調布市立図書館協議会議事録 令和6年度 第4回 開催日:令和7年1月16日(木) 調布市立図書館 ○事務局  それでは,定刻となりましたので,令和6年度第4回調布市立図書館協議会を開始いたします。  本日は,御多忙の中,御出席いただきまして,ありがとうございます。  初めに,御来場の皆様におかれましては,体調が優れない方や気分の悪くなった方がいらっしゃいましたら,事務局まで遠慮なくお申し出いただきますようお願いいたします。  なお,今回もZoomを使用したオンライン会議を並行して実施しておりますため,カメラにて撮影を行っております。御了承ください。  それでは,開会に先立ちまして,図書館長から御挨拶申しあげます。 ○館長  皆様,こんにちは。本日は御多忙の中,御出席いただきまして,ありがとうございます。  また,最近,インフルエンザがすごくはやっていて,本当に大変な時期だと思いますが,どうぞよろしくお願いいたします。  現在,市では令和7年度予算編成の作業を行っております。本日の議題の中で,令和7年度事業計画(案)というのがございますが,令和7年が市制施行70周年ということで,図書館でも記念事業を考えております。皆様に計画案をお送りした段階ではまだ予算案が決まっておりませんで,この計画案の中には反映できていないのですが,今週ちょうど70周年記念に図書館が何をやるかというのが決まりました。令和5年度に実施して大変好評でした「つげ義春と調布展」の図録を作成するということが決まりましたので,御報告させていただきます。  また,後ほど報告がございますが,2月からのICタグの運用に向けて本当に大詰めを迎えているのですが,現在準備を進めております。図書館の休館もあるのですが,導入後はさらに充実したサービスが提供できることとなります。運用後は,皆様も御利用していただいて,御意見等をいただければと考えております。  本日はよろしくお願いします。 ○事務局  それでは,委員長,よろしくお願いいたします。 ○委員長  改めまして,こんにちは。よろしくお願いします。オンラインの皆さんも,こんにちは。よろしくお願いします。  本当にインフルエンザがはやっていて,年末の大学の授業では4分の1から3分の1ぐらい休みでしたね。結構な数でした。やはり冬休みの間に少し落ち着いて,この間は多分1人,2人ぐらいしか休まないような状態になっていましたけれども,とはいえ,インフルエンザとかコロナとかいろいろ,周りでよく聞きますよね。駅伝はその影響を受けずに我々としてはよかったです。  全然関係ない話を大学の絡みでちょっとしていいですか。こうやって会議が始まるときは,お願いしますと始まると思うのですけれども,うちの大学はキリスト教の大学なので,会議の前はお祈りから始まるのです。宗教の先生がお祈りしますと言って始まる。すべての会議とか,行事もそうですね。  私はクリスチャンではないので,最初は慣れなかったのですけれども,必ず静かになるので,なかなかいいものだなと思ったということを,全く関係ない話としてお伝えして,始めたいと思います。今日もよろしくお願いします。  では,ただいまから令和6年度第4回調布市立図書館協議会を開催いたします。  初めに,定足数の確認をいたします。事務局からお願いいたします。 ○事務局  それでは,本日の定足数の御報告をいたします。  1人,欠席との御連絡をいただいております。つきましては,ただいまの時点で11人出席されておりますので,調布市立図書館条例施行規則第17条第1項の規定による定足数に達しております。   以上でございます。 ○委員長  ありがとうございます。定足数に達しているということですので,引き続き進めてまいります。  審議に先立ちまして,本日の案件について非公開とすべき議題があるかどうかお諮りします。御覧いただいたとおり,特に非公開とする理由もないと思いますが,御異議ございませんでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。御異議ないものと認めます。では,本日の傍聴者の有無について,事務局からお願いします。 ○事務局  傍聴希望者が1人いらっしゃいます。  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。それでは,入場を承認したいと思います。御案内いただけますでしょうか。      (傍聴者入室)  ありがとうございます。では,議題に入る前に事務局から資料の確認をお願いします。 ○事務局  本日の資料の確認をさせていただきます。お手元に資料の御用意をお願いいたします。  まず,「令和6年度第3回調布市立図書館協議会議事録(案)」  資料1,「令和7年度調布市立図書館事業計画(案)」  次に,本日配付となりました資料2,「ICタグシステム導入の進捗状況について」  資料3,「調布市立図書館に関するアンケート結果への対応について」  次に,事前配付いたしました資料4,「図書館だより2024冬号No.273」  最後に,本日配付いたしました資料5,「映画のまち調布シネマフェスティバル2025」  資料は以上ですが,すべておそろいでしょうか。  過不足,乱丁,落丁がありましたら挙手をお願いします。  資料の確認は以上でございます。 ○委員長  ありがとうございます。資料については,よろしいですかね。オンラインの皆さんもよろしいですかね。  では,早速ですが,議題第1号「令和6年度第3回調布市立図書館協議会議事録(案)の承認について」です。こちらの資料は,事前に送付を受けております。皆さんには御確認いただいているかと思いますが,お気づきの点はございますでしょうか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  ありがとうございます。では,この後,事務局は署名の手続を進めてください。前回指名を受けたA委員,後ほど署名をお願いいたします。  以上で,議題の第1号は終了です。  では,続きまして,議題第2号「令和7年度調布市立図書館事業計画(案)」について,館長から御説明をまずお願いいたします。 ○館長  それでは,皆様,お手元の資料1の「令和7年度調布市立図書館事業計画(案)」を御覧いただきたいと思います。  まず,お開きいただきまして,1ページをお願いいたします。1ページ冒頭には,図書館事業全体の柱となる事業概要を記載しております。調布市立図書館では,市の行政計画に掲げる事業のほか,調布市立図書館基本方針及び運営方針に基づき,令和7年度も市民の読書,調査,研究活動を支援するため,積極的に事業を展開することとしております。  これを踏まえながら,令和7年度の重点事項として,1ページ,1,重点課題の項目に,(1)ICタグシステムの円滑な運用から(4)図書館運営についての検討までの4点を課題として掲げております。  