開会 午後2時 ○司会者(池上市民相談課長)  皆さん,こんにちは。定刻となりましたので,令和7年度第1回市長と語る・ふれあいトーキングを始めさせていただきます。  本日はお忙しい中,また足下の悪い中,御参加いただきまして誠にありがとうございます。  まず初めに,市長・長友より御挨拶させていただきます。 ○長友市長  皆さん,こんにちは。市長の長友でございます。こういうような市民の皆さんと意見交換させていただく場があるということを知っていたという方,ちょっと挙手していただけますか。――おられるけれども,そんなに多くはないということで。20年以上前からやっています。前は少しやり方が違っていました。地域を区切っていました。10か所ぐらい。それで毎年伺って,そのときのメリットは,その地域の特性というか問題点が比較的よく分かった。それはありました。  ただ,そのやり方を変えたのは,どうしても5年,10年とやっていくと,やっぱりその地域内の同一の問題が毎年のように我々に質問として提供されるという傾向が非常に強くなってきてしまったので,それだったら,思い切って地域を限らずにアトランダムに。我々のほうから無作為にはがきを送らせていただいて,地域に特化しないような会合ということで,このやり方に変えて何年かたっているということでございます。  大変参考になります。勉強させていただくようなことも多くて,それは正直に申し上げてありがたいと思っております。御返答をお返しいたしますが,即答できないものもございますので,それは週を明けて速やかに返答させていただくように努めますので,御理解をいただければ。  最後に1つだけ。御存じの方もおられるかもしれませんが,調布という市ができてちょうど今年で70年。昭和30年4月1日に調布町と神代町,神代町は,その直前は村だったのですが,町になって,昭和30年に2市が合併して調布市ができた。4万5,000人の町が今は4月に24万に乗ったと聞きましたから,ちょうど24万ぐらいだと思います。  1回でも調布市民と呼ばれた方は何人だって,去年ちょっと担当部署に聞いてみたんですよ。厳密じゃありませんが,4万5,000人に毎年の流入者を足して,生まれた方を足して130万人だと言っていました。だから,130万人の方の御努力でだんだん便利ないいまちになってきたということで,感謝申し上げたいと思っております。  そのことも含めて,今年度もいろいろな問題がございますけども,今日は限られた時間,よろしくお願いいたします。 ○司会者  次に,本日の市からの出席者を紹介いたします。皆様から向かって市長の左側のテーブル,副市長の今井でございます。その隣,副市長の本田でございます。市長の右側のテーブル,行政経営部行財政改革担当参事の宮田でございます。その隣,都市整備部外環・交通担当部長の代田でございます。その隣,教育部長の阿部でございます。最後に,私の隣,市民部長の小島でございます。以上になります。よろしくお願いいたします。  始めさせていただく前に,お願いがございます。できるだけたくさんの方からお話を伺いたいと思いますので,御発言はお1人様3分程度でお願いいたします。  また,本日,一般で御参加されている方,ありがとうございます。そちらの方につきましては,大変恐れ入りますが,事前に御案内させていただきました方の御発言をいただいた後,時間の範囲内で対応させていただきたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。  御発言いただける方は,お席に用意しておりますピンク色の番号札がございますけれども,そちらのシートを上げていただき,番号により指名をさせていただきます。1回に3名の方を御指名させていただきますので,順番に御発言をお願いいたします。3名の方が終了後も同様な形で進めさせていただきます。  御発言の際には係員がマイクをお持ちいたしますので,お使いくださいますようお願いいたします。  また,御発言の際には,小島町の池上ですといったように,お住まいの町名,お名前をお願いいたします。ホームページで公開する記録は町名のみ記載をさせていただきます。  あわせて,記録のために写真を撮らせていただくことを御了承願います。お顔が写らない角度で撮影をさせていただきます。  最後に,本日の予定は,会場の都合上,午後4時までとなっておりますので,皆様の御協力をお願いいたします。  申し遅れましたが,本日,司会を務めさせていただきます,私,市民相談課の池上と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  大変お待たせいたしました。それでは,ふれあいトーキングを始めさせていただきます。最初に御発言いただける方は番号シートをお上げください。では,15番の方,お願いいたします。 ○●●(深大寺南町5丁目)  こんにちは。深大寺南町の●●と申します。  バスについて,三鷹通りを走るバスが近年,運転士不足等によってダイヤの本数が減り,ちょっと困っております。できましたらバス会社に人件費の補助を出すなどして本数の確保をお願いできたらと存じます。また,大学生の娘がいますが,電車に比べてバスの学割がほとんど安くなりませんので,こちらも子育て支援としてバス代を支援していただけたらなと存じます。  2点目。調布駅の自転車置場についてなんですけども,現在,調布駅の屋内にとめることができるパルコの自転車置場などは,連日飽和状態なので,屋内に自転車をとめられる施設を増設いただけたらなと存じます。  3点目。禁煙啓発活動なんですけども,将来の子どもたちがたばこを吸わないように,小学校,中学校から薬物乱用教室など,そういう活動を通して啓発活動をしていただけたらなと存じます。  以上です。ありがとうございました。 ○長友市長  ありがとうございます。バスの問題について,そうですよね。特に高齢化率が高くなってきている。これは市内全域ですね。それから,地域によっては人口が比較的ほかよりも急増しているような地域において,やっぱりバスの必要性というのは今までよりも高まっているという言い方ができるかもしれません。調布自体は,人口がまだ減っておりませんから。先ほど申し上げましたように,先月24万に乗ったところで。余談ですが,25万人にはならないと思います。10年以内に頭を打って横ばいになるか減少になると思いますが,それはそれといたしまして。  1つは,御存じかもしれませんが,一番大きな問題は,バスの便数で言うと運転士不足なんです。これは何とも仕方がないぐらい深刻な問題です。これは地方でも首都圏でも同じだと思いますけれども。バス会社はもちろん,いろんな手を打って,何とか大型免許を持っておられる方を集めようとしておられますけれども,例えば以前に比べると,物流が日本国中で物すごく便利になると同時に,そちらに免許を持った方がたくさん行くようになっておられる等々の問題。バス会社がそこを大きな問題とされているというのは,私はうそではない……うそという言い方はいけないけれども,そのとおりだと思う。なぜかというと,採算の取れているところも減便になるんです。儲かっているところも減便になるんです。それぐらい深刻な問題で,これが一番大きな問題でございます。  それを申し上げた上で,さっき申し上げたように,ほかの地域でも比較的人口の伸びが多いようなところ,それから高齢化率が高いようなところで強く要求は出ておりますので,毎年バス会社の方とは密に話し合っております。それから,バス会社の方もいろいろな方策を打とうとしておりますから,今日は三鷹通りのこの辺りの御要望が出たということは伝えますので。  それで,京王バスと小田急バスがあって,両者で昔は同じ路線で競い合うようだったんですが,今は話合いをして効率のいい,我々はここに注力するから,あなたの会社はこちらにという話合いをするような形で,何とか2社を足して少しでも利便性が落ちないようにというようなこともございますし,考えさせていただきたい。  それから,子育て支援の観点からの補助,助成というのは,今承りましたので,それは担当セクションに伝えようと思います。  自転車置場。そうですね。パルコとおっしゃいましたけれども,調布駅に限らず,やっぱり自転車は今,特に学齢のお子さんがおられると,家族の人数分自転車があったりするぐらい大きな交通手段になっておりますから,大きな問題だと思っております。  特に調布駅近辺のように通勤通学を含めて人が集まるようなところについては需要が極めて大きいわけで,御存じのように鉄道敷,平成24年に地下化して,上に面積ができたところもかなりの部分,自転車置場にしたりしてというようなことをやっておりますけども,今後も考えさせていただきたいと思います。屋内でどうだというのは,ちょっと後で補えれば補ってもらおうと思います。  たばこについては,別に法律で喫煙が禁じられているわけではないので,たばこを吸う方にも権利があるということは私どもも認めざるを得ないと思っております。ただ,しかし,あまりにもマナーが悪いので。歩きながら吸うのはやめてください,ポイ捨てしないでください,学校の近辺では配慮してくださいとか,いろいろ言ってはきたんですが,なかなか改まらないので,今,条例は数年前につくって,コロナ前につくったんですが,ほかよりも厳しい制限を加えるような条例は持っておりますので,特に人が多く集まるようなところにおいてはこれからも。  あまり強権の発動というようなふうに見られるのは,我々も少し不本意ではあるんですが,より強めていかざるを得ないなという感じがしております。今はどうか知らないけど,諸外国では,先進国でも喫煙の年齢制限がなかった。今はどうなっているのかな。だから,イギリスなんかでは中学校ぐらいで,健康のために気をつけましょうというようなことを言ったような時代もあったようですけども,日本はそういう国ではないので,やはりいろんな意味で心身の健全な成長を妨げないように。また,マナーを尊ぶような成人になってもらいたいといういろんな思いから,小・中学校での啓発活動もかなり力を入れていただいていると聞いてはおりますので,ぜひ今後もお気づきの点がありましたら教えていただいてと思います。  自転車置場のことだけちょっとあれば。 ○代田都市整備部外環・交通担当部長  都市整備部外環・交通担当の代田です。  駐輪場の件の御質問でありますが,駐輪場については,市で屋内というのが,なかなか数が少ない状況であります。これは調布駅に限らず,ほかの駅周辺でも同じような状況がありまして,屋外の駐輪場に一部屋根をつけて設置しているところもありますが,今までは京王線の地下化に併せて,駅周辺の駐輪場を一気に整備するために計画策定し,それに基づいて台数はある程度確保できてきているんですが,ここでもう一度,計画の見直しを今進めています。  特に定期利用と一時利用が,今まで過去に調査をした段階と大分変わってきていましたり,今御要望がありましたように,屋根があったり屋内の駐輪場がということが御意見として今もお聞きできましたので,そういったものも含めて今後の計画策定に反映できるように作業を進めてまいりたいと考えております。ありがとうございました。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。 ○●●(深大寺南町5丁目)  はい。 ○司会者  ありがとうございます。一番最初に発言されるのは,なかなか緊張される場面だったと思いますけれども,口火を切っていただきまして,ありがとうございます。次に御発言いただける方いらっしゃいますでしょうか。では,4番と19番と1番の方。 ○●●(深大寺南町5丁目)  私は,深大寺南町に23年間住んでおります●●と申します。  実は,私は調布に来る前,家族で6年間ドイツのデュッセルドルフに住んでおりました。そのとき3人の子どもたちがインターナショナルスクールに通っていたこともあり,今日は特に調布の子どもたちに国際性を育てていくに当たりどんな取組をされていますかと,例えばフリートークスペースのような国際交流の場を常設されていくようなお考えがおありでしょうか。  