議会報告会 〜開かれた議会をめざして〜 日 時 令和6年5月12日(日)    午後2時〜午後4時 場 所 調布市文化会館たづくり12階大会議場 調布市議会   開会 午後2時0分 ○内藤副議長  改めまして、皆様、こんにちは。本日は、お忙しい中、第18回市民への議会報告会に御来場いただきまして、誠にありがとうございます。本日、司会を務めさせていただきます副議長の内藤美貴子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます(拍手)。  なお、記録のために写真撮影、録音をさせていただきますので、御了承をお願いいたします。  また、携帯電話はマナーモードに設定いただくか、電源をお切りいただきますよう、御協力をお願い申し上げます。それでは、御確認ください。議員の皆様もよろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。――ありがとうございます。  それでは、開会の挨拶を実行委員長の古川陽菜より御挨拶申し上げます。 ○古川市民への議会報告実行委員会委員長  皆様、こんにちは。調布市議会市民への議会報告実行委員会委員長の古川陽菜です。本日はお忙しい中、たくさんの方々に御来場いただきまして、誠にありがとうございます。  調布市議会では市民の皆様に分かりやすく、開かれた市議会を目指して、平成25年より、議会報告会を開催しております。今回、18回目の開催になりますが、これまで途中、コロナ禍では対面での開催を見送り、オンラインでの配信による開催。昨年の11月に4年ぶりとなる対面での開催を行うことができ、5月に行われる第1回定例会での予算審査についての報告を行う5月の報告会は6年ぶりの開催になります。  本日は、一部では、議長からの今年度の予算や各常任委員会での予算審査などの内容についての報告を行いまして、第二部では、それぞれのテーブルで皆様からの御意見を直接お伺いいたしますので、本日は最後までよろしくお願いいたします。 ○内藤副議長  次に、令和6年度の予算概要につきまして、井上耕志議長より御報告させていただきます。 ○井上議長  改めまして、皆様、こんにちは。調布市議会議長の井上耕志でございます。本日は調布市議会の議会報告会に御参加をいただきまして、誠にありがとうございます。  調布市議会では市民の皆様に信頼され、より分かりやすい開かれた議会を目指して、様々な議会改革に取り組ませていただいております。その一環として始めました議会報告会も今回で18回目となります。今回も対面にて、各委員会報告の後に皆様方の御意見を直接伺う時間も設定しておりますので、どうぞ最後までよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。  それでは、まず私のほうからは各常任委員会の報告に先立ちまして、2月27日から3月25日までに開催をいたしました令和6年第1回定例会で審議した議案等の中でも市政運営の中心となる予算の概要につきまして御報告をさせていただきます。  それでは、こちらを本日お配りさせていただいておりますが、令和6年度市政経営の概要、予算の概要につきまして資料を御覧いただければと思います。 (パワーポイント)  まず、こちらは令和6年度における市政経営の概要となっておりますが、調布市基本構想を実現するために策定した令和5年度から8年度までの基本計画の2年次目として、安全・安心に暮らせるまち、調布の宝である子どもたちを応援するまちなど、計画に位置づけた5つの重点プロジェクトを中心に各施策や事業の着実な推進を図るとともに、市政の第一の責務としての市民の安全・安心の確保と市民生活支援に継続的に取り組むこととしております。  このような観点から編成されました令和6年度の予算について、市議会では慎重に審議を行いましたので、具体的に見てまいります。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和6年度会計別予算額でありますが、一番上の一般会計は日頃の行政運営に係る経費であります。一方、特定の事業に使用目的が限定されているのが国民健康保険事業、介護保険事業など、4つの特別会計と下水道事業の公営企業会計になります。本日は一番額の大きい一般会計予算について、内容を報告させていただきます。  令和6年度の一般会計予算は1,065億円で、前年度比67億3,000万円、6.7%の増加となりました。主な要因としては、国の施策である定額減税補足給付金の増や学校給食費の無償化に伴う学校給食補助金の増が上げられます。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和6年度一般会計歳入予算です。歳入というのは、分かりやすく言いますと市の収入になります。令和6年度は調布市としてどれだけの収入を見込んでいるのかということでございますが、この内訳につきましては、皆様からお預かりしております貴重な税金であります市税が45.8%ということで歳入の約半分を占めております。  