まず,(1)ICタグシステムの円滑な運用ですが,こちらは今年2月に導入するICタグシステムについて,導入による利用者の声などを踏まえながら,利用者の皆様が便利で快適に図書館を御利用いただけるよう努めてまいります。  (2)ヤングアダルトサービスの推進につきましては,中学・高校生世代に対し,昨年度に引き続き,利用促進を積極的に働きかけてまいります。  (3)施設整備・維持管理につきましては,後ほど御説明させていただきます。  最後の(4)図書館運営についての検討につきましては,昨年実施しましたアンケートなどから,市民のニーズ,利用状況などを踏まえ,市民サービス向上に向けた検討を実施してまいります。  次に,2番,主な取組です。  こちらは,(1)図書館運営体制から(9)行政内部,各種団体・機関等との連携の推進まで,9つの個別的な項目について方針を記述しております。基本的には昨年の内容と変更はございません。  次に,方針を基に取り組む事業としまして,主要事業,2ページの(1)運営関連事業から7ページの(9)施設整備まで,大きく9つに分類して計画してございます。この主要事業につきましても,基本的には従来から継続して実施をしているものとなっております。  申し訳ないのですが,3ページを御覧いただきまして,1点訂正がございます。3ページの下から4つ目の升目のところの「障害のある小・中学生のおはなし会」の事業内容につきまして,「障害のある小学生を対象に」と書いてあるのですが,正しくは「障害のある小・中学生を対象に」となります。おわびして訂正いたします。  ページ進みまして,7ページ,一番最後のページを御覧いただきたいと思います。7ページの(9)施設整備につきましては,これまでの図書館協議会でも随時御報告させていただいておりますとおり,若葉分館,緑ケ丘分館,宮の下分館の3館の建て替え計画を来年度も引き続き進めてまいります。  深大寺分館につきましては,空調を改修する工事の実施を予定しております。  簡単ではございますが,説明は以上となります。 ○委員長  ありがとうございます。それでは,皆さんから御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。  口火を切ります。2点あります。  1点が,今,御説明のあった1ページの重点課題のところです。この後の議題にもなっているのですが,冒頭にICタグのことがあって,とても大きなことだと思います。まずは導入して,最初,慣れるまで大変だと思うのですけれども,ICタグは可能性のあるツールなので,ぜひサービスの向上につながるように,ちょっとずつ機能,対象を広げていっていただければなと思っていますが,そのときに,重点課題の(4)に,市民のニーズ,利用状況を踏まえということがあると思います。とはいえ,できることをどんどんやっていくと際限がないので,ニーズがある,必要性が高いところ,選択と集中ですね,ぜひ見極めて,そこを狙っていっていただけるといいのかなと思います。  やろうと思えばいろいろなことができるし,全国にいろいろな取組があるので,そういった中で,調布として必要なものから優先順位をつけてやっていっていただけるといいのかなと思います。それが1点,コメントです。  もう一つが,質問です。4ページの(3)の調査支援サービス関連事業の最後に,調布デジタルコンテンツサービスの整備・充実というのがあります。最近,地域資料のデジタル化,アーカイブ化というのは図書館界でもとても重視されてきていて,デジタル田園都市国家構想,デジ田ですね,あれで地域資料のデジタル化ということは図書館でも取り組むところが多く見られるわけですけれども,これは今どういう状況,状態にあって,これからどういう展開になるのかということを少し補足していただけると参考になるかなと思って,質問します。  以上です。 ○担当  いわゆる調布デジコンと言われている,データベースに近いサービスですけれども,主に地域資料と映画資料と「図書館だより」など図書館で管理している資料について,データ化をして提供しているサービスになります。  地域資料については,地域のイベントのポスターを中心にデータ化して提供しており,今,数としては,令和5年度末で地域資料のポスターは合計で1,767枚,閲覧できるように提供しています。  映画のポスターは3,476件,デジタル化して,提供しており,毎年収集するたびに,予算の範囲内でありますけれども,データ化をして,提供しているというのが現状となっています。 ○委員長  ありがとうございます。イベントのポスターとか,それから映画とか,多分調布ならではだと思うので,ここはぜひ力をこれから入れていったほうがよいところだと思います。ほかにもあるかもしれませんのでね。  つまり,図書館がやらないと消えていってしまうものが地域にはたくさんあるのです。ほかの行政とか民間がやるものもあるのですけれども,図書館だからやりやすいこと,できることが結構あって,これは地域性がどうもあるので,古いところだと,伊那は蔵の中にある個人の資料とかを大分前からやっていますし,最近だと,名前を忘れてしまった。どこだっけな。地域の子どもたちがいろいろな学習活動して,それ自体をデジタル化して取っておくとか,その地域ごとにやはりニーズがあって,特徴があるので,ここは,多分,公共図書館の今後の役割として非常に重要になってくると思うのです。だから,ぜひ長い目で,負担にならない範囲で,どんなニーズがあるか,どんなものがあるということをちょっとずつリサーチしながら,進めていっていただけるといいところかなと思います。コメントです。  私からは以上です。  皆さんからいかがでしょうか。どうぞ。お願いします。 ○B委員    これは今年度とか前から取り組んでいらっしゃると思うのですけれども,ヤングアダルトサービスの推進というのが,重点課題として挙がっています。ただ,3番の主要事業というところが従来どおりの内容ということで,重点課題として挙げていらっしゃるので,現時点で何かしら新たに計画されていることとか,方向性としてこういうところに力を入れようと思っているということがありましたら,教えていただけたらと思います。お願いします。 ○野末委員長  いかがでしょうか。お願いします。 ○担当  ヤングアダルトサービスについてですけれども,取組を昨年度から本格的に始めておりまして,市内の中学校や高校の図書委員さんや図書室の司書の先生たちと連携しまして,市内の学校のポップですとかポスターですとか,そういったものをお借りして,図書館の中で展示したりということをしております。検討中ではありますが,今後,中高生と連携して何か講演会なりビブリオバトルなり,そういった事業をやっていこうという話も担当の中で出ております。ただ,なかなか予算がうまくつかないので,どういった方向で進めていくかというのを手探りで検討しております。  以上です。 ○B委員  ありがとうございます。1つ情報共有といいますか,中央区に新たに晴海図書館という図書館が開館したと思うのです。