【8】 市報ちょうふ 令和6(2024)年9月20日 No.1772 【9】 ●市の支援事業をご活用ください 災害に強いまちを目指して まずは自宅の耐震診断を 問い合わせ/耐震化全般、ブロック塀などの対策、緊急輸送道路沿道建築物について:住宅課電話042-481-7545、擁壁・がけの安全化、液状化について:建築指導課電話042-481-7516、生け垣費用助成について:緑と公園課電話042-481-7083  今後、都内でも大きな地震の発生が予想され、いつ起こるかわからない災害に備えて、住まいの安全を確保するためにも住宅の耐震化が重要です。  市では、自宅の耐震診断や耐震改修など、さまざまな費用の助成を実施していますので、まずはご自宅の耐震診断を実施して耐震性能を把握しましょう。 今年度から耐震化支援を拡充しまし、旧耐震基準の住宅・マンション(昭和56年5月31日以前に着工)と新耐震基準の木造住宅(在来軸組工法、2階建て以下)(昭和56年6月1日以降、平成12年5月31日以前に着工)のいずれも耐震化の支援を受けられます ◎耐震化の流れ 耐震アドバイザー→耐震診断(自宅の耐震性を専門家に診断してもらいます)→耐震性が不足している場合→耐震改修する→補強設計(耐震改修のための設計を行います)→耐震改修(設計した内容で耐震改修を行います) 耐震アドバイザー→耐震診断(自宅の耐震性を専門家に診断してもらいます)→耐震性が不足している場合→解体する→除却(解体工事を行います) ◎木造住宅の耐震化 ◇耐震アドバイザー派遣(無料)  建築士などの専門家を派遣し、無料で簡易耐震診断を行い、結果の説明・助言などを行います。 ◇木造住宅耐震化促進事業  旧耐震基準または一部の新耐震基準の一戸建て・長屋の木造住宅に対して、耐震診断、耐震改修、建替えするための費用の一部を助成します。 ◇耐震シェルター助成  耐震性が不十分な可能性のある木造住宅に、耐震シェルターを設置するための費用の一部を助成します。 ○誰でもできるわが家の耐震診断  ご自身で、楽しみながら自宅の耐震性を確認できます。木造住宅の補強方法も解説しています。 ○自分でできる安全対策 家具などの転倒防止  転倒防止器具を取り付け、固定することで、家具の転倒・落下・移動による事故を防ぐことができます。 感震ブレーカー  電気火災対策には感震ブレーカーが効果的です。 ◎分譲マンションの耐震化 ◇分譲マンション耐震化促進事業  旧耐震基準の分譲マンションの管理組合などに対して、耐震アドバイザー派遣(無料)、耐震診断、補強設計・耐震改修などの耐震化に向けた各種支援を行います。 ◇命を守るためのピロティ階等緊急対策事業(東京都)  旧耐震基準で建てられたマンションのうち、耐震化の費用や住民の合意形成などが課題となり、すぐに耐震化に取り組めない場合、倒壊などの危険性が高いピロティ階などを有するマンションに対して、補強に取り組む費用の一部を助成します。 ◎2024耐震キャンペーン 日時/(1)建物の耐震改修工法等の展示会:10月2日(水曜日)・3日(木曜日)(2)震災写真・都の取り組みなどのパネル展示会:10月2日(水曜日)・3日(木曜日)、12月10日(火曜日)(3)耐震フォーラム:12月10日(火曜日)(4)耐震化個別相談会:12月10日(火曜日)(5)耐震改修成功事例見学会:11月頃 会場/(1)(2)新宿駅西口広場イベントコーナー((2)の12月分は都民ホール)(3)都民ホール(4)都政ギャラリー(5)未定 定員/(1)(2)自由入場(3)(4)(5)申し込み順(人数は要確認) 申し込み/詳細は東京都耐震ポータルサイト参照 問い合わせ/東京都2024年度耐震キャンペーン事務局電話042-794-9995(住宅課) ◎擁壁・がけの安全化  市では、地震・集中豪雨などによる家屋や宅地への土砂災害を未然に防ぐため、擁壁・がけの所有者などに安全化対策に関する助言を行う専門家派遣(無料)や安全化対策工事に係る費用の一部を助成しています。 ◇擁壁・がけコンサルタント派遣(無料)  専門家が既存の擁壁などの健全度を調査します。結果を踏まえて擁壁の築造(補強)案をご提案します。 ◇擁壁築造工事費助成金  2メートル以上の安全な擁壁を築造する場合に、工事費用の一部を助成します。 ◇土砂災害警戒区域等アドバイザー派遣(無料)  専門家が土砂災害警戒区域などの現地の状況を調査します。結果を踏まえて、土砂災害特別警戒区域の指定 解除に向けた対策案をご提案します。 ◇土砂災害対策工事費助成金  土砂災害特別警戒区域の指定解除が見込まれる対策工事に対して、工事費用の一部を助成します。 ○擁壁・がけマップ  お住まいの地域の擁壁・がけの確認や安全性のチェック、市で行っている擁壁・がけの安全化対策に向けた支援などをご案内しています。 ◎令和6年度宅地擁壁・がけ実態調査 期間/9月から令和7年3月 対象/市内の擁壁・がけ 内容/計測機器搭載の車両などで道路側から計測し、三次元点群データを取得することによる実態調査を実施 問い合わせ/建築指導課電話042-481-7516 ◎ブロック塀などの対策 ◇ブロック塀等撤去等工事費助成金  地震等の発生時においてブロック塀などの倒壊による事故を防ぐため、道路などに面する高さ1.2メートルを超えるブロック塀などの撤去や建替工事に係る費用の一部を助成します。 ◇生け垣費用助成金  ブロック塀などを撤去して生け垣を作る場合は、ブロック塀などの撤去工事と生け垣の設置工事にかかる費用の一部を助成します。 ○ご自宅のブロック塀は大丈夫?今すぐブロック塀などの点検を!  危険なブロック塀などを放置すると、地震時に倒壊してしまい、人に危害を加えてしまったり、避難や救助の妨げになる場合もあります。この機会に、安全な塀であるかを点検し、危険と思われるときは専門家に相談しましょう。 ◎液状化の対策  市では、液状化対策の相談や地盤調査データなどの閲覧ができます。また、東京都では液状化予測図や専門家派遣(無料)などの取り組みを行っています。 ◇木造住宅は、液状化による影響を受けやすいので注意が必要です  地震により地盤が液状化すると、建物重量が軽く基礎が浅い木造住宅は、傾斜や沈下などの被害を受ける可能性があります。 ◎緊急輸送道路沿道建築物の耐震化  地震発生時に、広域的な避難路と輸送路を確保するため、緊急輸送道路(注)1の沿道建築物の倒壊による道路の閉塞を防ぐことが重要です。特定緊急輸送道路(注)2や一般緊急輸送道路の沿道建築物の所有者を対象に、耐震化促進事業に要する費用を助成します。 (注)1 災害直後から、応急活動のために、緊急車両の通行を確保すべき重要な路線 (注)2 緊急輸送道路のうち、特に沿道建築物の耐震化を進める必要のある路線 ●特殊詐欺にご注意ください  市内で特に還付金詐欺が急増しています。怪しいと思ったら、すぐ110番か調布警察署(電話042-488-0110)へ通報してください。  令和6年調布市内の特殊詐欺被害状況(8月末時点、暫定値) 被害件数/35件(前年同時期比4件増) 被害金額/約1億2871万円(前年同時期比約960万円減) (総合防災安全課) ●調布市防災・安全情報メールに登録を  地震・災害・防犯に関する情報、気象警報・注意報、市からのお知らせを配信します。詳細は市ホームページをご覧ください。 問い合わせ/コールセンターフリーダイヤル0120-670-970(平日午前9時から午後6時)(総合防災安全課)