議会報告会 〜開かれた議会をめざして〜 日 時 令和5年11月18日(土)    午後2時〜午後4時 場 所 市民プラザあくろす3階 あくろすホール 調布市議会   開会 午後2時0分 ○内藤副議長 皆様、こんにちは。本日は、議会報告会に御来場いただきまして、誠にありがとうございます。ただいまより、第17回議会報告会を始めさせていただきます。 本日、司会を務めさせていただきます副議長の内藤美貴子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の対面形式での開催は4年ぶりとなりますが、議員の半数以上が初めてとなりますので、不慣れな点が多々あるかとは思いますが、どうぞ御容赦くださいますようお願い申し上げます。 それでは、開会の挨拶を実行委員長の古川陽菜より御挨拶申し上げます。 ○古川市民への議会報告実行委員会委員長 皆様、こんにちは。本日は、お忙しい中、第17回調布市議会議会報告会にたくさんの方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。 調布市議会市民への議会報告実行委員会委員長の古川陽菜と申します。 調布市議会では、市民の皆様に開かれた議会を目指して、平成25年より議会報告会を実施してきました。ですが、4年前に第10回目を開催して以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により一度中止し、その後は議会だよりでの紙面での報告や、オンラインでの録画配信での報告を行ってきました。今回4年ぶりに対面での開催を行うことができ、議員一同、大変楽しみにしておりました。 本日は2部構成になっておりまして、第1部では、議長や各常任委員会から、令和5年第3回定例会での内容についての報告、第2部では、委員会ごとにグループに分かれまして、市民の皆様から直接御意見や御要望をお伺いしますので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。 ○内藤副議長 次に、令和4年度の決算概要につきまして、井上耕志議長より御報告させていただきます。 ○井上議長 改めまして、こんにちは。調布市議会議長を務めております井上耕志と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 先ほど来、副議長、また委員長のほうからも、4年ぶりの対面方式での開催ということで、今年の4月に調布市議会議員選挙、改選を迎えまして、28名の定数のうち9名の方が新人の議員さん、そして2期目の方と合わせると半数の14名の方々が1期生、2期生ということでございまして、実際、コロナで対面式というのがかなわなかった時期も含めて、ちょうど半分の議員さんが初めての対面方式での議会報告会という形になります。多々至らない点もあろうかと思いますけれども、ぜひ議会のほうに興味を持っていただけるように我々も尽くしてまいりたいというふうに思いますので、最後までよろしくお願い申し上げます。 それでは、令和4年度の一般会計の決算の内容について御報告をさせていただきます。 令和5年度の第3回定例会は、9月4日から25日までの22日間の会期で開催を行いました。私のほうからは、常任委員会からの報告に先立ちまして、概要ということで第3回定例会の内容について御報告いたします。 この定例会においては、主に令和4年度の決算に関して、どのような事業にどれだけの税金が投じられ、そして、どのような成果があったのか、こうしたことを各常任委員会において審査をし、次年度の予算へいかに反映していくのか、そうした議論を重ねてまいりました。また、令和2年10月に発生をいたしました東京外かく環状道路本線トンネル工事現場付近での陥没事故に関しまして、調布市議会は引き続き、地域住民の安全確保、そして不安の解消に向けて、事業者には誠実な対応と迅速な情報提供に努めるよう強く要望をしてまいりました。 それでは、令和4年度調布市一般会計決算の概要について御説明をさせていただきます。 令和4年度は、後期基本計画の最終年次として、計画に位置づけた各施策の推進への取組のほか、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応、物価高騰対策などの取組がありました。 (パワーポイント) 令和4年度の一般会計歳入決算は、1,095億8,700万円でありました。