そちらの図書館では,Teens&Youthエリアという形でヤングアダルトサービスを推進していて,対象を20代まで拡大してそういうサービスを運用しているらしいのです。私もちょっとまだお邪魔はしていないので詳しいことは分からないのですけれども,ヤングアダルトサービスは本当に難しいと思いますので,1つの考え方として,少し対象を広げて考えるというのは検討の余地があるのかなと思いました。  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。晴海,そうですね。私もそろそろ行かなければと思っているのですけれども。ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○C委員  先ほどの先生のお話にちょっと追加で質問です。調布デジタルコンテンツサービスの件なのですが,これは実施日は通年で,地域資料などの調布市に関連する貴重な資料を後世に残しつつという話なのですけれども,この資料を市報とかで募集しているのでしょうか。というのは,私は地域包括支援センターの職員で,高齢者の御自宅に御訪問させていただくと,これはすごいお宝じゃないのというのがいろいろ出てくるのです。もちろん個人情報があるので言えないのですけれども,なので,ぜひこういうものを後世に残したいねという話をよく御自宅でさせていただくのですけれども,もしそういうのがあった場合は,個人的に図書館さんに,こういうものを残してくださいと言えばいいのでしょうか。それとも募集の機関があるのかというところを。 ○担当  地域資料,映画資料については,図書やチラシなど,適宜,寄贈という形で受付をしています。その内容について,資料として所蔵するかどうかというのはこちらで判断させていただきますが,そういった形で適宜受付はさせていただいておりまして,また,地域に関するポスターなどについては,図書館,あと市のほうでいろいろなところから提供されるものを中心に所蔵して,デジタル化しているというのが基本的な取扱いになっています。 ○C委員  私はとかく素人目ですごいと思うものなのですけれども,これはぜひ残したほうがいいんじゃないというのは,図書館さんに問合せしてみたらと言ってあげたらいいのでしょうか。 ○担当  はい。ぜひよろしくお願いいたします。 ○C委員 分かりました。ありがとうございます。 ○副館長  補足でよろしいでしょうか。 ○委員長  どうぞ。 ○副館長  先ほど来,御質問いただいているデジタルコンテンツサービスについては,いつからというのが今はっきり申しあげられないのですけれども,もう15年ぐらい,結構長く図書館としては行っているものでして,地域資料の中でも,地域資料のポスターとか映画ポスターをデジタル化して,それを皆さんに公開できないかというところを今中心にしております。あと,図書館が発行した「図書館だより」ですとか,調布ならではの市報の記事を図書館の中のデータベースで検索して公開できるようにしているシステムになるのですけれども,またそれとは別に,先ほど先生から御指摘いただきましたように,地域資料をいろいろな需要のあるもの,残していかなければならないものをデジタル化しなくてはいけないということについての問題意識は持っていますが,なかなかまだそこまでは手をつけられないような状態がございます。  今,担当からありましたように,収集とデジタル化というのが連動していなくて,いただけるものであれば,資料の収集は随時させていただいておりますので,映画ですとか地域資料の貴重なものがもしありましたら,それはぜひ御寄贈いただいて,そういったことについての呼びかけは市報などで時々させていただいておりますので,ぜひそういうものがあったら,皆さん図書館に寄贈してくださいというお口添えをいただけるとありがたいです。  ただ,それをすぐにデジタル化して資料にできるかというと,ちょっとお時間をいただくような形になってしまうかなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ○C委員  ありがとうございます。 ○委員長  ありますよね。個人が所蔵しているもので,割とパブリックな性格なものと,プライベートな性格のものがあって,それをどこまでやるかというのは行政側の,市の,図書館の判断なのですよね。今は比較的パブリックなものを中心にやっているということなのですけれども,次の段階として,プライベートなものも貴重な記録になるので。  伊那市は逆にそれを積極的にやっているのです。古い蔵とか家がどんどん潰れていくと,そこに昔の写真とか記録とかが残っていたのを,これこそ市民の記録だろうというので,それをどんどん集めて,どんどんデジタル化するということを10年以上ですかね,前から,かなり早い時期からやっていて,よく知られているのですけれども,今それを地域ごとにどこまでやるかというのは,図書館だけではできないので,図書館以外の機関もあるので,そういうところとどう連携,分担してやるかということもあるので,やはり調布は調布のあり方があると思うので,優先順位をつけてということだと思います。どうぞ。 ○D委員  今のと関連して,今日のお昼,NHKの第一を見ていたら,ニュースの後で,最近,風水害とか地震が多いですよね。そうすると,水に濡れてしまった古文書をきれいにして,また資料として利用できるというようなことをいろいろやっていました。やはり災害があると,ここにあったのだと初めて分かるような話もあるようで,だから,受動的に集めるのもそうだけれども,市としてがいいのか,図書館としてがいいのか,よく分かりませんが,例えば神社仏閣とか,古い民家などは今先生もおっしゃっていましたけれども,結構いろいろなものがあるので,そういったものを体系的にやっていれば,例えばもっと古い,江戸時代の古文書とか,税制に関するものとか,村の運営に関するものがぽろぽろ出てくると面白いなという感じがしましたので,そのように体系的にどのようにやるかというのを,受動的ではなくて優先順位をつけてやっていくのも1つではないかなという気がちょっとしました。 ○委員長  ありがとうございます。コメントはありますか。どうぞ。 ○担当  古文書や家の文書のようなものは,市の中でも総務課とか郷土博物館が中心に収集や整理をしています。ただ,どこの課がやるかのすみ分けみたいなものはやはり難しいと思うので,何かあったら図書館に御相談いただいたら,他課へつなぐことができるので,先ほど教えていただいた,これ,貴重なのではないかみたいなものもまずは御相談ください。今,デジタルコンテンツサービス自体は割と平面のものというか,1枚物みたいなものを中心にしていて,冊子体のものを御寄贈いただいてデジタル化するような流れは現状あまりないです。  今後,例えば郷土資料について電子書籍化して提供していくというのは,各社サービスをやっているようなので,そういうものの導入があったら,また変わってくるかと思うのですが,現状は市報とか新聞の切り抜き等が中心になっているので,冊子体のものは御寄贈を打診していただけたら,喜んで所蔵させていただくものが多くあるかなと思います。  