開会 午後2時 ○司会者(池上市民相談課長)  皆さん,こんにちは。定刻となりましたので,令和7年度第2回市長と語る・ふれあいトーキングを始めさせていただきます。  本日はお忙しい中,御参加いただきまして誠にありがとうございます。  まず初めに,市長・長友より御挨拶させていただきます。 ○長友市長  皆さん,こんにちは。貴重な週末の時間帯,また猛暑で,私どもも仕事とはいえ,ここに来る道すがら大変な気候だなとやっぱり思わざるを得ないところ,熱心に御参加いただきまして,ありがとうございました。  無作為にはがきを送らせていただいて,その中から時間にやり繰りをつけて皆さん方に来ていただいたということで,改めて感謝を申し上げます。  御存じの方もおられるかもしれませんが,調布が市になって,今年,正式には4月1日ですけど,満70年になったということであります。昭和30年,1955年4月1日に調布と神代という2つの町が合併して調布市になったということで,私もそうですけど,多くの方はその後から移り住んできたわけで,あまり意識をされないかもしれませんが,何代にもわたってこの調布のまちにお住まいの方にはいまだにその意識が残っているんですね。合併する前からのまちの意識。調布のほうは町だったんですが,神代のほうは合併して市になる何年か前までは村だったんですね。それが町になり,2つの町が合併して。  余談で申し上げますと,そのとき狛江も一緒になるはずだったんですよ。なっていれば,今32万人ぐらいのまちになっているはずですね。それが狛江の中で意見が整わずに,最後に調印の判を押す段になって,狛江が3つの町の合併から外れたという歴史があります。これから一緒になる可能性があるか,それは分かりません。  いろんなことは考えられますけれども,そういう70年の歴史を振り返り,今年はやはり長い間まちづくりに御尽力いただいた方々,物故者も含めて感謝を申し上げつつ,いよいよ今まだ工事現場になっている調布駅前広場が完成をいたしますので,新しいまちの今後に向けてみんなでまた語り合う,そんな年にしたいなというふうに思っております。  今日は参加していただいたことに感謝を申し上げつつ,いろいろまた我々も教えていただきたいと思っておりますし,恐縮ですが,即答できない問題もあるかもしれません。それについては,週を超えてなるべく早くお答えを返すように努力いたしますので,それをお約束させていただいて,今日の意見交換を開始したいと思います。よろしくお願いいたします。 ○司会者  次に,本日,市からの出席者を紹介いたします。皆様から向かって左側のテーブル,副市長・今井でございます。その隣,副市長・本田でございます。続きまして,市長の右側のテーブル,行政経営部長・小柳でございます。その隣,都市整備部長・渡辺でございます。その隣,教育部長・阿部でございます。最後に,私の隣,市民部長の小島でございます。以上になります。よろしくお願いいたします。  始めさせていただく前に,お願いがございます。できるだけ皆さんから御発言いただきたいと思っておりますので,お1人様3分程度をめどにお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  また本日,一般で御参加いただいている方もありがとうございます。ただ,大変恐れ入りますが,事前に御案内させていただいた方をまず発言させていただいた後,時間の範囲内で対応させていただきますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。  御発言いただける方は,事前にこちらの申込書で申し込まれた方に対しては,ピンク色の札が入っているかと思います。こちらの番号札を,私のほうで御発言いただける方はいらっしゃいますかと御案内したときに,こういうふうに挙げていただければと思います。そうしましたら,私のほうで1回に3名御指名をさせていただきまして,順番に御発言をしていただきます。その終了後も同様のサイクルで回させていただきます。  御発言の際には,係員がマイクをお手元のほうにお持ちいたしますので,お使いくださいますようお願いいたします。  さらに,御発言する際に,例えば私,池上なんですけど,小島町の池上ですといったように,お住まいの町名とお名前をお願いいたします。ただ,ホームページで公開する際は,町名のみの記載とさせていただきます。  あわせて,記録のために本日,写真を撮らせていただきますけれども,お顔が写らない角度で撮影をさせていただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  最後に,本日の予定でございますが,午後4時までとなっておりますので,皆様の御協力お願いいたします。  申し遅れました,本日,司会を務めさせていただきます市民相談課長の池上と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  大変お待たせいたしました。それでは,ふれあいトーキングを開催させていただきます。最初に御発言いただける方はいらっしゃいますでしょうか。なかなか最初はちょっと勇気が要るかと思うんですが,このピンクの札を挙げていただける方はいらっしゃいますでしょうか。口火を切っていただける方。せっかくですので。では1番の方,よろしくお願いいたします。 ○●●(菊野台2丁目)  菊野台に住んでいます●●です。よろしくお願いします。  まず,今日はすごくこの時間を楽しみにしてきました。というのも,私はいろんな方と話をするのが好きで,特にいろんな企業さんの社長さんとかの話を聞いて,自分では絶対見られない景色を見ている方の話を聞くというのが好きなので,今日はすごく楽しみにしてきました。この場があって本当によかったなと思います。ありがとうございます。  本題に入る前なんですけども,今すごいうれしい気持ちと同時に,すごく足が震えるぐらい緊張しているし,あと私,日本語が苦手なんで,もしかしたら言っていて,ちょっと意味が分からないなということがあったら,もう一回聞き直してほしいのと,あとはもしかしたらちょっと失礼な言葉を使ってしまうかもしれないんですけど,先に謝っておきます。失礼します。  では,ごめんなさい,長くなりましたけど,お聞きしたいことが2つあります。1つずつお聞きしたいんですけども,まとめて言ったほうがいいですか。 ○長友市長  どっちでもいいです。 ○●●(菊野台2丁目)  では,1つずつお聞きしたいと思います。まず1つ目です。1つ目は,私,7年ぐらい前に調布に引っ越してきた者なので,長く住んでいるわけではないので,長友市長のことあまりよく知らないので,市長についてお聞きしたいです。  例えば何で市長になろうと思ったのかとか,なるきっかけだったり,なるためにはどんなことをしたりとか,どんな失敗があったとか,あとは市長になる前と後では何か理想と現実の差が,こんなことがあったよみたいなことを聞きたいです。 ○長友市長  ありがとうございました。●●さんは7年前,私は31年になります。それが今のお答えと少し関係するんですけども,調布市民になったから市長選に出るようなことが生じたんだと思います。調布に来なかったら市長選に出るってほかのまちではあり得なかったと思います。  学校を出て26年間,政府の機関に勤めていました。日本と諸外国の企業が貿易とか投資でいい関係を保てるようなお手伝いをする。だから,しょっちゅう海外と行き来して,26年のうち9年は海外に住んでいました。ヨーロッパに。それで企業の手伝いをしていた。  それから簡単に言うと,こんなもの話し始めると1日ぐらいかかるんで,物すごく簡単に言いますと,学生の頃から政治には関心がありました。ただ,普通の人間がなかなか政治に携わるチャンスは,家系でそういう家にも生まれない限りあまり機会はないということで,公的な仕事をしながら,社会に貢献できたらいいなということでずっと過ごしてきたわけです。  ただ,ある縁で,私は市長選に49歳で出たんですけども,その10年ぐらい前に,国政に出る話が舞い込んできて,真剣に考えたことがあります。ある政党の候補者を選出するような面接も受けに行って,寸前まで考えたんですが,なかなかお金はないわ,まだ社宅みたいなところに住んでいて家もないわ,子どもは小学校低学年と就学前ぐらい,いろんな条件が整わずに,なかなか出ることはできなかったんですね。  その10年後に調布に来て,調布の方といろんな関わりが少しずつ,大したことじゃないんですよ。子どもの通っている公立小学校のPTAの中で勝手に大人だけで遊ぶ集会とか,そんな感じでやっていたときに,そういうことも昔あったなんて話をしたところ,やっぱり市民が立ち上げるような選挙をしたいと思っている人がいた。  ですから,どっかの1つの今申し上げたきっかけ,調布に住まなかったらとか,それからそのあるPTAの一部の活動に加わらなかったらとか,何かが外れていたらこんなことにはならなかったんですが,2001年,今から24年前の12月に海外から帰ってきて,その次の年の7月7日の選挙に出た。職場は4月3日に辞めたという非常に慌ただしい中で,正直言ってあまり勝ち目のある選挙じゃなかったんですが,出た。そこまで。  それからまちが大きく,先ほど申し上げた調布駅前広場がいよいよ完成する,それから,あなたが来られる前ですけど,13年前には京王線が地下化になって,そこからまちづくりに大きなはずみがついたわけですけれども,そんな大きくまちが変わるとき,チャンスをつかんで,変わろうとするときにこういう役目を果たさせていただく場に立ち会えたというのはすごくやっぱり幸運だったなと,やりがいがあったなと思っています。  あとはやっぱりうちだけじゃないですけど,高齢者がどんどん増えていく中で,ケアをどうしたら追いつくのかとか,今はほとんどゼロになった保育園の待機児童が300人を超えて,戦争のような騒ぎで,市民の方に怒られながら必死になって体制を整えようとしたとか,それからごみの焼却場を造るまでにも三鷹との共同事業で大変長い時間がかかったとか,いろいろ困難なことはありましたし,もちろん批判をされたこともいろいろあります。  そういう中で,やっぱり市民の方のサポートがあってここまでやってこれたという実感です。ですから,私に対して常にいろんな評価があるのは当然だと思いますが,自分としてはやっぱりこういうなりわいを得てありがたかったのと,楽しい中で,まちの発展を考えてここまで,23年というけど,割と早かったなという印象でやってきました。それぐらいにします。 ○●●(菊野台2丁目)  ありがとうございます。2つ目に行きたいと思います。2つ目は,調布市には耳の聞こえない方がいらして,その方々の情報保障のための条例が最近できました。その方々を支える手話通訳者の方がいて,私は調布市に登録しています。  手話の会というのがあって,組織があって,そこに属しているんですけども,その一員として,この制度というか条例が廃ることなく,この条例もできて終わりとかではなくて,この制度を安定的に続くものにしたいなと思っていて,そのためには私たちの身分保障や立場の安定も重要になってくるのかなというふうに考えています。  そうするためにはと考えたときに,制度ができて,それに見合った制度設定が今できているのかなと考えたときに,いや,ちょっとまだまだ足りないんじゃないかなと思っていて,会としてもそういう要望を出しているんですけど,なかなかいい回答がもらえないというのが現状です。  