令和5年度第7回調布市子ども・子育て会議 議事録 1 日時:令和6年3月22日(金)午後6時30分~午後8時27分 2 場所:たづくり西館3階 健康増進室 3 出席者 (1) 委員 12人 (2) 事務局 子ども政策課 4人 保育課 1人 子ども家庭課 1人 児童青少年課 3人 健康推進課 2人 4 傍聴者   1人 開会 ・会長 挨拶 ○会長  では、順番に進めていきます。  次第の1番です。調布市子ども・子育て支援に関するニーズ調査の結果についての説明になります。御説明よろしくお願いします。 次第1 調布市子ども・子育て支援に関するニーズ調査の結果について ・事務局より以下の調布市子ども・子育て会議の資料について説明 調布市子ども・子育て支援に関するニーズ調査結果報告書案(資料2) ○会長  ありがとうございました。膨大なデータのおまとめ、本当に大変だったと思います。ありがとうございます。  それでは、ぱらぱらめくりながら、気がついたこととか、感想でも構いません。質問、御意見がおありの方は御発言をよろしくお願いします。 ○委員11  感想になるのですけれども、私は障害児しか育てていないので、健常の子どもを育てた経験がありませんので、ちょっと面白いなと思ったのが、未就学のお子さんの調査の中では、印象ですけれども、お母さんは広く地域の子育てひろばであるとかそういうところで遊ばせて、同年代のお子さんと触れ合いさせたいと思っているという印象がすごくあって、だけれども、小学校に入ると、実態としては、放課後は家にいるほうがいいという、そこの変化というのは何で、どういうあれで起きるのかなと、ちょっと興味深いなと思ったことと。  あと、実際に欲しい子どもの数と出産した子どもの数のギャップのところで、経済的というところが未就学も小学校のほうも出ていますけれども、お母さんの希望する働き方、お父さんは大体ほぼフルタイムで働いていて、お母さんはどういう働き方をしたいかというと、アルバイト、パートでいいという方がほとんどで、それも、どこだったかちょっと忘れましたけれども、週3日程度で、時間が4だったか6だったか、そこでいいという方のほうがたしか多かったような感じがあって、経済的には不安なのだけれども、働き方はそこでいい。そこを増やせば経済的に潤うのだけれども、そこもまた何でなのかなとちょっと感じました。感想です。 ○会長  ありがとうございました。感想を超える大事なことを今おっしゃったような気がします。今の御発言に関して、そこにかぶせて何かおっしゃりたい方がいらっしゃったら、いかがでしょうか。  最終的にまとめるときに、考察みたいなことはつけるのでしたっけ。単にデータを並べるだけ。 ○事務局(K)  結果になるので、考察まではいかないで、計画をつくるときに、こういう結果があったので、こうではないかなど考察していく予定です。 ○会長  そういう意味でいうと、この会議の議事録に、今おっしゃったようなことが載っかってくるのがすごく大事だと思うので、いかがでしょう。  では、今の件とは別でも構いませんので、できるだけ御意見を出していただきたいと思います。 ○事務局(K)  ボリュームが結構あるので、お持ち帰りいただいて、今後もし気になる点とかがあれば、メール等で随時いただいても大丈夫です。 ○会長  今御説明いただいたのは、かいつまんだ内容でしたけれども、ただ、事務局としては大事だというところを多分ピックアップされたと思うので、その中で何か、あっと思ったことでも構いませんので。あとは、意外な結果だったなとか。どうぞ。 ○委員11  あともう一つ、今の意外な結果だったなというところなのですけれども、未就学のほうで、緊急時に祖父母等の親族に見てもらえる割合が、すごく高いのだなというのが意外でした。自分の身の回りを考えると、これほどおじいちゃん、おばあちゃんに見てもらっている方は、私はあまり知らないので。自分自身、うちの息子は保育園で働いてきたのですけれども、保育園のときのお友達を振り返っても、おじいちゃん、おばあちゃんというのはこれほど。半数以上ですよね。なので意外な数字でした。 ○会長  だから、今の時代はこういうものだという思い込みでいると、多分、地域性もあると思うのですけれども、やはりそれぞれの地域の特性に沿った結果が出ているような気がすごくするのです。  