市税の内訳を申し上げますと、個人市民税、法人市民税、固定資産税、都市計画税などであります。また、市税に次いで多いのが国庫支出金、そして都支出金であります。これは市の事業に対する国、あるいは東京都からの補助金、負担金であります。続いて、譲与税、交付金。次に市債です。市債というのは市の借金のことになります。このような内訳となっておりますので、次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  こちらが一般会計予算の歳出の内訳であります。皆様からお預かりしております貴重な税金を令和6年度の1年間でどのような事業に幾ら充てていくのかということですが、御覧いただきますとおり、民生費と言われる保育園等の子ども施策、高齢者、障害者等の福祉施策の経費が全体の52.4%で半分以上を占めております。次いで多いのが総務費。こちらは文化振興や市税徴収事務などの経費となっております。続いて、教育費。これは小・中学校の施設管理や施設整備費、社会教育施設の管理運営などに充てられる費用であります。  次の資料を御覧ください。 (パワーポイント)  令和6年度の一般会計予算の歳出を4つの常任委員会ごとにまとめたものでございます。総務委員会174億円余、文教委員会140億円余、厚生委員会603億円余、建設委員会146億円余でございます。先ほどの民生費を主に所管する厚生委員会が約6割を占めております。  以上が令和6年度一般会計予算の概要でございます。これで資料を終わります。  この予算に対しまして、私ども市議会では、総務、文教、厚生、建設の4つの常任委員会に分かれ、それぞれ所管の事項について審査を行い、全ての委員会で原案了承と決しました。  3月25日の本会議でそれぞれの委員会から報告を受けた後、各会派による討論を経て採決を行い、起立多数で可決をいたしました。  以上をもちまして、予算についての議長報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長  それでは、これより4つの常任委員会から委員会で審議されました主な内容につきまして、順に御報告をさせていただきます。  まず初めに、総務委員会の報告です。榊原登志子委員長、よろしくお願いいたします。 ○榊原総務委員長  皆さん、こんにちは。総務委員会の報告を行います。 (パワーポイント)  初めに、委員の紹介をいたします。スライドの向かって左から、木下安子委員、伊藤学委員、井上耕志委員、私、委員長の榊原登志子、平野充副委員長、青山誠委員、沼田亮委員です。 (パワーポイント)  総務委員会では、行政経営部と総務部、市民部及び会計管理者、監査委員、選挙管理委員会に関する事項について所管をしております。  第1回定例会の総務委員会では議案8件、陳情1件を審議いたしました。  令和6年度一般会計予算案について審査された主要部分について報告をいたします。 (パワーポイント)  本年元日に発生した能登半島地震後の状況からも、防災について、それぞれ総務委員から市に対して指摘、要望等、多くの発言がありました。  防災・防犯については、災害対策はシミュレーションが重要であり、大地震の場合、停電し、真っ暗になる。日頃の点検や訓練は停電した中で行われるものではない。したがって、防災備蓄倉庫の周辺道路は、少なくとも二、三基は非常灯が必要。災害時の無停電化を進めるべき。  市が管理する防犯カメラは、事件等の際に警察から録画の確認依頼があるが、依頼が多い地域はないかなど、市としても犯罪や事故が多い場所が存在する場合、その原因に対し分析し、意識を高めていくべき。防犯カメラ設置や防犯ステッカーの配布など、市民要望が多い施策を。 (パワーポイント)  フェーズフリーの視点を踏まえた積極的な取組と受援応援計画の着実な推進。  スーパーフレア対策など電磁波への対応を要望。  防災行政無線について、高齢者へのデジタルディバイド対策と停電時の対策を。 (パワーポイント)  調布に滞在する外国人の方が容易に防災情報を入手することができるよう情報提供の方策の検討をすること。  防災安全課の女性職員は19名中6名。さらに増やすとともに、研修などでジェンダー平等の視点を醸成し、防災対策からジェンダーバイアスの払拭をし、性別による役割分担をなくす。  市内団体との連携でLGBTQへの対応を充実させるなど、地域防災計画には多様な市民の声の反映などの要望が出されました。 (パワーポイント)  そのほかでは、本年元日に発生した能登半島地震において、調布市から災害時相互応援協定に基づいて、富山市と連携した二次避難所の運営、サポートなど、被災地の支援、取組が重ねられた。  また、同時被災の可能性が低い遠隔地との相互応援協定に基づいて、これまでも富山市とは総合防災訓練において、お互いの職員が参加するなど、平時から相互応援の関係構築に努めてこられた中で、実際の災害において、初めて協定に基づいて支援要請が発動され、即座に動いた調布市と調布市職員に対しても感謝を申し上げる。  