つまり,それは私たちはボランティア精神で結構やっている部分が多いんじゃないかなということが言えると思うんですけど,今いる人は頑張れるけども,今後これを続けていけるのかな,新しい人たちがこれで入ってくるのかなと思ったら,ちょっと難しくなってくるのかなと。  そして,実際ちょっと分からないですけど,物凄く市から,もしくは社協からも,私たちの活動はボラ精神に頼ってきてくれているんじゃないかなと感じる部分があるんですね。頼られているということは,それだけ必要とされている存在なんだけども,現状が,うーんというのが私の感じている部分で,そうなったときに,組織化されたものというのはなかなか変えることが大変で,特にお金が絡む話は難しいことだと思うのと,私の視野とか知識でこの物事を見たときに,全てがその背景が見えているわけではないので,もしかしたら私も偏った意見で,見え方で捉え方をしているかもしれないんですけど,どうアプローチしていったら変われるのかなというのがちょっと知りたいです。 ○長友市長  ありがとうございました。今,御質問の中であったことは,御存じない方もおられると思いますが,手話を日常生活の中で,やはりみんながその有用性を認識して,聴覚障害のある方にとっての環境を整えようということで条例をつくりました。つくることに意義はなくて,その中身を市民生活の中で,さっきおっしゃったように普及させていかなければいけない,そういう状況にあります。  ちょっと遡りますけれども,聴覚障害者の方だけではなくて,調布がオリンピック・パラリンピックの開催都市であったと,そういう経験も踏まえて共生社会,共に生きる社会,健常な方と障害者が1つの社会で垣根を越えて手を携えていける,そういう社会をつくりたいなという,前からそういう意識でやっていたんですけど,パラリンピック以降,なおさら大きい声でそれを声高に叫んでいます。  それから,私ももう年齢が70を超えていますので,改めて考えてみると人間はみんな障害を持つんですよね。だって,目だとか耳だとかいろんな機能は当然衰えてくるわけで,それをやはり小さい障害と考えれば,みんながそうなるというのを,やっぱり60,70になってくると痛感せざるを得ない。ですから,共生社会というのはもうごく当たり前のことなんだなというふうに思いながら,皆さんで考えていただいて,一緒にやらせてくださいとお願いしています。  ボランティアの活動に参加していただいているなら本当にありがたいと思いますが,皆さんだけに委ねる気はもちろんありませんから,私どもも条例をつくったり,いろんな活動,事業,イベントを通してそういうことを普及させていく中で,我々行政だけではできませんから,一緒になって市民の方といい社会をつくっていきたいということを考えています。  それからつくった手話に関してということでありますけれども,手話が使いやすい環境を整える,それから事業やイベントを興すときに,そのための環境を整えたり,事前の周知もホームページとか,それから市報を通じて皆さんに分かりやすくお伝えをしていく。それから,そういうような一つ一つのイベントをこなしながら,また問題点も出てくると思うんですよね。やってみたけれど,うまくいった部分となかなか問題が残った。そういうようなものまた市民の方の御意見をいただいて,一緒に考えさせていただきたい。  その過程においては当然ですけれども,手話については聴覚障害者の方の団体がありますから,よくそういう方の要望だとか御意見を取り入れながら前に1つずつ進めていく。理想を追うことは永遠だと思います。  そして今言われたように,必ずしも順調にとんとんと行くことではないかもしれない。ただ,後戻りすることはないという意識の下に,今後ともさっき申し上げた聴覚障害者の方の環境だけではなく,全ての24万市民の皆さんの居心地のいい調布にしていきたいと思っておりますから,具体的に今後も活動に参加していただくならば,また教えていただきながら考えさせていただきたいと思っています。 ○●●(菊野台2丁目)  つまりボランティアじゃなくて,ちゃんと例えばお金をもらって手話通訳者として,現場に出たときに,それに見合った報酬がもらえていない部分が現状にはあると。それもやっぱり今おっしゃったように,いきなりぽんと変わることは難しいから,それも徐々に,それまでは我慢していかないといけないということなんでしょうか。 ○長友市長  手話通訳者の方が介在する事業,イベントというのは物凄く増えましたね。そして,その収入というか,報酬が見合っているかどうか,それは正直言って,私,聞いたことがなかったです。でも,そういう問題があるならば,それもまた,適正かどうかということ,適正でないんならば,どういうふうに段階的に上げていけるかというのをもちろん考えていくべきだと思います。報酬だけではなくて,ボランタリーな活動を全部含めて,改善はどこまでも続いていくんだと思っています。 ○●●(菊野台2丁目)  ありがとうございます。変わらなかったとしても,市長さんにこの現状があるよということを知ってもらうのも私の今日の目的の1つであったんで,伝えられてよかったです。 ありがとうございました。 ○長友市長  ありがとうございました。また社協にもいろんな感ずることがあったらおっしゃってください。 ○●●(菊野台2丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。次に御発言いただける方はいらっしゃいますでしょうか。では,12番の方,お願いいたします。 ○●●(佐須町4丁目)  本日,このような機会,ありがとうございます。調布市の佐須町に住む●●と申します。よろしくお願いします。  自分の個人の話をしてしまうならば,私,調布市に生まれ住んで,先祖代々調布市に住んでいる者です。祖父も生前,市長さんにかなりお世話になったということで,何となく●●の名前を覚えていただけていたら光栄だなと思っているところです。  そこで,ちょっと1点,2点質問があります。先ほど市長さんがおっしゃった障害のことで,私は質問をしたくて今日伺いました。  先ほど市長さんも,誰でも将来,障害を持つ可能性があるということで,実は私の息子は障害を抱えていまして,特別支援学校に通っています。現在,やはり福祉のほうからかなりお世話になっていたり,ボランティアの方,さらにはデイサービスとか,たくさんの支援をいただいているんですけれども,このたび調布特別支援学校が児童数や校舎の老朽化に伴い,改装や移転計画が先日から持ち上がっていることだと思います。  それはもちろん市長さんをはじめ,教育委員会の先生方は御存じだと思うんですけれども,やはり大変な障害を抱えた息子抱えて,現在でも1時間ほど登校時間がかかっておりまして,それにプラスして移転をしてしまうということで,今すごい困惑をしているところです。  そこで,2つ質問させてください。先ほど狛江にも8万人ぐらいいらっしゃる,調布市は24万人,三鷹が大体20万人ぐらいだと思うんですけれど,今,調布特別支援学校は3市合同が学区になっていまして,約50万人の人口の中で1校しかありません。なので,今後,調布市24〜25万人になっていくに当たり,調布市だけの特別支援学校は今後存在していく可能性があるのか。  さらには,2個目の質問としましては,やはり遠くに障害を持った子どもたちが通うということがとても不自由であるため,市として何か改善策や代案を都教委とかに要望しているのか,その辺りについて伺えたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。佐須の辺り確かに●●さんとか●●さんとか,そういうお名前の。●●さんだと交通安全協会とか,農業団体とか,消防団とか,いろんなところでお世話になったなという記憶がありますので,皆さんによろしくおっしゃってください。  それから特別支援学校,多くの方がお分かりかと思いますが,甲州街道の電気通信大学の近くにありますよね。近くを通られたら,ここだなというふうに記憶にとどめられているかもしれません。  大きく言うと,これは市が運営しているのではなくて,東京都の教育委員会がオール東京で,どこにどれぐらいの人口規模でどう配置して,管轄するエリアをどうしようか。今質問の中でおっしゃっていただいたように,この調布にある学校は,調布市,三鷹市,狛江市,ですから,50万ちょっとぐらいの人口規模になりますね。  それから,これもおっしゃっていただいたように,かなり調布の学校も老朽化してきて,外からでも少し分かるぐらい。今,稲城に仮設,仮移転をするという計画が進行しているというふうには承知をしておりますので,仮設とはいえ,いいものがまずはできればいいなとは思っております。稲城に移すということで,ほかにもっと適当なところがあったのかという選考過程は私は知りませんけれども,そこに仮に行くことが決まるというならいいものがとにかくできてくれることと,それから期間を経て,また元のところに戻って学校は継続していくということだと思いますから,今のロケーションのところで将来的に使いやすい,皆さんが便利になるようないいものがまたできればいいなと思っています。  ただ,その過程において,通学の問題だとか,それからやはり御自宅からより遠くなるといういろいろな御家族も含めた問題が生ずるというのは,おっしゃるとおりだと思いますから,私どもが主導して考えている計画ではありませんけれども,地元の構成団体として,市として教育委員会にはいろいろな相談であるとか,意見具申はもちろんできますから,今日のこの機会だけではなくて,PTAの方の御意見をまとめていただければ,より効率がいいかと思いますが,何でもおっしゃってください。それをお伝えするのが私どもの仕事である。それはお約束を申し上げます。  具体的に今でも2つぐらいあるんだと思いますね。移転するということに関して,それから移転はしないまでもこれまでにもいろいろ学校をよくするための提言というのはあったと思いますから,両方どちらでも結構です。  あと,これも五十何万人かで1つというのが適正規模かどうか。市で独立,単独でやっていくというのは正直申し上げて,そういうようなことには今後とも方向が向いていくのはなかなか難しいと思いますが,私どもは適正規模についても東京都に関して意見を言うことはもちろんできますし,それから東京都のほうも,この調布地区だけではなくて,常にいろんなこと,それぞれの支援学校の周辺の環境について考えていると思いますから,もし今後の生徒さんの数をどう読むかということにも関わりますけれども,たとえ定数が同一であったとしても,きめ細かい支援をサポートしていくためには,学校の数を考えるということはあり得ると思いますから,それをも含めて,ぜひ御要望をおっしゃってください。承った上で,一緒に考えさせていただきたいと思います。 ○●●(佐須町4丁目)  貴重なお話,ありがとうございました。 ○司会者  ありがとうございました。では,続きまして,御発言いただける方はいらっしゃいますでしょうか。そうしましたら,11番の方,お願いいたします。 ○●●(飛田給3丁目)  飛田給におります●●と申します。今日は,このような場をいただけて,ありがたいと思っております。  私は,調布のほうで四捨五入して半世紀になっております。私は福祉に関係して御質問を3点ほど考えているんですが,もともと調布というのは,昔から福祉のほうにすごく力が入っているというところで,当時,私がまだこちらに来た頃は,今の方のお話もありました特支があったり,支援学校があったり,障害のほうにすごく力を入れてくださっているということで,わざわざ他市から転入されてきている方が多かったというのを聞きました。