あとは、前回の調査との比較が今回結構されていて、そことの違いが出ているデータもあるというところも大きな特徴かなと思って、私は聞いていました。何年前でしたっけ。 ○事務局(K)  5年前です。 ○会長  5年前で、コロナ前。たかだか5年と考えるのか、でも、やはり5年という数字は大きくて、すごく大きく変わっているデータもあったので。  では、ちょっと読み込んでいただいて、改めて意見を出してください。今日はいろいろな結果の説明があるので、それをまずしていただいて、残り時間を有効に使いたいと思います。では、今のところは大丈夫ですか。  では、次に行きます。次第の2番です。調布市子ども・若者支援に関するニーズ調査の結果についてです。お願いいたします。 次第2 調布市子ども・若者支援に関するニーズ調査の結果について ・事務局より以下の調布市子ども・子育て会議の資料について説明 調布市子ども・若者支援に関するニーズ調査結果報告書案(資料3) ○会長  ありがとうございました。ちょっとびっくりするようなデータもありましたが、御質問、御意見、御感想をお願いいたします。 ○委員13  ちょっと言わなければいけないかなと思いまして、ぱっと見て思いついたことを幾つか話をさせてください。  まず、12ページの、人とのつながりについての居場所なのですけれども、やはり想定された部分として、インターネットの空間がかなり影響あるのだなということを感じました。ほっとできる部分でもあるし、場合によっては、トラブルに発展する場面でもあるので、ここら辺の指導というか、監視というか、その空間の利用についてのマナー等もしっかりと学校で教えていかなくてはいけないかなと思いました。  あとは、ざっと見た中で、42ページですが、本当に細かい部分なのですけれども、家庭や学校外での相談場所の認知という部分で、今回調査の2番の「知っているが相談したことはない」というのが結構高い数値で、前回でいいますと、「知っている機関はない」というのが46.1なのですけれども、学校現場では、いろいろな相談の機関を紹介していることが結構多いのです。市のほうからも教育委員会からも、こんなところがありますということで、いろいろと広報活動がうまくいっていて、学校としても、どこかいろいろな場所につなげていこうということで紹介ができているのではないかなと思います。ですので、そこら辺、市の広報活動や学校でのPR活動が比較的うまくいって、こういう結果になったのかなと、この数値を見て思いました。  以上です。 ○会長  ありがとうございます。今、委員13が御発言されたのであれですけれども、学校への期待がすごく大きいのが気になって、それだけ信頼されているというようにも捉えられるし、例えば子どもの権利のことも「学校で教える」というのが1番ではないですか。だから、何でもかんでも学校、学校というようにしてしまっているところが、本当に先生方の負担というか、その辺りというのは率直なところ、どうなのですかね。 ○委員13  やはり学校現場としては、それって家庭でやることではないのという、しつけ的な部分、そこも結構学校に求めてきて、それで、何というのかな、学校は打たれるような場所になっていて、学校としては、やはり家庭と一緒に力を合わせて子どもを育てていきたいという部分はあるのですけれども、学校に期待されるのはいいのですが、何となく任せきりというか、それは学校のやることではないですかと言われて、学校としては逆のような、しつけの部分とか、それは御家庭でやることではないですかと。そういうところでちょっと乖離しているというか、学校と家庭との距離感があります。  でも、学校としましては、それは家庭でやるべきでしょうと話す気はないので、一緒になって力を合わせたいという部分はあるのです。なので、そこら辺がもうちょっとうまく寄り添えるといいかなとは思っています。 ○会長  さっきおっしゃったみたいに、いろいろな機関と連携しながら、紹介しながらということが大事ですよね。全部学校ということになってしまうと。権利のところはちょっとびっくりしました。子どもの権利とか人権の問題を教えるとしたら、どこでやるのですか。教科の中でやるのですか。 ○委員13  そうですね。教科の中でもありますし、いろいろな場面で、総合的な学習の時間とかでもありますし、そういうのは横断的に、いろいろな場面で教えるようにはしています。 ○会長  ありがとうございます。ほかいかがですか。  