先日,調布市の広報誌に載っておりましたが,調布市内の中学2年生を対象にオーストラリアへの海外学習体験をされることになっているということには深く感激しております。私の海外体験から,国際交流は聞くよりもまず発話,しゃべることが大事だと思っておりますので,フリートークスペースのような場があれば,渡航前の子どもたちにもよりよい練習の場になるのではないかなと思って述べさせていただきました。  最後に,公立の学校にあって海外学習体験を計画されたのは大変画期的なことであると思って,調布ならではとして,ぜひ今後も継続していっていただきたいと思っています。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございます。今は減っているんでしょうけど,デュッセルドルフも日本人が多かったですよね。ヨーロッパでパリとかロンドンが多いのは分かるんだけれども,その都市の人口総数からすると一番多かったんじゃないのかな。デュッセルドルフの人口に占める日本人の割合ということで言えば,パリ,ロンドンよりも多かったんじゃないかな。それぐらい一時期は多かったですね。だから,日本人のコミュニティが非常に活気があって。私はフランスにもいたんですけど,ベルギーにもいたので,デュッセルドルフはよく行き来をしていました。これは余談として。  国際感覚を備えた,備わった若人,いいですね。そういう機会をどの自治体でも一生懸命考えておられるでしょうけども,そういうことを育むような環境は,私も,市としてももちろん大賛成でございます。それをまず申し上げた上で。  それから,たまたまかもしれませんが,アメリカンスクール,インターナショナルスクールも近くにある。それから,国際基督教大学とか東京外国語大学とか,そういう施設にも恵まれているのかもしれません。そういうようなところから培う雰囲気みたいなのが大事にできればなと。いろんな今申し上げた大学の学園祭に訪れるだけでも相当刺激を受けるので,若い人によく勧めたりしているんです。  それから,国際交流ということでは,簡単に言えば,今までは市の外郭団体的な1つの事業を行う団体がございまして,その事業は継続しているんですけれども,大きな財団のほうに衣替えというか,その団体の一部として,より内容を充実させていきたいというふうに今考えているところでございます。  フリートーキングなんか,やっぱり日本はあまり外国語が飛び交う国ではないから,若い人もそういうところに入っていくのは,最初はなかなか度胸が要るのかもしれないけども,場ですよね。自然に慣れるような場の中で楽しみながら。ですから,今日いただいたそういう御意見に関しては早速伝えさせていただいて,市民の方からもそういう場の設営について熱心なお気持ちを聞いたということを伝えさせていただきます。  それから,今触れていただいてありがたかったんですけども,中学生を今年度から海外に派遣して,そりゃ数日,1週間行ったからって,それだけで言葉が流暢になるとか,大きな変化はないと思う。でも,やっぱり少しでも垣間見る,海外に身を置くというのは,後々いろんな意味でとてもいい影響があるんじゃないかと期待をして,今年度からこの事業を始めようと思って募集をして,8つ公立中学があります。2掛ける8で16人派遣しようと。ただし,中学によって定員が全然違うんですよ。だから,1校から2人というのはちょっと不平等じゃないかというので,百何十人の応募があったのを,全員学校の名前なく選抜して,それで教育委員会につい先頃,16人じゃ収まらなかったので20人と聞いていますけども,決めていただきました。実際に派遣されるお子さんとはまだお会いしていませんが,ぜひいい経験だったなと後で言っていただけたら。  これは,1つは,もちろん教育委員会に考えていただいたんですけど,私としましても,国際姉妹都市があるような都市は,そういうことを毎年のように繰り返しておられて,いい効果があるよと聞くことがあったもので,うちは国際姉妹都市がないから残念だけれども,そういうことができればいいなという思いはありました。ですから,教育委員会が思い切ってこれを決定していただいたことに関しては,私も大きな期待を寄せている。行けば行ったで,いろんな失敗談もあるかもしれない。それでもいいじゃないですかという感じでおおらかに。派遣から戻ってきた彼らを迎え入れて,いろいろ聞いてみたいなと,そんなふうに思っておりますので,ぜひ応援をしていただければと思っております。よろしくお願いします。 ○●●(深大寺南町5丁目)  どうもありがとうございました。ぜひ調布がこれからさらに国際的になれるように応援しております。どうもありがとうございました。 ○司会者  ●●様,ありがとうございました。続きまして,19番の方,お願いいたします。 ○●●(国領町8丁目)  国領町の●●といいます。  先ほど市長がおっしゃっていた国際基督教大学に現在通っています。今,大学のほうで教職課程を取っているので,主に教員であったり教育について,ちょっと3点ほど御質問させていただきます。  まず1つ目なんですけど,調査でもあるように,結構今,日本の子どもたちのウェルビーイングがすごく低下しているというふうにあると思うんですけど,やっぱりウェルビーイングが高まるのは,社会とのつながりが養われて,そこから将来と今が結びついて,自分の計画が立てられることで高まっていくものだと思うんですよ。なので,そのためには総合の時間を見直す必要があるなというふうに感じていて,じゃ,どういうふうに見直していくのか。例えば,地域とか地域コーディネーターとの連携の強化というのがすごく必要になってくると思うんですね。  自分は調布市立の学校に通っていた期間が結構短いので,具体的にどういうものがあるのかというのは,自分の体験もないですし,あまり知らないので,どういったものが現在あるのかであったり,今後の見通しというのを少し教えていただけたらなというふうに思います。  2つ目なんですけど,この前,ひとり親世帯に対するアンケートみたいなのを拝見させていただきました。そのときにひとり親世帯への就学支援,教育支援についての周知度のアンケートがあったと思うんですけど,それを知らないと回答されていた方が結構多いと思うんですね。なので,せっかく今度から高校の無償化もされていくので,そういった周知を今後どのように行っていくのかというのを知りたいです。  3点目なんですけど,教育,子どもというよりは教員への支援になるんですけれども,皆さん御存じのとおり,今日本の教員は,世界と比べて労働時間がかなり長いと思うんですね。実際にバイト帰り,午後10時ぐらいに調布六中の前を通ると,まだ電気がついているんですよ。それって大丈夫なのと。もしかしたらわざとつけているかもしれないんですけど,ちょっと分からないですけど,もしもそこに教員がまだ残っていたとして,それってその教員の働き方的に大丈夫なのかというのを少し疑問に思っているので,今後,調布市がどういうふうに教員への支援であったり,そういったことを行っていくのかというのを知りたいです。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございます。1つだけ,ちょっと逆に確認させていただきたい。例えば,地域コーディネーターを有効に使って,そうすると●●さんの感覚では,どういういい利点が出てくるという期待か何か御意見か,ありますか。 ○●●(国領町8丁目)  そうですね,地域との連携というのは,やっぱり子どもたちだけじゃなくて教員にも結構いい面があると思っていて,子どもたちにとっては,学校での一斉教育,前に向かって知識を学ぶというだけじゃなくて,地域コーディネーターの方と地域に関わる何かをすることによって,まず体験から何か自分の興味であったり,自分の思考の幅,考えの幅を広げていって,その時点で子どもたちの選択肢が広がっていくと思うんですよ。そういった面で子どもたちにいい影響があるなというのと,教員へのメリットとしては,やっぱり地域コーディネーターの方とかに総合の時間を一任してみることで,教員の準備の時間であったりというのが少し削減されて,教員への負担も減るのかなと思って意見を述べさせていただきました。 ○長友市長  ありがとうございました。よく分かりました。●●さんが教職を取っておられるとさっき言われたのかな,教員になられるのかどうかは,私はそこまでお聞きするつもりはありませんが,関心を持っていただいているのは大変ありがとうございます。  直接のお答えになるかどうか知らないけども,結局は,子どもたちを心身ともに円滑に,順調に育んでいきたい,育ってもらいたい。それは今の地域コーディネーターの利用も含めてですけれども,総合的にあらゆる角度から彼らを見守り,どう指導していくかという,全体で言うと調布市全域ですけれども,やっぱり各地域地域でも本当に複合的なといいますか,そういう感覚が必要だなというふうに思っております。  そして,子どもたちには,やはり成人になるに従って自分の意見をどういうふうに持ってもらうか,どういうふうに生きていこうとされるか。それは全く自由でありますけれども,そういうようなことを包括的に考え得るような指導を。もちろん家庭も含めてですけれども,教師であり,それから地域の見守りであり,そういうところからいろんな形で育んでいって自立できる。小学校から中学校,また上に上がる。それを念願しておりますので,ぜひそういうような観点で,私どもは,自分たちなりには御質問がよく分かるつもりですので,今日,教育部門もおりますから,後で補ってもらってもいいですが,ぜひ今後ともいろいろお感じになることを教えていただければと思います。  それから,ひとり親のことについて。支援をしております。●●さんは御質問されたので多少御存じかもしれませんが,いろいろな意味で,例えば就学援助。教育費にいろいろかかりますね。学用品とか校外活動に関する出費とか。そのようなことに関しての援助をしております。  ちょっと話はそれますが,ひとり親家庭の大変さというのは,コロナの3,4年のときに我々もつくづく改めて感じました。コロナのときに生活がいろいろ制約されるのと,それから雇用不安。経済があらゆる業界で活性化できなかったので,雇用にも悪影響を及ぼしましたね。そのときにもひとり親家庭がより大変な環境に置かれているなということを痛感して,やれることはいろいろ策を講じたつもりです。その中のお子さんの問題を,やっぱりなるべくハンデなく生活をして,学業を続けていただきたいと念願しておりますので,今後とも力を入れていきたいと思います。  それで,周知ですけれども,当たり前のことですが,今でもホームページを御覧になっていただければとか,それから,新しいことを始めるときには紙ベースの媒体でお知らせをしたりもしております。市報はもとよりですけれども,これは,そういう施策を持っているだけじゃ駄目なわけで,知っていただくことこそが重要ですので,より力を入れていきたいとは思っております。  それから,働き方改革ということで,どうですかね。やっぱり本気になって日本が取り組んで10年,20年ぐらいにもうなるのかな。ただ,それでも企業によっては,それから特定の業種によっては,まだまだそこが諸外国に比して遅れていると言われているのも事実だと思います。  教員の方は,多分さっきおっしゃった印象が,全体ではないかもしれませんが,正しいんじゃないかと思います。誰もいないのにこうこうと電気をつけているわけはないと思いますので,毎日ではないかもしれないけど,やはり残業してというようなこと。  それから,あまり残業を厳しく言って,その施設,事業所内に残るなと言うと,持ち帰り残業になりますので,結局はそういう不合理な。仕事全体の量と従事する人間の兼ね合いですから,どうしても足りないなら人を補充しなければいけない。それから,効率よく仕事を進める中で従事する時間を減らせるのは,企業もそうですけども,各学校でも工夫をしていただく必要があろうと思います。  