令和６年度第２回調布市社会教育委員の会議　議事録

１　日　時　　令和６年７月２日（火）午後１時３０分から午後２時２０分まで
２　会　場　　調布市教育会館３階３０１研修室
３　出席者　　９人
    篠﨑議長，宮下副議長，進藤委員，田村委員，新田委員，原田委員，平澤委員，福田委員，宮嵜委員 
４　傍聴者　　２人
５　事務局
　　社会教育課長，社会教育課職員３人
６　議　題
(1)　議長及び副議長の選出について
(2)　協議事項
　   調布市社会教育関係団体の登録（新規）について（資料１－１，１－２，１－３）
(3)  報告事項
　　 令和６年度第６６回全国社会教育研究大会茨城大会について（資料２）
(4)  情報共有事項
　　 令和６年調布市公民館運営審議会第３回定例会について（資料３－１，３－２，３－３，３－４，３－５）
７　議事録
○事務局
  ただいまより令和６年度第２回調布市社会教育委員の会議を開始する。
  通常，会議の進行は議長が行うこととなっているが，調布市社会教育委員の会議規則第２条２項に，「議長，副議長の任期は１年とする。ただし，再選を妨げない。」と定められている。この後の議題として，議長・副議長を選出するので，議長が決まるまでの間，事務局が進行を務めることとする。

(1)議長及び副議長の選出について 
○事務局
　それでは，社会教育委員の会議における議長及び副議長を選出する。どなたか御意見はあるか。
　（意見なし）
　特に，意見がないようなので，引続き，議長を篠﨑委員，副議長を宮下委員にお願いしたいと思うが，皆様いかがか。
　（意見なし。拍手で承認）
　皆様よろしいようなので，篠﨑議長と宮下副議長の体制で会議を進めていただきたい。議長と副議長から改めて一言ずつお願いしたい。

○篠﨑議長　
　私は社会教育委員になって初めて社会教育法を読んだ。前議長であった岡田議長から色々とアドバイスをもらいながら，ほとんど知らない状況から社会教育法を学んだ経緯がある。税金を使うのはこれだという意味において社会教育法が今大事だと改めて感じている。有料で行うものが増えている中，社会教育法の理念に基づき，しっかり税金を使いながら学んでいくことが大事だと思っているので，今後ともよろしくお願いいたしたい。

○宮下副議長　
　社会教育委員を長く務めさせていただいているが，先日の都市社連協の定期総会で一区切りがつき肩の荷を降ろしたところではあるが，委員としての残り任期１年についてもしっかりと副議長として務めていきたい。少しでも調布市の社会教育に尽くしていきたい。


(2)　協議事項
　　　調布市社会教育関係団体の登録（新規）について（資料１－１，１－２，１－３）
  配付資料のとおり事務局から説明した。
○篠﨑議長
　ただいまの内容について何か意見はあるか。
　これは，前からかもしれないが，会員構成の欄に男性・女性と分かれているが，それぞれの欄に人数の表記がないのは，この団体のことで書かれていないのか。
○事務局
　規則上は様式に男女構成の記載が定められているが，多様な性に配慮して，この欄については必須で書いてもらわず，任意としている。
○宮下副議長
　そういうことであれば，性別を書く欄を止めてしまうということも考えてよいのではないか。この会の団体が登録団体に加入することで，変えていくのには，よいきっかけになるのではないか。
○事務局
　規則上規定されている内容のため，規則の改正を含め今後検討していく。

(3)  報告事項
     令和６年度第６６回全国社会教育研究大会茨城大会について（資料２）
     配付資料のとおり事務局から説明した。
○篠﨑議長
　全国大会は，全国から社会教育委員が来られ，どこに行っても苦労話があるので，非常に為になる話が聞ける。時間が許せば，是非ご参加いただきたい。今年も行うかどうかは分からないが，例年懇親会が行われているので，そこに参加すると全国の委員から色々な意見を頂くことができて大変参考になる。御参加いただければと思う。

(4)  情報共有事項
　　令和６年調布市公民館運営審議会第３回定例会について（資料３－１，３－２，３－３，３－４，３－５）
    配付資料のとおり事務局から説明した。