そんなにどきっとするようなことはなかったでしょうか。私は回答者の年齢が、前回はすごくバランスよく。これはそういう読み取り方でいいのですよね。年齢、39歳までのところに聞いていて、前回調査は、24歳以下のところと、その他のところがほぼイーブンなのですけれども、今回、突出して大学生世代というか、そこが多くなっていて、若者と呼べるのかなという世代の人たちが次に多いという感じになっていて、こういう結果になってしまったのは本当にたまたまという。 ○事務局(H)  24歳以下が49.2%ですが、それ以上の25~29歳、それ以降を合わせると49.5%になるので、そこを境目に、このグラフの出し方では細かく刻んでいるのでこのように見えますけれども、大学生世代までとそれ以降のところでおおよそ半々ぐらいの方に御回答いただいたと、大きく見るとそのような分かれ方になっております。 ○会長  そうですよね。前回、それぞれの年齢がほぼ等しくなったのは、これは本当にたまたま。調査票の出し方は一緒ですよね。 ○事務局(K)  前回は、中学生から39歳で無作為でやっていたかと思います。 ○会長  分かりました。  いかがですか。 ○委員11  ちょっとびっくりしたところをいいですか。 ○会長  はい、お願いします。 ○委員11  57ページの、市が特に取り組むべきことの「学習・学び直しができる環境・機会の充実」50.4%という数字が、学齢期のお子さん対象の結果ということでは、まさに学んでいる最中の子どもたちが、もう学び直しのことを心配しているというのは、何なのだろうなと、ちょっとびっくりいたしました。 ○委員13  これは、きっと、質問の仕方の中で、学習というところに目が行ったのではないかなと思うのです。学び直しができるとか、そういうところの意識ではなくて、何がいいのだろう、学習と書いてあったら、取りあえず、そこを1番にする、そんな形で、学び直しができるという部分のところのパーセントでもないのかな。ちょっと分からないですけれども、きっと、いろいろと並べた中で、ひきこもり、障害のある、就労に向けたとか、ちょっと難しいというか、自分たちで捉えにくい部分があって、その後に学習が来たときに、これがいいよなというつけ方もあるのかなと。分からないですよ。 ○会長  なるほど。 ○事務局(J)  この設問の聞き方なのですけれども、「学習・学び直しができる環境」ということで、学習ができる環境、学び直しができる環境という、恐らく学生さんは、学習ができる環境というところで捉えられたのかなと。 ○委員11  分かりました。であれば納得できます。ありがとうございます。 ○事務局(K)  あとは、実際の調査票では、「年齢や経済的な心配をすることなく」という文言が前段に入った上での聞き方をしていましたので補足です。 ○会長  ありがとうございました。ほかよろしいですか。  よろしければ、次に行きますけれども、私は結婚のところがかなりびっくりしたのです。107ページのところ、これ、このまま数字を受け止めていいのですよね。「結婚・同棲・恋人は必ずしも必要ではない」が約半分。 ○委員15  自分の身近なところの周りを見てみると、未婚の人も多いなという感覚はかなり増えました。数がどうのというのは分からないのですけれども、我が家でもそんなこともありますので、不思議だなと思っています。やはりこの数字で見ると半分ぐらい。知り合いの人とか、いろんな話をするのですけれども、そういうときに、うちは別にいいわという感じの娘さんや息子さんが多いというのは事実だと思います。パーセンテージは詳しくはちょっと分かりませんけれども。親が何を言っても無理でしたね(笑声)。  必要性を感じていないという言い方をしていましたけれども、それがどう意味なのか、私もそこまでは分からないです。 ○会長  できる、できない、それは経済的にしたいけれども、できないという話ではなくて、本人の意思が、恋人も要らないという話ですよね。 ○委員15  本当に、聞いていると、いいという感じです。うちだけだったら申し訳ないのですが。 ○会長  いや、うちだけではないということが表れている。 ○委員15  ですよね。この数字を見ると。ほっとしたような、何か残念なような(笑声)。 ○会長  すみません。単純に私が驚いただけです。一般的傾向としては、よく言われることだけれども、これ、ほかの自治体と比べてみたいですよね。