ただ,今日の●●さん以外にも,きっと先生方って今でもかなり大変だねという声を耳にすることはありますので,より教育委員会にもいろいろお伺いしながら,そこら辺についての御意見を私も拝聴したいと思っています。  部長,今の一,二点,教育部のほうから。 ○阿部教育部長  教育部長の阿部です。御質問ありがとうございます。  地域と学校というところの中では,今年度4月にコミュニティスクールが市内全部の学校に設置されました。そのコミュニティスクールは3か年かけて設置をしてきたわけですけど,それ以前に地域学校協働本部というものも今,市内の全部の学校に設置されています。  コミュニティスクールは,日本名で言いますと学校運営協議会という名称になるんですけれども,地域の方を委員として,この協議会に入っていただいて,地域の特性を生かした学校教育をどういうふうにやっていくのかというところを校長と共に話合いを進めていく会議体,シンクタンクみたいな,そういった内容になります。  そこで話し合われたところを今度具現化していくというところでは,先ほど地域コーディネーターというお話もありましたけれども,地域学校協働本部がそれを担っていくというような役割の中で今,調布の学校については,地域と共に子どもたちを育てていこうというような取組がここ数年でかなり進んできていますので,いろいろ興味がおありになれば,またお尋ねいただければなというふうに思っております。  それと,教職員の働き方改革なんですけれども,この間,教育委員会としましても,やはり巷でもあるように,学校職場はブラックだなんていうような報道がある中で,教育委員会としても,学校の先生方に,まず本務は子どもたちを教えるというところがありますので,少しでもそこに集中していただくためにどうしたらいいかというところの中で,いろいろ支援はしているんですけれども,大きくは2つ支援をしています。  1つは,先生方が使うコンピューターで校務システムというのがあるんですけど,こういったものを実際に先生方が共通で使えるようなものを取りそろえまして,まず先生方の校務支援をさせていただいている。  もう一点が人的支援ということになります。これは今,学校には様々な人に入っていただいています。スクール・サポート・スタッフであったりですとかエデュケーション・アシスタント,あとは副校長補佐,また最近では部活動指導員等も中学校などにおきますと,やはり部活動指導の後にまた先生方が職員室に戻って仕事をされるというケースがありますので,なるべくそういうことがないように支援していっています。これからますます進んでいくと思いますので,またいろいろお気づきの点があれば教えていただければというふうに思っております。  以上です。 ○長友市長  今触れてもらった最後のところのクラブ活動は,全国で大きく変わらざるを得ないという感じですね。先生方によっては,やっぱり自ら指導をして触れ合いたいと言っておられる方もおって,それは大変結構だと思うんですが,週末のことも含めてあまり加重になると,先生方の負担があまりに重過ぎるということで。ただ,その改革が始まったところですから,スポーツとか文化,いずれでもいいんですが,日本のようなシステムを取って,それを学校でやっている国は少ないんじゃないかと思いますけれども,私は,できればいい形で続けてもらえればなというふうに思っていますということをちょっと付け加えます。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。 ○●●(国領町8丁目)  はい。ありがとうございます。 ○司会者  続きまして,1番のお客様,よろしくお願いいたします。 ○●●(下石原1丁目)  下石原の●●です。本日は貴重な機会ありがとうございます。  いろいろな部署の方がいらっしゃって,いろいろ聞いてみたいなというところなんですが,先ほどの●●さんのお話にもちょっと関連するんですが,私自身が小学校の教員をしていまして,地域の人材のこととかは今まさに取り組んでいまして,今稲作をやっているんですけど,5年の担任をしていまして,ふだんはバケツから稲を作っているんですが,今年は子どもたちが田んぼを作りたいと言いまして,そういうところを地域の農家さんに 教えていただきながら,そんな活動をしていて,子どもたちはすごく生き生きと,特別感を感じながらも地域への貢献も含めて,何かここから恩返ししたいねなんていうことも言いながら,本当に楽しく作業をさせてもらっています。 ○長友市長  失礼ですが,どこで教員をやっておられるんですか。 ○●●(下石原1丁目)  ●●でさせていただいております。楽しく地域の方とも触れ合いながら,そんな活動をさせていただいていますので,ぜひそういう地域との関わりが増えたら,子どもたちがふだん学校では学べないようなことをたくさん実践,経験しながら学べるのかなというのは,自分自身もすごく感じております。  教育面のことから先にお話を聞きたいなと思っているんですが,実際に自分も教員をしながら感じているのは,行政によって予算というか費用の使い方が違うのかなというのはすごく感じていまして,うちは娘もいる関係で,小学校,中学校とか,どういうふうに教育面のことを考えていくのかなというのをお聞きしたいのと,先ほど阿部さんも言っていましたとおり,人材不足のところの補いとか,事務作業の削減をすることによって働き方改革がすごく進むのもあり,やはりそれが直接子どもにも影響するのかなというふうに思っています。なので,そういうところの力の入れ方をちょっとお聞きしたいなと思っているのがまず1点。  次は,今娘が保育園に通っているんですが,保育園に通う前,プレイセンターとか児童館とかですごく充実した日々を過ごさせていただいていたんですが,認可の保育園五,六個応募したんですけど全部落ちてしまいまして,妻が保育士なんですけど,その保育士加点というものをさせていただいていたんですが,全部落ちてしまって,認可外の保育園に今通っています。  今すごく楽しく通えてはいるんですが,認可外の保育園に通うことで,認可と比べてどうしても費用の面があって,次また認可に応募する予定なんですけど,でも子どもにとって環境が変わるのって,せっかく慣れてきたのにどうなのかなというのを家では話をしながら,どうしても費用の面が気になるよねということで,すごくもやもやといいますか,どうしたものかな,どうにかならないかなと思っているので,ちょっとその辺の御意見も聞かせてください。  以上2点です。 ○長友市長  ありがとうございました。今●●の小学校におられる? ○●●(下石原1丁目)  はい。 ○長友市長  分かりました。予算は,お分かりのとおりの当たり前のことを言いますが,調布は調布,●●は●●で,それぞれで全体の予算を考える。教育部門に関しては,教育委員会が次年度の予算をつくるときに,新規事項も含めながら次年度の教育をどうやっていこうかという中身について素案を考えていただく。それがもちろん大元になります。それを十分尊重しながら,それぞれで予算の範囲内で。先ほどお話の中学生の海外派遣なども含めて検討した結果で予算が出来上がっていくということでございますから,十分というか,もう本当に教育委員会の姿勢というものが如実に反映されているのが教育予算であることは間違いございません。  ただ,財政力指数。財政力は基礎自治体,市とか区で差がありますので,それをどれだけ実現できるかというのは,なかなか大変な精査が必要になってくると思います。今でも結構ですが,もし調布に住んでおられて,小学校でも結構なんですが,教育面で自分としてもっともだと思う点,改善を要するようなもの,お気づきになれば今後とも教えていただければと思います。  それから,人材不足の問題というのは,具体的にはどの人材? ○●●(下石原1丁目)  先ほど阿部さんにおっしゃっていただいたようなサポートスタッフのような補助員の人材とかがあるだけで,ふだんの事務作業も減るといいますか,現場でのちょっとしたトラブルを未然に防げるといいますか,やっぱりそういうところにもつながっていって,1つの放課後の仕事がちょっとでも減っていくという感覚はすごく感じています。 ○長友市長  分かりました。これは近年のことです。10年,15年前にこういうのはなかったですよね。副校長という方はおられたけども,今マンモス校においては2人配置するというようなこともあり得ますし,そのほかの名称のいろんな方が入って,教員の方と一緒になってサポートするような体制で,私は大変よくなってきているなと。ただ,これも先ほど申し上げました,やっぱり人件費のかかる話ですから,その充実の度合いは自治体によって微妙に差が生じてくるということは否めないかもしれません。ただ,調布は調布なりにできる範囲でこれからも充実させていきたい。そのときには教員の方以外も,地域の方とか周りの関係者の方の御意見も参考にする部分があるかもしれませんね。ぜひこれを充実させて,教員の方が児童・生徒に向かう十分な時間を確保して,いい環境をつくりたいと思っておりますから,またよろしくお願いします。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。 ○●●(下石原1丁目)  保育園の件…… ○長友市長  失礼しました。もう一つありました。保育士加点というのも,これも全自治体でやっているわけではないと思いますけれども,今回はなかなか御希望に添えなかった状態が続いているということですね。  御存じかもしれませんが,物すごく悲惨な状況で,300人以上の保育園待機児童が10年ぐらい前には存在したことは間違いないんですね。これをとにかく何とかしなきゃいかんということで定員増を施設の増強とともに大急ぎで図って,それから未就学児の数もどんどん増える状況には今はないという両面で,300人以上だったのが二,三年前から10人台になって,今年は初めて1桁になって,4月1日現在8人まで待機児童が来ましたから,ほぼゼロに近づいている。  そういう中でですから,私,無責任なことは申し上げられませんが,これは公立,私立問いませんが,地域によっては一部の保育園には空き定員が生じてきているというのも現実のものとなっておりますから,ぜひこれまでと同様に担当部署に問合せをいただいて,私どもも何とか御希望に添えるようにとは●●さん以外の方にも思っておりますから,ぜひ現状をお伝えいただいて,うまくいけばいいなという形で思っております。  お住みの地域のことなどは,後でどの地域かなんていうのを教えていただければ,また流せる情報が週明けにあるかもしれませんから,よろしくお願いします。 ○●●(下石原1丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  ●●様,大変失礼しました。ありがとうございました。では,次に御発言いただける方,またプレートのほうをお願いいたします。24,20,3になります。 ○●●(柴崎2丁目)  柴崎に住んでいる●●と申します。  先ほどちょっと喫煙に関するお話が出ていたと思うんですけど,条例に基づいて設けている路上等喫煙禁止区域の実効性についてちょっと伺いたいです。  私,ふだん通勤につつじヶ丘駅を利用しているんですけど,結構駅につくぎりぎりまで歩きたばこをしている方をお見受けしたり,あと,途中,神代保育園の前を通ってふだん通勤しているんですけど,その前も朝たばこが臭うことが多くて,条例に基づいて設けている禁止区域の実効力が弱いのかなと思っていて,先ほど市長も,ちょっと今後規制を強めざるを得ないんじゃないかみたいなお話も出ていたと思うんですけど,例えば指定の喫煙スペース以外での路上喫煙を全面的に禁止するとか,今後具体的にどう受動喫煙防止の対策を進めていこうと市として考えているのかお伺いできればと思います。 ○長友市長  ありがとうございます。ほかの自治体に比べても,つくっている条例は決して甘い内容ではないというのは,さっき申し上げたとおりです。そうすると,●●さんの御意見のとおりもっともで,つくることは悪いことではないけど,実効を上げるように持っていくのは問題じゃないかと。