調布市教育プラン策定検討委員会 第3回 会議録 日時:令和4年9月16日(金)                     午後6時30分から9時00分 場所:教育会館301・302研修室 傍聴者 2名 <出席委員> 神永 典郎 委員 小川 克久 委員 早坂 寿晃 委員 塚松 美穂 委員 堀  英樹 委員 進藤 美左 委員 宇治 和子 委員 西牧 たかね 委員 樋川 宣登志 委員 小林 達哉 委員 阿部 光 委員 所 水奈 委員 <議 事> 1 情報共有 2 事務局説明 3 グループワーク 4 次回日程等 <配布資料> 資料1 調布市教育プラン策定検討委員会 第2回会議録(案) 資料2 第3回検討委員会のポイント,グループワークについて 資料3 次期調布市教育プラン体系図(案) 資料4 次期調布市教育プラン成果指標(案)(施策5,6,8~10) 資料5 次期調布市教育プラン(案)(施策1~4,7) 資料6 次期調布市教育プラン(案)(施策5,6,8~10) 資料7 次期調布市教育プラン用語集(案) 参考資料1 部活動の地域移行の状況について 参考資料2 医療的ケア児への対応について 参考資料3 国史跡下布田遺跡整備事業の概要について 参考資料4 調布市教育プラン策定検討委員会 第1回会議録 ※委員会の前後に,メール・文書等で頂戴した意見については,委員会で配布することで各委員と共有するとともに,本議事録では委員会における意見として反映しております。  <会議録> 1 情報共有 事務局より資料2,参考資料1から3の説明が行われた。 2 事務局説明 事務局より資料3から6の説明が行われた。 【資料5 施策1について】 委員 ②1-3に「学校行事」という言葉が使われていないが,「学校行事」という言葉を入れると狭くなるという認識だからか。はっきり書いた方が,学校の先生はやりやすくなるのではないかと思う。学校行事が縮小されて,子どもたちの活躍の場が少なくなってきている。 事務局 ご意見を踏まえて修正案を検討する。 委員  他の委員も,「学校行事」が大切,ということを言っておられたが,国立精神経研究センターの精神科医,松本俊彦先生のオンライン研修会に参加したところ,「コロナ禍で,小中学生の自殺は,行事が少ない時期に多くなっている」ということを言っておられた。 自殺の背景には,集団の中でも孤独を感じたり,孤立感をもつ,ということがあると言われている。学校の中で自分の役割が見出せない,居場所がない,と感じる子どもたちもいると思う。勉強が不得手で,なかなか教科の中で光ることができないお子さんもいると思う。一方で,「魅力ある学校づくり」で最も必要なのは,学校活動の中でその子の居場所や役割があるかどうか,ではないかと思う。宿泊行事については記述があったが,それよりも,運動会,学芸会など,役割分担して準備し,協力しあう,いろいろな場面でそれぞれの子の良いところが見えてくる,互いに認め合う,ということが,多様性の理解にもつながると思う。 もし,授業時間数が足りない等のことで行事がなくなるとしたら,学芸会を国語に読み替えてでも,行事をなくさないでいただきたい。座学だけでなく,体験や実地練習を通じて,人の気持ちをリアルに想像できたり,その作品のテーマについて深く考えるなど,演劇には国語科の学習の要素がたくさんあると思う。アクティブラーニングが大切と言われている昨今,学芸会の練習が国語の学習ではない,という判断は,私の感覚としては理解できない。そこは,市教育委員会のお知恵と工夫で,コロナ禍だからこそ,行事をなくさない方向で子どもたちの自己肯定感を高めることができないか。 【資料5 施策2について】 委員 (4)主要事業では「小中連携」,(5)主な取組では「幼・保・小連携」となっている。どちらも学びの連携だが,小から始まるのか,幼から始まるのか。 事務局 小中連携,幼保小ともに重要な取組であるが,教育委員会としては所管する市立小・中学校の連携をより重視する観点から,「主要事業名」においては,小中連携を頭出しにしたうえで取組を進めることとしている。但し,幼保小連携も重要な取組であるため,「主な取組」の中において記載をした。 【資料5 施策3について】 委員 (4)主要事業の10の2行目,運動習慣の定着化,楽しさの実感の順になっているが,楽しさの実感,運動習慣の定着化の順に直してほしい。 事務局 ご意見を踏まえて修正する。 【資料5 施策4について】 委員 (3)背景に「教育支援センター」という文言がある。「適応指導教室」のことを「教育支援センター」という言い方にすることが主になってきている。ただし,「教育支援センター」をみた人が,「これは何か」と思うかもしれない。文言の工夫や用語集への追加を検討できるとよい。 事務局 (仮称)を入れるなど修正案を検討する。また,用語集にも追加を検討する。 委員 ②4-7就学援助制度の周知について,外国にルーツのある方の保護者も対象に含まれていると思うが,実際の取組にどう反映されるのか。より具体的な施策に落とし込めるとよい。 事務局 指導室と相談しながら,検討したい。 【資料5 施策7について】 意見なし 3 グループワーク ※グループワークの発言については別紙「第3回調布市教育プラン策定検討委員会意見概 要」を参照。グループワーク後,事務局より各グループの主な意見の発表及び委員長より総 括が行われた。 事務局 グループ1では,施策5では,コミュニティ・スクールについて,現在,全校に地域学校協働本部が設置されているが,地域により格差がある。地域学校協働本部の活動をより深めていく,協働本部と地域との連携を主な取組に加えた方がよい等の意見が出た。 施策6では,生命(いのち)の安全教育は,言葉だけではよくわからないので,性教育等,言葉を補足して具体的な言葉を盛り込むことがよいとの意見が出た。 施策8では,“夢”発表会について,毎年実施していると取組が形骸化していくため,他市では個人の発表ではなく,クラスで話し合った内容を発表会で出している学校もある。今後の取組を工夫した方がよいとの意見が出た。 施策9では,公民館や図書館等は利用者が一定なので,今後,学習会等をする際には,オンラインを活用すべきとの意見が出た。 施策10では,展示,教育普及事業について,現在では施設周辺の学校のみが活用している印象があるとの意見が出された。今後は施設から離れた場所に位置する学校も参加できる機会を検討した方がよいとの意見が出た。 事務局 グループ2では,グループ1と多くの点で意見が被っていたため,その他の意見を紹介したい。施策5では,働き方改革の取組が見えにくいため,より具体的な記載を検討した方がよいのではないかとの意見が出た。施策6では,アレルギー事故の防止を図るためには,教員だけでなく,保護者への啓発も必要との意見が出た。施策8・9・10では,「世代間交流」というキーワードが多く出た。大人が中心になっているが,子どもとの交流が非常に重要との意見が出された。 委員長 本日は,学校教育だけなく,社会教育も含めてご議論いただいた。プランの対象を考えた時,これからの社会を担う児童・生徒となるため,学校教育と社会教育との連携を引き続き推進したほうが良いとの話も出た。また,それぞれの部署で普及に向け努力していることが,もっと市民に伝わるように進めてほしいとの意見が出た。今日頂いたご意見をどのようにプランに盛り込むのか,事務局で検討していただければと思う。 4 次回日程等 事務局より次回策定委員会の日程について,説明が行われた。 以上