全体像が前回の調査と大分動いてきているから、どのように違うのかというのが。 ○委員10  うちはまだ小学生ですけれども、子どもに結婚は何のために必要なのと聞かれたときに、深く答えられないなと。何のために、少子化だからと答えるか。さすがにそんなことは言えないのですけれども、そんなこと言わないですが、それが明確に私たちも答えられるのであれば、また変わってくるかもしれない。もっと活性化させるためと言っても分からないだろうし、何て言ったらいいのだろうなとちょっと思うかなというところです。  だから、そういうところを、さっきの学校に全部託しているとかではないですけれども、学校ではどのようにこういう状況について話しているのかも親として分からないし。結婚についてとは言っていないのですけれども、どのように、家庭でも皆さんが結婚についてというのは話さないのかなとちょっと思いました。 ○委員6  私が女子大だからというのはあると思うのですけれども、キャリアウーマンとか自立した女性という教育の中、生きてきているので、経済的な面とかそういうので男性を必要としていないので、心の豊かさ的に男性と結婚したいとかはあると思うのですけれども、昭和的なというか、自分が1人で自立できないから結婚するという思考がまずなくて。 ○会長  では、大学側のイメージチェンジがうまくいっているんだ(笑声)。昔はそういうあれではなかったから。とにかく専業主婦になってみたいな。 ○委員15  結婚してみたいなね。 ○会長  そう、そういうあれだったけれども、キャリアを積んでいこうというのが当たり前になっているということでしょう。 ○委員6  あと、現代はひとり親が多いので、友達でも普通にひとり親がいっぱいいてとなると別に。そういう例もあることですし。 ○会長  なるほどね。すみません。下に外国との比較が書いてあって、やはりそれぞれの国で結婚観がかなり違うから、社会保障の仕組みとかもかなり違うから、一概には比較できないのだろうけれども、ただ、日本の場合、どうしても結婚と子育てとか出産はセットになってしまっているから、その辺があれですけれども。  中学でこういう話は出ますか。いわゆる性教育みたいなことは当然あるでしょうけれども。 ○委員13  それはやらなければいけないのですけれども、結婚観という部分は。 ○会長  将来、キャリアをどういうふうにしていくのかみたいな話は。 ○委員13  キャリア教育の中で、自分の将来を見詰めよう、それはやはり、どちらかというと就職だとか、自分の適性を見詰めるだとか、そういういろいろ将来を見詰める中で、家庭をというのはあるかもしれませんけれども、結婚観まではあまり触れないかな。 ○委員15  特に中学生では難しいかもしれないですね。 ○会長  そうですよね。そこまではね。すみません。自分の興味を引っ張ってしまって。  では、よろしいですか。では、この報告書の案については以上になるので、細かく見ていただいて、気づいたところがあったら、事務局のほうまでメールを送ってください。  では、次です。令和6年度保育所等入所申込み状況についてお願いします。 次第3 令和6年度保育所等入所申込み状況について ・事務局より以下の調布市子ども・子育て会議の資料について説明 令和6年度保育所等入所申込み状況について(資料4) ○会長  ありがとうございました。では、御質問等よろしくお願いします。 ○委員15  単純なのですけれども、0歳児が減ってきているというのは、育児休業とかそういうのが影響しているのでしょうか。長く休めますよね。それで保育園に入れなくても、親がどちらか休んで見られるという状況があるから、こういう数字になるのですか。 ○事務局(C)  はっきりとしたデータは出ていないのですけれども、その傾向はあるかなとは思っています。あとは、1歳児、待機児童はあるにしても、その数が減ってきている。認可ではなくても何らかの保育施設に入れるような状況になってきているので、無理して0歳で入れなくても、1歳で預ければいいかなというのもあるのではないかとは思っております。  以上です。 ○会長  ありがとうございました。さっきの報告書のところでも、それを裏づけるようなのがどこかにありましたよね。 ○事務局(J)  未就学のほうの報告書、37ページ、38ページですね。 ○会長  希望としては、もっと取りたいという話でしたね。  