そのとおりだと思います。  それで,年に二,三回ですけど,私も市民の方にお願いしているキャンペーンのときに30分,1時間,廃棄されているものを拾う活動に参加すると,その他のものもありますけれども,たばこが多いですね。植え込みの中とか,それから調布駅前でもいろんなビルがありますよね。花壇の向こう側の見えないところとか,やっぱり結構ありますね。30分ぐらいやって何十本か見つけるぐらい。だから,●●さんのおっしゃったつつじヶ丘駅周辺も含めて現状,まだまだそういう方がおられるのは否定しません。だけど,昔に比べれば少し減ったというのはありますけれども,やはり人の目が行き届かないところでマナーの悪い方がまだまだたくさんおられるなということも感じております。  最終的には,過料を科すということも条例の中には書いてあるんですよ。さっき,あまりに強権を発動するような印象を持っていただくのもなというふうに申し上げたのは,やっぱり課金ですね。大分前ですけども,これは千代田区が一番早く始めたんですね。もちろん何万円ということはないけど,たばこを禁止された区域で吸っている方には何千円か。これ,ほかの自治体も一気に見習おうとしたんですよ。したんですけども,なかなかそこまで踏み切れなかったのは,費用対効果と言っていいのかどうか知らないけど,物すごい人件費がかかるんですよ。何億円もかかるんだったら,ほかのことをやれという市民の方の御意見も聞いていかなきゃいけない。区民の方の御意見も聞いていかなきゃいけない。そういうことで,あまり雨後のタケノコのようには広がっていないんですね。ただ,最終的にはやっぱり過料を科すというようなこと。  その前のあれとして,特に通勤の人が多い時間帯なんかに効果的に聞こえるアナウンスを流すとか,それから,過料を科す以前に注意をする。一気に過料ではなくてとか,やっぱり考えていかなきゃいかんと思っています。  それから,逆にお願いをしたいのは,市だけでは無理です。独り住まいの方もおられると思うけど,御家族のおられる家庭においては,そういうことを話し合っていただくとか,やっぱり吸えるところまでちょっと我慢して。分かりますよ,朝考え事をしながら歩いているときに,ついついやってしまう人がいるのかなということも。私は今は吸わないですけど,そんなことがあるのかなと。でも,よく言いますよね,歩きたばこの何がいけないかというと,1つは,ちょうど手を下ろしたところが小さいお子さんの頭部に当たるような高さになるとか,それを吸っている人は意外と気がつかないこともあるとか,いろいろありますから。自転車の使い方とか喫煙とかというのは,ぜひ御家庭でも協力をいただいて,それで初めて少しずつ実効が上がっていくかもしれません。  ただ,何らかの形で実効が上がるようにというのは,今年度も含めて考えていきたいと思いますから,そういう方向で何か新しい方向に踏み込むときには,また皆さんに分かるようにアナウンスをしたいと思います。 ○●●(柴崎2丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  よろしいでしょうか。続きまして,20番の方,お願いいたします。 ○●●(多摩川5丁目)  多摩川に住んでいます●●と申します。よろしくお願いします。  私,息子がいるんですけど,多摩川児童館とかCAPSとか使わせていただいて,幸せに暮らしております。執行部の皆様,ありがとうございます。その中で今日は2点ほどお伺いしたいなというふうに思っております。  1つは,多摩川のアンジェが2021年になくなって,私たち家族も結構使っていたので残念だなというふうに思っていて,それは致し方ないだろうと思って見ていたんですけども,工事がようやっとつい最近始まったという感覚があって,それまで中にあった家を移動されていたりとか,いろいろされていたのかなというふうに推測はしていたんですけども,一向に本格的な工事が始まっていないなというふうに見えていて,何かこの辺り数年間の空白があるように見えてしまっていたので,こういう事情がありましたみたいなことがあれば,ぜひお聞きしたいなというふうに思っていますというのが1点目です。  もう一つが,アンジェの代わりに建物が建ちますという話で,下の部分に商業施設あるいは公共施設が入って,上に集合住宅が入るというふうに伺っています。調布駅前もそうだと思うんですが,下に商業施設が入って,上に集合住宅が入るパターンで都市計画をされているってどういう背景なのかなというふうに思っていて,人が入ってくるという意味ではプラスだというふうに思っているんですが,上が集合住宅だと不可逆性が高くなってしまって,三,四十年後とか,その建物を変えますといったときに,人が住んでいるのでなかなか難しいであったり,何かそういう側面があるのかなと思っていて,特に駅前は,どちらかというと集合住宅というよりか便利な施設であったりとか楽しいコンテンツがあったほうが都市が発展しやすいんじゃないかなというふうに思っていたので,あえて上に集合住宅を建てる,何かその辺りの計画の背景みたいなところがあればお伺いしたいなというふうに思いました。 ○長友市長  ありがとうございます。都市整備で分かることがあれば後で補ってもらうとして,以前,フラワーガーデンでしたよね。その頃から御存じだと思うんですけども,それからバーベキューも私も何回か楽しんで,なかなか。コストもそう悪くなかったなという印象で,そういう使い方も心を楽しませてもらったということ。ただ,以前のことを申し上げますけれども,そのいずれにしても民間の事業。当然そうですから。これは今でも民間の事業なんです。今でも京王電鉄株式会社の総合事業なんです。そこの中に公共的なスペースも入る,こういうことなんですね。市が全部を開発してやっているというものではないということはまず申し上げたいと思います。  それから,簡単に言うと3棟あるんですね。A,B,Cと仮に呼んでおりますけれども,それぞれ少しずつ性格が違うんですね。公的な部分,我々の福祉部門を入れさせていただくということで何年も前から話合いをして,そういうスペースもございますけれども,あの辺にはなかなか商業スペース,いろいろな買物なんかで便利な民間施設が少ないということもあって,そういうようなものを入れるとか,それから医療機関,クリニックの系統。それ以上の細かいことは,私はまだ知りませんけれども,医療的な色彩も帯びたものにするとか。それから,主に住居だけというビルもあるとか。そういうことで,ビルによって性格は異なる。それから,公的なスペースがその中に一部あるというような立てつけになっております。  それで,一番早くですけれども,スケジュールですが,そのうちの1つがまさに今月着工したということなんです。それで,そのビルについては再来年,令和9年7月に竣工予定でございますから,約2年かけてそれが出来上がる。そのほかの2棟に関しましては,1つが今年の秋9月着工で,令和9年12月。ですから,2つのビルにつきましては,共に今年着工して再来年完成するということになります。3つ目に関しては,そこのスケジュールまでまだ決まっていない。そういう形だということは申し上げたいと思います。  それぞれに関して私どもは,民間事業とはいえ地域に貢献してもらう,いろんな意味で地域にいい影響があることを強く期待しているのと,それから,福祉部門をそこに設けたいと思っておりますけれども,今度そこを利用するに当たって,一部の方にとっては,やはり今までよりも訪れるのに所要時間がかかるとかという面も否定できませんので,そういうことがあまり大きな障害にならないように今からいろんなことを考えていきたいということで,市民の方ともお話合いをさせていただいていると,そんなような状況がございます。  では,ちょっと補ってもらいます。 ○代田都市整備部外環・交通担当部長  先ほどの工事の関係でお話がありましたが,今回,京王さんの開発の一番ベースになっているのが土地区画整理事業という,道路をある程度整備する工事と併せて建築工事のほうに入っています。1年前に区画整理事業の認可が下りて,まずは道路の整備を先行して京王さんのほうで進めてきています。今回のアンジェと京王多摩川駅の間に南北方向に新設の道路ができてまいります。そういった道路の工事が先行して進められて,いよいよここで建築工事が始まったというような状況になっています。  今回,京王さんの開発と併せて京王多摩川駅もここで大きなリニューアルを行う予定になっていまして,一番先行でいくと,今年度中に駅のホームドアの設置も併せて工事が今始まっていくような予定になっています。2027年に向けて周辺の建築工事と併せて駅の改修工事も段階的に進んでまいりますので,何かまた情報がありましたら,地域の皆さんに分かりやすい情報提供ができるように京王さんにも伝えてまいりますので,よろしくお願いいたします。  以上です。 ○●●(多摩川5丁目)  ありがとうございます。楽しみにしています。調布駅近辺を見ても,下が商業施設で上が住居,例えば最近建ったところでいくと,ドトールさんが入っているところとかって,下が商業施設で上が住居だったりするんですけども,それも同じ意味合いで捉えておけばよいでしょうか。 ○長友市長  同じというと? ○●●(多摩川5丁目)  要は,民間のところが入っているので,市として都市計画で何か入っているというわけではなくて,あくまで民間事業としてそのビルを建てていますみたいな。 ○長友市長  もちろん,そういう開発案件は全て法にのっとって行うわけで,私どもはいろんな相談に乗ると。それで,そういうことをやるとき,通常は組合組織でそこの開発事業の全体をコーディネートして計画をして,そして成就するような仕組みを組織としてつくるわけですね。そこに我々はいろいろな相談事とか,それから私どものほうから法にのっとったお願いとか,そういうことをさせていただいていくということです。ただ,そのビル全体に商業施設があり,住居の部分があり,どういうふうにしてペイするかとかというのは,事業主体の方が中心になってもちろん考えられる。  それから,全部ではありませんけれども,それをやるときに,超高層でもないけど,例えば10階くらいのマンションが建つと仮定したときに,その前の土地に市が権利を持っていることがあるんです。そうすると,建つ構造物の中には我々の公共サービスのスペースを権利として獲得して,それで福祉とか子育てとか,そんなようなものを中で実施するというようなことで,そういう関わり方で市が関与しているという言い方はできると思います。 ○●●(多摩川5丁目)  よく分かりました。ありがとうございます。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。では,続きまして,3番のお客様,お願いいたします。 ○●●(国領町4丁目)  初めまして。国領町から参りました●●と申します。よろしくお願いします。  本日,初めてこの会に参加しまして,市民の方がどんな問題意識を持っていらっしゃるとか,それから,市の方々はどういう計画を実践されているかというのを大変興味深く伺いました。ちょっと私も人前で話すのに慣れていないので,うまく言えないかもしれませんし,私の質問が漠然としているかもしれないんですけれど,調布市の高齢者政策について少々お伺いできればと思います。  随分前から少子高齢化というのが大きな問題になっております。ただ,近年では,少子高齢化の少子の問題につきましては,各自治体とか国が,自治体ですと多少の差があるとは思うんですけれど,給食費を無料にとか,授業料を無料にとか,多子家庭は大学の授業料を無料にとか,結構明るい話題も増えているのだろうかと思うんですね。出産費用もかからないようにしようとか,少子化に関しては明るい話題が増えているように思います。  しかしながら,少子高齢化のもう一つの問題の高齢のほうについては,個人的にはちょっと不安な要素が多いかなという気がしておりました。近々子ども・子育て支援金という新たな税金が上乗せされるだろうという話もありますし,後期高齢者の医療費の負担率も増加しております。  