社会教育情報紙「コラボ」令和7年度第1号 令和7年7月10日発行 調布市教育委員会 コラボは、青少年教育に関するイベント情報や家庭教育のヒントを掲載しています。 【1ページ】 家庭教育セミナーのご案内 家庭教育セミナーとは、家庭や地域での子どもの教育や育成において、保護者や地域で子どもに関わる大人が、課題や悩みを解決し、教育力を高めることを目的として実施する事業です。 企画・運営は、調布市立各小・中学校のPTAが、テーマ設定や運営を行っています。 会場は、調布市立各小・中学校です。 費用は、かかりません。無料で参加できます。 対象は、開催校の保護者、近隣住民の方、セミナーに興味のある方、どなたでも参加できます。 令和7年度は   6月時点で、7校のPTAで担当者が企画中です。 市報・市ホームページでお知らせしますので、興味のある方は、ぜひご参加ください。 開催した内容は、本紙「コラボ」次号以降でご紹介します。 予定テーマ スマートフォン・タブレットとの向き合い方 性教育について 子どもの心、保護者の心に関わること など 令和6年度に開催された家庭教育セミナーから (1)子どもが学校へ行けない、行きたくないと言われたら 実施校/実施日:染地小学校/2025年1月14日(火曜日) 講師:富永りかさん(市子ども・若者総合支援事業「ここあ」相談支援コーディネーター兼子ども・若者ソーシャルワーカー) 印象に残った講師の言葉 「子どもは学校にいきたくない、行けない理由を言葉にできない。」 「一方で、 親は聞き出そうとする。理由を見つけようとする。」 「言葉にできないこと、からだの不調を聞いていくことが大事。」 「地域の小学校、中学校を中心にしたコミュニティをこれからも大切にしてほしい。」個がバラバラの社会にならないように。 参加者の感想 「自分の言動を見直すきっかけになりました。子どもはこれからも変わっていくと思いましたので、私も変わりたいなと思いました。」 「皆でどうにかする、ひとりで抱え込まないという言葉に気持ちが楽になりました。」 (2)子どものやる気を育てたい親のためのセミナー「子どもを動かす 魔法の言葉かけ」 実施校/実施日:深大寺小学校/2025年1月18日(土曜日) 講師:小畑 実奈子さん(フリーアナウンサー、「言葉かけの学校」主宰) 印象に残った講師の言葉 「褒めるのではなく勇気づける。共感より承認。」 「子ども自身が「どう感じているか」を肯定(承認)し続けることで、どうしたいかを考えたり意見を言えるようになり自立できる。 」 「使う言葉で思考がつくられる。」 参加者の感想 「子どもの自主性をもっと育めるよう意識して関わって、子どもの変化を楽しみたいと思います。」 「やる気と責任感を持った大人に育てることを目標に、子どもに接すること。ゴールが明確になり、私自身のやる気が高まりました。」 「褒めると勇気づけは違うということがよく分かりました。」 【2ページ】 調布市八ケ岳少年自然の家 最新情報 野辺山高原ハイキングに参加しませんか 野辺山高原の獅子岩で輝石を探します。あの名探偵アニメ映画の舞台ともなった国立天文台野辺山にも足を運びます。 日時/令和7年8月30日(土曜日)から31日(日曜日)まで 集合場所/調布市八ケ岳少年自然の家 8月30日午後2時からチェックイン開始 行程/8月30日(土曜日)前泊(夕食時に事前説明あり)、8月31日(日曜日)午前9時に出発、JR最高地点見学(休憩)、獅子岩で輝石探し(講師の案内あり)、獅子岩で昼食(お弁当)、国立天文台野辺山(自由時間)、車で宿まで送迎、宿にてティータイム(午後3時頃終了予定、各自チェックアウト) 費用/参加費 1人1,500円(昼食代・お茶代) (注)宿泊費別途(宿泊代・夕食・朝食代) 持ち物/ハイキングに適した服装・水筒・軍手・雨具等 申込期間/8月23日(土曜日)締切 先着順30人程度 お問合わせ・申込み 調布市八ケ岳少年自然の家/山梨県北杜市高根町清里3545-1 電話番号/0551-48-2014(受付:午前9時から午後5時まで) 申込み方法/調布市八ケ岳少年自然の家のホームページ申込フォーム・電話・インターネットで受付ています。 