○平澤委員
　コロナが明けて利用者がどのくらい戻っているのか。
○事務局
　具体的な数字までは分からないが，昨年度はコロナが収まって公民館も利用者が増えたところであるが，今年度について，利用団体としての活動をいったん休止して活動を止めた団体もあったことから昨年度との比較では横ばいか，やや人数が減っている館もある。
○進藤委員　
  登録団体の申請一覧があるが，例年と比べて登録団体の数が増えたのか，減ったのかを知りたい。
○事務局
　全体の登録団体の増減についての報告はなかったが，北部公民会の例で説明があり，北部公民館では，今年度２１団体が登録団体として申請されているが，昨年度は２４団体が登録されているということで３団体の減になっている。減の理由としては，活動している団体の高齢化によって登録団体としては続けられないということで，活動を縮小して登録しなかった団体がある。その一方で，活動団体の登録に向けて準備を進めている団体もあるという報告があった。
○篠﨑議長
　コロナ禍で出てきたオンラインでの活動については，現在どういった状況なのかというデータはあるか。
○事務局
　資料に記載されている事業報告の内容以上の情報はない。公民館運営審議会の中での報告ではオンラインで実施したという説明はなかった。
○篠﨑議長
　私は演劇をやっているが，演劇では打ち合わせの９割がオンラインになった。今までは会議に出かけて行うのが当たり前だったが，ほとんどオンラインで打ち合わせを行っている。公民館を使用される方は高齢の方が多いので，オンラインは打ち合わせをする場合には有効なのではないかと思う。そのあたりのデータをどこかで取ってもらえると，他のことにも利用できるのではないかと思う。わざわざ集まらなくても，そこで済むことがあるのではないか。

