会中継は市ホームページから視聴可) 掲載情報は11月12日時点のものです