被災地を生で見た経験や直接被災住民に接した貴重な経験を調布のまちの防災・減災対策に今後も生かしていただきたい、改めて感謝いたしますとの意見がありました。 (パワーポイント)  全体の審査の中での意見、要望は、各部署の要望の寄せ集めとの答弁が示すように、市が第一の責務とする、市民の安全・安心の確保と市民生活支援の優先度を明確化する理念や共生社会のビジョンが不明瞭。  デジタル化総合戦略に基づく取組について、GovTech東京との連携の中で積極的な意見交換を図るとともに、デジタル人材の内部育成も図り、行政のデジタル化を推し進めていくよう求める。  ふるさと納税の返礼に近藤勇の活用を要望。 (パワーポイント)  大企業誘致や中小企業支援など地域活性化に資する取組に努め、中長期を見据えた税収確保策の検討を要望。基金の一括運用及び債券運用の拡充を評価。  また、これまでの都市基盤整備の成果が堅調な税収につながっており、基本計画2年目として限られた予算を有効に活用した予算であり、評価というものでした。  総務委員会の報告を終わります。 ○内藤副議長  お疲れさまでした。ありがとうございました。  次は、文教委員会の報告です。須山妙子委員長、よろしくお願いいたします。 ○須山文教委員長  それでは、文教委員会の御報告をさせていただきます。 (パワーポイント)  委員を御紹介いたします。委員長の須山妙子です。澤井慧副委員長です。大須賀浩裕委員です。岸本直子委員です。内藤美貴子委員です。丸田絵美委員です。宮本和実委員です。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  文教委員会は、文化生涯学習や産業振興、スポーツ振興など、また、学校教育や図書館、郷土博物館などを所管しています。 (パワーポイント)  令和6年度の予算審査につきまして、新規予算や増額予算から3点、御報告いたします。  初めに、新規に予算計上されました深大寺老人憩の家の跡地については、今後、水木しげるさんの関連施設となる予定となっています。  委員からは進捗状況と具体的なイメージ、また、建設費とその後の維持管理費について質問がありました。  行政からは、当該地は災害特別警戒区域であり、その解消のため、6年度は擁壁整備と土地造成の予算を積んだ。水木作品と平和を希求するその世界観を後世に残し、調布市に還元できる取組をと考えている。土地造成は市で、建物と維持管理は水木プロと相談してと考えているとの答弁でした。  委員からは、まちづくりに努力されている地元の市民に早めの情報提供をするべきとの意見を付して認定いたしました。 (パワーポイント)  次に、予算が増額されました花火につきまして、まず、昨年の花火を振り返り、無事故で、すばらしい調布花火だったと高い評価がありました。  委員からは、今年度の収入見込みと支出の総額、さらに収入の内訳と、支出で最も予算のかかる経費について、また、観覧者数の予測と安全のための関係各所との協議などについて質問がありました。  行政からは、収入が1億6,500万円。内訳は有料席1億600万円、協賛金3,600万円、市からの補助金2,300万円など。支出は1億6,500万円。予算の最も大きいものは設営費。次に花火打ち上げ費。続いて警備費となっている。観覧者数は35万人。これは会場だけではなく、少し離れたところからの観覧も含めたイメージだが、既に飽和状態。安全のために、特に警察と消防とは綿密に協議し、面積を図上で計算し、1人当たりの面積を計算するなど対応。そのほか、京王閣や味の素スタジアムなどとも日程調整について協議をしているとの答弁がありました。  委員からは、今後も安全第一で無事故の運営を期すこと。これからも人件費、材料費などの高騰が見込まれる。東京都に対し、補助金の増額など、意見を上げていくべきとの意見を付して認定いたしました。 (パワーポイント)  続きまして、新規予算の学校給食の無償化につきまして御報告いたします。  行政から、東京都が公立学校給食費負担軽減事業を令和6年度から実施することとなり、市民生活支援及び児童・生徒の健全な発達支援のため、給食費の無償化を決定した旨、説明がありました。  委員からは、給食費の無償化を評価した上で、都からの補助金も含めた総額について、また、私立学校の給食費補助について、さらに調理室工事期間など、弁当への補助についてなど質問があり、行政から、総額は3億6,000万円。私立については、今回の補助対象が公立学校となっているため、今のところ検討していない。弁当などへの補助については東京都からの要綱を待っているところとの答弁でした。  なお、3月の議会終了後に東京都から補助要綱が出され、弁当についても給食費分相当の補助があることを確認いたしました。  委員からは、給食費への補助が年度限定とならないよう、また、多摩26市の中でも無償化に踏み切れない市もある、私立の学校を含めて、全ての子どもが無償で安心して給食が食べられるよう、国や都に強く働きかけることを要望し、認定いたしました。 (パワーポイント)  さて、現在、文教委員会では所管事務調査を行っています。所管事務調査とは、常任委員会が自主的に調査事項、テーマを設定して、その委員会が所管する事務について行う調査です。  私たちは所管する芸術文化、スポーツの分野で調布の若者を応援することをテーマに条例の制定に取り組んでいます。市内の若い皆さんとも大いに意見交換を行っているところです。今後もさらに広く市民の皆様の御意見をいただき、調布市全体で若者を応援してまいりたいと考えております。御協力をよろしくお願いいたします。  以上で文教委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長  お疲れさまでした。ありがとうございました。  続きまして、厚生委員会の報告です。阿部草太委員長、よろしくお願いいたします。 ○阿部厚生委員長  皆さん、こんにちは。厚生委員会の報告をさせていただきます。 (パワーポイント)  まず初めに、委員の紹介をさせていただきます。画面左から、古川陽菜委員です。松野英夫委員です。委員長の阿部草太です。副委員長の佐藤尭彦です。田中謙二委員です。鈴木ほのか委員です。田村ゆう子委員です。以上の7名で構成しております。 (パワーポイント)  まずは、厚生委員会は、子ども生活部と福祉健康部の2つの部を所管しております。  予算の目的別でみると、予算の約半分を占める民生費について主に所管しております。民生費とは、障害者、高齢者、児童、生活保護などに関連する経費になります。  厚生委員会では一般会計のほかに国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計の3つの特別会計も所管しております。 (パワーポイント)  予算額の概要は画面やお手元の資料のようになっており、前年比で0.4%から6.7%の増額となっております。  それでは、令和6年第1回定例会で審議いたしました内容について御報告させていただきます。 (パワーポイント)  まずは、調布市心身障害者福祉手当条例改正について。  審査では、調布市福祉タクシー券のあり方検討委員会での検討内容に関する質疑が活発に行われました。  討論の中で、反対意見として、現金給付額の減額による支援後退を懸念という主張でした。  一方、賛成意見としては、現金給付の導入が障害特性や家族状況に応じた柔軟な支援を可能にし、福祉の効率化を高めると主張がありました。また、新たに精神障害者も対象に加えるということを評価する声も上がりました。  市のバリアフリー化推進の声も強く、採決は賛成多数で可決されました。この改正により、より多くの障害者がより適切な支援を受けられることが期待されます。 (パワーポイント)  次に、子ども条例普及啓発事業とベビーシッター利用支援事業についてです。  子ども条例普及啓発事業費に関する質疑では、こども基本法の施行に伴い、チラシやリーフレットの作成を通じた普及啓発が強化されます。成長に応じたリーフレットや大人向けリーフレットの作成が計画され、保護者への情報提供が充実することが期待されます。  また、ベビーシッター利用支援事業助成金では120万円から9,600万円への拡充や利用上限が撤廃されました。  事業拡大による人材不足への懸念や利用者への周知、広報の重要性が指摘されましたが、市民により多くの支援が届くことが期待されます。  さらに、こども条例の普及により、子どもたちの権利や福祉が社会全体で理解され、尊重される社会の構築が進むことが期待されます。 (パワーポイント)  次に、保育所運営費の改善要望についてです。  保育所運営費に関する質疑では、保育従事職員宿舎借り上げ支援事業の対象拡大や新規事業の導入について議論が行われました。子どもの人口減少に伴う補助の在り方についても検討され、施設との協議や国、都の動向を踏まえた保育園の在り方の検討が求められました。  また、ゼロ歳児空き定員補助事業や1歳児受入促進事業の新規導入により、保育所の運営における新たな支援が行われることが期待されます。これにより、保護者の働きやすい環境が整備され、地域全体の子育て支援が向上することが期待されます。 (パワーポイント)  次に、認知症支援対策費の取組についてです。  認知症支援対策費に関する質疑では、もの忘れ検診の受診率向上や認知症早期発見の意識向上が課題とされ、講演会などを通じた周知活動が提案されました。個別のケアだけでなく、全体としての認知症支援体制の強化が求められます。  また、地域の連携強化や専門家の育成など、総合的な支援体制の構築が進むことが期待されます。  あわせて、ひとり暮らし対策事業費の人感センサーの普及状況についても質疑がありました。 (パワーポイント)  最後に、母子保健事業費の充実について。  母子保健事業費については、ゆりかご調布事業の拡充や産後ケア事業費の多胎児家庭への支援強化が行われます。  また、バースデーサポート事業費の増額や新規事業の母子健康手帳アプリの導入により、健康管理や子育て情報が掲載されるなど、デジタル化への利用拡大が計画されています。