歳入では、市税、これは皆様方からの税金でありますが、そのうち個人市民税、固定資産税、法人市民税、都市計画税などで、収入全体の約5割を占めております。 個人市民税や固定資産税が前年度に比べて増加をいたしました。国庫支出金は子育て世帯や非課税世帯等への臨時特別給付金の減により、大幅な減となりました。 (パワーポイント) 続いて、次の資料を御覧ください。令和4年度一般会計歳出、出のほうですね、こちらの決算のほうが1,036億2,900万円でありました。目的別の経費を多い順に見ていきますと、まず、社会保障関係や子育て関係の経費を含む民生費です。総額 536億円余となり、構成比は 0.7ポイント下がっていますが、総額は増加をし、引き続き第1位となりました。 主な増加の要因は、長引く物価高騰対策として、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援金や保育園運営費の増などが挙げられます。 (パワーポイント) 次の資料を御覧ください。令和4年度の一般会計決算の歳出を4つの常任委員会ごとにまとめたものになります。総務委員会 178億円余、文教委員会 130億円余、厚生委員会 593億円余、建設委員会 133億円余です。 先ほどの民生費と総務費を主に所管する厚生委員会と総務委員会で全体の約4分の3を占めております。 (パワーポイント) 次の資料を御覧ください。続いて、令和4年度の決算収支です。 歳入では、左から、令和4年度1,095億円余、その右の令和3年度が1,094億円余で、表の右端にありますように、前年度と比べると1億3,000万円余の増になります。次に、歳出ですが、令和4年度1,036億円余、3年度は1,021億円余となっており、14億円余りの増となりました。そして、その下の段の繰越財源を差し引いたものを実質収支といいますが、令和4年度が46億円余で、前年度と比べ20億円以上の減という結果となっております。この実質収支の46億円余が次年度への繰越金となり、将来の負担に備えた基金への積立て、あるいは次年度の追加財政需要などに活用されます。これで資料を終わります。 この決算に対しまして、総務、文教、厚生、建設の4つの常任委員会に分かれ、それぞれの所管の事項について審査を行い、全ての委員会で原案認定と決しました。本会議では、各委員長の報告の後、各会派による討論を経て採決を行い、賛成多数で認定をいたしました。討論の概要と本決算に対する賛否の態度につきましては、11月5日発行の市議会だより第 255号のほうに詳しく掲載しておりますので、御覧いただければありがたく思います。 以上で令和4年度調布市一般会計決算の概要についての報告を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○内藤副議長 ありがとうございました。それでは、これより4つの常任委員会から委員会で審議されました主な内容につきまして、順に御報告させていただきます。 まず初めに、総務委員会の報告です。榊原登志子委員長、よろしくお願いいたします。 ○榊原総務委員長 皆さん、こんにちは。それでは、総務委員会の報告をさせていただきます。 (パワーポイント) 初めに、委員の紹介です。左から、木下安子委員、伊藤学委員、井上耕志委員、委員長の私、榊原登志子、続いて、平野充副委員長、青山誠委員、沼田亮委員です。 (パワーポイント) 総務委員会では、行政経営部、総務部、市民部及び会計管理者、監査委員、選挙管理委員会に関する事項を所管しております。 第3回定例会では、議案3件、陳情2件を審査いたしました。議案3件は、令和5年度調布市一般会計補正予算(第3号)、令和4年度調布市一般会計歳入歳出決算、令和4年度調布市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算で、それぞれ可決、認定をされました。議論された主要部分について御報告をさせていただきます。 (パワーポイント) 令和5年度調布市一般会計補正予算(第3号)では、30億6,000万円余を追加し、歳入歳出それぞれ、1,042億1,000万円余となりました。補正予算歳入では、緑地保全のための都の補助金や寄附金、前年度会計からの繰越金などが計上されました。 (パワーポイント) また、歳出においては、公共施設の擁壁、崖の安全対策に向けた調査費のほか、財政調整基金や公共施設整備基金への積立金等を審査し、全会一致で可決をしました。 (パワーポイント) 次に、一般会計歳入歳出決算は、審査項目が多岐にわたっておりますので、防犯・防災対策事業と、行政のデジタル化を含む地域社会のデジタル化を中心に報告をいたします。 (パワーポイント) まず、防災の質疑の中では、調布FMの活用について、避難所開設等の情報だけでなく、現場の状況をリアルに届けるようにとの要望に対し、市の答弁は、防災フェアなどでラジオの必要性をアピール。現在は、調布FMや広報の職員が初動本部に集まり、様々な状況を素早く発信できる体制を整えているというものでした。 (パワーポイント) 防災・防犯については、以下のような要望が出されました。AIを使ったフェイク画像などが横行している。広報や専門機関と連携し、デマが出回る前に、市としていち早く手を打つ体制や対応意識を高めること。地域防災計画に受援計画や降灰対策、スーパーフレア対策を盛り込むこと。特殊詐欺被害対策では、サギパト隊による警戒や自動通話録音機の貸出しなどの対策を講じているが、他市の事例も参考に、さらに被害減少に向けた取組を要望。消防団について、一部市民から夜間の活動等への苦情が寄せられているが、消防団は日夜緊張感を持って市民の安全・安心を守るために活動しており、活動しやすい環境づくりに向けた取組を要望するというものでした。 (パワーポイント) デジタル化については、東京都の補助金を活用して企業や大学と連携し、市内複数の施設を拠点に実施されたeスポーツを通じた交流機会創出の取組が好評だったことからも、今後も積極的に進めてほしい。また、デジタル・ガバメント移行は、令和7年度までに推進することになっており、他自治体に遅れを取らないように着実に進めるよう要望がありました。 (パワーポイント) 他の要望として、職員定数では、日常業務の簡素化、効率化のため、RPAや積極的な民間活力を活用し、必要な人の配置を確保しているが、工夫により、職員が意欲を持って安心して働き続けられる労働環境と一層の働き方改革をとの要望がありました。 (パワーポイント) 決算認定では、賛成意見として、市税収入を踏まえた健全な財政運営の推進と併せて、キャッシュレス決済ポイント還元事業などの取組を評価。商工会など関係機関と連携し、市内活性化の取組を要望。公共施設整備基金の活用が不可欠であり、これまでも基金充実を図っている点を評価。引き続き要望。今後も健全な財政運営の推進と併せて、まちのさらなる活性化や魅力の向上を図り、地域経済の好循環をつなげていくことを期待。自衛官募集は、法定受託事務として市が行っており、防衛大臣の求めに応じて対応している。賛成。反対意見では、基金運用について、公共施設整備基金など基金を多く積み増しした一方、使う当てがない基金を有価証券で一括管理する計画もあり、計画性が見られない。自衛官募集事務について、個人情報は市民のものであり、募集対象者の宛名シール提供は中止を。経緯をホームージで公表するとともに、少なくとも希望者は対象者から除外する対応を要望。反対という討論でした。採決の結果、賛成多数、原案了承、認定でありました。 総務委員会では、引き続き市民の皆様の安全・安心と手続の利便性向上などに向け、議論を深めてまいります。御清聴ありがとうございました。 ○内藤副議長 次は、文教委員会の報告です。須山妙子委員長、よろしくお願いいたします。 ○須山文教委員長 文教委員会の御報告をさせていただきます。 (パワーポイント) 委員を御紹介いたします。委員長の須山妙子です。副委員長の澤井慧委員です。大須賀浩裕委員です。岸本直子委員です。内藤美貴子委員です。丸田絵美委員です。宮本和実委員です。よろしくお願いいたします。 (パワーポイント) 文教委員会は、文化生涯学習や産業振興、スポーツ振興など、また、学校教育や図書館、郷土博物館などを所管しています。 (パワーポイント) 令和4年度の決算審査の中から3点につきまして御報告いたします。 まずは、コミュニティ・スクールについてです。コミュニティ・スクールとは、保護者や地域住民の皆さんが責任を持って学校運営に参画する仕組みで、学校運営協議会を設置して、地域と共にある学校づくりを推進するという国の制度です。学校教育と地域にとって大きな変化となるこの制度について、文教委員からは、これまでの制度との違い、協議会の人選と権限、今後の課題と市としてのサポート体制など、詳細にわたって質疑がありました。 (パワーポイント) 市行政からは、これまであった学校評議員制度と学校評価委員制度を一本化して学校運営協議会を新設。