障害ですとか,あるいは高齢者の政策としても他市にはないような独自の制度がたくさんあるなということをすごく実感してまいりました。  その中で,やはり最初の方もおっしゃいましたけど,ボランティアの力もすごくあって,住民参加型といったところに昔から力を入れてこられているなということもとても実感しています。そんな中で,社協さんとか,事業団さんとか福祉の関連の方々のお世話にもとてもなっています。  ただ,ここへ来て,これは調布に限らず高齢化といった動きの中で,ボランティアさんですとか皆さん高齢化に向かって,住民参加型ということで,ボランティアさん,有償,無償問わずやってこられた方々が皆さん御高齢になって担い手が,いわゆる市民のマンパワーといったところがなかなか難しくなってきている現状を感じています。  そういったところ,もともと福祉にすごく厚い調布市で,私も大好きなんですけども,その辺りの現状,今後に関して,これは全般的な考え方として,どんなふうにお考えなのかなというのが,まず1点目です。  続いて,それに関して具体的なところ,2点です。  その中の1つの,福祉有償運送に関してです。これはハンディキャブですね。たまたま私も最近ハンディキャブのほうに関わるようになりまして,こちらも御多分に漏れず高齢化,担い手の方がほとんど後期高齢者の方でいらして,若い方も志のある方が関わってくださるんですが,やはり現役世代というか,お仕事を持っていらっしゃると,気持ちはあるけれども,なかなか携われないということで,やめていかれる方が多いそうです。今ほとんど後期高齢者の方が。その方も,私,これをやっていていいのかしらと疑問を持ちながら75歳以上の方がやっていらっしゃるという現実。  これは他市の話を聞いたんですが,調布に関しては,今,京王多摩川の駅前に建物を造っていますね。そちらに総合福祉センターの機能が入るというのは存じ上げているんですが,ハンディキャブの団体の方がそちらに本当にテーブル1つでもスペースがあるとありがたいなというお話をされています。今は民間のところで多分借りていらして,駐車場のスペースも費用がかかると。そういったところは全部自腹というか,そこでやっていらっしゃって,そうなるとボランティアのほうにも報酬といったところが回ってこないという現実,そしてだんだん人が減ってきているという現状。  他市の話をするのもあれですけども,よその市ですと,市のほうから少し補助があったりとか,そういったところで成り立っているという話も聞いていますし,それに伴って担い手も増えているという,これは区部ですけども,そういう話も聞きました。その福祉有償運送に関してのちょっとお考えをお聞きしたいと。  最後に,もう一点,すみません,これは今お隣の方もおっしゃいました障害を持っている方の学校に通うとか,そういった難しさ,今,市長もおっしゃっていただいたんですが,これは移動支援の問題なんですね。地域生活支援事業といいまして,調布市のほうでも事業になっていると思いますが,これも今担い手が少ない。事業所も少ないと。  報酬がどうしても限定的というのは分かってはいるんですが,やりたいという方も,これではちょっとやってられないなというところで,そうなりますと,やはり障害を持っているお子様,それから障害がなくても,いわゆる共生社会の中で,ニーズですよね。障害者の社会参加とか,あるいはお母様のレスパイトとかもろもろ考えたときに,この地域生活支援事業に関して,もう少し手厚くいただけたら。これもやりたいなという市民の方が実は他市に流れていっているんですね。これは報酬が違うからなんですね。せっかく調布でやりたいなと思っていても,これじゃちょっとなということで,実は違う自治体のほうでお仕事をされているという話も聞いています。この辺りもどんな感じでお考えいただけるのかなという,これをお聞きしたく思いました。  すみません,長くなりました。よろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございました。今おっしゃっていただいたのは,主に福祉事業を取り巻く環境について,いろいろ質問の中でも教えていただいたなという感じが正直言ってしておりますけれども,そのことについて多少お話をする前に申し上げれば,福祉に限らずということで,今私どもの調布市の市役所では正規の職員が1,200人ぐらいです。非正規の方も多くなって今同数ぐらいいるかもしれませんが,ただ,その2,000人ぐらいの人間ではとてもではないけれども,きめ細かく福祉だ,教育,子育てだ,環境だ,まちづくりだと,やっぱり限界があります。  それで,これは調布に限らないけれども,ボランティアに,またはいろいろな任命制度を使って市民の力をお借りしているわけですよね。つくづく私も市長やっていまして,日本という国は,やっぱりそういう慈善,善意で本当に得難い協力が得られているよなというのを痛感します。例えばということでいえば,民生・児童委員制度であるとか,保護司であるとか,先ほど話に出した消防団の話であるとか,ほんの手当というか報酬とは言えないようなものが出ている場合もありますけれども,ほとんどはやっぱり自分の時間を犠牲的な精神で提供していただいているというところで成り立っている。それ全体を大きく考え直していかなければ続かないなということを近年,強く感じます。  善意でやっていただくのは大変結構で,もうそれはありがたいけれども,いろんな意味で時間を提供することによって,家庭の中にもやはりいろいろしわ寄せが来るようなものもあるだろうし,それから報酬の問題もはっきりと議論すべきだと思いますね。  どの程度のサポート,それから自分の時間の提供に関しては,最低限どれぐらいのことを対価としてお支払いするかというのは,やっぱり蓋をしない議論がもう必然。PTAだってそうです。そういうことをやらないと,これからどうなっていくんだろうと。今,本当に時間を持て余して家でなんていう方はもうほとんどゼロに近いような時代になってきましたから,まずそれを申し上げます。  そういう中で,福祉の問題について限られた時間で細かいことを申し上げるわけにはいきませんけれど,そういういとまはありませんけれども,ボランティアによって支えていただいているような環境は,さっき申し上げたように,やはり垣根を設けない議論を続けていくためにはということをはっきり申し上げて取り組む,福祉は1つの典型かもしれないと思っています。  それから他の自治体と比べて,これは分かりますけれども,うちのまちが進んでいるものもそうでないものもあって,全てのものが進んでいたら破産しますから,それはなかなかいろんな場面でいろんなことに従事しておられる方から,いろんな異なる意見を聞きながら度合いというのを定めていくしかないから,福祉の場面でもなるべく手厚くという気持ちはありますけれども,常にそれが頭抜けてほかの市に比べてということには必ずしもならないかもしれないけれども,共感を得るような市の姿勢というものも併せて理解をいただければなと,そういうふうに思っております。  そのうちの幾つかの断面を見ていくと,特に若い方が参加する意思はあってもなかなか時間を取れないとかということで,私もあと2年で後期高齢者ですけど,後期高齢者が主になっている。そういう断面のことは最近よく聞きます。  運転免許なんかもそうなんですけれども,やっぱりなかなか難しい問題が出てきますね。70代になると,若い人は御存じないかも,運転免許を更新に行っても大変厳しい試験を受けなければ,それぐらいやっぱり,そんなことも考えると,その年代の方だけに頼っていていいのかというのは私も感じますから,できればそこを改善というか,後期高齢者の方の貢献はありがたいものとしてお受けした上で,幅広い年齢層の方に何とか広げていけるような,それもやはり完全なボランティアではなくということを含めて考えていこうと。そういう方向に行くしかないというふうに思っています。  それから京王多摩川に総合福祉センターが今後移転するというのはおっしゃったとおりで,そのことに関してこういうものを造りたいんで,ぜひ御理解くださいということは市民の方にも何回かお伝えしているし,それから移転することによって,各団体がやはり調布の駅に隣接した便利なところから不便になる,これは我々も否定していません。それを補うようにいろんな手だてを考えますと。シャトルバスをつくったり,そういうことで総合福祉センターが京王多摩川に行っても,なるべく新たなハンデが大きくならないようにということはもう極めて,あらゆる手だてを講じてやっていきたいというふうに思っています。  そのときに,新たなスペースに自分たちの活動の場,または常設ではなくても居場所をつくりたいとおっしゃっているところはやっぱりあります。もちろんほかにも。公平に公正に,それからその事業でカバーする調布市民の方がどれぐらいいるかというようなことを考えながら,スペースは無限にはありませんので,考えさせていただきたい。ただ,御要望はどんどん積極的に言っていただければ,考えさせていただきます。  そういう中で,1つの例として移動支援のことをおっしゃいましたけれども,そういう非常に得難い活動をしておられる団体,もしくは個人の方が活動しにくくなることの決してないように考えさせていただきたいと思っておりますんで,ぜひ今後ともいろいろ教えていただいて,共に考えさせていただければと思います。よろしくお願いします。 ○●●(飛田給3丁目)  大変な御事情の中で考えていただいて,ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続きまして,御発言いただける方はいらっしゃいますでしょうか。せっかくの機会ですし,あと事前に……では,7番の方,お願いいたします。 ○●●(多摩川6丁目)  多摩川のほうに住んでいる●●と申します。よろしくお願いします。  ちょっと細かい話になってしまうかもしれないんですけれども,こちらの調布市に住んでいて,全てではないと思うんですが,公園のような広場のような設備がどこにもあると思うんですけれども,あまり整備がうまくできていないなというふうに感じる小さい公園ですとか,あとは規模を大きく造っていただいて,多くの人が使えるようにしていただいている場所があっても,そこも少し時間がたつとなかなか使いにくいような形になってきているように見えているところがあったり,そういうのを感じる機会がこちらに住むようになって数年たつんですけれども,時がたつにつれて感じるようになってきています。  まちづくりのコンセプトといったものについてはちょっと分かりかねるところがありますし,時代によって違うと思うんですが,無理に木を植えたりですとか,公園を整備するですとか,そんなことはしなくてもいいのかなというふうに感じることが最近あります。  人が増える,減るという中で整備ができない,将来の中でできなさそうなものがあるということであれば,無理に公園を造らずにそのまま更地にするですとか,そういった形で維持費を節約,削減していく方向でまちのつくり方を考えていくというのもありなのかなというふうに感じるんですけれども,全体的なまちの整備の中で,そういった広場ですとか,公園ですとか,各市民の方のために提供いただける場のつくり方,今後のまちをつくっていく中でどうやって考えていくほうがいいのかなというところを,今市としてどういったお考えをお持ちなのかというのをぜひこういった機会をいただきましたので,お伺いしたいなというふうに思います。 ○長友市長  ありがとうございます。1つだけ,ちょっと逆に私から申し上げる前に確認させていただきたいのは,無理に造らなくても,または小さな公園的なスペースがあるとして,管理が行き届かないんであれば無理に存続させなくてもという,それも貴重な御意見だと思うんですが,その場合そのスペースはどうすれば,何に使えばいいとお考えですか。 ○●●(多摩川6丁目)  現実的な維持管理という面で申し上げると,恐らくコンクリートとかアスファルトで更地のような形で,そのまま置いておかれてという形でもいいのかなというふうには考えています。  環境的にそのまま更地にしておくといたずらされたりとか,ごみを捨てられてしまう場所になってしまうので,フェンスを置かれるですとか,そういったことになってくるかと思うんですけれども,そういうふうに何かを建てるですとか,何か活用する場所にするではなくて,もはやその場所は殺してしまうような形で,平たい場所にしておくという考え方でもいいのかなというふうに感じるところがあるんですね。  ただ,全体的に見たときに,そういったものがあるとまちの雰囲気が悪くなるですとか,すごい昔のお話であれば,アメリカの都市で落書きが多いまちはどうしても環境が悪くなってしまう。そういうところをなくしていくことによって,まちの環境がよくなったという事例が社会科学的に証明されているところがあるというのは,以前,勉強したことがあるんですけれども,それはそれ,これはこれというところで,そういう広場とかの考え方というのは,どのように考えていらっしゃるのか,考えていこうとされているのかというところをぜひ御意見をいただきたいなというふうに思っております。 ○長友市長  ありがとうございました。公園を造れとか充実させろとかというのは極めて多く,こういう場でも意見,御質問として承るんですが,必ずしもそうでなくてもいいんじゃないかというのは,それもまた1つの考え方だなということで,決して否定しているということではなくて今拝聴しました。  私1人の考えることが大多数かどうかは別ですけれども,それを申し上げる前に,考えてみれば,最初に御質問があったときに申し上げたように,私は26年のサラリーマン生活の中で9年海外に住んでいた。住んだのは2か国ですけれども,フランスとベルギーですけど,後から考えたら,出張は30ぐらい最貧国も含めていろんなところへ行きましたね。やっぱり国の成り立ち,それから経済状態,そういうものによってスペースの使い方,また有効利用しようとしても,お金がないから本当にすえた臭いの広大な空き地ばっかりとか,国によって様々ですね。  日本が間違いなく,今は人口減ですけれども,人口がどんどん増えてきて特に都会においては,のどかな空間がなくなって非常に,23区と多摩だけでも随分違うと思いますけど,そういうようになってきた歴史を振り返りながら,調布市21.58平方キロというあまり大きくないまちにおいても,のどかな空間は減ってきていますから,これをどう考えるかというのは,今日の●●さんの御意見も参考にしながら考えていきたいと思っています。  ただ,さっきもちょっと申し上げましたように,やっぱり大宗においてはいまだに公園的なスペースに対する待望論は強いです。それはただ単なる,そこに身を置いて憩いのひとときを過ごす。それからラジオ体操も含めて健康管理,それから子どもたちには,やっぱり元気のいい世代にはスポーツ環境を与えてやりたいとか,そういう意味では,公園のスペースに対する待望論は強いことは強いです。  今,市で230ぐらい,この小さなまちにもそれぐらいのスペースはあるんですけれども,御質問で指摘されたように管理はやっぱり苦慮しています。人手とお金がなかなか足りません。ですから,潤いのある環境以上のことにしていきたいんですけれども,そういう有効利用を全部しているなということになれば,●●さんの御質問も違ってくるのかもしれないけれども,なかなかそうできない,ならないのも正直に申し上げなければいけない。そういう中にあって,これからどう考えていこうかというふうに思います。  公園でないとすれば公的な施設にというお考えなのかなと思って,さっき質問させていただいたんですが,必ずしもそうではないと。そんなところに別に金をかけろと言っているわけではないというのも承りましたので,1つは,私どもは定期的に生活環境とか調布市に対する感想,印象について,市民の方にきめ細かいアンケートを取っていますから,そういう中の質問も工夫して,公園的なスペースの現状についてあなたはどう考えますか,また今までよりも一歩踏み込んだような設問も考えて,お伺いしていこうと思います。  それによって,●●さんのような意見が増えてきたなということが顕著に感じられるんであれば,ぜひ参考にさせていただくということはあり得るんではないかと思います。  潤いのある,小さくても広くても多目的な良い公園にしていきますと断言できればいいんですけど,いろいろ予算の使い道,四苦八苦している中でなかなかそうもいかないんで,今日は1つの,これまでにはあまりお聞きしたことのない御意見を伺ったということで考えさせていただきます。 ○●●(多摩川6丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続きまして,御発言いただける方はいらっしゃいますか。6番の方,お願いいたします。 ○●●(国領町3丁目)  国領町の●●と申します。  私は2008年に海外からこちらに帰ってきまして,調布市民になって今17年です。以前は長友市長と同じ職場におりましたもので,覚えていらっしゃったらと思うんですけども,たまたま今日はこちらに偶然,呼ばれましたので,この機会を非常にうれしく考えております。  住み始めてしばらくは,職場に行って,ここは帰ってくるだけの場所でしかなかったんですけども,子どもが生まれてからは調布市に長くいることも多くなったので,いろいろとどういうことをやられているのか,また,保育園のことなどでも,当時はまだそれこそ200〜300人ほどの待機児童がいる中で,ゼロ歳児の娘を保育園に入れることに非常に苦労して職場復帰してということもありましたが,すこやかとか,あとそのほかのいろいろな保育機関などには非常にお世話になりまして,調布市の子育てに関する施策については非常に感謝をしております。  私からは,今日は3点お伺いしたいことと,あと意見がございます。  1つ目は歩きたばこについてです。歩きたばこについては,調布市でも条例で禁止というふうになっていまして,確かにそういう歩きたばこをする人は減ったなと思うんですけれども,当初は結構減ったと思うんですが,また最近ちょっと増えてきているような気がしていまして,恐らく電子たばことか,外国人とかあまりそういったことを知らない方がいるのかなと思っていて,そこはすごく気にしているところでして,市報など,あとどこかでもまた再喚起していただけると,子どもを持つ身としてもすごくうれしいなと思っております。  2点目の意見としては,自転車が最近はヘルメットをかぶるようにとかいろいろあるんですけれども,乗っている側の意識もすごく低いなと思っておりまして,例えば自転車は車道を走ることが最近言われていて,実際にはすごい難しいので,歩道でも私も走っていますが,車道を走っている人が歩行者の信号が青のときに突っ込んでくることが非常に多いんですね。  というのは,本人としては,歩行者の歩道のほうの信号を見て走っていると思っているんですけども,歩行者がこう行こうとしたら,自転車がこっちから突っ込んでくるということがすごく多くて,私も以前これで引かれたことがあったり,あとは今子どもが自転車に乗っていますので,あそこは非常に注意しなさいというふうに言ってはいるんですけども,やはりそういったところでも,これはもしかしたら警視庁の範疇になるかと思うので,難しいかなと思うんですが,何かしらこの辺の施策についても考えていただけると,高齢者も非常に多いので,高齢者にとっても自転車は脅威でもありますから,そこは注意していただけるといいなと思いました。  3点目は,お願いといいますか,意見させていただきたくて,事前のアンケートにも書かせていただいたんですけれども,国際化について1点お伺いしたいなと思っております。  オーストラリアへの中学生の派遣事業を今年から始められたということで,すごいことだなと思って期待を持っておりました。ただ,これは市内の公立の中学生だけに限定されているということを見まして,うちの子は市外の小学校に通っているので,ちょっとその機会がないのかなと思って,非常に残念に思っておりました。  それはそれで仕方ないんですけども,海外に行くということも大事ですが,せっかく市内にアメリカンスクールや,あと東京外語大学,その他いろいろな大学があるので,そういったところともっとそういった国際化の施策とかをしていただけたらどうかなと思いました。  というのは,外国人の学生も結構来ておりますので,調布市に住む外国人の方をサポートする事業は非常に多いと思うんですけども,逆にこちらの子どもたち,未来を担っていく子どもたちへの施策として,そういった外国人の方たちからとか外国語を学んでいる大学生,学生から子どもたちに伝えていただけるような,何かそういったプログラムとか,もし余裕があれば今後検討していただけるといいなと思って,本日こちらで発言させていただきました。 ○長友市長  ありがとうございました。まず,たばこに関して,どの自治体もやはり看過できない社会問題だなというふうに捉えておりますから,いろいろな手だてを講じて,当たり前の話ですけども,吸っておられる方に,たばこを吸うこと自体は法律で禁止されているわけではないので,やっぱり他者に迷惑をかけないようにマナーを守って吸っていただきたい,これに尽きるわけですよね。  ですから,喫煙者にも権利はもちろんあると私は思っておりますが,マナーを守らないから,職場においても,公共の空間においても,まちを通行する場面においても,自分たちの行動がどんどんどんどん制約されている。これからも制約されますよね。  それで,よく知っていただいて,ありがたいんですが,歩きたばこは全面的に禁止をもちろんしております。それから路上等喫煙禁止区域というのも設けてパトロールをしたり,それから年間何回かキャンペーンを張ったり,ここ数年も,正直に申し上げると,コロナの3,4年のときは,ちょっとあちらのほうにシフトして,様々な私どもの活動も随分ほかのことを広範に展開できないぐらい制約を受けましたから,あの頃ちょっと残念だったのは正直に申し上げますが,それを終えて,今またきつくそのことを徹底するように。  例えば1つ難しいのは,いつも揺り戻しのようにあるんですけど,一番大きな調布駅が利用者が一番多いんですけども,あの近辺に,駅に入る近辺に大きな灰皿を設けるべきか,設けるべきでないか,これは両論あるんです。たばこが嫌いな人にも両論あるんです。もちろん吸うこと自体がけしからんから設けるべきではないという人と,設けないからみんな歩いてきて捨ててしまうから設けろとか,それからバス停の近くに喫煙所を造ったこともあるんですよね。これもよかったという人と,とんでもないと,ちょっと高い塀で囲ったんですけども,そこに面したマンションの人から,うちの人間の肺を壊す気かとかいろいろ……。事ほどさように市民の方にもいろんな意見があって,ただ,本当に厳しく徹底していきたいと思っていますから,大変残念ながら,過料を科すと。