利用者の声を反映した取組が期待されます。  これらの取組により、子育て家庭への支援がより充実し、市民の生活改善に寄与することが期待されます。  以上で厚生委員会の報告を終わります。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  最後は、建設委員会の報告です。大野祐司委員長、よろしくお願いいたします。 ○大野建設委員長  ただいまより、建設委員会の報告を始めます。 (パワーポイント)  まず、委員の紹介をいたします。写真の上段左手から、私、委員長の大野祐司でございます。続いて、清水仁恵副委員長、川畑英樹委員、鈴木宗貴委員。下段に移りまして、山根洋平委員、藤川満恵委員、磯邉隆委員、以上7名となります。どうぞよろしくお願いいたします。 (パワーポイント)  本日は、令和6年度調布市一般会計予算建設委員会所管部門で審議した内容を基に、4項目について報告させていただきます。 (パワーポイント)  初めに、脱炭素、ゼロカーボンシティについてです。  調布市と市議会は調布市ゼロカーボンシティ宣言を行い、2050年二酸化炭素排出実質ゼロを目指しています。令和6年度にはゼロカーボンシティ調布推進協議会を立ち上げる予定となっております。  まずはこちらをご覧ください。  こちらは調布市の事務事業における二酸化炭素排出量の実績を示したものです。公共施設において、令和4年度は1万5,000トンのCO2排出量となっており、これは平成25年度実績から約10%の削減量となっています。令和12年度の目標は平成25年度目標に対して40%削減ですので、10年たった現時点で10%だったものを今後8年間で30%削減する必要があります。こうした目標設定があることを踏まえ、令和6年度では再生可能エネルギー電力の導入などで大幅なCO2の排出削減が図られ、目標達成に近づくものと思われます。 (パワーポイント)  そのほかゼロカーボンの取組として、市民意識向上のためのゼロカーボンに限定した広報紙を令和6年度は2回発行を予定しています。  施設の新築や建て替え時にサッシを二重、三重化にする等の取組など、断熱効果を上げることも可能であり、太陽光発電設備と併せてゼロカーボンシティとしての取組を推進していく。 (パワーポイント)  調布市商工会と設備事業者との三者協定を締結し、公用車のEV化、EV充電設備を普及させていくとなっております。 (パワーポイント)  次に、調布駅前トイレ整備についてであります。  令和6年度、調布駅前広場に公衆トイレが設置されます。そのトイレはフェーズフリーの視点を取り入れた環境に配慮したものとなっており、こちらに記載している特徴があります。本日はこの中で先進的な自己処理型水洗トイレについて詳しく御説明いたします。 (パワーポイント)  平常時は上下水道とつないで他のトイレと同じように使いますが、災害時は切替弁で循環システムにつなぎます。汚水はロール状の不織布で排泄物を吸着させ、塩素剤等で消毒するため、上下水道が必要ありません。加えて、屋根に太陽光パネルを設置し、蓄電池を設置するので、外部からの送電も必要なく、災害時でも独立して使用が可能です。 (パワーポイント)  次に、デマンド交通について説明します。  運転手不足や採算が合わない公共交通、特にバスの減便が発生している中、交通不便地域の調布市ミニバス路線も減便を余儀なくされています。  これを補うため、令和5年12月から北部地域でデマンド型交通の実証実験、いわゆる予約型の乗合タクシーが運行しています。  このデマンド交通の実証実験について、約2か月の利用状況等について、こちらに記載してあるような声が寄せられていますが、本日は一部抜粋して御説明します。  1回300円の利用料だが、少し高額ではとの意見に対して、タクシーほど高くはないが、持続可能な公共交通のため、やむを得ない値段設定だと思われます。  運行エリアを駅など交通結節点までに広げられないか。交通不便地域に限定しており、エリアの設定については国などからも指導があり、課題があるため、現在実現できていない状況を確認しました。  乗降ポイントを増やせないか。運行エリアを広げられないか。実証実験の今後の動向を検証しながら、地域公共交通計画策定の中で検討していくということです。 (パワーポイント)  これらが北部地域デマンド交通実証実験の乗降ポイント一覧となります。当初は44か所からスタートしましたが、今年の4月1日より9か所増え、53か所として実験が続けられています。 (パワーポイント)  最後に、耐震化促進についてです。  能登半島地震の被害状況を踏まえ、市は市民の生命、財産を守る防災・減災対策を強化しており、まずは木造住宅に対する耐震化支援と緊急輸送道路等沿道建築物の耐震化に取り組んでいます。  とりわけ木造住宅耐震化促進や耐震シェルター設置助成については実施時期を令和5年度に前倒しして取り組んでおり、耐震改修、耐震診断への助成を行うほか、不燃化対策も早期に実施検討を行います。  