委員は、非常勤特別職の地方公務員という立場で一定の責任と権限を伴う。メンバーはおおむね10名とし、学校長が推薦し、教育委員会が任命、委嘱する。現在は導入期のため、人選にも運営にも非常に課題があると認識している。市教育委員会に統括コーディネーターを設け、指導、助言を行いながら進めている。調布市では、令和5年度から3か年かけて、小・中学校全校で導入していくとの答弁でした。文教委員からは、現在、学校のために活動してくださっている地域の方に混乱やいざこざが起こりかねないとの懸念が示され、当事者の意見をよく聞いて進めること、子どもたちの学びや体験の充実のために努力を求めました。今後もしっかりと注視してまいります。 (パワーポイント) 次に、平和記念事業についてです。令和3年度と比較し増額した令和4年度の事業費について、委員からは、特に委託料についての内訳と平和事業の次世代への継承について、また、小学生への平和派遣事業についての質疑がありました。 市行政からは、委託料の内容として、小・中学校に配布する「ピース・レターちょうふ」作成料。また、被爆地に中学生を派遣する平和派遣事業の行程を観光会社に委託し、学習面については事前学習と派遣中、派遣後の学習も含めてちょうふこどもネットに委託。さらに、長崎の被爆体験手記を中学生が朗読する事業も行った。令和4年度の取組として、水木しげる平和企画展を実施し、こちらは 450万円の予算で委託した。平和事業の次世代継承は非常に重要視。基本計画にも計画事業として位置づけている。派遣事業に参加したピースメッセンジャーは総勢30名となった。今後も子供たちの主体的な活動を推進。ピースメッセンジャージュニア事業についてはFC東京と連携しての広報を開始していくとの答弁がありました。 (パワーポイント) 最後に、姉妹都市交流についてです。調布市は、昭和60年より長野県木島平村と姉妹都市盟約を結んでいます。姉妹都市交流について委員からは、姉妹都市となったきっかけや交流の歴史など、市民に示せる資料の作成、25周年を記念して植樹された返景の杜の維持管理、40周年に向けての取組について質疑がありました。 (パワーポイント) 市行政からは、盟約を結んだいきさつなど、説明する資料は作成済み。バスツアーなどの機会を捉えてお知らせしている。返景の杜については、植樹された苗木の植え替えなど維持管理を行っているが、野生動物の食害や雪害などの影響が大きく、育成が見られない。長期的な維持管理について、今後、村と協議をする必要があると認識。40周年については、村と話合いを始めたところ。市民、村民同士の交流に重点を置いて検討していきたいとの答弁がありました。木島平村では現在、調布友の会を設立し、調布市内の各種施設やイベントに併せたツア一を企画してくださっているそうです。大きな自然を体験できる木島平村との姉妹都市交流がより充実したものとなるよう働きかけてまいります。 そのほか、市内産業やスポーツ施設等についても時間をかけてしっかりと審査を行い、決算を認定いたしました。 以上で報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長 次は、厚生委員会の報告です。阿部草太委員長、よろしくお願いいたします。 ○阿部厚生委員長 厚生委員会の報告をさせていただきます。 (パワーポイント) まず初めに、委員の紹介をさせていただきます。画面左から、古川陽菜委員です。松野英夫委員です。副委員長の佐藤尭彦委員です。委員長の阿部草太です。田中謙二委員です。田村ゆう子委員です。鈴木ほのか委員です。 以上の7名で構成しております。 (パワーポイント) まずは、厚生委員会は、子ども生活部と福祉健康部の2つの部を所管しております。決算の目的別で見ると、決算の約半分を占める民生費について所管しております。民生費とは、障害者、高齢者、児童、生活保護などに関連する経費になります。厚生委員会では、一般会計のほかに国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計の3つの特別会計も所管しております。 (パワーポイント) 令和5年度第3回定例会で審議いたしました項目と内容について御報告させていただきます。今定例会では、条例改正を含む議案3件と陳情2件、それ以外で一般会計と3つの特別会計の補正予算、一般会計と3つの特別会計の決算の認定についての8件の議案について審議いたしました。一般会計歳入歳出決算の認定について、審査結果は、全員異議なく認定となりました。