意外に,個人史みたいなものとか,御自分で自費出版で作られた個人伝記みたいなものは,そこにしか載っていない調布の情報がすごくたくさんあるので,レファレンス的にもすごくいい資料なのです。なかなか一般に流通しないので,私たちも入手が難しいものなので,もしお気づきのときがあれば御相談いただいて,物によってはほかの課に連携して紹介させていただくので,お声がけいただければありがたいと思っております。 ○委員長  まずは現物なのですよね。現物がなくなる前に現物を集めて,貴重なのでなかなかみんなで使えないので,デジタル化するとみんなが使えるようになるということなのです。  ただ,これは行政だけでは実はできなくて,伊那などでは,やはり地域の皆さんが一緒にならないとできないので,本当に市を挙げて,将来的には官民合わせてやると。そうなると,もう図書館だけではないですよね。市なのか教育委員会なのか分からないですけれども,そういうところが大きな取組としてやっていくと。ただ,調布は歴史があるまちなので,そういったものが散逸して消失する前に,そういうことがあってもいいかなとは思います。  学校も巻き込むと割とうまくいくのです。子どもたちの学びのためにとか,生涯学習でもいいのですけれども,そうすると貴重な資料になるので,集めて,学習して,整理をしてということが一体化していくとうまくいくかなと思います。それをやっているところの自治体の名前を今忘れてしまったのですけれども。  ほか,よろしいでしょうか。大丈夫ですか。  ありがとうございます。では,もし何かありましたら後ほど戻っていただくということで進めてまいりたいと思います。議題の第2号は以上といたします。  続きまして,以降,報告事項に入ります。報告事項が5件ありますので,2件と3件に分けて御説明いただいて,まとめて御意見,御質問をいただきたいと思います。  では,まず,報告事項のア「ICタグシステム導入進捗状況について」,それからイ「調布市立図書館に関するアンケート結果への対応について」,2件とも副館長からお願いします。 ○副館長  それでは,私から,まずICタグシステム導入の進捗状況について御説明をいたします。  昨年来,このICタグシステム導入についての御説明をいろいろと申しあげてまいりましたが,いよいよ運用の開始が近づいてまいりましたので,改めて今現在の状況について御説明をいたします。  まず,ICタグの貼付状況についてですけれども,資料のICタグの貼り付けは,現在,9割弱の資料で終了しております。  分館については,今,深大寺分館が最終段階という状態に入っておりまして,それが終わりますと,分館の貼付は全部終了となります。  中央図書館については,開架の部分は基本的に終了しております。現在は,返却された資料と新しく入りました新刊書を並行して貼付するのと,地下書庫及び高架下資料保存庫にあります資料についての貼付を進めているところです。全体で9割弱が終了している段階となっております。  お手元に配りました資料2について御説明いたします。まず,1枚目をめくっていただきまして,裏についていますA5サイズのものを御覧ください。こちらは,現在,利用者の方に配布しているチラシになります。表面がICタグシステム導入のための中央図書館臨時休館中のサービスの御案内で,裏面は中央図書館の休館のお知らせになっております。中央図書館については,2月6日木曜日から2月18日火曜日まで休館させていただきまして,2月19日からいよいよリニューアルオープンという形になります。その他,分館については,休館日がそれぞれ違いますので,裏面のカレンダーの中にそれぞれの休館日が入っております。  中央図書館は2月19日水曜日から予約本の受け取り場所が変わりますということで,まずはたづくり1階の予約本受取コーナーへおいでくださいという御案内のチラシを配布させていただいております。ここの部分について,資料2と書いてあるA4のチラシのほうが少し大きめになっておりますので,戻っていただいて,こちらのほうを御覧ください。  こちらはまだお配りしていなくて,2月19日のオープンからお配りする予定のものになっております。こちらに,1階の予約本受取コーナーでの手順が書いてございます。  予約本を借りる手順としまして,まず,1階の予約照会機に利用カードをかざしていただきます。そうしますと,予約の本が用意できている場合は,レシートが出力されます。予約本受取コーナーに予約本がある場合には,どこの棚に置いてあるか表示されますので,それを手がかりに御自身で本を探していただいて,セルフ貸出機で御自分で貸出処理をしていただくということになります。  4番にありますように,一部の資料は4階でのお渡しになっております。視聴覚資料,マンガセット,CD・DVD付資料,他自治体からの借用資料というものは,今回導入のICタグでの管理ができないものになっておりまして,こちらについては申し訳ないのですが,4階で今までどおりお渡しすることになります。まず1階の予約照会機で見ていただきますと,御自身の予約の本がどこで御用意できているかという表示が出ますので,そちらに従って受け取りの場所に行っていただくという手順になります。  このような形で2月19日から,たづくり1階の予約本受取コーナーで御自身で借りていただくというシステムが入りますが,導入当初は御自身で探していただいて借りるというのがなかなか慣れない方も多いと思いますので,職員がそちらにおりまして,随時御案内をさせていただくということで考えております。  先ほど委員長のお話にもありましたように,導入当初は混乱が予想されますので,丁寧な御案内をしながら,皆さんに今まで以上に便利に使っていただける図書館を目指してやっていこうと考えております。  ICタグシステム導入についての御案内は私からは以上になります。何かありました御指摘ください。  それから,アンケートのほうに行ってしまってよろしいですか。 ○委員長  はい,お願いします。 ○副館長  それでは,資料3のアンケートについて,こちらも私から御報告いたします。  資料3,調布市立図書館に関するアンケート調査についてですけれども,こちらは令和6年度第1回図書館協議会で一度御報告させていただいたものになります。その際に,こちらのアンケートについて,利用者の皆様からの御意見をどう図書館のサービスに反映していったかというようなことを皆さんにお示ししたほうがいいというような皆様からの御助言がありましたので,今回,アンケートをまとめたものについて,図書館でどういった対応,働きかけができるか,また,今までしているかというところをまとめたものになります。  アンケートの結果を受けて図書館の働きかけの余地があると思われる回答の中で,回答率が10%以上の回答について,回答が多かった項目として,現在図書館が行っていることを確認し,今後検討できることを挙げたというものになります。  