条例の中にもそのことの可能性は触れてあるんですよ。それをも含めて,また一層厳しくしていかなければいけないのが残念ですけど――残念というのは,市民の自由意思でやっぱりやっていただきたいと思うんですが,そういうふうに考えています。  それから自転車に関して。おっしゃるとおり事故が多いんですよ。死亡事故も含めて,子どもから高齢者まで。やっぱり安易に考えるんでしょうね。私だって自転車に乗っていた人間ですから分かりますよ。そんなに例えば他人に大きな危害を加えるという意識はないでしょう。死亡事故が起きているんですよ。それで自動車ほどの自賠責保険なんかないでしょう。そうすると自転車で死亡事故を起こしたら何千万円ですよ。それが起きているんですよ。  それからサイクリングロード,多摩川のあんなにいいところをヘルメットをかぶって,40〜50キロで走る人がいるんですよね。府中で死亡事故,調布で重傷事故も起きているんですよ。もうそれやこれや考えると,あんなに生活に便利で,それで憩いにも使える,お子さんとサイクリングなんて非常にほほ笑ましいなと思いながら,大きな問題ではあります。  ヘルメット,2,000円の補助を出させていただいて,お子さんには少し普及してきましたね。大人がかぶらない,大人はほとんどかぶっていない,ヘルメット。これで子どもを教育できるのかと偉そうなこと言う気はありませんが,やっぱりヘルメットをかぶっていただきたい。  それから歩道と車道の問題,横断歩道近辺の問題,おっしゃるとおりです。それで御存じだと思いますが,学校を通じてとか警察にお願いしてだとか,いろんな講習をやったり,スタントマンを使った実技で子どもに意識を徹底してもらいたいとかいろいろやって,これからも強化していきたいと思っております。  ただ,先ほどのたばこの問題と併せて申し上げると,行政として市民の方にやり過ぎと言われることのないようには気をつけながら一生懸命やっていきたいと思っていますが,行政だけでできませんから,家庭でそういうことを話し合ったり,注意を喚起し合っていただきたい。たばこを吸う人がおられたら,やっぱり考えていかなきゃいかんなとか,それから子どもさんを含めて自転車を使うときには気をつけようねと。そのために基本的なことは2人乗りをしないだとか片手運転,それから最近はスマホだとか,耳にイヤホンでとか,本当に危ないことは家庭で厳しく言っていただくとか,それもお願いしたいなと思っています。  国際化,大賛成です。御存じの方もおられるかもしれませんが,今まさに中学生がオーストラリア西海岸のパースに行っています。1週間強ですけど,初めて議会にも認めていただいて予算化できたので,中学生の海外体験ということで,8校で2人ずつ16人と思っていたんですが,応募者が非常に多かったんで,必ずしも1つの学校,定員が違いますから同数ではありませんけれども,総数20人で今行ってきてもらっています。  無事に帰ってきてもらった後に,行ったからこそ分かる課題も見えてくると思うんで,ぜひ来年以降も続ける中で充実させていきたいなと。全員の中で20人ですから残念ではありますけど,でも突破口を開けたので,これを市民の方の御理解があれば,規模も今後もう少し増やしていけるかもしれない。  たまたま担当部長が来ていますから私の後に一言もらえるかと思っていますけれども,それに付随して言えば,外語大はあるし,アメリカンスクールもあるし,御存じの部分もあるかと思いますけど,いろいろやってはいるんですよ。外語大に協力をしていただいて,基礎から英語トライアルとか親子向け講座とかいろんな企画を一緒に考えてやらせてもらったり,年によっては,毎年,小・中学生のわんぱく相撲をやっているんですけど,そこにアメリカンスクールのアメリカ人の子どもも入ってもらったり,交流をやったり,そういうことはまだ大々的とまで言えないかもしれないけど,萌芽というか芽は出てきていますから,ぜひ拡大していきたい。  アイデアがあれば,今日に限らずぜひ教えていただければ考えます。 ○阿部教育部長  教育部長の阿部と申します。  今市長から御紹介がありました中学生の海外体験学習事業,これは教育委員会としましては,今回,本当に目玉な事業でこの4月からずっと準備をしておりまして,今,中学生20人,まさに8月16日土曜日の日に成田から旅立ちまして,明日帰ってくるということで,毎日現地からの報告を受けているところであります。  そうした中で,我々もいろんな期待をして今回のこの事業の取組を進めてきたわけですけれども,今少し感じているのは,現地ではほとんどがホームステイをして,ホームステイ先の子どもたちと一緒に現地の学校に通うというような,そういったカリキュラムで進めていますので,子どもたちも初めはやはりちょっと緊張気味だったのが,日に日にすごく自信を持って自己紹介をしたりだとか,自分から声をかけていくというような姿が,現地に随行で行っている職員からもそういった声が聞こえてきていますので,こういったものをぜひ来年度以降もずっと続けながら,本当に調布の子どもたちがゆくゆく青少年リーダー的な存在になってくれるといいなと,あと国際的なリーダーというところも目指していければなというふうに思っております。ぜひ皆さん,応援していただければと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○長友市長  南半球だから,今長い夏休みじゃないんですよね。だからオーストラリアを選んだのかもしれないけど,ぜひ帰ってきて報告なども聞いてみたいと思っています。よろしくお願いします。 ○●●(国領町3丁目)  ありがとうございます。うちの子は残念ながら市内の中学校じゃないので,参加できる可能性はないんですけども,ただ,それでも私,今外資企業に勤めていまして,会社のほうで採用をやっているんですけども,以前に比べて,私たちの頃に比べても海外経験とか国際経験が少なくなっていて,海外のことに興味を持っている人が減っているなと思っていて,その中でもこういった事業をやっていただけると,将来のそういった芽が出てくるんじゃないかなと思って,非常に期待しております。どうぞ成功を祈っております。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続いて,御発言いただける方はいらっしゃいますでしょうか。では,19番の方,お願いいたします。 ○●●(布田5丁目)  布田に住んでいる大学3年生の●●です。よろしくお願いします。  私は大学のほうで,まちづくりとか観光について学んでいるので,都市とかまちづくりについて直接市長さんのほうから聞ける機会をいただけて,本当にうれしいです。ありがとうございます。  まちづくりをしていく中で,やっぱり観光資源は切っても切り離せないものだと思っていて,調布市は水木しげるさんだ,映画のまちだで売り出していると思うんですけど,純粋に疑問なのが「FC東京を応援しています」は分かるんですけど,何で最近になって「読売ジャイアンツを応援しています」になったのかを,誰が発案して,そもそも私は読売ジャイアンツファンなので,とてもうれしいんですけれども,府中市には女子野球のチームがあるし,稲城市には確かにスタジアムも建設されているんですけど,調布市は何をしているのかということと,恩恵をあやかれるのかなというのを伺いたいです。よろしくお願いします。 ○長友市長  詳しいですね。いろいろよく御存じなんだ。ちょっといただいた質問にお答えするのに関連して申し上げますと,FC東京も読売ジャイアンツも言ってみれば民間企業ですよね。民間の会社ですよね。いろんなイベントをやっている会社ですよね。ずっと前,●●さんが生まれるずっと前,40年,50年前は,私どものような都道府県だとか,市町村だとか,そういう公共的な団体が企業と一緒に何かやるというのは,なかなか抵抗があったんですよ。一企業を応援していいのかというような風潮があったんです。今でも市町村においては考え方はいろいろあるかもしれません。  ただ,調布市はということで言わせていただくと,私はもう全くその垣根を意識せずに,どんどんやればいいと思うんです。ただし,どことでも何でもではなくて,明らかに提携関係を結ぶ,一緒に交流することによって,市民に恩典利益がもたらされるんであればという,そういうことであれば,どんどんその可能性を追求して,間違いなくやるべきだと思えば,全員の市民の方が賛成していただけるかどうか分かりませんが,やるべきだというふうに思ってはいますということをまず申し上げた上で,FC東京。野球と違ってサッカーは,地名をチーム名にすると決まっているぐらい,やっぱり各地域圏と重なる部分が多いですよね。  ただ,野球だって,むしろジャイアンツよりも,地方の広島だとか阪神だとか中日のほうが地元愛は強いのかもしれないけど,それはそれとして,1つは,読売ジャイアンツとの交流というのは,最近でいえば,令和5年だから一昨年の5月に,お互いが利益になるような,スポーツ振興に関わるような活動を一緒にやっていきましょうという協定を結んだんですよ。そこからいろんな芽が出てきて,それ以前も私どものスポーツの触れ合いの場に協力してもらったりはしていたのと,それから間違いなく言えるのは,読売ジャイアンツ自体がそのことをもっと徹底しようと。  ですから,調布だけじゃなくて,この近隣の自治体はほとんど読売ジャイアンツが働きかけて,協定を結びませんかということは,ここ2,3年の間で行われてきて,大体の市はいいんじゃないですかということでうちと同じようにやったということで,調布だけではありません。調布だけではないんですけど,さっきから申し上げているように,巨人軍が青少年の育成,それから,もちろん野球を中心とした指導だとか,そんなことを積極的にやっていただくというのは得難いなと。子どもたちにとっても,それは望む度合いが確かにあるんだろうと思うから交流を深めるということでやっております。  ですから,主にイースタンの,2軍の試合なんかを中心に実技も見ていただくような機会が増えてきているし,稲城に行かれましたか。――すごいですね。私も新しいスポーツ施設ができるというんで,こけら落としのときに招待されて行きましたけど,すごいものができていますね。だから,稲城市長は喜んでいるけど,近隣もいろいろ活用させてもらえればありがたいなと。  ですから,読売ジャイアンツ,それから野球というものにとどまらず,いろいろな場を通じてプロスポーツ,それから大学等その他の組織,そういうものとの関わりは,さっき申し上げたように,市民の方に明らかにメリットがあるじゃないかと思われるようなときは,これからも模索していきたいなというふうに思っています。  それが特に一昨年から関係を深めている事情ですが,もう少し突っ込んだ何か質問はありますか。 ○●●(布田5丁目)  子どもたちに恩恵はあると思うんで,仮にも招待したりとかはあると思うんですけど,大人というか,大学生以上に恩恵が欲しいです。 ○長友市長  市民無料招待を行う調布市フェスタとか,そういうような新たな試行を今実施していますから,もっともっと目につくようにPRしていきますから,ぜひ目,耳,そばだてていただいて,利用してください。 ○●●(布田5丁目)  ありがとうございます。 ○長友市長  市内在住,在学,在勤の方は年齢問わず無料です。 ○司会者  ●●さん,ありがとうございました。次に御質問いただける方。では,15番,10番,順番に。 ○●●(調布ケ丘3丁目)  調布ケ丘に住んでおります●●と申します。