ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1758 令和6年(2024年)3月5日号 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■所在地:〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1 ■編集:行政経営部広報課 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.lg.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 CONTENTS(主な内容) 調布ケ丘地域福祉センターがリニューアルオープン…4 平和祈念事業…4 読売ジャイアンツの選手が調布市広報大使に就任…7 3月・4月の市民課窓口は大変混みあいます…12 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告) 電話042-300-3131 ●調布魅力再発見 子どもも大人も!調布で見て、学んで、楽しもう  市内には、子どもも大人も気軽に楽しく学べるスポットや、貴重な体験ができる魅力的なスポットがたくさんあります。  今回は、その一部を紹介します。春休みなどに行ってみてはいかがですか。 詳細は2面・3面をご覧ください ●手をつなぐ樹(438) 若いがゆえの  同世代の友人と久し振りに会った。彼の日常生活はすでに悠々自適。趣味や健康維持のための活動を活発に行っており、充実した日々を過ごしているように見受けられる。  「うらやましい生活ぶりだな」と言うと、「いや、いざ時間ができると案外思った通りにはいかないものだ」。  そんなものなのかなと思いつつ、やはり自分の余生について考えを巡らせてしまう。そして、行く末に思いを寄せるとき、自然に来し方にも話が及ぶ。  「我々は、まずまずいい時代を生きたと言えるのかな」と水を向けると、「それは間違いないな」。何といっても親の世代と違い、あの悲惨な戦争を体験していない。そして青春時代には、高度経済成長の熱気の中で国力の大いなる伸張を信じて疑わなかった。  そんな会話が進むうちに、彼が妙なことを言う。「忙しかったがすごく充実していた。自分でもよく働いたと思う。ただ、今思い起こしても不思議に思うことがある。繁忙度が極めて高い、いわゆるハイの状態の時に、時折不意に何もかもがふっと虚しくなるような、たとえて言えば車のギアがニュートラルのまま急に入らなくなってしまうようなことがあった。あれは一体何だったのかな」。  そう言われれば私にも思い当たるふしがある。脈絡なく訪れる日常のすべての事象に対する虚無的な感覚。あれは若いがゆえの暴走を防ぐための、ATC(註)のようなものだったのだろうか。はたして。 調布市長 長友貴樹 (註)Automatic Train Control 自動列車制御装置。 ●市報3月5日号の掲載情報は2月26日時点のものです