まず1ページ目を御覧ください。こちらは,過去1年間で調布市立図書館を1度以上利用した方,「利用者」の方を対象に行ったアンケート結果についてです。問1から問4までは回答者の属性を聞く設問で,問6は現在のサービスで重要と思うものについて聞いていますので,今回の資料からは省いています。問7では,今後図書館に期待することは何かということを聞いておりまして,10%以上の回答があった項目は記載のとおりとなっています。  この結果を受け,図書館で令和6年度に行った取組としまして,夏休みの期間に一部の分館の集会室を閲覧室として開放する,利用者参加型の展示,などの取組を行いました。「利用者参加型の展示」というのは,10月から11月にかけて,「本でめぐる昭和・平成・令和―中高生時代の思い出の本―」と題しまして,利用者の皆さんから思い出の本の募集を行ったほか,現在も市内の中学,高校に御協力をいただき,生徒さんたちの推薦本のポップ展示を行うなど,多くの方に御参加いただく形の展示を行いました。  今後も,こちらにあります「電子図書館の導入について」など,引き続き,皆さんの御希望,御意見を参考にしながら,様々な取組について検討してまいりたいと考えております。  2ページ目ですが,こちらは本や雑誌を読むタイミングについて聞く設問になります。6番,書店や図書館の書棚を眺めて目についたとき,との回答が多くありました。こちらを受けまして,館内での展示や各種リストの発行のほか,図書館公式Xで本の紹介を行うなどをしております。  そのほかの取組や今後の検討については,こちらに記載のとおりとなっております。  3ページ目は,図書館で実施してほしい企画について回答が多かったものですが,現在も図書館が取り組んでいるものが既に多くありました。黒い丸印で記載しているものが現在取り組んでいるもので,白い丸印が今後検討を要するものとなっております。  5ページ目は,過去1年間,調布市立図書館を利用していない方,「未利用者」の方を対象に行ったアンケート結果の設問の一部です。このアンケートは,問1から問3までは回答者の属性を聞く質問でした。問4は,どんなときに本や雑誌を読みますかという設問で,利用者対象のアンケートでも同じ設問があるため,そちらに集約しています。  問5では,1年間で調布市立図書館を利用しなかった理由について聞く設問ですが,図書館の働きかけの余地のある回答は,記載の2項目というように捉えております。令和6年度には,利用方法の案内動画を公開したほか,「資料検索のコツ,教えます」というテーマで利用者懇談会を実施し,好評をいただきました。  問6では,本をほとんど読まない方へ,どのようにアプローチしていくのかという検討を進める必要があると考えております。  問7では,日頃の情報収集の方法について,問8では,調布市立図書館のサービスで知っているものについて伺いましたので,省いてあります。  問9では,図書館に望むサービスについてを聞いておりますが,これは「利用者」に対しても同じ質問をしており,重複する部分は記載を省いています。「未利用者」で回答が多かった,インターネット,SNSを利用した本やイベントのPRについては,令和5年度に開始した公式Xを中心に情報発信を強化しました。  加えて,アンケートを受けて行ったその他の取組を7ページに記載しました。  令和6年度の第1回図書館協議会でも御説明したとおり,「未利用者」,「利用者」ともに,本を読むのは時間があるときや,書店や図書館の書棚を眺めて目についたときとなっています。また,「未利用者」の方で,図書館を利用しなかった理由を挙げていただいたのですが,利用方法や場所が分からないという方が17%もいらっしゃいました。こういったことから,まずは図書館に来ていただけるよう,広報やPRを充実することが重要である,また,サービスや企画についても検討していく必要があると考えております。  来年度以降もこれらのアンケート結果を基に,ハード,ソフト面から図書館サービスを検討し,ホームページ等を通じて皆様へまた御報告をしていきたいと思っております。  私からの報告は以上となります。 ○委員長  ありがとうございます。それでは,報告事項のアとイについて御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。どうぞ。 ○D委員  資料2のA4の大きな紙のほうですけれども,この手順を読みますと,予約照会機に利用カードをかざして,それで本が用意できているとレシートが出るということは,この前に予約手続が要るわけですよね。 ○副館長  そうです。 ○D委員  それはどうやって。裏のほうには,インターネットで予約する場合はというのが書いてありますが。 ○副館長  すみません,今,私もそこをちょっと確認してしまいましたが,御予約は今までどおり,普通に予約をしていただいた方の,受け取り方法が変わるということになります。 ○D委員  予約方法は変わらないのですか。 ○副館長  そうです。インターネットですとか,お電話でも窓口でもお受けしていますので,予約は今までどおり普通にしていただいて,それを受け取るに当たりましては,今まで4階のカウンターにお出でいただいて,職員にカードをお渡しいただいて,そこで職員が探してお渡しするという形でしたけれども,その手順が,職員が探してお渡しするのではなくて,御自身で1階で手続していただけるということになります。 ○D委員 では,予約は4階まで来て,電話でもいいかもしれないけれども,受け取るときだけ1階という感じですか。 ○副館長  そうですね。今,インターネットで御予約いただく方もかなりいらっしゃいますので,それを御利用いただけると,多分,一番やりやすいかなとは思います。 ○D委員  分かりましたが,そのことを書いておいたほうがいいような気がしないでもないです。 ○副館長  「予約本の受け取り場所が変わります」,ちょっと分かりにくいですかね。 ○D委員  そうですね。 ○副館長  予約をなさっていない方についてはあまり変わらない,そういうイメージはあるかと思います。 ○D委員  分かりました。 ○委員長  ありがとうございます。どうぞ。 ○担当  補足です。予約をされない方は,中央図書館の場合,4階や5階にいらして,棚で気に入った本を探しています。カウンターにお持ちいただき,職員が貸出しをしていたと思います。実は,今も御自身で手続していただく機械があるのですが,その機械がもうちょっと使いやすいものになります。5冊とか10冊を一遍に貸し出しできる機械になります。ですので,予約されない方は今までどおり4階,5階に直接来ていただいて,本を選んでいただきましたら,そのセルフ貸出機という御自身で手続する機械でぱっと借りられるというのがこれまでと違うところです。最初は使い方を御案内しますので,ぜひその機械を使ってみていただきたいと思っています。 ○委員長  しばらく慣れるまで利用者側が大変だと思います。