詳しいスケジュール・申込フォームは、調布市八ケ岳少年自然の家ホームページをご覧ください。 学習グループ公開講座のお知らせ コミュニケーション学習会スマイル  ご縁を紡ぐ、リスタートのワークショップ ご機嫌で爽やか・健やかに過ごすために 日時/9月23日(火曜日・祝日)午後1時45分から4時まで 会場/文化会館たづくり10階1001学習室 講師/三好良子さん(人材育成コンサルタント) 定員/申し込み順20人(中学生以上) 費用/600円(資料代) (注)保育あり1歳6カ月以上就学前まで 定員5人 申し込み/8月20日から受付  (1)氏名(2)電話番号、保育希望の場合は(3)子どもの月齢・性別を明記し コミュニケーション学習会スマイル・岩崎 メールアドレスchofusmile@gmail.comまで (注)保育は9月16日(火曜日)締切 学習グループとは 社会教育をテーマに活動する市民グループが、一般市民を対象に公開講座を行うとき、社会教育課が広報などを支援しています。 【3ページ】 コラム 親以外の「味方」がいるということ 親でも先生でもないあなただからできること 一般社団法人ウィー・アー・バディーズ代表理事 加藤 愛梨 「誰も自分のことをちゃんと見ていない」と感じるとき、人は孤独を感じます。それは大人も子どもも同じです。 私たち「ウィー・アー・バディーズ」は、子どもが、家庭や学校以外で信頼できる大人との関係性を築く「バディプログラム」を運営しています。 月2回(1回2,3時間程度)、1対1で、1年以上、一緒に過ごすこの仕組みは、オランダが発祥。5歳から18歳までの子どもたちと、地域の「おとなバディ」と呼ばれるボランティアがペアを組み、フラットな、そして細く長い関係を築いていきます。 2020年に活動を開始し、現在は東京を含む5つのエリアに展開しています。 「安心できる関係性が不足している」 バディプログラムの対象は、心の孤立のリスクのある子どもたちです。参加の背景はさまざまですが、共通しているのは「安心できる大人との関係を必要としている」ということ。 これは、核家族化・地域のつながりの希薄化が進む現代社会において、多くの子どもに当てはまります。 「人は好きなのに、お友達づくりが苦手」と周りから言われていた子が、1対1の関係の中で驚くほど自然に心を開き、お友達みたいな関係になっていく。一見、口数が少ないように見えていた子が、「ここは安心だ」と認識すると、少しずつ自分の好きなことを語りはじめる。こんな奇跡のような光景を、私は、何度も、何度も、見てきました。 誰かに対して心を開くことができた経験は、他の人との関係づくりでも活きていきます。そうして、少しずつ「お友達をつくることができた」と、自分を信じる力が育っていきます。 「「ただ一緒にいる」ことの力」 なぜ、そんな奇跡が起きるのでしょうか。大切なのは、「待つこと」だと私は思います。成長や変化を目的とせず、ただ共にいて、その子の感情や行動、思考を見つめること。目的なく遊び、判断せずに聴く。その姿勢が、子どもに安心感をもたらします。子どもにかかわるのに、特別な資格は要りません。誰にでもできるかかわり方なのです。 「親ではない「大人」だからできること」 一方で、自分の子どもに対してこの姿勢でかかわり続けるのは、とても難しいことだと思います。子どもとの暮らしには、生活のためのTo Doがあふれ続けますし、自分の子どもだからこそ、「こう育ってほしい」という願いも当然あるからです。だからこそ、私は、親ではない大人のかかわりが大切だと思っています。 おとなバディたちは、「これは贅沢な経験だ」と、口をそろえていいます。私もそう思います。出会うはずのなかった、とある「小さな人間」と、フラットな関係性を築き、互いに学び合う。