以上、建設委員会所管部門の報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長  以上で各常任委員会からの報告を終わります。  これより10分間の休憩となります。それでは、2時35分からということで、2時45分まで休憩とさせていただきます。この時間にお手洗い等を御利用ください。  なお、休憩後でございますが、広聴の時間に移らせていただきます。テーブルがございますけれども、5つのテーブルに分かれておりますけれども、こちらのほうが文教委員会。そして、その後ろが建設委員会ですね。真ん中が議会全体になります。そして、総務委員会。あちらのほうが厚生委員会となります。休憩後には御興味のある委員会のテーブルのほうにお座りいただきたいと思いますので、この休憩中に御自分がお聞きしたいこと等を整理していただいて、どこに座るのかをお決めいただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、休憩に入りたいと思います。    午後2時35分 休憩           午後2時45分 開会 ○内藤副議長  それでは、お時間となりましたので、始めさせていただきたいと思います。  これより4つの常任委員会と議会全般にわたるテーブルに分かれて、懇談的に皆様からのお声を聞かせていただきたいと思います。議会全般は真ん中でございますが、議会運営に関することで何か御要望等、また、お聞きしたいことがあればというテーブルでございます。よろしくお願いいたします。御興味のある委員会のテーブルに御移動をお願いいたします。途中で別の委員会のテーブルに移動していただいても構いません。  参加者の方が多いテーブルは皆様からのお声を聞かせていただくために、お1人2分程度での発言に御協力をよろしくお願いいたします(「すみません。2分で何をしゃべれというんですか」「しゃべっていたら終わるよ。もう少し考えなさいよ」「国会のほうでもそんな問題が今、すごく起こっているんだから」「それで回答を10分するのかよ」「これを何とかしてくださいよ。2分というのはばかにしていますよ」と呼ぶ者あり)。基本は2分ということで御協力をお願いしていただいて、少し延びてもそこのところは調整をしていただければと思いますので、特にそちらのテーブルは多いので御協力を。皆さんからの御発言のほうのお時間もいただきたいと思いますので、御協力、よろしくお願いいたします(「それについて何かないんですか、市議会の方」と呼ぶ者あり)。一応基本は2分ではございますが、限られた時間ですので御協力をお願いいたします。  あと、テーブルの位置でございますが、テーブルの真ん中に委員会の名前を置かせていただきましたので、よろしくお願いいたします。文教委員会。建設委員会。真ん中が議会運営委員会。議会全般ですね。そして、こちらのほうが総務委員会。そして、奥のほうが厚生委員会となっております。詳しい委員会の内容は受付でお配りした冊子の中を御覧いただきまして御移動をよろしくお願いいたします。集まったテーブルより懇談を始めていただいて構いませんので、よろしくお願いいたします。  広聴のお時間でございますが、15時40分までとなっております。終わりの時間が近づきましたらお声をかけさせていただきますので、最後10分間で、委員の皆様はまとめと、参加者の皆様はアンケートの御協力をお願いできればと思います。  それでは、もうこちらの位置でよろしいでしょうか。お決まりでございますね。それでは、開始したいと思います。よろしくお願いいたします。    (広聴) ○内藤副議長  すみません。お話は尽きないかと思いますが、お時間になりましたので、以上で広聴の時間を終わらせていただきます。本日は貴重な御意見を、また、お声をたくさん聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。  これより各委員長より、まとめ報告をお願いしたいと思います。時間の関係上、まとめ報告は懇談をしたテーマのみ、1分程度での発表とさせていただきますので御了承くださいませ。詳しくは、後日、調布市のホームページ、市議会のところより、報告が掲載されますので、よろしくお願いいたします。  それでは、初めに、総務委員会、榊原委員長、よろしくお願いいたします。 ○榊原総務委員長  総務委員会での広聴の報告をさせていただきます。  総務委員会では福祉避難所の周知や利用者にとって必要な整備について。  ほかでは、小・中学校の体育館の冷房完備。こういったことの整備に至った経緯についてはどうだったのか。  また、ほかには陳情審査について。出した陳情はどうなったのか。  ほかは市民への情報公開や分かりやすい説明会の不足について。  維持管理費の負担や利用者が使いやすいソフト面の対応を視野に入れた施設整備や予算の使い方について。  外国籍の人への対応について。  女性支援法制定後の生活支援が必要な女性への支援について。  歩きスマホについて。  鉄道敷地の遊歩道へのベンチ設置について。  