令和6年度第6回調布市社会教育委員の会議 議事録 1 日 時  令和7年3月18日(火)午後1時30分から午後3時00分まで 2 会 場  調布市教育会館3階302研修室、303研修室 3 出席者  8人   篠﨑議長,宮下副議長,進藤委員,田村委員,新田委員,原田委員,平澤委員,宮嵜委員 4 傍聴者  3人 5 事務局   社会教育課長,社会教育課職員3人 6 議 題 (1) 議事事項    調布市社会教育関係団体の登録(新規)について(資料1-1,1-2,1-3) (2) 報告事項   ア 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会及び交流大会・社会教育委員研修会について(資料2-1,資料2-2)   イ 令和7年調布市二十歳のつどいについて(資料3)   ウ 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第2回理事会について(資料4) (3) 情報共有事項 令和6年調布市公民館運営審議会第6回定例会及び令和7年調布市公民館運営審議会第1回定例会について(資料5-1.5-2) (4) その他   ア 令和7年度調布市社会教育委員の会議の開催日程について(資料6)   イ 令和7年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について 7 議事録 (1) 議事事項   調布市社会教育関係団体の登録(新規)について(資料1-1,1-2,1-3)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長 団体名の「玉ごの會」の「ご」がひらがなとなっているが,何か理由があるか。 ○事務局  ひらがなとしている理由までは,事務局では把握していない。  (2) 報告事項 ア 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会及び交流大会・社会教育委員研修会について(資料2-1,資料2-2)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 ○宮下副議長  ブロック研修会に出席したが,資料のとおり地域で活動しているNPOの方からの報告とそれを基にしてのディスカッションが行われた。活動自体は,団体の特色を生かした地域での普及活動が行われており,大変意味があるものであった。あえて注文をつけるとすれば,学校との関係で子どもたちに教育機会をどう与えていくかが課題となる。学校が考えている子どもの発達支援と地域や学校以外の団体が考えている発達支援は,違う視点や要素があるので,それが交わるような形で議論したり,活動の内容について考えていく機会を持つ必要がある。社会教育の立場で子どもたちに何ができるかという視点をしっかり持っていくことが大切である。 イ 令和7年調布市二十歳のつどいについて(資料3)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 ○平澤委員  実行委員会のメンバーを集めることに毎年苦労している印象があるが,今回はどうであったか。 ○事務局  毎年,実行委員会のメンバーを集めることには苦労しているが,令和6年度については,令和6年春頃に「実行委員募集」という案内ハガキを二十歳となる市内在住の対象者全員に送付し,かつ,市報やホームページにて募集した。様々なツールを使って募集をかけたところ,実行委員として10名が集まり,この10人にて実行委員を組織することができた。  来年度についても同じ形式で募集をかけることを事務局として考えている。 ○平澤委員  資料「その他」に記載の「受付はLINE アカウントからの事前登録」とあるが,今の若者は,ほぼ全員スマートフォンを持っているとは思うが,そうでない方にはどのような対応をしたのか。 ○事務局  案内状のハガキを対象者全員に対して例年通り11月頃に送っているので,そのハガキを当日持参してもらえば受付ができるようにした。また,スマホを持っていて,事前にLINE登録をしてこなかった人も当日,一緒に来場した友達同士で登録方法を教えあい,登録のうえ会場に向かう姿が多く見られた。 ○平澤委員  誰も取り残さない対応をしてもらいたい。 ○事務局  事前のLINE登録による受付に変更したことで,当日案内状ハガキを忘れて手書きの書類にて受付する来場者が大幅に減少した。例年100名ぐらいはいたが,15名程度になった。 ○篠﨑議長  以前よりも出席者が減ってきていると思うが,コロナの影響は残っているのか。 ○事務局  出席者人数は昨年度とは,大きく変わっていない。 ○進藤委員  コロナ前はもっと参加者がいたと思われる。 ○事務局  コロナによる影響で参加者が減っているのかどうかの分析はできていない。 ○篠﨑議長  以前の成人式の頃に成人式大賞をもらっていた時があったが,その賞はもう存在しないのか。 ○事務局  その賞については,コロナの頃から応募するのにお金が必要となっている。また,実行委員が集まらず組織ができないなどの事情もあり,その頃から応募していない。 ○篠﨑議長  受賞した頃,桐朋で教えていた学生が参加しており,賞を取って励みになった。