本日は、時間の関係上、一般会計歳入歳出決算の認定について、多くの意見や質疑がありました3項目について御報告させていただきます。 (パワーポイント) 子ども生活部の保育についてです。まずは、保育士の処遇改善を目的とした保育士等のキャリアアップ助成金に対し、対象施設は、市内では39施設が対象になることや、受講日が保育士の唯一の休みになる日曜日になるのではということに対しては、定期的に行われ、オンラインでも受講できるとの質疑応答がありました。保育従事職員宿舎借り上げ支援事業費の周知や対象を市内在住の保育士以外にも拡充、事業による園側の一時的な負担への改善などの要望もありました。複数の委員から、新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑がありました。保育園での感染状況は、質疑の時点で増加傾向にあるとのことでした。補助金の活用方法については、新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金は、陽性者が出たところのみ交付する、昨年より限定的な対応になっているという答弁がありました。 (パワーポイント) 子どもの減少に伴う今後の公立保育園施設の在り方については、1つの年齢区分で2,000人程度からゼロ歳児は1,500人台になっていることから、民間活力の対象を令和12年度までに4園、そのうちの、まず2園を対象にするという形になっている。3園、4園目につきましては、そのときの待機児童の状況や今後の人口の推移も踏まえ、場合によっては民間活力を活用せず、廃園なり統合なりというのも選択肢としてあり得るという答弁でした。 (パワーポイント) 次に、福祉健康部の高齢者福祉について御報告いたします。老人クラブへの補助金対象の基準人数について質疑があり、30人という線引きについては検討していくということでした。認知症対策として、新規事業のもの忘れ予防検診や、安全対策のための人感センサーに対する質疑など、多岐にわたる質問がありました。高齢者に対して熱中症への注意喚起を拡充する要望もありました。敬老会については、廃止に至る経緯について質疑がございました。 (パワーポイント) 次に、社会福祉についてです。ここでは総合福祉センターについて多くの質疑応答がございました。その中でも、調布駅周辺におけるフロント機能に関してやアクセシビリティーについて、検討会の位置づけや今後の進め方などについて、複数の質疑、様々な意見、要望がありました。あわせて、委託先になる社会福祉協議会との協議なども質疑に上がりました。 総合福祉センター以外では、地域福祉コーディネーターについてや災害時の避難支援プランなどの質疑応答がございました。再犯防止推進事業の社会を明るくする運動に対しては、対象年齢やコロナの影響などが質疑されました。 以上で厚生委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長 ありがとうございました。最後は、建設委員会の報告です。大野祐司委員長、よろしくお願いいたします。 ○大野建設委員長 皆さん、こんにちは。ただいまより、建設委員会の御報告を始めます。 (パワーポイント) まず、委員の紹介をいたします。私は、委員長を務めております大野祐司でございます。続きまして、写真の左手から、鈴木宗貴委員、藤川満恵委員、そして私、次に清水仁恵副委員長、川畑英樹委員、山根洋平委員、磯邉隆委員、以上7名となります。どうぞよろしくお願いします。本日は、令和4年度一般会計決算、建設委員会所管部門分で審議した内容を基に報告させていただきます。 (パワーポイント) こちらは、建設委員会が所管する部署と、本日御報告する内容を記載しております。建設委員会が所管する部門は、環境部と都市整備部です。今田は、ゼロカーボンシティ調布、ごみ対策、北部地域巡回交通、駐輪場の整備の4項目について御報告いたします。 (パワーポイント) 初めに、ゼロカーボンシティ調布の取組についてです。調布市と調布市議会は、調布市ゼロカーボンシティ宣言を行いました。これがその宣言文になります。2050年二酸化炭素排出実質ゼロを目指した取組を進めています。まず、事業所でのLED照明設置への補助についてですが、これは市内事業者がLED化を推進することで電気料金の軽減を図るという面から経営を支援する点と、工事を市内の電気工事店で行うことで市内事業者の経営支援を図るという点を併せ持った事業となっています。