【2】 市報ちょうふ 令和7年(2025年)4月20日 No.1787 ●深大寺 ◎大修理完了記念日本最大の肖像彫刻 元三大師像御開帳  東京都指定有形文化財である秘仏元三大師像の江戸時代以来の修理が美術院工房(奈良国立博物館内)で行われ、3年間の本格修理が完了したことを記念した特別開帳です。鎌倉時代の元寇(げんこう)に際して制作されたとも考えられており、本来50年に一度しか開帳されない秘仏の姿を間近で拝観できるまたとない機会です。 日時/4月26日(土曜日)から6月2日(月曜日) 時間/午前10時から午後4時 会場/深大寺元三大師堂 費用/1000円(拝観料) 問い合わせ/深大寺電話042-486-5511(注)期間中、混雑が予想されますので、公共交通をご利用ください ◇元三大師と呼ばれる良源  元三大師とは比叡山の高僧慈恵大師良源(じえだいしりょうげん)の通称です。比叡山中興(ちゅうこう)の祖としてあがめられており、おみくじを考え出したことでも有名で、厄除け大師として広く知られています。 ◇鎌倉時代から続く歴史的価値  像の制作は鎌倉時代にさかのぼり、坐像でありながら、像高約2メートルで、国内最大の肖像彫刻です。 鎌倉時代、日本はモンゴル帝国(元)のフビライにより2回の侵攻を受けました(元寇)。巨像制作の動機として、鎌倉幕府の意向があり、元寇降伏(こうふく)を願う呪詛(じゅそ)のためだったのではないかとも考えられています。  元寇の際、異国調伏(ちょうぶく)の本尊として元三大師像を造る事例がみられる中、大きさ、作風とも他に類をみないうえ、源頼朝の弟範頼(のりより)の子である範円(はんえん)が深大寺の僧であり、その弟源昭(げんしょう)と鎌倉末代将軍守邦(もりくに)親王の子息守恵(しゅけい)が、今の住職にあたる深大寺別当(べっとう)だったことからも、深大寺と鎌倉幕府の関係が注目されてきた経緯があります。 ◇江戸時代と深大寺  江戸時代には、両国回向院(えこういん)への像の出張である出開帳(でかいちょう)が明和2年(1765年)と文化13年(1816年)の2回行われており、深大寺が厄除け祈願の寺として江戸の人々にも知られていたことが分かります。  今回の御開帳は深大寺で行う居開帳(いがいちょう)です。調布市内で、日本史を肌で感じることができる絶好の機会です。(産業振興課) ◇講演会「なぜ日本一大きな肖像彫刻はつくられたのか」 日時/5月16日(金曜日)午後1時30分から4時20分(1時開場) 会場/文化会館たづくり2階くすのきホール 定員/申し込み順500人 費用/無料 申し込み・問い合わせ/直接または電話で郷土博物館電話042-481-7656 ●深大寺 ◎第36回なんじゃもんじゃ防災コンサート  深大寺境内のなんじゃもんじゃの木の下で、東京消防庁音楽隊による防災コンサートが開催されます。新緑の爽やかな深大寺で、なんじゃもんじゃの花とともに、間近で演奏を楽しみませんか。 日時/4月24日(木曜日)午後1時から2時頃 会場/深大寺境内なんじゃもんじゃの木前 費用/入場無料(席に限りあり。立ち見可) その他/雨天の場合、市立深大寺小学校の体育館で開催 問い合わせ/深大寺電話042-486-5511(産業振興課) ●布多天神社 ◎春の奉納ピアノコンサート  春の暖かい気候のもと4日間にわたるピアノコンサートが開催されます。会場では、能登地域産の日本酒の提供もあります。(注)初穂料は全額能登地方の被災神社へ直接送られます 期間/4月26日(土曜日)から29日(祝日) 時間/午前11時から午後3時 会場/布多天神社 神楽殿 費用/無料(日本酒は初穂料500円から) その他/4月28日(月曜日)はストリートピアノ(要連絡)。詳細は布多天神社インスタグラム参照 問い合わせ/布多天神社奉賛会事業委員会電話042-489-0022(産業振興課) ◎令和7年 文武一道が集う こどもの日植樹祭 日時/5月5日(祝日)(注)小雨決行 会場/布多天神社 内容/緑化植樹祭、東大生による勉強相談会、アメフトとチアメイク体験、ダンス奉納 出演/東京大学アメフト部、東京大学応援部、飛鳥ダンススクール 費用/無料 その他/詳細は飛鳥塾ホームページ参照 問い合わせ/飛鳥塾電話050-3551-7722(スポーツ振興課) ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 市政情報、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 市政情報、特集など 放送内容は調布市公式YouTubeでも配信中