それ以来,毎年のように賞をもらっていたので,学生としては,そういった賞は,やる気の方へ向いていくのではないか。何かあると実行委員会が活性化する。 ○進藤委員  その当時は,白百合女子大学の学生が司会をして,桐朋学園の学生が踊りを演じていた。楽器を演奏している年もあった。どの時期からか芸能人をゲストとして呼ぶことが多くなったイメージがある。大学と連携して行っていくのが難しくなってきているという認識を持っている。 ○事務局  大学と連携しなくなったということはない。今も司会は白百合女子大学の学生に依頼している。実行委員の中で毎年,どういったことを行うのかを話し合って決めている。実行委員で決めた内容について可能な限り,事務局としてサポートしている。芸能人を呼びたい年もあれば,桐朋のダンス部の方に踊ってもらった年もある。オープニングは,調布中学校の和太鼓部が行った。 ○進藤委員  コロナ前は,社会教育委員も呼んでもらっていたので内容を分かっていたが,コロナ以降は行ったことがないため,どんな雰囲気なのか分からないところがある。 ○事務局  対象となる出席者の座席を確保するためにも,コロナを機に来賓関係の人数は少なくしている。 ○進藤委員  社会教育課の事業であることから,社会教育委員の議長と副議長ぐらいは招待してはどうか。 ○事務局  検討していく。   ウ 令和6年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第2回理事会について(資料4)    配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 ○篠﨑委員  報告のとおり,オンラインでの会議が主流となってきているので,都市社連協の会議についても,そちらの方向に徐々にシフトしていく可能性がある。それに対してどう考えていくのか,対面の出席でない場合には,参加人数を増やしたり,別のことも考えられる。現実,各市町の社会教育委員が集まるには,広範囲な地域から集まってくるので,オンライン参加の方が楽だという方も増えてきている。これから我々の会議についてもどう運営したらいいのか考えていく必要がある。改めて議論の場を設けていきたい。 (3) 情報共有事項   令和6年調布市公民館運営審議会第6回定例会及び令和7年調布市公民館運営審議会第1回定例会について(資料5-1.5-2)   配付資料のとおり事務局から説明した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 (質問なし) (4) その他事項   ア 令和7年度調布市社会教育委員の会議の開催日程について(資料6)     配付資料のとおり事務局から報告した。 ○篠﨑議長  何か意見や質問はあるか。 (質問なし)   イ 令和7年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について     事務局から説明した。 ○篠﨑議長  演劇の台本については,元調布市社会教育委員であった西牧さんに書いてもらっている。教育者として中学校で行っていたこと,社会教育委員として行っていたこと,大学等で教える中で社会教育とは何かといった点を踏まえて作ってくれた。今後,稽古に入っていく中で台本の改訂等の調整はあるが,まずは各委員にこの作品でよいか御意見をいただき,問題がなければ4月の市報ちょうふとホームページに出演者とスタッフ募集の掲載を行い,応募をかけたい。内容について意見はあるか。 ○宮下副議長  内容については私たちがよく知っている公民館での活動に非常に即していて,社会教育の場で具体的にどのようなことが行われているのかを知るうえで近しい感じがする。西牧さんが書かれたおかげかなと感じている。AIについては,対話型ロボットが出てきて, 24時間必要に応じて話しかけることができたり,人間関係とは違ったことで色々な話をできるなど,AIの特性について触れられている。その一方で人と人との間のやり取りこそ悩みを共有できたり,その解決を図っていくことができることも描かれている。AIが普及・浸透している中でも人と人との交わりがとても大事だということが描かれていて大変面白いし,登場人物それぞれの変化がとても印象的な作品となっている。読み応えのある台本であり,是非,この内容で進めてもらいたい。 ○進藤委員  私自身が公民館の子育てセミナーやサークルに呼んでもらったりしているが,お母さんの中には何でもいいから保育付きの講座に入りたいという人が結構いた。子育てに煮詰まっているが,親にも助けてもらえず,近所の人にも助けを呼べない中で,少しでもいいから子どもを見てほしい,だから,講座に申し込むという話もある。子育てに煮詰まっている親は,虐待に近いところにいる。公民館の存在意義について,この台本を読んで改めて思った。 ○田村委員  最初,これはどういう意味なのか分からない点もあったが,読み終わった時のインパクトは全く異なる。社会教育というものがこの作品の中で分かってくるし,人だけでなくAIの存在も大きかったと思う。学校関係出身のため,不登校の子どもたちへの対応は難しい面があると感じているが,この劇のように自分自身も理由が分からず不登校となる子どもたちは沢山いる。