ただ,私たちは今から若返ることはできなくて,子どもや子育ての年齢に戻ることはできなくて,年を取っていくしかないんですけども,年を取っていくしかないのに,年を取ってからのことというのが,ちょっと明るい話題がなくて,何か厳しいなというのを日々感じておりました。  調布市の高齢者福祉,高齢者政策について,一つ一つはホームページで調べてくださいということにはなるんだと思いますが,例えば,高齢化社会,高齢者政策に関して調布市ならではの施策とか,これから計画していることというのがありましたらお伺いできればと思いました。一調布市民として安心して年を重ねていけるような要素が1つでも2つでも分かれば大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。そうですね。少子化に関しては1,000万人単位で今世紀中に人口が減っていくというんで,本当にこの10年来,大慌てで国も都道府県もみんな対策を講じなきゃいかんと。増やすということだけではなくて,やっぱり充実させなきゃいかんということをやっていますが,少子高齢化って確かに大体1つの単語として使うのに,片や高齢化のほうはという,ごもっともな御指摘ではないかと思います。  卑近な話ですが,私も再来年,後期高齢者になるんですよね。それから後もまだ何年か人生があるので,身に迫った課題だというふうに受け止めているということをまず申し上げた上で,答え的なことを最初に申し上げると,調布市だけで何か際立った独自のものということには,この分野はならないのかもしれないと思います。ただ,逆に言えば,どの基礎自治体,市区町村でも心がけておられるような2つの観点。  1つは,やっぱり健康の維持ですよね。当然ですけれども,健康の維持。寿命じゃなくて,大事なのは健康寿命だというような言い方が最近声高に叫ばれておりますけど,そのこととリンクはするんですけど,健康だから楽しめるということもあるんですが,生活の楽しさ,生きがいみたいなものをどういうふうに提供できるか。この2大テーマに関して,どこもやっていないようなところというのはあまりないのかもしれませんが,どれだけ充実した政策を用意できるかということになるんではないかなと思っております。  今まさに国会で年金改革の問題が非常に焦点となっておりますけれども,あんなことも我々としては意識せざるを得ないですよね。御家庭の環境がどうなるのかというのは非常に気にしながら,どんな施策を講じていけるのかなということを連動して考えていきたいと思っております。  それで,これも調布市だけとは言いませんが,健康だけで考えてみましても,以前よりも予防の観点が強く重要視される。当然と言えば当然だと思います。体調を崩されてからいろんな形でお手伝いをするということにならないというところで,フレイル予防だけではなくて,予防全体の観点のことを,もちろん市の行政だけで考えているのではなくて,医師会,歯科医師会,薬剤師会,そういう専門の方の御意見を十分に参考にさせていただきながら,予防を取り入れた。  それから,健康面のことと楽しさ,生きがいにもつながるかもしれませんが,筋力トレーニングなどを含めて,楽しみながら自分の体をより長く堅調に使えるようにすることのお手伝いなんかも我々の視野には既に入ってきておりますから,そういう面もこれから強めていきたいと思っております。  一つ一つ今,細かいことを触れるというよりも,そういう姿勢であるということをまず申し上げた上で,あとはやはり,そうは言っても加齢とともに,年の経過とともに,耐用年数がそれぞれ決まっているものが少しずつ弱ってくるのは当たり前の話でございますから,ケアシステムをそれぞれの項目に応じて,また地域に応じて整えていくように。これなんかも,もちろんこれから終わりということがない充実を考えていかなければいけないんだなというふうに思っております。  高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施,推進によって,本当にお元気で,調布市内で長く楽しくお過ごしいただきたいと。最初に申し上げたように,私もその対象になる世代にもう既に入ってきておりますので,自分としても考えながらやっていきたいなと思います。個別の,もっとこういうところはどうですかというのがありましたら,ぜひ今後言っていただければ,お答えを返させていただきます。 ○●●(国領町4丁目)  ありがとうございます。私自身もまだまだ不勉強ですので,またホームページを拝見したりとか,必要があればお聞きしたりして学んでいきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。続きまして,御発言されたい方はプレートをお願いいたします。21,13,6でお願いします。 ○●●(柴崎2丁目)  柴崎町に住む●●と申します。  個人的なことで恐縮ですが,1996年,調布市でやっておりました中国帰国者の会というところで8年間ボランティアをいたしました。日本語を教えてまいりました。それがきっかけというわけではないんですが,以来,プロの日本語教師として活動しております。  最近,皆様もお気づきになっていると思うんですけれども,生活者としての外国人が地域に非常に増えてまいりました。私どもが住んでおります柴崎町にもそういう方がたくさんいらっしゃいます。調布市には国際交流協会というものがありまして,いろいろな活動をなさっているということは私もよく知っておりますが,ただ,これからそういう同化政策,日本に同化していただくというのではなくて,共生していただく。つまり,生活者としての外国人という人たちが増えてくると思います。その場合,自治体として,やはり言語サービスだけではなく,医療,法律,社会保障,あと情報提供,災害時にはどうしたらいいかとか,そういう問題も増えていくのではないかと。  調布市には2%ぐらいの外国人しかいないと思うんですけれども,どんどん増えていくと,これがまた大きな摩擦の原因となったりしまして,皆様御覧になったと思うんですけど,NHKテレビで川口市のクルド人の問題を取り上げておりました。やはり難しいんですね。私も長い間,日本語教師として,文化の違いというのは,なかなか解決できない問題でありまして,そこに先ほどどこかでおっしゃっていた地域コーディネーター,やはり架け橋となるような人材がとても必要になるのではないかなと思っておりますので,調布市における生活者としての外国人に対する政策をお伺いしたいなと思っております。 ○長友市長  なかなか難しい問題ですね。ちょっと余談から入るようですけれども,さっきも申し上げましたが,私も10年近く海外に住んでいまして,自分が外国人ですから,その生活の不便さはもちろん。家族全体もケアしなきゃいかんし,海外に住むというのは,1週間の観光旅行は楽しいけども,住むとやっぱり大変だなということ。それから,日本語はマイナーですから,日本語でやってくださいなんて,どこへ行っても言えるわけがない。そういう意味で,やっぱり実感としても外国に住む,言語だけではなくて,風俗習慣も理解していない状態でほかの国に入るというのは,なかなか大変なことだなというのは思っております。  それから,もう一つは,これから急激に,1,000万,2,000万と人口が減っていく日本において,労働力不足から当然,そういう方向に道を開かなければいけないのに,今まだ具体的な展望が整っていないというのは大きな問題ではないかなというふうに思っております。  ドイツで言えば,トルコからかなりの年限にわたって多くの方を入れたんですね。フランスは旧植民地だったアラブ,ブラックアフリカ,アラブ人,黒人の方をたくさん入れて,非常に単純労働に従事していただくようなことが長く続いた。ただ,第2世代,第3世代となってくると,その方たちもその国の中でその国民として生きていくからにはいろんな権利を主張してきて,便利なだけでなくなってきたところに排斥運動が起こってくる。川口クルドの問題なんかがそんな方向に行かなければいいのになとは思っておりますけれども,なかなか一口では言えない難しい問題だなというふうに思っております。それはそれとして。  ですから,そういうようなお互いの理解不足,意識の齟齬による摩擦みたいなものは,小さい火種でも注意深く見て,大きくならないようには今から心がけていかなきゃいかんと思っております。御存じだと思いますが,電気通信大学があるおかげで数十か国の人が住んでいるんですよね。言語の数はそんなにたくさんはないけども,数十か国の方が住んでいる調布でもありますから。  それで,そういう中におきまして,私自身の経験からしても何が不便かというと,やはり制度とか言葉とかの問題があるので,海外に住んでいるときに,やっぱり健康面が一番だったですかね。体調を崩したとき。それから,生活をする上での,例えば不動産,それから不動産を手に入れたら電話を設営する,一件一件。日本で生活しているのとは比較にならないぐらい,おびただしい時間を必要とする。最後がお金のトラブルですかね。そんな感じで考えておりました。  ですから,まず私は,今まだ少し増えようとしている外国人の方に直接お伺いして,ニーズを的確に見極めることが必要だと思います。何がお困りですか,どういうときに本当にサポートを必要としましたかと。それに応じて,市役所だけとは言いませんけども,市役所があり,お手伝いをいただく外郭団体があり,それから民間のいろいろなボランティア活動がありということでありますから,そういうところの方といろいろな意見交換をして,戦略的にどういうところを強化していこうかというようなことを考えさせていただきたいと思っております。  そのためには,お子さん方にやっぱり国際交流というか,いろんな方と付き合うことは本当に意義のある大切なことなんだというようなことも少しずつ学校で分かるように説明をしていただきながら,大人だけではなく,調布市全体としてそういうようなことに関してなるべく摩擦の少ない,生じにくいような,和気あいあいとした体制がつくれればと思っております。ただ,一番最初に申し上げたように,言うは易く,そう簡単ではないということでございます。  ですから,日本語を通していろんな方に触れ合っていただいたと思うので,●●さんからもぜひ。今足りないところ,それから,もし具体的なテーマで言えばこういうところこそ市がお金をかけてでも充実させるべきだとお考えになるようなことがあれば,ぜひ教えていただきたいなと思います。 ○●●(柴崎2丁目)  ありがとうございます。市というのは住民の税金を使っての仕事なので,それほど個人的なところには使えないと思うんですが,先ほど高齢者福祉ということがございましたけれども,今私が行っておりますのは老人ホームです。老人ホームにはウクライナの方もいますし,インドネシアの方,いろいろな国から介護福祉士見習いの人たちが来ております。その人たちに私は出張で日本語を,もちろん有償で教えておりますけれども,そういうところに少し補助金があればなというふうに考えています。そうしないと,彼女たちはなかなか自分でお金を払うこともできませんし,老人ホームもやはりそれだけの資産を持っていませんので。それは立川市なんですけれども,そういうところがあればなというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○長友市長  分かりました。そういう方が労働に従事しておられるというのは,日本国内でのニーズがあるわけで,仕事とはいえ貢献していただいているという側面もあるのかなと思いますから,おっしゃることは分かるような気がします。1つの基礎自治体だけでやれるところがどこまでかというのを含めて,おっしゃることはよく分かりますので,もう少し大きな声にする必要があれば。例えば,多摩26市で一致すれば,東京都に働きかけてというようなことは,いろんなテーマで毎年やっておりますから,参考にさせていただきます。 ○●●(柴崎2丁目)  よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。