ほかにいかがですか。この一番左の募集児童枠は、定員ではないですよね。 ○事務局(C)  定員ではないです。 ○会長  だから、極端に幼児さんが少なくなっているのは、そういうことですよね。  いかがでしょうか。委員9の御意見をちょっと。感想でもいいので。 ○委員9  数年前から0歳児の定員割れは聞かれていて、非常に経営を圧迫しているのだなと。さっき、補助金を出しているということなのですけれども、定員割れに見合う補助金を出しているということなのですか。 ○事務局(C)  ここに募集児童枠がありますけれども、そこで0歳の募集数がある場合については、月ごとになりますが、上半期、4月から9月に限り、その枠に応じて補助金を交付するという感じで、近隣の自治体はかなりやっていて、調布はあまりやっていなかったという状況がありますけれども。 ○委員9  幼稚園も補助してくれないですかね。 ○事務局(C)  委員9のあれなのですけれども、今年、幼稚園は預かりのほうで、ほかにない先進的な補助として450円の預かりをその2倍、国補助全くなく、市だけで交付するというのを始めます。これは都内では初めてになりますので。 ○委員9  今、いわゆる新年少の募集に対して応募が壊滅的な状況で、その1つ下のいわゆる満3歳児クラス、2歳児ですよね、そこもそんなに殺到するかというと、そうでもない状況があるので、やはり幼児年齢の子どもは保育園にかなり流れているという状況がある。人口的にというのはあるのですが、でも、調布市はそんなに劇的に子どもの人口がすごく減っているというイメージは、私はあまりないのですけれども、結局、幼稚園と保育園の人数のバランスがかなり悪くなっているという状況かなというところで、これは調布市に限らず、都私幼連へ行ってもみんな異口同音に、幼稚園の就園の人数減少は加速度的に始まってしまっているので、そこはみんなかなり悩ませているので、そこの何か救済措置がないと、本当に閉園していく幼稚園が現実的に増えていくかなと。  だから、そこは調布市として幼稚園の存在をどう考えるかというところが問われるのかなと。どうしても保育園に比べて私立幼稚園が100%なので、経営努力が必要なのですけれども、その経営努力にも限界があって、預かり保育を充実させたから増えるかというと、そんな単純なものではなくて、結局、増やせば増やすほど、充実すればするほど、幼稚園の職員の首を絞めていく状況もあるのかなと私は見ているので、そこをどう考えるかというところかなと思っています。 ○会長  前回調査と、利用施設の数が、幼稚園がまたがくっと減っていましたよね。あれもちょっとびっくり。 ○委員9  来年度、怖いのですけれども。 ○会長  本当に5年でこれだけ減ってしまったらね。だから、それはやはり。 ○委員9  うちも今年度から満3歳児クラスを始めたのですが、それで来年度、昨年度の募集の感覚でちょっと枠を増やしたのですけれども、そんな簡単にはいかなかったですね。やり方にも問題があったのかもしれないのですけれども、そんなに劇的に来るかというと、そうでもないなという感じがしますね。確かにニーズはあると思うのですけれども。 ○会長  どうしてもこの会議が保育所中心になってしまう傾向がありますけれども、やはり幼稚園含めて就学前の保育施設だから、やはりそこは市としても向こう側というか。幼稚園は部署一緒なのでしたっけ。 ○事務局(C)  一緒です。 ○会長  一緒ですものね。だから、併せてというところは同じですよね。 ○事務局(C)  補助の話とか傾向は、さっき委員9がおっしゃったとおりで厳しい、幼稚園は本当にここ数年が特に厳しいような状況に拍車がかかっているのは認識しています。  ただ、だからこそ、これからもいろいろお話しさせていただいて、どういうところがいいのかというのは、市の中でも幼稚園の支援に力を入れようという話はかなり出ているので、また相談させていただいて、できるところをやっていきたいなと思っております。 ○委員9  余談ですけれども、うちは今年度から新制度に移ったのですが、それは確かに私学助成のときよりは潤ったなという感覚はあるのですけれども、何せ複雑なので。調布市で初めての新制度園なので、保育課のほうもやはり分からない部分が多くて、互いに連携しながら、いろいろ書類なども見てきたのですけれども… ○会長  多分、委員の皆さんは、新制度というのが。