自治会の減少についてという10点について、皆様から御意見をいただきました。  以上です。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  次に、文教委員会、須山委員長、よろしくお願いいたします。……澤井副委員長ですか。お願いいたします。 ○澤井文教副委員長  文教委員会につきましては、産業振興について。  まず調布市内のものづくりの空洞化ということで御質問、御要望をいただいております。また、あわせて、職業体験等の支援について、ものづくりと関連したことを推進してほしいという御意見がございました。  2点目につきましては、公民館運営協議会の議会のメンバーについて、文教委員会と連動してもいいのではないかという御意見がございました。  3点目につきましては、公共施設マネジメント計画の観点ですけれども、第7機動隊の跡地活用について、今後の在り方、どう進めていくのかという御意見と御質問をいただいております。  4点目につきましては、最近出ました不登校支援プランのパブコメについて。そのパブコメの回答方法が文字が非常に細かいというところと、質問に対する回答が一辺倒であり、全く答えていないという御指摘がございましたので、これは行政に対して、議会側もしっかり回答するようにということで御意見を申し述べたいなと考えております。  5点目につきましては、今、学校の35人学級が進んでいく中で、教員不足で、その35人学級が実施できていない状況ということで教員不足への対応について御意見をいただいております。  最後、6点目ですけれども、調布の花火につきまして、近隣地域との連携で盛り上げるということに加えて、分散での開催ということで、混雑状況を分散してはどうかということの御意見、御要望をいただいております。  文教委員会、以上6点でございます。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  次に、厚生委員会、阿部委員長、よろしくお願いいたします。 ○阿部厚生委員長  貴重な御意見をいただきました。いただいた意見をまとめていきますと、多くいただいた意見に関しましては、高齢者支援の不足というところを1ついただきました。そして、もう一つ、総合福祉センターの移転に関しまして反対意見等、成り行きであったり、アクセシビリティー、水害時の対策などという意見を多くいただきました。  あわせて、高齢者福祉を中心としたまちづくりというところのビジョンが見えないという御指摘もいただきました。  あわせて、有事のショートステイの実施であったり、児相の部分であったり等。あとは、今度の調布の児相のサテライトオフィスのところの部分の要望、意見等もいただきました。  あとはケアラー問題に関しての不十分であるという御意見であったり、ひきこもり、望まない孤独・孤立の問題であったり。  ベビーシッターの拡充のところでのよりよいスタートにするためというような要望もいただき、母子手帳に関する意見等もいただきました。  タクシー券の部分も引き続き議論をするよう要望をいただきましたし、基本多かったのはやはり高齢者、障害者に対する交通の便であったりとかというところの部分をより一層してほしいというような意見もいただきましたので、今回いただいた意見を基に、今後しっかりと活動をしていきたいと思います。本日はありがとうございました。  以上です。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  最後に、議会運営委員会、宮本委員長、よろしくお願いいたします(「建設委員会」と呼ぶ者あり)。あっ、失礼いたしました。建設委員会、大野委員長、飛ばしました。失礼いたしました。よろしくお願いいたします。 ○大野建設委員長  まず外環の陥没等が発生したときに、今、買取りを進めたりもしていると思うんですけども、なかなか買ってくれないという苦情とかが上がっておりました。あと、住民のプライバシーの問題という御意見もございました。  駅前トイレの陳情が廃案になってしまったのはなぜという御意見をいただきましたという状況でございます。まず駅前トイレの場所が悪いという御意見をいただきまして、そして、女性から見ても、今のトイレ自体が怖いというような意見もいただいております。  それから、東部地区においては、もっと住民目線でやってほしいという強い意向で、これは何かというと、京王目線で動いているのではないかみたいなことを御指摘されまして、立体交差事業に向けて、今、我々も一緒に応援していますということを伝えました。  あと、北部交通に関して、デマンド交通に関して、もっと市民ニーズを議論していったほうがいいのではないかという御指摘をいただきました。また、狛江では自動運転のバスが多摩川住宅のほうに走るという部分も含めて、そんな意見もいただいて、我々委員会としてもそういった勉強に行っているので、そういったものはもっともっと行政にぶつけて実現していきたいというふうにも伝えました。  