三鷹が入ったときに,私,最初,行ったのですけれども,混乱していました。分からないですよね。今まで一点一点やっていたのを,まとめてどんという感覚がやはりつかめないとか,予約の受け取りも,最初はどうする,どうすると多分なると思いますが,便利になることは確かなので,最初はちょっと辛抱していただいて,我々市民の側も慣れますので,ぜひ。  ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○C委員  この利用者アンケートですが,利用したこと方がある方も,利用したことがない方も,どちらも,自習や仕事ができるスペースがあったらいいなという回答が多いのですけれども,今ちょうど宮の下分館の整備が始まっている感じで,今後,宮の下,緑ケ丘,若葉と整備されていくのですけれども,このアンケート結果を基にこういったスペースをつくろうという計画はあるのでしょうか。 ○副館長  実は,今検討しているというか,もう実施設計等を行っている分館につきまして,今までの分館と規模的には広くならないといいますか,実質,今までバリアフリー対応ではなかったトイレですとか本棚の距離,車椅子がうまく動けるような,ゆとりのある空間を目指しますと,今までの本の量も入らないぐらいの大きさになってしまうというような状況がございまして,今以上に閲覧スペースを広げるですとか,自習のための部分を設けるということがかなわないような状況になっておりまして,こういった御要望はいただいていて,ふだん,私たちも伺うようなところではあるのですけれども,現状では,申し訳ないのですが,そこまで計画し切れていないというのが実態でございます。 ○C委員  ありがとうございます。 ○委員長  ありがとうございます。ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○D委員  またちょっとピントがずれた質問なのかもしれませんが,自習スペースというのは分かるのですが,仕事のスペースというのは,どういう仕事をイメージして,そういう仕事をやる人もどんどん歓迎するという感じなのですかね。 ○副館長  歓迎するというか,これは皆さんがそういうスペースがあったらいいなという御希望のアンケートということなのですけれども,今,ワーキングスペースというようなことで,民間で少し使用料を払って御自身が個人的な仕事をするためのスペースを借りられるようなところが結構できていますが,恐らく,ああいったものを図書館なり公共施設に置いてほしいという御希望があるということはニーズとして捉えております。ただそこを図書館でこれから提供していけるかどうかというのは,今,調布ではそこまでの段階にいってはおりません。 ○D委員  分かりました。 ○委員長  今の2つの御質問,御意見は,いずれも場所が要る話なので,なかなか。建物を建てるときに,新館で,あらかじめそれをターゲットにして建てれば,そういうことはできるのですが,調布はスペースの問題も結構厳しいので,すぐには難しいかもしれないですけれども,何かのタイミングでね。待ち行列に入れておけばという感じがします。  例えば近くだと,大和市などはそこをむしろ積極的に,有料スペースをつくって,1日100円だったかな。 ○D委員  有料でやる? ○委員長  無料のところももちろんあるのですけれども,有料のスペースもつくって,たしか100円だったと思うのですが,100円払うと有料のスペースが確保できて,そこでお仕事でも何でも。  もっと積極的にやっているところもあって,例えば熊本市の図書館は,ビジネス支援を徹底的にやるので,貸しオフィスといったらいいのかな,市内の皆さんがそこで仕事をするためのオフィスを貸している。図書館の中にそういうスペースがあって,仕事に使うデータベースも充実させてという,それは市の方針として,そこをやるところはそこまでやっているということです。  それは市の考え方と所管の考え方なので,その代わり,犠牲になっているものもあるわけです。お金とスペースに限りがあるので,それは優先順位のつけ方だとは思います。だから,事例はいろいろあるので,そういったことを参考にして,調布なりのあり方があると思うので,今日,御意見をぜひ覚えておいていただければと思います。  ほかにいかがでしょうか。私から1つだけいいですか。先ほど御質問で受けて,ちょっと思ったのですけれども,この「重要なお知らせ」があるではないですか。調布の図書館の皆さんは真面目なので,それはとてもよいことなのですが,私だったら「予約本の受け取り,便利になります」というチラシにするかな。4階に来なくても,1階で受け取れますというと,いいことなのだと皆さんが受け止めるのではないかなとちょっと思いました。  実際そうなのですよね。予約して,4階に行かなくても,1階で自分で取って自分でぱっと借りられる。それが本当に便利かどうかは分からないですよ。だけれども,便利になりますと遠慮なく言ってもいいかなとちょっと思います。  それから,アンケートの結果も,ものすごく頑張っているわけですよ。これも図書館のXとか,市のXとかで,図書館,こんなふうに便利になりましたと時々流してあげると,図書館,頑張っているんで行ってみるかとか,Wi―Fiが入ったので行ってみるかというように思うと思うのです。だから,調布の図書館はものすごく頑張っているので,遠慮なく,どや顔で,こんな頑張っているんだ,いいことやってるぜ,便利になっているよということを,ぜひそういう口調で発信していただくことも御検討いただけるといいかなと思います。  調布に住んでいると,本当に調布のサービスはすごくいいのです。全国的に見ても完全にトップクラスなのですけれども,普通はほかと比べないので,これが当たり前と市民は思ってしまっているので,さらによくしようとしているというのはとてもすばらしいことなので,ぜひアピールしていただければと思います。それが1つ目です。  2つ目は,せっかく貴重なアンケートなので,こうやって図書館ができることを取り組んでいただいて,とてもいいと思うのです。あとは,数値の取り方みたいなところがあって,例えば,資料3の1枚目の問7のところで,3の利用方法についてのガイダンスは期待が低いのです。これの解釈の仕方はなかなか難しいのですけれども,ここにあまり集まっていないのは,多分,図書館の利用をあまりしていないからというところはあると思うのです。レファレンスサービスをばんばん使いこなすし,資料をばんばん使いこなすというところは,みんなができているわけではないので,恐らくこの数字が低いのは,図書館をもっと便利に使えるということを知らないので,自分は本も借りられるしいいやというので,あまりここに票が集まっていないかもしれないのです。  私は調査で全国の皆さんにアンケートをしたときに,本を探したり選んだりするのは大変ですよね。いいものを見つけるのは大変なのですけれども,本を探したり見つけたりするときに困っていることはありますかというと,困っていませんという人が多いのです。