関係性が深まれば、1年では終わらないかかわりになることも多いです。私自身にもバディがいますが、出会った頃はまだ中学生だった彼女が最近成人を迎え、2人で飲みに行く間柄になっています。 「「気にかけること」は誰にでもできる」 バディの活動は紹介制で、誰でもすぐになれるわけではありませんが、バディにならなくても、「子どもを気にかけること」は誰にでもできます。 目の前の子どもに、少し立ち止まって意識を向けてみる。「子どもはこういうものだ」とくくらずに、「この人はどんな人なのかな?」「何を思っているのかな?」と、好奇心を向けてみる。親でも先生でもない「あなた」だからこそできることが、たくさんあります。 子どもたちにとって、そんな「味方」の存在が、これからの社会を生きるための大きな力になると、私は信じています。 かとうあいりさんプロフィール 5歳から18歳までの子どもと大人をつなぐ「バディプログラム」を運営。心の孤立のない社会を目指し、活動している。 各種SNSでウィー・アー・バディーズの日常やイベント情報を発信中。 【4ページ】 イベント情報 それぞれのイベントの詳しい内容等は、各施設の電話番号にお問合せください。 西部公民館 電話042-484-2531 平和フェスティバル「テレジン収容所を語り継いで35年 野村路子氏が伝える平和への希望」 市立第五中学校ボランティアダンス部のダンス、野村路子氏の講演に続き、ベルリン在住の演奏家によるピアノ四重奏のミニコンサートで、平和なひとときをお過ごしください。 希望者には午後1時から中学生によるハンドマッサージを実施します。 日時/8月9日(土曜日)午後1時30分から4時まで 講師/野村路子さん(作家・テレジンを語り継ぐ会代表) 演奏/飯吉真子(みちこ)さん、飯吉まりあさん、民谷香子さん(ヴァイオリン)、小梶由理さん(ピアノ) 定員/申込順50人  申込/受付中 武者小路実篤記念館 電話03-3326-0648 開館時間/午前9時から午後5時まで 休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌平日) 入場料/大人200円、小・中学生…100円 夏休み自由研究サポート 費用/入場料のみ 対象/中学生以下とその保護者 申込/不要。当日直接実篤記念館へ (1)「実篤ぬりえで暑中見舞い葉書を書こう」「実篤モビールを作ろう」「実篤ジグソーに挑戦」 日時/7月19日(土曜日)から8月31日(日曜日)まで 全て午前10時から午後4時まで (注)休館日、毎週木曜日、7月30日・8月27日(水曜日)を除く (2)鑑賞パズルで実篤の絵を見よう 日時/7月29日・8月19日(火曜日)各日とも午後2時から30分間程度 (3)シュロの葉バッタを作ろう 日時/7月29日・8月26日(火曜日)各日とも午後1時から4時までの間、随時 (4)実篤マンホールで拓本を体験しよう 日時/8月19日・26日(火曜日)各日午後1時から4時までの間、随時 (注)受付は午後3時30分まで。各プログラムの所要時間は30分程度 郷土博物館 電話042-481-7656 開館時間/午前9時から午後4時まで 休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)入館無料 1.ギャラリー展「再びあるまじき 田邉(たなべ)俊三郎(しゅんさぶろう)さんが絵にした広島での被爆体験」 調布市原爆被害者の会(調友会(ちょうゆうかい))を立ち上げた田邉俊三郎さんが生前に描いた13枚の原爆の絵(原画)を展示します。 期間/7月1日(火曜日)から8月24日(日曜日)まで 場所/2階ギャラリー 2.ギャラリー展関連イベント 原ばくの話をきいてみよう「広島でのそのとき 被ばく体験のリアル」 河野(かわの)良彦(よしひこ)さん(調布市原爆被害者の会)が語る広島での被ばく体験、宮代(みやしろ)一義(かずよし)さん(調布平和のつどい実行委員)による田邉俊三郎さんの原爆の絵の解説 日時/8月2日(土曜日)午前10時30分から11時30分まで 場所/2階ギャラリー・1階ホール 対象/小・中学生とその保護者 定員/15人 申込/7月6日(日曜日)から7月16日(水曜日)までに専用フォームにて申し込み(多数抽選)。