市役所関係,いろいろと夫もお世話になっております。今日は夫には話さないで来ております。  でも,このことを聞きたいなと言いながら,本気で聞いていいかどうかちょっと分かりませんけれども,うちは調布ケ丘に住んでおりまして,農家をやっております。1つ気になることがありまして,それを伺いたいなと思いまして,今回伺わせていただきました。  1点ですけれども,実は落ち葉のことです。私どもは,もう20年ぐらい前でしょうか,深大寺北町,「はなみずき」という介護施設の場所があると思うんですが,そのそばにたしか雑木林ではないけれども,木がたくさんあった公園があったと思います。夫にもちょっと話したんですが,あの落ち葉はどうなるんだろうねと聞きましたら,緑と公園課は,あれは燃やしているということを聞きました。確かに放射能の問題のときは,全て堆肥作りは拒否されておりまして,それ以前までは,うちもそこばかりではなくて,深大寺元町でしょうか,そこにある崖線のところの農家の方の持っている山をちょっと掃かせていただいて,堆肥作りをしておりました。  調布市としては,今サステナブルとかいろいろSDGs,言われている中で,その落ち葉をどのように考えているか。街路樹の落ち葉というのはいろんなものが混雑しておりまして堆肥はちょっと作りにくい。つまりいろんなものが,石とか紙切れとかプラスチックとかいろいろ入っていると堆肥には向かないので,できればそのように公園の中の樹林のような安定した落ち葉,それは堆肥にできるんじゃないかと思っております。  以前,堆肥作りをやっているときは,畑も結構健やかに育ってくれた。確かに気候がここのところ変わってきていまして,それに応じて植物も変わりはしていましたけれども,その頃のほうが順調に,また実も大きくしっかりとした味に作られたなと思っております。  できれば,公園のところの落ち葉だけでも,堆肥作りをやっていただけたらいいなと思いまして,ちょっとその点がどうなっているかを聞きたかったんです。よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ●●御夫妻には大変いろいろお世話になっております。今日その御質問が出るかもというのを事前にちょっと耳にしたので,まだ確定ではないですが,少し事情を聞いた部分がございます。  該当の公園がくぬぎ林仲よし広場という名称のエリアじゃないかと思います。そこを管理している担当にちょっと接触した限りにおいては,集めたものを燃焼させているようなことはしていないという,燃やしていないという話はあって,まだ具体的に,じゃ,近年そうなのか,以前はどうだったのかというところまでちょっと確認したいと思います。  それで,結論ですけれども,結論的に言えば,まさに●●さんがおっしゃったような活用が可能であれば好ましいんではないかと。私は素人で知りませんけども,堆肥になるのもあれですよね,いろんな条件だとか,それからどんな木の葉でも適しているわけでもないんですよね。あまり知らないんですけど,それは人の書いたエッセイや何かを読んだときにそういうふうに書いてあったなとか思い出します。  そんなことはぜひ御経験のある市民の方のほうが詳しければ逆に教えていただいた上で,堆肥にするということの可能性はやっぱり追求すべきだという認識であるというのが,私どもも持っている意識の1つでございますので,今後,活用方法については協議,検討させていただきたいと思います。 ○●●(調布ケ丘3丁目)  ありがとうございます。前向きの御意見,御返事で本当にうれしく思っております。落ち葉だけを集めた中でも,昆虫は結構生き生きと育ちますし,前作っているときはカブトムシがたくさん発生したように記憶しております。やはり元気な土である中で,おいしい野菜ができるのかなと思っています。これからも頑張ってまいります。ありがとうございました。 ○長友市長  また教えてください。よろしくお願いします。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続いて,10番のお客様,お願いいたします。 ○●●(布田4丁目)  布田の●●と申します。よろしくお願いいたします。  調布には30年以上住んでいるんですけども,冒頭に市長さんのほうから駅が地下化になったという話があったと思うんですけども,地下化になって駅前関連の開発がいろいろ加速していくのかなと思っているんですけれども,かなり時間がかかっているかなと思いまして,質問としては,駅前開発に関して2つほど教えていただきたいと思いまして,今日伺いました。  まず1点は,市長さんがさっき広場のほうはもう完成すると言われましたけれども,駅前の開発の広場の北側,南側といろいろあると思いますけども,交番の前のトイレが古いのを壊して新しくなったり,広場のところも壊しては増設しているようなイメージを抱いていまして,結構お金を無駄遣いしていないかなと。税金の活用の仕方としては,その辺どういうふうに考えられているのかなというのが1点。  それに伴ってグリーンホールが結構老朽化されていて,あれはいつになったらグリーンホールは建て替えるのかなというのが興味がありまして,これも教えていただきたいです。  それと最後に,駅前の高層ビルも建てられるという,再開発計画をされているというふうに伺っているんですけども,30メーター以上の高層ビルが建つというふうにちょっと聞いたんですけども,高層ビルを建てるときにはビル風というのは結構気になるので,もしその30階以上の高層ビルがあそこに建つとしたならば,ビル風対策というのはどういうふうに考えられているのかなと思いまして,その点を教えてください。よろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございました。平成24年8月19日から20日の一晩であの地下化ができたんで,私ほとんど徹夜で見ていましたけど,奇跡的な,何千人という作業員を動員したんですよ,その1日に。一晩にね。それで雨は降らなかったですけれども,物すごい騒音で音なんか聞こえないんですよ。ですから,京王電鉄が1,000人か2,000人の作業員を動員されて号令をかける声も聞こえないのにどうして――同じシミュレーションはできないですからね。準備はしたんでしょうけど,奇跡的な感じで,地上を走っていたのが一晩にして地下化になったという一生忘れない貴重な体験をさせていただきました。  一番最初のほうでちょっと御質問のあった部分については,お金があればもっと早いです。それは無理です。そんなにとんとんと2年や3年でできるものは無理です。典型的なものは鉄道敷きというレールを取っ払ったところですね。新宿からやってきて国領駅から調布駅を通って西調布へ行くのと京王多摩川に行く,3.何キロのレールを取っ払ったわけですよね。あれも今までかかっていますでしょう。今年ぐらいが大体大きな意味で概成といいますか,おおむね完成をしたわけですけども,あれを御覧になっても,もっと早くやればいいじゃないかと思うのにもうこれだけ時間がかかっているんですよ。  それは単純に言うと,あれはレールを取っ払っても京王電鉄の持ち物だったわけです。彼らが地権者だったわけです。一遍に買収なんかとてもできませんから,もう何年も,何年かかった,十何年かかって少しずつ買収をしていって,それでそこに水木ワールドのような潤いをとか,駐車スペースだとか,公園の色彩だとか,そういうのを少しずつ造っていってということですね。広場に関しても同じようなことが言えます。トイレはちょっと後で補ってもらいます。  それからグリーンホール,これはちょっとほかの例を先に出しますと,御存じですか,中野サンプラザが結局計画がうまくいかなかった。ほとんど今白紙に戻りました。それから目黒区で中野サンプラザほどは大きな案件になっていないかもしれないけど,公共的な複合施設を造ろうとしたんです。これも白紙に戻りました。コロナのせいもありますけれども,社会環境が大きく変わって,一番大きなことは建設コストのもう我々としてはとても吸収できないような上昇です。  もう一つ申し上げますと,グリーンホールみたいな立派な何十年も使う大きなものを建てるときに,今,日本に市区町村だけで1,741あるんですけれども,何百億円をすっと出して自分で建てられる自治体は1つもありません。1つもないということは,複合ビルにせざるを得ないわけです。いち早く,10年以上前かな。豊島の区役所は上がもう全部マンションです。区役所ですらそういうことになっている。我々の今後何十年も使用に耐える文化施設も複合施設でないとできないわけです。その計画がさっき申し上げたサンプラザだとか目黒区のようにやっぱり最初に考えたようなところから発想を変えないと採算が取れない。  複合ビルですから誰が考えたってそんなに選択肢はたくさんはないわけです。オフィス機能をそこの中に,企業に入っていただいて整えるとか,住居にするとか,いずれにしても問題があるんです。いずれにしても,どんな企業に,永続的に使ってもらえるような企業をうまく選択できるかとか,住居で採算はぎりぎり最初は取れても,いつかリニューアルするときに地権者が多いと大変なんですね。その負の財産を残すようなことをしていいのかとか,それで今から何年もかかってずっと計画を考えますとは申し上げませんが,やはり最初考えてきたとおりには順調に前に進まなくなって,多少のブレーキがかかっているのも正確に言えば正直なところですから,今申し上げたような感覚の中で,それでも現時点で可能性のある選択肢を大分狭めて考えていきつつありますから,近い時点で,そのことを皆様方に分かりやすくお伝えする。  それから,今までにも市民の方のお声は聞いておりますけども,これからも当然のことながら全部採用できるかどうかは分かりませんけども,市民の方の意見ももちろんお聞きしながら造らせていただきたい,考えていきたいというふうに思っております。  それから30階建てというと,国領に既に34階かな,ビルが建っていますよね。あれができたとき,多摩で一番高いとか言われたのかな。現状は知りませんが。確かにその日の気象条件,風向きによっては,やっぱり生じますよね。市役所のたづくりのところだってあります。あの程度の高さでも,12階ぐらいの高さでもそういうことは生じますから。  それから30階建てのビル云々というのは具体的な計画にまだなっているわけではありません。ただ,可能性としては,これは民間開発の中に公共的なサービス提供を可能にするようなエリアができる可能性はありますけれども,調布の駅の直近ですから,民間が中心になってお考え,今もう準備組合はできているわけですけれども,進行させていくにしても,私どもがいろいろ御意見を伺ったり,それから開発案件そのものを前進させていくためには,やっぱりお手伝いというか,市がいろいろな手続きの面で,仕事として関与していかなければいけない,当然のことはございますから,いろんな話合いには今後とも参画をしていくことは当然であります。  そういうような中で,風向きだけでない御懸念のことがあったら,それはおっしゃっていただいておいて,そういう話合いの中で,なるべく生活の利便性で潤いのあるようなエリアが生まれるけれども,その反面,生活面での悪影響が少しでも大きくならないようにということはもちろん我々も試行してまいりますので,いろいろおっしゃっていただければと思います。 ○渡辺都市整備部長  都市整備部長・渡辺でございます。  