だから、ざっくりと教えていただけますか。 ○委員9  今、幼稚園が大きく分けると2つ。私学助成園というのは、東京都に補助金を申請して、補助金が例えば規模に応じて人件費をこれだけ出しますよ、こういう取組をしたらこれだけ出しますよと、それを合算したものを12月に補助金がばんと東京都からもらえるのです。  うちの新制度園というのは、施設型給付園ともいうのですけれども、東京都の私学助成というのはなく、今度、調布市と直接やり取りをして、こういうことをやっていたらこういう部分を加算しますという、取組によってお金が加算されていくのです。  私学助成とは考え方が全然違うので、割と小規模ほど有利というか、大規模のほうだと逆に損、私学助成のほうが有利な場合があって、140~150人ぐらいの規模の幼稚園が大体分岐点になるのかなと思うのです。今うちは100人ちょっとなので、ちょうどいい感じなのですけれども、だから、うちはもうこれ以上人数が見込めないなと思ったので、経営を維持するために新制度に移るという選択を取ったのです。  ただ、非常に複雑で、処遇改善とかそういうのも職員に対してそれによっていろいろできるのですけれども。 ○会長  先生方の給料がちょっと上がりますよね。 ○委員9  上がりますね。ただ、上げ方がこれでいいのかも正直分からなくて、処遇改善も1、2、3とあって、そこがちょっと難しい部分がいろいろあって。 ○会長  応諾義務はどうなっていますか。 ○委員9  応諾義務は、定員に達していなければ応諾義務というのが発生するのですけれども、ただ、幼稚園として応諾義務はあるけれども、こういう基準で子どもを見たときに、こちらの受入れ体制として限界がある。例えば極端にフォローが必要な子であるとか、そういう場合、その幼稚園の環境と照らし合わせて、受け入れることによってお互いに苦しくなるなというような状況が判断されたときには、応対はできるという、書面のそういう決め事があるので、必ずしもというわけではないです。 ○会長  委員9のところだけですか。 ○委員9  うちだけなのです。調布市で初めてなので。 ○会長  その後に続いている幼稚園はないのですか。 ○委員9  検討している幼稚園はあるみたいなのですけれども、ただ、ちょっと時間がかかるので、まずこの会議で諮らないといけない。利用定員とか。 ○会長  そうですね。 ○委員9  その利用定員を何人にするかによって、また給付金が変わってくるので。利用定員の設定が少なければ少ないほど、単価が上がる。あと、満3歳児を受け入れると、またそこの単価が高いとか、職員を割と多く採っていると加算が。この規模に対してはフリーの人員が何人いたら加算しますよというような、そういう計算表があるので、どのように出しているのか、私も分からないのですけれども。 ○会長  何で委員9にしゃべってもらったかというと、幼稚園が置かれている実態は意外と知られていないから、ぜひ委員の皆さんに共有していただきたかったので。 ○委員9  私は勉強中なので。だから、1年半ぐらい準備して、やっと移ったと。ほかの地区でやっている幼稚園が知り合いであったので、そこにいろいろ聞いて、実際、私学助成と施設型に移ったときにどうなのだろうというのを比較して、うちの園児数の動向を見たときに、これは移ったほうがいいなと。多分、移っていなかったら、もうアウトでしたね。かなり打撃は大きかったです。 ○委員10  ちょっと聞いてもいいですか。人数がこれぐらいだとこれぐらいのお金というのは、調布市が設定しているのですか。 ○委員9  それは全国的に決められていて、やり取りは調布市、各自治体と。ただ、公定価格というのがあって、それは全国的に決められたものなのです。それにのっとって利用定員というのを定めて、うちは利用定員状況90人という設定でやっているのですけれども、そうすると、1人当たり単価がこれぐらいですと設定されていて、それ掛ける園児数で給付金が決まってくるのです。それが、利用定員の設定が少なければ少ないほど高くなるのです。  大体10から15刻みぐらいで、90の次が、今度75人とか、そういう利用定員の設定が、ちゃんと表があるのですけれども、これはどういう根拠で出しているのか、私も見ても全然分からないのですけれども。多分、何を言っているか分からないと思うのですけれども、本当にそれだけ複雑なのですが、ただ、規模が少なければ少ないほど有利であることは確かです。