続きまして,13番の方,お願いいたします。 ○●●(国領町4丁目)  国領町の●●です。よろしくお願いします。今日は貴重な機会をいただきまして,ありがとうございます。私はふだん,建築の設計の仕事をしているので,都市整備関係のことで興味がありまして,そちらを質問したいです。  3点あるんですけれども,1つは,調布駅前,今,工事がまさに進んでいて,もう少しで竣工を迎えるというところかと思いますが,ロータリーが大きく2つ整備されて,真ん中に広場があるといった計画だと思うんですが,広場がどのように使われる予定なのかなというのが気になっておりまして,主に行政の方々でお祭りみたいなものをやっていくぐらいなのか,それ以外にも,私なんかは事業者さんだったり市民の方が参加できるような使い方ができると,よりにぎわいを生み出せるのかななんて思うので,そういった予定があるのか,なければそういったものを取り入れることはできないかというのが質問の1つ目です。  2つ目は,都市整備で調布市の中では今後どういったところに力を入れていくのかなというのに興味があって,大きなところですけど,先ほど市長のほうから,今は人口がどんどん増えていっているけど,ここからはそこまで大きく増えないだろうという推測があって,それは日本全体の話で少子高齢化がありますので,なかなか増えていくものではないと思うんですけれども,そういった増えない中でも調布市自体は駅前の開発が行われて,より人が増えてくるようなポテンシャルがあるようなまちかなと思っているので,これからもまた都市整備で何か施設を造ったり,今市の建物なども老朽化しているのもあるので,そういった建て替えなんていう計画はないのかなというのが1つあるのと,その中で私なんかは,駅前などで図書館みたいな,人が憩えるようなスペースがあるといいのかなとも思ったりするので,そういった施設を何か計画する予定はないのかなというのが2点目です。  もう一つは,私が国領町に住んでいる近くで,知人などとよく話をする内容でちょっとお聞きしたいんですけど,駅前のところに高層マンションが建っている関係かと思うんですけど,ビル風を感じるような,風が強いといった意見があって,そういった意見がないのかというのと,それに対して何か対策をすることというのは,今後予定がありそうかどうかというのをちょっとお聞きしたいです。その3点です。 ○長友市長  ありがとうございました。広場,御存じかもしれませんが,100メートル掛ける170メートル,1万7,000平方メートルです。パルコの上にでも行かれたときに見下ろしていただくと,さすがに広いなと。これは東京で屈指です。駅前にこんなスペースを持っているまちはありません。それから,ある意味では新宿にも渋谷にもありません。それは当たり前の話ですけれども,地上に走っていた電車を地下化にしたから,あのスペースができたわけで,元からああいう広いスペースが旧来からあって,今までも手つかずに残っていたということはなかなかなかったかもしれませんね。それは,ある意味では幸運かもしれませんから。  中心市街地の整備,国領駅,布田駅からメインの調布駅に至るまでの整備を20年ぐらいやってきました。その中で1つの終着点である表玄関の調布駅前広場の整備が今年度終わります。ですから,来年3月までには。今まだ工事現場で御不便をおかけしていますが,これは市民の方との約束で,今年度終了する。  そこで,まさに●●さんがおっしゃったように,じゃ,2つの大きなロータリーはあるにしても,真ん中もかなりのスペースがあります。直接お答えになるかどうか知りませんが,私の念願は,52週お祭り調布というような形で,毎週のように様々な催しを展開して,そして,市民の方に憩い,楽しんでいただくと同時に,市外の方も含めた生活の利便性にも貢献できるような調布の色彩をより強めていきたいなと考えています。  今,工事現場だからちょっと使いにくい理由はあるんですが,お分かりのように,今でも年間二,三十の催しはやっているんですよ。それがスポーツ関係であれ,福祉関係であれ,教育,子育て関係であれ,文化的なものも含めていろいろありますけども,そこに上乗せをして,例えば,今度いつやるんだっけ,6月28日にマルシェと称して駅前で地場の農産物,新鮮なもの,良質なものを売っていただくとか,そこに音楽の潤いとかというようなことを今トライアルでやっているんですが,欧米のようにそれが日用品の買い出しシステムにはなっていないので,常設は無理ですけれども,月に1回ぐらいずつはそういうことをやれればなと。地場の良好な農産品に加えて,輸入物のチーズだとかワインだとか,秋になればジビエだとか,そういうようなものも購入していただいて,天気のいい日はパラソルの下でシルバー,若いカップルが食前酒をたしなんでいただくような,そういう夢を描いて,あらゆるところで言っております。そういうような調布になればいいなと。  今,二,三十あるものも,できれば毎週何かをやるというときに,いろいろ考えがあると思います。大がかりなものは最初からやれないかもしれないけど,骨董市をしつらえるだとか,それから若い人に人気のeスポーツ,アーバンスポーツ,こういうようなものの楽しみ方を広く市民の方に知っていただいて楽しんでいただくとか,新しいものも加えて。  ですから,さっきちょっと御質問の中にありましたように,行政だけで考えているんじゃなくて,広く市民の方にアイデアをもらって,主体的に加わっていただいて,これだけ恵まれている大きな広場を持っている調布の特性を最大限生かせればうれしいなと思っています。それは広場ができてからまた御相談をしたいと思います。  それから,人口は,今何とも確定的なことは申し上げられないんですが,恐らく間違いなく10年以内には調布といえども人口は減っていくと思います。24万に乗ったけれども,24万をまた切るかもしれません。それから,今世紀中,断言してもいいかもしれません,25万にはならないんじゃないでしょうか。日本全体,それから多摩26市の中でも西のほうは不可逆的に,もう元に戻らないぐらいの勢いで人口が減っています。我々は23区に面した一番東のほうの自治体ですけど,といえども,人口の伸びはもうあと10年は続かないというところであります。  ですから,公共施設も数といいますか,キャパシティをどんどん増やさなきゃいかんということにはなっていません。ただ,おっしゃったように年数がたっているもの,老朽化しているものに対するリニューアルは,学校施設のみならず必要となってきますから,相当お金のかかることで,なかなか難しい側面はありますけれども,それはこれからももちろん続けていかなければいけない。  シンボリックにも,今年は70周年といっても,新しいものを建てるという話も出ないし,私も,それは市民の方がそんなに強く念願しておられると思わないから何もやりません。ちなみに,60周年も50周年も大きなものは何も造っていません。だから,やっぱり市民の方の期待というか待望論が高まれば,それはこれからも考えていくけども,必ずしもそういう時代ではないんじゃないか。ただ今建っているもののリニューアルは,かなり問題になってくる。  それから,その2つのことに関連するんですが,グリーンホールを建て替えなきゃいかんということで,その話合いは始まっているんです。ただし,中野サンプラザを御存じですか。建て替えようとしたらどうにもならなくなって,資材の高騰が一番の理由なんですが,白紙に戻りましたね。目黒もそうなんですよ。複合的な大きな施設を造ろうと思ったら,先送りじゃなくて計画が一応白紙撤回されて中止になりました。  今,グリーンホールの建て替えに関しては,考えることをやめようということはしていませんけれども,大変難儀しています。2つあります。1つは,今申し上げた資材高騰です。時期を含めてですけど,建設コストの増大です。もう一つは,コロナがあった。コロナがあって,そういうような比較的大きな構造物の中に何を入れようかというときのニーズが微妙に違ってきて,最初考えていた思惑どおりいかなくなってきたという面があります。その2つを大きな要素として今,本当に苦慮しております。  ただ,そうとばかりも言っていられないので,なるべく早く計画の中心となる根幹の部分は見定めて,それで市民の方に御相談,分かりやすいように御説明をしていかなきゃいけないと思っておりますけども,施設全体ではそんな感じで考えております。  ビル風については,我々も隣のたづくりなんかでも時々感じますけれども,広場でもそういう話出る? ○代田都市整備部外環・交通担当部長  国領駅前広場周辺,特に狛江通りですかね。北風のタイミングになると,やはりかなり強い風が吹いてくるということで,以前から市のほうにもそういった御意見はいただいています。もともとビルを造る際にも,恐らくそういう風環境の事前のシミュレーションをやって,それの対策として植栽をかなり植えてはいるんだと思うんですが,現実的にはなかなかそういうシミュレーションどおりにはなっていなくて,季節によっては,かなり強い風が吹いているような実態としてあります。  そういった御意見を市のほうでもいただいていますので,じゃ,具体的に何か対策としてすぐできるものがあるかというと,恐らくなかなか難しい問題かなと思いますが,そういった技術がどこまで進展しているか分かりませんけども,引き続きそういったものには注視してまいりたいと思っています。 ○●●(国領町4丁目)  分かりました。ありがとうございました。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。続きまして,6番のお客様,お願いいたします。 ○●●(調布ケ丘2丁目)  ありがとうございます。調布ケ丘の●●と申します。よろしくお願いいたします。  私は,調布に住んで21年ぐらいかな,中学生と高校生の子どもがいますけれども,意見1つと質問1つという感じにしたいなと思っています。  意見というのもちょっとおこがましいんですけど,1つは,甲州街道の車道を自転車が走る標識になっていることが前から大分気になっています。あまり詳しく知らないですけど,多分,道路交通法か何かが改正になって,自転車は原則車道ですと。交通状況によっては歩道でも構いませんよというような,そのときは歩道は気をつけて走りましょうねというのが多分ルールだと思うんですけど,甲州街道を車で走っている中でも,調布を通過する間の狭さって尋常じゃないと思うんですよね。  特に交差点付近とか右折レーンとかある辺りとか,自転車のマークがすり切れて,何でこんなところを走れって誘導しているんだというような狭さのところに標識があって,交通状況によって歩道を走ってもいいよというか,甲州街道で交通状況によってそんな場面ってほぼないというか,あれだけの交通量があるのに,何で原則車道というふうにわざわざ。大体こういうのは事故が起きてから問題になるわけですけど,少なくとも何か警察とかと協議が必要なのかもしれませんけれども,調布のこの辺りの特に狭い場所については,注意を払った上で歩道に誘導したほうが,市の在り方としてはいいんじゃないかなというふうに思っているのが1つです。  2つ目の質問は,調布といえばこうだよねみたいなキーワードを長友さんはどう考えているかなと。さっきのお祭りみたいな話に近いです。二十何年見てきて,大体ハードを整えた20年だったかなと思っていて,やっぱり地下化がすごく象徴的で,ハードって見た目分かりやすいので,価値観を統一しやすいんですけど,ソフトにこれから変わっていくときに,やっぱり皆さん,今日お伺いしていると,いろんな教育の問題とか国際化とか福祉とか,生き方も多様化しているので,ここから先の調布ってどういうまちなんだというときに,調布を知らない人誰に聞いても,ああ,パルコがあるところねと見場については言うんですけど,ソフト面というのは,調布といえばこうだよねみたいな一言で。  