市報ちょうふ 【1】 No.1799 令和7年(2025年)9月20日号 調布市は、令和7年4月1日に市制施行70周年を迎えました CONTENTS(主な内容) 調布で見つける自分らしい働き方…2 京王ほっとネットワークによる移動販売…3 いざという時 災害に備えていますか…8・9 調布市民文化祭…10 ●ゲゲゲ忌2025 10th Anniversary 期間/11月18日(火曜日)から30日(日曜日)  ゲゲゲの鬼太郎の作者で名誉市民・水木しげるさんの命日である11月30日を「ゲゲゲ忌」とし、毎年、その日を中心とした期間にゆかりのスポットを巡るイベントなどを開催しています。  今年、節目となる10回目を迎えるゲゲゲ忌では、例年以上に楽しい内容が盛りだくさんです!  水木しげるさんを偲ぶとともに「水木マンガの生まれた街調布」を楽しんでください。 「ゲゲゲ忌2025」を一緒に盛り上げていただける市内のお店を募集中!詳細は2面をご覧ください ●手をつなぐ樹(471) 便箋に思いを託して  先日テレビを見ていたら、視聴者に対して、「あなたは今年、何通の封書を知人に送りましたか」という問いかけがあった。  皆さんはいかがでしょう。私は恥ずかしながら、今年はまだ仕事でお世話になった方にお礼の手紙をたった1通書いたのみだ。電子メールの氾濫の中に身を置くとき、たまにあらたまった文章を認(したた)めるには存外、時間を要するものだと痛感しながら。  私も当然、毎日メールのやり取りをするが、メールを頼りすぎることには抵抗がある。単純な用件を単語の羅列で手短に伝える場合はともかく、ときには言葉を吟味しつつ自己の心情を相手に深く理解してもらいたいこともある。そのようなとき私は、メールではなく電話で意を伝えることにしている。また、最重要案件については可能な限り直接お会いして、相手の反応を確認しながら説明させて頂くことを心掛けている。加えて、言葉を選んだ自筆の手紙ももっと有効に使うべきなのだろうが。  電子メールという利器は所詮簡易な伝達手段に過ぎず、声を伴わず、かつ情緒味のない文章には限界がある。その弊害としては、メールのみの意思伝達がときに誤解や摩擦を生じさせる、あるいは意思疎通を図る過程での心の触れ合いが乏しくなることなどが指摘されよう。  私自身は、このような風潮の一層の蔓延を前に、ときに索漠たる思いを禁じ得ない。だが、我々はすでに人生を賭けた告白にさえも、便箋が必要とされないような時代に足を踏み入れてしまったのだろうか。 調布市長 長友貴樹 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告)電話042ー300ー3131 市報の配布を中止したい、配布が必要ない場合は 上記の市報ちょうふ配布コールセンターへ 市報ちょうふは、市ホームページでもご覧いただけます 掲載情報は9月11日時点のものです