責めてしまう気持ちが大きくなるが,この劇のように互いに理解していく内容がとてもよい。社会教育委員の会議だけで行うのはもったいない。 〇篠﨑議長 社会教育委員に初めてなった方の最初の質問で出てくるのは「社会教育委員は何をするのか」であるが,この芝居を観たら分かります,というような形でも使える気がしている。 ○進藤委員  AIの使い方は,人対ロボットという1対1のイメージがあったが,グループの集会に来るという発想がとても面白く感じた。こういう使い方もあることが分かった。 ○宮嵜委員  舞台の中でAIを使ったロボットをどのように登場させるのかが気になっている。 ○篠﨑議長  照明をうまく活用していく。 ○篠﨑議長  他に意見はあるか。ないようであれば,作品については,この内容で異議なしということでよろしいか。 ○全員意義なし ○篠﨑議長  それでは,今後については出演者やスタッフの募集をかけていき,稽古に関しては,応募されて出演する方のスケジュールを確認しながら,話し合って,それも踏まえて決めていく。出演者が高齢の方も出られる内容となっているので,その点も配慮しながら行っていきたい。中学生の役については,できれば実際の中学生がよいが,学校との関係もあるので, 中学生の出演が難しい場合は,高校生などで,そのように見える方を選びたいと考えている。  具体的な準備・役割については,今後作っていくので,できるだけ委員の皆さんの協力をお願いしたい。   ウ その他(社会教育委員研修会:施設見学会)について ○篠﨑議長  2月4日の社会教育委員の会議の日程にて実施した,武蔵野プレイスへの社会教育委員研修会(施設見学会)の振返りを行いたい。  見学会を実施して非常によかったと感じている。なぜなら,駅前にあれだけの施設を作り,それが実際にコロナを経て利用者が急速に回復してきて,開館当初に設定していた来館者目標以上の来館者数がずっと続いているということで,他の自治体を探してみても同様の施設はないのではないかと思えるぐらいよい施設ができている。このことに関して皆さんと話をして,調布市にもそういった施設が必要なのではないかということを声だけでも出していきたい。あれだけの若者が,あの場で話をしたり,友達を作ることができる,社会教育施設の色々な要素があの施設で実現できている。施設の造りも吹き抜けなどを多く設けて人の声が通るようにしたり,人間的な施設であると感じた。文化会館たづくりが着工した際の検討委員会の委員もしていたが,人間的な交流をする場を作るという点では足りなかった面も感じている。調布にも駅前にこのような施設があれば最高である。委員の感想を聞きたい。 ○進藤委員  図書館協議会委員をしているが,たづくりも何年か先には改修もあり得る中で,アンケートを市民に取っている。一番,意見として大きかったのは話ができるスペース,限定的でいいから飲食ができるスペースを設けてほしいという内容であった。たづくりは,部屋貸しだけのため,サークル活動を支える機能があまりない。武蔵野プレイスが,敢えて遠くの人の声が聞こえるように吹き抜けにしていることで子どもでも立ち寄りやすくしている。1階にある喫茶の声などが聞こえたりすると,そういう子どもたちも立ち寄りやすい。意図して設計していることが館長からの説明を聞いて分かったので,その点は素晴らしいと感じた。調布市も子どもの図書スペースは多少の会話なら大丈夫なようにしているが,利用者が遠慮してすぐに帰ってしまう雰囲気がある。 ○平澤委員  武蔵野プレイスが開館した当時に私も見学をしたことがあるが,施設見学会の際は色々な人が来ていて賑やかであったが,当時はそうではなかった。 当時も説明を受けた点は,図書館を例にすると,顔が見えるように書棚を低くしたり,本の並べ方一つをとっても,図書の分類ルールがあるが,来る人にとっては,ジャンル別に分かれていた方が分かりやすいといった点を考慮して使い分けて考えているという説明を受けた。利用者に寄り添っている印象を持った。調布に持ってきて同じことをやればいいのではなく,時代やニーズの変化も取り入れて調布ならではの施設ができるとよい。図書館でいえば,民間が参入しているところもあるので企業と連携したら新しいサービスも生まれる可能性があると感じた。 ○篠﨑議長  色々なものが調布市にも必要だと思うし,人間と人間の関係の中で社会教育関連のことがこれからもっと大事になっていく時代になっていく。何らかの形で役に立つ意見を委員として出していければよい。 (5) 次回日程    次回の日程について事務局から報告をお願いしたい。 ○事務局 次回の会議の日程は,令和7年5月13日(火)となる。今期委員の任期における最後の会議となる。 (6) 閉会 ○宮下副議長  卒業式シーズンということで中学校も明日卒業式を迎える。これまでの学校生活を締めくくるという意味が卒業式にはあるが,一方で,これから始まる新しい生活へのスタートの時点でもある。4月から若い方中心に新しい生活が始まる中で色々なことにチャレンジし,チャレンジの中に社会教育も何らかの形で加わって学校とは違う視点,かかわり方で 高齢の方も含めて新しいことへのチャレンジによって世界が広がっていければよい。今年度の活動も皆さんの協力でここまで来ることができた。来年度も引き続きお願いしたい。これで本日の会議は終了する。