それは本を探したり選んだりしないからなのです。あるいは,ちょっと手にしたものでいいやと思っているからなのです。でも,本屋さんでも図書館でも,ちょっと相談に行くとか,ちょっとデータベースを使いこなすと,今まで見つからなかったものがばんばん見つかるわけです。だけれども,その経験がないので,自分はできている,困っていないと思ってしまっているというところがあるのです。  多分この数字もそうで,図書館をもっと便利に使えるのだよということが,どう使えるかがまだ分からないので,利用方法のガイダンス,別に要らないや,本を借りられているしと思ってしまっている人が多分一定数いると思うのです。だから,数字も,高い数字はもちろんニーズがあるのですけれども,低い数字であっても,その解釈によっては,ニーズがそこには見出せると思うので,データの分析のときにそういったところもちょっと視野に入れていただくといいかなと思います。これはコメントです。  ちょっと長くなりまして,いつも偉そうにすみません。協力できることはしますので,おっしゃっていただければと思います。  ほかにいかがでしょうか。どうぞ。 ○E委員  リニューアルしてからのことなのですけれども,1階が便利になるというのは分かったのですが,4階は,有人で貸し出していたところと,セルフで貸し出せるところが今まであると思うのですけれども,そのバランスは変わったりするのですか。それは変わらないまま,有人の貸出しのところは同じぐらいの窓口の数みたいな感じになるのですか。 ○担当  人を介さなければ貸せない資料が一定数ありますので,人が無人になって,すべてセルフでお願いしますということはないのですが,貸出機自体がとても使いやすく,本当に簡単にスピーディーにできるので,利用者さんは御自分の借りている本について見られたくないとか,さっと借りたい方というのが一定数いらっしゃるので,そういった方にセルフで貸出機をどんどん使っていただきたいと思います。ですが,お問合せですとか,この本の続きが読みたいというような要望については今までどおり,カウンターに御相談いただければ,こちらも本を一緒に検索したり,選んだり,場所が分からなければ,場所の御案内もしていくということを考えておりますので,カウンターに出ている人数が相対的には減るかもしれないのですが,逆にフロアのほうでお客様に外から動いてサービスできればと考えております。 ○E委員  では,カウンター辺りのレイアウト自体も少し変わるという感じですかね。 ○担当  カウンター自体は変わらないのですが,少し用途が変わるような感じです。 ○委員長  多分,セルフ貸出機の利用は増えますよね。セルフ貸出機の利用は増えると思うのです。一個一個やらなくても,どんでいけるので。見られたくないものは間に挟んでできるので,一個一個やらなくて済むので,増えると思います。慣れるまではちょっとかかりますけれどもね。  ほかにいかがでしょうか。大丈夫ですかね。  では,何かありましたら,また戻っていただいても大丈夫ですので,一旦先に進めていきたいと思います。ありがとうございます。  では,後半に進んでまいりたいと思います。報告事項のウとエとオをまとめてまいりたいと思います。  まず,報告事項のウです。図書館だより2024冬号について,担当からお願いいたします。 ○担当  藤色のこちらの資料を御覧になってください。「図書館だより2024年冬号No.273」について御報告いたします。  今回の号の特集は,恒例の「私のすすめるこの一冊」というものです。今回は,応募の条件を大幅に変更しました。まず,400字程度としていた字数について,200字程度としました。また,従来,原稿用紙に記入して紙媒体で提出していただいていたのですが,それと併せて,申込みフォームから応募できるように変更いたしました。また,執筆者に,おもしろかった本,涙した本,思い出の本,何度も読み返した本など,タグづけをしていただき,より親しみやすい内容になるように編集いたしました。その結果,様々な世代の20名の方から御応募いただきました。紹介いただいた本はどれも読みたくなるような,わくわく感でいっぱいの本です。ぜひ皆様,これからの読書の参考になさってください。  そのほかにも特集があります。第52回調布樟まつりの案内が載っております。資料とは別に,皆様に封筒の中に小さいチラシが入れてあります。今回も講演会や短歌大会,俳句大会や,調布淡彩画展などもあります。無料ですので,ぜひお時間あるときにお越しいただきたいと思います。  2月8日の初日の「深大寺短編恋愛小説公募事業20周年記念・文芸鼎談」という鼎談のみが事前申込みになりますが,ほかは当日先着制です。よろしかったらぜひ御参加ください。  以上でございます。 ○委員長  ありがとうございます。続きまして,報告事項のエ「映画のまち調布シネマフェスティバル2025」について,担当からお願いします。 ○担当  次の資料は,カラーの本日配付させていただいたものですけれども,資料5になります。それでは,映画のまち調布シネマフェスティバル2025について御報告をさせていただきます。  2月22日から3月2日まで,映画のまち調布シネマフェスティバル2025「出張!映画資料室」の展示を行います。今年度は「日活調布撮影所70周年&VFXの作品たち」と題し,2つのテーマで開催いたします。日活調布撮影所は,1954年の制作再開から70周年となり,移転当時の関連資料や新聞記事などを展示し,撮影所70年の歴史をたどります。また,日活調布撮影所で撮影されてきた歴代の作品のポスターやプログラムの展示も予定しております。  VFXは,映像制作において実写では得られない画面効果を実現するための技術です。映画「ゴジラ−1.0」で白組がアカデミー賞視覚効果賞を受賞したことでお知りになった方も多いかと思いますけれども,このスタジオの1つが調布市内にあります。第7回映画のまち調布賞の特別賞も受賞しております。VFXという技術がどのような作品で使われてきたのかなどを御紹介いたします。入場は無料となっておりますので,ぜひ御来場いただければと思います。  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。続きまして,報告事項のオ「令和6年度利用者懇談会」について,担当からお願いします。 ○担当  では,令和6年度利用者懇談会について御報告いたします。資料はございません。  この懇談会は,例年11月に中央図書館と分館1館で開催しています。図書館を利用されている個人の方や地域の団体の方と図書館のサービスについて意見交換する機会としています。  今年度は,「資料検索のコツ,教えます」というテーマで開催しました。第1回は11月21日木曜日,文化会館たづくり1002学習室で,14人の方に御参加いただきました。第2回は11月28日木曜日,神代分館集会室で3人の方に御参加いただきました。