今年度は一般家庭の照明のLED化を進めているところです。次に、街路灯のLED化についてですが、これは平成28年から令和12年度までの15年間で 100%にする事業であり、現状は40%程度との答弁がありました。次に、グリーンカーテン、壁面緑化事業ですが、令和4年度では12の公共施設に対してゴーヤの苗を 126株配布し、壁面緑化を実施しました。また、環境フェアにおいてもゴーヤ苗を配布しました。 (パワーポイント) 続いて、ごみ対策の取組についてです。まず、利再来留館についてですが、中央道橋梁補強工事のため長期休業している中、BRANCH調布や、その他の場所等で常設化を要望する意見がありました。また、環境フェアでは、リサイクル品の臨時販売会などに取り組むべきとの意見がありました。次に、ごみ収集の委託事業の現状についてですが、コロナ禍が明けて、家庭系のごみが減ってきてはいるものの、今夏の異常な暑さの中で収集運搬作業となり、収集作業員の方々の御努力と責任感に敬意を表したいと思います。委員会では、収集作業員の方々の待遇改善や働きやすさをアピールすることで、人員確保に努めてもらいたいとの意見がありました。次に、ごみの分別についてですが、調布市では、一般家庭から排出されたごみについて、組成分析調査を毎年行っています。これがその表になります。これによりますと、燃やせるごみのうち22%が正しく分別されていないという結果が出ています。特に不燃ごみの中にリチウムイオン電池などの有害ごみが混入すると、パッカー車の火災を引き起こすリスクがあり、ふじみ衛生組合では、昨年だけで 100件を超える事故報告がありました。こうしたことを受け、ごみの分別の徹底などを引き続き周知していくとのことでした。 (パワーポイント) 続きまして、北部地域巡回交通の取組についてです。調布市の深大寺北町と深大寺東町を中心に、ワゴン車で巡回する公共交通の実証実験が行われておりますが、今後予定されている実証実験の内容について、委員会でも議論があった主要な3点を御紹介します。まず、北部地域巡回交通で使う車両の大きさについてですが写真のようなジャパンタクシー、こういったような車両を用いるよう、交通事業者に要望していくとのことでした。また、ワンボックスタイプも外径が変わらないので有効との答弁もございました。次に、配車システムについてですが、北部地域ではデマンド型の、いわゆる乗り合いタクシーのようなもので検討しているとのことです。スマートフォンのアプリか電話などで事前予約をして、複数の人を同乗させながら目的地に向かうシステムを検討しているとのことでした。 次に、料金についてですが、お隣の三鷹市では、既に 100円程度で同様の事業を開始しているとのことですが、これよりは少し高くなるのではないかということと、公共交通事業者を含めた協議会で検討の上、承認が必要とのことでした。 (パワーポイント) 最後に、駐輪場の整備状況についてです。まず、東急前駐輪場の利用状況についてですが、80基ある全てのラックが1日に17回以上利用されており、盛況で喜ばれているとのことでした。満車時などは周辺の駐輪場を紹介するなど、周辺店舗の協力の下、利用者への周知に取り組むとの答弁もございました。次に、東急の反対側の歩道には設置できないものかという意見がありましたが、東急前より反対側のほうが歩道幅が狭いため難しいとの答弁がありました。これに対し委員から、ラックの角度を工夫して、台数が減ってもいいから設置を検討するよう要望がありました。 以上、報告を終わります。ありがとうございました。 ○内藤副議長 以上で各常任委員会からの報告を終わります。 これより10分間の休憩となります。この時間にお手洗い等を御利用ください。お手洗いは、エレベーターの先になります。休憩後は、広聴の時間に移らせていただきます。今、各委員会より御報告がありましたが、これより4つの常任委員会と議会全般にわたるテーブルに分かれ、懇談的に皆様からのお声を聞かせていただきたいと思います。休憩の後、御興味がある委員会のテーブルに御移動をお願いしたいと思います。 テーブルの位置を申し上げます。テーブルの位置ですが、私の前のこちらのテーブルは総務委員会になります。その後ろが文教委員会でございます。真ん中が議会全般でございます。そして、こちらが厚生委員会になります。その後ろが建設委員会のテーブルになります。詳しい委員会の内容は、受付でお配りした冊子の中を御覧いただきまして、御移動をよろしくお願いいたします。