先ほどお話がございました駅前広場の施設の関連ですけれども,実は御指摘がありましたトイレ,それともう一点,恐らくビックカメラの前の駅に上がってくるところの上屋部分のお話ということでよろしかったですか。 ○●●(布田4丁目)  特に限定はしていないんですけど。 ○渡辺都市整備部長  今2つ挙げさせていただきましたけれども,こういったものについては,もともとが実は建っていたものというのが,仮設のものとして設置をしていました。  そういう意味では,例えばトイレで申し上げますと,もともと御記憶にある方がいらっしゃるかもしれませんが,タコ公園と言われていた公園の横にトイレがございました。これが駅前広場の整備に合わせてなくなったタイミングで,駅前広場からトイレがなくなってしまうという御懸念の声があって,それでしたら実際の整備の中で本設のトイレであるとか,先ほど少し触れさせていただいた駅に上がってくるところ,広場口の上屋の部分,こういったものは,整備に合わせて本設のものは設置をするとして,ひとまず仮設で置いておきましょうということで,極力お金がかからない方法で設えをさせていただいたと。今いよいよ整備が今年度完了する段階になりますので,トイレの整備はもう既に終わっておりますけれども,今まさに上屋の部分の工事を行っていると,そういった状況になります。 ○小柳行政経営部長  行政経営部・小柳ですけども,先ほどグリーンホールの話,市長からも今,他の自治体では民間企業,民間の事業者と一緒に複合施設を整備するという事例があるということで,調布市もグリーンホールについて,そういった複合施設が可能かどうか,直接事業者にどういったことが可能かという,サウンディング調査というふうに言うんですけども,30社程度の事業者に直接,例えば調布の駅前のグリーンホールの跡地であれば,どういった複合施設が可能かということだとか,実際に事業者としての意向,そういったものを調査するということに今取り組んでおります。  そんな中で,基礎的なそういった条件を少し考えながら,何が可能かということをグリーンホールの整備に向けた基本構想というのを策定しようということで,今年度からそれに取り組んでおります。  その結果次第で,その先どういったものを造っていけるかというような状況でございますので,また進捗については,市報だとか,例えばホームページ等で公表していきたいなというふうに思っています。  以上です。 ○今井副市長  ちょっとトイレについて補足させていただきますが,トイレを一旦なくして,駅前広場を整備するときに一緒にやるというのは当初の予定でした。ただ,そうすると数年間トイレがない駅前広場になるんですね。それでもいいではないかと。周りに商業施設ができて,その中にもトイレがありましたから。  ただ,その後,ラグビーワールドカップが調布に来る,オリンピック・パラリンピックの会場にもなる。こういうものが重なってきて,駅前広場でいろんなその関連の事業,イベントをやる,外国からもたくさん人がいらっしゃると。こういうことも見据えた中で,やはり仮設であってもトイレがあったほうがいいんじゃないかというニーズもありまして,先ほど説明があった極力お金をかけない,本当にプレハブのようなものだと工事現場のトイレになってしまいますから,数年間使うんであれば,仮設の一定水準のものを造ると。ただし,本設のときはもう少しエコだとか,あるいはバリアフリーは当然ですけども,機能をバージョンアップしたものを造ろうということで,今に至っているということです。  ですから,今のトイレは,当然災害時にも使えるような機能ですとか,あるいは,この間少し意見を聞いた中で,ワンちゃんのお散歩時にワンちゃんのトイレがあったらいいんじゃないかという声もあって,実はトイレの横にワンちゃん用のトイレがあるんですね。あるいはイベントやるときにいろんな飲食店などが来たときに,鍋だとか何かを洗うみたいなところがあるんですね。それが今まで設えとしていなかったので,トイレのところに複合させたとか,そういうことで,細かいことも含めてちょっとバージョンアップしたトイレになっています。  ただ,まだ今工事中で,なかなか全体が見えにくくなっていますから,ぜひ点検がてら見てもらえると,なるほどこんな工夫があるんだなということをお気づきになっていただければと思います。その上で,もっとこうしたらいいんじゃないという意見があったら,ぜひお伺いしたいなと思いますんで,よろしくお願いいたします。  なぜ仮設のときに本設にしなかったのかになりますけれども,ロータリーを大きくするというのが当初の計画であって,ロータリーを大きくするとか,少し縮小しましたけども,位置の関係だとか,あるいは下水の接続が本設にはちょっとうまくいかなかった。そういった事情もありまして,今はそれは全部整って,完了したという事情がございます。 ○長友市長  正直に申し上げますと,私も●●さんと同じことを職員に言ったんです。これ,無駄遣いって言われちゃう。何年かの間を経てこれを造るんならということは,私も質問したんです。 ○●●(布田4丁目)  どうもありがとうございます。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。まだお時間がありますので,発言されていない方。では,17番と9番の方,順番に御案内いたします。 ○●●(上石原1丁目)  上石原から来た●●と申します。よろしくお願いします。  調布に住んで30年ほどたつんですけれども,これから将来的に私も非正規雇用の人間なので,あと,独居老人になる将来が見えてきてしまったので,ちょっとこれから先,調布市として低所得者に対する独居老人の将来的な保障じゃないですけど,どのような生活を送っていけるかなという不安があって,これから先の老人に対する,調布市としてはどのようにしていきたいのかなという将来性のことを聞いてみたいなと思って,今日来ました。よろしくお願いします。 ○長友市長  この4月に,調布が市になってというか,その前から数えてもこのエリアが24万人に初めて達した。今24万プラスアルファぐらいの人口です。昭和30年に市ができたという,先ほど申し上げました70年前が4万5,000人です。ですから,20万ぐらい増えたということになるんですね。そのうちの1人が,私は31年なんですよ。ですから,調布市民の経験年数はほぼ同じぐらいかなと思います。  4万5,000人が24万人になったと。人口構成も,それから1家族以内の人数も大分変わってはきましたね。今,大体人口の半分ですから,24万人で12万所帯の世帯数が調布にはあると考えていただいていいと思います。年齢も様々だし,だから地方に比べると2人,1人世帯が多いことは間違いないですよね。  65歳以上を今国の定義では一応高齢者と呼んでいますから,それで考えると,もう5,000世帯を突破したというのはかなり前に聞きましたから,今厳密な数字はちょっと調べてみないと私も持っていませんけども,5,000世帯,6,000世帯以上の独居の高齢者の方がおられるまちだなと。これやっぱり少なくないですよね。24万人の中でそれぐらいだということはね。  それから平均寿命が昔と違って大変高くなっていますから,昭和30年のことを調べたけど,やっぱり70以下でしたかね,60代でしたかね,生まれた方が何年人生を送るかという平均余命で考えたときにたしか70歳はなかったと思いますね。  そのようなことで,今御質問いただいたように,調布に限りませんけれども,どのまちにとっても,そういう小さい世帯の高齢者の問題というのは,飛躍的に大きな問題になっています。  私どもが自分たちの公共サービス,公的サービスの中で,どういうような便宜を図れるかということに関しては,高齢者福祉の中で今でもいろいろな手を講じていますし,今後そういう世帯だとか人数の増加を考えながら,さらに増強して,中身を充実させていかなければいけないかなと思っています。  大きく考えると,公的サービスの中では2つです。健康を維持していただくことに我々はどういう貢献ができるかということ。それから高齢者の方ですから,やっぱり現役で働いているときから,やがてリタイアして仕事に従事する方は減ってくるわけですから,そこで獲得された時間をいかに楽しく有意義に過ごしていただくかということにお手伝いができるかと。大きく言うと,こういうことになります。当然のことであります。  それから,もしも生活的に困窮するということがかなりその度合いが高くなって,ケアするような御家族,御親族も乏しいということになると,生活の保護という面ももちろん考えていかなければいけないということはありますけれどもね。  ちなみに,そういうことでいうと,今,我がまちの生活保護世帯は大体2,600から2,700世帯ぐらいでここ何年か推移していて,その半数以上が高齢者,五十何%が高齢者。それから高齢者の中で単身,お1人でという方が多い。だから全体の5割強が高齢者の方が生活保護で,そのうちの90%ぐらいがお1人という感じになっています。それは現実にそういう数字が出ていますから,今後もその傾向が続くんであれば,その方面の生活を送っていただくための支援といいますか,補助をどう考えていくかということは,もちろん国の施策とも言えますけれども,各基礎自治体でも目配りをしていかなきゃいけない。大ざっぱに言うとそんな感じであります。  今申し上げた中で,もし細かく御質問があればお聞きをしますが,何かありますか。 ○●●(上石原1丁目)  大丈夫です。ありがとうございます。 ○長友市長  よろしくお願いします。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続きまして,9番の方,お願いいたします。 ○●●(多摩川1丁目)  多摩川から参りました高見と申します。調布に住んで26年になります。  今回,職場も多摩川にあるんですけれども,ハトが多いなと最近感じるところがありまして,考えてみましたら,多摩川の駅前を再開発していまして,木など緑が全くなくなって居場所をなくしているのではないかと思いまして,そんなことを考えているときに,やっぱり近所のほかの方も最近ハトが多くて,ハトが猫の餌を食べてしまうと。それを見てカラスもやってくるというお話を伺いまして,調布市はまだまだこれから発展していくまちだと思っていますので,都市計画ですとか環境周りとかもちょっと考えていただいて,共存できるようなまちづくりというか,自然が多いこともメリットだと思いますが,野生動物は逆に感染症なども持ってまいりますので,小さなお子様などいる家庭では,やはり心配だと思います。  その辺のことを踏まえて,都市開発のほうをしていただけたらなと。できましたら,駆除することなく,殺処分とかそういうことをすることなく,共存できる方法を考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。平和の象徴ハトと,それからあんなにけしからん鳥はいない, ふん害に耐えないという,どの角度から見るかによって,それからハトに限らずムクドリの大群,すごいですね,あれね。本当にヒッチコックの映画を見るような,何か少し怖さも感ずるような集団のこともありますし,だから,寺社仏閣の境内で許される範囲で餌を子どもがやりながらというのは見ていて本当にほほ笑ましいと思うけれども,そんなのどかな話ばかりじゃないというのも一面の事実でね。  ですから,私どもの立場としては,やはり公的な空間の中の憩いのこともあることはあるけれども,やはり実害が伴う部分については,何とか規制をしていかなければいけない。