映画のまちってあるんですけど,もし映画産業の方がいたらちょっと恐縮なんですけど,皆さんの関心事ってもうちょっと生活に根差したところで,教育とか福祉とか,これを総花的にやっちゃうと,他の行政と同じように全部頑張りますとモグラたたきみたいになっちゃうので,ある種,例えば教育なら教育で,教育にシニアのスタッフと地域コーディネーターに予算をつけて,調布は教員のキャパシティの補完を世代を超えてカバーするように予算を組みましたとか,それによってキーワードを1個だけやるからほかを軽視しているということじゃなくて,全部つないであげて,何か特徴を出していく段階に入るのかなとも思っているので,長友さんのその辺りの,さっきお祭りとおっしゃっていたのは,それもいいなと思ったんですけれども,御意見があればいただきたいなと思います。 ○長友市長  ありがとうございます。代田部長,今●●さんがおっしゃった解釈でいいんだよね。原則車道,ただ,交通事情によっては気をつけながら歩道を走ることもできますよと。 ○代田都市整備部外環・交通担当部長  そうです。 ○長友市長  私もそう聞いています。まさにおっしゃった解釈だと思います。ただ,そうは言っても,国道もあれば市道の狭さも全然違うようなところ,なかなか瞬時の判断でというのは,自転車で通行しておられる方も悩まれることがあるぐらい難しいかもしれません。国道であるから国が監督しております。だから,これは全部,相武国道事務所の管轄になるの? ○代田都市整備部外環・交通担当部長  はい。 ○長友市長  私が今確認したのは責任転嫁するということじゃなくて,そういうことは伝えます。伝えますけれども,実際の生活においては基礎自治体が。こういうことはやっぱり危険だし,気をつけていこうねと呼びかけるのは我々の仕事だと思っておりますから,おっしゃっていることに私は何ら異論はありません。そのようにしていきたいと思っています。  しかし,それには学校などの呼びかけ等,それから,さっきから申している家庭でも皆さんで危険を少なくするような話合いをしていただくとか,いろんなことが相まって安全性も担保されるんだと思いますから,ぜひ一緒になってやらせていただきたいと申し上げて,まさしく甲州街道を例に出しておっしゃったことには全面的に賛成であるということを申し上げておきたいと思います。そのように我々も力を強めていきます。  それから,2番目のことに関しては,直接のお答えになるかどうか分かりませんが,やっぱりどう考えても,ここ20年は京王線の地下化。これは平成13年から14年ぐらいに確定しまして,9年ぐらいかけて工事が行われると言っていたんですが,少し短縮して平成24年8月19日に完成。その前後までは,やっぱりそれを遅滞なく全力を投入しようという形でやってきました。  それで地下化になって,早いものでもう13年たつわけでありますけれども,その13年,それから今後も含めて,これもおっしゃったことに私は全く賛成なんですが,生活基盤を整えるためには,やっぱりハード面の充実した内容がどうしても必要になるよね,ただ,それがある程度進行したと。駅前広場も今年度まさに完成させるというお約束ですから,1つの分岐点,終着点を迎えたからには,それが生活面の楽しさも含めてソフト面の充実にどう役立つのかということにシフトしていく。もしくは,そのためにやってきたんだよねというのは,全くおっしゃるとおりだと思います。  それで,ここから先は●●さんがお考えになっていることとすり合う部分があるかどうか分かりませんが,調布といってどういうイメージですか,これは日本国中とは言いません。東京ぐらいの方に御質問しても,あまり行ったことないんだけどもねと言いながら,深大寺は遠足で行ったなとか,そばを食べたとか,それから若い人で言えば,やっぱり味スタ近辺のスポーツ環境ですかね。すばらしい国際大会もできるような,ああいう環境が整っているエリアがあるよね。こんなようなことをおっしゃいます。  それで,そういうような潤いを可能にしているのは,間違いなくターミナル駅から15分,20分で来られるからなんですよね。奥多摩とか高尾のよさもあります。ただ,調布は,本当に新宿からすぐ訪れることのできる交通の利便性,至便な環境にあるというメリットを大きく生かした上で,そこから先はちょっと難しいんですが,23区に比べれば,まだ比較的,自然環境,武蔵野の自然林ですとか多摩川のせせらぎとかいうものを享受できているわけですから,そういう環境の中で心のゆとりを持った子どもたちを健全に育てていく。調布でよかったなと親子ともに思っていただけるような環境を大事にしていきたい。  ハード面がある程度進んだ調布においては,残された自然を使用する年限をなるべく継続しながら,調布ならではの,リニューアルされて70年たって,それ以降は先進的に,また地域コミュニティ全体として調布のゆとりというようなものを大事にしたまちづくりが進んでいくことを,市としても,私個人としても念願をしているということで,そういうような号令は庁内でもかけているつもりでございますので,今後,駅前広場の使い方はそのうちの1つであるかもしれないけども,全体の調布的雰囲気をどう醸し出していくかというようなことで,考えることをまたアナウンスしてまいります。ぜひ関心を持っていただくのと,逆にこういうことはできないかと御意見をいただければありがたいと思いますので,よろしくお願いします。 ○●●(調布ケ丘2丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。残りのお時間からして,多分,次が最後の質問になるかと思うんですが,質問されていない方,どなたかいらっしゃいますでしょうか。16番,23番,10番でお願いいたします。 ○長友市長  今4人挙がった? ○司会者  では,もう一人,すみません,25番まで。最初は16番です。 ○●●(入間町1丁目)  入間町から来ました●●と申します。  災害時の備蓄品についてちょっとお伺いしたくて,以前に●●の女性議員さんが,災害備蓄用の生理用ナプキンを調べたところ,昼用ナプキンしか置いていなかったというのを報告していたのを聞いたことがあって,すごく衝撃だったんですけど,まず1点目,調布市の災害備蓄用品には生理用品はどんな種類を置いているのかなというのと,災害用の備蓄品を決める場所は,どういうところでどういう人が決めているのか,私は存じ上げないんですけど,ジェンダーバランスがどうなっているのかなというのを聞きたいです。  3つ目は,ジェンダーバランスを半々にするというのは,本当に最低限のラインだと思っているので,これから年齢とか,生活者の外国人みたいな話がさっきもあったと思うんですけど,外国人だったり,あらゆる障害者の人とかセクシュアルマイノリティーの人とかをそういう災害時のことを決める場所に入れていく,そういう場所にそういう人たちにも来てもらうというような取組をする予定はあるのかどうか,3点聞きたいと思います。 ○長友市長  ありがとうございます。ちょっと確認をして申し上げますけど,生理用品に関しては,3種類4製品を備蓄しているというのを確認しました。こういう言い方でお分かりかな,1,昼用羽なし,2,昼用羽つき,3夜用羽つき,4,下着ライナー,こういうようなものを備えているというのを担当セクションから聞いております。  それから,ジェンダーバランス。今質問の後のほうで災害のときの避難所のようなことも触れられました。やっぱり一番危機的な状況というのは大災害のときかもしれないので,それには防災担当のセクションがあります。危機管理部門。そこには,以前は女性がいなかったこともあったと思うんですが,最近は女性を意識して配置をして,1つ目の質問でお聞きになったような,やっぱり女性である視点でお気づきのことというのは,いろんな側面であると思いますから,そういうセクションには今後とももちろん女性職員を配置して,意見を採用していきたいというふうに思っております。  それから,防災部門だけでなくということで言えば,男女共同の問題とか子どもを育成する問題とか,そういうようなところでも女性の視点をということで,そのような話合いに参加する可能性のある中でということでは,女性の割合が今,職員で2割ぐらい,5分の1ぐらい女性の職員を入れて検討しているということを聞いております。それをまずお答えさせていただきたい。  それから,外国人の方に常時そういうディスカッションに加わっていただいてというところまではやれていないかもしれませんが,やはり大切な視点だと思いますので,そういう方の意見を吸い上げるようなルートというのは,当然つくっていかなきゃいかんと。今でも外郭団体を通じてとか,やってはいますけれども,より強化していかなければいけないとは思っておりますから,お気づきの点がありましたらまた教えていただいて,一緒に考えさせてもらえれば。よろしくお願いします。 ○●●(入間町1丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  よろしいでしょうか。続きまして,23番のお客様,お願いいたします。 ○●●(深大寺東町8丁目)  深大寺東町の●●といいます。  先ほど市長のほうから,調布といえば深大寺というお言葉が出てきたので,それにかけてなんですが,調布はたくさんの観光地があると思います。その中で,やはり深大寺が特出していると思うのですが,深大寺に来た観光客の方は,深大寺のお寺に行って,おそばを食べてそのまま帰ってしまうので,なるべくなら,国内外の観光客の方がもう少し深大寺の周辺にとどまって,周りに日帰りの温泉もありますし,市場もありますし,そういったところを周遊して,調布の町並みを見て帰っていけるような,何かそういったことが観光としてできないかなと思っていて,そのことを考えると,やはり足が必要なんですが,深大寺の辺りでは終バスも早く終わってしまいますし,暗くなるとちょっと寂しいので,そういったところにレストランのようなものとかお土産屋さんとか,あと日本を体験できるようなワークショップみたいなものもこの先提案できればなとちょっと考えてはいるんですが,いかがでしょうか。 ○長友市長  深大寺のにぎわいは,一時コロナのときは大分残念な状況でしたけれども,随分,旧に復して,この間も私,用事があって行きましたけど,すごいにぎわいでうれしいなと感じているところであります。  それから,御存じかもしれませんが,今,元三大師の御開帳というのをやっていますけども,それ以外に白鳳仏という国宝を持っている。東日本には仏像彫刻で3つしかない。1つは鎌倉の大仏。もう一つは,何か美術館か何かに入っているので,常時寺で見られるのは,東日本では深大寺だけじゃないかというので,我々もこれからもっともっと大きな声でPRしていきたいと思っています。その白鳳仏も陳列するような新しい施設が何年か後にはできますから,またそこでいろいろな反響が高まってくるというのを期待しております。  それで,来ていただいた人,特に外国人なんかもかなり来られますから,やはり通信環境だとか,楽しんでいただく深大寺近辺の多言語マップだとか,それから情報提供,全てを広範にやっていければなというふうには思っています。利用できるような民間の施設,飲食店も含めて,おそば屋さんは二十何軒ありますけど,それがもっともっと充実して,ほかのものもできればなというのは期待しますけど,それは我々の力だけで全体を整えることはなかなか難しいですが,さっき申し上げた白鳳院ができるというようなところ,その事前段階ぐらいから,また新たなステージのにぎわいが確保されると思いますので,私は十分可能性があるんじゃないかなと。  そうなってくると,好循環で,さっき申し上げたようにバスの便は運転士さん不足でなかなか厳しいですけれども,それはやっぱりバス会社としても十分戦略を考えられるでしょうから,そのような方向に向かっていくということは十分期待できるということは今申し上げたいと思います。  白鳳院が今計画段階ですが,大変いいものができるということは少し聞いておりますので,私どもか,もしくは深大寺から。設計も隈研吾さんに頼むと。国立競技場を造った方に乗り出していただけるというようなことも聞いておりますから,ぜひアナウンスを楽しみにしていただければと思います。