詳しくは、市報7月5日号または郷土博物館ホームページをご確認ください。 3.「ずぼんぼ」をつくってみよう! 紙とシジミを使って作る昔のおもちゃ「ずぼんぼ」を作ります。所要時間は15分から20分程度です。 日時/7月21日(月曜日・祝日)、8月24日(日曜日) 受付時間/(1)午前10時から11時30分まで(2)午後2時から3時30分まで 場所/1階ホール 対象/小学生以上がおすすめです  定員/各回15人程度 申込/申込不要(直接会場へ) その他/ハサミを使います。持ってくる必要はありません。 4.子どもはくぶつかん「勾玉(まがたま)をつくってみよう」 紙やすりを使って自分だけのオリジナル勾玉を作ります。 日時/8月17日(日曜日)(1)午前10時から正午まで(2)午後2時から4時まで 場所/調布市教育会館3階研修室 対象/小学生以上 定員/各回30人 申込/7月6日(日曜日)から7月16日(水曜日)までに専用フォームにて申し込み(多数抽選)。詳しくは、市報7月5日号または郷土博物館ホームページをご確認ください。 中央図書館 電話042-441-6181 1.市制施行70周年記念 じろのおめかしプロジェクト 70周年記念のパーティーに招待されたじろ。はじめてのおとなのパーティーにドキドキ。 でも、おめかし用の服もプレゼントもない みんなで、じろがパーティーに行けるようにしてあげよう 期間/7月30日(水曜日)から10月26日(日曜日)まで 対象/小学生 (注)詳細は、図書館のホームページなどでお知らせします。 2.市制施行70周年記念 第1回YA講演会 講演終了後サイン会あり 日時/9月20日(土曜日)13時30分から15時30分まで 場所/文化会館たづくり8階 映像シアター 講師/汐見 夏衛さん(作家) 対象/中学生・高校生 定員/90人(申込先着)      申込方法/申込フォームまたは図書館カウンターで7月21日(月曜日)から受付開始 3.夏休み期間中、定例のおはなし会のほかに、特別なおはなし会を実施します 対象はすべて3歳から小学生です。 (1)中央図書館 電話042-441-6181 こわいおはなし会 日時/8月27日(水曜日) (ちょっとこわい)午後3時から (すごくこわい)午後3時30分から (2)調和分館 電話042-485-2000 祝日おはなし会 日時/7月21日(月曜日) 午後3時から3時30分まで 夏のスペシャルおはなし会 日時/8月20日(水曜日) 午後3時から3時30分まで (注)16ミリ上映会の予定です。 (3)神代分館 電話042-485-0054 どようびのおはなし会 日時/7月26日(土曜日) 午後3時から3時30分まで 科学のおはなし会 日時/8月10日(日曜日) 午後3時から3時30分まで (4)緑ケ丘分館 電話03-3300-7672 ちょっぴりこわいおはなし会 日時/8月16日(土曜日) 午後3時30分から4時まで (5)若葉分館 電話03-3309-3411 夏のスペシャルおはなし会 日時/7月27日(日曜日) 午前11時から11時30分まで (6)染地分館 電話042-488-8393 夏の科学あそび 日時/7月23日(水曜日), 8月27日(水曜日) どちらの日も午後3時30分から4時まで コラボ令和7年度第1号はいかがでしたか。ご感想・ご意見など、ぜひ社会教育課へお寄せください。お待ちしております。 発行 調布市教育委員会教育部社会教育課 郵便番号182-0026調布市小島町2-36-1 電話 042-481-7488  ファクス 042-481-7739 Eメール syakaiky@city.chofu.lg.jp 刊行物番号2025-070