学習する資料を求めて図書館を利用されている方や読書会に参加されている方,御家族で利用されている方や書架整理ボランティアの活動をされている方など,様々なバックグラウンドの皆様が参加されていました。  懇談会では,図書館は静かな空間であってほしいが,新聞をめくる音が気になる,閲覧場所を分けられないかとの御意見や,手話を使ったおはなし会に取り組んでほしいとの要望もありました。書架整理のボランティアをすることで,今まで触れたことのなかった分野に目が行くようになったなどの御意見もいただきました。また,読書会・講演会での講師やテキストの選定や,リクエスト資料を購入する基準など,多岐にわたる質問もいただきました。  神代分館での懇談会では,図書館の既成概念を超えて,コーヒーが飲めたりお酒が飲めるイベントを開催したり,高齢者や若者の居場所となるようなイベントを開催したりしてはどうかという斬新なアイデアをいただきました。  詳しくは,調布市立図書館ホームページに報告を掲載しておりますので,ぜひ御覧ください。利用者の皆様が図書館へ大きな期待を持ってくださっているということを,この懇談会で痛感いたしました。今後の事業計画などにも生かしていきたいと考えています。  続きまして,令和6年度利用支援サービス利用者懇談会について御報告いたします。  こちらは,10月31日木曜日,午前10時から11時半まで,文化会館たづくり6階601・602会議室で開催いたしました。参加された方は,御家族や代理の方を含めて,利用者の方が12人,協力者の方が17人でした。協力者の方の内訳は,音訳者10人,点訳者4人,点訳者兼布の絵本製作者1人,マルチメディアデイジー製作者1人,宅配協力員1人でした。昨年度よりも多くの利用者と協力者が参加し,充実した意見交換の場となりました。  職員からは,昨年度の利用状況の報告とデイジー子どもゆめ文庫が全館で視聴可能になったこと,月刊誌「みんなの図書館」2024年12月号に調布市立図書館の宅配サービスについての記事が掲載されたこと,Library of the Year2024ライブラリアンシップ賞を受賞したことについての報告を行いました。  Library of the Yearは,これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して,NPO法人知的資源イニシアティブが毎年授与する賞です。「みなサーチ(国立国会図書館障害者用資料検索)とデータ提供館並びにデータ制作者の方々」というのがLibrary of the Year2024ライブラリアンシップ賞を受賞し,調布市立図書館は,全国でデイジーデータなどの提供が最多であるため,データ提供館代表として表彰式に出席しました。  懇談会では,利用者の方から,サービス全般への感謝の言葉をいただいたほか,音訳については,毎日の暮らしに録音図書が欠かせない,様々な録音図書を聞くが,調布市立図書館の音訳はとてもレベルが高いなどの言葉をいただきました。点訳については,英語の歌詞など幅広い点訳に対応してもらえてうれしい,専門書は点訳でじっくり読むのがよいなどの言葉をいただきました。  また,学習障害を持つ利用者の保護者からは,利用の様子や文字の見え方などについて詳しくお話しいただき,職員はもちろん,協力者の方やほかの利用者の方にとっても学びの機会となりました。  宅配サービス利用者の方も,御自身の状況について説明してくださいました。  毎年のように出席される利用者からは,いつも視覚障害者ばかりが参加しているが,今年度のようにいろいろなサービスの利用者が集まって,意見を交換し合うのが,本来の利用者懇談会の姿であると思うとの御意見もいただきました。欠席された方からもメールや電話で感謝のお礼の言葉をいただき,職員が代読しました。  協力者の方からは,いつも聞いてくださってこちらこそ感謝している,先輩方に恥じないよう頑張りたい,直接感想をいただけて今後の励みになった,待っていてくださる方のために今後も頑張りたいなどの感想をいただきました。  いただいた御意見,御感想は,今後のサービスの参考としてまいりたいと思います。  以上です。 ○委員長  ありがとうございます。では,報告事項のウからオについて御意見,御質問をお受けしたいと思います。いかがでしょうか。  お待ちする間に,Library of the Year,どや顔でアピールしたほうがいいですよ。受けました,表彰式,行ってきましたというのをぜひ。全国でそれだけのものを,調布が実はトップの貢献をしているというのは,なかなか分からないので,ぜひどや顔で,顔は映らないですけれども,Xとかウェブサイトとかポスターでもいいのですけれども,アピールしていただくと,我々もうれしいですしね。調布,すごいのだとやはりなりますから,ぜひアピールしていただければと思います。  ほかに御意見,御質問いかがでしょうか。大丈夫そうですかね。  では,よろしいですか。ありがとうございます。  この「図書館だより」の市民の皆さんがお薦めする1冊というのも,とてもいい企画ですし,映画のまちならではのフェスティバルへの貢献も本当に調布ならではですので,お忙しいと思いますけれども,こういう丁寧なお仕事が調布の図書館サービスのすばらしさにつながっているかなと受け止めています。ありがとうございます。  それでは,こちらであらかじめ用意した議題は以上でございますが,委員の皆様から何かございますでしょうか。大丈夫でしょうか。      (「なし」の声あり)  何と,途中はいろいろ長い短いはあったのですが,あらかじめここに書かれている時間に今ぴったり合ったという。最初,20分ぐらい押していたのですけれども,結局合いました。  では,事務局から連絡事項をお願いします。 ○事務局  連絡事項が2点ございます。  まず1点目です。次回,令和7年度第1回の開催日程についてです。次回は令和7年5月15日木曜日午後2時から,会場は本日と同じこちら1002学習室を予定しております。詳細につきましては改めて御案内させていただきますが,ここに御出席の皆様の御都合がよろしければ,5月15日に確定したいと思いますが,御都合が悪い方はいらっしゃいますでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  それでは,5月15日とさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  2点目です。本日の協議会議事録署名委員の指名でございます。         (議事録署名委員の指名)  以上でございます。 ○野末委員長  ありがとうございます。  委員の皆様には,いつもながらですが,議事進行に御協力いただきまして,ありがとうございます。  これをもちまして,令和6年度第4回調布市立図書館協議会を終了いたします。どうもありがとうございます。                             ――了―― 2 1