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。 ○●●(深大寺東町8丁目)  はい,ありがとうございます。 ○司会者  では,続きまして,10番のお客様,よろしくお願いします。 ○●●(布田6丁目)  布田のほうから来ました●●と申します。  2点ありますけれど,まず1点目,総合福祉センターの移転の関係です。これ,京王多摩川の横にできるというような話で,大分前から検討されているようなんですけれども,去年の暮れ近くにオープンハウスでいろいろ意見を聞かれたようですけど,パブリックコメントとはちょっと違うのかなと思うんですが,その結果どういうふうになったのか。聞きました,データが出ました,それまでは分かるんですけど,それをどう使ってどうするんだというのはちょっとよく分からないので,教えていただきたいというのが1点でございます。  それから,もう一点は,私は調布へ移ってきてから14年ぐらいたつんですけど,調布に移るときに,いい環境のところで自転車に乗れるなと思って移ってきたんですが,自転車の駐輪場はマンションの中に確保してあるんですけど,結局乗らないという状態になっています。  なぜそうなったかといいますと,まず,住んでいるところのそばの品川通り,歩道があるんですけど,歩道を歩いているとき怖くて仕方がないんですよね。後ろから自転車が来たらどうなるんだろうと。まともに歩いていればいいんですけど,急にぱっと右や左に方向を変えたときに,後ろから来てどんとやられるんじゃないかという感じで非常に怖くなって,結局,自転車を自分で運転するのも怖いということで,運転しなくなってしまったんですよね。一種のぼやきみたいなものでしょうけれど,私も後期高齢者になっておりますので,そのせいでそういうふうに思うようになったのかもしれません。  以上2点でございます。 ○長友市長  今お答えできることは全てではありませんが,総合福祉センターの意見に関してというのは,例えばどういう御意見に対してでしょうか。 ○●●(布田6丁目)  いろいろ聞いておられて,例えば駐車場とか,あと車の関係で,車というのは駅前から福祉センターまでの定期便というんですか,そういったようなことについてどんな計画になっているのか,ちょっとよく分からないんですけれども,そこら辺を特に教えていただきたいと思っています。 ○長友市長  今日の中でも一部申し上げた,京王多摩川に移転することによって所要時間が多くかかられる,不便になる,そういう方がおられるのはよく理解しておりますので,シャトル往復をするような手だてを設けるということは,もちろん担当部署から聞いております。どれぐらいの時間帯にどれぐらいの本数というところまでは決まっていないと思います。ただ,そういうことに関しては,これまでも十分,障害をお持ちの方の意見も含めてお伺いはしてきました。今後も続けてまいりまして,なるべく1人も残さず,あまりに不便な状況が強まるということのないように,心してやっていきたいなと思っております。  それから,駐車のスペース等に関して分からなければ月曜以降でもいいけど,お答えします? ○代田都市整備部外環・交通担当部長  駐車の場所はちょっと,すみません。 ○長友市長  では,駐車のことに関しては月曜日に確認してお答えをさせていただきます。  次の自転車の問題。これは,やっぱり●●さんがおっしゃったのはもっともだと。私も品川道に近いところに住んでいるし,よく分かります。かなりのスピードで来るのもありますからね。こっちが別に意識しているわけじゃないけれども,こちらだって右折,左折するときに,歩きながら方向転換しなきゃいけない。よく分かります。これは特効薬みたいなものはなかなか難しい。  多摩川もそうなんですよ。土手をね。ヘルメットをかぶって数十キロで走るのがいるんですよね。本当に我々は怒りを覚えているし,調布で重傷事故,府中で死亡事故が出ているんですよね。本当に頭の痛い問題だと思いますけれども,やっぱり公共性といいますか,年齢に関係なく全員がそういう他人に迷惑をかけてまで自分の趣味を追求したり,無謀な乗り方をしないようにしてもらうにはどうしたらいいかというところなので,もちろん呼びかけたり,学校の指導とか,そういうことは随分やっておりますけれども,何か妙案はありますか。 ○●●(布田6丁目)  いや,なくて,どうしようもないなと。だから,自分が乗らないようにするという,それしかないですね。 ○長友市長  分かりました。そういうある意味で非常に御理解のあるというか,最後の手段というか,そういう御意見まで出ているということを我々の中でも共有して,またいろいろ考えさせていただきます。 ○司会者  ●●様,よろしいでしょうか。 ○●●(布田6丁目)  どうもありがとうございます。 ○司会者  そうしましたら,最後,25番のお客様,よろしいでしょうか。 ○●●(下石原3丁目)  下石原の●●と申します。よろしくお願いします。  様々な観点で多岐にわたる施策というのが必要だということは分かりますけれども,先ほど市長さんからお話しあったように,調布は緑が多い水豊かなまちという点,私は非常に誇らしく思っていますし,これからも大切にしていってもらいたいというふうに思っています。  単に景観の問題だけではなくて,やはり人が暮らしていく上で大切な環境の問題だと思っているのですけれども,ほかの政策,例えば開発とか宅地造成とか人口増加とかにぎわいとか,そういう政策との兼ね合いが非常にバランスが難しいところで,市としてどういうふうに指導するのか,手を入れていくのか,あるいは調布独自の規制というのをかけていくのか,その辺がどういう方針なのかなということをひとつ伺いたいなと思います。  うちのそばでも畑がどんどん宅地化していますし,昨年,駅前広場なんかは全部木がなくなって,コンクリの暑さたるやすごかったと思います。それから,これは単に感想ですが,やはりアンジェは壊すのがもったいなかったし,壊し方が非常に無惨だったので,ちょっともったいないなというふうに思っているので,その辺のことを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○長友市長  大変重要な点に触れていただいたということで,大変重要であると常に思わなきゃいかんぐらい,皮肉なことに難しい問題だなと。一言で言えば開発と自然の保全ですよね。調布だけではありませんが,どの自治体も特に首都圏においては,まさにおっしゃった兼ね合いも苦慮して,本当にこの何十年か常に問題を抱えている。  御存じのように,市内21平方キロちょっとあるんですが,その中に区分けをして,どこにでも工場を建てていいわけじゃないとか,住居に対する適正だとか,区割りはしたり,これはどのまちでもやっているということでありますし,それから高さですね。例えば25メーター規制みたいなもの。市内に網をかけて,そのどこでも野放図なビルを建てていいということではありませんよということとか,そういう施策を,もちろん最終的には法律に抵触しないような,それを逸脱しないようなことを心がけながら,市独自の規制を考えてやってはきております。  それでも,民間の様々な事業展開を一々規制はできません。これは御質問の中にはなかったけれども,どうして調布駅前はパチンコ屋があんなに多いんですかとずっと言われて。ただ,それは強権を発動してやめていただくわけにもいかない。別に今日は愚痴を申し上げているだけじゃないんだけれども,そういう実情の中で目いっぱいできることをやっている。  それから,御存じかもしれませんが,今,例えば水田,稲作の水田というのは,染地のごく一部と佐須町の一部ぐらいしかなくなってきているんで,稲作だけを守り伝えるというんじゃなくて,それに象徴されるような里山の潤いだとか,そういう自然環境をぜひ守り伝えていきたいというのは,市の重要施策の中でも大きく力点を置いているということは最低限申し上げたいと思っております。  ただ,本当にそれも土地を持っている方の権利を全面的に侵害して,もしくは全部購入する金額があれば,そういう手もあるかもしれないけど,とてもとても市のお金ではそれはできません。そういう中で,●●さんがおっしゃった調布ならではの,誇れるというか,旧来から守り継がれてきたものは,力の及ぶ限り大事にしていきたいと思っております。  それに関しては,セクションで言えば環境というセクションがございますから,そこがいろいろなもので情報発信をさせていただいて,特に力を入れていくようなもの,何年かかかるものとか,それから新しく始めるものとかというのはアピールもさせていただいておりますから,具体的にまた御意見を。この部分は賛成だけれども,まだ欠けている視点があるとかというようなことがあれば,ぜひおっしゃっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○●●(下石原3丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。それでは,予定の時刻をちょっと過ぎておりますので…… ○●●(布田4丁目)  すみません,一般で1つだけいいですか。もう駄目ですか。今までこっちのピンクの方たちだけ…… ○長友市長  はっきり申し上げて,ふだんは受け付けておりませんけれども,ここまで待っていただいたので,1分で要旨を伝えていただけますか。私も返せることがあれば申し上げます。 ○●●(布田4丁目)  すみません。布田の●●といいます。  ちょっとどこに相談したらいいか分からなかったので,この場に来てみたんですけど,私の個人的なこともあるんですけど,調布の桜を使ったチーズを作っておりましたが,その事業はちょっと辞めちゃったんです。そのときにキャラクターを作りまして,こんなやつなんですけど。 ○長友市長  それは調布の地図ですね。 ○●●(布田4丁目)  はい。調布の形がちょっと自由の女神に似ているということで,これの着ぐるみまで作ってしまったんです。一応160センチで厚さが60センチなんですけど,これが2体あったり,あと,これがちょっとちっちゃいやつなんですけど,こんなやつも作ったんです。  先ほども出てきましたけど,いろいろイベントとか,昔はふなっしーとかいろいろありましたけど,何かお使いになっていただけたら幸いかなと思って提案する次第なんですけど,YouTubeもちょっと起こして,ダンススクールの人に踊ってもらったりしていますので,ちょっと気に入っていただいたら使っていただきたいと思います。 ○長友市長  分かりました。今即答で約束はできませんが,後で写真を撮らせていただいたりして,そういう文化,産業的なセクションに伝えます。何か御意見を伺うときには連絡させていただきます。 ○●●(布田4丁目)  ありがとうございます。お時間をいただきまして,すみません。 ○司会者  そうしましたら,これで今回のふれあいトーキングのほうを終了とさせていただきたいと思いますけれども,本日,全ての皆様に御質問いただく時間が設けられませんでしたので,アンケート用紙が入っております。裏面のほうに御質問等をお書きいただくところもありますし,また,こちらも今後の参考にさせていただきたいと思います。また,その質問等につきましては,各セクションのほうにお渡しをして,後日,回答させていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。  あと,本日,皆様からいただいた要望,意見等の中で,持ち帰って後日回答と申し上げた件につきましては,またこちらでお時間をいただくかもしれませんけれども,回答させていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  それでは,これをもちまして市長と語る・ふれあいトーキングを終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。   閉会  午後4時8分 - 1 -