114ページ かっこ,Dの7,当事者の参画  障害のある当事者が市政に参画することや,主体となって様々な地域での活動を行うことを支援します。  前計画期間の振返り  障害者地域自立支援協議会では,地域課題を抽出し,情報を共有し,ワーキンググループを中心に地域課題を検討しているほか,障害者総合計画について進捗管理を行い,策定年度には策定委員会へ意見具申を行っています。 これまでも地域課題の検討がきっかけとなり,市の新しい事業の創設に繋がっています。  市の施設開放や,利用者主体によるサロン活動等は,新型コロナウイルス感染拡大に伴い貸し出しや活動の中止が多くありました。  今後の課題  市政への参画・協働の推進  障害のある当事者や家族が,市が設置する委員会等への参加,パブリック・コメントなど様々な機会を通じて市政に参画できる体制の充実が必要です。 そのうえで,参加する当事者に対してわかりやすく,かつ,当事者の意見,ニーズをしっかりと反映させながら進めることが重要です。  当事者・家族会活動への支援・連携  障害のある当事者や家族が,事業者からサービスの提供を受けるだけでなく,自らが主体となったサロンや団体活動を通して当事者や家族同士のネットワークを深めたり,生活の楽しみを広げたりする活動を支援していくことが必要です。 115ページ  取組の方向性 市政への参画・協働の推進  市が設置する様々な委員会,協議会等に当事者や家族の委員をおくことで,障害者の視点からの意見を市政に反映させ,障害の分野から調布のまちを見直す契機,機会の充実を図ります。  かっこ,再掲,障害当事者講師養成研修の実施を通して,当事者による障害理解の促進・普及啓発を行うための人材育成や発信する場の充実を図ります。 当事者・家族会活動への支援・連携  地域活動支援センターでの当事者サロンの運営支援や,こころの健康支援センターでの施設開放等を通じて,当事者がともに余暇を楽しんだり,お互いに情報交換や相談等ができるように,活動場所の提供やその他の支援を行っていきます。  事業計画 主要事業 ナンバー,Dの7の01,市が設置・運営する会議等への参画 事業概要  市が設置・運営する様々な審議会,協議会,委員会などにおいて,障害のある当事者や家族の参画を進めます。 今後の方向性  市の施策や事業等に当事者の意見を反映させ,誰もが住みやすいまちづくりを推進するために,今後も当事者委員の参加などを通じて,当事者,家族の意見の反映に努めます。 参加に当たっては,必要なヘルパーや手話通訳者の配置など合理的配慮を確保します。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの7の02,障害者地域自立支援協議会 事業概要  地域の障害福祉に係る事業を実施する各相談支援事業所その他関係機関によるネットワークシステムを構築し,その連携を図ることを目的として,障害者地域自立支援協議会を運営します。  個別支援会議等を通じて地域課題を抽出し,各ワーキングでの検討を通じて新たな地域の社会資源や施策についての検討,提言を行います。 今後の方向性  各ワーキングでの検討成果をもとに,市の事業や施策への反映を進めます。 担当は,障害福祉課。 116ページ ナンバー,Dの7の03,当事者サロンの運営支援,かっこ,障害者地域活動支援センター事業,かっこ,調布市こころの健康支援センターの運営 事業概要  障害のあるかたやその家族の情報交換や仲間づくり,意見交換の場としてサロンの運営を支援します。また,当事者同士で様々な活動を行う自主グループについて,場所の確保やメンバー,ボランティアの募集等の活動支援を行っています。 今後の方向性  参加者の高齢化や固定化が課題であり,今後は新たなかたに参加してもらえるよう,活動内容の工夫や広報について検討をしていきます。 担当は,障害福祉課。 ナンバー,Dの7の04,障害当事者講師養成研修の実施 事業概要  市民に,障害を理解してもらうために,障害を,社会モデルで捉え,伝えていくことができる当事者講師を養成する研修を調布市福祉人材育成センターにて実施します。 今後の方向性  養成研修を修了した当事者講師の登壇の場の開拓,確保を推進します。 担当は,障害福祉課。 その他関連事業 ナンバー,Dの7の05,こころの健康支援センターの施設開放 事業概要  こころの健康支援センターの施設を,精神障害者やその家族が自主的に活動できる場所として提供します。 担当は,障害福祉課。