それから、調布には都のいい施設がいっぱいあるということで、神代植物公園とか、味スタ、そういったもの、野川公園も含めて、もっと有効活用していったほうがいいのではないですかということを御指摘いただきました。  あと、福祉センターの移転に関しては、まだ市民から理解されていないという部分がありますよということの御指摘をいただきました。  耐震化促進に関しては、ぜひ進めていただきたいという御意見をいただきました。  以上、そんな感じでございます。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  今度こそ、最後に、議会運営委員会、宮本委員長、よろしくお願いいたします。 ○宮本議会運営委員長  本当に最後になりますけれども、議会全般ということで御報告をいたします。  まず市議会で、どこで何をやっているかというのがなかなか分からないということで、初めて御参加いただいた方からの御意見なんですけれども、まずつつじケ丘の陥没について、市議会でどのような議論がどうなっているのか。また、今後どうやって情報を入手したらいいのかという御質問をいただきました。  あと、PFASの調布市内での調査実態について、多摩地域に関する問題だとは思うけれども、東京都との関係ではどうなっているのかなどの御質問がありました。  また、防衛省が名簿収集情報を集めていることについて、調布市の実態、あるいはほかの自治体がどういった形でやっているのかという御質問をいただきました。  報告会の運営の仕方についても御意見がありました。資料で説明する内容で分かるのであれば、広聴の時間を長く取ったほうがいいのではないかという御意見をいただきました。  あと、今、市議会議員が28名いますけれども、地域によっていろいろ偏りがあるなと。あまりいない地域もありますよ、難しい問題とは思うんですけれども、平均的に分散できたらいいね、そんな御意見もいただきました。  あと、つつじヶ丘駅北口のロータリーのゼブラゾーンにとめて選挙活動をしている人がいるとか、コインパーキングが空いているのに、あえてそういったところにとめてやるのはモラルの問題ではないかと感じるよというような御意見もいただきました。  あと、先ほども出ましたけれども、市内の駅周辺で歩きスマホ禁止の条例をぜひつくってほしいと。路上喫煙に関しては見回りをやっているが、スマホについては今のところ対策がない、そういう御意見もいただきました。  あと、議場なんですけれども、障害者用の傍聴席を整えていただきたいと。車椅子でない人も活用できるような、そういったことを考えていただきたい。バリアフリー、合理的配慮をという御意見です。  市議会も市もそうだけれども、様々なハラスメント対策をよりきちんとやってほしい。市の窓口対応、非常に高圧的であるという意見もありますので、市議会議員だけでなく、市の職員もハラスメント対策には力を入れてほしいという御意見です。  あと、最後に、ミニバスを利用する機会が多いのだけれども、もう少し利便性を向上できないか。非常に混んでいる。ですから、できれば増便をしてほしい、そういうお声もいただいております。  以上でございます。 ○内藤副議長  ありがとうございました。  それでは、最後に閉会のあいさつを副実行委員長の藤川満恵より御挨拶申し上げます。 ○藤川市民への議会報告実行委員会副委員長  皆様、こんにちは、市民への議会報告会副実行委員長の藤川満恵でございます。  本日はお忙しい中、第18回議会報告会に最後まで御参加くださいまして、誠にありがとうございました。皆様と対面でお会いでき、また、貴重なお声をたくさん聞かせていただきました。本当にありがとうございました。議員一同、貴重な機会を大変うれしく思っております。  なお、アンケートにつきましては、お済みの方はお帰りの際に御提出をお願いいたします。アンケート用紙のQRコードより送信していただいても構いません。恐れ入りますが、アンケートの締切りは令和6年6月12日水曜日までとさせていただきます。皆様からの感想や御意見をお待ちしております。  調布市は明年、市制施行70周年という大きな節目のときを迎えます。全世代の皆様が笑顔あふれる調布市へ、また、住み続けたいと思える魅力あふれる調布市へ、今日もたくさんのお声をいただきました。皆様と共に築いていきたいと思っております。これからも皆様の身近で親しみある市議会になるよう、議員一同、全力で取り組んでまいります。今後とも大変お世話になりますが、何とぞよろしくお願いいたします。  話は大きく変わりまして、本日は母の日でございます。皆様、おうちに帰られましたら、奥様やお母様、また、御家族や身近な方に感謝の言葉を述べていきたいと思います。私も最後、感謝の言葉で締めくくりたいと思います。本日は御参加いただきまして、誠にありがとうございました。  以上です。 ○内藤副議長  以上で第18回市民への議会報告会を終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。   閉会 午後4時0分