鳥獣保護法と動物愛護法の規定を頭に入れながら,勝手に規制を加えちゃいかんとか,それから法律にのっとってしかるべき必要な措置はできるとか,もちろんその法律をにらみながら考えていきたい。  ほかの自治体も,まさに今,●●さんがおっしゃったように,なかなか苦慮することが近年多くなっているので,条例をつくってハト等への餌やりを禁止したり,一部規制を強めているというところがあります。  今日の御意見もごもっともで,そのようなことを伺うことも最近増えていますので,我がまちとしても,これから広範に市民の方のいろんな感覚も,もちろん御意見も伺いたいと思っていますし,それを踏まえた上で,やっぱり今後の展開を考えていかなければいけない時期に至っているんだなというのが現今の正直なところでしょうかね。  そんなところです。ですから,道を切り開いていかなきゃいかんという可能性もね。 ○●●(多摩川1丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。時間的にそろそろ次が最後の質問タイムになりますけれども,まだ発言されていない方……では,16番と18番,こちらで最後になります。 ○●●(上石原1丁目)  上石原の●●です。  私は,質問というか要望に近いものになるんですが,防災関係のことです。消防団として活動をやってきてちょっと思ったことも含めてなんですけども,消防団は特に火災とかよく出動するんですが,消火栓の標識がやっぱり欲しいんですよ。大通りには結構設置されていますが,細い道は意外にないんですよね。夜間なんか走っていると,やっぱり下のほうとか意外に見づらいんで,そういうのがあると消火栓はすごく分かりやすくなると思います。  あとは大きな地震になってくると,水道管の破裂なども含めまして,水道管が破裂してしまうと,もちろん一般家庭のほうも駄目ですけども,消火栓も駄目になります。火が消せなくなりますので,耐震の水道管への交換を早急にしてもらえると,被害は少なくなるのかなと思います。  取りあえず,その2つをよろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございます。ほかの方の質問のときに申し上げた,非常に得難い,尊いといいますか,ボランタリーな活動によって市が支えられている側面があると。本当に頭の下がる思いで各分野の方に我々も感謝していますけども,消防団も当然典型的な貢献度の強い,高い団体であるということを改めて申し上げた上で,詳しくは御存じない方に申し上げると,調布24万人の中で分団が幾つかあるんですけど,今15あります。15あって,定員というのが一応20人にはなっているんで,全部埋まれば300人の消防団員の方に活動していただいている。  その全体を統括する本団という組織がありまして,団長以下,そこにも4人の定員の方がおられるという中で,本当に今や消火活動だけでなくて,水防だとか様々な危機管理の分野において貢献いただいている。  東京都もそのことを近年,極めて重要視するようになりまして,何年前ですか,数年前から各自治体に東京都が配る予算の一部分は消防団活動の充実に充てるようにと明記するようになりました。これは我々が要求もしてきたんですが,大変よかったことだと思っています。  ちょっと逆に質問しますけど,今,●●さんがおっしゃったことは,本団を通して既に私どもの市役所の担当部署のほうにも申入れを行っておられると考えていいですか。 ○●●(上石原1丁目)  一切話していません。今回,私個人の意見として取ってもらえればと思います。私はもう消防団を引退していますので,本団,●●団長も含めて,あと防災課も含めて何も話をしていませんので。 ○長友市長  それはいいとか悪いとかじゃなくて,今確認しただけです。分かりました。貴重な御意見を,この2つの問題に限らないかもしれませんが,おっしゃってください。まず間違いなくお約束するのは,検討させていただきます。申し訳ない,限りある予算の中ですから,すぐにというお約束までは言えないけども,真剣にちょっと検討させていただきますので,今日はありがとうございました。 ○小柳行政経営部長  消火栓の標識についてですけども,担当部署は総合防災という担当課があるんですけども,市内の消火栓の標識というのが,東京消防庁が標識の下に今広告がありますよね。その広告と併せて作成,それから掲出しているということで,今後とも東京消防庁と連携をして,分かりやすい標識の位置だとか,それから増設も含めて担当の総合防災のほうで,東京消防庁と協議していくということのようですので,参考までに。本日の御意見は,担当課に伝えておきますので,よろしくお願いいたします。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。では最後,18番の方,お願いいたします。 ○●●(布田3丁目)  布田から参りました●●と申します。本日はこのような機会をくださって,ありがとうございます。  身の回りの話になってしまうんですけど,自分が小学校のときに通っていたのが二小なんですけども,当時から既に公園がもうほとんどないという感じで,ないわけではないんですけど,あっても二小の北にあった仲よし広場っていう,結構広めのところぐらいしか,もう本当に大きいところがないという感じで,それこそ学区外まで行かないと遊ぶ場所がないという感じで,サッカーとかをしようとなったら,学校から帰らずにそのまま放課後クラブのユーフォーでしたっけ,そういうところで遊んだりとか,あとはそれこそどっかのマンションの大きい駐車場であったり,道路であったりとかじゃないと結構厳しいという感じで,結構危ない感じだったなと今考えても思っていて,自分が小3ぐらいまでは,一旦家に帰った後そのまま学校の校庭に戻って遊ぶという校庭開放があったと思うんですね。それがなぜか途中から中止になってしまっていて,やっぱり道路とかで遊ぶよりは,そういうふうに学校の校庭に戻って遊んだほうが危険も少ないと思うので,そういう校庭開放とかというふうに再度やる計画はあるのかなというふうにふと思ったので,質問させていただきました。 ○長友市長  ありがとうございます。●●さんがおっしゃることは,私はその上の年代だからもっと痛切に。子どものときに育ったのは,大阪のあるまちで調布より少し大きいまちだったんですけど,昭和30年代にそこに住み始めたときには,夜は近隣の水田のカエルがうるさくて眠れないぐらいのところだったのが,10年もたたないうちに全部が宅地になってしまったという恐ろしい変わりぶり。  そのときは幾らでもというか,空き地だらけの環境だったから,危ないこともありましたけれども,スペースに困ることは子どもにとっては全くなかったような,それが今日の御質問のほかのときにも申し上げたように,21.58ぐらいの小さいまちで24万人,1平方キロ当たり1万人以上住むという過密な状態になっていますから,御理解いただけるようにスペースを探すこと自体にきゅうきゅうとしていると。探せたとしても,例えばボール遊びなんかをするようなことがなかなかできかねる。できかねるのは,2つの要因だと思います。なかなかそれだけのスペースが取れないのと,それから市全体の寛容性といいますか,保育園が待機児童が多かったときに増設しようとして必死になって見つけたスペースも,やはり騒音が生ずると嫌だと言われて使えなかったことが,せっかく探したのに保育園を建てられなかったとか,それからボール遊びをするような公園に持っていきたいといって,トライアルで社会実験みたいなことをやることがあるんです。1週間ぐらいやってもらって,後でアンケートを取るとやっぱりやめてほしいという周囲の要望が強かったりとか,スペースを探すのと,それから社会的寛容性といいますか,正直に申し上げて。私はそういう御意見も市民の御意見ですから,高齢の方がなるべく静かな環境で暮らしたいというのも,ある程度尊重しなければいけない。  そのはざまに立って考えていこうと思いますので,できれば染地の多摩川に近いほうに実験的なスペースを設けて,ボール遊びも十分できるような環境も近年整えましたが,あれとても誰でも通えるわけじゃないですから,近いところの子どもたちには多少の救いになったかもしれないけどもというようなことを考えます。  ですから,学校に関しては,私どもとしては全てを司っては,協力する学校関係の方とやっぱり教育委員会ということになりますから,それが話し合っていろんなことをお考えいただくというのを尊重してまいりますが,できればいろんな困難なことをクリアしてでも子どもたちにいい環境を提供できればという思いは,それはもう強く持っているということは申し上げたいと思って,あとちょっと担当の部長に補ってもらおうと思います。 ○阿部教育部長  教育部長の阿部です。  学校で以前は実際に開放というか,子どもたちが遊べるような時間があったというような今お話がありましたけれども,今,現状では小学校20校ございますが,全ての学校に,以前は教育委員会が所管していたときはユーフォーという名称をしていましたけども,今はあそビバという子ども生活部が所管している,そういった事業を展開しています。  ですので,子どもたちの放課後というところでいけば,あそビバでまず活用しているというところと,あと学童も学校内にほとんど今設置されていますので,そういった学童が使っているというような,そういった状況があります。  また,夜間については,それぞれの学校で,総合開放運営委員会等を組織していただいて,体育館等につきましては,地域の方に積極的に使っていただくというような,そういったことで今取組を進めておりますので,空いた時間でどこかで,例えば地域の方に開放できないかというところは,今いろんな御意見もいただいていますので,少し検討していきたいなというふうに思います。以上です。 ○長友市長  二小でもある程度は可能になっているというのは御存じですか。 ○●●(布田3丁目)  ちょっとそこまではあまり知らなかったです。 ○長友市長  それはもし御関心があれば,詳しく情報提供させていただいて,それを知った上で,まだ問題点があるということであれば,また言っていただければと思います。 ○●●(布田3丁目)  分かりました。ありがとうございます。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。ちょうどここでお時間になりましたので,これで本日のふれあいトーキングのほうを終了させていただきたいと思いますが,最後まで御参加いただきまして,誠にありがとうございました。本日,皆様からいただきました御意見とか要望等におきましては,各所管部署のほうに情報共有を必ずさせていただきたいと思います。  また,今後の参考に封筒にアンケートを入れさせていただいておりますので,アンケートのほうに御回答の御協力をお願いいたします。また,アンケートの裏面には,本日お話しいただけなかった質問,例えば当日,今日参加された方はちょっとお時間がなかったですけれども,御質問等あればそちらに御記入いただければ,こちら別途,所管の部署のほうから回答させていただきますので,ぜひ御活用いただければと思います。  また,この場で御記入が難しいという方は,市長へのはがきというのもありますので,そちらを御利用いただければと思います。  それでは,これをもちまして市長と語る・ふれあいトーキングを終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。   閉会  午後4時 - 32 -