その分、いろいろ見られる部分も多くなってくるし、書かなければいけない書類も増えてくるので、それをどう取るかというところかなと思います。  拙い説明ですみません。 ○会長  いえ、ありがとうございます。では、今の件はよろしいですか。  今度は学童の話になります。学童クラブ入会申請の状況について、お願いします。 次第4 令和6年度学童クラブ入会申請の状況について(資料なし) ・事務局より説明 ○事務局(E)  令和6年度の学童クラブ入会申請の状況について御説明をしたいと思います。現在集計中ということもありまして、申し訳ございません。お手元に資料がないので、説明を聞いていただければと考えております。  最終的な集計につきましては、また変わるかもしれませんけれども、来年度、今年の5月以降の子ども・子育て会議等で御報告をさせていただきたいと思っております。  現在、入会申請者数なのですけれども、今年度、令和5年度が2,848人だったのに対して、令和6年度は現時点で3,160人、おおよそ1割程度増えているのです。実は、子どもの数が1割増えているのかというと、そういうわけではない。調布市の教育委員会が出しております教育人口推計というのがあるのですけれども、最新のものですと、実は今年度、令和5年度が小学生の子どもの数のピークになります。それからは、委員9がおっしゃっていたとおり微減なのですけれども、究極的にがんと落ちるというわけではないのですが、微減の傾向が続いていくということになります。  そういうことを考えますと、普通に考えると、令和5年度と令和6年度の学童クラブの入会申請の数は同じぐらいになるはずではあるのですけれども、令和6年度につきましてはおおよそ1割ぐらい増えてきている。  実は、この傾向は、令和5年度と令和6年度に限ったものではなくて、ここ数年そういった傾向が続いており,子どもの数の増加以上に学童クラブの入会申請数が増えているという状況にあります。我々が保護者の皆様に聞いている限りにおきましては、やはり少し景気が低迷している、お給料が上がらないとか、そのようなところがございまして、特に女性の方の就労、先ほどのアンケート結果にもあったかと思うのですけれども、フルタイムで働く女性の割合が、特に小学校に子どもが入ったことを契機に増えてきていると。  先ほど委員6がおっしゃったとおり、キャリア傾向というのも長期的にはあるかもしれないのですけれども、短期的にこれだけ増えているということを考えますと、やはり景気ですとか、給与とか、そういった側面が非常に大きいのかなと考えているところであります。  現在、市といたしましては、今ある学童クラブの定員を少し積み増しすると。以前のこちらの会議でも御報告をさせていただいたような取組をやったりですとか、地域によって子どもの数の減少の幅が大きい地域と、増え続ける地域もございますので、特に増え続ける地域につきましては、暫定的な定員の積み増しではやはり対応ができなかったり、満足な健全育成であるとか、子どもの安全・安心は守れませんので、そういった地域につきましては、学童クラブの新設といった形で対応させていただいております。  今年度も、年度途中でありましたけれども、せんがわ学童クラブという新しい学童クラブの設置を行っており、今後につきましても、市の中心部から東部にかけてなのですが、子どもの数がまだまだ増えていくような傾向が見えておりますので、そういったところにつきましては学童クラブの新設ということで、ハードの対応を今後も行ってまいりたいと考えているところでございます。  説明は以上になります。 ○会長  ありがとうございました。口頭の御説明でしたけれども、何か追加でお伺いしたいことがあれば、いかがでしょうか。これ、対応は結構大変なことですよね。 ○事務局(E)  対応としては、数としては300人超増えているのですけれども、東京都が定める学童クラブの標準例でいうと、学童クラブ1つ当たりの定員というのは40人から60人ぐらいがふさわしいと言われておりますので、そういう意味で考えますと、本当は7つとか8つぐらい新設しなくてはいけないようなレベルにあるのかなとは思っています。ただ、今後、子どもの数が減っていくとか経営していくということを考えますと、やはりなかなか積極的に新設をしていくのは難しいというところもありますので。 ○会長  ずっと増え続けるというわけではないですものね。 ○事務局(E)  そうですね。そこがなかなか。先ほど幼稚園、保育園の話もあったかと思うのですけれども、そこら辺のシミュレーションは年に何回もしながら、新設の学童クラブを何年度幾つつくるのかというのを考えていくところはあるのですけれども、皆様の税金をお預かりしてやっているものですので、無駄のないように、あと、やはり安全・安心とか健全育成というのはすごく大事にしている部分ですので、そことのバランスを取りながら、計画的に進めていきたいと思っております。 ○会長  よろしくお願いします。では、よろしいですか。  あと10分、もうちょっと前倒しで進めたかったのですけれども、ごめんなさい。時間を残そうと思っていたのですが、すみません。その他です。その他、たっぷりありますので、よろしくお願いします。 ○事務局(K)  その他のところで、今年度の調布市子ども・子育て会議は本日をもちまして終了となります。また、調布市次世代育成支援協議会及び調布市子ども・子育て会議の委員任期についても、今年度をもって満了となります。これまで貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  続いて、事務連絡も含めまして6点ございます。  1点目ですが、次年度の会議については、第3期調布っ子すこやかプランの策定年度になりますので、例年より開催回数は多く、今年度と同じぐらい、年8回から10回程度の開催を見込んでおります。第1回の会議の日程につきましては、委員の改選の年になりますので、改選後、5月か6月頃の実施を予定しております。  2点目、次年度からの会議運営についてです。これまで委員の皆様には子ども・子育て会議と次世代育成支援協議会の委員を併任いただいておりましたが、次年度から、次世代育成支援協議会を子ども・子育て会議と統合し、子ども・子育てに関する全般に関わる内容を子ども・子育て会議で扱っていく予定となります。  3点目、今回の会議録の案についてです。事前にメールにて委員の皆様に送付をさせていただきますので、御確認をお願いいたします。  なお、会議録は、発言者が特定できないような形で市のホームページ等で公開する予定となっております。  4点目、前回の会議録について、既に委員の皆様には案をメールで送付し、連絡がありました修正点等を反映後、発言者が特定できないような形で市のホームページ等で公開をしております。  5点目、今年度をもって委員任期終了となることから、委員改選となります。所属の団体推薦の委員におかれましては、継続という方もいらっしゃると思いますが、改選の手続として、保育課や児童青少年課などの所属団体と関わりのある部署を経由しての依頼、または、既に子ども政策課から直接メール等で該当委員の方には次年度の委員推薦を依頼させていただいております。既に回答いただいている委員もいらっしゃいますが、まだ依頼がきていないという委員がいましたら、会議終了後、事務局までお声かけください。依頼している委員推薦については、委員推薦書を御記入いただき、4月15日までに事務局まで御提出をお願いいたします。  また、公募の委員の方については、既にメールでアナウンスはさせていただいているのですけれども、3月20日から市報と市ホームページで市民委員の募集を開始しております。来年度に向けては専用のフォームからの申込みになりまして、4月22日が応募の締切りになりますので、ぜひ御応募いただければと思います。  最後、6点目、本日、駐車場を御利用の方は、この後、駐車券を事務局までお持ちください。  長くなりましたが、私からは以上です。 ○会長  ありがとうございました。いつもの御挨拶はここまでということで、冒頭申し上げましたように、委員任期が今日でちょうど区切りなので、席の順番で、1分ぐらいということで、御感想でも何でも構いませんので、一言お願いいたします。 ・各委員より一言 ・会長より一言   ・子ども生活部参事より一言   ○会長  立派な締め方をしていただいて、ありがとうございました。  本当に2年間ありがとうございました。以上をもちまして令和5年度第7回調布市子ども・子育て会議を閉会とさせていただきます。どうもありがとうございました。お疲れさまでした。                                  ――了――