市報ちょうふ 【1】 No.1789 令和7年(2025年)5月20日号 調布市は、令和7年4月1日に市制施行70周年を迎えました CONTENTS(主な内容) 調布駅前広場公衆トイレをリニューアル…3 神代出張所の暫定移転…3 児童に関する手当・医療費助成制度…4 災害に強いまちを目指して 建物の耐震化を…8・9 しぇいくはんず2025…10 ●あなたが今話している相手は本物の警察官ですか? 警察官をかたる詐欺で若者も被害に どのような手口であなたを狙ってくるのか‥‥詳細は2面をチェック 問い合わせ/総合防災安全課電話042-481-7547 ●手をつなぐ樹(463) 気がつけば半世紀  昭和51(1976)年に大学を出て就職した職場の所在は虎ノ門だった。その年だったと思うが、麺類が大好物だった父が昼食どきにやってきて、虎ノ門からほど近い西新橋の蕎麦屋に誘われた。  田舎風のごつごつとした舌触りの十割蕎麦。それに、これも腰の強いうどんを組み合わせた合い盛りが名物。加えて濃い目の出汁が絶品のけんちん汁。「合い盛りけんちん」とオーダーする客が多い店だった。  当時父の勤め先は市ヶ谷だったが、私の職場の近くで仕事があるときなどに連絡があって、たまに昼の時間を共に過ごした。父はあまり酒を飲まなかったので居酒屋に同行した覚えは希薄だが、昼の「合い盛りけんちん」の記憶は鮮明だ。  男二人、会話と言ってもお定まりの「仕事はどうだ」程度だったが、父の心情は奈辺にあったのか。手がかかった息子が曲がりなりにも社会人になったという安堵感だっただろうか。  その店が再開発事業で姿を消したときには大いに落胆したが、ほどなく赤羽橋で復活してからは、毎年何回か訪れることを無上の楽しみとしていた。  それだけに、先日久しぶりに足を向けて発見した店頭の張り紙は衝撃的だった。「設備の老朽化や店主の高齢化によりやむを得ず閉店を決定いたしました」。長年お世話になった店の方に礼を言う暇(いとま)もなく。  社会に出て今年で50年目。長かったような、短かったような。 調布市長 長友貴樹 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告)電話042-300-3131 市報の配布を中止したい、配布が必要ない場合は 上記の市報ちょうふ配布コールセンターへ 市報ちょうふは、市ホームページでもご覧いただけます 掲載情報は5月13日時点のものです ●令和7年第2回調布市議会定例会は5月30日(金曜日)開会の予定です(議会中継は市ホームページから視聴可)