また、途中で違うテーブルに移動していただいても構いませんので、大丈夫です。集まったテーブルより懇談を始めていただいて構いませんので、よろしくお願いいたします。 それでは、休憩に入ります。よろしくお願いいたします。 午後2時46分 休憩 (広聴) 午後3時50分 再開 ○内藤副議長 それでは、お時間になりましたので、これより各委員長よりまとめ報告をお願いしたいと思います。時間の関係上、まとめ報告は、懇談をしていただいたテーマのみ、1分程度での発表とさせていただきたいと思います。御了承くださいませ。詳しくは、後日、調布市のホームページより市議会のところで掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。それでは、初めに、議会運営委員会、宮本委員長、よろしくお願いいたします。トップバッターでございます。 ○宮本議会運営委員長 ありがとうございます。4名の方に来ていただきまして、ざっと言います。まず、市議会の議場の傍聴席のバリアフリーをぜひ検討していただきたいという御意見がありました。それと、議員によるハラスメント条例をつくったらどうかという御意見もいただきました。また、今年は4月から新しい新人さんがいっぱい入っているんですけれども、もう少し頑張ってほしい。地域のことをもっと勉強して、期待していますよという激励をいただきました。また、議会報告会も矢しぶりに公開していますけれども、もっともっといろんな形があるんではないかということで、いろんな改善を頑張ってほしいというお声もいただきました。また、議会モニター制度だとか議員サポーター制度、こういったものを導入して、より市民と議会のコミュニケーションの仕方を、もう少しいろんなものを考えてほしい、よりより声が届くように何が仕組みをつくってほしいという意見がありました。あと、若い議員は新しい発想があるので頑張ってほしいと。また、若手、中堅、高齢者と各年齢層に議員が必要ではないか、そんな意見も出ました。また、市民のいろんなボランティアの活動をされている方、多いと思うんですけれども、やっぱり行政のほうもそういうボランティアの活動をもう少し見直してほしいというか評価をしてほしい、そこに光が当たらないと、ボランティアなのでやらなくてもいいということで、やらなくなってきちゃうことが非常に多いんだという御意見もいただきました。また、今回初参加させていただきましたけれども、本当に話しやすくてまた来たい、そんなお声もいただきました。 以上です。 ○内藤副議長 見本となるような発表、ありがとうございました。次に、総務委員会、榊原委員長、よろしくお願いします。 ○榊原総務委員長 総務委員会のほう、端的にいきたいと思います。市政全体の方向性についてはどうなっているのかということと、市の共助についての考え方や地域での共助の取組へのサポートについてはどうなっているのか。市としての防犯カメラ設置の考え方についてはどうなっているのか。災害時の近隣自治体の広域連携についてはどうなっているのか。避難所での生活について、持病がある人への対応はどうなっているのか。また、振り込め詐欺被害の現状と対応についてはどうなっているのか。そして、防犯メールの改善点について意見を伺いました。そして、調布市は本当にすばらしいまちだ、通過点として取りあえず住んでみたけれども、ここを最後の永住の地にしたいというような、住んでみて分かりましたということでしたので、そういったまち・・・・・・。すみません、情報セキュリティについて、調布市としてはちょっと甘いんではないかというような御指摘を受けました。最後に、調布らしい特徴あるまちづくりについて、これからもいろいろ考えていってほしいということでした。 以上です。 ○内藤副議長 次に、文教委員会、須山委員長、よろしくお願いします。 〇須山文教委員長 では、文教委員会で語り合いましたテーマについて御報告申し上げます。まず、教員不足、またコミュニティ・スクール、コロナ後の子どもたちの様子はどうか。教育や子育てについて、今日のようにざっくばらんに話し合える場が必要である。子どもの通学の安全につきまして、防犯ブザーの改善、他自治体のモデルも教えていただきました。また、学校給食につきましては、食の安全、オーガニック給食、給食の無償化、地産地消について、それから、学校のタブレットの更新についてもテーマとなりました。 大変充実した語らいとなりました。ありがとうございました。 ○内藤副議長 厚生委員会、阿部委員長、よろしくお願いいたします。 ○阿部厚生委員長 それでは、厚生委員会での議論についてテーマを発表させていただきます。 厚生委員会のほうでは、10名程度の方から様々な、大切な、貴重な御意見をいただきましたので、そちらを紹介させていただきたいと思います。まずは、引きこもり支援に対してのところの課題認識と提言、ヤングケアラー・ビジネスケアラー・また望まない孤独、孤立に対してしっかりと提言と問題意識をいただきました。あとは、総合福祉センターに関しては、検討会の在り方であったりとかディテールであったりとか、総合ではなく地域福祉センターにというところであったりとか、総合福祉センターの議題の中で、社協への委託に関して、事業の多さであったり、現場をもう少し見ていただきたいというような意見というのを様々なところでいただきました。あとは、介護の現場のところでの人員不足による現場の疲弊に関しても、しっかりと提言をいただきました。あとは総括的になるんですけども、今回、こういう場を4年ぶりの対面というところで、こういう機会ということが大事であったりとか、こういう機会をつくっていただき、ありがとうございますというような形でいただきましたので、今日いただいた課題、提言を持って、引き続き頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○内藤副議長 ありがとうございました。最後に、建設委員会、大野委員長、よろしくお願いします。 ○大野建設委員長 建設委員会では、まず、たばこに関するいろんな話が出てきました。喫煙所を造っても喫煙者が減らないという御意見もありました。それから、バスの本数が非常に少なくなってきているという御意見がありまして、これに関しては、深大寺のほうでこれからオンデマンドの実証実験を行いますよみたいな情報交換をさせていただきました。ごみについて、ごみカレンダーが海外の方だとか新しく来た方に非常に分かりにくいということで、自治会長さんがごみに対して分別ができていないということで非常にやきもきしているという御意見をいただきました。ゴーヤの株、壁面緑化ということで、これは今度ジャスミンという木とかもいいんじゃないかという意見とかがございました。あと、三鷹では、つるのようなものを使っているということもおっしゃっていました。ごみのリサイクルということで、バイオガスをだすような生ごみを処理してバイオガスを使うような方法とか、コンポストにするということも考えていいんじゃないかということで、これは、コロナになる前は少しあったようなふうに聞いているんですが、最近ちょっと下火じゃないですかという御意見をいただきました。あと、道路関係の事案になりまして、どうしても新しい道ができたときに、交差点に信号ができると、その周りの横断歩道がなくなってしまうということがあって、それはやめてほしいという御意見をいただきました。あと、駅前広場に関しては、ロータリーがちょっと大きいねという御意見と、最近はタクシーがなかなか止まっていないので、ちょっと大きいんじゃないですかという意見とか、あとグリーンホールの建て替えに関しての意見とか、福祉センター移転に関する御意見、最後には外環道の工事について、もっと調布市民に寄り添ってほしいという御意見をいただきました。 そのようなところでございます。 ○内藤副議長 ありがとうございました。 改めまして、皆様、貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。閉会の時刻となりました。 それでは、最後に閉会の挨拶を藤川副実行委員長、よろしくお願いいたします。 ○藤川市民への議会報告実行委員会副委員長 皆様、本日はお忙しい中、御来場くださり誠にありがとうございました。 本日、無事に4年ぶりとなる対面での議会報告会を開催することができました。たくさんの皆さんからの貴重な御意見、お声を聞かせていただき、また、運営の御協力、誠にありがとうございました。次回の議会報告会に関しましても、より一層、市民の皆様に開かれた議会報告を目指して頑張ってまいります。今後ともよろしくお願いいたします。 以上をもちまして、第17回議会報告会を終了いたします。お帰りの際は、十分お気をつけてお帰りください。本日は本当にありがとうございました。 ○内藤副議長 ありがとうございました。大変申し訳ありませんが、こちらの会場は終了後、片づけ作業に入りますので、速やかに退場のほど、よろしくお願いいたします 閉会 午後4時0分