 (5)　次回日程
○篠﨑副議長
  次回の日程について事務局から報告をお願いしたい。
○事務局
  次回の会議の日程は，令和６年９月１０日（火）午後１時３０分から，教育会館３０１研修室での開催を予定している。
○篠﨑議長
  その他について，事務局から報告があるというということなのでお願いしたい。
○事務局
　前回の会議で社会教育委員向けの研修会を開く機会を設けたらよいのではないかと御提案したところであるが，前回御提案した八ケ岳少年自然の家は遠隔地で時間の制約もあることから参加は難しいということが把握できた。委員の皆様の中で有益な情報共有ができるような研修の場があれば具体的は御意見を伺いたい。
○篠﨑議長　
  進藤委員はいかがか。
○進藤委員　
  見学がよいのか。
○事務局　
  施設見学に限らず，研修会になるものであれば，どこかへ行って体験するものでもよいし，何か取り組んでいるものを見るのもでもよい。ソフト的なものでも，ハード的なものでもどちらでもよい。
○篠﨑議長
　社会教育委員の皆さんは，それぞれ活動内容が違うので，何等かの形でその活動を見るということは研修になる。活動しているその方にとっても勉強になるし，見学された委員の皆さんにとっても研修になるので，これは，他の委員の方が分からないのではないかということがあれば何か御意見をいただきたい。
○進藤委員　
  少し検討してみる。
○篠﨑議長　
  新田委員はいかがか。
○新田委員　
  調布の教育委員は，年に２回か３回くらい行っている。
○篠﨑議長　
  それは委員の方が決めていたのか。
○新田委員　
  私が委員長をやっていた頃は，事務局から相談されて，長野や千葉などに行っていた。子どもたちが学校行事で行っている最中にその辺りを見に行ったりしていた。定例会以外の日に動いていた。
○篠﨑議長　
  事務局に教育委員会で過去にどこに研修に行っていたか確認していただきたい。
○原田委員　
  社会教育委員の研修会として直近で行った実績はあるのか。
○篠﨑議長　
  色々行っているが，武蔵境の駅前の図書館が入っている公共施設（武蔵野プレイス）が完成した時に見学をしている。行ってみて非常に驚いた経験がある。駅からすぐで，あらゆることが，そこでできるということで便利な施設となっている。中高生の若い人たちが沢山集まっていた。調布にもあのような施設があればいいなとみんなが思った。カフェも併設している。地下に懇談スペースがあり，居場所にもなっている。ダンスもできる場所がある。
○進藤委員　
  学童クラブや現在のあそビバに当たる当時のユーフォーなどを見学したことがある。今の話だと居場所的なところがよいのか。
○事務局
  こういった施設に行ってみたいというものがあれば特に限定するものはない。
○宮下委員　
  去年の都市社連協交流大会で地域学校協働本部の活動が大事だという話が出たが，田村委員にリードしていただきながら市内・市外を問わず，先進的な活動を行っている場所があれば見学できれば面白いのではないか。
○田村委員
　八中で行っている土曜学習は，よい取組である。市内の他の学校は、どこの学校も規模が大きく生徒数も多いため、八中の土曜学習のように実施することは難しい。学校支援という点では，今年から不登校支援のモデル事業で中学校は２校，神代中学校と第八中学校を見てもいいかもしれない。ボランティアが入っている様子などが見学できる。
○宮下委員
　あるいは第七中学校が不登校教室（はしうち学級）を持っているので，学校教育の枠組の中のことではあるが，社会教育として関心を持って見るのもよいかもしれない。
○田村委員
　はしうち学級と同じ敷地内に太陽の子（適応指導教室）もあるので併せて見学することも考えられる。はしうち学級のある施設の１階には学童保育があるので併せて見ることはできるかもしれない。
○進藤委員　
  市の事業ではないが，先日子ども若者総合事業の連絡会で神代高校の夜間定時制が見た人から評判がよく，不登校対策や発達障害児へのアセスメントなど，居場所になるような学校のような感じで，昔の夜間定時制とは全然違う。年齢がいった方が行くのではなく，中卒で入っている方が大半で，夜間高校ではあるが，時代に合わせて役割を変えてきて，不登校の方や起立性調節障害の方が午前中起きられなかったりするので，そういう方に配慮していて，ちょっと面白いなと思った。
○篠﨑議長
  都市社連協の中では学校３部制など新たなアイデアも出てきている。どのように運営し，決めているのか，それを見学するのも一つの方法かなと思う。まったく違うやり方を取っていると思うので。
  また，昭島のように社会教育委員の会議を２つに分けて，通常の社会教育委員の会議のほかに「あきしま会議」といった名称で色々なテーマで協議している団体も出てきている。
○進藤委員
  増やした分の会議はどのように行っているのか。
○篠﨑議長　
  委員＋市民を入れて会議を行っている。若い人では高校生くらいから参加して自分たちの意見をどんどん述べている。そういう会議のやり方をしているところも増えてきている。３部制の場合は，学校の運営スタイルをすべて変えていくことで，我々の知らないような仕組みを作っているのではないかと思われる。
○進藤委員
　３部制ということは，夜に子ども食堂など別の団体が運営しているということか。
○篠﨑議長　
　そうである。学校を時間帯で３つに使い方を完全に分けてしまう。学校の建物自体にも，そういう使い方ができるように変えていくようになる。
○宮崎委員
　研修は，時間的には半日ぐらいで終わるものを想定しているのか。
○事務局
　その予定である。多くの委員が参加できるように市内又は近隣自治体にて研修ができればと考えている。
○篠﨑議長
　是非，中身のあるものにしていただきたい。
○事務局
　これらの意見を踏まえて検討していく。この場で出てこなかった案でもよいものがあれば，事務局までお知らせいただきたい。
○篠﨑議長
　このほかに，この場で情報共有しておきたい事項はあるか。
○宮嵜委員
　健全育成の方で先日調布ケ丘児童館の運営委員会に出席したが，学童クラブの受入れが，とてもきつきつで，八雲台小学校では来年の４月から新しく学童を１つ新設するという状況で，今の状態で本当に大丈夫かという心配がある。私は第一地区などで第一小学校になるが，学校内の学童も校外の学童も１００人以上が収容されていて，スペース的に１００人以上が入れるのは厳しい面がある。考えていかないといけない状況にあるのではないか。
○篠﨑議長
　今の内容を話し合う場としては，どこになるのか。
○事務局
　学童クラブは児童青少年課が所管している。また，学校の中という意味では放課後いつでも自由に遊べる「あそビバ」がある。両方とも児童青少年課が所管している。今も学童クラブを増やしているところである。
○福田委員
　緑ケ丘でも１００人以上になって，今年度途中から分室のようなものを作って，今は８０人くらいで収まっているが児童の人数は多い。若葉も滝坂もびっくりするくらい増えている。敷地があるのでマンションができて増えている。少子化の時代ではあるが，増える要素しか今はない状況である。
○新田委員　　
　統計では，２・３年後には全体では児童の数は減る方向ではある。あそビバも学童も教育委員会の管理外の事項であり，教育委員会としては決定権がないため，難しい面はある。
○事務局
  教育委員会としては直接できないが，市全体の施策としては，情報共有を図りながら意見を出し合うことはできる。
○新田委員　　
　学校教育とそれ以外の活動の場は危機管理の観点からも厳格に分けて管理している。情報共有は大切だが，スキームとしてできていないと中々この場の意見を教育委員会として吸い上げ，市長部局に持っていくことは難しい。

 (6)　閉会
○宮下副議長　
　配付資料の中に西部公民館の開館４０年の歩みという冊子があるが，色々な記事が掲っている中で開館当初の回想や４０周年を迎えての想いを載せており参考になることがある。
社会教育活動の中でも公民館は根幹的なものになるので，活動が益々盛んになることを願っているし，当時ここを作られた方たちの想いを我々も引き継いでいく必要があるのではないかと感じている。是非，詳しく読んでもらいたい。それでは本日の会議は終了する。